スポーツ
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スポーツ 2018年07月31日 11時40分
お約束満載!レジェンドが今年も魅せた!『ドリームマッチ』MVPは“ハマの番長”三浦大輔
7月30日、『サントリードリームマッチ』が東京ドームで行われた。1995年から“夢や感動を伝えたい”との想いから行われているイベントで、今年で23回目を数える。往年のスタープレーヤーが勢ぞろいし、熱い戦いが今年も繰り広げられた。 今年も昨年に引き続き、山本浩二率いる「ザ・プレミアム・モルツ球団」と田尾安志率いる「ドリーム・ヒーローズ」が対戦。昨年は4点差をひっくり返し、モルツが勝利をあげた。☆さすがのプレー 連勝を狙うモルツは、三浦大輔と谷繁元信の横浜バッテリー、雪辱を果たしたいヒーローズは桑田真澄の先発で幕を開けた夢の試合。序盤こそ山崎武司、関本賢太郎、岩村明憲らがホームランをかっ飛ばし、鈴木尚広の足と谷繁の肩の勝負、門倉健の剛速球など、「さすが元プロ」と観客を唸らせるプレーを見せた。☆スタンド沸かせるスターのエンタメ しかし、ヒーローズのマウンドに下柳剛が上がった辺りからエンターテインメント色が強くなる。関本のトンネルや、レフトのG.G.佐藤の落球で下柳がキレて帽子を叩きつける“いつかどこかで見た光景”も見られた。 例年の”お約束”ピッチャー佐野慈紀、キャッチャー小田幸平、バッター和田一浩のピッカリコントも健在。審判も交えての”頭を使った光の共演”に、スタンドは大爆笑。ちなみに佐野は一年間、生える部分のみ髪を伸ばし、しかもパーマまであてる気の入れようだった。☆趣深い対決の数々 その他にも、ランディ・バース対槙原寛己の因縁の対決、山本昌対山崎武司の元ドラゴンズラジコン仲間対決、山本浩二対池谷公二郎のカープ対決、中村紀洋対小田幸平の「紀洋打法」物まね対決など、ここでしか見られないマッチアップが続いた。☆若い者にはまだまだ負けない リビングレジェンドも溌溂とした姿を披露。“浪速の春団治”に乗って登場した川藤幸三は口に「プレモル」を含むと、バットに吹きかけるパフォーマンスのあと、渾身のフルスイングを見せる。負けじと、“球界のご意見番”張本勲もライト前ヒットを放ち大ハッスル。スタンドのオールドファン達に元気を届けた。☆MVPはハマの番長 試合は12-6でプレミアムモルツ球団が勝利。MVPには試合前「二段モーションで頑張ります」と意気込んでいた、ハマの番長・三浦大輔が受賞。先発で1回を無失点の好投、バットでも横浜大洋の大先輩・齊藤明雄からヒットを放つ大活躍で「緊張した」と振り返りながらも、初出場にして栄冠を手にした。 真剣勝負あり、エンターテインメントありの野球の楽しさがいっぱい詰まった楽しいイベント。時間を過ごした44,883人の観客は、「来年もその先も、ずっと続けて欲しい」と大満足して帰路についていた。取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年07月30日 16時45分
インディープロレス界“希望の18歳”井土徹也「僕が勝つことで中高年に刺激を与えたい」
GOING-UPプロレス『middle edge シリーズ vol.2』東京・王子BASEMENT MON☆STAR 『中高年に元気を与えたい』がコンセプトのGOING-UPの旗揚げ3戦目が、台風が過ぎ去り暑さが蒸し返す北区王子のBASEMENT MON☆STARで行われた。 第1試合では元・FMWの黒田哲広と、闘龍門出身のアミーゴ鈴木が中高年ベテランタッグを結成し、マスクドミステリー&若手の室田渓人と対戦した。黒田とアミーゴは若い室田を集中攻撃し、中高年ベテランタッグが勝利した。 第2試合ではイケメン中高年、新納刃がヒートアップの若手イケメンレスラー飯塚優と新旧イケメン対決を繰り広げた。サンボ殺法を得意としている飯塚だが、新納のテクニックには通用せず。得意の蹴りも新納の前蹴りに遭い、吹っ飛ばされる場面があった。この試合も中高年の新納が快勝している。 middle edge勢が連勝する中、第3試合ではバッファロー&渡辺宏志が登場。前日にヒートアップユニバーサル王座の2度目の防衛に成功した兼平大介と、GOING-UPの若い力を引っ張る大谷譲二が、旗揚げ戦以来のタッグを結成して対決した。中高年と新世代の真っ向勝負となったこの試合は中高年タッグに苦戦しながらも、譲二がスライディングDで渡辺から完全なピンフォールを奪い、新世代タッグが勝利を収めた。 