スポーツ
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スポーツ 2019年05月29日 17時30分
チームの雰囲気も影響? 2ケタ連敗のヤクルトに囁かれる不吉な傾向
好不調、明暗がはっきりと分かれた一戦だった。東京ヤクルトスワローズは、本当に大丈夫なのか…。 先制点を挙げたのに投手陣が持ちこたえられず、逆転。打線が奮起したが、あと一歩が及ばなかった。5月28日の広島戦に敗れ、これで12連敗だ。チームの連敗ワースト記録は14だから、まさに危険信号が点滅した状態だ。一方の広島だが、この5月に17勝目を挙げたことになり、「月間18勝」の球団記録に王手をかけた。絶好調である。 小川淳司監督(61)は「(気持ちを)切り換えていくしかない」と言ったが、開幕前、「広島の4連覇を阻止する一番手は、大型補強の巨人ではなく、ヤクルトではないか?」と予想するプロ野球解説者も少なくなかった。それなのに、このありさまだ。 「24日の試合前、選手だけでミーティングが行われました。ベテランの青木宣親が多く発言していましたが、檄(げき)を飛ばすというよりも、チームの雰囲気を明るくしようと、冗談も交えながら前向きな話に徹していました」(チーム関係者) これが、ヤクルトというチームの利点であると同時に欠点でもあるのだ。前向きに、明るくなれるのは良いことだが、「ミスを重く受け止めることができなくなる」とも指摘されている。その影響だろうか。こんなデータもある。※ ※ 総安打数 424(リーグ1位) 得点 230(同) 打点 225(同) 犠飛 16(同) 長打率 .336(同)※ ※ 打撃面では好成績を挙げている。しかし、その打撃面ではこんな数値も残されていた。※ ※ 総三振数 427(リーグワースト) 併殺 41(同) 犠打 34(リーグ4位) 盗塁 21(リーグ5位)※ ※ ヒット数、得点がリーグトップで、三振の数や併殺がワースト。盗塁、バントの数が少ないことも重ねて考えると、攻撃面に戦略的なものが感じられない。 チーム防御率は4・54、総失点258もリーグワースト。得点もトップだが、失点数もトップだから、試合にきめ細やかさがない。チームが勝っているならば勢いづくものの、接戦になるともろい。さらに付け加えれば、失策44は12球団ワーストだ。エラーで自滅しているとも解釈できる。 「三塁手の村上が一人で10失策を記録しています。まだ、プロ2年目の19歳。打撃優先、将来の4番バッターとして育てようと、我慢して使うと決めた選手です」(前出・同) また、ヤクルト投手陣は62本のホームランも献上している(リーグワースト)。テンポの悪い試合展開が、野手にも悪い影響を与えているのだろう。 「前任の真中満監督は成績不振でシーズン途中に辞任を発表しました。第1期小川政権も成績不振でペナントレース終了前に退任が伝えられました」(スポーツ紙記者) 近年、ヤクルトの指揮官はイヤな退き方が続いている。今が正念場だ。※データは5月28日時点(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年05月29日 17時00分
下馬評を覆した好調・矢野阪神「シンプル野球」ベンチ裏
キーワードは「シンプル」――。矢野阪神が最下位を脱出し、宿敵巨人を追撃するきっかけも掴んだようだ。 「5月の大型連休に12連戦が組まれていましたが、そこを8勝3敗1分けという好成績で乗り切り、その後の巨人2連戦で2勝。お祭りムードのような上昇ムードとなりました。その反動が怖いと思っていたら、次の広島戦で案の定、負け越し。でも、ベンチの雰囲気は悪くありません。矢野体制に批判的だった一部フロント、有力OBも評価を変えつつあります」(在阪記者) 矢野燿大監督(50)は、阪神というチームの体質、選手たちの性格をようやく掴んできたようだ。 そもそも、阪神にはこんな「裏格言」がある。「チャンスはピンチ、ピンチは大ピンチ」――。 そのココロは、チャンスで抜擢された選手は、緊張して本領を発揮できず、ピンチで投入されたリリーフピッチャーも大声援に呑み込まれて撃沈…。どのみち、二軍落ちだ、と。 