スポーツ
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スポーツ 2018年08月01日 19時01分
中国爆買いサッカーにトドメを刺すイニエスタの一言
バルセロナFCからやってきた世界的名手、アンドレス・イニエスタの存在感は、やはり別格だ。 「7月22日に開催されたイニエスタのデビュー戦、ヴィッセル神戸対湘南ベルマーレの試合は、クラブの公式発表によれば、神戸のホームゲームでは今季最多の26146人。指定席は完売で、当日に自由席が追加されました」(スポーツ紙記者) そのイニエスタは7月28日に“一時帰国”してしまった。クラブや選手たちの話を集約すると、今回の帰国と8月初旬の再来日は当初の予定通りとのことだが、神戸戦でひともうけしようともくろんでいたアウェー側のクラブは「だったら、最初から知らせてくれよ」と愚痴の1つも言いたい心境だろう。 「前売りの払い戻しが殺到するのも覚悟しているそうですが、帰国中のイニエスタの発言次第では、Jリーグは“スター軍団”に好転するかもしれませんよ」(専門誌記者) 近年、年俸が高騰して契約先を失った元代表選手といえば、中国リーグ移籍が既定路線。中国リーグが希望額を出すからだ。 「でも、実際に中国リーグ入りした元代表選手たちは、そこでの生活をあまり気に入っていません。中には移籍を後悔している選手もいるのです」(同・記者) 理由はいくつかある。中国は都市部と地方で、インフラの差があり過ぎる。ホテルなどの衛生面はもちろんだが、買い出しにも苦労させられているという。 「農薬を使い過ぎて形がイビツになったり変色している野菜が平然と並べられていたそうです。『身長が伸びる』などとデタラメなことを言って売っていた品物もあるとか。中国の治安、衛生面の悪さは欧州選手の間でも話題になっています」(同) 今、Jリーグ本部では外国人選手枠に関する“意見交換”が始まっている。3人+アジア人枠1人+Jリーグとの提携国枠1人で、1クラブ最大5人となっているが、「撤廃、もくしは拡大して」という意見が出始めているという。各国の一流選手が「中国よりも安全で衛生的な日本で」と考え始めていることはJリーグ本部にも届いているからで、外国人選手枠を拡大しなければ、せっかくのビジネスチャンスも逃してしまうというわけだ。もちろん、資金力が乏しい地方クラブから反対する声も出ているようだが…。 ともあれ、帰国中のイニエスタが「日本での生活は快適だ」と一言いえば、成り金の中国リーグは失速し、Jリーグは大きな転機を迎えることになる。巡り巡って日本サッカーのレベルアップへとつながることを大いに期待したい。
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スポーツ 2018年08月01日 17時20分
球界では5年ぶり 中日・京田陽太が演出した“2点”犠牲フライ
ノーアウト・1アウトの時に打者がフライ・ライナーを打ち、三塁ランナーが生還した際に記録される犠牲フライ。一般的には、アウト1つと引き換えに1点をもぎ取る“最低限の仕事”というイメージが強いだろう。しかし、31日のプロ野球では、そのイメージとは異なる形の犠牲フライが記録された。 愛知・ナゴヤドームで行われた中日対阪神の一戦。0‐1で1点ビハインドの3回裏、中日はノーアウト2塁から武山真吾のタイムリーで同点に。さらに、その後1アウト満塁の絶好機を作り出すと、3番打者の大島洋平に勝ち越しの一打を託した。 相手投手の岩貞祐太が投じた2球目を、センターに大きく打ち上げた大島。これにより、3塁ランナーのオネルキ・ガルシアは悠々と本塁に生還した。中日が大きな1点を追加したこの場面だが、ここまでは至って普通の犠牲フライが放たれただけであった。 しかし、この後2塁ランナー京田陽太が見せた好走塁により、この場面は普通ではなくなる。滑り込みながらフライを捕球した俊介の返球が遅れた隙をついて、京田は2塁から一気に本塁へ突入。阪神側の中継プレーが間に合わなかったことで、大島の打球は“2点”犠牲フライとなった。 この一連の流れに加え、1塁ランナー荒木雅博の2塁への進塁も演出した京田の好走塁。試合をチェックしていたファンからは「は?犠牲フライで2点?」、「脚力もそうだけど、状況判断もすごいな」、「非常にレアな場面を見せてもらった」といったコメントがネット上に寄せられている。 “2点”犠牲フライが記録されたのは、2013年9月14日のロッテ対西武戦の7回表以来およそ5年ぶりのこと(ロッテ・鈴木大地が記録)。この時も、2塁ランナー角中勝也の激走が、世にも珍しい記録を生む原動力となっていた。 5年前の角中と同じく、素晴らしい走塁で魅せた今回の京田。記録の珍しさから“珍プレー”とも称されているようだが、“スーパープレー”という表現の方がしっくりくるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月01日 17時10分
元巨人・村田修一が引退表明 アノ球団がギリギリまで獲得を検討していた!
