スポーツ
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スポーツ 2019年10月14日 22時30分
元横綱・稀勢の里が抱える“親方業成功”のための3つの課題
去る9月29日、第72代横綱・稀勢の里こと荒磯親方の引退相撲が、東京・両国国技館で行われた。超満員の1万1000人ものファンが訪れ、断髪式の終盤にはファンが思わず涙をこぼす場面もあった。「今日をもって力士を卒業。また第一歩が始まる」 オールバック風のヘアスタイルに改めた荒磯親方は、笑顔でこう話した。 気になるのは、この引退相撲で荒磯親方のフトコロにどのくらいの金が転がり込んだかだ。協会関係者に話を聞いた。「引退相撲では、出場する力士たちや親方たちへの謝礼はいりません。なので、国技館の使用料などを差し引いた収入がそっくり本人のものになります。稀勢の里の場合、入場料収入がざっと1億円、300人がマゲにハサミを入れたので、そのご祝儀が1人10万円ずつとして、ざっと3000万円。それに協会からの功労金が4000万円前後見込まれるので、合計して1億7000万円前後が入ったことになります」 荒磯親方はこれを元手に親方業に本腰を入れることになる。ただ、成功させるための課題が3つある。 1つ目は“嫁取り”だ。「荒磯親方はいまだに独身。相撲一途に生きてきた証しとも言えるが、今後、部屋を興して弟子を育てることを考えると、早く人生の伴侶をもらわなければいけない」(担当記者) どんな女性がいいか。横綱に昇進した直後、父親の貞彦さんは語っていた。「私の目を通さないといけない。出しゃばらず、ブランド好きじゃないこと」 2つ目は「早く部屋を作ること」。ファンには「第2の稀勢の里を早く見たい」という強い願望がある。それに応えるには早急に自身の“城”を構える必要があるのだ。 3つ目は“弟子集め”だ。「すでに白鵬には炎鵬や石浦らの内弟子がおり、こちらの面でも大きくリードを許している。荒磯親方も早速、全国を飛び回って有望な新弟子をかき集めなければならない」(前出の担当記者) 3つすべてが大仕事。荒磯親方にのんびりしている暇はない。
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スポーツ 2019年10月14日 22時30分
SHO&YOH3連覇で東京ドーム出場なるか?新日本スーパーJr.タッグ16日開幕!
新日本プロレスは16、17日の東京・後楽園ホール2連戦で開幕する『Road to POWER STRUGGLE 〜スーパーJr. タッグリーグ2019〜』の参加チームと対戦カードを発表した。 同大会では、リーグ戦の得点上位2チームが、ビッグマッチ『POWER STRUGGLE 〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019〜』(11月3日、大阪府立体育会館=エディオンアリーナ大阪) で優勝決定戦を行う。 タッグチームとして本格始動したウィル・オスプレイ&ロビー・イーグルスの“THE BIRDS OF PLAY”(B.O.P)は、開幕戦からいきなりIWGPジュニアタッグ王者組の石森太二&エル・ファンタズモと激突する。9.16鹿児島アリーナ大会でIWGPジュニアタッグ王座を懸けて対戦した両チームは、ハイレベルな闘いでファンを驚かせた。リーグ戦初戦だが、お互いにとって優勝に向けた最大の壁。今回もすさまじい展開で後楽園ホールが盛り上がるのは間違いない。 2017、18年の覇者“ロッポンギ3K”SHO&YOH組は、因縁深いエル・デスペラード&金丸義信組と対戦する。