セミファイナルでは、IWA熱波軍の松田慶三が、ヒートアップ10.31とどろきアリーナ大会で引退する近藤“ド根性”洋史とシングル対決。同じ神奈川県出身の両者だが、松田が大和を、近藤が相模原を、とそれぞれ地元愛を背負って闘った。千両役者の松田は終始試合のペースを離さなかったが、近藤の諦めない気持ちが観客にも伝わり好勝負に。最後は慶三ロックボトムの前に散ったが、松田が称賛すると一緒に熱波パフォーマンス。松田がリングを降りると譲二が現れ近藤と対戦することを表明し、次回8.19王子大会での対戦が決定した。 メインイベントは前回、藤原秀旺&松崎和彦のアライヴァルに敗れた“鬼将軍”ガッツ石島&“インディー希望の18歳”井土徹也が務めた。相手は松崎と、謎のマスクマン、秀・ザ・イルミナティ、スーパー・ドクター・秀の3人だった。2対3のハンディキャップマッチとなったこの試合で、序盤にドクターはガッツの口の中に何やら錠剤を押し込んだ。これを飲んでしまったガッツは松崎の垂直落下式ブレーンバスターを食らってKOされ戦闘不能に。井土が3人を相手にすることになってしまった。 この日の松崎の動きは良かった。伝統芸能の呼び声も高いジャンピングネックブリーカードロップなどを惜しみなく披露。これにイルミナティの立体殺法や、ドクターの心臓マッサージ式フォールや聴診器を使ったチョーク攻撃を食らいまくったのだからたまらない。 しかし「ワンチャン狙ってました」と井土は言う。ブレーンバスターから、打点の高いドロップキックで形勢を逆転すると、赤コーナーにもたれかかりながらガッツが蘇生した。タッチを受けたガッツはパワーファイトで3人を寄せつけない。最後はタッチを受けた井土がガッツのジャンピングハイキックから、きれいなジャーマンスープレックスホールドを決めてイルミナティから3カウントを奪った。 前日のヒートアップ板橋大会でも6人タッグながら格上の伊東優作から3カウントを奪っており、井土の連夜の金星に王子はおおいにわいた。試合後に攻撃をやめないアライヴァルを見かねたミステリーが、ガッツ&井土の助っ人として登場。次回大会ではミステリーを加えたトリオを結成し、藤原、松崎、イルミナティと6人タッグマッチに臨むことになりそうだ。 「GOING-UPは中高年に元気を与える団体ですけど、僕は勝ち続けることで、中高年に元気と刺激を与えられるようになりたい」と井土は力強く語る。「ガッツさんには練習も見てもらっていて、前よりもドッシリとした試合ができるようになってきたと思います。藤原秀旺は僕が取らなきゃいけない相手。僕が勝たなきゃ意味がないんですよ。僕が上に行くためにも秀旺には絶対勝ちます」と井土は言い切った。 井土には「将来はメジャーな存在になりたい」とビジョンを描いているだけに「この年齢で止まってる余裕はないんです」と言った。「インディーの希望」ではなく、「プロレス界の希望」と呼ばれるのが本望なのだろう。 次回からこの抗争に入ることになったミステリーは「若いやつらが活躍してるところを見ると、負けられねぇなって気持ちになるんだよね」と井土や譲二の活躍が背中を押したことを認めている。 またGOING-UPのプロデューサーでもあるガッツは「まだ所属になる前に徹也を見たとき、潜在能力があると思った。井土、兼平は体が大きいから、育ててみたいなと思ったんですよ。まさか本当に教える立場になるとは思ってなかったですけどね」と笑う。「譲二みたいに中高年と闘うことで、元気を与える方法もあるけど、きょうの徹也はオレが眠ってた間、1人でチームを守ってくれたわけでしょ?だから18歳の徹也が中高年と組んでも、元気になるというか、刺激を受けたり、勇気をもらったり、助け合う気持ちが芽生えたりもするんですよね。GOING-UPは譲二と徹也の競争の場でもあると思うので、そこも楽しんでもらえたら嬉しいです」と満足げ。若い力への期待感を口にした。 この団体のキーマンは中高年ではなく、大谷譲二や井土徹也なのかもしれない。2人がこの団体で目指す方向性は同じだが、ガッツが話するように、ベクトルは違う方向なのが面白い。どちらが先に中高年ファンの心をつかむのか見守っていきたい。取材・文 / 増田晋侍写真 / T-サモハン
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スポーツ 2018年07月30日 16時35分
【DeNA】5年連続勝ち越しなるか!?横浜夏の一大イベント!「YOKOHAMA STAR NIGHT 2018」開幕!
