スポーツ
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スポーツ 2019年10月08日 22時30分
「両国は殺し合いだ」鈴木みのるの禁断の挑発に“怒りの獣神”爆発!
新日本プロレス『NEW JAPAN ROAD』▽7日 東京・後楽園ホール 観衆1,725人(札止め) 新日本プロレスが首都圏で開催する年内最後のビッグマッチ『キング・オブ・プロレスリング』10.14東京・両国国技館大会で、遂にシングル対決が実現する獣神サンダー・ライガーと鈴木みのるが登場。ライガーはタイガーマスク、鈴木は金丸義信をそれぞれ従えタッグマッチで前哨戦を行った。 9.22兵庫・神戸ワールド記念ホール大会で、マスクに手をかけたみのるに激怒したライガーが、自らマスクを脱ぎ、コスチュームを引き裂いてペイントを施した“鬼神ライガー”に。みのるやレフェリーに毒霧攻撃を見舞い制御不能の状態に陥ったことから、新日本はかねてからみのるが要求していた両者のシングルマッチを行うと決定。ライガーは来年1月の東京ドーム大会で引退するため、今回が最後のシングル対決になりそうだが、この日のタッグマッチでもみのるの挑発は止まらなかった。 試合は、お互いに持ったイスの打ち合いにレフェリーが巻き込まれ、神戸大会に続いてライガー組の反則負け。ゴングが鳴り響く中、2人は乱闘を繰り広げたが、タイガー、金丸、ヤングライオンらが2人を分けると、マイクを握ったみのるの口から仰天発言が飛び出した。 「おいっ!山田ぁ!山田ぁ!オメエのプロレス人生、これで終わっていいのか?」 山田とはライガーが登場して以来、“リバプールの風”になったとされる山田恵一のことを指しているのは明らか。みのるによる“禁断”の挑発にライガーは怒り心頭。その後もみのるは「山田」を連呼しながら、ライガーと乱闘を繰り広げ控室へ。リングに残ったライガーは「両国は試合じゃねぇぞ!殺し合いだ!」と警告。続けてファンに向かって「俺は有言実行。必ずあいつの首を獲ります!」とみのるを成敗すると約束した。 やり方はさておき、みのるにしてみればライガーとのシングルを実現させた時点で主導権を握っているのは確か。ライガーはこれまで対戦相手によって、マスクやコスチュームを変え、多様なスタイルを披露してきた。みのるの前に現れるライガーはどんな姿で現れるのか注目したい。ライガーの引退ロードもいよいよ佳境。今回の一戦は結果次第で引退試合に影響を与える可能性も含んでいる。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月08日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「キラー・カール・クラップ」ただの二番煎じではない 新日初期の悪役外国人
「旗揚げ当初の新日本プロレスには、二流、三流の外国人しかいなかった」とはよく言われることだが、あらためて見れば味わい深い選手もいた。初期のシングル総当たり「ワールドリーグ戦」で主役を張ったキラー・カール・クラップも、そんな1人であろう。※ ※ ※ 創成期の新日本プロレスが外国人の招聘に苦戦する中、ライバル団体の全日本プロレスには、世界的にも名高いトップレスラーたちがこぞって参戦していた。 ジャイアント馬場の政治力により、新日は業界最大手であるNWAからのルートを遮断され、有名選手の獲得がかなわなかったのである。 しかし、それでリング上がつまらなかったのかというと、必ずしもそうとは限らない。「70年代半ば、新日参戦で話題を呼んだマクガイヤー兄弟のことを覚えている人は多いでしょうが、では、その頃のNWA王者が誰だったかを答えられるファンは少ないのでは?」(プロレスライター) 念のため正解を記しておくと、マクガイヤー兄弟が初来日した1974年にNWA王者だったのはジャック・ブリスコで、馬場がそのブリスコを破って初めてNWA王座を獲得したのも同年のことだった。 馬場vsブリスコのNWA戦が行われるその一方で、アントニオ猪木は1人でマクガイヤー兄弟を相手にする変則マッチに勝利しており、そのどちらの試合が面白かったかといえば案外と評価は分かれるだろう。「日本プロレス時代に話題になったものの、全盛期をとっくにすぎていたグレート・アントニオをブッキングして猪木との対決を実現するなど、有名選手が呼べないなりに工夫して観客を集めていたわけです」(同) まだ新日にテレビ放送がついていなかった頃は、のちにタッグチームのザ・キウイズとしても活躍するボブ・ミラーにマスクをかぶせて、ザ・タイガーを名乗らせたりもした。