スポーツ
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スポーツ 2019年06月01日 11時30分
オールスター両リーグ最多得票の現役トップは柳田 では歴代のトップは?
24日に受付が開始され、現在も投票期間真っただ中のプロ野球・オールスターファン投票。30日の中間発表によると、現在の両リーグ最多得票は埼玉西武・山川穂高(7万9480票)。このまま抜かれることが無ければ、自身初の快挙を達成することになる。 両リーグ最多得票を現役選手で最も多く記録しているのは、2016年から2018年にかけて3年連続で達成したソフトバンク・柳田悠岐(3回)。離脱が長引いている今年も、現時点で4万6863票(パ外野手3位)を獲得。例年通りの活躍ができていれば、山川といい勝負を演じていたことは想像に難くない。 ただ、過去を振り返ると、その柳田以上の回数を誇る選手が3名存在する。今回はファンから圧倒的な支持を集め続けたその3名を以下に見ていこう。■山内一弘(元毎日・大毎他/6回) 「シュート打ちの名人」、もしくは「打撃の職人」と称されるほどの打撃力を武器に、首位打者1回、本塁打王2回、打点王4回を獲得した山内。プロ野球黎明期を代表する大打者は、1956年〜1957年、1959年〜1962年の6シーズンで両リーグ最多得票を記録している。■イチロー(元オリックス/6回) 数多くのファン・関係者に惜しまれつつ、今年3月にユニフォームを脱いだイチロー。1995年〜2000年にかけての6年連続両リーグ最多得票は、現在まで破られていないプロ野球記録となっている。ちなみに、イチローはメジャーでも10回(2001年〜2010年)オールスターに選出され、2007年には史上初のランニング本塁打を記録してもいる。■王貞治(元巨人/7回) これまでに最も多く両リーグ最多得票に輝いているのは、長嶋茂雄と共に「ON砲」で鳴らした王貞治。通算本塁打(868本)を筆頭に数々のプロ野球記録を樹立したスラッガーは、1963年〜1965年、1976年、1978年〜1980年の7シーズンで最多得票をマークした。 自らのバットで、“民意”を得続けた以上の3選手。最多3回の柳田を含む現役選手の中から、果たして彼らに迫る選手は輩出されるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月01日 06時30分
タイガースの黄金ルーキー近本光司 華々しい活躍と高まり続ける期待感
2019年、阪神タイガースの新しいリードオフマンとして、鮮烈な活躍を続けている近本光司。開幕から2か月が過ぎ、夏を目の前にした現在もプロ野球界全体に旋風を巻き起こしている。 ルーキーながら打率3割をキープするバッティングは左右に打ち分ける高い技術を持ち、スウィングスピードも速く長打力も備えている。さらに何と言っても目を見張るのはその快足だ。15個❨5月31日現在❩を記録している盗塁はリーグトップであり、次塁を狙う積極性は強烈な印象を与え、かつて同じタテ縞で多くのファンに愛された赤星憲広の再来と捉える者も多く、早くも新しいスピードスターとして存在感を発揮している。 開幕スタメンを勝ち取り、4月途中から1番に定着すると、18日のヤクルト戦からは実に13試合連続安打を記録、一時最下位に沈んだチームは、まさに近本の活躍と共に盛り返し、ここまで勝率も5割を越え、Aクラスを維持している。 また、そのポテンシャルは数字以外にも表れている。プロ初安打・初打点を記録した、ヤクルトとの開幕戦の第3打席。初球を叩いた打球は長打となり、俊足を活かして3塁まで到達。ここからチームは逆転に成功し初戦を白星、強烈な印象を見せつけた瞬間だった。 5月も終わりを迎え、「らしさ」はなおも発揮し続けている。24日のDeNA戦では7回、好投を続けていたエース今永の初球のカットボールをライト線へ返す3ベース。この後、安打で近本がホームに帰り決勝点となった。さらに、2日後の同カードでも初回、カウント1−0から真ん中の直球を捕らえ、ライトスタンド中段へ鮮やかな先頭打者ホームランを放ち、7対0で快勝したゲームの進軍ラッパを高々とあげている。 初球やファーストストライクからでも躊躇なくバットを振り抜くその姿勢こそ、観ているものを惹きつける大きな魅力の一つだ。何より、近本が塁に出ることでベンチ、ファンも一気に盛り上がり、チームに活気をもたらしていることは明らかだ。 29日の甲子園での巨人戦、5回の近本の2塁打などから阪神は追い上げ延長の末、逆転で伝統の一戦を制し2位に浮上した。試合後のコメントでは、「良い球が来たら思い切っていこうと思っていた」と振り返った。もはや勝利のためになくてはならない、「新生タイガース」のシンボル的な存在と言っても過言ではないだろう。 今月からは交流戦も始まる。ルーキー・近本と初顔合わせとなるパリーグの投手との対決も大いに楽しみだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2019年05月31日 22時30分
新日本6.9大阪城ホール大会、指定席が発表カード3カードのみで完売の快挙!