☆今年のユニフォームは「スパンコール」 横浜DeNAベイスターズは、7月31日〜8月2日の読売ジャイアンツ戦を「YOKOHAMA STAR NIGHT 2018」として開催する。ビジター応援席以外の観客に選手が着用するスペシャルユニフォームをプレゼントし、スタンドを青く染める圧巻の風景はすっかりおなじみとなった。今年のユニフォームのテーマは「スパンコール」。横浜の星空をモチーフにしており、「プラネタリウムみたいできれい」と評判も良い。先行発売しているユニフォームの売れ行きも好調だ。☆屈辱の7連敗スタート 「STAR NIGHT」はDeNA球団発足から間もない2012年から開かれている目玉イベント。しかし初年度のジャイアンツ戦は、内海や村田にやられて3連敗。翌年のドラゴンズ戦も逆転負けや打撃戦での敗戦を重ねて3連敗を喫し、配られたブルーのサイリウムが次々にグラウンドに投げ込まれる事態に。それを拾い上げ、悲しげに"T"を形どっていた助っ人ナイジャー・モーガンの姿を覚えているファンも、少なからずいるであろう。2014年のスワローズ戦の初戦も井納が打ち込まれ、大敗を喫すると「このイベントは呪われているのでは」などと噂されるほどだった。☆流れが変わった4時間ゲーム しかし次戦、1点差リードで迎えた9回のピンチで、エンジェルベルト・ソトが踏ん張り、4時間ゲームを何とかものにして悲願のスターナイト初勝利。スタンド、ベンチともに、なんだか優勝でもしたかのようなお祭り騒ぎとなった。3戦目は台風の影響でスタンドの階段が川のようになった。しかし、ドル箱カードを流したくない執念があったのか、開始時間を1時間半も遅らせて決行。結果はいい方に転び、前日の勢いそのままに快勝。カード勝ち越しを決めた。 DeNAはここから2015年スワローズ戦、2016年ドラゴンズ戦と、ともに2勝1敗の勝ち越し。昨年のドラゴンズ戦も台風の影響で3連戦の開催が危ぶまれた。ユニフォームのデザインがアメダスの降雨量表示に似ていたため、「ユニフォームのたたり」などとやゆされたが、中止は1戦のみで済んだ。戦績も1勝1引き分けで、4年連続の勝ち越しとなった。☆2012年以来のジャイアンツ戦 今年は久々のドラゴンズ、スワローズ以外のジャイアンツが相手だ。2015年、昨年に続き平日開催であるにもかかわらず、チケットも発売早々にソールドアウトした。今年は横浜駅のデパートとホテルでライブビューイングも行われ、そちらも大好評。横浜はかつて夏の風物詩だった神奈川新聞主催の花火大会が警備の問題で休止。今では市民の夏のお楽しみが「STAR NIGHT」になっているのではと思わんばかりの盛り上がりを見せている。そんなファンのためにも勝ち越し、いや「STAR NIGHT」初の3連勝を飾ってもらいたい。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年07月30日 16時25分
オリックス担当記者が分析、“オリの神童”由伸抹消も、“投げる闘争心”近藤大亮に期待!
24日から始まった関東、北海道のビジター9試合は、優勝圏内に踏みとどまっていたオリックス・バファローズにとって、最低でも勝ち越しが必須の大事な遠征だった。しかし、結果は今季ワーストの8連敗。最後の試合こそ勝ったものの、自力優勝は消滅。貯金生活から一転、借金生活に逆戻りしてしまった。▼7月24〜29日のオリックス戦績【対 埼玉西武 メットライフドーム】24日●金子千尋 1-7 多和田真三郎○25日●増井浩俊(先発はディクソン) 5-6× ヒース○(先発は十亀剣)※延長10回26日●増井浩俊(先発はアルバース) 1-2× ヒース○(先発は菊池雄星)※延長10回【対 北海道日本ハム 札幌ドーム】27日●西勇輝 2-13 上沢直之○28日●山岡泰輔 0-3 堀瑞輝○29日○近藤大亮(先発はローチ) 8-2 トンキン●(先発は高梨裕稔)※92試合42勝46敗4分けのパ・リーグ5位。首位・西武と10.5ゲーム差、3位ソフトバンク、ロッテとは2ゲーム差。最下位の楽天とは4.5ゲーム差。 野手では小谷野栄一が北海道遠征から復帰したが、主軸だったT-岡田、中島宏之は復帰のめどがまだ立っていない。投手陣ではシーズン序盤にアルバースとともに先発陣を引っ張ってきたルーキー・田嶋大樹が肘の張りが取れず離脱中と、主力の離脱が相次ぐ中、若い選手たちの力でよくここまでやってこれたという印象が強い。 その中で、主に8回を任され現在ホールドとホールドポイントでリーグトップを走る高卒2年目の新人王最有力候補“オリの神童”山本由伸が、27日に登録を抹消された。連敗中だったこともあり、ファンにさらなる衝撃を与えたのは事実だろう。しかし、由伸の抹消はCS争いが佳境を迎える前に離脱を防ぐ予防的なものであって、決してネガティブなことではない。むしろ早く決断した首脳陣の判断は正しかったと思う。 由伸は6月下旬から抜け球が目立つようになり、失点する場面も見られるようになった。