「こういったプレッシャーに弱いチームを立て直す一環として、矢野監督はまず、得点シーンで大げさに喜ぶ“ピロエ役”を演じたんです」(同) チーム関係者によれば、「昨季は会話をしていると、怒られるのではないか?」という、変な緊張感が漂っていたそうだ。前任の金本知憲監督が、周りにも厳しかったからだ。 「その裏格言からも分かる通り、阪神は伝統的にプレッシャーに弱いんです。それを変えなければ、チーム再建はできません。チームが上向きになったことで、矢野改革に対する外部の評価も変わりました」(関係者) 矢野監督は各コーチに「(選手に)教えるな」と通達している。 この方針は意義深い。まず、選手を大人扱いする。選手たちは「本当に練習量が足りているのか?」などと不安に陥り、これはペナントレース序盤まで続いた。また、「選手が困って、自ら聞いてきた時にだけ教えろ」とも言われたコーチ陣は、その時に備えて選手の特徴を必死に見定めようとした。 「キャンプ中から、選手、コーチが戸惑っていたので、一部のフロントやOBは『何をやっているんだ!』と批判的に見ていました」(前出・在阪記者) その批判的な声も、チームが勝率5割ラインに浮上したことで消えた。勝因は、1番打者に定着した近本光司、4番打者として結果を出し始めた大山悠輔あたりにある。「対戦チームのバッテリーは近本の盗塁を警戒しています。近本出塁後の2番打者に対しては、二塁盗塁阻止のため、ストレート中心の配球になりがちです。ストレートなら簡単に打てます」(同) ストレート狙いのバッティング。実に、シンプルな作戦だ。 また、先に触れた矢野監督のピエロ役だが、コーチたちも「このままではいけない」と思ったのだろう。清水雅治ヘッドコーチが「みんなでやろう」と、選手に呼び掛けた。 「4月は矢野監督1人がはしゃいで、ちょっと浮いていました。でも、現在は全員ではしゃぐようになり、チームの雰囲気は改善されました。これが5月の快進撃の要因とも言われています。『喜怒哀楽が激しすぎる』との批判もありますが、阪神にはこういうスタイルが合っているのかもしれません」(ベテラン記者) まるで学生サークルみたいだが、「明るく、楽しく」で強くなれるのなら、批判的だったOBも認めるしかなくなったわけだ。 矢野監督の解説者時代を知るTV関係者がこう言う。「矢野監督は読書家です。現役を引退してから本をよく読むようになったと話していました。自己啓発本やビジネス書、心理学の本を読んでいました。将来、指導者として現場に復帰した時に備えていたんです」 得点シーンではしゃぐのも、職場の雰囲気作りとして必要だと思い、あえてピエロに徹したようだ。 しかし、これら「矢野改革」はすべて成功したわけではない。“落ちこぼれ”藤浪晋太郎は救えなかった。 「オープン戦でいきなり、スリークオーターの投球フォームに変えて、制球難がさらにひどくなってしまいました。二軍落ちし、室内練習場で1人で投げ込みをしています。もう、トレード先も見つからないでしょう」(前出・在阪記者) その投げ込み練習にしても、今度は二段モーションに投球フォームを変更させたそうだ。 不振の原因は精神的なものとされるが、試合で投げるか否かは本人次第となっている。18日の二軍戦で先発を務め、ゼロに抑えたが、1イニングで交代。一度決まった二軍戦の登板をドタキャンしたこともあり、一軍復帰には程遠い状態だ。「藤浪は野球偏差値の高い選手です。精神的に迷っている状態で大人扱いしたのは失敗でした」(同) チームが浮上した後、小休止状態に陥ったのは「エース不在」が原因だ。「メッセンジャーが打球直撃で戦線を一時離れていました。そのメッセンジャーに昨季までの球威が感じられません。先発ローテーションを任せられる投手はいますが、将来、チームを背負って立つのはやはり藤浪」(前出・ベテラン記者) 「シンプル野球」でチーム再建のきっかけを掴んだが、明るさだけでは、長続きしない。悩んでいる藤浪を救ったとき、阪神は本当の意味で優勝を狙えるチームに生まれ変わる。
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スポーツ 2019年05月29日 11時40分
最下位オリックスが福良淳一前監督のGM兼編成部長就任を発表!