新日本プロレス毎年恒例、上半期最大のビッグマッチ『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』6.9大阪城ホール大会の前売り指定席券が完売したと5月31日、新日本プロレスが発表した。現在は立ち見券を販売しているが、こちらも残りわずかだという。これで今年も札止めになることは確定的だ。 『DOMINION』は2009年に6月の大阪のビッグマッチとして、大阪府立体育会館でスタート。2013年ごろから『DOMINION』のブランド力が定着し、府立では収容できないほど、前売り券が猛スピードで売れる大会に成長したことから、2015年からアリーナクラスの大阪城ホールに会場を変更。2016年以外はいずれもチケットは完売しており、昨年も11,822人を動員している。最初のころはリターンマッチが多く組まれていたが、近年では1.4東京ドーム大会に劣らないカードが惜しみなく組まれており、関東からの遠征組も多い。 関西はテレビ朝日系列のABC朝日放送が『ワールドプロレスリング』を流しているが、放送は日曜の深夜と、関東や名古屋の1日遅れ。東京ドーム大会や、『G1クライマックス』の特番も放送されていない。しかし、昭和の時代から新日本が大阪大会を重視してきた歴史が引き継がれているのは確か。大阪大会の盛り上がりは、東京よりも熱狂的だと毎年、第1試合から感じる。 今大会は6.5東京・両国国技館大会との東西連続ビッグマッチになっていることもあり、まだ組み合わせには謎も残る。IWGPヘビー級選手権試合、オカダ・カズチカ対クリス・ジェリコ、IWGPインターコンチネンタル選手権試合、飯伏幸太対内藤哲也、NEVER無差別級選手権試合、タイチ対石井智宏の3カードしか発表されていないのだ。残るカードは6.5両国大会が終わってからになりそうだが、これでアリーナクラスの会場が完売するのだから、大阪の新日本熱は本物だ。 京セラドーム大阪への再進出を望む声も多いが、新日本の流れを見ていると大阪城2連戦の方が可能性は高いのではないだろうか。来年以降の展開にも期待したい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月31日 17時30分
エース・菅野不在の巨人は“神頼み状態”? 「雨天中止」に救われる危機的状況
雨天中止が危機を救ったということか…。 原巨人が阪神に連敗した。これで、5月の負け越しも決まった。4月は首位で終えたが、早急にチームを建て直さなければ、「優勝圏外に転落」なんてことにもなりかねない。 「セ・リーグ球団は交流戦が苦手。6月4日にはその交流戦が始まりますし、チームが不安定なままに苦手な交流戦に突入すれば、致命的です。着手すべきは、まず先発投手陣でしょう」(プロ野球解説者) エース菅野智之が腰痛により、戦線を離脱した。出場登録を抹消された5月21日時点では、宮本和知投手総合コーチらが「早期の復帰」を伝えていたが、「復帰は交流戦突入後」と“訂正”している。意味シンなのは同コーチが一部メディアに話した「先は長い。彼の今後の野球人生を考えても中途半端に呼びたくない」の言葉だ。 「今後の野球人生という『重い言葉』が出たので、驚きました。故障の詳細が公表されていないので憶測でしかありませんが、長期離脱もあり得るのではないか」(前出・同) 菅野の復帰が先送りしたとするこの発表には、カラクリがあった。 「復帰が遅れる」と発表されたのは、5月28日。同日から阪神3連戦が始まり、巨人は6月2日までの6連戦を戦うスケジュールになっていた。ルール上、菅野の再登録が可能となるのは、最短で5月31日。また、巨人は菅野の登録を抹消した時点で先発タイプの投手を一軍に補充していない。そのため、先発要員は5人しかいない。6連戦を戦う上で、6人目の菅野が帰ってこないとなれば、1人足らなくなる。 「先発投手が足らないとなれば、巨人ナイン全体に『大丈夫か?』