SHO&YOHは大会3連覇を目指すと公言。この大会が本格復帰となるデスペラード&金丸組にしっかりと勝ち好スタートを切りたいところ。一方のデスペラード&金丸組は前年度覇者を撃破して復活をアピールしたい。両チームはIWGPジュニアタッグ王座戦でも何度も激闘を繰り広げてきた。デスペ組のセコンドも含めて開幕戦から激闘必至となりそうだ。 田口隆祐&ロッキー・ロメロの“監督タッグ”の初戦は、“元祖LA道場出身”のTJP&“現LA道場”クラーク・コナーズのコンビが相手だ。ジュニア屈指の実力者コンビの田口&ロッキーだが、今回が本格始動の一発目で、うまく連携できるか未知数だ。久々の来日となるTJP、『ヤングライオン杯』ですさまじいポテンシャルを発揮したコナーズの勢いをどうしのぐのか、注目したい。 本隊から注目のエントリーとなるのがタイガーマスク&上村優也。その相手は、CMLLの“ハイフライヤータッグ”ボラドールJrとティタンだ。タイガーと上村にとっては苦しい闘いも予想されるが、ベテランのタイガーが『ヤングライオン杯』で評価急上昇の上村をどうコントロールするか?上村にとって今回の抜擢は大チャンス。勝敗だけでなく内容にも期待したい。 IWGPジュニアタッグチャンピオンチーム以外のチームが優勝すれば来年1月の東京ドーム大会で挑戦するのが濃厚だ。チャンピオンチームが優勝すれば東京ドームで防衛戦を行うのは確実。ドーム大会“本戦”出場を果たすためにも結果を残さなければならないシリーズである。 IWGPタッグ王座に挑戦するほどの急成長を見せているSHO&YOHの3連覇なるか?(どら増田)
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スポーツ 2019年10月14日 22時00分
鳥谷敬「阪神退団」で仲間入り 歴代ミスタータイガーズの末路
鳥谷敬(38)が名実ともに歴代「ミスタータイガース」たちと肩を並べることになるかもしれない。「迷っていたようですが、現役続行にこだわり、慣れ親しんだ阪神を退団する意思を固めました。チームの公式日程がすべて終了していないので発表はまだですが、一部OBや野球関係の知人には報告を終えています」(関係者) 打撃不振で、かつての輝きを失った鳥谷に対し、球団幹部が引退を勧告したのは8月29日だとされている。チーム功労者に引退の花道を用意する球団の温情、「晩節を汚すな」とする親心との見方もある。その一方、一軍戦力に対してペナントレース終了前に“戦力外通告”を通達するのは、あんまりだという声も…。 だが、この晩節により、鳥谷は球団のレジェンドたちと肩を並べたと見ることも出来るのだ。「江夏豊氏、田淵幸一氏、掛布雅之氏、岡田彰布氏、そしてランディ・バースなど、阪神を長く支えて活躍した人気選手たちは、最後、つらい思いをしながらタテジマを脱ぎました。トレード放出、退団の違いこそあれ、往年の大選手たちはこれまでの功績も無にされたような辞め方をしているのです」(ベテラン記者) 1976年、会見で涙ながらに無念さを語った江夏氏。1978年、深夜にトレードを通告されて激怒していた田淵氏。そして、現役に未練を持つ岡田氏はオリックスで選手生活を終えている。 「勝負師の世界」である以上、サバイバルレースに勝ち続けなければならないが、近年のプロ野球界ではベテラン選手に対し、敬意を表するのが一般的だ。 「広島の新井貴浩や中日の岩瀬仁紀や和田一浩らがそうでしたが、ベテランに完全燃焼の機会を与えるケースが増えました。