佐山聡以前にも新日版タイガーマスクがいたわけで、これも地方巡業においては人気を集めていたという。 さて、その頃にエース級の扱いを受けていた悪役外国人に、キラー・カール・クラップがいる。「190センチ超の大柄な体格で、試合中のアクションが大きく表情も豊か。実はテクニック的にも優れていて、猪木とのシングル戦において序盤でグラウンドの攻防を繰り広げたこともあります。このようにヒールとしては申し分なかったのですが、いかんせんナチスを彷彿させるキャラで得意技がクロー攻撃となると、フリッツ・フォン・エリックの二番煎じ感が強すぎました」(同) とはいえ日本プロレス末期にはインタータッグ王座を2度獲得するなど、大物とは言わないまでも名前の知られた選手であり、当時の新日にとっては貴重な人材であったに違いない。★リーグ戦を盛り上げた悪役適性 1974年の「第1回ワールドリーグ戦」の目玉として参戦したクラップは、’76年まで同シリーズのみに参戦している。「クラップの来日を絞ったのは、当時はアメリカでもトップどころで戦っていただけに、ファイトマネーが高額だったというのもあるでしょう」(同) そうそう何度も呼べないので、単発シリーズの主役を任せたというわけだ。 その第1回大会においてクラップは、予選リーグと決勝リーグの2度にわたって猪木から勝利を収めて、決勝に進出。同点で猪木と坂口征二が並び、5月8日、東京都体育館(当時)において巴戦での優勝決定戦が行われることになる。 クラップは決勝リーグで坂口からも勝利していたため相手選択の権利があり、まずは坂口を指名しての第1試合。しかし、ここは坂口のダイナミックな攻めに苦しみ、凶器を使っての反則負けとなる。 続いて坂口と猪木の対戦は、同年3月、猪木vsストロング小林の興奮も冷めやらぬ中で行われた新日ナンバーワン決定戦。決勝リーグでの初対決は引き分けに終わっていたため、完全決着への期待が高まった。 坂口がパワーで攻め込むと猪木もテクニックで応戦。白熱の戦いが繰り広げられる中、猪木に4の字固めを決められた坂口がエプロンに逃れたところで、クラップが手下のインベーダーを引き連れて乱入。クラップの集中攻撃を受けた坂口は額から大流血してドクターストップ、猪木の勝利となった。 そうして迎えた猪木vsクラップの決着戦。日本人頂上対決をぶち壊された観客の怒りを背負った猪木は、逃げ回るクラップに容赦なしの鉄拳制裁。クローや凶器攻撃もはねのけて血祭りに上げると、弓矢固めでギブアップを奪ってみせた。 今なら茶番ともされそうな展開ながら、これを成立させたのは巴戦という企画力と全盛期の猪木のカリスマ性、そしてクラップの悪役適性によるものであり、こうして振り返ってみると、クラップもなかなか優秀な選手だったと言えるのではなかろうか。キラー・カール・クラップ***************************************PROFILE●1916年4月24日生まれ〜2002年4月28日没。アメリカ合衆国ミシガン州出身。身長191㎝、体重110㎏。得意技/バックドロップ、フライング・ボディシザース・ドロップ。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年10月08日 19時20分
「早く帰ってきて」帰国中の阪神・ジョンソンのインスタに“SOS”? 巨人とのCSファイナル、このままでは大ピンチか
夫人の出産に立ち会うため、5日から米国に一時帰国している阪神・ジョンソン。7日、その右腕が自身のインスタグラムを更新し、無事に子供が誕生したことを報告している。 ジョンソンは生まれてきた子供を抱き、哺乳瓶でミルクを与える自身の姿を写した写真を投稿。同時に、「人生で最高の瞬間!父であることを誇りに思う!この世界へようこそブレック!君は君が思う以上に愛されているよ」と、喜びを英語で綴っている。 新しい家族を迎え入れたジョンソンのインスタに、日米のファンから「おめでとう!奥様も頑張りましたね!」「無事に産まれてよかったです!」「元気で健やかな子供に育ちますように」といった祝福の声が殺到。18時現在、コメントが550件以上、「いいね!」が1万以上集まっている。 多くのコメントの中で目を引いたのが、チームの同僚である梅野隆太郎とガルシア。梅野は、「おめでとう!早く帰ってきてくれるのを待ってるよ!」という英語の祝福コメントと共にジョンソンの早期復帰を要望。ガルシアも、「おめでとう兄弟、大いなる祝福を」というスペイン語のコメントの文末に両手を合わせた絵文字を3つ付け、復帰をお願いしていると思われる。 