スポーツ
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スポーツ 2020年11月19日 11時05分
巨人、今オフの狙いは投手と強打の外野手?「国内FA市場にも参戦するつもり」決戦の裏で外部補強は進行中か
原巨人が日本シリーズ第一戦の舞台となる京セラドームに移動した11月18日、球団は育成12位指名の選手との契約合意を発表した。これで支配下7人、育成12人の全指名選手の入団が確定した。確か、ドラフト会議当日、「育成枠なら進学する」とガッカリしていた高校生投手もいたが…。担当スカウトが粘り強く説得したのだろう。 発掘と育成の元年と称し、「3、4年後のドラフト1位を獲れた」とも球団幹部は話していたが、育成枠でこれから入団する投手が、本当に“菅野智之”になれるのだろうか。 「今年の巨人は、引退選手を含め、約20人の選手が解雇されています。大学に行って伸びる選手もいれば、たとえ育成でもプロ野球の世界に入った方が良い選手もいます。プロの世界で成功するかどうかは、やはり本人次第」(ベテラン記者) だが、今年の日本シリーズのカギを握りそうなのは、「育成出身の選手」のようだ。 「打線のキーマンは松原聖弥です。16年育成5位、2年目の18年途中、支配下に昇格しました」(前出・同) 今季中盤以降、スタメン右翼の座も勝ち取った。俊足堅守のイメージも強いが、関係者によれば、実際は違うそうだ。 「高校は強豪の仙台育英ですが、大学は首都リーグ二部の明星大学。高校時代はベンチ入りもできなかった年もありました」(球界関係者) 当時は、守備難の選手だったという。繰り返しになるが、肩は強く、俊足だ。しかし、打球判断がイマイチで、とくに後方のフライの目測を誤ることも少なくなかったそうだ。「俊足、強肩」の素材力で育成指名され、プロ入りした後で守備難を克服した。本人の努力もあるが、コーチ陣の辛抱強い指導が必要だ。 「原監督は『吉川尚、松原』の1・2番で臨むつもり。松原が出塁すれば、クリーンアップは長打を狙わずに済み、シングルヒットで得点を挙げられます」(前出・ベテラン記者) 京セラドームに到着するなり、報道陣はシャットアウト。出発前の東京ドームでの練習も非公開時間が長かったが、京セラでは攻撃に関するサインプレーの確認がされたという。吉川尚、松原が出塁することを大前提とした練習だろう。 >>巨人・原監督がコーチ陣に毎日説教?日シリを前に過熱する対策、厳重警戒する昨年の敗因とは<< 「外国人投手、外野を守れるスラッガータイプの助っ人を獲得する方向で現地担当者が動いています。国内FA市場にも参戦するつもり」(前出・同) 育成のチームへの舵を取ったが、外部補強も続けるようだ。何よりも、勝たなければ意味がない。 今年の日本シリーズも落とすようなことになれば、これからジャイアンツのユニフォームを着る新人たちのモチベーションにも影響してくる。原辰徳監督の責任は重大だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月18日 19時30分
プロ野球ベストナイン、“リリーフ部門”を元巨人・上原氏が提案 「ベストナインとなったらほぼ先発」地位向上への訴えに賛同の声
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が17日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。プロ野球ベストナインの“部門増設”を提案した。 1940年に創設されたベストナインは毎年オフにプロ野球担当記者による投票のもと、セ・リーグでは7部門・9名(外野は3名)、パ・リーグではDHを含めた8部門・10名(同)がそれぞれ各ポジションで最も活躍した選手として表彰される。今回の動画で上原氏は今季のパ・リーグベストナインを部門ごとに予想し理由などについてトークしたが、その中でセ・パ両リーグの投手部門の増設を提案した。 現行制度では先発、リリーフの区別なく最も活躍したと評価された投手1名がベストナインとして選ばれているが、上原氏は「投手(部門)は3ポジション作ってほしい。(内訳は)先発・中継ぎ・抑えで」と、投手部門を2枠増設し先発・中継ぎ・抑えで細分化するべきではと提案。 続けて、「中継ぎ・抑えは絶対ベストナインに選ばれないからかわいそう」、「セットアッパー賞(最優秀中継ぎ投手)やクローザー賞(最多セーブ投手)はあるけど、ベストナインとなったら(選ばれるのは)ほぼ先発」と、これまでの選出投手が先発に偏っている点を理由として挙げた。 