巨人も戦力外を通達した村田修一氏(現ファームコーチ)の引退セレモニーを設けています。戦力外を通達された選手の特集がメディアで流行ったのを受け、セカンドキャリアについても真剣に考えるようになりました。OBを大切にしなければ将来の指導者がいなくなるという考え方も定着しつつあります」(スポーツライター・飯山満氏) 鳥谷に残酷な通達をしておきながら、引退グッズの製作が検討されたとの情報もある。もし本当なら、「オレの引退を金儲けに利用するのか!?」と、愚痴の一つも言いたい心境だろう。 しかし、つらい辞めさせられ方をした虎のレジェンドたちは、いずれも球団に復帰している。江夏氏は臨時コーチだったが、最も激しく衝突したとされる田淵氏も、星野政権下で打撃コーチに就いた。そう考えると、鳥谷も監督としてタテジマに再び袖を通す日がくるかもしれない。 「巨人の阿部慎之助は引退表明と同時に次期監督候補と位置付けられました。阿部は原辰徳監督の下で勉強するようですが、鳥谷は外に出て勉強することになります。数年後、監督候補に挙げられても、断る可能性もあります」(同) 新天地で自分の生きる場所を勝ち取れるか。その時、鳥谷は歴代ミスタータイガースとは異なる人生を選択するのだろうか。
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スポーツ 2019年10月14日 21時45分
渋野日向子が「最年少賞金王」と同時に目指す“宮里藍超え”の記録
「賞金女王」のタイトル争いに参戦表明した女子ゴルファーの“シブコ”こと渋野日向子に、また1つ新たな勲章が加わるかもしれない。 「フル参戦1年目での最多獲得賞金額の記録を破るかもしれません。2004年、宮里藍の1億2297万2349円が最高記録ですが、宮里超えは射程圏内に入りました」(専門誌記者) 渋野が今季国内3勝目を上げたのは、9月下旬のデサントレディース東海クラシックだった。8打差の大逆転優勝で賞金1440万円を獲得。通算獲得賞金がこれで1億円を突破した。次週も22位につけ、10月11日からのスタンレーレディス直前までの獲得賞金額は1億1150万円あまり。あと9試合を残しており、宮里との差が1000万円ほどに縮まった。 「今のペースであれば記録を破る可能性は高いと思いますが、賞金女王争いでは現在、韓国の申ジエに次ぐ2位。女王になって宮里超えを果たさなければ意味がありません。気の抜けない一戦が続きます」(同・記者) 渋野の逆転女王を予想する声も多い。というのも、彼女には「27.7%の武器」があるからだ。 「この数字は、シブコの代名詞にもなりつつある“バウンスバック率”です。バウンスバック率とは、ボギーなどでスコアが上がった直後のホールでバーディーなどを決める確率のこと。これが27.7%と圧倒的に高く、失敗を引きずらない精神力がシブコの最大の武器なのです」(関係者) 渋野は移動中、ファンとハイタッチをし、特に子供には丁寧に対応している。ひと昔前だったら、「ヤル気あるの〜?」と先輩たちにイビラレていただろう。 宮里超えを期待する声が大きいのは、そんな彼女の明るさにファンが好感を抱いているからに違いない。 賞金女王に輝けば、08年の上田桃子を抜き、最年少記録となる。ハイタッチでツアー光景も変えたように、国内記録もシブコカラーに染め直せるだろうか。
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スポーツ 2019年10月14日 17時30分
DeNA・筒香、念願叶い夢のメジャーへ! 来季のベイスターズは、ぽっかりと開く“2つ”の穴をどう埋めるのか?