梅野、ガルシアがジョンソンの復帰を切望しているのには、現在のチームの台所事情が関係している。今月5〜7日のCSファーストステージ(対DeNA)を2勝1敗で突破した阪神だが、この3連戦中に登板した中継ぎの7投手中、6投手が複数試合に登板。また、このうちドリス、岩崎優は3連投と中継ぎ陣が消耗を強いられており、9日から始まるCSファイナル(対巨人)へ向けた大きな不安材料となっている。 また、ファースト突破翌日の8日までに、左足首の負傷で離脱中の糸井嘉男が手術でファイナルに復帰できなくなったことも判明。得点力アップも望めないだけに、今シーズン「58試合・2勝3敗40ホールド・防御率1.38」と出色の成績をマークしたジョンソンが帰ってこられるかどうかは、ファイナルを左右する死活問題となりかねない。 一時帰国を伝えた各メディアの報道では、ファイナル期間中の復帰は微妙とされていたジョンソン。7日の試合後に出された梅野、ガルシアからの“SOS”は、果たしてジョンソンに届いているのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてジョンソンの公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/piercej58/梅野隆太郎の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/ryutaro_umeno_official/?hl=jaガルシアの公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/onelkigarcia77/
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スポーツ 2019年10月08日 18時09分
RIZINヒョードルの日本ラストマッチを年末開催!日米全面対抗戦も実現へ
総合格闘技団体RIZINは7日、アメリカのメジャー総合格闘技団体ベラトールとの全面対抗戦と、エリミヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)の日本ラストマッチを12月29、31日のさいたまスーパーアリーナ大会で行うと発表した。今月9日、都内で行われる会見に、ベラトール首脳陣とヒョードルが出席し発表する。 ベラトールとRIZINは、昨年の大晦日から交流がスタート、今年6月にはRIZINが堀口恭司とRENAをベラトールのニューヨークMSG大会に派遣。堀口がベラトールのバンタム級王座を奪取し、RIZINバンタム級王座とともに格闘技界史上初の2団体王座を同時戴冠し現在に至る。両団体は全面対抗戦を行う方向で話を進めていた。1年の交流期間を経て、当初の計画通り年末にRIZINのリングで実現することとなった。どの選手が出場するのか会見に注目したい。 2000年代に“60億分の1の男”と評され、2000年5月のプロデビューから約10年間、無敗を誇ったエリミヤーエンコ・ヒョードルの日本ラストマッチが年末に行われる。 ヒョードルは2002年、RIZINの前身である総合格闘技イベントPRIDEに参戦すると、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ミルコ・クロコップ、マーク・コールマン、小川直也、マーク・ハントといったそうそうたる選手たちをことごとく退け、第2代PRIDEヘビー級王者に。PRIDEヘビー級グランプリも制すなど、日本の格闘技ブームをけん引した功労者だ。 PRIDE消滅後は、ストライクフォースなどアメリカの団体で活躍。しかし2010年10月にファブリシオ・ヴェウドゥムに一本負けを喫した。その後、立て続けに日本でもおなじみのアントニオ・シウバ、ダン・ヘンダーソンにも敗れ、皇帝の口から「引退」の言葉が出るようになった。 しかし、これ以降も日本の大晦日に石井慧、RIZINの旗揚げ戦でシング・心・ジャディブを一蹴し、現在はベラトールを主戦場に現役生活を続けている。今回、約4年ぶりとなる日本のリングで、日本でのラストマッチを行うと明言。会見では対戦相手も発表される見込みで、ヒョードルが会見で何を語るのか気になるところだ。 RIZINが年末に向けていよいよ動き出す。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月08日 17時30分
DeNA、17年の再来ならず雨中の終戦…ラミレス監督と共に来季こそ頂点へ!