7月の防御率が3.24(シーズン防御率は1.41)だった。39試合登板と、本人にとっては未知の領域に達し、ピッチングに変化が出てきたのは明らか。抹消前、由伸も「体のバランスが崩れているので、スピードも落ちている。一度しっかり修正したい」と話していた。抹消期間中に本来の姿を取り戻し、チームのCS争いと自身のタイトル争いに専念してもらいたい。なお、由伸は一軍に帯同しながら調整し、抹消から10日間での復帰を目指すことになりそうだ。 疲労が蓄積しているのは西武戦で連夜のサヨナラ打を浴びた“新守護神”増井浩俊ら、他の投手陣も同じ。ただ、昨年セットアッパーとして活躍した“投げる闘争心”近藤大亮の調子が上向きなのは好材料だろう。近藤はあの“誤審”によるホームランを除けば、6月16日のDeNA戦での失点を最後に無失点を続けているのだ。これまでは先発が早く崩れた場面や、6回、延長戦などで起用されていたが、由伸の離脱に伴い、7回を任されることになった。8回の“オリの鉄人”吉田一将とともにセットアッパーに再昇格。7月に9試合を投げ、防御率0.00の成績を収めて4月に6.75だった防御率を3.19まで戻した。 最近はストレート一辺倒ではない。「完璧に真っすぐを狙われてると思ってるので、絶対に抑えなきゃいけない場面は変化球中心に組み立てたりしてます」とカットボールなどスピードのある変化球を織り交ぜながら打ち取る場面が増えている。近藤がセットアッパーとして機能すれば、由伸や黒木優太が復帰したときに、登板試合数が12球団最多の吉田一、増井を休ませることも可能になる。相手チームに中継ぎ陣の層の厚さを知らしめることもできるだろう。由伸の抹消中、近藤にかかる期待は大きい。 「腕がちぎれるぐらいの気持ちで投げる」というのが今年近藤が掲げたテーマ。“投げる闘争心”近藤大亮の闘志と男気あふれるピッチングが、チームを最大の危機から救ってくれるだろう。取材・文・写真 / どら増田、垪和さえ
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スポーツ 2018年07月30日 16時05分
浅倉カンナ、蝶野正洋をオマージュしたRENAに連勝!“相方”那須川天心も祝福!
『RIZIN.11』▽29日 さいたまスーパーアリーナ 観衆 17,912人 “神童”那須川天心が欠場したにもかかわらず、RIZINにとって今年初めての首都圏開催ということに加えて、浅倉カンナとRENAによる昨年の大晦日以来の再戦が話題を呼び、さいたまスーパーアリーナにはたくさんの観客が来場。第1試合から熱気に満ちあふれていた。 後半は五味隆典の4年ぶりとなるKO復活劇に会場は爆発的に盛り上がり、中には涙を流すファンの姿もあった。五味は「真夏に判定はダメ。KOでしょ」とマイクアピールをすると、体重オーバーしてきたメルビン・ギラードに対して「日本の格闘技をナメるな!」と一喝。最後は鉄柱に登る危険なパフォーマンスで、ファンと喜びを分かち合った。 メインにラインナップされたカンナとRENAの再戦は、フジテレビ系列の地上波で完全生中継。生中継がこの1試合のみだったところに、この試合への注目度と期待度の高さがうかがえた。 前日の軽量から、まるでヒールかのような雰囲気をかもし出していたRENAだが、これまでの赤いコスチュームを一新。入場テーマ曲の冒頭にはプロレスラー蝶野正洋のテーマ曲『CRASH』(蝶野入場バージョン)を流し、黒のロングガウンに黒いコスチュームを身にまといながら威風堂々と入場。セコンドは蝶野も所属していた世界的なヒールユニット『nWo』ならぬ『nRo』Tシャツを着用する徹底ぶり。これまでの明るさを封印し、色気を前面に押し出したセクシーでカッコいい“ブラックRENA”としてリングイン。まるで王者のような顔つきで、カンナの入場を待った。 初代女王のカンナはRENAとは対照的に、大晦日と同じピンクのコスチュームで入場。会場の3アングルに分かれたビジョンはもちろん、お茶の間にもリングサイドでこの試合を見守る“相方”天心の表情が映された。煽り映像では、天心とのプライベートショットも惜しみなく披露。カンナは平常心を保ちながら、あくまでも自然体でRENAとの再戦に臨んだ。 試合開始直前に両者が対峙し、レフェリーとルール確認するシーンは、見ているこちら側としてもこの日、一番ゾクゾクする場面だった。それだけRENAから放たれる殺気にはすさまじいものがあった。 しかし、試合は1Rからカンナが得意のタックルからグラウンドで試合のペースを握っていく。RENAは下になりながら肘打ちをカンナの顔面に打ち込んだが、カンナはひるまずに関節技を狙い、脇腹にパンチを打って対抗。途中、RENAのパワーや蹴りに潰されそうになる場面もあったが、2R、最終3Rもカンナが優位に試合を進めて、試合終了のゴングが鳴った。 結果は判定に持ち込まれたが、3-0でカンナがRENAを返り討ちに。