ベイスターズはセ・リーグ・クラマックスシリーズ ファーストステージで敗退が決定した10月7日、頼れるキャプテン・筒香嘉智のポスティングシステムでのメジャー挑戦を容認したと明らかにした。 昨年の契約更改の際に、球団へメジャーでプレーしたいと伝えていた筒香。早くて21年に海外FAを取得するが、これにより2年早く夢舞台へ羽ばたくことが可能となった。 ここで問題となるのは、キャプテンであり主砲でもある絶対的な存在の穴をどうやって埋めるのか、である。この先のドラフトや補強で当然変更はあるが、現有戦力では以下のようになろう。 今シーズン2冠王のネフタリ・ソトは、余計に欠かせぬ存在となることが予想され、ソトの守備位置がセカンドになるか、ライトになるかで外野の枠が変わってくる。仮に二遊間のどちらかを、終盤戦から打撃が上向いた柴田竜拓と、大和、そして大型内野手・伊藤裕季也らで固められるとなると、外野は2枠となる。 今シーズンは不動のサード・宮崎敏郎が骨折により戦線離脱した際に、ホットコーナーを守り、打順も2番で出場していた筒香。その際に筒香本来のレフトを守ったメンバーは、当然候補に入ってくる。 まずは2016年ドラフト9位の佐野恵太。得点圏打率.367と抜群の勝負強さを誇る左の長距離砲は、打率も.295と成長を見せた。同じく2016年ドラフト組で、高卒3年目の細川成也は、横浜スタジアムの照明灯に設置されているスピーカーに当てるほどのパワーの持ち主。ロマンならチーム随一であろう。 センターも守れる外野手は、CSで存在感を見せつけた2年目の神里和毅。機動力の無いチームにおいて、その俊足は大きな武器だ。CS2戦目のサヨナラホームランが記憶に新しい乙坂智も候補になる。地元横浜高校出身で、筒香も可愛がっていた直属の後輩だけに、本人のモチベーションも高いだろう。若いチームにおいてベテランの域に入ってくる、梶谷隆幸も黙ってはいない。かつてはトリプルスリーに一番近い男と言われた韋駄天が、昨年の手術から完全復活すれば、一気にポジションを奪取する可能性は高い。 その他、今年のオープン戦の首位打者で、交流戦のライオンズ戦で逆転満塁ホームランを放った楠本泰史もポテンシャルは高く、復活を誓うガッツマン・桑原将志や、もはやファームではやることがない関根大気などが候補となる。 それよりも気になるのは、筒香のキャプテンシーを失うことだ。CSの試合前ミーティングでも「緊張感を楽しもう」と、若いチームを鼓舞し、どんな時も一言目には「チームのために」と口にした。言葉と背中でチームを引っ張ってきた精神的支柱だった存在を失う来季、誰がキャプテンの座を引き継ぎチームのまとめ役になるのか。ある意味そちらの面が、重要なポイントなのかも知れない。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年10月14日 11時30分
阪神・鳥谷、ロッテ移籍寸前まで近づいていた? 親交の深い井口監督の打診、あの選手の存在が障壁となったか
その一報には「ウラ」が隠されていた。クライマックスシリーズ・ファーストステージでの敗退が決まった直後だった(10月8日)。東北楽天ゴールデンイーグルスの内部から、ベテランの今江年晶内野手(36=本名は敏晃)が「来季の戦力外であること」が漏れ伝わってきた。 今江は2015年オフに海外FA権を行使したが、その後、国内の楽天と交渉。今季は右目を患ったため、出場試合数は「26」と少なかったが、「まだやれる」というのが周囲の評価である。 「コーチ就任を同時に打診されていましたが、本人の現役にこだわる気持ちが強く、退団となるようです」(地元メディア/同時点) しかし、シーズン終盤戦以降、「あるウワサ」も流れていた。唐突ではあるが、同じく今季限りで阪神を退団する鳥谷敬(38)の話だ。 「鳥谷が現役を続けるとしたら、その移籍先として有力視されていたのは、千葉ロッテだったんです。井口資仁監督(44)とは親しく、その関係は鳥谷の学生時代から続いています。鳥谷が早大生だったころ、国際試合対策の一環で、有望な学生球児がプロ野球キャンプに派遣されていました。鳥谷はダイエー(当時)のキャンプに派遣され、走攻守3拍子の揃った井口に憧れ、プロ入り後も一緒に自主トレをやってきました」(ベテラン記者) 井口監督は鳥谷に救いの手を差し伸べるつもりでいたようだ。