オリックスは、チーム強化のため6月1日付で、新たにゼネラルマネージャー(以下GM)職を設置し、前監督で今シーズンは育成統括ゼネラルマネージャーを務めている福良淳一氏が就任することになったと28日、発表した。オリックスがGM職を設置するのは、2003年〜2005年の故・中村勝広氏以来14年ぶり。 GMは、チーム強化に関する戦略の立案を行うとともに、編成・育成部門においても責任者として中心的な役割を担う。球団によると、福良氏は、監督経験者であり、コーチ・スカウトとしての十分な実績もあることから、現状のチーム力分析と補強ポイントの改善に即時対応できる人物として選任されたとのこと。 なお、福良氏はGMに就任するとともに、編成部長も同日付で兼任し、ゼネラルマネージャー兼編成部長として、最下位に低迷するチームの底上げを図り、オフにはドラフト会議の責任者として腕を振るうこととなる。現在務めている育成統括ゼネラルマネージャーの職責は解かれ、長村裕之球団本部長兼編成部長は、球団本部長専任となる。オリックスは2016年に瀬戸山隆三前球団本部長が退任、加藤康幸前編成部長が異動(同年末に退団)したため、長村氏が球団本部長と編成部長を兼任していた。 今年は福良氏の後を受けて、福良氏をヘッドコーチとして3年間支えた西村徳文氏が監督に就任。高卒2年目の西浦颯大、ルーキーの頓宮裕真を開幕スタメンに起用するなど、キャリアに関係なくアグレッシブな選手を積極的に使っているが、28日現在、チーム打率が.223と低迷。投手陣も中継ぎに安定感を欠くなど、首位の楽天と5.5ゲーム差の最下位。交流戦前に福良氏がGMに就任することで、巻き返しを図る。文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2019年05月29日 11時30分
ヤクルト・五十嵐が達成した800試合登板 手放しでは喜べないファンも?
今季23試合目の登板は“メモリアル”登板となった。 28日広島戦の5回に登板し、1回を1安打無失点に抑えたヤクルト・五十嵐亮太。史上7人目となる通算800試合登板(メジャー時代は含まず)を、40歳のバースデー登板で達成した。 昨季までソフトバンクに在籍した五十嵐は、今季10年ぶりに古巣復帰。開幕からここまで22試合に登板し、「5勝0敗・防御率2.45・6ホールドポイント」と健在ぶりを示し続けていた。 800の大台に乗った五十嵐の通算登板数は、2位の藤川球児(724試合)に大差をつけて現役トップ。チームのために右腕を振り続けた末の偉業を受け、ネット上には「誕生日に記録達成は凄い」、「呼び戻したのは大正解だった」、「まだまだ記録を伸ばしてほしい」といった称賛の声が数多く寄せられている。 一方、今回の一件に際しては「記録はすごいけど、それだけ五十嵐に頼らなきゃいけない現状はよくない」、「そもそも中継ぎを酷使しすぎ」、「今のままだと絶対誰か壊れるぞ」といった批判も散見される。状況が状況だけに、手放しでは喜べないファンも多いことが窺える。28日終了時点のセ・リーグ登板数ランキングを見ると、26試合でトップに立つのがデーブ・ハフ、スコット・マクガフの両名。23試合(リーグ4位タイ)の五十嵐、近藤一樹、梅野雄吾を含め、トップ10のうち5人をヤクルト勢が占めている。これだけの投手をつぎ込んで勝てるのならば話は別だが、現在のチームは12日巨人戦以来勝利無し。28日の敗戦で、その連敗は12まで伸びている。なりふり構わぬ酷使が、後に大きな痛手となる可能性は少なくない。現に、昨年リーグ2位の71試合に登板した石山泰雅は、勤続疲労の影響もあってか、今月6日に上半身のコンディション不良を理由に登録を抹消されている。今回偉業を達成した五十嵐を含め、チームのブルペン陣には疲労が蓄積し続けている。早いうちに何らかの策を講じなければ、連敗が止まった後も苦しい戦いを強いられることは想像に難くない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年05月28日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ロード・ウォリアーズ」プロレスに変革をもたらした“暴走戦士”