天心は安堵の表情を浮かべながら祝福の拍手を送った。試合中も天心の声と思われるアドバイスが会場に響き渡っており、カンナにとっては心強い“セコンド”となったのは言うまでもない。一方、返り討ちにされた形となったRENAはバックステージへ向かう通路で声をかけてきたファンに「ごめんなさい」と謝りながら退場していたのが印象的だった。 カンナはマイクを握ると「自分が強くなるスピードよりも、RENAさんが強くなるスピードが凄く早くて今回の試合、すごく焦りましたね。本当に今回の試合もやりづらかったんですけど、試合はしっかり切り替えてできたかなと思います」と安堵した。「RENAさんは憧れの選手なんですけど、でも、超えなきゃいけない選手で…(泣きそうになりながら)今回の試合もすごく複雑だったんですけど、勝ったからには、もっと上の選手とやりあえるように壁を乗り越えてやっていきたいなと思います」と宣言。今後もさらなる高みを目指していく。 このマイクの途中でフジテレビの生中継が切れたため、SNS上では不満を漏らす声が多く見られた。昨年の大晦日の勝利をきっかけに、カンナ人気が上昇している証のひとつと言えるだろう。取材・文 / どら増田写真 / ©︎RIZIN FF
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スポーツ 2018年07月30日 15時30分
100回目の夏 高校野球は送りバントのドラマだ
100回目のメモリアルを迎える今年の夏の甲子園大会には、史上最多の56校が出場する。予選中から最大の焦点とされていたのが、大阪桐蔭(北大阪)の行方だった。頂点に立てば、史上初の「2度目の春夏連覇」となるからだ。 過去、春夏連覇を成し遂げたのは、2012年の大阪桐蔭を含めて7校。最も印象深いのは、87年のPL学園と98年の横浜高校だろう。当時のPL学園には、のちにプロ野球界でも活躍する野村弘樹(横浜)、片岡篤史(日本ハム−阪神)、立浪和義(中日)、橋本清(巨人−ダイエー)、宮本慎也(ヤクルト)らがいた。横浜高校も松坂大輔(現中日)をはじめ、4人のプロ野球選手を輩出している。大阪桐蔭もドラフト候補が多く、一部報道によれば、その人数は6人とも7人とも言われている。 突出した選手がいることは3校とも同じだが、大阪桐蔭にはPL、横浜と異なる点もある。 ※ ※〇センバツ大会 87年 PL学園(5試合) 13犠打 98年 横浜 (5試合) 18犠打 18年 大阪桐蔭(5試合) 9犠打〇夏の甲子園 87年 PL(6試合) 22犠打 98年 横浜(6試合) 22犠打 大阪桐蔭は”送りバント”が少ないのだ。春と夏では試合数が「1」しか変わらない。PLがセンバツで使った犠打の数は1試合平均で2.6個。夏は「3.7個」まで跳ね上がる。両校とも夏に犠打数が激増している。大阪桐蔭は「強打者ぞろいなのでバントを使う必要がない」と言われればそれまでだが、野球とは「流れをつかむスポーツ」でもある。試合の主導権を握り、堅実に走者を進めるために犠打を用いるのだ。また、「流れ」という点で考えれば、野球は特異な球技でもある。サッカー、バスケなど他の球技で主導権を握るには、ボールを長く持たなければならない。しかし、野球で言う主導権とは得点であり、攻撃だ。いかに守備に就く時間を短くするかを考えなければならない。 近年、送りバントとヒッティングの強攻策とを比較すると、得点率はさほど変わらないという。それでも、犠打を選択するのは、守備に就く時間を長くするためだろう。バントの構えをすれば、内野手も前進し、ベースカバーなどのフォーメーションを整えなければならない。バッテリーのサイン交換も複雑になる。87年のPL、98年の横浜はともに高いチーム打率を誇ったが、犠打の作戦を採用した理由はこのあたりにありそうだ。 今年のセンバツで4強入りを果たした三重、同8強の日本航空石川、また、延岡学園、東筑などの強豪校が予選で敗退した。相手をナメたわけではないが、強豪校は一般校とぶつかると、強気な作戦をとりがちだ。 「強豪校は予選の決勝にピークを持っていこうとし、直前まで猛練習をこなします。球児が疲れて思うように動けなかったなんてこともあれば、土日曜日は遠征や招待試合、土曜早朝にバスで出発して、日曜深夜に学校に戻ってくることも珍しくありません。慢性的な寝不足と疲労感、加えて彼らは『勝って当然』という重圧も抱えていて…」(私立高校指導者) 100回目の夏も、送りバントからドラマが始まりそうだ。(一部敬称略/スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2018年07月30日 12時20分
張本氏、『Xゲームズ』に「なにが楽しいのか」 “新スポーツに理解がなさすぎる”と批判殺到