また、上原氏は「先発の人はそれ(ベストナイン)以外にも沢村賞があるけど、中継ぎ・抑えはその1個(ベストナイン)しかない」ともコメント。先発投手はベストナイン以外にも先発のみを対象として選考される沢村賞があるが、中継ぎ・抑えには沢村賞に該当する賞は存在しないため、部門を新設して中継ぎ・抑えが評価される機会を増やすべきではと指摘した。 一昔前とは違い現代では投手分業制が確立していることも踏まえ、「(これからはベストナインに)セットアップ賞(中継ぎ・抑え部門)を作ってもいいと思う」と改めて主張した上原氏。仮に部門が増設された場合、中継ぎではロッテ・唐川侑己やソフトバンク・モイネロ、抑えでは西武・増田達至やソフトバンク・森唯斗が今シーズンの有力候補になるだろうと語っていた。 上原氏はこの他にも4名の名を挙げるほど悩んだ部門や、開幕前に活躍すると考えていたが予想が外れた選手について動画内で語っている。 >>元巨人・上原氏、田澤の目前で「なんでドラフトにかけなアカンの」 NPB未経験者の“縛りルール”に苦言<< 今回の動画を受け、ネット上には「確かにリリーフはどれだけ好成績挙げても選ばれない印象が強い」、「リリーフの受賞者は全然思いつかない、佐々木(主浩/元横浜他)ぐらいしかいないんじゃないか?」、「今は投手の役割分担がはっきりしてるから、時代に即して増やすのはいいかも」、「今すぐにっていうのは難しいだろうが、こうやって声を挙げることで機運が高まる可能性はなくはないと思う」といった反応が多数寄せられている。 「今年で創設からちょうど80年となるベストナインですが、中継ぎ・抑えを本職とする投手の選出はこれまでほとんど例がなく、セでは1998年の横浜・佐々木のみ。パでは1度も選出例がなく、2017年にプロ野球新記録となる『54セーブ』をマークしたソフトバンク・サファテも選ばれていません。上原氏は現役時代に日本球界では唯一となる通算『100勝100ホールド100セーブ』を達成するなど先発・中継ぎ・抑え全てで活躍していますが、それ故に中継ぎ・抑えの地位も先発と同じレベルまで向上してほしいという思いは人一倍強いのかもしれません」(野球ライター) 1975年にパ・リーグがDH制を導入したことを受け、同年からパでDH部門が新設されるなど部門が増えた例はあるベストナイン。投手部門の増設の可否は、今後も議論の余地があるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2020年11月18日 18時30分
楽天、岸孝之が月間MVP受賞!「ファームで調整して鍛え直した」
10、11月度の『大樹生命月間MVP賞』が18日に発表され、パ・リーグ投手部門で東北楽天の岸孝之が受賞した。 岸は10、11月に6試合で先発し、すべての試合でクオリティ・スタート(6イニング以上を投げ自責点3以下)を達成。5勝0敗、防御率1.38の好成績を収めた。10月15日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ戦では、被安打2、13奪三振のピッチングを披露し9回115球で完封勝利。CS進出につなぐピッチングを見せた。 会見に臨んだ岸は「今シーズンの振り返りとなってしまいますが、前半戦は何の役に立てず、今年も(チームに)迷惑をかけてしまいました。復帰してからはしっかりと結果(9月13日に一軍復帰以降は6勝0敗)を残して、チームに貢献できたかなと思います。その結果、こういう賞をいただいてすごくうれしく思います」と振り返った。 いいピッチングが続けられた要因について「体調面、体の部分で、夏場にファームでしっかりと調整して鍛え直してきたことがやはり一番で、良い結果に結びついたかなと思います」と分析した。印象に残っている試合については「やはり千葉ロッテ戦で完封できた試合(10月15日)ですかね。もちろん渡辺直人選手の引退試合(11月6日)の完投も、僕の中ではすごく印象がよかったですが、2位を争っている中で、千葉ロッテ戦を完封できたことが、一番よかったと思います」とした。 来シーズンに向けては「毎年変わらず、もちろん怪我をしたくてしているわけではないのですが、怪我なく、シーズン序盤からしっかりと働けるようにしたいと思います」とシーズンを通し、怪我なく活躍することを誓っていた。 セ・リーグ投手部門は広島の森下暢仁、打者部門はDeNAのタイラー・オースティン、パ・リーグ打者部門はソフトバンクの柳田悠岐が選ばれている。(どら増田 / 写真提供・楽天野球団)
