スポーツ
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スポーツ 2020年12月01日 10時45分
ロッテ澤村が海外FA権を行使!「悔いのない選択をしたい」残留も視野
千葉ロッテは11月30日、澤村拓一投手がFA権を行使することになったと発表した。澤村には複数のメジャー球団が調査していると言われており、澤村はメジャー行きを模索しつつ、宣言残留を認めているロッテの残留も視野に入れて決断することになる。 澤村は佐野日大高から中大を経て、2010年のドラフト1位で、希望していた巨人に入団。レジェンド故・沢村栄治氏の背番号「14」(永久欠番)を1つ超える言う意味で、「15」を選んだという経緯もあった。2011年に新人王に輝くなど先発として活躍していたが、クローザーに転向すると、2016年には最多セーブのタイトルを獲得するなどチームに貢献した。しかし、2017年にトレーナーのミスから長胸神経麻痺と診断され離脱。2018年は完全復活出来なかったものの、2019年には先発と中継ぎで活躍し、リーグ優勝に貢献。プロ10年目の今年は開幕から安定感に欠いた投球が目立ち、三軍に降格する屈辱を味わっていたところ、シーズン途中にロッテへ電撃トレード。 移籍先のロッテでは、150キロ台をコンスタントに計測する本来の投球を見せ、井口資仁監督は優勝争いを演じるチームで勝ちパターンに澤村を組み込んだ。その結果、22試合の登板で防御率1.71という好成績を残しロッテファンの心を掴むとともに、自身も自信を取り戻すことが出来たと言えるだろう。 澤村選手は「このたびFA権を行使することになりました。これまで数多くの人に恵まれて支えてもらってこの権利を獲ることができました。心より感謝をしています。今回は色々な人と話をした中で思い切って行使をすることにしました。自分の野球人生なので悔いのない選択をしたいと思います」とコメント。ロッテに移籍してなければ決断出来なかったことは澤村自身がいちばん理解しているだけに、残留も視野に入れながら夢であるメジャーへの道を探っていく。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月30日 22時30分
新日本、オーカーンが矢野通に不覚!「弱いくせに歯向かいやがって」
新日本プロレスは28日、『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニア27』東京・後楽園ホール大会を開催。この日は『ワールドタッグリーグ2020』公式戦のみ行われた。 第2試合はCHAOSの石井智宏&矢野通(3勝2敗)と、THE EMPIREのグレート-O-カーン&ジェフ・コブ(3勝2敗)が対決。新興勢力THE EMPIREは奇襲を仕掛け、その後も矢野をパワー殺法で圧倒した。 終盤、オーカーンはエリミネーターを狙うも矢野がヒゲを引っ張って回避。すると石井がオーカーンにラリアットを見舞い、間髪入れずに矢野がローブロー。そこからは絵に描いたような丸め込みで3カウントを奪取した。パワー一辺倒のTHE EMPIREをインサイドワークで勝るCHAOSタッグが上回った。 試合後、バックステージに額を押さえて早足でやってきた矢野は「痛い!あー、痛い!痛い……」と叫ぶと、『KOPW 2020』のトロフィーをカメラの方に突き出し、リングを持っている人物部分を指して「この子も『痛い、痛い痛い痛い、痛い』って言ってるよ!俺も痛い!」とひたすら「痛い」と叫んで引き揚げた。石井はノーコメントだった。 凱旋帰国後、オカダ・カズチカにシングルで敗戦、このタッグリーグでは後藤洋央紀、ザック・セイバーJr.に続いて、矢野にまで敗れてしまったオーカーンは、下腹部を押さえてうめきながら現れた。 壁に手をついて「アーッ!アーーーッ!弱えぇくせに、反撃しおって!たった一撃だけだよ、矢野、貴様の、貴様の攻撃で痛いと思ったのはたった一発だけだ!あーっ、弱いくせに歯向かいやがって!アーックソッ!」と矢野に3カウントを取られたのがかなり悔しい様子。 コブは一人残り、カメラをにらみながら手首のテーピングを外していたが、ノーコメントで控室へ。THE EMPIREはリーダーのウィル・オスプレイが来年1.4東京ドーム大会で、オカダとのシングルを控えているだけに、後藤&YOSHI-HASHI、矢野&石井というオスプレイの古巣で、オカダ率いるCHAOSに連敗したのは、新興勢力として新日本制圧を狙うTHE EMPIREにとってはかなり痛い。オーカーンは棚橋弘至狙いを示唆していたが、矢野の『KOPW2020』を先に獲りに行く必要が出てきたのは確かである。◆新日本プロレス◆『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』2020年11月28日神奈川・藤沢市秋葉台文化体育館観衆 1051人▼ワールドタッグリーグ2020公式戦(30分1本勝負)<4勝2敗=8点>○矢野通&石井智宏(13分29秒 横入り式エビ固め)グレート-O-カーン●&ジェフ・コブ<3勝3敗=6点>※ローブローから(どら増田)