松坂世代の一人である村田修一内野手が今季限りでの現役引退を表明した。37歳、独立リーグ、ルートインBCリーグ・栃木でプレー。昨季オフ、戦力外を通告され、独立リーグ入り後もNPB復帰の道を模索していたが、ついに叶わなかった。移籍・新規契約を結ぶ7月31日にその可能性が断たれ、8月1日の会見となった。「一週間くらい前かな、村田から球団(栃木)に連絡があって、8月1日に会見場を押さえてほしいとの申し出がありました。覚悟していたんだと思います」(独立リーグ関係者) 独立リーグでの成績だが、打率3割5分2厘、本塁打9、打点44。25日の武蔵戦まで3試合連続アーチを放つなど絶好調だった。同関係者は、「レベルが違う。NPBや日本代表チームで4番を務めた人は、打球音からして違う」と評していた。 独立リーグ最終戦の9月9日の群馬戦までは現役を務める。本人は覚悟を決めていたようだが、12球団は“眼中ナシ”というわけではなかった。水面下で獲得を検討したチームも実際にあったようだ。「古巣のベイスターズですよ。どれくらい真剣に検討したかは分かりませんが、獲得候補リストに村田が最後まで残っていたと聞いています」(球界関係者) 村田はDeNAが経営母体となった今日のベイスターズは知らない。だが、古巣側が村田獲得を検討した理由はいくつかある。DeNAが経営母体となって以来、チームOBを大切にするようになったが、それだけではない。「連日の猛暑」も影響していた。 「DeNAは8月に27試合を予定しています。でも、うち24試合が屋外球場なんです。横浜スタジアムでは17試合が組まれていますが、どうも、今年のDeNA投手陣は本拠地での成績が良くない。チーム防御率が4点台後半なので、味方打線の得点能力を高め、投手陣をカバーできる態勢にしないと…」(前出・同) ベイスターズに限らず、8月の投手陣はバテバテだ。昨年8月のチーム防御率は4.25で、一昨年は4.14。昨年は打線が爆発して勝ち越したものの、今年は主砲・筒香へのマークが厳しく、大量得点につながることが少なくなった。この状況を元4番・村田の復帰で打破しようと考えたわけだ。「村田が爆発的な活躍をするとは考えていません。でも、チーム功労者に対する敬意は示すべきだとの意見も出ていました」(同) 前所属の巨人でも、前日は村田の名前が囁かれていたそうだ。31日、先発マウンドに上った内海哲也が4年ぶりとなる完封勝利を収め、チームを支えた同じベテランとして、まさに明暗を分けた格好だ。村田は球団史上初の主将にも選ばれたほどだ。今もメールなどで連絡を取り合う選手は少なくないという。「村田がどんな引退後のライフプランを立てているのか、巨人もその相談に乗る準備はできているようです」(同時点/ベテラン記者) 今季のセ・リーグのペナントレースだが、2位以下のチームがダンゴ状態となっている。そのため、短期的であっても起爆剤を求めがちだが、やはり長期的な視野で考えた場合、外部補強したら、誰か一人の若手を一軍登録から外さなければならない。そこで“損得勘定”がされて、最終的に至る。 功労者に対し、球団がどう応えていくべきか、勝負の世界とはいえ、考え直す必要もありそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年08月01日 16時00分