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スポーツ 2020年11月18日 17時30分
オリックス、アルバースが帰国「納得できる登板も増えた」来季の契約は未定
オリックスは17日、3年目のアンドリュー・アルバース投手が帰国したと発表した。これで、アダム・ジョーンズ外野手、ブランドン・ディクソン投手、タイラー・ヒギンス投手、アデルリン・ロドリゲス内野手、スティーブン・モヤ内野手と併せて、今シーズン、オリックスと契約していた外国人選手は全員帰国した。2年契約のジョーンズは来シーズンが契約2年目、ヒギンス、モヤは来シーズンの契約が濃厚で、ロドリゲスは微妙なところ。ディクソンとアルバースは新外国人選手との兼ね合いを見ながら、契約の可否を決めるものと思われる。 来日1年目の2018年には19試合に登板、9勝2敗の好成績を収め、先発ローテーションの左腕として、チームに貢献したが、昨年は13試合の登板にとどまり、2勝6敗と1年目の活躍とは裏腹の成績に。勝負をかけた今シーズンは、16試合に登板、4勝8敗でシーズンを終えた。10月24日の千葉ロッテ戦では6回2/3を2安打、無失点の好投を披露。「今日は調子自体もよかったし、その中でも特にスライダーがよかった」とアピールしたが、10月31日の日本ハム線では5回1/3を6失点の内容で終えたため、首脳陣に良い印象を与えてシーズンを終えられなかったのは、残念なところだ。 アルバースは「2018年後半にケガをして以来、なかなか思うようなピッチングができず、自分自身、不甲斐ない思いもありました。しかし、今シーズンは体もほぼ100%に近い状態まで戻り、納得できる登板も増えました。チームとして優勝できなかったことが悔しいですが、例年とは全く違うシーズンとなった今年でも、ファンのみなさんの応援はいつも力になりました」とアルバース先生の愛称で親しまれたファンに感謝するとともに、コンディションは持ち直していることを明らかにしており、今シーズンは、ヒギンスがセットアッパー、ディクソンがクローザーだったこともあり、アルバースが先発を務めた試合は、枠の問題から、外国人選手が1人“上がり”となるなど、チームの編成面で苦悩しただけに、来シーズンまたアルバース先生と再会できるのかどうかは、もうしばらく時間がかかるかもしれない。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月18日 17時00分
阪神、新助っ人候補に「どうせ活躍できない」冷ややかな声? 争奪戦必至のKBO二冠王が期待されていないワケ
今季「60勝53敗7分・勝率.531」でセ・リーグ2位となった阪神。18日、その阪神が来季の新助っ人候補として、韓国KBO・KTのロハスJr.獲得を狙っていると複数メディアが報じた。 ロハスは今季KBOで「.349・47本・135打点」といった数字をマークし、本塁打・打点の二冠王に輝いた強打のスイッチヒッター。9日に同選手の獲得調査を進めていると伝えられたオリックスをはじめ、NPB複数球団との争奪戦は必至とみられている。 阪神は新型コロナウイルスの影響により助っ人を5人まで一軍に登録(同時出場は4人まで)できる特例が設けられたこともあり、今季は球団史上最多となる助っ人8人態勢を敷いた。オフに入りボーア、ガルシア、呂彦青の3名が構想外で退団する見込みとなっているが、球団は来季も今季と同等の規模を維持する方針と13日に伝えられていたため、空いた枠でどのような助っ人を狙うか注目されていた。 >>阪神・ボーア、球団史に残る助っ人だった?「本当に切っていいのか」1年での放出に疑問の声相次ぐ<< ロハスJr.の獲得浮上を受け、ネット上には「両打で47本は期待できる、浜風の影響もそこまで受けなさそうだし」、「いくらお金がかかるか知らないけど獲れそうなら獲りにいってほしい」、「MLBやマイナーはまともにシーズンやってないから獲得判断難しそうだし、韓国球界から引っ張ってくるのは妥当」といった反応が多数寄せられている。 一方、「阪神は最近KBO産助っ人打者を当ててないから不安しかない」、「ロサリオもサンズも今一つだったしロハスもどうせ活躍できない」といったコメントも複数見受けられた。 