29日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、コメンテーターの張本勲氏が「Xゲームズ」に関して暴言ともとれる発言をし、猛批判を浴びている。 「Xゲームズ」はスケートボード・BMX・ラリー・モトクロスバイクなど危険度の高い「エクストリームスポーツ」を集め、選手がそれぞれ技術力を競うもの。アメリカでは大変な人気があり、注目度も高い。 番組では日本人選手の活躍や、モトクロスバイクでフランスの選手がジャンプ台から飛び出し、空中で手を離し再びバイクに乗る離れ業を演じる様子がVTRで紹介された。 それを見た張本氏は「なにが楽しいのかねえ、危ないのにねえ、ひとつ間違ったら骨折、おろか命も危ないのにねえ。あれ、好きなのかね?」とバッサリ。ゲストコメンテーターの元プロ野球選手・小宮山悟氏も困惑気味で「なかなかコメントのしようがないですね」と漏らした。 確かに一歩間違えれば死亡事故の可能性もある競技ではある。ただ、危なそうに見せながらも大技を成功させるのが「Xゲームズ」の醍醐味でもある。「危ないから面白くない」と斬られてしまっては、元も子もないだろう。 「なにが楽しいのかねえ」発言にはネットユーザーも「新しいスポーツに理解がなさすぎる」「興味がないならコメントするな」と激怒。また、Xゲームズはこれまでたびたび取り上げられ、張本氏は以前から「面白くない」「危ない」とコメントし続けているだけに、「なぜ番組は取り上げるのか」「ボロクソに言われることをわかっていて取り上げている」など、番組を批判する声も上がった。 また、「野球だって打球が当たれば死ぬ可能性がある」などと、張本氏がかつてプレーした野球の危険性を指摘するネットユーザーもいた。 Xゲームズ出場者は難易度の高い技を披露するため血のにじむような練習を繰り返し、本番に望んでいる。「面白くない」と感じるのは個人の自由だが、それを公共の電波に乗せるのは、やはりいいことではないと言わざるを得ない。 選手への尊敬の念を持ったコメントをお願いしたいものだ。
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スポーツ 2018年07月29日 15時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「棚橋弘至」プロレス“冬の時代”を支えた100年に一人の逸材
今年9月に公開される映画『パパはわるものチャンピオン』に主演する棚橋弘至。今やすっかり新日本プロレスの顔となったが、10年ほど前までの人気低迷期…いわゆる“冬の時代”には「棚橋こそが新日凋落の原因」と批判するファンも少なくなかった。 「棚橋のチャラいルックスを受けつけない昔ながらのファンは多く、立命館大学の先輩で棚橋との交流も深い芸人のユリオカ超特Qですら、『伸ばした後ろ髪を切りたい』なんて言っていたぐらいですからね」(プロレスライター) 実際問題として棚橋が新日のエース格になったのも、その実力や実績が認められてというよりも、成り行き上で仕方なくという面はあった。 闘魂三銃士の橋本真也と武藤敬司が団体から離れ、残る蝶野正洋も慢性的な首の故障から、常に最前線で闘うには厳しい。 長州力や佐々木健介もWJを旗揚げして離脱すると、第3世代の永田裕志や中西学は格闘技戦で惨敗した揚げ句に、藤田和之や高山善廣ら外敵軍の“当て馬”扱いされる体たらく。 新エース候補とされた中邑真輔も格闘技要員として駆り出されるうちに、故障やキャラクター変更で迷走状態となり、そうした中で消去法的に繰り上がったのが棚橋だった。 「もちろん、棚橋自身の努力や才能が認められたからこそ推されもしたわけですが、旧来ファンの望む方向性とは異なっていた。例えば2002年のG1初出場前には、藤波辰爾に師事してドラゴン殺法を伝授されていますが“巧さと技で魅せる”藤波式は、本流のストロングスタイルとは一線を画す。それまでは総帥・アントニオ猪木の手前もあって誰も言えなかったことを、棚橋は堂々と言い放ったわけです」(同) それでも試合内容が伴えばアンチの声も静まろうが、残念ながらそうはならなかった。 '05年、ノアの東京ドーム大会で力皇の持つGHCヘビー級王座に挑戦した棚橋は、「王座戦なら当然、メインイベント」と主張したものの、実際の試合順はセミファイナルですらない後ろから4番目。しかも、その試合中にはドラゴン・ロケットを放つ際、ロープに足をかけて墜落するという失態を繰り返すことになる。 「棚橋は新弟子の頃から、仕上がったボディーと躍動感あふれる動きで高く評価されていましたが、大一番では気負いもあって空回りする印象がありましたね」(同) 翌'06年にはブロック・レスナーの持つIWGP王座への挑戦が発表されるも、これをレスナーがドタキャンする。 「挑戦前には中邑や永田にシングル戦で勝利するなど、棚橋の王座戴冠への機運が高まっていましたが、レスナーの欠場はそうした流れへの不満があったのかもしれません」(同) その代替として行われた王座決定トーナメントを制した棚橋は、晴れて第45代王者となったものの、ベルトを巻いた後、観客に向けて「愛してまーす」と涙ながらに叫んだ姿には、むしろ白けた目を向けるファンの方が多かった。 