御嶽海 平成生まれ日本人初の優勝で警戒される出羽海一門の動き
まさに家貧しくして孝子顕る。3横綱に加えて目玉の新大関・栃ノ心まで休場してしまい、どうなることかと心配された大相撲名古屋場所。だが、関脇・御嶽海(25)が千秋楽を待たず、14日目に初優勝を決めた。 平成生まれの日本出身力士の優勝は初めてで、初土俵から21場所は史上3位のスピード優勝。また出羽海部屋からは昭和55年初場所の三重ノ海以来、38年ぶり。長野県勢としては、あの生涯でたった10敗しかしなかったという伝説の力士、雷電以来、なんと208年ぶりだ。 郷里の長野では、新聞の号外まで出るなど、周囲は大変な盛り上がりよう。 「すごく緊張した。周りの声援を聞いて優勝しなきゃいけないって感じになって。なんとか優勝できました」 栃煌山を破って優勝を決め、インタビュールームに呼ばれた御嶽海は、こう言って声を詰まらせ涙をこぼした。 そんな中、やはり最も喜んでいたのは、名門中の名門と言われる出羽海部屋の関係者かもしれない。師匠の出羽海親方(元幕内小城ノ花)も、こう言って声を上ずらせていた。 「嬉しいですね。(4年前に)関取が1人もいない状態で部屋を継承して、こんなに早く優勝力士ができるなんて」 この御嶽海は、平成26年に出羽海親方が部屋を継承した翌年、すでにアマ相撲の強豪、和歌山県庁に就職が決まっていたところを、出羽海親方が「なんとか部屋を再興させたい。力を貸してくれ」と頭を下げてスカウトした逸材だけに、喜びもひとしおだ。 そんな出羽海部屋の関係者が歓喜に沸く一方で、「さあ、出羽一門の強引な動きが始まった」と警戒する大相撲関係者もいる。 「このところ、出羽一門は人材に恵まれず、目玉はもうトウが立った豪栄道だけで、非常に肩身の狭い思いをしてきました。ところが、ここにきて栃ノ心が大関になり、本家の出羽海部屋からも御嶽海が出てきた。いかに出羽一門が新しいスターの誕生を恋焦がれていたか。御嶽海の優勝が大詰めだった13日目、14日目の相手が一門の豪栄道、栃煌山だったことでも分かるでしょう。おそらく御嶽海の大関取りがかかる来場所は、さらに見えすいたことが起こる可能性がある。心配です」 李下に冠を正さず——。やっと開花した期待の星は、公明正大に育てましょう。
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スポーツ 2018年08月01日 06時00分
日本開催!世界バレー女子大会 闘将・中田久美監督、伝説のアツい“放送事故”とは
いよいよ9月29日、『2018世界バレー女子大会-JAPAN-』が開幕する。今年は日本が開催国とあって、全日本チーム「火の鳥NIPPON」への応援にも熱が入りそうだ。 昨年3月、絶対的エースだった木村沙織が引退し、日本代表は不安なスタートを切った。しかし、昨年就任した中田久美監督の育成や采配が功を奏し、2017年8月に開催されたバレーボールアジア選手権女子大会では、10年ぶり4度目の優勝という素晴らしい結果を残した。女子バレーを牽引する闘将・中田監督とはどんな人物なのだろうか。 中田は、当時最年少の15歳で全日本代表入り。翌年に強豪チーム「日立ベルフィーユ」に加入し、センタープレーヤーからセッターに転向してスタメン入り。日本リーグの全勝優勝に貢献して新人賞に輝いた。