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スポーツ 2020年11月30日 21時00分
西武、年俸300万円ダウンでも選手が気持ちよく承諾できたワケ 中日にも見習ってほしい? 田尾元監督が球団代表の神対応明かす
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が29日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。自身が現役時代に感動したという契約更改時のエピソードを明かした。 今回の動画で田尾氏は、26日のスタートから現在まで保留者が3名出ている中日の契約更改について自身の見解を披露。その話の流れで、自身が西武の選手だった時代の1985年オフの契約更改で感動したという、当時の坂井保之球団代表の言葉を明かした。 >>中日、契約更改で保留が続出している事情球団代表も苦悩を吐露?ファンから「楽天みたいに資料出せ」の声も<< 1985年1月に中日から西武にトレード移籍した当時プロ10年目・31歳の田尾氏。同年は「127試合・.268・13本・60打点・128安打」でそれまで4年連続で続けてきた打率3割超えが途切れるなど今ひとつの成績に終わったため、「今年は球団がどんな評価でも1回で判を押そう」と年俸4800万円(推定)からの大減俸を覚悟してオフの契約更改に臨んだという。 だが、契約更改にあたった坂井代表は田尾氏の不振を責めることはなく、逆に夏場のある試合で放った1本の本塁打をほめてくれたとのこと。田尾氏によるとその本塁打は「1-10」でチームが敗れた試合で、勝敗にはあまり関わりのないソロだったというが、坂井代表は「あの本塁打は夏休みに球場に来ていた子どもたちへのプレゼントだ」、「子どもたちは田尾が打ったその1点を忘れないでいてくれるんじゃないか。(だから)勝ち負けには影響はないがあの本塁打は価値があるんだ」と勝敗以上の価値があると言ってくれたという。 球団のトップがそこまで自身のプレーを見てくれていたことに感動し、「代表の言うことには全て納得しよう」という気持ちになったという田尾氏。坂井代表からはその後「300万下げていいか?」と言われたというが、同代表が自身の気持ちをくんでくれたこともあり「16年のプロ生活の中で(一番)気持ちよく判が押せた」と語っていた。 田尾氏はこの他にも中日・加藤宏幸球団代表に求める姿勢や、球団と選手が契約でもめることのデメリットなどについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「減給でもちゃんと選手を納得させるとはすごく腕の立つ代表だな」、「『下げるぞ』じゃなく『下げていいか?』って選手を立ててるのは上手いな」、「成績悪い中でも良い点を見いだそうという姿勢が田尾さんの心に響いたんだろうな」、「ちゃんとした誠意や姿勢を見せればダウン提示でも選手に受け入れてもらえるというのがよく分かる話だ」といった声が出ている。 同時に、「よそはよそ、ウチはウチとか言ってる加藤代表とはえらい違いだな」、「加藤代表もこれぐらいの気持ちで交渉してれば選手とここまでもめることも、選手会から抗議されることもなかったのでは」といった反応も多数ある。 「保留者が続出している中日の加藤代表は、26、27日にかけ『査定を基に出した金額をこれっぽっちも譲るつもりはない』、『他球団は他球団。ドラゴンズはドラゴンズ。変更するとドラゴンズの査定が間違っていたことになる』と断固たる姿勢で契約更改を進めているとコメント。これらの発言を受けてプロ野球選手会が“選手が金額でもめているという印象を与える発言をしている”として、28日に同代表に抗議文を送る事態に発展しています。今季はコロナ禍でどの球団も収益が激減しており、同代表も『今年は経営が厳しい』と懐事情が苦しいことを明かしているのですが、だからこそ太平洋クラブ・西武、ダイエーの2球団で球団代表を約20年にわたり歴任した坂井代表のように誠心誠意を尽くして選手に寄り添ってあげるべきではないかと考えているファンも多いようです」(野球ライター) 28日に抗議文を送られたことを受け、加藤代表は「説明が不十分ということであれば、納得できるまで説明を行っていきたい」と今後は丁寧な説明に務める旨を口にしている。事態の収拾に向け、田尾氏の心を揺さぶった坂井代表のような姿勢が求められているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年11月30日 19時30分
