村井知事は、記者から外国人共生の鍵について質問され、「教育ではないか」と回答。続けて「日本人が海外に行って生活してみればいい。差別的なことを受けることもあるが、日本に帰ってきて、同じことをしてはいけないと思わなければならない」と述べた。
共生をめぐり土葬について、村井知事は「イスラム教の人たちだけのためにやっているわけではない。宗教関係なく、土葬を選ばれた方も宮城の中にはいる。死者に対してどう向き合っていくのかという、実は非常に根の深い大きなテーマだと思う」と説明。「反発が非常に大きな問題なので、一つの大きな社会テーマとして議論していかなければならない」と述べている。
ネット上では「土葬墓地はダメ。村井さん最近変だよ」「日本の土地を汚さないでもらいたい」「差別と風習や規則は別」「知事の家の隣を土葬墓地にしてあげて」「県民は困惑しています」「思考が県民ファーストではない」など批判的な意見が数多く上がった。
県では昨年から土葬墓地の整備を検討している。村井知事が墓地について言及したところ、今年2月上旬時点で1200件以上のメールや電話が寄せられ、大半が反対だったという。宗教観や風習の違いを超え、住民の理解を得るのは簡単ではないだろう。