1985年、アニマル&ホークのロード・ウォリアーズが全日本プロレスに初来日した。その緒戦、アニマル浜口&キラー・カーン組を3分39秒で料理してみせたド迫力に衝撃を受けたファンは多いだろう。 史上最強&最高のタッグチームとしてその名を挙げる声は、今なお多い。※ ※ ※ 1983年に結成されたロード・ウォリアーズは、プロレス界に大きな変革をもたらすことになった。 その一つは「短時間勝負の常態化」である。 デビュー当初は特にその傾向が強く、入場テーマ曲『アイアンマン』が鳴り響く中、エプロンから滑り込むようにリングインすると、相手を一方的に蹴散らす。ダブル・インパクト(ドゥームズデイ・デバイス)と称された合体攻撃(アニマルが相手を担ぎ上げたところにホークがクローズラインをぶち込んでフォールする)で試合を決するまでの所要時間は、長くても5分前後であった。 「以前から顔見世的なテレビマッチでは、主役選手がかませの二流選手を秒殺するという展開はよくあったのですが、ウォリアーズの場合は通常興行のメインイベントでもそれをやったのが新しい試みでした」(プロレスライター) 人気選手が短時間でリングを降りたのでは観客からすれば物足りないし、戦う両選手がそれぞれに持ち味を出し合ってこそストーリーがつながるというのが、それまでの興行における常識的な考え方であった。しかし、ウォリアーズはそれを完全に覆す。 ファンは短時間での圧勝を待ち望むようになり、それに応えることで、さらにウォリアーズの人気は高まっていった。「ウォリアーズが成功した一因としては、アメリカにおけるケーブルテレビ網の発達があったと思われます。じっくりと会場でレスリングを楽しむというより、テレビで刺激的な試合を見たいというファンが増えたのでしょう」(同) 実際のところを言えば、まだデビュー間もなかった2人は長い試合をこなすだけの技量がなく、それでああいう試合ぶりになったという事情もあった。これが逆に幸いしたわけだ。「肉体美をつくり上げるためのステロイド剤使用により、スタミナ面での不安があったのかもしれない。短い時間でタッチを繰り返したことで、試合展開は自然とスピーディーになり、そのことがかえってファンに新しさを感じさせることにもなった」(同) ウォリアーズが人気を博したことで、テレビ放送や興行形態も変わっていった。それまではリング上での闘いにより、以降のストーリーをつくり上げていたものが、テレビにおいては試合以外のパフォーマンスや、リング外でのドラマ仕立てのしゃべりが重視されるようになったのだ。 また、興行も昔ながらの地域密着型で小会場を回る巡業スタイルではなく、ライト層のファンを多く集めるビッグショーが中心になっていった。★試合運びよりもキャラを重要視 こうした傾向が特に顕著だったのがWWF(現WWE)で、スキットと呼ばれるVTR映像はその人気上昇の最大要素となり、試合自体は付け足しのような扱いになることもあった。 1987年にウォリアーズのコピー版として登場したアルティメット・ウォリアーなどは、全力疾走でのリングインからのディンゴ・ボンバー、リフトアップ・スラム、アルティメット・スプラッシュというまさに秒殺のワンパターンでありながら、一躍、大人気スター選手となっている。 そして、このアルティメット・ウォリアーの成功が象徴するように、ウォリアーズのもたらしたもう一つの変革が“キャラクター・プロレス”であった。 もともとプロレスにおいては、ヒールとベビーフェイスの役割分担により成り立っていた部分が大きかったのだが、そこには「勝つためには悪事も行う」とか「悪玉をやっつける」というような何かしらの意味付けがあった。 ところが、ウォリアーズにはそういうものが何もなく、しゃべりもマネジャーのポール・エラリングに一任すると、命名の由来となった映画『マッドマックス2』に登場する荒くれ者さながらに暴れ回るのみ。「これがウケたことにより、勧善懲悪のようなストーリーをつむぐことよりも瞬間ごとのインパクト、また、レスリング技術よりもキャラクター性が重視されることになりました」(同) レスリングをベースとした闘いから、ヒーローショーへプロレスを変質させたとも言えようか。 こうしたウォリアーズによる変革は、プロレス業界に大きな利益をもたらした。しかし、一方で「プロレスリングの堕落だ」と嘆くオールドファンがいたことも、頭の片隅に置く必要はありそうだ。ロード・ウォリアーズ***************************************PROFILE●アニマル・ウォリアー/1960年1月26日/アメリカ合衆国ペンシルベニア州出身/身長189㎝、135㎏。ホーク・ウォリアー/1957年9月12日〜2003年10月19日/アメリカ合衆国ミネソタ州出身/身長191㎝、125㎏。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年05月28日 22時30分
「誰が相手でも変わらない」対戦相手が敵前逃亡!RIZIN怒りの那須川天心カード決定!