巨人・山本、阪神移籍は妻のせい? ノムさん息子以来16年ぶりのトレード劇に憶測飛び交う
2015年ドラフトで5位指名を受け巨人に入団し、今季まで「186試合・.234・3本・22打点・99安打」といった数字を残しているプロ5年目・27歳の山本泰寛。30日、その山本が金銭トレードで阪神に移籍することを両球団が発表し複数メディアもこれを報じた。 >>巨人・菅野、まさかのエンゼルス移籍?実現なら先輩・大谷の“巨人入り”も浮上か<< 報道によると、今回のトレードは阪神が内野の守備力強化を課題としていることから実現したとのこと。また、山本が巨人球団を通じ「来年からも伝統ある球団でプレーできることを楽しみにしていますし、ジャイアンツで学んだことをさらにレベルアップして、タイガースに貢献できるよう、精いっぱい頑張ります」とコメントしたことも伝えられている。 巨人と阪神はプロ野球黎明期からライバル関係にあることで知られるが、その両球団間でトレードが成立したのは今回を除くと過去4例のみで、金銭トレードとなると2004年1月にカツノリ(野村克則/現楽天育成捕手コーチ)が阪神から巨人に移籍した一例のみ。それ以来16年ぶりとなる今回の金銭トレードは、両球団の歴史から見ても非常に珍しい出来事であるといえる。 山本の金銭トレードを受け、ネット上には「巨人と阪神がトレードなんて相当珍しいな」、「巨人の内野は吉川(尚輝)、増田(大輝)、北村(拓己)、若林(晃弘)らで既に埋まってたから阪神移籍はチャンスになりそう」、「上本(博紀)いなくなって右打ちの内野手は手薄だから、それを武器に二遊間争いを激化させてくれることを期待したい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「妻が関西局アナだから家庭環境に配慮したのか?」、「家族で生活しやすくなるってことも影響してたりして」といった憶測のコメントも複数挙がった。 「今回トレードは発表された山本は今年9月、在阪局のMBS・辻沙穂里アナと今年9月に結婚していたことや、辻アナが第1子を妊娠中であることが複数メディアの報道により判明している選手。在阪球団である阪神への移籍により、妻や生まれてくる子どもと共に暮らしながら野球に取り組める環境が整ったことになりました。球界では1992年12月にヤクルト・長嶋一茂が父である巨人・長嶋茂雄監督の意向により巨人へ金銭トレードされた例や、2012年3月に埼玉出身の広島・嶋重宜と広島出身の西武・江草仁貴が交換トレードされた例など選手個人の事情が加味されたケースは少なからず存在しますし、まれに本人の希望によりトレードが実現することもあります。ですので、今回のトレードも成績やチーム事情以外の面が実現に関わっているのではないかと推測しているファンもいるようですね」(野球ライター) 今季まで3年連続で両リーグ最多の失策数を記録するなど守備難に悩まされている阪神。歴史的トレードで加入することになった山本は、この状況を変えるような活躍を見せることができるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月30日 17時30分
“鉄腕サイドスロー“DeNA・藤岡、15年の現役に幕 絶大な信頼を得て来季はファームコーチ転身「情熱をチーム、選手に注ぐ」
ベイスターズに移籍してきて5年目の藤岡好明。昨シーズンは32試合に登板し、主にモップアッパーとしての役割ながら1勝0敗1ホールド、防御率1.86の成績を残したが、今シーズンは僅か4試合で1イニング2/3のみの登板となり、球団の来季の構想から外れた。 ファームでは21試合黙々と投げ続け、最終戦では1点ビハインドの9回のマウンドを託され無失点に抑えると、味方がその裏に同点に追いつき10回も続投。2失点を喫し試合は決まったかに見えたが、なんとその裏に打線に火が付き大逆転でサヨナラ勝ちを収め、藤岡は最終戦で勝利投手に。まるで”見えない力”が働いたようにも見えるような、ドラマチックなラストゲームもあった。 そして、28日に球団を通じて、「横浜DeNAベイスターズのファンの皆様。