関係者によれば、井口監督は「鳥谷獲得」を球団に実際に打診したという。 しかし、球団は首を縦には振られなかった。その理由が「他のベテラン選手の獲得を考えている」からだというのだ。この時点で、千葉ロッテフロントの検討している「他のベテラン選手」は“推測の域”を出なかったのだが、ここに来て、「それが今江だったら、合点がつく」となったのだ。 今江がFA権を行使した15年オフを知るプロ野球OBが当時の様子をこう説明する。 「当時は『宣言残留は認めない』というのが、球団の方針でした。他球団の条件提示を聞き、比較されるのは面白くない、と。また、他球団の提示を、残留条件の釣り上げの材料にされたら困るとしていました。今江選手はそんな駆け引きをする人ではありませんが、FA宣言したとき、ロッテとの決別も覚悟したんです」 ロッテフロントも今江に悪い印象は全く持っていない。おそらくだが、「将来の指導者候補」という含みもあって、現役生活を全うさせてやりたいと思っているのではないだろうか。今江は主にサードを守ってきた。鳥谷はショートなのでポジションはかぶらないが、「若手のお手本」は2人もいらない。 ドラフト会議で大学、社会人の即戦力内野手の指名に成功した場合、この話そのものがなくなってしまう可能性もある。いずれにせよ、厳しい状況に置かれたのは鳥谷だ。 新聞紙上では「今江」と書いてあったが、「鳥谷のことが報じられている」と直感した関係者は少なくない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月13日 22時00分
禁断のGTトレード 藤浪晋太郎が「ポスト菅野」に急浮上
禁断の「GTトレード」が今オフ、実現か――。 今季未勝利というプロ入り以来、初の屈辱に見舞われた阪神の藤浪晋太郎(25)。そんな“未完の大器”に熱視線を送るのは宿敵・巨人だった。「エース菅野智之の衰えが想像以上に激しく、今、巨人で頼りになる先発投手は山口俊だけ。桜井俊貴、今村信貴、メルセデスが投げる時は、ある程度の失点は覚悟しなければなりません。期待の髙田萌生、大江竜聖が一軍に定着するにはまだ時間がかかりそう」(スポーツ紙記者)「菅野が元気なうちに、後継者を」――原巨人はそんな近未来図を描いていた。しかし、今季の不振は単なる勤続疲労が原因ではない。「腰のキレがなくなった。ストレートが走らないから変化球に頼らざるを得ないんだが、そのフォークボールなどの軌道がおかしくなっていることもある」(球界関係者) 10月17日のプロ野球ドラフト会議では、大船渡の佐々木朗希か、星稜の奥川恭伸の指名が有力視されている。しかし、ドラフトでは、2人とも指名できない可能性の方が高い。「先発ローテーション入りできる投手は毎年出ますが、エースを張れる投手は10年に1人。2人は間違いなく後者」(同) こうした状況の中で浮上してきた投手強化策が、他球団で伸び悩む中堅を獲得し、再生するプランだ。今季途中、巨人が日本ハムから2011年のドラフト1位、藤岡貴裕を獲得したのはその一環で、今オフ、再生可能と見込んだ投手をさらにトレード補強するという。 そこで真っ先に思いつくのが藤浪だ。阪神も「サジを投げ掛けている」というのが実情のようだ。「環境を変えてやった方がいいとの声と、他球団で活躍されたら赤っ恥との見方が相変わらず囁かれています。メジャー挑戦させ、阪神に直接被害のない状況を作る策もありましたが、本人にその気がなく、大義名分の立つトレードしかないでしょう」(在阪記者) 長い二軍調整は、実質的な「戦力外通達だった」との情報も聞かれた。「巨人からお互いがプラスになるトレードを持ちかければ、阪神も交渉のテーブルに着くでしょう。阪神もメッセンジャーが引退し、先発投手の補強を一番に考えているでしょうから」(同) ここに絡んでくるのがFA市場だ。 最も実績のある先発投手では、広島・野村祐輔が今年7月に同権利を取得。仮に野村が権利を行使したとしても、巨人はプロテクト名簿漏れで長野久義、内海哲也を失った翌年であり、FA市場に参戦しにくい。阪神が野村を獲得できれば、「藤浪放出」はさらに加速するだろう。「巨人の二軍は指導体制が充実しており、多くの育成選手が支配下選手登録を勝ち取っています。これはアンチ巨人も認めることで、同一リーグでの大型トレードなら話題性も十分。元ドラ1の藤浪のメンツも立つでしょう」(同) 佐々木、奥川はともに10年に1人の逸材だが、即戦力ではない。それでも阪神がドラフトでの投手補強に成功すれば、GTトレードはさらに加速しそうだ。
