オークションサイト「Lelands」に出品されており、最低入札価格は2万5000ドル(約370万円)、期間は日本時間8月17日11時まで。落札手数料は20%。
この記念球をゲットしたのは左翼席で父親と観戦していた女子大生のエミリー・サバジュだった。持参のファーストミットでダイレクトキャッチした彼女はコロラド州にある大学でソフトボールをプレーしており、左投げ左打ちの一塁手。ゴールドグラブ賞受賞歴もあり、本塁打も通算で30本塁打ほど打っている実力者だ。熱狂的なロッキーズファンで通算800試合以上観戦。将来の夢は大リーグ球団のGMだという。
そんな彼女はボールをゲットした際、「手を伸ばし過ぎないように気を付けて、うまくキャッチできた。(本塁打のキャッチは)今回が初めて。彼は信じられないほど素晴らしい選手。見るのが大好き」。記念球については「絶対にキープする」と話していた。
しかし、今回、オークションに登場。彼女に何らかの事情ができたのかどうかは分からないが、スポーツライターは、オークション会社から口説かれたのではないかと推測する。
「オークション会社は手数料で稼いでるわけですから、高値で落札されそうなものを多く出したい。ですから、大谷の記念球ともなれば“出しませんか”と誘うのは当然で、その際には“今のうちに出したほうが高く売れる”“ボールには手の脂がついているから劣化していく”“家に強盗が入る可能性も……”と説得することもあるようです」
大谷の記念球といえば、「50-50」を達成した際のボールが439万2000ドル(約6億6000万円)で落札された。今回のボールは日米通算記録なので、激しい争奪戦はないとみられているが、果たしていくらで落札されるのだろうか。