また、全国の野球ファンの皆様。私、藤岡好明は今季をもって引退することを決めました。福岡ソフトバンクホークスからスタートし、北海道日本ハムファイターズ、横浜DeNAベイスターズと歩み15年。この 15 年間たくさんの人と出会い、たくさんの人に支えられ、多くのファンの皆様に応援していただきました。これは僕にとってかけがえのない財産です。感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました」と現役を退くことを発表。同時にファームコーチ就任も明らかになり、「ただ引退はしますが、野球への情熱は変わりません。この情熱を今度はチームに、そして選手に注ぎたいと思っています。来年から新たなステージに向かいますが、これまで同様、藤岡好明を引き続き応援していただけると幸いです」と来季への抱負を語った。 2006年ソフトバンクでのルーキーイヤーに62試合登板、26ホールドを記録した鉄腕は、2度ユニフォームを変え、肝機能障害や肩の故障をも乗り越えた経験はかけがえのない財産。実際、昨年の交流戦ではパリーグ経験者の藤岡に、三嶋一輝と国吉佑樹は度々助言を求めると証言。またファームでも、故障からフォームを暗中模索していた古村徹に的確なアドバイスを行い、自主トレにも多くのチームメイト達が集うなど信頼は絶大。“侍ソウル”は役割を変えてベイスターズを支え続ける。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年11月30日 14時30分
楽天・オコエが黒人差別に激怒「全く意味がわからない」 “だから黒人は嫌われる”SNS上での誹謗中傷にファンも怒り
2015年ドラフトで1位指名を受け楽天に入団し、現在も同球団でプレーしているプロ5年目・23歳のオコエ瑠偉。そのオコエが自身の公式ツイッターに投稿した内容がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 注目が集まっているのは、オコエが29日に投稿した内容。オコエは「全く意味がわからない」、「まじで、ヘイターって自分のこと神様って思ってんだろうね。ヘイトする時点で上からもの言えないだろ」と怒りをあらわにしている。 オコエは今年5月、米国で黒人男性が白人警官に首を過度に押さえつけられ死亡した事件を機に世界中に広まったBLM(Black Lives Matter、黒人の命は大切)運動を受け、今年6月、自身のツイッターに「まず、保育園で思い知らされた。醜いアヒルの子を先生が読んでた。周りのみんなは先生が読んでる間、俺をジロジロ見ながら笑ってくる」、「少年野球では、試合前の整列で相手チームから外人いるぞ、黒人だ、だの俺の心をさらに壊されていった」などと投稿。幼少期から差別や誹謗中傷を受け続けてきたことを明かし、ファンの間で大きな反響を呼んでいた。 一般ユーザーが29日、このオコエの6月の投稿を引用リツイートし、「黒人はそういう性格だから嫌われる」という差別的内容を含んだツイートを投稿(当該アカウントとツイートは削除済)。オコエはこのツイートを引用リツイートした後に前述の内容を投稿したことから、怒りの原因は不当な黒人差別を受けたことにあると思われる。 >>楽天・オコエ「なんで二重国籍ダメなの?」大坂なおみも直面、ダルビッシュも本音を漏らし話題<< 一連の投稿を受け、ネット上には「明らかなヘイト投稿で酷すぎる、これは怒って当然」、「ほとんどの人は応援してるからそういう心無い声は無視していいよ」、「気にするなという表現が合ってるかは分からないが、負けずにこれからも頑張ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 同時に、「然るべき対応をとるためにも球団に相談した方がいい」、「球団に連絡して動いてもらうべき、完全にガイドラインに違反してるし」といったコメントも複数見受けられた。 「オコエが所属する楽天は球団公式サイト上に記載しているSNSガイドラインにおいて、選手・スタッフへの誹謗中傷や名誉棄損に当たる投稿を全面的に禁止。今年7月下旬に球団公式ツイッターへのリプライで選手を中傷する投稿がされた際は迅速に投稿の削除の措置をとった上で『投稿内容に法的な責任が発生すると判断した場合、投稿者の調査および特定、警察への届け出等の措置を行う場合がございます』とツイートするなど毅然とした対応をとっています。今回オコエに寄せられた投稿も誹謗中傷・名誉棄損に当たると思われるので、球団に相談し何らかの対応をとってもらった方がいいと考えているファンも多いようです」(野球ライター) 今回のオコエへの投稿に対し、現時点(30日午後0時半)で球団は特に声明などを発表してはいない。