ベイスターズの2019年シーズンが終わった。クライマックスシリーズ・ファーストステージを1勝1敗のタイで迎えた第3戦は雨中の熱戦となったが、勝利の女神はタイガースに微笑んだ。 5回を終わって両チームとも無得点で進んだゲームは、6回表にタイガースが2ベースにワイルドピッチが絡み1点を先制。ベイスターズも7回に相手エラーで追い付くも、8回にデッドボール、盗塁、ワイルドピッチ、犠牲フライとノーヒットで1点を許し、結果的にはこれが決勝点となってしまった。 雨中のCS、相手はタイガース。2017年の甲子園での伝説の“泥んこ試合”を思い出させるシチュエーション。ビーンボールでもんどり打った泥だらけの筒香嘉智が、闘志剥き出しで放ったタイムリー、乙坂智のダメ押し3ランで勝利したあの記憶は、6日に再びヒーローとなった乙坂のサヨナラホームランで、更に鮮明にフラッシュバックした。あの年のように勝ち抜き、9月21日に9回2アウトから追い付かれ逆転を許し、目の前で優勝されたジャイアンツに雪辱を晴らし、日本シリーズ、そして念願の日本一へ。忘れ物を取りに行くには最高のお膳立てだったが、超満員の横浜スタジアムで歓喜の雄叫びを挙げたのはレフトの一部に凝縮された、黄色い軍団。シナリオは脆くも崩れ去り、待っていたのはシーズンが終了したという現実だった。 しかし、昨年は4位ながら、補強したのはジャイアンツを自由契約された中井大介と、独立リーグから獲得した古村徹、シーズン途中に獲得したソリスを含めても3名に留まり、4月の10連敗、すぐに5連敗、最大借金11。昨年の新人王・東克樹の故障、リリーフでフル回転した砂田毅樹の不調と三上朋也の怪我。春先の絶不調を脱した後、スイングして骨折した宮崎敏郎、キャッチングの際に骨折した正捕手・伊藤光、冷蔵庫を殴打し骨折したスペンサー・パットン、終盤には筒香もデッドボールで離脱した。またオフェンス、ディフェンス共に、誇れる数字はない。 それでもリーグ2位、念願の本拠地CSも果たした。ラミレス監督のデータに基づいたマジック采配に、それに応える選手たち、そして毎試合ハマスタを埋めるファンの存在が合わさり、146試合を戦い抜いた。来年もラミレス監督の留任も決まり、来季への戦いは早くも動き出す。 長年の暗黒時代には「お荷物」とまで言われ、万年最下位だったベイスターズは、今ではすっかり横浜の街の誇りとなった。2位の上は、もう1つしかない。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年10月08日 11時30分
巨人・岡本、CSファイナルを前に「ヤバイ」と言われているワケ あの大物OBと同じ末路を辿る危険性も?
5季ぶりのペナントレース優勝を果たし、「チーム内」を見る余裕もできたということだろうか。原巨人は、クライマックスシリーズ・ファイナルステージに向けて調整中だが、「ヤバイ」の声も聞かれた。第89代4番バッター・岡本和真のことである。 今季の岡本は、打率2割6分5厘、本塁打31、打点94。昨季は史上最年少で「3割、30本、100打点」を達成した。今季は対戦チームの厳しいマークにもあったが、優勝争いを繰り広げていた中での「30本以上、94打点」は大したものである。まだ、23歳だ。 「その岡本がノンタイトルで終わる可能性も出てきました。ベストナインに選出されなければ、2年連続でタイトルなしです」(球界関係者) 本塁打31は、リーグ6位。打点94は坂本と並んで4位。斬り込み隊長的な役割を担う坂本は「生え抜きの右バッターで初となるシーズン40本塁打を達成した。本塁打40に関する価値はチーム内の話ではあるが、過去に首位打者、最多安打、最高出塁率、ベストナインを獲得している。こうしたタイトルが今日の地位につながった。そう考えると、「岡本にもタイトルを」の声が出るのも、当然だろう。 「岡本は他選手との兼ね合いで、サード、ファーストの両方で出場してきました。外野の守備にも着いたはず。守備位置が固定されていないので、ベストナイン選出は厳しいかもしれません」(ベテラン記者) 「無冠」と言えば、清原和博氏が思い出される。NPB史上歴代5位となる通算525本塁打を放ちながら、1回も三冠のタイトルを獲得していない。 80年代の西武を知るプロ野球OBがこう言う。「優勝争いをするチームだと、個人タイトルの奪取は難しいんです。エース投手との対戦ばかりになりますし。優勝争いをしているチームにいると、自ずと勝利に対する執着心が強くなります。その執着心が…」 フォア・ザ・チームの精神だ。走者を置いた場面で打席が回ってくると、1点を確実に取るため、ホームランではなく、右方向へのバッティングを意識する。