棚橋のエース時代、新日のファン離れは進み、地方巡業では100人単位の観客しか集まらないことも珍しくなかった。最盛期の'96年には約40億円あった新日の売り上げが、'10年ごろには約10億円と4分の1にまで落ち込んだという。 しかし、それでも棚橋はメインのリングに立って、陽気に「愛してまーす」と繰り返した。状況が好転し始めたのは'12年ごろで、以後、売り上げは右肩上がり。新日奇跡のV字回復とまでいわれることになる。 会場に集まる女性ファンは“プ女子(プロレス女子)”とも呼ばれ、一種の社会現象としてメディアに取り上げられたりもした。 「この要因としては、新たに親会社となったブシロードの宣伝戦略の成果だとか、新エースのオカダ・カズチカのおかげだとかいわれています。だが、やはり今になってみると、冬の時代も変わらず今につながる明るいプロレスを続けてきた、棚橋の力が大きかったように思います」(同) 棚橋がキャッチフレーズとしている“100年に一人の逸材”は、元は仮面ライダーシリーズからの転用であるが、興行としてのプロレスの歴史が200年ほどであることからすると、史上1〜2の天才と自称しているとも受け取れる。 棚橋のアンチは、そうした自己顕示欲満々の姿をあざ笑ってきた。しかし、逆風の中にあって己のスタイルを貫くことのできるレスラーは、果たしてどれほどいるだろう。 '02年には、元恋人にナイフで刺されて死線をさまよいながら、自粛することなくチャラ男のキャラで押し通してみせた。 そんな棚橋の姿勢はファイトスタイルこそは異なれど、猪木の「どうってことねえや」の精神にも通じるものがあり、そう考えたときには“100年に一人”というのも、あながち大げさではないように思えてくる。棚橋弘至(たなはし・ひろし) 1976年11月13日、岐阜県出身。身長181㎝、体重103㎏。得意技/ハイフライフロー、スリング・ブレイド。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年07月28日 12時00分
巨人 由伸監督に遅い掛かる「ドライチたちの反乱」
球宴明け前の7月14日、高橋由伸監督(43)がコケにされた。同日のジャイアンツ球場は午前中が二軍、一軍が午後と時間を割り振っていた。その入れ替え時、二軍調整中のゲレーロに球団職員が指揮官との面談を勧めたが、断ってきたのだ。 「6月半ばに二軍落ちし、その間、育成枠のメルセデスらが結果を残した。外野は亀井善行、長野久義、陽岱鋼の3人が打撃好調で、ゲレーロのプライドはズタズタです」(球界関係者) 高橋監督も前向きな言葉を掛けるつもりでいたが、それもできなかった。しかし、別の見方も。要は、「求心力を失いつつある」と…。 「澤村拓一の本心も分かりません」(担当記者) 澤村が7月6日、国内FA権を取得した。そのことを聞かれ、チームへの謝意こそ述べたが、「シーズンが終わってから考えます」と、意味深なセリフを残した。'10年ドラフト1位の移籍は考えにくいが、こんな声も聞かれた。 「澤村がセーブ王を獲得したのは'16年。同年オフ、新クローザーのカミネロの獲得が決まり、今季も中継ぎのまま。中継ぎは勝敗に関係なく、肩を作らなければなりません。クローザーは勝ち試合だけの登板。プライドの問題です」(同) 小林誠司との間にもすきま風が吹き始めた。6月29日、小林はスタメンを外された。前日までの広島3連戦で計24失点というブザマな配球をしたためだが、実際は違った。 「新人の大城卓三や3年目の宇佐見真吾がスタメンを務めていますが、チーム全体は『2人は経験不足だから仕方ない』と評価が甘く、配球ミスも許しているんです。勝負どころの9月もこのままだと、他球団につけ込まれますよ」(関係者) 小林のバックには、阿部慎之助がいる。捕手の先輩としてダメ出しもするが、それは後継者として認めてのこと。また、阿部は控室では岡本和真のロッカーを自身の横に引っ越しさせ、「4番論」を説いている。それだけ阿部は影響力のある選手。その阿部が認めた後継者たちを冷遇し続ければ、チームは崩壊する。 「3連戦で24失点の件は配球が悪いのではなく、データ分析の失敗を指摘する向きもあります」(同) 球団首脳部は、高橋監督のもとで若手が成長したことを評価しているが、正反対の声もある。エース・菅野智之はベテランと一緒になっても質問すらしてこない若手に物足りなさを感じているという。 澤村、小林、阿部、菅野、岡本―。ドライチたちの本心は「このままでいいのか!?」。高橋監督への反旗にも繋がりかねない。
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スポーツ 2018年07月27日 18時00分
楽天 石井一久GM要請裏に「野村次期監督」一本化
