大谷翔平
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スポーツ 2020年09月25日 11時15分
最大の“戦犯”は大谷? V逸のエンゼルスが崩壊の危機、同僚は職場放棄からそのまま退団か
エンゼルスの大谷翔平がパドレス戦に「5番・指名打者」で出場し、快心の一撃を右中間スタンドに叩き込み、チームを勝利に導いた(9月23日/現地時間)。とはいっても、同日は4打数1安打。第2打席以降は快音が聞かれず、打撃成績は1割9分4厘まで下がってしまった。 今さらだが、今季の大谷は投打ともに良いところがない。そして、敵地球場のペトコ・パークのセンターバックスクリーンに映し出された両チームのラインナップを見て、「優勝戦線から脱落する悔しさ」を再認識したのではないだろうか。 「ペナントレースが開幕した当初と比べると、エンゼルスはチームの雰囲気がガラリと変わりました」 現地入りした米国人ライターの感想だ。 まず、遊撃手のアンドレルトン・シモンズの名前が消えた。シモンズはメジャー屈指の遊撃手で、昨季は故障で2度も戦線を離脱したのにゴールデングラブ賞の最終候補にも残ったほどだ。そのシモンズが「や~めた」と、ひと足先に自ら今季の終了を宣言したのだ。 「ペナントレースはまだ数試合残っていますが、チームに優勝の可能性がなくなったことで、今季はもう試合に出ない、と。彼の代理人事務所によれば、新型コロナウイルスの感染防止を兼ね、今季は試合に出ないことを決めたそうです」(前出・同) 球団もそれを認めたという。“職場放棄”する側と“容認”する側、ともに日本では考えられない発想である。 また、シモンズはエンゼルスと6年契約を交わしているが、今季がその最終年でもある。「優勝を狙えるチームへの移籍を考えており、途中リタイアはその準備も兼ねている」との予想も聞かれた。 「8月末に、中軸打者であるグッドウィン外野手、米球宴にも選ばれたカストロ捕手を相次いでトレード放出しています。この時点で、ファンは『エンゼルスは優勝争いを諦めた』と解釈しました」(前出・同) いなくなったのは、シモンズで3人目というわけだ。 「エンゼルスは昨年オフの補強も成功し、優勝の可能性も高いと目されていました。投打ともに大谷の復活をアテにしていたので、チーム低迷の原因は大谷にもあります」(前出・同) 打撃不振と言えば、レイズの筒香嘉智も同様だ。しかし、チームは地区優勝を決めており、「ポストシーズン・マッチで巻き返しを」とモチベーションは失っていない。その点では、大谷は「良いところナシ」の一年となってしまった。 優勝、ポストシーズン・マッチ進出の可能性が消えると、チームは一変する。こうした寂しい光景と屈辱が大谷の糧となれば良いのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月24日 11時55分
エンゼルス・大谷、練習中に意味深な光景? 不振の中も首脳陣が安堵、まさかの新打法を導入か
エンゼルス・大谷翔平のバットから久々の快音が聞かれた。日本時間24日、敵地・オークランドでのアスレチックス戦に「5番・DH」で出場。3回の第2打席、左中間スタンドに飛び込む逆転の3ランを放った。 「マドン監督を始め、エンゼルスの首脳陣はスランプ脱出のきっかけを掴んだと判断しています」(現地メディア) ちょっと、気が早すぎるのでは? 前日まで20打席連続ノーヒットであり、ここまで苦しんだのは日本ハム時代にもなかったこと。22打席ぶりに出たヒットが特大アーチという、インパクトの強さがそう言わせたのだろうか。「開幕序盤の右肘故障が、バットにも影響しているのでは?」の懸念も聞かれただけに、慎重に見守るべきだと思うのだが…。 「いえ、久々に出たヒットがライナー性の打球か、野手の間を抜くゴロヒットだったら、エンゼルス首脳陣は『スランプ脱出』を口にしなかったでしょう。打球が上がったから、喜んだんですよ」(前出・同) >>エンゼルス・大谷が故障禍から抜け出せないワケ 高校時代から続く苦労、今季中の復帰登板も絶望か<< メジャーリーグ中継の日本視聴者も気が付いていると思うが、今季の大谷は2種類の打撃フォームを使い分けている。必要に迫られて変えているといった方が的確かもしれないが、右足の踵を上げる時と、上げないで摺り足でタイミングを取るフォームが見られる。興味深いのは、前者の方だ。 