ただ、同じことの繰り返しを防ぐためにも、何らかの警告を発する必要はあるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用についてオコエ瑠偉の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/LOUISOKOYEMoM楽天イーグルスの公式サイトよりhttps://www.rakuteneagles.jp/楽天イーグルスの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Rakuten__Eagles
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スポーツ 2020年11月30日 11時45分
オリックス、W中川と仮契約!アンダースロー中川「山田久志さんのような偉大な投手に」
オリックスは今年のドラフト会議で4巡目に指名した中川颯(はやて)投手と26日に都内のホテルで、6巡目で指名した中川拓真捕手と27日に豊橋市内のホテルで、それぞれ仮契約を締結した。 神奈川・桐光学園高校から立教大学を経てオリックスに入団する中川颯を担当した早川大輔スカウトによると、「希少なアンダースロー。長い腕をムチのようにしならせながら投げるストレートは球速以上の威力を発揮する。緩急を使った投球術で打者に自分のスイングをさせない。1年目から先発ローテーションとしての期待が大きい投手」と現在のオリックスでは、空き家となっている即戦力のアンダースローとして期待を寄せている。 仮契約を終えた中川颯は「仮契約を終え、実感が湧くと共に、プロ野球選手としての覚悟を持つことができました。アンダースローの特徴を最大限に活かし、チームにいい影響をもたらすような投球をしていきたいと思います。常に“志”を高く持って同じアンダースローの山田久志さんのような偉大な投手になれるように頑張っていきます」とオリックスの流れを汲む阪急の偉大なOBである山田久志氏の名前を出して、目標に掲げた。山田氏はここ数年、春季キャンプで特別コーチを務めており、レジェンドから直々に指導を受けられるチャンスがあるかもしれない。背番号は今シーズンまで若月健矢捕手が付けていた「37」に決定した。 愛知・豊橋中央高校から入団する中川拓真を担当した谷口悦司スカウトは「豪快なスイングから逆方向にも本塁打を打てるパンチ力が魅力の強肩強打の捕手。動きも機敏で身体も強く、捕手としての資質を持ち合わせている将来性抜群の好素材」と評価。 仮契約を終えた中川拓真は「仮契約をしていただき、プロ野球選手としての実感が湧くと共に身の引き締まる思いです。山崎勝己さんが付けていた62という背番号をいただき光栄に思います。打球の飛距離には自信がありますが、入団してからは吉田正尚選手にいろいろとお話を聞き、もっとレベルアップしていきたいです。大下選手のように大きな声を出してハツラツとやっていきますので応援よろしくお願いします!」と複数のオリックスの選手の名前を出しながら、セールスポイントをアピール。本人も話しているように背番号は、今シーズン限りで引退した山崎勝己が付けていた「62」が与えられた。まずはファームで捕手争いに加わることからスタートするだろう。 オリックスは来シーズンから、中川圭太内野手がいるため、中川姓の選手が3選手となったが、山本由伸投手のように、下の名前で呼ばれることを好む選手が多いだけに、ファンからも名前で呼ばれるような選手になってもらいたい。(どら増田/ 写真は球団提供)
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スポーツ 2020年11月30日 11時30分
ロッテD2位、中森「1年目の目標は15勝」高卒で二桁勝利を目標に掲げる