「対戦相手が逃亡して変更になるらしい 舐めんなよ」 21日のことだ。格闘技界の“神童”那須川天心が自身のツイッターを更新。珍しく怒りをあらわにした。6月2日の『RIZIN.16』(神戸ワールド記念ホール)で、天心と対戦予定だったISKA世界フェザー級王者アメッド・フェラージが正当な理由なく試合をキャンセルし、指名防衛戦を拒否したという。王者が敵前逃亡するというアクシデントに、天心は巻き込まれた形となった。24日に行われた公開練習でも「プロ失格」「逃げた」「同じプロの格闘家とは思いたくない」と、フェラージに対する憤りを爆発させている。 「お前は強いやつとはやらなきゃダメだ」 これは父であるTEAM TEPPEN・那須川弘幸会長が口癖のように天心に叩き込んできた言葉。天心には敵前逃亡などとうてい考えられないことなのだ。ISKAはフェラージのベルトを剥奪。天心は空位となったタイトルを懸けてアルゼンチンのISKA世界バンタム級王者マーティン・ブランコと対戦することが決まった。 ISKAヨーロッパ代表のポール・ヘネシー氏は「RIZINと那須川天心にお詫び申し上げます」と謝罪した。 「ISKAヨーロッパはアメッド・フェラージを推薦し、彼を2019年6月2日に神戸で開催される『RIZIN.16』で那須川天心とISKA世界フェザー級タイトルの指名防衛戦を受けました。ISKAは現在では元チャンピオンのアメッド・フェラージが、正当な理由もなく短い期間でキャンセルし、日本のスーパースターに対する指名防衛戦を拒否したので、フェザー級タイトルを空位にします。現在空位となったISKA世界フェザー級の王座を懸けて那須川天心と戦う新しい対戦相手として、アルゼンチンのISKAバンタム級世界チャンピオン、マーティン・ブランコが選ばれました」と経緯を説明した。 ブランコは「とても光栄。私はこの機会を最大限に活用し、アルゼンチンにもう一つ世界タイトルを持ち帰るつもりです」とコメントしたという。 ヘネシー氏は「RIZINというMMAを中心に行われている舞台で、ISKAのキックボクシングのタイトルマッチを行うことの意義に賛同し、ここまで準備を進めてまいりました。対戦相手が代わるという不測の事態に見舞われましたが、ブランコ選手は気持ちの強い真のチャンピオンで、チャンピオンシップにふさわしい戦いを見せてくれると思います。また、わたくしもRIZIN.16で行われる歴史的なキックボクシングの世界線にISKAを代表してこの試合に立ち会う予定です」とコメントした。 天心と急遽対戦が決まったマーティン・ブランコは、1989年3月10日生まれの31歳。165cm、57.0kg、LA PALESTRA KBOX所属。少年時代はサッカーに夢中だったが、17歳でキックボクシングを始める。20歳からアマチュア大会に出場すると、13年にブラジルのリオデジャネイロで行われたWAKOサウスアメリカ54kg級で南米王者、翌14年には母国のアアルゼンチンで行われたWAKOパンアメリカン54kg級でアメリカ大陸王者に。その後、16年にWKFアマチュア世界大会でK-1 ルールとフリースタイルルールで2つのタイトルを獲得するなど輝かしい実績を残した。 25歳でプロデビューするとKBOXサウスアメリカ大会での54.5kg級優勝を皮切りに、WAKOアルゼンチン54kg級、WKFアルゼンチン54.5kg級、ISKAアルゼンチンバンタム級でそれぞれ王座に輝き、アルゼンチンと南米大陸を代表するキックボクサーに。そして18年11月に総合格闘技のリングでも戦っているチリ人のマウリシオ・ドノソとISKA世界バンタム級世界王座を戦い、判定勝利で頂点に立った。回転力のあるパンチと前蹴りで相手を懐に入れさせない手数の多さで10戦8勝(3KO)の戦績を残している。大学で電子工学を学び、電気通信会社で働く頭脳派ファイターだ。経験が豊富なようだが、短期間での調整はどんな結果をもたらすのだろうか。 ブランコは、「天心との試合はお互いに一発を狙いにいく、スリリングな試合になるだろう。すでに天心の分析は終え、彼は丸裸だ。作戦もすでに立てており、私が勝ってベルトをアルゼンチンに持って帰ることになるだろう。もし、天心がそれを邪魔するつもりであれば、しかるべき対応をすることになる。彼はまだまだ子供で世界は広いという事を教えてやる」と天心を子供扱いにして挑発した。 「誰が相手でも変わらない」 何かがあった時の天心が恐ろしく強いのは、これまで天心の試合を見た誰もが知っていること。7月には大阪で大一番を控えているだけに、こんなところで止まれない。取材・文 / どら増田写真 / 山内猛