「一般的にKBOはNPBに比べ投手のレベルが低い、いわゆる“投低打高”のリーグと言われており、KBO産の助っ人打者が投手のレベルが上がるNPBで振るわないケースは多数。阪神も2017年オフにロサリオ(同年.339・37本・111打点)、2019年オフにサンズ(同.305・28本・113打点)とKBO産の助っ人打者を獲得しましたが、ロサリオは翌年『.242・8本・40打点』と振るわず同年オフにクビに。サンズも現時点では残留が濃厚とされていますが、成績は『.257・19本・64打点』とやや期待外れに終わっています。こうした経緯もあり、今回浮上しているロハスJr.獲得について冷ややかな目で見ているファンもいるようです」(野球ライター) 今シーズンのチーム打率が「.246」でリーグ5位、総本塁打数が「110本」でリーグ4位タイと打線に不安を抱える阪神。来シーズンの優勝に向けテコ入れは必至の状況だが、仮にロハスJr.を獲得できたとしてもそこまで大きなメリットはないと考えているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月18日 11時30分
日本ハム契約延長の栗山監督、10年目のシーズンへ「全てをさらけ出していく」
北海道日本ハムは17日、栗山英樹監督と来シーズンの契約を締結したと発表した。1年契約。チームは今シーズン5位に終わり、2年連続でBクラスに終わったことから、栗山監督の去就が注目されていたが、球団は10年目の栗山体制を迎えることを決断。2023年に開業が予定されている北海道ボールパーク元年に向けて、チームの再建を栗山監督に託す。【栗山監督の監督成績】2012年 74勝59敗11分勝率.556(1位)2013年 64勝78敗2分勝率.451(6位)2014年 73勝68敗3分勝率.518(3位)2015年 79勝62敗2分勝率.560(2位)2016年 87勝53敗3分勝率.621(1位)2017年 60勝83敗0分勝率.420(5位)2018年 74勝66敗3分勝率.529(3位)2019年 65勝73敗5分勝率.471(5位)2020年 53勝62敗5分勝率.461(5位) 通算1267試合 629勝604敗34分勝率.510 ※日本シリーズ優勝1回(2016年) 日本ハムの畑佳秀オーナーは「全ての球団が同じ条件だったとはいえ、開幕延期やコンディション調整など新型コロナウイルス感染症に直面しながらの舵取りは極めて難しいものだったと理解しています。思い通りいかなかった歯がゆさ、悔しさは誰より栗山監督が感じており、それを晴らしたいという思いを最も強く抱いているのは監督自身です。これまでも信念を貫き通すだけでなく、結果で示されてきました。10年目という一つの節目を迎え、これまでの集大成を見せていただけると信じて栗山監督に2021年のファイターズを託します」と来シーズンも栗山監督に託した理由を説明。 栗山監督は「もう1年というお話をいただいて、自分でいいのかということと同時に、責任ある行動がどういうものなのかじっくり考えました。今シーズンが終わってこんなに悔しい年はなかったですし、絶対にこの成績で終わる選手たちではないので、引くことは簡単ですが、やると決めた以上は情を捨ててチームが勝つために向かっていく。それが責任の果たし方だと思っています。もう一度1年目にお受けしますと答えた時の気持ちに戻って全てをかけてやります。責任を果たし切るために厳しさを求めるのが本当の愛情。選手がはつらつとしていて、試合を見ていただいてわくわくするような、ファイターズらしい特徴が出るように選手やコーチには言葉ではっきり伝えていきますし、全てをさらけ出してやっていきます」と不退転の決意で10年目のシーズンに臨むことを誓った。 エース有原航平、キャプテン西川遥輝がポスティングでのメジャー行きを表明しているだけに、球団は栗山体制をさらにバックアップしていく必要があるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月18日 11時00分
DeNA・三浦新監督、現役時代から人柄が豹変?「遠慮してるよね」意味深な姿は就任の布石だったのか