という心配が蔓延します」(スポーツ紙記者) しかし、28日の阪神戦は雨天中止となった。雨天中止により、6連戦が5試合に減った。計算上、現先発陣で乗り切れる。「今なら、チームに悪影響は出ない」と判断し、菅野の復帰先送りを発表したのだ。 大型補強に成功した巨人が先発投手の頭数を懸念するのは、おかしな話。とはいえ、こんな情報も聞かれた。 「渉外担当が新しい外国人投手を探しています。リリーフタイプ、クローザーが務まる外国人投手を緊急獲得するつもりで動いています。救援タイプの投手を探していたのは、『先発投手は問題ナシ。菅野がいる』ということが大前提でしたから」(球界関係者) 今さら、緊急補強する外国人投手を先発タイプに変更するわけにもいかないだろう。 「菅野の復帰先送りが発表された2日後の30日、二軍調整中の岩隈久志が練習のピッチを上げてきました。38歳、経験豊富なベテランが菅野不在のピンチを救ってくれたら、理想的なんですが」(前出・同) 目下、ヤクルトが大型連敗に苦しむ少し前はDeNAがドロ沼の連敗街道に陥っていた。仮に巨人がこのままズルズルと順位を落としていけば、セ・リーグの関東球団は“総崩れ”となってしまう。 巨人ナインが上原の引退を話題にしている。年齢的な衰えは上原自身が口にしていたので「まだやれる。引退撤退を…」とは言えない。だが、生え抜きの上原なら、菅野不在の不安も一掃してくれるような『喝』も入れてくれたはずだ。岩隈が6人目の先発枠を務めたとしても、今の巨人には決して埋まらない不安要素があるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年05月31日 11時30分
オリックス『関西クラシック』福本豊氏のエール届かず!西村監督連日の失策失点に苦言
オリックス 4-5 ソフトバンク(12回戦)※オリックスの2勝9敗1分け▽30日 京セラドーム大阪 観衆 28,730人 1971年にパ・リーグの覇者として、セ・リーグの覇者である巨人と日本シリーズを争った阪急ブレーブスの懐かしいユニフォームを着用し、南海ホークスのユニフォームを着用したソフトバンクとの『関西クラシック2019』第2弾の3連戦最終日。オリックスは同一カード勝ち越しをかけた一戦だったが、29日の試合に続いて失策からの失点を許し連敗。今年の『関西クラシック』は、近鉄バファローズのユニフォームを着用した17日から行われた西武との3連戦も含め、2勝4敗で負け越す結果となった。 この日の始球式には、阪急OBで“世界の盗塁王”こと、福本豊氏が登板。山なりだったがノーバウンド投球を見せ、新旧入り乱れたファンから大きな拍手が送られた。登板後、テレビのゲスト解説に臨む前に、囲み取材に応じた福本氏は「まだ(首位と)6ゲーム差でしょ?まだまだいける、3位を目指して頑張って欲しい」と現在最下位に低迷しているチームにエール。福本氏といえば、背番号「7」が代名詞だったが、この日はルーキーイヤーからつけていた背番号「40」のユニフォームを着用。「40番への思い出というのは特にない。それよりこの頃は練習するのに必死だった」と当時を振り返った。テレビ中継では、当時のエピソードを語りながらチームに奮起をうながしていただけに、この結果は残念だったことだろう。 2回には、一塁マレーロの送球エラー絡みで2失点。6回には、先発の榊原翼が2ナッシングからグラシアルにセンター前へ運ばれると、続くデスパイネには2ナッシングからバックスクリーンへ特大の2ランホームランを打たれてしまう。試合後、西村徳文監督は開口一番、「きょうはあと1本とかそういう問題じゃない。またエラーからでしょ」とバッサリ。打撃も不振が続くマレーロに関しては、「打てないなら守りの方をしっかりやらないと」と話し、「6回の外国人のところは2ストライクから。あそこはバッテリーが考えないと」と続けて、「あの4点は防げた」と選手に苦言を呈した。これでチームの借金は今季ワーストの「9」にまで増え、首位ソフトバンクとは7ゲーム差に。パ・リーグは1位から5位までが3.5ゲーム差の団子状態。オリックスは5位ロッテと3.5ゲーム差をつけられており、1チームだけ離されつつある。 31日からは日本ハムを京セラドームに迎えて、交流戦前最後の3連戦。少しでも差を縮めておきたいところだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月30日 22時30分