千葉ロッテは26日、兵庫・神戸市内のホテルで、今年のドラフト2巡目に指名した中森俊介投手(明石市立明石商業高等学校)と契約を行ったと発表した。 契約金は6000万円、年俸720万円。金額は推定。背番号は新入団会見にて発表を予定している。中森は最速151キロで制球力も高く、スライダーなど変化球も多彩に操ることが出来る。甲子園の出場経験も豊富で、明石商業では、1年夏から3季連続で甲子園に出場し、通算8試合で5勝3敗、防御率2.53、47奪三振の成績を残している。明石商業からは主将の来田涼斗外野手がオリックスに3巡目で指名されており、同じパ・リーグとあって、一軍の公式戦というプロの舞台で再会し、対戦する機会もあるだろう。 契約を終えた中森は「ピンチでも動じない強気のピッチングが持ち味なので、プロでも強気のピッチングを貫いて1年目から頑張りたいと思います。1年目の目標は15勝を挙げることです。ちなみに大好きなお菓子は“パイの実”です。あのサクサク食感のパイとチョコレートのバランスが最高です!」と高校生とは思えない15勝宣言。球団は高卒選手は昨年ドラフト会議の目玉だった、競合の末、1位で入団した佐々木朗希投手ですら、コロナ禍で選手層が薄くなった際にも一軍には上げず、ファームでじっくりと育てていることから、中森が1年目から15勝出来るぐらい登板出来る可能性は極めて低いが、プロ入り後、一発目の会見でここまで大きな目標を掲げる選手はなかなかいないだけに、インパクトは強く残った。 入寮しチームに合流する年明けまでに、春季キャンプを完走出来る体づくりが出来るかどうかが大きなポイントになるだろう。プロの壁に当たったとしても、この日の気持ちを持ち続けることで、勝ち星が付き難いパ・リーグで15勝を達成してもらいたい。このコメントは井口資仁監督の目にも留まっているはず。厳しい視線を突き放して欲しい。 また、球団は原嵩投手に支配下選手契約を結ばない旨を通知した上で、育成契約を行う予定であること、育成選手の森遼大朗投手、高濱卓也内野手を自由契約とし再度、育成契約を行う予定であることを発表している。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月30日 11時25分
巨人・菅野、まさかのエンゼルス移籍? 実現なら先輩・大谷の“巨人入り”も浮上か
メジャー挑戦か? 巨人・菅野智之投手の「熟考中」という状況に、メジャーリーグ30球団もヤキモキしている。ポスティングシステムによる米球界挑戦を正式に表明すれば、今オフの米FA市場の目玉投手の一人となるのは必至。原辰徳監督も“エース流出”に複雑な思いを見せていたが、別の意味でも去就が注目されていた。 >>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<< <2年総額1200万ドル(約12億4800万円)、プラス3、4年目は球団選択権が設定され、最高で総額3000万ドル(約31億2000万円)> 年俸額、契約年数において、具体的に報じてきたのは、カナダ放送局スポーツネットワーク。昨年も山口俊投手のブルージェイズ入りを“的中”させており、有力な情報源を持っているのだろう。同局が「2年総額1200万ドルで菅野を獲る」と報じた米球団とは、ロサンゼルス・エンゼルスだ。 エンゼルス入りが本当に決まれば、菅野は二刀流・大谷翔平選手とチームメイトになる。 プロ野球解説者が日本人メジャーリーガーのオフの国内事情をこう説明する。 「オフの間、NPBの選手なら球団の練習施設を自由に使えます。でも、日本人メジャーリーガーは許可を取らなければなりません。最近では日本時代の旧在籍チームも好意的ですが、日本人メジャーリーガーたちの方が遠慮してしまい、自身でお金を払ってスポーツ施設を探しています」 菅野がエンゼルスと契約すれば、大谷は大歓迎だろう。日本語でホンネを語り合える“兄貴分”ができるので、「オフも一緒に練習」となりそうだ。「2人揃って、巨人の施設に」なんて光景も見られるかもしれない。 また、ニューヨークポスト(電子版)は、<ブルージェイズ、ジャイアンツ、ホワイトソックスが興味を示している>と報じていたが、「10球団以上が交渉に名乗りを挙げる」と予想する声も聞かれた。 「ヤンキースの田中将大は残留の方向ですし、また、田中と同等かそれ以上の評価をされているメッツのストローマンも残留が決まりました。米FA市場ナンバー1投手のトレバー・バウアー(前レッズ)は『日本に行きたい』なんて言い出し、メジャー各球団は混乱しています。米国内では菅野を紹介する際、田中を比較対象に挙げていました。その田中、ストローマンが残留なら、確実に投手力を補強する方法は菅野の獲得です」(米国人ライター) 菅野が決断すれば、原巨人も先発投手を新たに補強しなければならない。「シリーズ惨敗により、今オフは残留」と見るプロ野球解説者も少なくはない。いや、気になるのは、やはり、菅野と大谷がチームメイトになった時。もしそうなったら、新たに大谷との関係を構築しようとし、ヘンな輩がウロウロしなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月29日 17時00分
中日・高橋の“恨み節”はまだ甘い? 契約更改で生まれた迷言、「食事は松屋か吉野家にする」発言で猛批判された選手も
