スポーツ
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スポーツ 2018年07月20日 17時20分
それは“慣習”ではなく“悪習” 高安対御嶽海戦でも投じられた座布団
大相撲の世界において、しばしば展開される光景である“座布団の舞”。横綱が格下力士に敗北を喫した取組後に、観客が自身の座席に設けられている座布団を土俵へ投げ入れる行為だ。現地や中継で目にしたことのある人も多いだろう。 しかし、半ば“風物詩”ともなっているこの行為は、そもそも禁止行為である。日本相撲協会の公式サイトに掲載されている「大相撲観戦時のお願い」(観戦契約約款)でも、「客席、場内その他への物投げ行為」は禁じられている。 ただ、この一文が効力を発揮しているかというと、残念ながらそうではない。“伝統”や“慣習”といった耳触りのいい言葉の元、座布団を手にする観客は後を絶たない。また、最近ではその範囲は横綱戦以外にも広がりを見せている。 19日に行われた名古屋場所12日目の結び、大関高安対関脇御嶽海戦でもそれは起こった。物言いの末に高安が勝利を収めたこの取組後、観客の一部はここぞとばかりに座布団を投下。NHKの中継画面にも、そしてインターネットテレビ局「AbemaTV」の中継画面にも、その様子ははっきりと映し出されていた。 全勝の御嶽海に高安が意地を見せたという取組結果に、エキサイトしてしまう気持ちは分からなくもない。しかし、だからといってそれが座布団を投げていい理由には断じてならない。 中継をご覧になっていた方は分かるだろうが、今回投じられた座布団の中で土俵上まで届いていたものはほぼ皆無。つまり、ほとんどの座布団が客席から客席に投げ入れられている。 “蛮行”に走る人は得てして、自らの座布団を思いっきりぶん投げる。加えて、座布団にはそれなりの重さもある。そのようなものが後方から襲ってくるのだ。他の観客、特に子供やお年寄りの頭や首に直撃したらどうなるか。考えなくても分かることだろう。 重大な事故にも繋がりかねない座布団投げは、“慣習”ではなくただの“悪習”。長らく黙認されてきたこの問題に、協会や好角家たちは今一度向き合うべきではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月20日 16時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ドリー・ファンク・ジュニア」並の常識では測れないグレート・テキサン
アントニオ猪木の名勝負として必ず挙げられるのが、1969年12月2日、ドリー・ファンク・ジュニアとのNWA世界ヘビー級選手権試合だろう。 世界最高峰の王者を相手に、3本勝負のうち1本も許すことなく60分間を闘い抜いたことは、若獅子・猪木にとって金字塔といえる一戦となった。 ただドリー側から見たときに、これは必ずしもベストマッチというわけではない。 「王者時代のドリーの戦績を見ると、時間切れ引き分けが相当数あることが分かります。実際、この翌日に行われたジャイアント馬場とのタイトル戦も時間切れで、翌年の猪木との再戦も同様の結果に終わっています」(プロレスライター) つまり猪木とのフルタイムドローは、ドリーにしてみればあくまでも数多くこなした防衛戦の中の一つにすぎないのである。また、引き分けが多いといっても、これは決め手を欠いていたからではない。 同じベビーフェイスの元王者であるルー・テーズの場合(タイトル変遷はテーズ→ジン・キニスキー→ドリーの順)、その強さが世界的に知れ渡っており、挑戦者は3本勝負に2-1で敗れたとしても、1本取っただけで上出来となる。 しかし、27歳にして王者となった新鋭のドリーが相手となると、日本でいえば馬場や猪木のようなご当地エースたちは、2-1の敗戦では面白くない。 「NWAの権威を保ちつつ、そうした相手に花を持たせるために、どうしても引き分けが多くなったというわけです」(同) もちろん猪木戦における、立っても寝てもよどみなく繰り広げられた技の攻防は、素晴らしいものに違いない。 ただし、引き分けという結果だけをもって“王者と互角”とするのは必ずしも正確ではなく、ドリーやNWA本部の狙い通りになっただけという面が多少なりともあったのだ。 よってドリーの特筆すべき点は、年間300試合が当たり前とされた当時の過密スケジュールの中で、王者として60分の試合を何度もこなしてきた豊富なスタミナと、世界各地のスター選手たちと互いに理想的な関係を築いてきた試合巧者ぶりであろう。 「猪木戦でのフルタイムドローも、実のところは馬場に次ぐ日本陣営2番手格の猪木に1本取らせることを、ドリーがよしとしなかったのかもしれません。しかし、そんな空気を一切感じさせることなく“名勝負”に仕立て上げ、同様のスタイルで4年3カ月にわたって王座を守り続けたドリーは、やはり歴代でも指折りの名王者だったといえるでしょう」(同) ドリー以降でNWA王者を長期間務めたハリー・レイスやリック・フレアーが、反則やリングアウトでお茶を濁す試合が多かったことを思えば、いかにドリーが特別な存在であったか分かるだろう。 