「打者・大谷」は、昨季も不振の時期があった。それは、5月。つまり、開幕して1か月が過ぎたころ、ゴロアウトが目立つようになった。今回の不振も「開幕から1か月後」だから、大谷にはそういう傾向があるのかもしれない。 「大谷に限らず、長距離タイプのバッターは、基本的に『ボールのやや下』を打ちます。ゴロアウトが多いということは、スイングスピードが遅れたか、タイミングが合わなくて、ボールを上から叩いているんです」(プロ野球解説者) ボールの下を振り抜くと、打球が上がる。マドン監督がスランプ脱出と判断したのは、大谷の久々のヒットが大きな放物線を描くホームランだったからだ。 「ボールのやや下」を振り抜くには、鋭いバットスピードが必要となる。スイングに勢いを加えるため、大谷は本来の打撃フォームとは異なる打ち方をしていたのだ。それが、右足の踵を少し挙げる打ち方だ。 「同日の第3打席は四球。第4打席は右安打で出塁、第5打席は一塁ゴロでした。摺り足に戻す時もありましたが、後は、微調整をすれば全快となるでしょう」(前出・プロ野球解説者) 関係者によれば、大谷は右足を完全に挙げる“一本足打法”で素振りをする時もあるという。 「一時期、試合でも一本足打法を使うのではないかと言われていました」(前出・米国人ライター) オールドファンの間では、一本足打法と言えば、王貞治氏の代名詞だ。大谷がそれを模倣したら、衝撃的なシーンになったはず。本来ならば、大谷は右足の踵を挙げない摺り足打法を使う。足を上げる、上げないによって生じるビミョ~なタイミングの差が、ホームランか、ゴロアウトの分かれ目となる。好調と不調は紙一重の違い。打者・大谷は“爆発寸前”と見ていい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月15日 17時30分
エンゼルス・大谷が故障禍から抜け出せないワケ 高校時代から続く苦労、今季中の復帰登板も絶望か
エンゼルスの大谷翔平の検査結果が発表された(8月3日/現地時間)。右屈曲回内筋群の損傷、投球再開まで4週間から6週間は要する。レギュラーシーズン最終戦は9月27日だ。今季中の復帰登板は「ない」と言っていい。 「9月上旬、キャッチボール程度ならできるようです。そこからブルペン投球を始め、実戦に持っていくとなれば、レギュラーシーズンの後のポストシーズン・マッチにも間に合わないでしょうね」(現地メディア) 「投手」は無理でも、「打者」としては様子を見ながらの起用になるそうだ(同時点)。しかし、大谷は怪我の多い選手というイメージもある。昨年はトミー・ジョン手術の影響で登板はゼロだった。その他にも、膝の手術も経験しており、高校時代まで遡れば、骨端線損傷、日本ハム時代も足首、左大腿二頭筋の怪我、渡米直前の2017年には右足関節有痛性三角骨の除去術も受けている。 二刀流は「怪我との戦い」でもあるようだ。日本ハム時代を知るプロ野球解説者がこう言う。 「若手時代は練習で苦労していたみたい。投手と野手の両方の練習をやらなければなりません。本人もそれを分かっていて、二刀流の道を選んだのですが、キャンプ中は、投内連携プレーを投手と野手の両方でこなすのが大変そうでした」 当たり前の話だが、野球はサインプレーの競技である。投手の場合、球種、牽制などのバッテリー間のサインと内野手から送られるそれを覚えなければならない。中継プレーやカバーリングの高度な動きは当然だが、ここに「打者」として、攻撃面での作戦サインも覚えなければならない。 「プロ野球も完全な縦社会なので、年齢、入団年度によって先輩・後輩が決まります。若手時代は雑用など練習以外にもやらなければならないことがたくさんあります」(スポーツ紙記者) 現在は投手と野手で練習日を分けるか、どちらかに比重を置くなどしている。長老の一部プロ野球解説者が「走り込み不足」と非難する理由はこの辺にある。 その意見には賛成しかねるが、メジャーリーグには全球団にデータ解析のアナリストが付いており、対戦投手の傾向や配球パターンが詳細に説明される。目を通さなければならないデータはかなり多く、対策に応じた練習が行われる。投手で出場する日は野手のミーティングには参加していないものの、大谷は通訳を介しているので他選手よりも時間が掛かってしまう。 「近年、怪我が続いているので練習量が少なくなっています。