このうわさの元となったのは、1999年に発売された元漫画家・たつき諒氏の漫画「私が見た未来」(朝日ソノラマ)。予知夢に関する漫画だが、東日本大震災を的中させたと2020年ごろから各メディアで取り上げられた。そして2021年に刊行された「私が見た未来 完全版」(飛鳥新社)では、2025年7月5日に、日本が巨大な津波に襲われ、大災害が起きると予言。これが海外のYouTuberや風水師にも取り上げられ、外国人観光客にも影響を及ぼしたのだ。
もちろん、7月5日に大災害なんてあるわけないだろうと思うのが普通だが、ここにきて、ひょっとすると……と思わせる状況になっている。
「最近、鹿児島県トカラ列島で地震が頻発。先月21日以降、震度1以上の揺れが670回以上記録されています。さらに北海道では5月15日~6月19日に震度4以上の地震が4回、茨城県でも6月25日に震度4の地震が起きているのです」とは週刊誌ライター。
「日本で大地震と言えば南海トラフが危惧されていますが、専門家によると、これらの地震と南海トラフとは関連性がないそうです。むしろ南海トラフよりも短期間に震度4以上が続いた北海道のほうが、切迫度が高いとか。ただし、7月5日に限定せずとも、日本は地震大国なので、普段から地震に備えておいたほうがいいのは確かでしょう」
気象庁の野村竜一長官も6月13日の定例会見で、7月5日のうわさについて“デマ”と完全否定していたが、果たしてXデーに何か起きるのだろうか。