余談ながら劇画版『タイガーマスク』でタイガー最後の相手を務めたのも、当時の“最強王者”ドリーであった(タイガーのコブラツイストを逃れるため、レフェリーに手を出しての反則負け)。 全日本プロレスにレギュラー参戦するようになってからのドリーは、やんちゃな実弟・テリーの人気が高まるにつれて、その保護者的な役割を担うことになった。アブドーラ・ザ・ブッチャー、ザ・シークらの反則にキレて暴れる弟を陰から支える賢兄。そんな姿を見るにつけ、面白味の薄い正統派と感じていたファンもきっと多いだろう。 しかし、ドリーの本領はそんな一面だけで語られるものではない。全盛期のブルーザー・ブロディとインターナショナル・ヘビー級王座をめぐる抗争を繰り広げたのは、ドリーがすでに選手としての峠を越えた40歳以降のことであった。 そのときには、ドリー救出のために乱入した実の息子(素人の大学生)が、ブロディの必殺技キングコング・ニードロップを受けて大量吐血するという、当時としてはかなり斬新なアングルまで仕組んでいる。 「息子をリングに上げるなどは『普通に闘ったのでは面白くない』というようなもので、ブッカーも務めていたドリーに対して、全日側からそんな提案はできるわけがない。よって息子の敵討ちのためドリーが大暴走し、反則負けでブロディにタイトル移動というのは、ドリー自身の発案であったと考えられます」(同) この流れから見えてくるのは“ドリーの発想の大胆さ”であり、ベテランになってもなお一騎打ちでやすやすと負けることを拒むプライドの高さではないか。 2008年にいったん日本での引退試合を行いながら、喜寿を迎えた今もなお現役を続けている(日本での直近の試合は2014年=73歳)。 そんなところを見ても、やはり一時代を築いたこのレジェンドレスラーは、並の常識で測れない特別な存在なのである。ドリー・ファンク・ジュニア1941年2月3日、アメリカ合衆国インディアナ州出身。身長190cm、体重115kg。得意技/スピニング・トーホールド、エルボー・スマッシュ。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年07月20日 06時00分
顔が笑ってない? 宇佐美貴史、たむけんと家族の食事写真が話題に W杯後は未定か
18日、W杯ロシア大会の日本代表・宇佐美貴史の妻でキャスターの宇佐美蘭がインスタグラムを更新。夫と娘、お笑い芸人のたむけんたちと食事をしたことを報告した。 この日は、「昨日はたむけんさんに美味しいご飯をご馳走になりました」という感謝の言葉とともに和気あいあいとした写真を投稿。W杯に初出場した宇佐美をたむけんが労った。たむけんの腕が妻・蘭の肩に掛かっているように見えることから、「たむけんの腕が気になる」「宇佐美パパ、笑ってー!!」などの冷やかしコメントも投稿され話題となっている。 W杯直前まで宇佐美は代表入りを一時はあきらめかけていたという。日本代表メンバーが選ばれた際、宇佐美自身が「W杯のために移籍したドイツで思うような時期を過せなくて」と、不安だった思いを吐露している。 2011年、宇佐美はドイツの名門・バイエルン・ミュンヘンに期限付きで移籍するも、ベンチ入りも危うい日々が続いた。その後も不遇の時期は続き、13年に古巣・ガンバ大阪へと戻った。ここで結果を出し、改めてドイツに再挑戦。最後は期限付きで2部リーグのフォルトゥナ・デュッセルドルフに所属したが、コンディションの不調に悩まされることも多かった。 その中、日本代表の西野朗監督は宇佐美をメンバーに抜擢。もともと宇佐美と親交のあるたむけんは、W杯が始まる前から「必ず結果を出してくれるはず」とエールを送っていたが、こうした苦労を知ってのことだったのかもしれない。 宇佐美は幼少期から注目選手として知られており、U17世界大会ではブラジルを追い詰める戦いぶりに“ネイマール以上では?”とささやかれるほどのプレーヤーだった。高校二年生でガンバ大阪に最年少でプロ入り。挫折を知らなかったことで、その後に伸び悩んだため“期待を裏切った天才”とも揶揄された。 W杯から帰国した宇佐美は、自身のインスタグラムで「応援していただいた皆さんありがとうございました」とファンへの感謝を述べたうえで、「まだ来季どこのクラブにいる明確に決まっていない状況」(原文ママ)としながらも、「来シーズンも是非応援して頂ければありがたいです!」と前向きな姿勢を表明している。 今後のことを思うと心中穏やかではないだろうが、家族やたむけんたちと過ごすオフは、いい息抜きになっているようだ。まだ26歳という若さ。所属クラブチームが決まり、過去を払拭するような宇佐美の飛躍に期待したい。記事内の引用について宇佐美蘭公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/ran_usami/宇佐美貴史公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/takashi_usami39/
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スポーツ 2018年07月19日 21時15分
KNOCK OUTライト級最強王者ヨードレックペットの対戦相手は高橋3兄弟長男・一眞!
