チャッターボックスの公式サイトでは「新会社設立に関するお知らせ」とともに「全タレントから皆様へ」としてメッセージが寄せられ、「俺達の共通点はおしゃべり」という有田の言葉から「『おしゃべりなやつら』という意味のチャッターボックスを社名にしました」と命名について明かした。
レギュラー番組を数多く抱える超売れっ子のベテラン同士が取り仕切る事務所ともなるとさぞ心強い限りである。なかでも、マツコは「テレビの王様」と一部でも報じられておりテレビで見ない日はない。
そんなマツコだが、2019年8月に元SMAPメンバー稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人に“共演NG”を突き付けたとして大きな話題となった。発端となったのは、同月発売の週刊誌「週刊文春」(文芸春秋)。同誌は、マツコが3人に対し「旬は過ぎた」と発言し、さらに月曜コメンテーターを務めるテレビ東京系情報番組「5時に夢中!」で共演話が浮上していた稲垣に共演を拒否したと報じたのだ。
さらに、同誌はマツコを直撃。これにマツコは、「SMAPだから使われていたわけで、SMAPじゃなくなった3人に魅力を感じますか」と問いかけ、「あの3人を使うんだったら、キンプリ(King & Prince)を使いたい」と言い放ったと、コメントを掲載した。
当然ながら、マツコの毒舌にネットは「いい加減にしろ」「あんた、何様?」「毒舌キャラでもこれは通用しない」といったバッシングの嵐を巻き起こした。
だが、マツコはこの報道に関して同月発売の週刊誌「週刊女性」(主婦と生活社)の取材に、「都合よく書き換えられた」と猛反発し、「3人の人気がないって言ったわけじゃなく、ほかのベテランジャニーズだってそう、手垢まみれのアタシたちより、今の若いテレビマンが企画書ゼロの段階で誰を使うってなったら、キンプリを使うでしょって話よ。ギャラも安いし人気もあるしと、そういう話をした」と抗議したとしている。記事によると、怒り心頭のマツコの“愚痴”は2時間近くにも及んだという。
「当時、ジャニーズ事務所を退所した3人の地上波への出演に各局が難色を示していました。これに、公正取引委員会が独占禁止法違反につながる恐れがあるとして、ジャニーズに警告を出し、3人を応援する機運が高まってきたところでした。そんな最中にマツコが3人を斬って捨てたことで批判が集中したのでしょう。とは言え、『週刊女性』の反論記事以後、騒ぎはフェードアウトしていったのです」(芸能ライター)
2012年2月、同番組の放送で「小泉進次郎(現、農林水産大臣)さん、どのようなイメージをお持ちでいらっしゃいますか?」と問われたマツコは「血へど吐くほど嫌いです」と言い放ち、「このガキが!」と罵倒した。それから13年が経ち、いまでは迅速な“米騒動”対応で「次期総理」に浮上と一部で報じられる小泉大臣に対して、多少なりの好感は持てただろうか。