ベストコンディションのつもりで体を動かし、それで筋肉を痛めているのかもしれません」(米国人ライター) ピッチングとバッティングでは負荷を掛ける筋肉の個所が異なる。 米メディアも「大丈夫か!?」と心配する論調で今回の故障を報じていた。「焦らず、ゆっくり」と好意的な論調ばかりだったが、回復に要するのも「時間」なら、二刀流を高めていくのに必要なのも「練習=時間」だ。 投手と野手、やらなければならないことかたくさんある。二刀流とは気苦労も二倍、大谷の完全復活はもうしばらく先になりそうである。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月04日 11時50分
エンゼルス・大谷、メスを入れた右ひじに異変? KO後の意味深な表情、計算を狂わせた2つの理由とは
エンゼルスの大谷翔平投手がヤバイ! アストロズ戦に先発したが(8月2日/現地時間)、2回途中、5四球2失点で途中降板となってしまった。単なるKO劇ではない。途中降板となった2イニング目だが、3連続四球に加え、球速が10キロ以上も落ちていた。交代を告げられた後、ベンチに腰を掛けるなり、頭を抱え込むようにしてうなだれ、暫くの間、眉をひそめていた。 「どこか、痛めたんじゃないか?」 衛星放送を見たファンもそう思ったのではないだろうか。 試合後のオンライン会見でのことだ。最初に大谷の負けを消す満塁アーチを放ったプホルスが、米メディアの質問に答えた。次に球団広報が現れ、こう説明した。 「(大谷は)右腕の違和感を訴えた。現在、MRI検査を受けている」 広報は右腕と言ったそうだが、トミー・ジョン手術でメスを入れた右肘を指し、「何かあったのか?」「再発か?」とさらに突っ込んだ質問が出て、広報は「検査結果はまだ出ていない」とはぐらかしたそうだ。 「試合終了を待たず、病院に直行しました」(MLB放送スタッフ) 「投手・大谷」の復帰プランは、今季よりエンゼルスにやって来たミッキー・キャラウェイ投手コーチが統括していた。同コーチもトミー・ジョン手術の経験者で、再発防止と復帰の練習メニューを持っており、また、サイ・ヤング賞2回のコーリー・クルーバーなどを育てている。 「キャラウェイコーチは、復活プランの一つとして、大谷にカーブを多投させていました。カーブを投げることで、メスを入れた肘周辺の筋肉を適度に鍛えられると聞いていますが」(米国人ライター) 大谷は日本ハム時代からカーブはあまり投げてこなかった。直球、スライダー、フォークボールがメインだったが、復帰第一戦となった前回登板(7月26日/同)で、やはりカープを多投している。大谷は1アウトも取れず、降板したが…。 「キャラウェイコーチは2年とか3年を掛けて、トミー・ジョン手術を受けた投手と向き合っていきます。公式戦に登板できるようになったことと、試合で投げ勝つことでは意味が違います。完全復活まで長い月日が掛かります」(前出・同) 登板前日のオンライン会見では、無観客試合でモチベーションが上がらないことも漏らしていたという。テンションを上げようとし、力みすぎてしまったのかもしれない。 エンゼルス内には今後のことも考え、たとえ検査結果が軽症でも「無理をさせるべきではない」との意見もあるそうだ。エンゼルスは確か、優勝候補にも挙げられていたはず。それは、大谷が「投打」で活躍することが大前提だった。登板後に見せた苦悶の表情が気になる…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月13日 12時00分
張本氏「難しいな今年の大谷は」紅白戦登板の大谷翔平を酷評 「投手としては厳しい」「結論出すの早い」賛否の声
12日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がアナハイム・エンゼルス大谷翔平を酷評した。 番組では日本時間8日、アナハイム・エンゼルスの大谷翔平投手が紅白戦でマウンドに上がり、打者延べ10人に対しフォアボール7個、被安打1、失点1と、「らしくない」投球を見せたことが紹介される。 中日ドラゴンズ、オリックスブルーウェーブ、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属した山崎武司氏は、「大谷としては投げたっていう収穫はあったと思うんですけども、まだ試合となると、これ微調整どころか大調整が必要だと思いますので、もう少しちょっとピッチャー大谷は時間が掛かるかなっていう印象ですね」と話す。 >>張本勲氏、大谷翔平に「今年は大した成績を残せない」 数十秒の練習動画への発言に「何がわかるのか」批判の声も<< さらに、「ちょっとまだ見てると怖がってますよね、投げ方が。まだやっぱり自分が本当に10 に近いこの腕の振りをした時に、また壊れてしまうんじゃないかっていう恐怖感がありますので、これを取り除いて欲しいです」と怪我を怖がり、恐る恐る投げているのではないかと指摘する。 張本氏も山崎氏の意見に頷くと、「大谷は本調子じゃない。彼の投げ方じゃないもん。肘がね、初めから終わるまで曲がってるもん。彼のいいところはね、肘を伸ばしてしなるように投げるんですが、肘をかばって投げているから、コントロールもつかないし、球も遅い。難しいな今年の大谷は」と予測した。 解説者2人の「酷評」に、視聴者からは「成績が出ていないので仕方ない」「確かにファイターズ時代と比べると腕が振れていない」「無意識の恐怖感が抜けないと、投手としては厳しいかもしれない」と納得の声が上がる。 一方で、「1年間実戦で投げてないし、これから。1試合で結論を出すのはあまりにも早すぎる」「1試合で難しいはないでしょ」「もう少し長い目で見られないのか」という反論も出た。 トミージョン手術から復帰し、活躍している投手も多数いることを考えれば、復活する可能性は高い大谷翔平。酷評を跳ね返す活躍を期待したい。
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スポーツ 2020年06月08日 12時00分
張本勲氏、大谷翔平に「今年は大した成績を残せない」 数十秒の練習動画への発言に「何がわかるのか」批判の声も
7日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がアナハイム・エンゼルスの大谷翔平に「ダメ出し」をしたことが、物議を醸している。 番組では、大谷が自身のInstagramにピッチング動画を公開したことを紹介。わずか数十秒だったが、マウンドから打者相手に投げる様子が『サンデーモーニング』でも取り上げられた。 関口宏はこの様子を見て、「大谷くんの絵はあれしかないんですよ。あれでなんかわかります?ハリさん」と張本氏に話を振る。すると、同氏は「いやあ、本調子じゃないね。あんまりね、今年やってもそんなに大きな成績残せないと思うよ」と苦言を呈す。 そして、「なぜならばね、人気者だからあちこち出てるわね、タレントじゃないんだからね。練習と身体を鍛えてもらいたいわねえ」と持論を展開する。 関口は「僕なんかああいう絵だけだけど、いいんじゃないかと思っちゃうんだけど…」と話すが、張本氏は「いやいや。決して良くないですよ。躍動力がないもん」とバッサリと切った。 この発言に、一部視聴者が猛反発。「数十秒の動画で何がわかるのか」「言うほどそんなにメディアに出ている印象はない」「身体はしっかりと鍛えている。事実、かなりビルドアップしている」「全力に投げている動画じゃない」など、批判の声が相次ぐことになった。 張本氏は大谷について、メジャリーグ移籍前から「大した成績を残せない」と厳しい評論を浴びせており、右肘を痛めた際には以前から「走り込み不足」を再三指摘。さらに、「ウェイトトレーニング」にも否定的な立場を取り、一部から猛反発を受けている。 メジャーでも二刀流を続け、その類まれなる才能を見せつけた大谷。彼なら張本氏の酷評を、投手・野手の両面で跳ね返してくれることだろう。
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スポーツ 2020年05月07日 17時00分
マエケン、大谷の凄さを独自の表現「ちっちゃ!」 NPB時代に打者として対戦、打席で受けたストレートの衝撃を明かす