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スポーツ 2019年10月12日 22時00分
巨人 阿部次期監督と広島・菊池、西武・秋山「ダブル強奪」
巨人を5年ぶりの優勝に導き「全権」が加速する原辰徳監督。胴上げ翌日には、阿部慎之助に引退を勧告し、今オフは広島の菊池涼介と西武の秋山翔吾の「ダブル強奪」を画策している。聞こえてきたのが、来季の日本一を花道に「監督勇退、阿部新監督説」だ――。「監督の意向を聞いて、僕の将来のことを僕が思っている以上に考えてくださったので、そこで納得できた」 9月25日、都内のホテルで会見を開いた阿部慎之助(40)は、笑顔で現役引退を表明。阪神から引退勧告を受けた鳥谷敬と違って球団と揉めなかったのは、原監督が監督禅譲を“密約”する形でコーチ就任を要請したからという。「原監督の契約は2021年まで。順当なら再来年オフに阿部巨人が誕生する運びだが、阿部との会談で『連覇が達成できれば契約満了を待たずに勇退も考えている』と、来年オフの退団を示唆したとの情報もある。ただ、読売本社には今なお松井秀喜氏を次期監督に推す“ゴジラ待望論”が根強い。来季も優勝しなければ、阿部への監督禅譲どころか、抵抗勢力の反発で辞任に追い込まれる不安が残る」(スポーツ紙デスク) 監督の複数年契約など、お題目にすぎないは周知の通り。現に第一次原政権では1年目の2002年に日本一を達成したものの、翌年は松井のメジャー流出や主力選手の故障が重なり3位に後退。その際、当時の三山秀昭球団代表とコーチ人事や戦力補強を巡る主導権争いで、原監督は辞任に追い込まれた経緯がある。 その苦い経験を踏まえ、今回ひねり出したのが、将来の有力な監督候補である阿部の抱え込みだ。後継者に指名することで、松井氏を次期監督候補から弾き出し“雑音”を封殺する作戦。 そして、次なる一手が昨年に続くFA大補強だ。ターゲットは、今年5月に国内FA権を獲得し、来季はさらに海外FA権を手にする広島の菊池涼介二塁手(29)と、今年8月に海外FA権を獲得した西武の秋山翔吾外野手(31)の2人。「菊池は昨年まで6年連続ゴールデングラブ賞を獲得した名手。秋山は2015年にプロ野球新記録となるシーズン216安打をマークするなど、今季までに最多安打のタイトル4回を獲得した西武の核弾頭。2人はともに『メジャー挑戦』を目標に掲げているが、投手と違ってメジャーでは日本人野手の評価は低い。そのため、今オフ『国内移籍』に転ずる可能性がある、というのが原監督の分析のようだ」(同) MLBにおいて、外野手は特にスタープレーヤーが乱立するポジションで、競争も熾烈だ。日本人野手では30歳でメジャー挑戦した全盛期の青木宣親(ヤクルト)をもってしてもブルワーズ入団時の契約は2年総額2.7億円。秋山の今季年俸は2億3500万円(推定、以下同)だが、これでは現状維持も難しいというのが一部の見方なのだ。 しかし、巨人でプレーすれば4年20億円程度の大型契約が見込める。結果、MLB球団と入団交渉はするものの、条件がかみ合わずに巨人入団という流れに落ち着くという読みだ。 一方、菊池には「球団事情がつきまとう」と、担当記者は言う。「国内へのFA移籍なら補償金や人的補償が入りますが、ポスティング移籍と違って、MLBへのFA移籍となれば完全な獲られ損となるんです。そのため『どうせ流出するならメジャーより国内球団へ』というのが広島の本音です」 菊池を国内移籍へと駆り立てるのが、元同僚、丸佳浩の前例だ。丸の契約は5年総額25億5000万円。さらに菊池は東京出身で、「自分も巨人で」との思いは強いという。巨人は来季、打撃コーチに広島コーチ時代に丸、菊池を指導した石井琢朗氏(現ヤクルト)の就任も内定しており、受け入れの環境は整っている。「今季の巨人を支えたのは、生え抜きの4番・岡本和真であり、将来が期待される吉川尚輝といった若手の存在も大きかった。彼らは、高橋由伸前監督が苦労して育てた選手たち。昨オフもFAで獲得した丸、炭谷銀仁朗をはじめ、岩隈久志、中島宏之など総額40億円規模の大型補強を敢行したが、大きな戦力となったのは丸だけ。今年も同様の補強をすれば、生え抜き組の反発は避けられない」(巨人OBの野球解説者) こんな大掛かりなFA補強が出来たのも、GMも兼務する「全権監督」だからこそ。逆に結果が出なければ、即座に責任を問われかねない。それを見越しての引退、監督修行だとすれば……阿部の嗅覚はすでに“名将級”かもしれない。