2ストライクを取られた後は、その意識がさらに強くなるという。 「今年のCS初戦、DeNAは筒香(3番)の打席で、一塁走者を走らせました。主軸バッターが打席に立つと、ノーサインになるケースもあります。でも、短期決戦のように『勝ち』を意識した試合では、主砲も自由にバットを振らせてもらえません」(前出・球界関係者) そんな話を聞かされると、優勝争いを繰り広げたチームから出たタイトルホルダーは貴重だ。 今回、「岡本にもタイトルを」の声が出始めたのは、彼にはもっと上を目指してほしいとの期待感でもある。また、早くタイトルを獲得させなければ、本塁打や打点の数字だけで満足してしまう選手に陥る危険性を察したのだろう。CSファイナルステージで、岡本は「まだ上を目指せる」ことを自らのバットで証明しなければならない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月08日 06時30分
ロック様のピープルズエルボーが炸裂!ロリンズ対中邑真輔再戦も無効試合
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間5日、カリフォルニア州ロサンゼルスのステイプルズ・センターで主要ブランドのスマックダウンを開催した。今月よりスマックダウンは、アメリカの地上波局FOXで放送されることになり、通常のスマックダウンよりも豪華なカードと豪華なメンバーが揃った。 記念すべきFOX初回放送となる新生スマックダウンのオープニングに、“ロック様”として日本でも人気が高く、近年では本名のドウェイン・ジョンソンとして数々のハリウッド映画に出演し、“世界一稼ぐハリウッドスター”の異名を持つ、WWEのスーパーレジェンド、ザ・ロックが予告通りに登場した。“ザ・マン”ベッキー・リンチとキング・コービンが舌戦を展開する中、颯爽と登場したロック様は「ついにロック様がホームに帰ってきたぞ」と雄叫びを上げて観客の声援に応えると、場内は大「ロッキー」コール。すると、コービンは「ここはもうお前のホームじゃない。身の程を知って黙れ」と罵倒し、「俺はお前たち2人より優れている」と発言すると、今度はベッキーが「貴様の考えなど関係なし!」とロック様の台詞で反論。会場は大歓声だ。 その後も舌戦が続いたが、思わず唸ってしまうようなタイミングで、ロック様とベッキーは侮辱を続けるコービンに実力行使。2人はコービンを襲撃すると、ベッキーのレッグドロップからロック様がピープルズエルボーを炸裂。会場がヒートアップする中、ロック様はダメ押しのロックボトムでコービンをKO!マイクを握ると、いつものように「ロック様の妙技をたっぷりと味わうがいい」と決め台詞を叫んで記念すべきオープニングをしっかりと締めた。ロック様はいつまで経っても健在である。 記念大会とあって、普段はロウをメインに活動しているユニバーサル王者セス・ロリンズがスマックダウンに登場。インターコンチネンタル王者の中邑真輔(withサミ・ゼイン)との王者対決が行われた。 実はこのカード、今年の夏に開催された東京公演で実現。当時はスマックダウン所属の中邑が、ロウ管轄のユニバーサル王座に挑戦するという、アメリカでは実現不可能とされたドリームマッチだった。結果は接戦の名勝負の末、ロリンズが勝利を収めタイトルを防衛している。今回の試合前には、次回PPV『ヘル・イン・ア・セル』でロリンズと対戦するブレイ・ワイアットのファイアフライ・ファンハウスが放送されて、ロリンズにプレッシャーがかかる形で試合はスタートしたが、日本公演と同じく、両者は一進一退の名勝負を繰り広げていく。しかし、ロリンズが必殺のカーブ・ストンプを狙ったところで突如会場が暗転。暗闇から“ザ・フィーンド”ワイアットが現れてマンディブルクローでロリンズを襲撃すると、不気味な高笑いを上げて暗闇に消え去り、試合はノーコンテストに。ロリンズと中邑の続きはまたもやお預けとなってしまった。 ロリンズ対“ザ・フィーンド”ワイアットのユニバーサル王座戦が行われる次回PPV『ヘル・イン・ア・セル』(天井付き金網)は、日本時間7日に世界生中継される。(どら増田 / 写真・©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
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スポーツ 2019年10月07日 22時30分
キック界の“新星”鈴木千裕、安本晴翔が衝撃KO勝ち!ぱんちゃん璃奈も完勝!