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スポーツ 2019年05月28日 17時40分
捕手5人体制! 原巨人はキャッチャーをどう育てるか「試合展開に応じて…」
本当に、大丈夫なのか? 原巨人がキャッチャーの宇佐見真吾(25)を一軍に昇格させた(5月26日)。これで、一軍のキャッチャーは5人! 今季から一軍出場登録選手数が28人から29人に拡大された。試合出場できるベンチ入りメンバーの登録数は25人のままだが、28人から29人に増えた「1枠」をどう生かすかも、指揮官の手腕が試されるポイントと目されていた。 通常、プロ野球の各チームは「捕手3人制」で臨むことが多い。宇佐見が登録される前も、巨人は異例の捕手4人体制だった。阿部慎之助(40)、小林誠司(29)、炭谷銀仁朗(31)、そして、打撃に定評のある2年目の大城卓三(26)。原辰徳監督(60)は”5人の捕手”を使いこなすことができるのだろうか。 「宇佐見が昇格した26日、原監督は『5番・一塁』で大城をスタメンで起用しました。スタメンでマスクをかぶったのは小林。試合途中、小林に代打に送られ、途中から炭谷が捕手のポジションに就きました。結果論ですが、出番がなかったのは、宇佐見と阿部です」(スポーツ紙記者) 大城は社会人・NTT西日本時代から一塁の守備に入ることもあった。 「捕手がたくさんいるので、試合途中で小林に代打を送ることができたわけですし、今後も試合展開に応じて、捕手をどんどん使っていくということになりそう」(前出・同) 対照的なのが、東北楽天の捕手事情である。平石洋介監督(39)は嶋基宏(34)、山下斐紹(26)、4年目の堀内謙伍(22)を一軍登録しているが、昨季後半から堀内がマスクをかぶる機会が多くなってきた。 昨夏、前任の梨田昌孝氏の途中退団を受け、代行という立場で指揮を執っていたころだが、平石監督は堀内を指して、「何とかしてやりたい」と話していた。楽天のチーム事情に詳しいプロ野球解説者によれば、故・星野仙一氏もそう言って、堀内を買っていたそうだ。 堀内は静岡高校の出身、15年ドラフト会議では4位と指名順位はあまり高くなかったが、高校生の日本代表チームにも選ばれた強肩強打の有望株だった。1年目のキャンプでいきなり、右手有鈎骨の骨折で大きく出遅れた。 しかし、星野氏が一目置くようになったのは、堀内の前向きな姿勢からだった。早出・居残りの打撃練習は当たり前。空き時間ができるとブルペンに飛んでいき、投手の投げ込み練習の相手も買って出た。その一生懸命さを見て、「何とかしてやりたい」と思ったのだろう。昨年は後半、エース・則本の先発試合でマスクをかぶるチャンスも与えられた。 「ベンチスタートとなることも多くなった嶋が堀内にアドバイスを送っています。チーム全体が堀内を育てようとしています」(前出・プロ野球解説者) 捕手3人制だから、嶋も試合で使いながら堀内を育てることができるのだろう。 アドバイスといえば、こんな巨人情報も聞かれた。36歳の中島宏之は日米数球団を渡り歩いたベテランだが、投手が打席に立つセ・リーグでの野球は初めてだ。投手が打席に立つセ・リーグの代打準備は独特で、阿部がアドバイスを送っているという。オフシーズンは小林に「配球」も教えている。そのせいか、巨人捕手の出場機会は他球団よりも少ないが、雰囲気は決して悪くないそうだ。 捕手のポジションは、外国人選手で補うのが難しいとされている。日本の野球は配球面など捕手の能力で試合が決まるケースが多く、投手の個性を生かすアメリカ式と異なるからだ。別ポジションでの出場、代打攻勢だけではなく、守備機会を増やさなければ、やはり、若い捕手は育たないのだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年05月28日 17時20分
今年も始まったオールスターファン投票 一方で“物言い”も…