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スポーツ 2019年10月12日 11時30分
日本ハム、清宮幸太郎が右肘関節形成術!春季キャンプに「進化して戻ってきたい」
北海道日本ハムファイターズは、清宮幸太郎内野手が17日に、右肘関節形成術を行うと発表した。リハビリには約3か月を要す見通しで、来年2月の春季キャンプでの復帰を目指すという。 清宮は2017年のプロ野球ドラフト会議で、高校生最多タイとなる7球団に1位指名され、抽選の結果、日本ハムが引き当てて早稲田実業高校から入団した。入団時から期待値が高く、ダルビッシュ有、大谷翔平に続くニュースターの入団に、日本ハムファンのみならず、全国の野球ファンが注目した。 ルーキーイヤーの昨年は、一軍デビューからの連続試合安打記録7を記録し、歴代単独トップに。本塁打数7本はあの王貞治氏のルーキーイヤーに並ぶ高卒ルーキー9位となっている。昨年は53試合に出場、打率.200、本塁打7本の成績だった。期待された今年は、シーズン序盤に右有鉤骨骨折をし手術を行うなど、怪我との戦いだったが、昨年を上回る81試合に出場、打率.204、本塁打は7本と昨年と同じだったが、打点は18点から33点に、二塁打も4本から11本に増えるなど、上向いている。 東京オリンピック出場を目指すためには、オフに開催される国際試合プレミア12に参加しておきたいところだったが、オフは治療に専念し春季キャンプから猛アピールしていく考えだ。 清宮は「来シーズン開幕までに時間があるこの時期に、手術をするという決断は、自分自身ではプラスに捉えています。今はしっかりと治すことに専念して、また進化して戻ってきたいと思います」とあくまでも前向きな決断であることを強調。来季は進化した清宮が日本ハムを上位に押し上げる。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月11日 17時30分
「巨人は今、隙がない。阪神ファンの方は残念」一茂の煽りにファン複雑 勢いを欠いた2連敗に「広島・DeNAの方がマシ」の声も
11日放送の『モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演した、巨人OBでタレントの長嶋一茂の発言が物議を醸している。 この日の番組では、現在関東地方に接近中の台風19号について特集。その中では、12日に予定されていたプロ野球・クライマックスシリーズファイナルステージ(CSファイナル/4勝先取)の第4戦が、セ・リーグ(巨人対阪神/巨人3勝・阪神0勝)、パ・リーグ(西武対ソフトバンク/西武1勝・ソフトバンク2勝)共に台風の影響で中止となったことも取り上げられた。 ただ、前日の第2戦で巨人が王手をかけたこともあってか、一茂は「今日勝つと思うので明日は(どちらにせよ)ないでしょう、4タテです」とセ・リーグについては影響なしと断言。この発言に司会の羽鳥慎一からは「もう今、阪神ファンからは怒りの声が...」と心配したが、一茂は「申し訳ないですけど、巨人は今、隙がないので。阪神ファンの方は残念」とひるむことなく続けた。 一茂のこの“阪神煽り”に、ネット上の阪神ファンからは「まだ勝負は終わってないのに勝手に決めつけるな」、「公共の電波で他球団バカにするってどんな神経してんだ」、「元から嫌いだったけど、これでさらに嫌いになった」といった批判が噴出。 一方、中には「悔しいけど、一茂の言ってることには何も言い返せない」、「あんな体たらくな試合してたら煽られるのも当然」、「多分一茂の言うとおりになるよ、巨人ファンの人たちはおめでとう」と、一茂の発言に同調するファンも少なからず見受けられた。 レギュラーシーズンを6連勝で締めくくった阪神は、最終戦の勝利で広島をかわしCS圏内の3位を確保。その後行われたCSファーストでも2位DeNAを2勝1敗で退けるなど、ここまでは非常に勢いのある戦いが続いていた。 しかし、9日から始まった巨人とのCSファイナルでは、第1戦を「2-5」、第2戦を「0-6」と落として2連敗。