キックスロード『KNOCK OUT×REBELS』▽4日 東京・後楽園ホール キックボクシング団体KNOCK OUTが、業務提携しているキックボクシング団体REBELSとのコラボ興行『KNOCK OUT×REBELS』を開催した。 山口元気プロデューサーは「今回は若手たちがベテランに立ち向かっていくのがテーマ」と説明していたが、本人が想像していた以上に若手選手が台頭した大会となった。 まず、“キューティー・ストライカー”ぱんちゃん璃奈は、J-GIRL王者のMIREYと対戦。前蹴りを中心にリーチを生かした攻撃で試合を優位に進めた。判定には持ち込まれたものの、圧倒的な差をつけてデビューから無傷の5連勝を飾った。 試合後、ぱんちゃんは「きょうはいい動きができた。チャンピオンを相手に差がつけられた。前蹴りは感覚が良かったので、相手のダメージは分かりました。きょうは落ち着いて試合ができたので楽しかったですね」と振り返った。 「これからは弱い選手と闘うことはないと思うんですけど、今のままじゃトップの選手に勝てない」とした上で、「やりたい選手はたくさんいますが、私が決めるより(山口)元気さんに決めてもらった方がいいと思う。きょうキッチリ勝てたので、逆に『ぱんちゃんとやりたい』と言われたらモチベーションが上がりますし、強い選手とやりたいですね」と前を見据えた。山口プロデューサーは「まだ経験不足なだけに、キャリアに見合ったライバルを作っていかなくてはならない」と強調。ライバル候補を探す方針を示した。 セミファイナルでは、橋本道場の“超新星”安本晴翔が、前回大会に続いて躍動した。ベテランの新人と対戦した安本は、1R、1分すぎからパンチのラッシュで、新人を3回続けてダウンさせてKO勝利。「足を痛めていたのでパンチでいった」という安本だったが、「作戦通りでした」とも話している。前回大会は最終ラウンドまで倒しきれなかったこともあり、今回は徹底して倒しに来ていたのは明白だった。「オレもスカッとしましたね!」と笑顔で語ると、パンチで勝つと予告していた橋本道場の“長男格”橋本悟のセコンドに向かった。山口プロデューサーは、安本の気持ちの変化と成長を感じたという。 メインイベントは橋本悟に、“クレイジー・ダイヤモンド”鈴木千裕が挑んだ一戦。悟が口に含んだ水を噴き上げると、千裕も天高く噴き上げて、場内は盛り上がる。千裕のセコンドには「弟のブレーンに徹する」と話していた兄、宙樹の姿があった。試合は、序盤から千裕がパンチを見せ、最後はジャブ、ワンツー、フックのラッシュ。わずか1R45秒で千裕がKO勝ち。橋本に何もさせないままのKO劇に会場はざわめきがしばらくやまなかった。 会場で試合を見ていた日菜太も、山口プロデューサーも「勝つならアレしかなかった。長期戦になったら、橋本選手が有利になったと思う」と話していたが、本人は「倒すまで打ち続けるスタミナはあった。倒し屋ブラザーズは倒さないといけない。有言実行を果たすことができてうれしい」と安心した表情。「悟さんのオーラとか背負っているものは感じることが出来ました」と、対戦した橋本に敬意を表していた。リングに上がる前から勝利は確信していたようで、兄、宙樹の声もよく聞こえていたとのことだ。 試合後にはREBELSのチャンピオンである丹羽圭介との対戦を訴えていたが、「僕はわがままなんで、REBELSとKNOCK OUT両方のチャンピオンになりたい。REBELSがまだというならKNOCK OUTでトーナメントを開催してほしい」と要求。「早く誰もが納得する試合をしてチャンピオンになる」というのが、直近の目標だそうだ。 大会コンセプト通りのエンディングを演出したニューヒーローは、大会終了後、さっそくファンに囲まれていた。ここからスターになれるかどうかは本人次第。沖縄から久々に参戦した仲山大雅や、名古屋の大崎孔稀、敗れはしたがインパクトを残した濱田巧と、若い力が台頭した大会だった。 山口プロデューサーは「育成には2年はかかりますが、2年後はすごいんじゃないでしょか。若手のレベルを上げることはもちろんですけど、ベテラン選手の死に場所も作っていきたいですね」と大会を総括した。 次回は11.1後楽園大会。ここでは日菜太や、小笠原瑛作、重森陽太らの参戦が決定している。彼らはまだ若手の壁にならなければならない存在。若手の壱・センチャイジムの参戦が決まっており、彼らがこの日の試合を見て燃えないわけがない。 新生KNOCK OUTのスタイルが確立されつつあることを感じた大会だった。(どら増田 / 写真・垪和さえ)
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スポーツ 2019年10月07日 20時00分
「黙って巨人を日シリに出せ」河野防衛相の“CS不要論”に賛否の声続々 巨人ファンだけが理由じゃない?
