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事務所、改名トラブルで干された能年玲奈こと“のん”が「日曜劇場」で本格復帰 風向きを変えたのは“ジャニーズ問題”

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のんの公式Xより

女優・のんが、俳優・阿部寛が主演を務める、TBS系日曜劇場「キャスター」の第3話(2025年4月27日放送)に出演。番組公式SNSは、キャストのオフショットを公開し、「スタジオで阿部寛さんとのんさんを発見 のんさんが演じるのは万能細胞を発見する科学者・篠宮楓 阿部さんとのんさんの共演は約12年ぶりとのこと!久々の再会に、終始和やかなムードで撮影が行われました」とつづり、2ショットをアップした。

デビュー以来、のんは数多くの映画やドラマ、CMなどで活躍するほか、2022年公開の映画「Ribbon」では脚本・監督・主演を務めるなど、俳優以外にもアーティストや声優などジャンルを超えて幅広く活躍。同ドラマでは、STAP細胞の研究で“時の人”となった小保方晴子氏をほうふつとさせる役で帝都大学の若手研究員、いわゆる“リケジョ”を演じた。新たな万能細胞を発表し世界から注目を浴びることとなるが、何故かメディアからの取材を拒否。次第にSNSでは研究の不正疑惑がささやかれ始める、といったストーリーだ。

のんの女優復帰にファンからは、「のん、おかえり~!地上波にカムバック」「12年ぶりの共演に感動。放送が楽しみでならないです」「オフショット最高!」といったコメントがあふれ、SNS上は盛り上がりをみせた。

6月2日、のんはNHK総合の情報番組「あさイチ」にゲスト出演し、朝からXのトレンド入りするなど話題に。それもそのはず、「のん」としての地上波ドラマ出演は、2020年に放送された“朗読+アニメ+ドラマ”のNHK Eテレ異色番組「怖い絵本」その1「いるのいないの」と、今年4月に声のみで出演したNHK総合ドラマ「地震のあとで」第4話「続・かえるくん、東京を救う」といった具合だ。

かつて、女優としてお墨が付くほどの才能を開花していたのん。だが、2015年を境に女優人生が一転する。

「『のん』という芸名は自身が23歳を迎えた2016年7月に改名しました。それまでは『能年玲奈』の本名で活動し、2013年放送のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』でヒロインを演じ、2014年主演映画「ホットロード」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。一躍、人気女優へと上りつめました。事の発端は、2015年から2016年にかけて表面化した、当時の所属事務所とのトラブルです。報道によれば、双方の溝は深まり、のんは独立したとのことですが、トラブルの真相は不明のまま。のんに原因があった可能性も否定はできませんが、とにかくその後の約10年間歩んだ道は険しいものでした。のんは映画主演やアート活動などで才能と人気を示し続け、テレビCMへの出演は欠かさなかったのですが、なぜかドラマやバラエティーなどの番組出演は皆無と言っていいほど。この異様な状況に、周囲は『彼女の活動が“忖度”や“圧力”によって制限されているのではないか』という憶測を呼び、大きな反響が集まったのです」(芸能ライター)

その一世を風靡した「あまちゃん」から12年が過ぎて32歳になったのんは、なぜ今求められているのか。一部報道では、「ここ数年間で徐々に芸能界の風向きが変わりはじめた」と指摘。

きっかけになったのは2019年7月に報じられた公正取引委員会によるジャニーズ事務所(当時)への注意である。「退所者のテレビ出演に圧力をかけた場合、独占禁止法にふれる恐れがある」などと注意したことが報じられた影響で、少しずつ芸能人の移籍や独立がしやすくなり現在に至っているようだ。

さらに2023年、ジャニーズ事務所の創業者による騒動から、大手芸能事務所に対するテレビ局の忖度が視聴者やスポンサーから問題視され、徐々に改善の兆しがみられたことから芸能界の“悪しき風習”が現在、消えつつあるようだ。

女優として、演じることができない環境に遭遇したのんの苦しみは計り知れない。来年1月期には極楽とんぼ・加藤浩次が原作・脚本・監督を担当し、timeleszの菊池風磨が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「こちら予備自衛英雄補?!」に重要な役どころでレギュラー出演する。ドラマ出演を機に再ブレークを期待したいところだ。

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