今年4月に肘ありのキックボクシングイベント「KNOCK OUTカルッツかわさき大会」のメインイベント・KING OF KNOCK OUTライト級選手権試合で、タイのヨードレックペットが衝撃の試合を見せつけた。王者・森井洋介の鼻を肘打ちの一撃でへし折り2R、レフェリーストップ(ドクターストップ)でKO勝ち。初挑戦でタイトルを奪取し、タイに持ち帰った。ファンの間からは「誰が倒すんだ?」「倒せる日本人はいるのか?」「次は誰とやるんだ?」など、ライト級王座決定トーナメントを制した森井を相手に完勝したヨードレックペットが「最強」だと称賛する声が出ている。 KNOCK OUTは秋に予定しているライト級のアジアトーナメントにヨードレックペットが出場すると明らかにしていた。それに加え、8月19日の『KNOCK OUT SUMMER FES.2018』(大田区総合体育館)にヨードレックペットが参戦すると発表された。 ヨードレックペットに敗れた森井は、5月の大阪大会のメインイベントで山口侑馬を破っている。森井は44歳のレジェンド大月晴明と対戦するため、ヨードレックペットの対戦相手が誰になるのか注目されていた。小野寺力プロデューサーは「日本人を軸に調整中」と発言していた通り、KNOCK OUTでも活躍している高橋3兄弟の長男、高橋一眞が対戦相手に決定した。この試合はノンタイトルマッチで行われる。 一眞は森井にKO負けを喫した過去はあるものの、今年に入ってからは好調をキープしている。地元である5月の大阪大会では、アクシデントで急遽対戦相手が変更になったにもかかわらず、チュー・トップキングに1R28秒でKO勝ちしている。ここでヨードレックペット相手に金星を挙げるようなことがあれば、タイトルへの挑戦はもちろん、ライト級アジアトーナメントへの出場権も舞い込んでくるのは確実。次男の亮は那須川天心のスーパーバンタム級で活躍。三男の聖人もフェザー級で待望のKNOCK OUT初参戦(9月8日、エディオン・アリーナ大阪第2競技場大会)が決定しただけに、ここは長男の意地に期待したい。 既に手遅れの可能性もあるが、ヨードレックペットがモンスター化する前に誰かが止めないといけない。せっかく日本人を参戦させてトーナメントを開催したのに、手渡したベルトが日本に戻って来ない恐れがある。前王者の森井がリベンジを果たすのがベストだが、今回の一眞を筆頭に、今後ヨードレックペットと対戦するライト級の選手にはしっかりと対策を練ってほしい。日本のキックボクシングが世界一だと証明する必要がある。ヨードレックペットをヒクソン・グレイシーのような存在にさせることだけは避けてほしいと切に願う。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年07月19日 17時40分
オリックス川栄李奈に続いて、こじるりが始球式登板!親子ヒーロープロジェクトで実現
オリックス・バファローズは、8月18日の福岡ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)で、「こじるり」の愛称で親しまれているタレント・小島瑠璃子が始球式に登板すると発表した。オリックスは今月16日に女優の川栄李奈が始球式を行って話題になったばかり。こじるりの始球式にも注目が集まるのは間違いない。 8月のこの試合は、パ・リーグTVの運営を手掛けるPLM(パシフィック・リーグ・マーケティング)が2014年から始めたパ・リーグ6球団合同企画『パ・リーグ親子ヒーロープロジェクト』の実施試合の一つだ。 このプロジェクトは、2014年はウルトラシマンリーズ、2015年は仮面ライダーシリーズ、2016年はスーパー戦隊シリーズ、2017年は「月刊コロコロコミック」(小学館)とコラボレーションしている人気企画。オリックスはヒーロープロジェクトでは、映像で華やかに演出した。客席にウルトラシリーズの宇宙人が居座り、警備員に連れ去られるなど小ネタも織り交ぜた。毎年趣向を凝らし、子どものみならず、大人のマニア心をくすぐっている。選手や関係者が試合前にヒーローと記念撮影するのも毎年見られる光景だ。 今年はディズニー・ピクサーのアニメ映画『インクレディブル・ファミリー』とコラボする。映画に登場するヒーロー家族5人はそれぞれがスーパーパワーを持っていることから、パ・リーグ6球団を代表する投打のヒーロー選手たちとのタッグを組む。映画本編にも6選手が声優として出演することになった。オリックスは安達了一、北海道日本ハムは中田翔、東北楽天は高梨雄平、埼玉西武は山川穂高、千葉ロッテは鈴木大地、福岡ソフトバンクは柳田悠岐がそれぞれ声優として出演している。 小島は人や物を瞬間移動させることができる能力を持つ女性ヒーロー、ヴォイド役の日本版声優を務めていることがきっかけで、今回の始球式が実現した。「インクレディブル・ファミリーで私が演じたヴォイドは、空間にワームホールを作って人やモノを瞬間移動できる能力を持っています。ヴォイドだったら簡単にストライクをとっちゃうんだろうなぁ(笑)今回は自力で頑張ります!」と意気込みを語った。 川栄李奈はストライクゾーンに投げることに成功したが、こじるりのピッチングはどうなるのか?始球式は17時45分頃を予定しているという。取材・文 / どら増田写真 / ©︎オリックス・バファローズ