21歳のとき、右膝前十字じん帯を断裂する大怪我を負った。無理を押して出場した1988年ソウル五輪で金メダルを手にすることはできなかった。 27歳で引退してからはモデルに転身し、翌年に結婚するも3年後に離婚。30代に入りいったん現役復帰し、再び引退を表明してからはスポーツキャスター、タレント業などで活躍した。41歳で再びバレーボールの世界へと戻ることを決意。単身イタリアに渡り、2年間コーチ修行に専念した。その経験が買われ、45歳で久光製薬スプリングスのコーチに就任。翌年には監督となり、1年目で同チームを6年ぶりのVプレミアリーグ優勝へと導いた。 こうと決めたら実現するまで真っすぐに突き進む中田。その姿勢は、周囲に“恐い”というイメージを植え付けていた。そのイメージを決定づけた有名なエピソードがある。 2004年6月、アテネ五輪代表権を得た代表選手とスポーツキャスターとして活動中だった中田が『すぽると!』(フジテレビ系・2016年4月終了)で共演した時のこと。選手たちは五輪出場の決定を受けたばかりで、終始お互いの顔を見合わせてキャッキャと浮かれモード。中田のイライラは徐々に募っていった。選手たちは相変わらずとはしゃぎ続け、生放送の枠の中で試合を振り返るVTRへと切り替わった直後、中田は「てめえらこの野郎!」と選手たちに激怒。その声をマイクが拾ってしまい、VTRとともに流れてしまった。映像がスタジオに戻ると、選手たちの様子は一変し静まり返っていたのだ。 また、タレントとしても活動していた関係でテレビのトーク番組に出演する機会も多かった中田。前述した久光製薬スプリングス監督時代に『ナンだ!?』(テレビ朝日系・2007年9月終了)に出演。“チームをまとめるコツ”について尋ねられた中田は、しっかりと選手の意見を聞くことが大切だと強調。しかし、選手に指導して「でも…そうじゃなくて」と絶対に自分の非を認めない選手には「“でも”じゃねえんだよ!」と怒鳴りつけていたというエピソードを語っていた。とはいえ、こうした“恐い”イメージは選手を委縮させてしまわないのだろうか。 「中田監督は、選手たちの特徴を膨大なデータで解析するような完璧主義でもありますが、それと同時に気遣いの人でもあると言われています。通常、監督は試合中にコートに近いところで選手たちに指示するものですが中田監督は立ち上がりません。これは選手を不安にさせないために意図的に行われているそうです。過去にテレビ番組の生放送で激怒したのも、スタッフへの気遣いなのかもしれません」(スポーツライター) 日本バレーボール協会は東京五輪をみすえた長期計画のもと、中田を指揮官にすえた。バレーボール界からの信頼も厚いといえる。完璧主義ゆえに厳しい部分も想像に難くないが、だからこそ結果にも期待できそうだ。 また、日本代表チームの状況はTwitter 上の「TBSバレブー」のアカウントからも確認することができる。7月28日の投稿でアメリカ遠征最後の強化試合は3-1で日本が勝利したと報告されており、世界選手権に向けて幸先の良いスタートを切ったようだ。
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スポーツ 2018年07月31日 21時45分
新日本、今シリーズ復帰の邪道が再び欠場へ!