RIZIN初の神戸大会のメインは那須川天心のタイトル戦!セミは浜崎朱加を抜擢!
総合格闘技イベントRIZINは29日、『RIZIN.16』(6月2日、神戸ワールド記念ホール)の試合順を発表した。 今大会もフジテレビ系列で全国中継することが決定しており、19時〜21時の中継枠内で、現地から数試合生中継することも明らかになっている。大会開始は14時と発表されていたが、全14試合中、第1試合の憂也対田中STRIKE雄基戦は13時20分開始で、第2試合の植山征紀対拳剛戦まではオープニングマッチとして開催される。14時前に試合が始まる可能性もある。シュートボクシングの植山のRIZIN初参戦に注目が集まっているだけに、早めに着席しておく必要がある。 本編は第3試合の一刀対中村寛からスタート。“キック界のプリンス”白鳥大珠は第5試合に、山本アーセンは第6試合、才賀紀左衛門は第7試合にそれぞれラインナップされた。中村優作とトップノイ・タイガームエタイの大一番は第10試合。第11試合のロッキー・マルティネス対ジェイク・ヒューン戦終了後には休憩時間を挟む。 RIZINの休憩時間は、テレビ生中継に合わせた時間調整の意味合いが強く、休憩時間がどの程度の時間になるのかは当日の進行具合に合わせて決められる。つまり、休憩明けの試合が生中継される可能性が極めて高いのだ。休憩明けの第12試合は、浅倉カンナ対山本美憂。セミファイナルにはRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ、浜崎朱加対ジン・ユ・フレイ戦が抜擢された。女子のMMA(総合格闘技)マッチが2試合続くが、カンナ対美憂戦の勝者がアトム級王座の次期挑戦者に名乗りを上げてもおかしくないシチュエーションである。 メインは相手が敵前逃亡するすったもんだがあったが、ISKA世界フェザー級王座決定戦の那須川天心対マーティン・ブランコ戦が組まれた。RIZIN初の神戸大会のメインと、生中継枠の目玉にこの試合が託されることになった。『RIZIN.15』4.21横浜アリーナ大会の平均視聴率は5.8%(関東地区)。今大会では、従来20時開始だった放送時間を19時に前倒ししている。関東の大会ではないことから、前回より高い視聴率を獲得したいところ。天心は快勝して、7.21RISEエディオンアリーナ大阪で開催される世界トーナメント準決勝に弾みをつけたい。取材・文 / どら増田写真 / 山内猛
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スポーツ 2019年05月30日 17時30分
KUSHIDAがNXT無傷の3連勝!王座挑戦の紫雷イオに追い風!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間30日、ファームブランドNXTを世界配信。日本人スーパースターが大活躍した。 新日本プロレスから移籍したKUSHIDAのNXTデビュー3戦目はドリュー・グラックが相手だった。 KUSHIDAはグラック得意の関節技に対してジャパニーズスタイルで対応。ヘッドロックから卍固めを決めると、腕ひしぎ逆十字固めでグラックの腕にダメージを与えていく。グラックもアンクルロックで形勢逆転を狙ったが、KUSHIDAはグラックにシェル・ショックでマットにたたき付けると、そのまま丸め込んで3カウント。