7月12日(東京ドーム)、13日(甲子園)の日程で、今年も開催が予定されているプロ野球・オールスターゲーム。その球宴に参加する選手を選ぶファン投票が、今月24日からスタートしている。 27日に行われた1回目の中間発表では、全体1位の山川穂高(埼玉西武)を筆頭に、さっそく票が集まり始めている選手も多数。各球団のファンによる戦いは、来月16日の最終日まで続いていくことになる。 自分たちが当事者ということもあり、ネット上には「誰に入れるか悩む」、「○○選手へ投票を!」といったファンの声が数多く寄せられている。一方、その裏では「ノミネートの人選がおかしい」、「この選手はこのポジションじゃないだろ」といった指摘も少なくない。 各球団・各部門で1人(先発部門は3人)が選出されているノミネート選手を見ると、現状に即していないような人選が複数散見される。例えば、広島の一塁手部門には松山竜平の名があるが、開幕からここまで松山が同ポジションで出場したのはわずか8試合(最多はザビエル・バティスタの41試合)のみだ。 また、オリックスの一塁手はここまでジョーイ・メネセス(23試合)が最多出場となっているが、オールスターの一塁手部門にノミネートされたのはT−岡田(11試合)。当のメネセスはというと、わずか3試合しか務めていない外野手部門でノミネートされている。こうした不可解な人選は毎年のことであり、その度にファンの議論を呼んでいる。 一方、ノミネート選手が順当でも、ファンの投票によりその後の結果が不可解なものになる例もある。2003年の投票では、移籍後それまで一度も一軍登板が無かった川崎憲次郎(当時中日)に対し、ネットユーザーが組織票を多数投票。その結果1位となった川崎が選出を辞退し、2位の井川慶(当時阪神)が繰り上げ選出されるという一幕があった。 良くも悪くも、ファンの民意が大きく反映されるファン投票。6月24日に発表される最終結果は、果たしてどのようなものとなるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年05月28日 17時00分
横浜DeNAが繰り出すイチロー次期監督「マネーゲーム」
横浜DeNAを率いるアレックス・ラミレス監督(44)の休養が秒読みとなった。後任には“ゼッコーチョー男”、“大魔神”、“ハマの番長”の名が囁かれているが、南場智子球団オーナー(57)の意中の監督は別だ。DeNA社株の10%を保有する任天堂にゆかりの深い、しかも資産運用に長けた「あの天才」だ――。 今季の横浜DeNAは、借金「8」となり、首位巨人とのゲーム差は7(5月20日現在)と、1カ月近く最下位に低迷している。10年前の5月18日、同じく借金生活を送っていた大矢明彦監督(当時)が途中休養を命じられたことから、スポーツメディアはラミレス監督の「休養説」を盛んに報じている。 「このまま低迷が続き、横浜スタジアムへの客足に影響すると判断すれば、監督の休養は避けられない。その場合、青山道雄ヘッドコーチか万永貴司二軍監督のどちらかが代行監督を務めるのだろうが、問題はその先の『次期監督』。メディアでは前監督の中畑清氏や“大魔神”佐々木主浩氏、ファンに人気の高い“番長”三浦大輔投手コーチの名が挙がっているが、南場智子オーナーが思い描いているのは全く別の人物。気鋭の経営者らしいスカウティングと言える」(地元財界幹部) 横浜DeNAの南場智子オーナーが後任監督に目をつけたことが図らずも露呈したのは、投資家が最も注目する決算発表でのことだった。 DeNA(ディー・エヌ・エー)は5月10日、2019年3月通期の連結決算を発表するとともに、証券アナリスト・機関投資家向けの説明会を開いた。そこで、営業利益は135億円で前年同期と比べ51%減少。しかし、スポーツ事業は、営業利益30億円(同39%増)と好調を維持していると明かした。 その中で注目を集めたのが、大規模な自社株買いの発表だった。発行済み株式数の26%(3800万株)を、500億円を上限に’20年4月30日まで市場で買い付けるという。「DeNAは3月時点で現金などの残高が1014億円あり、資金力は十分。自社株買いをすれば1株当たりの価値が上がり、株価が上昇します。新たにポケモン社(任天堂関連会社)と協業し、ポケモンを活用したスマートフォンアプリゲームを今期中に配信することも発表されました。これらの情報から透けて見えるのが、『イチロー招請シフト』なのです」(証券アナリスト) 実は、DeNAにとって第2位の株主は、10%を保有し、ゲーム事業で提携する任天堂。そして、今年3月のメジャーリーグ開幕シリーズで引退したイチローは、米大リーグのマリナーズに入団した当時、契約金や年俸の一部を当時のマリナーズのオーナー会社だった米国任天堂から同社の株式でもらっていたと言われ、今でも相当数の株式を所有していると見られている。 「自社株買いでDeNAの株価が上がれば、任天堂の株価にも影響し、メリットは大きい。彼(イチロー)がこの情報に関心を持っているのは確かです」(イチローと親しい放送関係者) また、DeNAは買い取った株式を消却せず金庫株とし、「ストックオプション(従業員などの自社株購入権)」として活用することも考えられる。