セ・リーグ(DeNA対阪神)、パ・リーグ(ソフトバンク対楽天)共に、ここまで1勝1敗とお互い譲らぬ熱戦が繰り広げられているプロ野球・クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ。そのポストシーズンについて、自民党・河野太郎防衛大臣が5日に更新したツイートが物議を醸している。 事の発端となったのは、とあるツイッターユーザーが河野大臣へ向けた「明日のCSはDeNAと阪神どちらが勝つと思いますか?」という質問。これに対し河野大臣は「俺はクライマックスシリーズは嫌いだ。黙って巨人を日本シリーズに出せ」と、2007年からセ・パ両リーグが足並みをそろえた現行制度に納得していない旨を回答としてツイートした。 これ以前のツイッターユーザーとのやりとりの中で、自身がレギュラーシーズン覇者の巨人のファンであることを明かしている河野大臣。そのような人物から飛び出た“CS不要論”に、ネット上のプロ野球ファンからは「私も嫌いです、今からでも元の制度に戻してほしいです」、「他球団ファンだけど大臣と同じ考えだわ、今の制度はシーズン頑張る意味がない」、「今のCSは金儲けのためだけの欠陥制度、本来はリーグ優勝した球団同士が戦うのが筋」といった賛同の声が続出。 一方、同時に「めちゃくちゃ盛り上がってるのに反対する理由が分からん」、「もう10年以上続いてるんだから受け入れろよ」、「大臣の立場で制度にケチつけるとややこしくなるからやめたほうがいい」といった反対の声も数多く挙がっている。 なお、河野大臣のツイートに対しては、杉田水脈議員、原田憲治議員といった自民党議員からのコメントも。杉田議員は「そうは問屋が、いえ、阪神が許さない(笑)です、大臣」、原田議員は「阪神ファンとしてはそうはいかない!」と、どちらも反対の意思を表明している。 「反対派の中には『巨人が1位だから言ってるだけ』という声も多いですが、河野大臣は巨人がレギュラーシーズン3位だった昨年にも自身の公式サイト上でCS制度に疑問を投げかけており、『4チームでのトーナメント』、『セ・パ両リーグに加え新リーグを創設する』といった対案を提示してもいます。今回の一件もひいきうんぬんではなく、一プロ野球ファンとしての考えであることは確かでしょう」(スポーツライター) 「ただ、一昔前とは違い地上波中継も激減した今、CSはシーズン終盤の注目度を上げ、各球団に入場者収益や安定したグッズ収入をもたらす制度となっていることもまた事実です。一口に『廃止しろ』と言うのは簡単ですが、そうではなく『良い点は残す、変えるべき点は変える』といった方向で今後の在り方を考えていく方がより建設的なのではないでしょうか」(同) CSでセ1位・巨人、パ1位・西武が登場するのは9日に始まるファイナルステージから。もしどちらか片方、あるいは両方日本シリーズに進出できないようなことがあれば、河野大臣の主張にさらなる拍車がかかりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について河野太郎大臣の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/konotarogomame杉田水脈議員の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/miosugita原田憲治議員の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/harada_kenji
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スポーツ 2019年10月07日 17時30分
DeNA、CSファーストステージは連日の死闘 「ベイスターズらしい野球」で東京ドームへ乗り込め!
