同センターによると、JR大森駅前の献血バス内で採取された血液を施設に搬送する際、業者の担当者が車両の駐車場所を失念。血液を持ったまま長時間車両を探すことになったという。通常は1、2時間程度で施設に届けられるが、最大で約7時間の遅れが生じた。
血液は検査後に血液製剤として使用される予定だったものの、同センターは、患者の安全面を考慮し、品質が保証できないとして使用中止を決めた。人的な要因で献血血液が使えなくなるのは異例で、日本赤十字社は厚生労働省に今回の件を報告した。
同センターは「善意でご協力いただいた貴重な血液を血液製剤として使用しない結果となり、深くおわび申し上げる。再発防止策を講じ、品質・安全性の高い献血血液の安定確保に努める」と述べた。
ネット上では「7時間も車を探して迷子になるなんて信じられない」「こんなミスで台無しにされるなんて本当に悲しくなる」「もう業務委託やめて直営にした方がいい」など批判的な意見が数多く上がった。一方で、「じゃあまた献血にいこう」といった前向きな声も一部見られた。
人々の善意によって成り立っている献血。今後協力者を減らさないためにも、再発防止の仕組みづくりが求められる。