新日本プロレスはCHAOSの邪道が左足を負傷し、『G1クライマックス28』のアンダーガードを欠場すると発表した。邪道は今シリーズの開幕戦(7.14大田区総合体育館大会)で、昨年10月以来の復帰戦に臨んだばかり。前回は腰痛が原因で長期欠場して心配されていただけに、復帰戦が発表された時、ファンからは祝福の声が上がっていた。 復帰戦となった7.14大田区大会では第1試合で後藤洋央紀とタッグを組み、トーア・ヘナーレ&成田蓮と対戦。一発ずつ雄叫びを上げる逆水平チョップを連発したかと思いきや、フラフラとなってから前のめりでバッタリとダウンするなど、久々の邪道ムーブメントにファンは大きな拍手と歓声を送っていた。試合は後藤が成田からピンフォールを収めて快勝。試合後、邪道は「お前のおかげや。エンジョイできたよ。サンキュー、ありがとう」と後藤に感謝していた。 復帰第2戦の7.16北海きたえーる大会では、矢野通とのタッグで、ザック・セイバー・Jr.&TAKAみちのくと対戦。この試合も矢野がTAKAを丸め込んで勝利を収めたが、試合後の邪道はご機嫌斜め。「喋ることなんてねーよ、バカヤロー」と言って控室に向かった。その後、試合出場はない。この2試合で負傷したのだろうか。 邪道は、8.2福岡市民体育館大会、8.5エディオンアリーナ大阪大会、8.10、8.11日本武道館大会への出場が発表されていたが、いずれも欠場となり、外道が代役として出場することになった。 タイトル戦線から離れてしまったとはいえ、邪道の職人芸あふれるプロレスを愛するファンは多い。邪道は新日本にとって欠かせない選手の一人。今回はまだケガの詳細が発表されていないのが気がかりなところだが、怪我が完治したらまたリング上で雄叫びを上げ、バックステージで毒を吐いてもらいたい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年07月31日 21時15分
師匠、長与千種の参戦から32年、里村明衣子がWWEの女子トーナメントにエントリー!
世界最大のプロレス団体WWEが主催する女子トーナメント『メイ・ヤング・クラシック 2018』に、センダイガールズプロレスリングの代表で、今年デビュー23周年を迎えた里村明衣子がエントリーすることが明らかになった。 『メイ・ヤング・クラシック』は昨年から開催され、WWE所属選手だけでなく、世界各国の女子選手とスポット契約を結んで行われる大会だ。昨年はスターダムから移籍したカイリ・セイン(宝城カイリ)がこの大会でWWEマットデビューし、見事優勝を果たしている。今年も6月に行われた東京公演でWWEと契約したことが発表された元・スターダムの紫雷イオも、同トーナメントにエントリー。WWEマットのデビュー戦を行うことが決定している。 今回の里村の参戦はスポット契約枠だが、2016年に飯伏幸太がWWE主催の『クルーザー級クラシック』トーナメントにエントリーした際には、NXTに出場し、『ダスティ・ローデス・タッグクラシック』にもエントリー。クルーザー級のトーナメントでは準決勝で敗れてしまったが、WWEにスポット参戦を果たしている。WWEは里村を「日本のレジェンド」として紹介しており、トーナメントでのパフォーマンスが評価されれば今後のスポット参戦もあるだろう。 世界12カ国の32名で優勝を争うトーナメントには、里村、イオの他、すでに、スターダムの前ワールド・オブ・スターダム王者のトニー・ストーム、元WWEディーバス王者のケイトリン、NXT所属で2年連続の出場となるリア・リプリー、日本のテレビ番組『SASUKE』の米国版である『アメリカン・ニンジャ・ウォリアー』を女性として初めて制覇したケーシー・カタンザロ、12年のキャリアを誇る実力者ニコール・マシューズ、英国の団体プログレスの現女子王者ジニーらのエントリーが決定している。 WWEの現場監督であるトリプルHは「私たちはメイ・ヤング・クラシックを再び開催できること、そして世界中から集まった32人の女子トップタレントによる世界的なショーケースをお見せできることにとても興奮しています」と語る。「昨年の大会はWWEの女子改革における重要な標石となりました。そして今年のイベントがさらなる壁を突破することになるでしょう」とコメントした。 先日のロウではビンス・マクマホン代表、トリプルHとともに登場したステファニー・マクマホンが「女子革命はファンのハッシュダグ“#GiveDivasAChance”から始まった。そして彼女達はメインイベントを務めるようになり、ディーバからスーパースターとなり数々のバリアを壊してきた。そしてまた新たな歴史を作ることになるわ」と喜んだ。「私たちは(米国時間)10月28日にWWE史上初となる、50人を超える女子スーパースターのみによるPPV『エボリューション』を開催します」と発表。