横浜DeNAベイスターズの新監督に三浦大輔氏が就任した。その発表会見(11月17日)で語られた“決意表明”は、「結束」。ファンを大切にしてきた三浦監督らしい言葉だが、改めて新チームのビジョンを選手たちに説明しなければならないだろう。 「得点力を上げることだと思っています。得点をどうしたら取れるのか、その辺はしっかりと打撃コーチと相談しながら」 即答だった。今季Bクラス4位からの巻き返しに必要なことを質問され、攻撃力の強化を掲げた。 チーム打率2割6分6厘はリーグトップだった。総本塁打数135本も巨人と並んで1位タイだったが、得点数は「516」。同トップの巨人は532。チーム打率2割5分5厘(3位)の巨人の方が得点を稼いでいる。 >>DeNA、ドラフト戦略の肝は“会場外”にアリ?ポスト山崎を支配下指名しなかったワケ<< 「ペナントレースが始まる前、今年のベイスターズ打線の顔ぶれを見て、12球団でいちばんコワイと評価されていました。得点効力の悪さに三浦監督は着目したようです」(プロ野球解説者) 2016年に引退した三浦監督がチームに帰還したのは、19年だった。選手たちの兄貴分、良き相談相手でもあったレジェンドのコーチ復帰を喜ぶ声も多かったが、当時の評判は「なんか、遠慮してるよね?」だった。 当時の肩書は投手コーチ。同じ一軍の投手担当は木塚敦志コーチで、ファームの投手担当は川村丈夫コーチ、大家友和コーチだった。現役時代と違う印象を持たれた理由は“人柄”である。 川村コーチは年上だが、プロ入りは三浦監督の方が早く、後の2人は年下。年下でも指導者としては彼らの方が先輩であり、三浦監督は一歩引いていたのだ。また、選手たちに対しても、意識して距離を置いていた。現役の選手同士なら、食事に連れ出してお説教をするか、発散させてやればいい。しかし、指導者と選手ではそうはいかない。近い将来の監督就任を見越してのコーチ入閣であり、指導者歴では先輩となる彼らを見て学んでいたようだ。 「三浦監督はグラウンド外の知人、友人が多いんです。芸能人、他競技のプロ選手、起業家、飲食店経営者など、自分の知らない世界に興味があるようです。いろいろと質問攻めにしています」(関係者) DeNAでは、選手とフロントがシーズン中も定期的に意見交換を行う。ファンサービスの内容の見直しのためで、できること、できないことを現場の声としてフロントに届けるためだ。この意見交換会は、三浦監督が現役時代に提案したものだという。 「球団はファンサービスの拡充も狙っています。来季は監督関連のグッズも増えそう」(前出・同) 二軍監督だった今季、バントのサインを出した時、1回で決められない選手に対しては叱りつけていた。普段は怒らないので、印象に残った若手も多かったようだ。案外、手堅い野球をやってくるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月17日 22時30分
スターダムが2021年、日本武道館に初進出!岩谷麻優もデビュー10周年
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムが、来年3月3日に東京・日本武道館に初進出すると発表した。 女子プロレス界にとって、明るいニュースが飛び込んで来た。スターダムは来年、旗揚げ10周年の節目を迎えるとあって、大会場でのビッグマッチ開催を模索していたが、『スターダム10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~』というタイトルで、女子プロレスでは1997年8月に全日本女子プロレスが開催して以来、実に24年振りとなる日本武道館を押さえたというのだから驚きだ。 スターダムは12月20日にも大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)第1競技場でのビッグマッチも控えており、同じブシロードグループの新日本プロレスと変わらぬ大会場で大会を開催することで、名実ともに女子プロレス業界のトップを突っ走っていく。関係者によると「ALLSTARの名に相応しい豪華なラインナップ」を提供するとのこと。人気があったOGも豊富なだけに、スターダムの過去、現在、未来がわかるような大会になるのは間違いないだろう。 15日の宮城・仙台サンプラザ大会では、赤いベルトこと、ワールド・オブ・スターダム王座が、岩谷麻優から林下詩美に移動する世代交代劇が起こっており、12.20大阪大会では、林下に渡辺桃が挑戦するが、ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは「2011年1月23日に新木場で旗揚げ以来、10周年記念大会を武道館で開催出来るなんて思いもよらなかった。ここは団体として10年分の歴史やこれからの未来を感じさせる最高のイベントを作り上げたい。