同曲には、参議院選挙・東京選挙区で初当選した参政党のさや氏への怒りが込められているという。「みなさんのお母さんにしてください!」という選挙演説をサンプリングしながら、「『一人前の男』と表裏一体の『みんなのお母さん』 徴兵制を肯定 国旗を振って見送んの兵隊さん この言葉人生で言うことないと思ってた マジでマザーファッカー」と歌い、さや氏の主張を否定している。
「ていうかジャズシンガーなんだろ 歌で動かせなかった?人の心」など、さや氏がジャズシンガーであることを踏まえた歌詞も見られる。
春ねむりの「IGMF」に対して、現代美術家の奈良美智氏は、自身のXで、親指を上げる絵文字を使って賛意を表明。曲の中で「救いなの受かってる吉良よし子」と言及されている日本共産党の吉良よし子氏は、感謝と歌詞への共感をXに投稿した。また、共産党のXでも、「パワーをいただきました。へこたれている訳にはいきません」と述べている。
ネット上では、「最高にかっこよかった」「政治に対して自身の楽曲でこんなにストレートに批判できるアーティストを初めて知りました」という称賛の声が上がる一方で、「特定の候補を批判したり支持したりやり方はいろいろあると思うけど、これは良いとは思えない」「もし本気ならあなたも自分の言葉を持って、あなたが選挙に出て」など、さまざまな意見が並んだ。
さや氏はこの曲に対してどのように応答するのか、あるいは相手にしないのか。“アンサー”があるのかどうかも気になるところだ。