ツインズ・前田健太が6日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。エンゼルス・大谷翔平について言及した。 『日本時代に打席で見てスゴイと思ったピッチャーBEST3!!(ストレート編)』というタイトルの本動画で、前田は広島時代(2007-2015)に打者として対戦しストレートがすごいと感じた投手を3位から順に発表。その中の3位に大谷の名を挙げた。 NPB史上最速記録(165キロ)を保持する大谷について、前田は「1回だけ打席に立ったことがある。158キロとか投げてきてめちゃくちゃ速かった」と発言。大谷のストレートは「投げた瞬間から(どんどん球が)小さくなる。打席の近くまで来ると『ちっちゃ!』みたいな感じ」と、速さのあまり目で追うこと自体が非常に難しく感じたという。 「(速過ぎて)球の縫い目が見えなかった。白いピンポン玉みたいに見えて、打つのがすごく難しいなと思った」という前田。対戦時にはストレートをバットに当てることはできたとのことだが、「ストレートしか待っていなかったから、変化球を投げられたらバットには当たっていなかった」とのこと。ストレートだけなら慣れや研究による対応は可能だが、変化球が加わると球種の分だけ対策が必要となるため対応しきれないことを語った。 高校時代(PL学園)に4番を任されるほどの打力を兼ね備えていることもあり、他の投手のストレートを速いと感じたことは少ないという前田。ただ、大谷のストレートは「今までで一番速かった。(今回のランキングでは)3位なんだけど、(純粋な)速さで言うと一番速かった」と評していた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「中継で見てても速いから実際に見ると想像以上の球なんだろうな」、「好投手はマウンド上の姿や投げる球が大きく見えるってよく聞くけど実際は逆なのか」、「NPB史上最速の投手だからそりゃインパクトも強いよね、バットに当てるマエケンも凄いけど」、「マエケンは大谷に三振喫してなかったか?」といった反応が多数寄せられている。 これまで広島(2007-2015)、ドジャース(2016-2019)、ツインズ(2020-)でプレーしている前田と、日本ハム(2013-2017)、エンゼルス(2018-)に所属している大谷。両者は2013年から2015年にかけNPBの交流戦で3度対戦しているが、そのうちの1つである2014年6月4日の試合では打者・前田、投手・大谷として対戦。前田は大谷に「2打数0安打・1三振」に抑え込まれている。 日本時代から打力のある投手として知られ、メジャーでも昨シーズンは「.250・6打点・12安打」と高い数字をマークしている前田。その前田でも、大谷のストレートに対しては脱帽しているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について前田健太の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCJlavxr4G9OFkymtkbKZmOw
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スポーツ 2020年05月05日 11時30分
コロナ禍でも衰え知らず? 張本勲氏の上半期炎上発言3選
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツイベントが軒並み中止になっているものの、毎週『サンデーモーニング』(TBS系)内での過激発言が物議を醸す張本勲氏。今回は2020年4月までの炎上発言を振り返ってみたい。・大谷翔平に「プロレスラーじゃない」「走り込め」 アメリカメジャーリーグ、アナハイム・エンゼルスの大谷翔平が、2020年シーズンのスプリングキャンプで大幅にビルドアップした姿を見せ、張本氏は「ダメだねえ大谷は。あんな身体作っちゃダメだよ。プロレスじゃないんだからね。野球に必要な身体だけでいいんですよ」と、強烈なダメ出しをする。 さらに、「身体を大きくすると膝に負担がかかる」「上半身ばかり鍛えてもダメ」と話し、「もっと走り込むべきだ」と、これまでの「走り込み至上主義論」を展開した。 この発言に、「大谷も考えての行動。頭ごなしに否定しないでほしい」と怒る声と、「確かに余計な筋肉は付けるべきではない」という意見で議論が巻き起こることになった。・ヤクルト嶋基宏の骨折に「避けるのが下手」 3月に無観客で行われた、東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガース戦で、阪神タイガースの中田賢一の投げたボールが、嶋基宏の右手に当たり骨折した様子を見た張本氏は「嶋には悪いけどね、下手だねえ今の選手は、デッドボール逃げるの」と指摘。 