楽天が元メジャーリーガーで野球評論家の石井一久氏(44)にGM就任を要請したことで、思わぬ監督候補が浮上した。背景にあるのは、相次いで亡くなった野村沙知代さんと星野仙一氏の遺志で、「あの大物監督Jr.」で合致した――。 パ・リーグは前半戦を終えて5球団が勝率5割を超える大混戦。投打ともに誤算続きの楽天が借金をまとめて背負い続けている「一人負け状態」だ。 巻き返しに躍起の楽天・立花陽三球団社長は、シーズン半ばでの大手術に着手。ヤクルトやロサンゼルス・ドジャースなどで日米通算182勝を挙げた石井一久氏にゼネラルマネージャー(GM)就任を要請したのだ。 「前向きに進んでいると理解している」(立花社長)と、石井氏も応諾の方向で仕事の調整を進めているといい、9月にもGMに着任するとみられている。 「石井氏は同球団でのプレー経験こそないが、楽天は野村克也監督時代に当時ヤクルトからFA宣言した石井氏の獲得に乗り出したことがある。三木谷浩史オーナーも日米に強い人脈を持ち、引退後、吉本興業に入社した異色のキャリアを持つ石井を高く評価している。故・星野仙一球団副会長の後継者に期待しているのだろう」(楽天球団関係者) その石井氏は7月10日、ニッポン放送でヤクルト対巨人の解説を行うため神宮球場入りした際、BS朝日で解説を務めた元チームメートの古田敦也氏(52)と密談。これを察知したスポーツメディアは「石井GM、古田監督」と書き立てた。石井氏は古田兼任監督が就任した'06年にヤクルトに復帰するなど良好な関係にあり、有力な監督候補には違いない。 ほかに、監督候補には地元仙台出身で楽天OBの斎藤隆氏、福島出身の中畑清氏などの名前が挙がっているが、“宇宙人”の異名を持つ石井氏は「人それぞれの考えがありますからね、想像力を膨らませていけばいいと思います」とのらりくらり。しかし、本誌が入手した情報によれば、本命は「超大物監督のJr.」だという。断っておくが、ミスター長嶋茂雄氏の長男・一茂氏ではない。 石井氏の楽天GM就任に見え隠れするのが、石井氏の恩師・野村克也夫妻だ。“サッチー”の愛称で知られた沙知代さんは昨年12月、東京都世田谷区の自宅で倒れ、虚血性心不全で死去した(享年85)。関係者によれば、「あっけない。こんな別れがあるのか」と呆然とする野村氏に沙知代さんが託した言葉は「カツノリを監督に」だったという。 今回のドラマは、実はここから始まる。知将で知られる野村氏がひねり出したのは、教え子「石井楽天GM」だったのだ。 GMは、チーム編成の最高責任者で、監督選定のキーマン。監督の器でもなければ、監督になる気もサラサラない石井氏の特異性を見抜き、楽天最高首脳に推奨。間接的に“野村克則氏(45)を監督に誘導”というわけだ。 克則氏はサッチーがオーナーを務めた少年野球『港東ムース』で英才教育を受け、明大でも捕手で活躍。野村克也監督時代のヤクルトに3順目指名で入団した。 「現役時代は古田の控えでしたが、最下位チームを日本一に導いた『野村の教え』を誰より理解していた人です。野村監督退団後は巨人、楽天でもプレー。現役引退後は楽天コーチに転身し、野村ヤクルトの頭脳だった橋上秀樹ヘッドコーチとともに作戦面を担当。その後、巨人コーチを経て、'15年からヤクルトの一軍バッテリーコーチを務めています。どこかのジュニアと違い、監督として化ける要素を十分に備えていますよ」(スポーツ紙デスク) 実は石井氏は、この克則氏と同い年。沙知代さんの葬儀で、「沙知代夫人には、入団した時から他の選手以上に気にかけてもらい、克則と同い年だったこともあり、息子のようにかわいがってもらった。最近はお会いできていませんでしたが、とても残念です」と追悼するなど、野村ファミリーの骨格人物の1人だ。 三木谷オーナーは、'15年に大久保博元氏を監督起用したように、気鋭の経営者らしく、一般的な物差しとは別の視点で指導者の評価を下す。野村イズムを継承しながら、耐えて裏方を務めてきた克則氏もその1人で、評価は高い。 「沙知代さんは福島県白河市の隣村の生まれで、中畑清氏の出身地とも近い。ともに東北楽天を応援しており、中畑氏が監督に就く可能性もあった。しかし、中畑氏には巨人監督就任の可能性があるため、今回は克則氏のサポートに回ったのでしょう」(楽天OBの野球解説者) 今年1月4日に急逝した星野球団副会長も明大の後輩・克則氏を可愛がっており、目をかけていた1人だ。奇しくも楽天にゆかりのある大物2人の死が石井GMを導き、“野村監督”への流れを作っているのだ。 石井夫人の木佐彩子さんは元フジテレビアナウンサーで、当時『プロ野球ニュース』を担当。球界に強い人脈を持ち、三木谷オーナーは編成面での“夫人外交”に期待するところも少なくないはずだ。こちらの夫婦はメディア受けするだけに、監督は地味な方がコンビは組みやすいという狙いもあるのかもしれない。
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