「アンタ死ぬよ」「地獄に堕ちるわよ」といった強烈なフレーズで、一時期、テレビに出まくった細木さん。著書は占い本発行部数世界一としてギネス認定され、2000年代には社会現象を巻き起こした。一方で、40代半ばで占い師となるまでの経歴は謎に包まれており、その波乱に満ちた半生が今回初めて映像化される。
戸田は「似ても似つかない遠い人だ。きっと皆さんも戸田恵梨香がやるなんてふざけているとでも思っていらっしゃることだろう。だがこの物語は、皆さんが知らない、ちょっと昔に本当にあった細木数子の人生が描かれていて、きっと皆さんをこの世界に没入させ、翻弄させてくれるに違いない。この占い師がなぜ社会現象を巻き起こし夢中にさせたのか、目撃してほしい」とコメントを寄せた。
発表を受け、SNS上では「戸田恵梨香ではビジュアルが良すぎる」という声が上がった一方、細木さんの闇の部分をどこまで描くのかが注目された。
「細木さんはかつてジャーナリスト・溝口敦さんの著書『細木数子 魔女の履歴書』(講談社)で暴力団とのつながりや、自身が提唱したとされる『六星占術』のパクリ疑惑、霊感商法などを指摘されており、この内容をどこまでドラマに取り入れるか関心を集めています」とは芸能ライター。
「特に歌手・島倉千代子さんが10億円超の借金を抱えた際、細木さんは後見人として問題を解決。その後、島倉さんの興行、レコード販売権などを手中に収めて、島倉さんを馬車馬のごとく働かせたとされています。この部分をドラマで扱うのか、扱うならば島倉さん役は誰になるのかが注目されています」
細木さんの娘(養子)、細木かおりさんは12日に更新した自身のYouTubeチャンネルで、ドラマ紹介に“ダークヒーロー”と書かれているのを見て「ダークヒーローって、どうなんですかっていうね。来年まで、胃が痛くなりますね」「複雑な思いはありますけど“ダークヒーロー”を楽しみにしています」と語っていたが、ダークな部分に切り込んでこそドラマは面白くなるはず。来年の配信を今から楽しみにしたい。