さらに、「背中で受けなければダメ」と技術不足を指摘した上で、「あれを教える人が今、少ないんですよ。バントの構えとか、バントする技術。あるいはデッドボールで逃げる。教えるコーチがいないんだねえ」と指導者にも批判を浴びせた。 この発言も、「技術不足は否めない」「間違ったことは言ってない」と擁護もあったが、「ぶつけられた選手を悪く言うな」「嶋を責めるのは間違っている」という批判が噴出することになった。・元気の秘訣は「ラフィーネアルファ」を飲む 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、張本氏のみ出演となった4月5日の放送。関口宏からコーナー冒頭で、「元気の秘訣」を聞かれた張本氏は「後で教える」と話す。 そして、コーナー最終盤で「それと最後に、元気なのは健康食品のラフィーネアルファというのを飲んでるの」と、発言。関口は「PRじゃないの?」と困惑してしまった。 張本氏はラフィーネアルファのCMにも出演しているだけに、一部視聴者から「宣伝するな」と批判されることになった。 発言が炎上・批判されることが多い張本氏だが、発言の注目度は高い。これからも、その過激発言で視聴者を楽しませてほしい。
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スポーツ 2020年04月26日 11時00分
大谷、外崎は望み薄も楽天・銀次に達成の期待? 歴史上で2名のみ、全ポジションで出場したユーティリティープレイヤー
プロ野球の世界で、複数ポジションを守れる選手のことを指す言葉である「ユーティリティープレイヤー」。選手起用の幅を広げられる存在として、首脳陣に重宝されている選手も少なくない。 最近では内外野5つのポジションを守れる西武・外崎修汰や、投手・外野手を兼任する“二刀流”のエンゼルス・大谷翔平(日本時代は日本ハム)が代表的な選手であるユーティリティープレイヤー。しかし、過去には投手・野手を含めた全9ポジションに出場した究極のユーティリティープレイヤーとも呼べる選手がいる。 南海(1964-1971)、日本ハム(1972-1976/前身含む)、ロッテ(1977-1982)の3球団でプレーした74歳の高橋博士氏は、日本ハム時代の1974年9月29日南海戦でプロ野球史上初の全ポジション出場を達成。高橋は当時の球団社長・三原脩氏(故人)が発案したファンサービスとして、同戦で全9ポジションを1イニングごとに順番に務めた。 もともとは捕手として南海に入団したが、当時チームに在籍していた野村克也氏(故人)の存在もありそれまでも遊撃、三塁など内野の複数ポジションで出場を重ねていた高橋。使い勝手の良さを武器に通算で「1288試合・.254・60本・314打点・790安打」といった数字を残している。 ロッテ(1991-1997)、オリックス(1998-2001)、近鉄(2002-2003)の3球団に所属した52歳の五十嵐章人氏は、オリックス時代の2000年6月3日近鉄戦で高橋以来2人目の達成者に。高橋は1試合の中で達成したが、五十嵐はそれまで投手を除く全てのポジションで出場経験があり、これを知っていた当時の監督・仰木彬氏(故人)が同戦の8回裏に投手として登板させたことで記録達成となった。 近鉄時代の2002年には、こちらも珍しい「全打順本塁打」(史上6人目)を達成してもいる五十嵐氏。現役通算で「870試合・.234・26本・171打点・422安打」をマークし、引退後はソフトバンクや独立リーグで監督・コーチを歴任している。 全ポジション出場を達成した以上の2名を見ると、どちらも複数ポジションを守れることを受けたチーム上層部の意向により記録を達成する形となっている。常日頃から「どこでも守れる」という印象を周囲に与えることが記録達成のカギを握るといえそうだ。 ただ、いくら複数ポジションを守れるといっても、投手、捕手のポジションに関しては“延長戦が長引き選手を使い切った”、“早々とリーグ優勝、CSを逃し消化試合となった”というような個人では左右できない要素が絡まないと出場は難しい。延長戦はともかく消化試合の面で考えると、常に優勝争いを展開する強豪よりはBクラスの方が多いチームの方が達成者を輩出する可能性は高いのかもしれない。 これらの点を踏まえ、現役で達成の可能性がありそうなのはヤクルト・藤井亮太と楽天・銀次の2名。両名ともこれまで内外野の複数ポジションを務めた経験も持つ上、藤井は2014年、銀次は2019年に既に捕手出場を果たしている。今後のチーム状況次第だが、記録達成にも十分期待が持てるのではないだろうか。 五十嵐氏が達成して今年で20年が経つこの珍記録だが、果たして今シーズン3人目の達成者が誕生するようなことはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月12日 11時00分