レギュラーシーズンで植え付けられた相性の悪さ(対巨人10勝15敗)が働いているのか、投手陣は2戦共に前半の5回までに5失点。打線も2戦合計で9安打とお互いの歯車が全くかみ合っていない状況に陥っている。 蹴落とされた側の広島・DeNAファンからは「阪神が弱すぎてCSファイナルが全く盛り上がってない」、「この球団はどこまで巨人をアシストすれば気が済むのか」、「これなら広島・DeNAが出た方がよっぽどマシだった」といった罵声を浴びせられている阪神。本日行われる第3戦はなんとか意地を見せたいところだが、もし負けて終戦となればさらなるバッシングは避けられなくなるかもしれない。文 / 柴田雅人
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新事実は12月の法廷まで持ち越し? 清武・元巨人GMの会見に支持者ナシ…
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清武元GMが反論会見! しかし新事実は出ず…そんなことを聞きに来たんじゃないとスポーツマスコミ
2011年11月25日 16時51分
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2011年『12球団合同トライアウト』 野球を続けたい!彼らの願いは叶うか 古木克明編
2011年11月25日 15時30分
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押切もえと破局した巨人・野間口が結婚
2011年11月25日 11時45分
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2011年11月24日 17時59分
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“地味カード”でも終盤は盛り上がった日本シリーズ 第7戦の視聴率は同時間帯で最高!
2011年11月24日 11時45分
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2011年11月23日 15時30分
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全日本プロレス・ヘイト暴行容疑でTARUとMAZADA逮捕
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プロボクサーに転向した元K-1王者・京太郎が長島☆自演乙の実弟と対戦!
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カンボジアから無一文で帰国した“平成の借金王”安田忠夫の復帰はあるのか?
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清武GM解雇処分! 渡辺会長だけでなく、あの大物OBとも衝突していた
2011年11月19日 14時00分
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中日対ソフトバンクじゃダメ? 視聴率で日本シリーズが女子バレーに惨敗!
2011年11月18日 17時59分
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巨人のGM解任発表で気になる清武氏の「次の一手」
2011年11月18日 17時30分
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亀田興毅が前人未到の5階級制覇宣言も業界は冷ややかな反応
2011年11月18日 15時30分
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“株急落”のボブ・サップだが長島☆自演乙との異次元対決には注目!
2011年11月17日 15時30分
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2011年『12球団ペナントレース総括』 エースのお値段! 横浜編
2011年11月17日 11時45分