今季「.305・7本・46打点・120安打」をマークし、チームの8年ぶりAクラス入りに大きく貢献した中日のプロ9年目・26歳の高橋周平。その高橋が26日の契約更改時に口にしたコメントがネット上のプロ野球ファンの間で話題となった。 この日チームの二軍本拠地であるナゴヤ球場で契約更改に臨んだ高橋は、2000万円アップの年俸8000万円(推定)でサイン。ただ、8500万円を希望していたという高橋は、更改後の会見で「もう少し上がるかなと思った」と球団側の提示に不満顔。サインこそしたものの「Aクラスに入った。自分も3割打ちました、となったら、やっぱり言いたいこともある。言える歳でもある」と、交渉の席では球団側に物申したことを示唆していた。 「優勝したら給料を上げてくれると言われたので優勝したい」と来オフのリベンジも誓った高橋に対し、ネット上には「初めての3割だし確かにもう一声あってもよかった」、「来オフ球団に好き勝手言えるようにぜひ優勝してくれ」といった反応が多数寄せられている。一方、一部では「契約更改での選手の恨み節を聞くとオフシーズン本格到来って感じがするな」、「今年は過去に匹敵するような名言は飛び出すんだろうか」といったコメントも見られた。 評価の表れでもある年俸を巡り、選手と球団が膝を突き合わせて交渉する真剣勝負の場である契約更改。近年は交渉日までに事前交渉を行うことが一般的なため昔に比べて波風が立つようなことは減ってきているが、それでも球団に痛烈な不満を述べ話題となった選手は少なからず存在する。 >>日本ハム投手が球団フロントに激怒「低すぎるよ!」球界が変わるきっかけに?賛否を呼んだ“セカンドバッグ投げつけ事件”<< 「もらった祝儀袋の中身が図書券だった感じ」と独特の表現で球団に憤ったのが、2005年オフの横浜・佐伯貴弘。同年の佐伯は全146試合に4番として出場し「.272・19本・88打点・157安打」といった数字を残したが、球団が現状維持の年俸1億3000万円(同)を提示したことを受け図書券を引き合いに出し不満をあらわに。当時のファンは「よく分からない例え」とあまりピンときていなかったというが、それなりに効果はあったのか後の交渉では1000万円アップの年俸1億4000万円(同)でサインしている。 現在巨人で投手コーチを務める杉内俊哉は、現役・ソフトバンク時代の2010年オフに強烈な皮肉を言い放っている。杉内は同年「16勝7敗・防御率3.55」と4年連続2ケタ勝利をマークしたが、契約更改では5000万円アップの年俸3億5000万円(同)を保留。外部獲得選手には大金を惜しまない一方、継続して活躍してきた選手への評価が反映されにくい成果報酬型の査定を採用していた球団に対し、杉内は「携帯電話会社と同じですよ。新規加入の人には優しくて既存の人にはそのまま」と親会社の事業も絡めて不満を爆発させた。 ファンの間で「確かに外様優遇、生え抜き軽視は良くない」、「球団のみならず親会社まで批判するような選手はいらない」と賛否を呼んだこの発言を受け、球団は急きょ笠井和彦オーナー代行兼社長(当時)が交渉に乗り出し説得。これにより態度を軟化させた杉内は、当初提示の年俸額でサインしている。 球団への恨み節が、ファンの間で物議を醸すことになったのは2012年オフのDeNA・細山田武史。この年の細山田は一軍未出場に終わったこともあり、球団から1100万円ダウンの年俸600万円(同)の提示を受ける。これをのんだ細山田は「これから食事は松屋か吉野家にする」と牛丼屋通いで食費を節約する旨を口にしたが、ファンからは「牛丼屋に行けば安上がりというのは金銭感覚がおかしい」、「多くのファンはそれより低い収入で頑張ってるのにバカにしてるのか」とひんしゅくを買ってしまった。 今季はコロナ禍の影響でどの球団も収益が悪化しているため、交渉が難航する選手も例年に比べ増加するとみられている契約更改。果たして、ファンの注目を一手に集める名言・珍言を生む選手は現れるのだろうか。文 / 柴田雅人
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2018年07月31日 17時40分
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「これはあっぱれ!」 78歳・張本勲氏が放ったヒットにネット上は感嘆の声
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2018年07月30日 16時45分
