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警察博物館が一時閉館……移設先のレトロビルに不安の声も

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警視庁の公式サイトより

8月12日、東京都中央区にある「ポリスミュージアム(警察博物館)」が京橋三丁目東地区の再開発に伴い2025年9月15日をもって一時閉館することが発表された。

ポリスミュージアムは1961年に旧京橋警察署内に併設され、1987年に現在の場所に移設されて以来、40年近くに渡り警察の歴史を世間に広めてきた。建物は6階建てのビルで面積は狭いながらも展示物は充実していたため根強いファンも多かったという。今回の閉館は一時的なものであり来春以降、準備が整い次第、品川区西五反田にあるTOCビルへと移設予定。さらにその後、建物の修理が終わり次第、元の京橋内で再オープンを行うという。

ポリスミュージアムの突然の閉館および移設に驚く人は多かったが、ネットでは一時的な移転先を五反田TOCビルが選ばれた事に衝撃の声があがった。TOCビルは1970年に開館した地下3階地上13階のビル施設であり、施設内に飲食店や小売店舗、展示ホールなどが併設されている。建物としてはポリスミュージアムよりも古く、さらには再開発がとん挫しているという過去もある。

TOCビルは当初、老朽化に伴い2023年3月末にビルを閉館。現地に「新TOCビル」を建築する予定で動いていたが、建設費や物価高騰などの影響もあり再開発が延期。結果、いったん2024年3月に閉館したものの、同9月に再オープンとなり、現在も営業が続けられている。

そのためネットでは「TOCビルって老朽化のため再開発される予定なのでは?」「よりによってさらに古い施設に移動するのか」「展示物は全部は飾れないのではないか」といった不安の声も多いようだ。

現在の日本では建設費の高騰により、今回のTOCビルのほか、中野サンプラザなど大型施設の再開発が白紙になっている。今回のポリスミュージアム移設は一時的とはいえ、TOCビルへの移設を不安視する声は多いようだ。

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