サブミッションの力が試された試合だったが、KUSHIDAの横綱相撲に現地のファンも大きな拍手を送っている。 KUSHIDAはNXTデビューから3連勝。試合後、両者はにらみ合うとグラックは「お前は臆病者だ」とKUSHIDAを挑発。バックステージのインタビューではKUSHIDAに改めてサブミッションマッチを要求。2人の因縁がさらに進展しそうだ。 一方、6月2日に開催されるビッグマッチ「NXTテイクオーバー:XXV」でNXT女子王座戦に臨む挑戦者の紫雷イオと、チャンピオンのシェイナ・ベイズラーがインタビューに登場した。MMAフォー・ホースウィメンのメンバーとともに現れたシェイナは、イオの竹刀襲撃に対して「テイクオーバーでは武器は許されてないし、仲間もいないでしょ。私には仲間がいるのよ」と笑みを浮かべながら余裕のコメントを残して立ち去った。 これに挑戦者のイオは「シェイナとその仲間たちなんて全然怖くないし、テイクオーバーに仲間が来ても問題ない。それにシェイナを倒すのに竹刀も必要ない」と強気のコメントでタイトルマッチへの自信を示した。そこに先週、イオに救出されたキャンディス・レラエが現れてセコンドにつくと申し出ると、イオも快諾。タイトルマッチに挑むイオにとって心強い味方が加わることになった。今回のタイトルマッチは両陣営ともに総力戦になりそうだ。文 / どら増田写真 / ©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2019年05月30日 11時40分
【DeNA】“琉球サイドスロー”平良拳太郎が鮮烈復帰!揃ってきたベイスターズ先発投手陣
29日、敵地ナゴヤドームでのドラゴンズ戦、ベイスターズの先発は今季初登板となる平良拳太郎。初回を三者凡退、たった7球で片付けると、そこから5回1アウトまで一人のランナーも許さないパーフェクトピッチングを披露。好調の高橋周平にセンターに初ヒットを許すも、後続のモヤの三塁側へのファールフライを、三塁手宮崎敏郎が必死に追いかけナイスキャッチ。更に2塁へタッチアップでの進塁を目論んだ高橋をセカンドで刺し、結果的にダブルプレーとなるビックプレーもあり勝利投手の権利を得る。6回先頭の堂上直倫にライト前にヒットを許すと、犠打を挟んでドラゴンズ先発の大野雄大にまさかのセンター前ヒットでピンチを広げてしまう。続く代打・京田陽太のセカンドゴロで初失点を献上し同点に追いつかれてしまうも後続を断ち、ここでお役御免となった。6回を61球、被安打3、奪三振4、無四球、1失点の内容は、勝ち星は付かなかったが、“快投”の形容がふさわしいと言えるだろう。 サイドスローからテンポ良く投げ込まれていった白球は常に低めにコントロールされ、ストレート、スライダー、シンカー、カットボールと多彩な球種を操りドラゴンズ打線に凡打の山を築かせた。 昨年は5勝3敗ながら、球界エースのジャイアンツ・菅野智之に投げ勝つなど成長を見せ、今季は更なる飛躍が期待されていた。しかし、キャンプ序盤から足首の故障で離脱し、その後も腰、右肩と度重なるアクシデントで復帰が遅れた。その後、ファームでじっくりと調整すると、防御率1.35と好成績を残し、2か月遅れの今シーズン初登板でいきなり結果を出した。本人は「調子は良く無かった分、低めを強く意識して投球した」ことが好投の要因と自己分析した。 16年オフに山口俊の人的補償で、ジャイアンツからベイスターズに移籍した平良。毎年順調に成長し、チームでは先発できるサイドハンド右腕として貴重な存在となった。これでベイスターズのスターター陣は、今永昇太、濱口遥大、東克樹の左腕トリオに、上茶谷大河、大貫晋一のルーキーコンビ、この日復帰の平良を加えた6枚が揃った。ラミレス・ベイスターズの反撃がここからやっとスタートする予感が漂う。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年05月30日 11時30分
泥沼の連敗が続くヤクルト 今後への“後遺症”も?