これは、企業があらかじめ決めた価格で、その企業の役員や従業員などに自社株を買える権利を付与すること。権利行使期間であれば、好きな時にその時(値上がり前)の株価で購入することもできるのだ。 「仮にそのような権利を監督就任の条件として用意すれば、マネー管理に長けたイチロー夫妻が興味を抱く可能性はある。南場オーナーなら、そのくらいの芸当は出来る。買い付けを来年の開幕の時期に合わせて実施するのも、偶然ではないだろう」(前出・財界幹部) ここに来て、DeNAの株価は上昇中だ。今年4月には1592円と3年ぶりの安値をつけていたが、5月17日には2103円に回復。2016年9月に付けた3955円へ向けて右肩上がりになっている。 もし仮に、いまストックオプションの契約を結んでおけば、利益は計り知れないものになる…。 実はこの決算発表の直前、南場オーナーが、ラミレス監督に見切りをつける出来事があった。借金が2ケタの「10」となった5月8日の故郷新潟で行われた巨人戦でのことだ。DeNAは4点リードしていた7回になると、突然、中継ぎ陣が炎上し、大量7点を奪われて大逆転負けを喫したのだ。 「南場オーナーにとって、今年は特別な年。DeNA設立から20年目の節目の年だからです。小さなオフィスで産声を上げたベンチャー企業が、ネットオークション事業を皮切りに事業領域を拡大し、ゲーム、ヘルスケア、スポーツ、自動運転など、様々な事業を展開して、今や東証一部の上場企業に成長した。そのシーズンを優勝で飾れないばかりか、故郷の巨人戦で赤っ恥をかかされたのです。その直後、フロント首脳に『適切な対応を』と求めたという情報も聞いています」(スポーツ紙デスク) 野球は“ボールゲーム”だが、球界初の女性オーナーとなった南場氏は球団経営に斬新な“マネーゲーム”の要素を取り入れる考えで、資産運用にも長けたMLB成功者以外の選択肢はない。 イチローが国民栄誉賞を辞退した理由もここにある。
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スポーツ 2019年05月28日 11時30分
「順調ですよ!」オリックス・山本が今日先発 ベストパフォーマンスを見せられるか
オリックスは27日現在、47試合、18勝26敗3分け。首位ソフトバンクと7ゲーム差の最下位、5位の日本ハムとは3ゲーム差だ。ゲーム差だけを見ると、先週、先々週と全く変わらない。2勝3敗という結果も同じで、日曜日はまた勝てず今季8敗1分けとなった。 22日のロッテ戦(京セラドーム大阪)では最終回に後藤駿太の同点タイムリーから、復帰以降好調な小田裕也の一打で今シーズン2度目のサヨナラ勝ち。25日の楽天戦(楽天生命パーク宮城)では、勝ち星こそつかなかったが、先発の成瀬善久が好投。ロメロの一発もあり、中継ぎ陣が踏ん張って勝利をつかんでいる。しかし、貧打に悩まされている現状に変わりはない。楽天戦では無死1、2塁から1点も入らない場面が目立った。西村徳文監督は今シーズン何度も「チャンスはあったわけですから」とコメントしているが、無死1、2塁の場面で不調かつ“バントをさせられない”重量打線に打順が回ってくる巡り合わせの悪さも影響しているのは間違いない。 「順調ですよ!」 そんなチームの流れを変えるべく、首脳陣はパ・リーグ防御率2位の“神童”山本由伸を17日に思い切って抹消。1勝7敗1分けと大きく負け越しているソフトバンク3連戦(京セラドーム大阪、28日から)の初戦に先発させるため、一軍に帯同しながら調整している。リラックスできたのか由伸は「順調」と明るい。阪急ブレーブスのレトロなユニフォームを着用しながら、ベストパフォーマンスを見せてチームを交流戦前にいい流れに持っていってほしい。ソフトバンク先発は今シーズン初登板、初先発の二保旭。由伸がカード頭に入り、先発ローテーションも再編される。 27日、西浦颯大に続いて福田周平も抹消された。開幕当初、指揮官が期待を寄せていた1、2番コンビの失速は西村オリックスに大きなダメージを与えた。しかし、あの2人がいなければもっと上位から引き離されていたはず。ファームでリフレッシュした2人が戻ってきたときに、今より離されてないことを願うばかりだ。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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