週末に史上初となる、ベイスターズの本拠地・横浜スタジアムで行われた、セ・リーグ クライマックスシリーズ・ファーストステージは1勝1敗となり、7日の第3戦まで決着は持ち越された。 初戦は7-1の楽勝ムードから一転、継投ミスも絡みまさかの大逆転負けを喫したベイスターズ。3戦で2勝すれば勝ち抜ける短期決戦において、ペナントレースでも8勝16敗1分けと大の苦手とするタイガースに初戦を取られたことは、かなり大きな痛手となったが、ラミレス監督は試合後、「後悔することはない。起こり得ること」と第2戦へ前を向いた。 負けたら終わりの2戦目は、初回から先頭の神里和毅、ホセ・ロペスらが闘志を剥き出しにしチームを鼓舞。キャプテン・筒香嘉智にもホームランが飛び出し、序盤に3点をリードし試合を優位に進める。しかし、波に乗るタイガースは、真綿で首を閉めていくような攻撃でベイスターズ投手陣を追い込み、回跨ぎのクローサーの山崎康晃から9回2アウトの崖っぷちで、福留孝介がまさかの同点弾。試合は振り出しに戻り、横浜スタジアムは異様な雰囲気に包まれた。 そんな状況を切り裂いたのが代打・乙坂智。難攻不落の左腕・岩崎優から、価千金の一打をライトスタンドへ突き刺し、3時間50分の死闘を制した。 この日の6得点中、5点はホームランで挙げた得点。投手リレーも三嶋一輝、エスコバーらを投入し、いわゆるベイスターズらしい野球で勝利を手にした。 運命の3戦目に向けて、指揮官は「康晃も20球程度でそんなに投げてはいない。(CS連投している)今永も休もうと言っても行くと言ってくれるだろう。(5日先発した)石田も一緒。日にちを置くと肩が錆び付くエスコバーも行かせるつもり。2イニングもあり得る」と、総動員を示唆。 ラミレス監督は「とにかく打つこと」を重要視している。言葉通りシーズン中は湿りがちだった打線は、2戦で13得点を挙げるなど好調をキープしている。とにかく点を取り、投手陣も万端の準備で戦い抜く構えだ。スタンドを真っ青に染めるファン、そして横浜の街と共にベイスターズは戦う。王者ジャイアンツの待つ東京ドームへ乗り込むために。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ
ラミレスがオフの主役と急接近! 阪神と千葉ロッテが因縁の第2ラウンドへ
2011年11月08日 15時30分
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スポーツ
弟子への暴行問題などで渦中の鳴戸親方が衝撃の急死!
2011年11月08日 11時45分
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スポーツ
高橋一軍帯同が決定! 中日・高木新監督が抱えるお家事情
2011年11月08日 11時45分
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スポーツ
ヤンキースが「井川の失敗を繰り返すな!」でダルビッシュ獲得に本腰
2011年11月07日 11時45分
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スポーツ
プロ野球球団は本当に儲からないのか(3) 球団エンブレムに誇りを持てるか?
2011年11月07日 11時45分
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スポーツ
離婚せぬまま単身渡米しそうなダルビッシュ
2011年11月05日 17時59分
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スポーツ
ボクシング界で前代未聞の珍事発生! 試合2日前に急きょ世界タイトル戦に格上げ!
2011年11月05日 17時59分
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スポーツ
プロ野球球団は本当に儲からないのか(2) 観客減は「ペナント低迷」だけが原因か?
2011年11月05日 17時59分
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スポーツ
西田隆維のマラソン見聞録 第19話「マラソンシーズン真っただ中」
2011年11月05日 17時59分
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スポーツ
アントニオ猪木がDREAMと大同団結! 大みそかに格闘技イベント「元気ですか!!」開催!
2011年11月04日 15時30分
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スポーツ
創始者・石井和義氏が“中国マネー”でK-1再建へ
2011年11月04日 15時30分
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スポーツ
亀田興毅期待はずれ! 今回もまた“勝てる相手”と防衛戦!
2011年11月03日 15時30分
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スポーツ
プロ野球球団は本当に儲からないのか(1) 「勝利」と「チーム存続」は両立しない?
2011年11月03日 15時30分
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スポーツ
ダルビッシュは米メジャー移籍せず日本ハム残留? その意外な理由
2011年11月02日 11時45分
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“ボクシング界のニュースター”井岡一翔に強力なライバル出現! 大みそかの紅白の裏はボクシング決戦へ
2011年10月31日 11時45分
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スポーツ
ドラフト舞台裏でベイスターズ売却延期が! 加地隆雄球団社長が奔走
2011年10月30日 11時45分
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スポーツ
Jリーグ人気急落のなかで捨てたもんじゃないプロ野球人気
2011年10月29日 17時59分
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阪神・和田新体制の舞台裏 「外部・年長コーチはいらない?」
2011年10月29日 17時59分
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全日本プロレスとの合同興行10・16長崎「The RING 2011」でキック陣川弘明選手引退
2011年10月29日 17時59分