史上初の女子スーパースターのみによるPPV(ビッグマッチ)の開催をぶち上げ、世界のユニバース(ファン)を驚かせた。 『メイ・ヤング・クラシック 2018』の決勝戦は『エボリューション』の中で行われることが発表され、ロンダ・ラウジー、シャーロット・フレアー、アレクサ・ブリス、サーシャ・バンクス、カーメラ、ナイア・ジャックス、日本人スーパースターのアスカ、殿堂入りしているレジェンドのトリッシュ・ストラタス、リタらが参加することも明らかになっている。WWEならではの華やかな大会になりそうだ。もちろん今大会も日本をはじめ全世界に生配信される。 『クルーザー級クラシック』が軽量級ブランド205 Liveを新設する伏線となったように、今回の流れは女子で新たなムーブメントを起こしたいというWWEの野望が見え隠れしている。 今から32年前、1986年の3月に里村の師匠・長与千種はライオネス飛鳥とクラッシュギャルズとしてWWE(当時はWWF・文中はWWEに統一)に1週間参戦。MSG(マジソン・スクエア・ガーデン)のリングにも上がり、ダンプ松本&ブル中野の極悪同盟との黄金カードを直輸入。その模様は全日本女子プロレス(全女)を中継していたフジテレビ系列でも放送された。 WWEではその後、山崎五紀&立野記代のJBエンジェルスが、1988年1月に日本人初のWWE世界女子タッグ王者になり、メインに出場するなど人気を得た。また若手時代にWWEマットを経験したブルは、WWEをサーキットしている途中、一時帰国した全女の東京ドーム大会(1994年11月)で日本人初のWWE世界女子王座を奪取している。長与たちのWWE参戦で、全女とWWEの関係が密接になり、のちに後輩たちがWWEで活躍するキッカケになったのは事実だ。 現在、日本人の女子が活躍する道を切り開いたのはアスカであるのは言うまでもない。しかし、最初に道を切り開いた長与の愛弟子・里村がスポットとはいえWWEに参戦するのはとても興味深い。プロレスは長く見続けた方が楽しめるという一例と言ってもいいだろう。 そういった意味でも、里村の試合がどのように評価されるのかが気になるところ。トーナメントの行方に注目したい。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年07月31日 17時40分
RIZIN.11で感じたヘビー級ファイターの可能性
7月29日にさいたまスーパーアリーナで行われた「RIZIN.11」は、大会前から大きな話題となっていたメインイベントの浅倉カンナvsRENAや、五味隆典のおよそ4年ぶりとなるKO勝利で盛り上がりを見せた。 他に2試合が組まれたヘビー級の試合では、期待の日本人ファイター・シビサイ頌真が初出場するなど、これまでになかった華やかさと熱気を生んだ。■リング上に激しさと「重み」を2007年まで開催され、日本格闘技界の象徴的イベントとなった「PRIDE」ではヘビー級中心だったことがファンから絶大な支持を得た理由の一つと言える。エメリヤーエンコ・ヒョードルやアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ミルコ・クロコップ、ヴァンダレイ・シウバといった体重100㎏前後のファイター達がさまざまな個性を発揮し、毎年のようにヘビー級のグランプリやタイトルマッチが行われ、リング上の熱は止まることがなかった。その後、PRIDE消滅により有力なヘビー級選手はアメリカをはじめとする海外へと戦いの場を求め現在に至っている。今回のRIZIN.11では4人の重量級の選手が参戦。それぞれが独自の存在感を放ち、今後に向けての期待を大いに感じさせる試合を見せてくれた。 ともに初参戦となったシビサイ頌真とボルドプレフ・ウヌルジャルガルの試合では終始グラウンドの展開が続いた。120㎏の体重を誇るウヌルジャルガルが上になってイニシアチブを握り、シビサイも1R終盤には見事なスイープで体勢を逆転させるなど技術の高さを披露した。とはいえ、やはり体重差はいかんともしがたく(シビサイは108㎏)、ウヌルジャルガルは終始試合をコントロール。アームロックや重さのあるパウンドでダメージを与え続けたウヌルジャルガルが判定で初勝利をつかんだ。判定時には会場からブーイングが上がったものの、ヘビー級ならではとも言える重量感あふれるグラウンドの攻防には新鮮さがあり、見ごたえは十分だった。■RIZIN初期から支えるヘビー級ファイターたち 第8試合のイリー・プロハースカvsブルーノ・カッペローザは壮絶な打ち合いに。試合時間はわずか1分41秒だったものの、両者ともスタンディングでの打撃戦に挑み、ともにダメージで足をふらつかせる場面も見られ、首相撲からの膝蹴りが繰り出されるなど激しい内容となった。