今日もまた、長いトンネルから抜け出すことはできなかった。 12日巨人戦を最後に、2週間以上も勝利から見放されているヤクルト。29日広島戦でも敗北を喫し、連敗は13まで伸びることとなった。 初回からいきなり鈴木誠也に15号2ランを放たれたヤクルトは、その裏村上宗隆の14号3ランですぐさま逆転。連敗脱出へ向け、チームに勢いがついたかのように思われた。しかし、降雨中断後の5回表2死一、三塁から鈴木に同点二塁打を浴びると、続く西川龍馬にも2点タイムリー内野安打を打たれ計3失点。2度目の2点ビハインドは最後まで跳ね返せず、「3−5」であえなく終戦の時を迎えた。 連敗前は首位と1ゲーム差の2位につけていたヤクルトだったが、長引く連敗により最下位とゲーム差無しの5位まで転落。ファンからは叱咤激励が数多く寄せられているが、その一方で「5月で30敗目前はヤバい」、「巻き返しが無理そうなレベルまできてる」、「今年はもう期待できないか…」といった諦めの声も少なからず挙がっている。 前回ヤクルトが13連敗以上を喫したのは、14連敗(1分け挟む)まで伸びた2017年。この大型連敗の影響もあり、同年は球団史上ワーストとなる96敗を記録した。また、それ以前の該当シーズンである1950年(14連敗/1分け挟む/国鉄時代)、1965年(13連敗/サンケイ時代)、1970年(16連敗/セ・リーグ記録/アトムズ時代)をみても、1965年、1970年は最下位。1950年は最下位こそ免れたものの、球団ワースト2位となる94敗を喫している。 大型連敗が尾を引いたのはヤクルトだけではない。ヤクルト以外の球団で過去に13連敗以上を喫した例は10例あるが、この内7例はシーズン最下位。残る3例に関しても、4位が2例、5位が1例といずれもBクラスに終わっている。 過去の事例を考えると、Aクラス入りはほぼ無いという段階まで来ている今年のヤクルト。仮に連敗が止まっても、今度は“後遺症”に悩まされることになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年05月29日 22時30分
「全力で闘ってみせる」元WWEアンブローズと新日本6.5両国で対戦のジュースが会見
新日本プロレスは28日、都内の本社で『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.26』最終戦、6.5東京・両国国技館大会に関する会見を行った。 前日27日に元WWEスーパースターで、ディーン・アンブローズからリングネームを変えたジョン・モクスリーがツイッターで6.5両国大会に参戦する意思表示をしていた。会見で菅林直樹会長は、IWGP USヘビー級選手権試合として王者のジュース・ロビンソンに、モクスリーが挑戦するタイトルマッチを開くと発表。ジュースも登壇し、モクスリーとの思い出や対戦への意気込みを語った。 ジュースは「この対戦が決まる前、ずっと『対戦相手が欲しい』『チャレンジャーを募集している』と話したが、誰が来るか前もって知っておくべきだったかもしれない。いや、知っていたのかもしれない。お前がこうやってまた俺の前に再び現れた。ジョン・モクスリー。当時はそういう名前ではなかった。ディーン・アンブローズ。そして、俺はジュース・ロビンソンではなく、CJパーカーと名乗っていた。これはもう8年の前のフロリダでの話だ」とWWEの育成組織FCW(後にNXTと統合)で一緒だったことを明かした。 「ディーンとCJは仲が良く、CJはディーンのことを先輩として慕っていた。ディーンはよく自分をバーに誘ってくれて、いろんなことを教えてくれた。そして、この俺もディーンを先輩として、自分よりも優れたレスラーとして尊敬していたから、たくさんの話をした。車で旅をすることもあれば、いろんなところにも巡業に行った」と感慨深げにモクスリーとのエピソードを披露した。 その後、モクスリーはWWE本隊に昇格、ジュースは「CJパーカーという名前を捨て、自分はジュース・ロビンソンという名を名乗り新日本プロレスのレスラーとして活動を始めた」のだから運命は分からない。あれから8年が経って、ジュースのIWGP US王座にモクスリーが挑戦する日が来るとは思いもよらなかっただろう。 「みんな、ジョン・モクスリーが俺を倒すところを見たいのかもしれないが、そうはいかない」 フロリダ時代は1度だけシングルで対戦し、モクスリーが勝利している。「当時の自分は今のヤングライオンのウエムラ、ツジ、ナリタ、ウミノ。ああいったあたりの自分が、当時のフロリダの自分」とジュースが話しているように、参考にはならない。ジュースは新日本に“留学“しWWEスーパースターに負けない技術を手に入れている。新日本のプライドを持っているだけに、ビッグネームのかませ犬になる気はさらさらない。 「俺はこの新日本プロレスのために闘っている。ジョン・モクスリーに何ができるかではなく、ジュース・ロビンソンがジョン・モクスリーに対して何ができるか。そこが大事だと思っている。俺は両国で笑顔を持って、ダンスを踊るような試合はしない。全力で闘ってみせる」 近年ではクリス・ジェリコとケニー・オメガ、古くはスタン・ハンセンとビッグバン・ベイダー、ハンセンとハルク・ホーガンなどの外国人対決が行われ、日本のファンの胸を打った。ジェリコの対戦相手もそうだったが、モクスリーはツイッターで約69万人のフォロワーを抱え、発信力と世界的な存在感を持つ。ジュース・ロビンソンの名を世界に知らしめるチャンスでもある。ジュースのジャパニーズドリームに期待したい。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ
田中正直のウェブランニングクリニック 「第6回 ビギナーのトレーニングの仕方」
2010年05月28日 12時30分
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ヤクルト・高田監督辞任の波紋
2010年05月28日 10時00分
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中村俊輔はホントにいらない!…の?
2010年05月28日 08時00分
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“ビックマウス”ではない本田圭佑
2010年05月27日 17時30分
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王さんのマスコミ異常露出の裏側は?
2010年05月27日 17時00分
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絶望の果てに見る希望はあるのか? 岡田ジャパン!
2010年05月27日 15時30分
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名将モウリーニョの軌跡
2010年05月27日 13時30分
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スポーツ
南アフリカW杯、RL風、勝手に裏代表決定!(3)
2010年05月27日 11時30分
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スポーツ
南アフリカW杯、RL風、勝手に裏代表決定!(2)
2010年05月27日 11時30分
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スポーツ
南アフリカW杯、RL風、勝手に裏代表決定!(1)
2010年05月26日 17時30分
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スポーツ
田中正直のウェブランニングクリニック 「第5回 ランニングスポット」
2010年05月26日 16時30分
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スポーツ
オールスター放映権料
2010年05月26日 13時30分
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スポーツ
巨人が1位指名候補に『昔の名前』が急浮上!
2010年05月26日 13時00分
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球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(7)
2010年05月25日 16時30分
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スポーツ
泥沼ヤクルトの泥縄策
2010年05月24日 17時00分
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スポーツ
プロ野球エピソードあれこれ オープン戦でテスト済み 今年も出るか? 楽天・ブラウン監督の内野手5人シフト
2010年05月24日 14時00分
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田中正直のウェブランニングクリニック 「第4回 ランニングフォーム」
2010年05月24日 13時30分
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「復帰プランはタブー」日ハム蘇生は中田がいないから!?
2010年05月24日 08時00分
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ヤクルト交流戦史上初の開幕6連敗で囁かれる『体調不良説』
2010年05月22日 08時00分