中日・石川、大胆起用の必要はなし? 開幕スタメンに抜擢された高卒新人野手、揃って1年目に大苦戦
昨年のドラフトで中日、ソフトバンク、オリックスから1位指名を受け抽選の末、中日に入団した石川昂弥。今年のルーキーの中では、最速163キロ右腕のロッテ・佐々木朗希にも負けないくらいの素材と目されている内野手だ。 2月の春季キャンプでは二軍スタートとなり、同月16日には左肩を痛めるなど出だしは良くなかった石川。しかし、3月14日のソフトバンク二軍戦から実戦に復帰して以降は打撃面で結果を残し続けたことから、ファンの間では「開幕スタメンで使っても面白いのでは?」との期待も高まりつつある。 春季キャンプからまだ数カ月しかチームで過ごしていない上、まだまだ体も出来上がっていない高卒の野手がいきなり開幕スタメンをつかむのは至難の業。実際、過去10年の高卒新人野手では3名しか開幕スタメンに起用されていないが、この3名はどのような成績を残したのだろうか。 2010年ドラフトでオリックスに1位指名を受け入団した後藤駿太(2011~2017年の登録名は駿太)は、2011年4月12日のソフトバンクとの開幕戦に「9番・ライト」で出場。高卒の新人野手としては球団史上初の開幕スタメンだったが、同年の最終成績は「30試合・.100・0本・1打点・3安打」と振るわなかった。 後藤は翌2012年も32試合の出場にとどまったが、2013年から2017年にかけては5年連続で100試合以上に出場するなど一軍の座を確保。ただ、ここ1、2年は出場100試合を割り込むシーズンが続いている。 2012年ドラフトで日本ハムに1位で入団した大谷翔平は、2013年3月29日の西武との開幕戦に「8番・ライト」で先発出場し2安打をマーク。しかし、同年は打者として「77試合・.238・3本・20打点・45安打」、投手として「13登板・3勝0敗・防御率4.23」とどちらも中途半端な成績に終わった。 ただ、大谷はその後投打二刀流の選手として大きく成長し、2016年には史上初めて投手部門と野手部門(指名打者)で同時にベストナインを受賞。また、2017年オフにポスティング移籍し2018年からプレーする米メジャー・エンゼルスでも、2シーズン合計で40本塁打、4勝をマークしている。 2018年ドラフトで阪神、楽天、ロッテから1位指名を受けロッテに入団した藤原恭大は、2019年3月29日の楽天との開幕戦に「1番・センター」として出場。球団の高卒新人野手としては史上3人目となる開幕スタメンに抜擢された。 ただ、その後の藤原は開幕戦を含めた6試合で「.105・0本・2打点・2安打」と振るわず4月7日に二軍落ち。その後は二軍では82試合に出場したが、一軍で出場する機会はなかった。 高卒新人野手として開幕スタメンをつかんだ以上の3名を見ると、全員ドラフト1位で指名されている。ドラフト当初の首脳陣の期待が大きく反映された形となっているため、同じドラフト1位の石川が開幕スタメンに抜擢され、持ち前の打撃を披露する可能性はあるといえるだろう。 しかし、過去の3名は全員その後のシーズンで苦戦。また、1年目が終わったばかりの藤原はともかく後藤は主力の座をつかみきれてはおらず、メジャーで活躍中の大谷もルーキーイヤーの4月に左足首をねんざして以降左太もも、左膝蓋骨など左足に故障が頻発している。長い目で見るならば、二軍でしっかりと体作りに励んだ方がいいかもしれない。 ただ、今シーズンは新型コロナウイルスの影響で開幕が延期されているため、この間の取り組み次第で与田監督が開幕スタメンに抜擢する可能性は決してゼロではない。各選手が難しい調整をしいられる中、石川は首脳陣に調整面でもアピールすることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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