今井氏は、山東氏とのツーショット写真をアップし、「その背中が、私の道しるべでした」と思いを募った。続けて「政界の母である山東昭子さんが議席を失われたこと、本当に悔しく、残念でなりません」と、悔しさをにじませると「自民党も私自身も変わらなければならないところがたくさんあります」と指摘。最後は「大切にすべき価値、守るべきものははしっかりと守り、変えるべきところには勇気を持って挑んでいく」(原文ママ)と締めた。
だが、今井氏はこれまで議員としての功績はおろか、“お騒がせ”のイメージしかない。その結果、「ベテラン議員から一体何を学んだというのか」「説得力が全くない」「まともな仕事もせずに名前だけ」といった罵詈雑言が相次いだのだ。
今井氏は、2016年7月に国会議員へと転身を遂げたがその翌年7月、神戸市議会議員(当時)の橋本健氏との不倫疑惑を週刊誌「週刊新潮」(新潮社)に報じられる始末。記事では、ドライブデートで朝を迎えると2人は議員の“特権”である新幹線のグリーン車で新大阪へ向かい、車内では2人が手を握り合いながら眠っている姿が激写されたのだ。
さらに、夜は府内のホテルで過ごしたあげく、今井氏の“濡れ髪パジャマ姿”が同誌に激写され、2人の親密性を物語らせた。当時、妻子ある橋本氏を今井氏が略奪したとの見方が強まり、世間からの批判や失望の声は後を絶たなかった。
だが、今井氏は同誌の取材に対して、「男女の関係はありません。一線は越えていないんです」と不倫関係を否定。橋本氏からは妻との別居と「近く離婚調停になる」という話を聞いていたと主張し、「最近になって市議から交際の申込みがありました」と告白。そして、「私も好意を抱いていたのは事実ですが、市議の結婚生活が長く破たんし、現在離婚調停をしているとは言え、法律上はまだ妻帯者なので、『一線を越えてはいけない』と思い、『きちんとけじめをつけてから考えましょう』と申し上げました。そして、今日までこの約束を守ってもらっています」と“清い関係”を宣言したのだ。
この「一線は越えていない」発言は、今井氏の名言となり今となっては語り継がれているが、それ以上に批判を集めた「フランス研修」は議員の進退を問われるものだった。
2023年7月、今井氏は自民党女性局メンバーらと多様性あふれるフランスの文化を勉強するための「研修」という目的でフランスへ渡った。だが、同行した当時、自民党女性局の局長・松川るい氏がパリ・エッフェル塔前でポーズを決めながらドレスアップした画像をSNSに投稿。当然のごとく、ネット上は大荒れと化した。
「慌ててエッフェル塔写真を削除した松川氏は、『まじめな研修であったにも関わらず、《税金で楽しそうに大人数で旅行している》と誤解を招いてしまった』と言い訳しましたが、世間の批判は収まらず。しかし、今井氏が『無駄な外遊ではありません』と自身のXで反論し、『追って活動報告します!!』とまくし立てたのです。ですが、その後の音沙汰がなく一応は、取りまとめたものの公表はされないという報告書は提出されたと言いますが、いまだに総スカンの有様です」(芸能ライター)
その後も今井氏の更新するSNSはたびたび炎上し続けている。それだけ注目されている証という捉え方もあるが、すでに40を過ぎる歴とした中年。良し悪しの判断くらい元アイドルでもできると思うが。