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スポーツ 2018年07月19日 17時30分
【DeNA】“目の前でヤスアキが投げ、桑原が打つ!!”夏休み前の子どもたちが熱狂!「キッズ STAR☆NIGHT 2018」
☆大人から子どもへ贈り物 横浜DeNAベイスターズは、7月18日のヤクルト戦を「キッズ STAR☆NIGHT2018」として開催した。横浜夏の一大イベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」の子ども向けイベントで、来場者全員(ビジター外野席は除く)に子どもサイズのスペシャルユニフォームが配布された。今年は「大人から子どもへ野球の魅力を伝える」をコンセプトに、様々なイベントが用意された。☆4つの企画 まず、200名の子ども達が選手から直接ユニフォームを受け取れる「Hand in ユニフォーム」。参加選手はキャプテン筒香嘉智、山崎康晃、石田健大とスターが揃い、子ども達は喜びながらも緊張した面持ちだった。 「DREAM GATE BATTING」では、試合前のグラウンドで100名がティーバッティング体験。「キッズ☆RUNWAY」では、40名のキッズがチアガール“diana”と一緒に、スタメンの選手をグラウンドに送り出した。試合後に行われた「選手とFUN BASEBALL」は、200名の子ども達がまだ戦い終えたばかりのグラウンドで、「プロの凄さ」を身近で体験。山崎は嶺井博希とバッテリーを組み、オールスターでも見せたナックルボールを披露。子ども達は「めちゃ揺れてる」「変な回転」などと驚きの声をあげていた。桑原将志と嶺井は、豪快なティーバッティングを見せ、子ども達の付き添いの大人からも感嘆の声が上がっていた。「将来一緒にプレーしましょう」と山崎に声をかけられた野球少年達は、「もっと練習する」と意気込んでいた。☆まだまだ続くFor kidsイベント 20日からの阪神タイガースとの三連戦は「キッズスタジアム 2018」が開催され、プロ野球のお仕事体験が出来るイベントが盛りだくさん。現在、子どもの野球離れが話題となっており、筒香もオフに従来の少年野球のあり方に提言しているが、「野球は楽しい」を子ども達が横浜スタジアムで体験することで、野球界全体が盛り上がれば最高だ。夏の思い出を、勝利と共に子ども達に届けて欲しい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年07月19日 17時20分
「セ・リーグではかなり打つ」DeNAラミレス監督、移籍後初ヒーローの伊藤光に太鼓判
横浜DeNA 7-2 東京ヤクルト▽18日 横浜スタジアム 観衆 28,937人※14回戦 DeNA5勝9敗「きょうの試合は100%の試合だった」 試合後、DeNAのラミレス監督は満足気な表情で、オールスターを挟んで4連敗中だったチームの久々の勝利を最大限に評価した。 試合はヤクルト先発の原樹理から初回に、梶谷隆幸と新外国人ソトの連続二塁打で先制。その後、打線は5回の桑原将志の中前打以外、沈黙するが、ヤクルトが5回で87球を投じた原を降板。すると、ベイスターズ打線は2番手の星知弥から、先頭のソトと筒香嘉智が連続ホームラン。宮崎敏郎が四球を選ぶと、倉本寿彦が二塁打を放ったところで、ヤクルトは星が1アウトも取れないまま3番手の大下佑馬に交代。そこで、オリックスからトレードで移籍した伊藤光が移籍後初タイムリーとなるライトフェンス直撃の2点タイムリー二塁打、さらに、ウィーランドが送って伊藤を三塁に進めると、スタメン起用された石川雄洋が大きな犠牲フライを放ち、この回一挙に5得点。次の回、バレンティンにリーグ単独トップとなる21号ソロホームランを打たれると、その裏には筒香が2打席連続となる21号ソロホームランをスタンドへ叩き込み、再びトップタイに並んで、筒香は5年連続の20本塁打達成となった。 投げてはウィーランドが8回を124球、5安打、9三振、1失点の好投を見せて快勝。4勝目(5敗)を挙げている。 