岩谷麻優もデビューして10年か…これもまた歴史です」と岩谷とともに歩んだ10年だったことを振り返っている。 仙台大会で流された武道館大会決定のサプライズ映像は、岩谷がナビゲートしており、本人も武道館を前にして、武道館大会決定を告げられて、かなり驚いていた。昨年は新日本プロレスのアメリカ、ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン大会に、今年の1月には新日本プロレス東京ドーム大会にそれぞれ出場している“大会場”慣れしている岩谷も武道館は初めてなだけに、スペシャルなカードが用意されることを期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月17日 20時30分
今季の阪神、MVP投手は西ではなく秋山?「規定投球回には足りなかったが…」中西元コーチの主張に賛否
元阪神投手コーチで野球解説者の中西清起氏が、16日放送の『虎たまプレミアム』(ABCラジオ)に生出演。自身が選ぶ今季のチームMVP投手を発表した。 今回の放送で中西氏は、自身が思う今季の阪神におけるMVP選手を投打それぞれ1名ずつ発表し高評価だった点などについてトーク。その中で、今季先発として「18登板・11勝3敗・防御率2.89」の成績を残した秋山拓巳を投手のMVPに選んだ。 >>元巨人・笠原氏がファンに「ガタガタ言うな」阪神・藤川本人も呆れ、引退登板の“三振回避”を巡る議論に苦言<< 今季の秋山の投球について、中西氏は「規定投球回には足りなかったが、11勝して貯金を8個作った」とコメント。秋山は今季の投球回数が112イニングと規定投球回(120イニング)にはわずかに届かなかったが、投球回数が少ない中で8個の貯金を作った点を評価した。 中西氏は続けて、「(今季は)インサイドのボールをうまく使っていた。どちらかというと外(のボール)が7〜8割の投手だが、インサイドのボールを使って(相手打者に)外のボールを絞りづらく、踏み込みづらくした」と発言。今季の秋山は得意コースである外角への投球を最大限生かすため、あえて内角を積極的に攻め相手打者に意識させるなど投球の変化が見受けられたと指摘した。 これまでの秋山は外角へのコントロールは良かった一方で相手打者の内角、具体的にはひざ元や胸元へのコントロールは少々甘かったという中西氏。「(今季は)そこをきっちりコントロールできたのが大きかった」と、内外角の投げ分けを身に付けたことが好成績につながったと語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「勝ち星も防御率も文句ない数字だから納得の選出」、「与四死球数(四球12個・死球0個)低かったし、今年はとにかくコントロールが冴え渡ってたな」、「巨人相手になかなか強かった(1勝1敗・防御率2.57)から、来季はこの調子で巨人キラーになってほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「西の方が数字良いけど中西さん的には秋山なのか」、「西の名前は特に挙げてなかったけど、そんなに秋山の方が評価高いのか?」、「西に比べて前年とのギャップが大きかったのが理由なのかな」といった、同僚の西勇輝を引き合いに出したコメントも複数見受けられた。 「秋山と西は今季勝ち星こそ11勝で同数ですが、防御率、投球回数、奪三振数、QS数などの数字はいずれも西の方が上。こうした数字だけを踏まえれば西の方がチームMVPにふさわしいという見方もできますが、前年からの貯金増加数でいうと西が4個、秋山が7個と、秋山が西を2倍近く上回っています。西は昨年も2ケタ10勝を挙げる活躍を見せていますが、一方の秋山は当時プロ8年目・26歳だった2017年に12勝を挙げるも、翌年以降は5勝、4勝と今一つの成績に終わった投手。中西氏は秋山が過去2年の不振を乗り越え、首脳陣にとってうれしい誤算となった点も高く評価しているのかもしれませんね」(野球ライター) 秋山の貢献もあり、チーム防御率(3.46→3.35)、先発防御率(3.90→3.38)のどちらも昨年から数字が改善した阪神。昨年の今頃は一部から「終わった」という声も挙がっていた秋山の復活を、中西氏も心強く思っているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月17日 17時30分
「お前らのせいだ」新日本、THE EMPIRE入りのジェフ・コブついに口を開く!