結局、熱戦を「チェコの怪鳥」プロハースカが制した。両者は2015年の年末に開催されたRIZIN旗揚げ戦にも出場。へビー級トーナメントを争う2人はともに打撃がベースのファイトスタイルだ。カッペローザは格闘大国ブラジル出身で、最近ではブラジル国内を主戦場とし、プロハースカはこれまでに石井慧や藤田和之といった日本人ファイターをKOで下している。実力・実績ともに申し分のない両者の試合は五味隆典の試合の後に組まれ、今大会の「核」にしようと込められた期待を決して裏切ることはなかった。 この試合後には大相撲から転向した大砂嵐がリング上でマイクを握り、9月大会の参戦へ向けファンにあいさつしている。彼は年齢も26歳と若く、重量級ファイターとして大きな期待が向けられていることは言うまでもない。 有力選手を海外から獲得する難しさは変わらないが、ヘビー級の隆盛なくして日本格闘技界の復活はあり得ない。多くの才能が輝きを放つ中・軽量級や、大会のメインを張るまでに飛躍した女子部門の他、RIZINをさらに盛り上げていくためにはヘビー級戦線の活性化が何よりも求められる。(佐藤 文孝)
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スポーツ 2018年07月31日 17時30分
世界一への貢献が理由?元阪神、オリックスのボーゲルソンがサンフランシスコ・ジャイアンツの球団殿堂入り選手に
2006年オフに来日し、阪神(2007‐2008)やオリックス(2009)でプレーした投手であるライアン・ボーゲルソン(日本時代の登録名はボーグルソン)。もしかしたら、「そんな選手いたなあ」と懐かしさを感じるファンもいるかもしれない 日本時代は3年合計で11勝14敗と、思うような成績を残せなかったボーゲルソン。しかし、そんな助っ人右腕が、この度母国アメリカで栄誉の殿堂入りを果たすことになったようだ。 29日に更新された、サンフランシスコ・ジャイアンツの公式ツイッター。そこには、今回球団から殿堂入り選手として表彰されることとなった3名の選手が刻まれたボードの写真が掲載されているのだが、その中には昨年現役を引退したばかりのボーゲルソンの名前も含まれていた。 2009年にオリックスを自由契約になった後、マイナーリーガーとして母国に帰還したボーゲルソン。その後、2011年にジャイアンツでメジャー昇格を果たすと、2015年まで同チームでプレーを続けている。 中でも、特に活躍が目立ったのが2012年。この年のボーゲルソンはレギュラーシーズンで14勝9敗・防御率3.37の好成績を残すと、続くポストシーズンでも4試合で3勝0敗・防御率1.09と大活躍。チームの2年ぶり世界一の立役者となった。ちなみに、この活躍もあってか、ボーゲルソンは翌年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアメリカ代表メンバーに選出されてもいる。 今回掲載されたボードの中にも、前述のボーゲルソンの活躍はしっかりと記載されている。また、今回同じく選出されたマット・ケイン、ブライアン・ウィルソンの両投手も、それぞれチームの世界一に大きく貢献している。このことを考えると、今回の表彰は世界一への貢献が大きな理由となっているようだ。 先のツイートにおいて、ジャイアンツは「#ForeverGiant」というハッシュタグを用いている。その言葉通り、ボーゲルソンの活躍もファンの間で永らく語り継がれていくことになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月31日 17時00分
「これはあっぱれ!」 78歳・張本勲氏が放ったヒットにネット上は感嘆の声
1959年から1981年までプロ野球選手として活躍し、現在は解説者・評論家として活動している張本勲氏。ユニフォームを脱いで30年以上が経過している張本氏だが、その打棒はまだまだ錆びついてはいないようだ。 30日に行われた「サントリードリームマッチ2018」。1995年にスタートし、今年で23回目を迎えたこのイベントは、毎年多くの元プロ野球選手たちが一同に集結し、往年のプレーでファンを沸かせる“夢の球宴”として知られている。 ツイッターでもトレンド入りを果たすなど、多くの注目が集まっていたこの試合。張本氏も“GM”として参加していたのだが、8回裏にその名前が球場にコールされる。場内も盛り上がりを見せる中、史上初の3000本安打も達成したかつての安打製造機はバッターボックスに入った。 相手投手の齊藤明雄氏(元大洋・横浜)が投じたボールを、右方向に弾き返した張本氏。すると、その打球は一・二塁間を抜けライト前へ。