「イトーとは試合前に初めて話したけど、試合では投げたい球のサインを出してくれた。素晴らしいリードだった」 ヒーローインタビューで伊藤を横にしたウィーランドは笑顔で初めてバッテリーを組んだ伊藤のリードを絶賛した。ラミレス監督も「(ウィーランドと伊藤のバッテリーは)非常にいいコンビネーション」と評価した上で、「ヤクルト打線が困惑していた。まだ、新しい引き出しを出してくれると思う」と今後の試合への期待もにじませていた。 16日の後半戦初戦からスタメンマスクを被り、テンポのいいリードと、バッティングが評価されていたが、伊藤はキャッチャーとして勝てないもどかしさがあったという。初のヒーローインタビューでも「スタメンを任されているのに連敗してしまって、きょうはホッとしました」と素直な気持ちを述べている。囲み会見でも「不安が抜けました」と安堵の表情を浮かべて、初めて「I❤︎(LOVE)YOKOHAMA」と叫んで、ヒーローインタビューを締めたことに関しては「まだ、あまりわかってないんですよね」と照れ笑い。最後は「ありがとうございました」と報道陣に一礼してからロッカールームに入っていった。 「まだ3試合スタメンをやっただけで、正捕手とはならない」。このまま伊藤が正捕手になる可能性について質問が飛ぶと、指揮官はこのように釘を刺したが、「バッティング面はセンスがあるし、セ・リーグではかなり打つと思う。リードに関してもウチにいるキャッチャーとは違う側面を持っている」と話し、先発ローテーションが一巡するまでは伊藤を起用し、きょうのウィーランドのように相性が良い投手とバッテリーを組んでいくことになりそうだ。しかし、バッティングで結果を出し続ければ、正捕手候補一番手になる可能性は高いだけに、伊藤はスタメン起用されている間に攻守に渡って結果を出し続けることで、正捕手を狙うのがいちばんの近道となるが、伊藤と正捕手を争っている戸柱恭孝、嶺井博希も猛暑の中、目の色を変えて練習に励んでいただけに、今後の3人による正捕手争いも注目だ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年07月19日 17時10分
ネット上には疑問の声 猛暑もお構いなしに試合が行われる高校野球
猛烈な暑さに見舞われている、ここ最近の日本列島。全国各地で35℃以上の猛暑日となる地域が続出し、18日には岐阜県多治見市、美濃市で最高気温が40℃を突破。熱中症に襲われる人も日に日に増え続けている。 環境省「熱中症予防情報サイト」の「日常生活に関する指針」には、気温が35℃以上ならば「運動は原則中止」、31℃から35℃ならば「激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける」と明示されている。本来であれば、記録的な暑さが続く今の時期に野外で運動することは控えるべきであろう。 ただ、そんなことはお構いなしとばかりに、炎天下に多くの人間を放り込んでいるスポーツもある。高校野球もその1つだ。ここまで雨による中止・延期はしばしば行われているが、暑さによって中止となった試合はない。 異常気象の中で試合をすれば、当然その弊害は出てくる。実際に各地の試合では、球児や観客が熱中症に見舞われる例が頻発している。このままでは、球場内で命を落とす人が出るのも時間の問題だろう。 暑さから球児たちを守る手段としては、日程の変更やナイトゲームでの試合開催など、やれることは多々あるように思われる。しかし、大会の運営組織である日本高等学校野球連盟(高野連)からは、現時点で暑さへの対応策は出されていない。 十分な対応がなされないまま、来る日も来る日も酷暑の中試合が行われている高校野球の現状。こうした状況に疑問を抱いている人は多く、ネット上では「正気の沙汰じゃない、絶対におかしい」、「最優先されるべきは何よりも人命だろ」、「昔と今じゃ気温も違うだろうに…」といった声が挙がっている。また、中には「死者が出るまでこのままだろうね、生贄になる子がかわいそう」といった辛辣なコメントも見受けられる。 夏の全国高校野球大会は、今年で100回の節目を迎える。その記念すべき年を「不十分な対応で死者を出した年」とするのか、それとも「人命を守る英断を下した年」とするのか。答えは言うまでもないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月19日 06時00分
W杯後も投稿のない山口蛍のツイッターに批判が殺到していた? 原因はベルギー戦か