新日本プロレスは16日、『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』を石川・小松市末広体育館(義経アリーナ)で開催した。 第3試合では『ワールドタッグリーグ2020』公式戦、CHAOSの後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(0勝1敗)と、THE EMPIREのグレート-O-カーン&ジェフ・コブ(1勝0敗)が対戦。後藤&YOSHI-HASHIとオーカーンの絡みが注目されるところ。 THE EMPIREは豪快な技の数々でYOSHI-HASHIを攻め立てる。劣勢のCHAOSタッグだったが、後藤がオーカーンのエリミネーターを切り抜けると、間髪入れずにYOSHI-HASHIがトラースキックを放ち、すかさず後藤が後藤弐式でオーカーンを丸め込み3カウント。初戦を圧勝したことで、このまま突っ走っていくことが予想されたTHE EMPIREだが、なんと2戦目でまさかのつまずきだ。 バックステージで、オーカーンは「後藤?チャンピオンだろ、貴様?随分とつまらない試合をするじゃないか?認めねぇぞ!コラァ!」とご立腹の様子。初戦ではノーコメントを貫き、THE EMPIRE入りの真相が全く分からなかったコブは、無言を貫くかと思いきや、カメラに向かって指差して「お前らのせいだ」と静かな口調ながら、ついに口を開いた。「お前ら」とは誰を差しているのか定かではないが、リーグ戦を通じて少しずつ分かってくるのかもしれない。 一方、勝利を収めた後藤は「勝負は時の運だ。これも、しっかりとした勝ちだろ。しっかり2点いただいた」と丸め込みの勝利にも満足気な表情でコメント。YOSHI-HASHIは「時の運なんかじゃないよ。れっきとした俺たちの実力だから。しっかりスリーカウント入ったから。決勝に残って、優勝して、タッグのベルトをいただく」と6人タッグ王座に続いて、タッグ王座獲りを力強く宣言した。 タッグリーグはEVIL&高橋裕二郎、IWGPタッグチャンピオンチームのタイチ&ザック・セイバーJr.の2チームが、2勝0敗、勝ち点4で首位を走っている。◆新日本プロレス◆『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』2020年11月16日石川・小松市末広体育館(義経アリーナ)観衆 1433人▼ ワールドタッグリーグ2020公式戦(30分1本勝負)<1勝1敗=2点>○後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(13分41秒 後藤弐式)グレート-O-カーン●&ジェフ・コブ<1勝1敗=2点>(どら増田)
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新日本プロレス、G1最終日完売の流れを復活させた西武ドーム大会。今年は武道館へ!
2018年07月08日 21時15分
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スポーツ
薄給の若手プロ野球選手たちのヤバ過ぎる遊び方
2018年07月08日 17時52分
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スポーツ
野村克也ID野球で再構築される楽天次期監督の名前
2018年07月08日 12時00分
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スポーツ
浅田真央の押しかけ同居に姉・舞の「苦肉の策」は“ヘッドホン”
2018年07月07日 12時00分
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スポーツ
誤審問題を終わらせない!オリックス球団トップが緊急会見
2018年07月07日 06時20分
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スポーツ
“負けられない戦い”はネット上でも?W杯公式ツイッターがスタジアムBGMへの投票を呼びかけ
2018年07月06日 17時30分
特集
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分