御年78歳の張本氏が放った見事な“球界最年長ヒット”に観客からはどよめきに近い歓声が挙がり、試合の模様を伝えていた実況も「あっぱれです!」と賛辞の言葉を口にしていた。 今回の試合では、佐野慈紀氏(元近鉄他)、小田幸平氏(元中日他)、和田一浩(元西武他)、審判2名による“ハゲ5人衆コント”や、2008年北京五輪をほうふつとさせるG.G.佐藤氏(元西武他)の落球、更には下柳剛氏(元阪神他)による怒りのグラブ投げなど、会場が沸いたシーンがいくつも誕生している。 ただ、その中でもやはり張本氏のヒットはセンセーショナルな出来事であったようで、ネット上には「これはあっぱれ!」、「普通当たらんし走れんよこれ」、「78歳でヒット打つ張本さんは一体何者なんだ…」といった感嘆の声が挙がっている。 毎週日曜の『サンデーモーニング』(TBS系)でのコメントが、ネット上で議論になることもしばしばの張本氏。だが、今回ファンの前で披露した姿は、間違いなく“あっぱれ”だといえるだろう。文 / 柴田雅人写真 / 萩原孝弘
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戦極 藤田和之が6・8さいたまスーパーアリーナ大会に参戦
2008年04月11日 15時00分
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全日本プロレス 諏訪魔がチャンピオン・カーニバル初優勝。エースの自覚が芽生え、4・29愛知県大会での3冠王座奪取を宣言
2008年04月10日 15時00分
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全日本プロレス 連覇を狙う武藤敬司は最終戦で無念の敗北。一方、小島も…
2008年04月10日 15時00分
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K-1MAX 魔裟斗が佐藤嘉洋に抹殺宣言
2008年04月10日 15時00分
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K-1MAX 城戸康裕が今年の台風の目か
2008年04月10日 15時00分
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K-1MAX 藤鬥嘩裟は無念の判定負け
2008年04月10日 15時00分
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全日本プロレス 鈴木みのるが3冠王者・佐々木健介にベルト返上要求
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全日プロレス 諏訪魔が悲願のリベンジへ気合満点
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K-1MAX 藤鬥嘩裟に魔裟斗級待遇案が浮上
2008年04月09日 15時00分
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2008年04月08日 15時00分
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全日本プロレス CCリーグ戦は大混戦
2008年04月08日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス 棚橋弘至は武藤敬司と無念のドロー
2008年04月08日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス 鈴木みのるの毒舌全開
2008年04月08日 15時00分
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スポーツ
K-1MAX 結婚披露宴を前に魔裟斗に顔面崩壊の危機!?
2008年04月08日 15時00分
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スポーツ
ゼロワンMAX 田中将斗が新日本プロレス金本浩二戦に向け、“両翼”破壊予告
2008年04月08日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス 棚橋弘至が武藤敬司狩りへ撹乱戦法
2008年04月07日 15時00分
特集
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分