W杯を終え帰国したサッカー日本代表メンバーは、それぞれSNSでファンに感謝するコメントを投稿している。長友佑都はベルギー戦終了後に自身のツイッターで「ありがとう。やりきった。(中略)いっぱいのエネルギーを送ってくれた皆さんに心から感謝します」とメッセージ。香川真司は感謝の気持ちを込めたメッセージ動画を、ブログで公開している。 そんな中、SNSを全く更新していない日本代表メンバーがいる。MFの山口蛍だ。山口は6月13日、自身のツイッターとインスタグラムでW杯への意気込みを投稿しており、そこには「自分を信じて頑張ってください」「悔いのないW杯になるよう全力で!応援してます」などファンからの熱いメッセージも寄せられていた。しかし6月19日に写真のみの投稿をしたのを最後に、更新が止まっている状態だ。 その約1か月も前の投稿には、現地時間7月2日のベルギー戦直後にコメントが殺到していた。「最後の(決勝点を献上した)カウンター、全力で防げたはずでは?」「あの場面で棒立ちだったのはさすがにない」「途中出場であのプレーは…間違いなく戦犯」「あれは他の代表メンバーに失礼」といった、山口への批判が多数見受けられた。コメントはなかなか途切れることがなく、その後1週間ほどは続いていた。 この批判は、ベルギー戦の後半残りわずかという場面で、ベルギーの高速カウンターを止められず決勝点を奪われたことが原因のようだ。その際の山口の対応を巡っては「ファウルをしてでも止めるべきだったのでは?」などと議論が起きており、ネット上では山口を“棒立ちだった”と揶揄する声が多くあがっていた。 また、決勝トーナメント進出を決めたポーランド戦後に“(ベルギー戦では)今日休んだ選手がやってくれると思う”と発言をしたことにも、ファンはがっかりしたようだ。しかしながら、そうした批判の意見に対して「サッカーを知らない人たちの言葉は気にしないでください」「落ち込んでる暇はない。切り替えて頑張って!」「色んな意見があるけど、私は応援し続けます」と山口を擁護するコメントも上がっている。 GK川島永嗣ほど目立ったバッシングではなかったものの、ネット上では批判を浴びていた山口。自身のSNSを更新しないのは、批判の声が収まるのを待っているのだろうか。W杯を終えた今どのような発信をするのか、次の投稿が待たれる。記事内の引用について山口蛍の公式ツイッターより https://twitter.com/hotaru10crz長友佑都の公式ツイッターより https://twitter.com/yutonagatomo5
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スポーツ 2018年07月18日 21時15分
WWE US王座奪取の中邑真輔、初防衛戦はランディ・オートン乱入で不完全燃焼
世界最大のプロレス団体WWEの『エクストリーム・ルールズ』(日本時間16日、アメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグ)でジェフ・ハーディーが保持するWWE USヘビー級王座に挑戦した中邑真輔は、試合前にローブローを放ち、ゴングと同時にキンシャサを放つと3カウント。まさかの秒殺でスマックダウン昇格後、初タイトルを獲得した。中邑とジェフのリターンマッチは、日本時間18日のスマックダウン(ペンシルベニア州ウィルクスバリ)で早くも実現した。 中邑はあくびをしながら、リターンマッチを主張するジェフに対して、「悲しいピエロだ。涙を隠すためにペイントしているんだ。今夜またピエロを泣かしてやる」と挑発した。 中邑は2日前と同じく、序盤にいきなりローブローを狙った。これをかわされると今度は片足のバック・スタバーから低空のキンシャサを叩き込んだ。しかし、簡単に負けられない前王者のジェフはカウント2で返し続ける。試合終盤になると中邑は勝機と見たのか、キンシャサを繰り返し狙った。これをジェフはかわし、ツイスト・オブ・フェイトから必殺のスワントーンボムを放った。「中邑ピンチ」と思われたその時だ。突如ランディ・オートンが乱入してジェフの足を引っ張り、試合は中邑の反則負けとなった。東京公演のときと同様に、WWEのタイトルは反則やリングアウトでは王座移動しない決まり。中邑は王座を守った。 オートンはその後も場外でジェフを滅多打ちにし、耳元で「どうしてか知りたいか」とささやいてから、ジェフを引っ張り上げると実況席からエレベートDDTを決めてジェフをKOした。オートンは場外にいた新王者の中邑とにらみ合い。オートンはリング上にいたジェフの股間にストンピングを放ってそのままリングを後にした。 試合後、中邑はオートンの登場について「ナイスではない」と戸惑いの表情を浮かべていた。この日もオートンのジェフに対する襲撃に中邑が加担しなかったことをみると、中邑とオートンが合体するとは考えづらい。ベルトを“持っていない”ジェフをつけ狙うオートンの動きは、ベルトを“持っている”中邑にとっても不気味な存在だろう。 