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【DeNA】5年連続勝ち越しなるか!?横浜夏の一大イベント!「YOKOHAMA STAR NIGHT 2018」開幕!
2018年07月30日 16時35分
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スポーツ
オリックス担当記者が分析、“オリの神童”由伸抹消も、“投げる闘争心”近藤大亮に期待!
2018年07月30日 16時25分
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スポーツ
浅倉カンナ、蝶野正洋をオマージュしたRENAに連勝!“相方”那須川天心も祝福!
2018年07月30日 16時05分
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スポーツ
100回目の夏 高校野球は送りバントのドラマだ
2018年07月30日 15時30分
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スポーツ
張本氏、『Xゲームズ』に「なにが楽しいのか」 “新スポーツに理解がなさすぎる”と批判殺到
2018年07月30日 12時20分
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スポーツ
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「棚橋弘至」プロレス“冬の時代”を支えた100年に一人の逸材
2018年07月29日 15時00分
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スポーツ
巨人 由伸監督に遅い掛かる「ドライチたちの反乱」
2018年07月28日 12時00分
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スポーツ
楽天 石井一久GM要請裏に「野村次期監督」一本化
2018年07月27日 18時00分
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スポーツ
連敗巨人はベテラン総動員!高橋監督が若手起用をためらう理由は…
2018年07月27日 17時40分
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スポーツ
あぁ…オリックス、連夜のサヨナラ負けで今季最多6連敗!首位・西武と9.5ゲーム差
2018年07月27日 17時30分
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スポーツ
「めちゃくちゃいい笑顔!」阪神・ロサリオがベンチ内での2ショット写真を公開
2018年07月27日 17時20分
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スポーツ
阪神 夏の甲子園+豪雨災害+台風で悪魔の20連戦へ
2018年07月26日 18時00分
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スポーツ
ロッテ藤岡貴裕と日本ハム岡大海のトレードが成立!トレード期限直前の電撃発表
2018年07月26日 17時30分
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スポーツ
7.29RIZIN、浅倉カンナとRENAがメインで再戦!民意はどちらを推すのか?
2018年07月26日 17時10分
特集
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
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2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
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2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
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2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分