またタイトル奪取が期待されていた日本人女子スーパースターのアスカは、これまでアスカの影武者に変装したり、スプレー攻撃などでスマックダウン女子王者カーメラに加担し続けたジェームス・エルズワースの介入にこの日も手を焼いた。隙をついてカーメラに背後から攻撃され、ケージに叩きつけられ3カウント。アスカはまたもやタイトル奪還に失敗した。文 / どら増田写真 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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ノア 小橋建太がマシンガンチョップ封印
2008年03月18日 15時00分
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パンクラス 佐藤光留が総合格闘技最終戦直前に“餃子の呪縛”に見舞われた
2008年03月18日 15時00分
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全日本プロレス チャンカンに向けて早くも佐々木健介包囲網。西村修、諏訪魔が動き出した!
2008年03月17日 15時00分
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DREAM 疑惑のエルボーの判定に4つの案が浮上。青木真也&J.Z.カルバン両者とも準々決勝進出も!?
2008年03月17日 15時00分
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新日本プロレス 長州力が中邑真輔戦に向けてサソリデモ敢行
2008年03月17日 15時00分
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ハッスル 天才カンフー少年が参戦! 中国4000年の秘技がさく裂する!?
2008年03月17日 15時00分
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DREAM いよいよきょう開戦! HERO'S VS PRIDE
2008年03月15日 15時00分
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DREAM なぞの韓国人ファイター出現!
2008年03月15日 15時00分
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ドラディション 吉江豊が新日本プロレス、長州力&蝶野正洋らレジェンド壊滅宣言。さらには師匠・藤波辰爾にも下克上
2008年03月15日 15時00分
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リアルジャパン 龍虎対決に思わぬ落とし穴。猛虎のコカンが…
2008年03月14日 15時00分
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DREAM 青木真也 VS J.Z.カルバン激闘必至
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パンクラス メイド服レスラーがプロレス界に殴り込み!
2008年03月14日 15時00分
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ゼロワンMAX 4・6新ホールこけら落とし興行でゼロワンVS新日本プロレス新章突入へ
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DDT 新ブランドでUWF再興へ
2008年03月14日 15時00分
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リアルジャパン 期待の新星サミー・リー・ジュニアが鮮烈デビュー
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
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2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
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2025年06月01日 12時00分