スポーツ
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スポーツ 2020年11月22日 11時00分
DeNA退団のロペス、新天地はヤクルトかパ球団? ソフトB・内川の“妨害”もあるか、実績ある助っ人に危惧される最悪のケースとは
NPBでは巨人(2013-2014)、DeNA(2015-)でプレーし、今シーズンを含め「993試合・.274・198本・588打点・1001安打」といった数字をマークしている36歳の助っ人打者・ロペス。16日、そのロペスと来シーズンの契約を結ばないことをDeNAが発表した。 今シーズンのロペスは「81試合・.246・12本・42打点・72安打」と打撃低調で、8月26日にはDeNA移籍後初となる不振による二軍落ちを経験。9月22日に再昇格した後は一軍に帯同したままシーズンを終えたが、球団は来シーズンの戦力構想から外すことを決断。報道では来シーズン以降の現役続行を希望していることや、三原一晃球団代表が「ロペスは4打席に立って結果を出す選手。代打や守備だけで活躍する選手ではない。本人もレギュラーとして強い思いを持つ選手。総合的な判断で構想から外れてしまった」と構想外の理由を語ったことが伝えられている。 今シーズン中に国内FA権を取得したことにより、来シーズンからは外国人枠を外れ日本人扱いでのプレーが可能となるロペス。構想外発表を受けたネット上には「枠を圧迫せずに起用できるし、手を挙げる球団は複数あるのでは」として新天地候補を予想する声が白熱しているが、移籍に向けた懸念材料もある。 今回構想外となったロペスは、巨人時代からほとんど一塁しか守っていない選手。過去にゴールデングラブを5回(2013,2016-2019)獲得し、2017年から2019年にかけては、一塁手としてプロ野球最長となる1632守備機会連続無失策という記録も樹立するなど守備力にも秀でているが、既に一塁が固定されている球団からすれば“無用の長物”でしかない。 そもそも、一塁はチームを代表する長距離打者や新助っ人がつくことが多いポジションだが、今シーズンのロペスは昨シーズンの「142試合・.241・31本・84打点・133安打」から大きく打撃成績を落としている。36歳という年齢を考えると成績を持ち直すより、さらに落とす可能性の方が高いため、“不良債権”となるリスクを負ってまで手を挙げる球団があるかどうかは不透明と言わざるを得ない。 また、前述の三原球団代表のコメントを踏まえると、ロペスは代打や守備固めといったバックアッパーではなくあくまで先発としての出場機会を求めていることがうかがえる。もちろん、現役である以上レギュラーを狙うのは当たり前の話だが、他球団移籍をめざす上では「バックアッパーが嫌ならウチには必要ない」と足かせになってしまう可能性は否定できない。今シーズンの年俸が2億3000万円(推定)と高額な点も不安材料だ。 さらに、今オフの移籍市場には、“強打堅守の一塁専”であるロペスと役割が被るソフトバンク・内川聖一がいるのも痛い。内川は通算で「1977試合・.303・196本・957打点・2171安打」とロペスを上回り、2015年オフに合同自主トレを行った広島・鈴木誠也をブレークに導くなど他選手へのアドバイスでも実績がある選手。そのため、ストーブリーグでは内川に人気を持っていかれる展開も考えられなくはないだろう。 >>ソフトB・内川、新天地はパ球団か巨人?予想外の転落劇もあるか、実績の裏でくすぶる懸念とは<< 過去を振り返ると移籍先は十分あると考えられていた選手にどこからも声がかからず、独立リーグへの移籍や現役引退に至ったケースは少なくないため、ロペスも“買い手なし”で終わる可能性は決して低くはない。それでも、一部からは「一塁が空いてて球場も狭いヤクルトなら獲得のメリットは大きいのでは」、「DHが使えるパ球団は、年俸次第だが獲りにいってもいい」といった声も挙がっている。今オフ果たして手を挙げる球団は現れるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月21日 11時00分
日本シリーズ、ソフトB絶対有利とは限らない? 先行逃げ切りに活路か、巨人が“4タテ”のリベンジを果たす鍵は
1950年に開始され、今年でちょうど70年を迎えるプロ野球日本シリーズ。セ・リーグ1位の巨人とパ・リーグ1位のソフトバンクが激突する決戦がいよいよ本日から幕を開ける。 2年連続で同じ顔合わせとなった日本シリーズだが、昨年はパ・リーグ2位からCSを勝ち上がったソフトバンクがその勢いのまま巨人を「4勝0敗」でスイープ。1990年から1992年の西武以来となる3年連続日本一を達成した。 昨シリーズの“4タテ”が記憶に強く残っているファンが多いのか、今年もソフトバンクが圧倒的な差を見せつけ4年連続日本一を成し遂げるという見方が多数を占めている今シリーズ。だが、下馬評に反して巨人が昨シリーズのリベンジを果たす可能性が低いわけではない。 >>巨人、今オフの狙いは投手と強打の外野手?「国内FA市場にも参戦するつもり」決戦の裏で外部補強は進行中か<< 昨シリーズは初戦から「2-7」、「3-6」、「2-6」、「3-4」で4連敗を喫した巨人だが、第3戦以外の3試合は全て先発がクオリティ・スタート(QS/6回以上を投げ自責点3以下)をクリアするなど試合を作っている。打線が序盤からリードを奪うことができれば、その分先発が長いイニングを稼げるようになるため試合を有利に進められる可能性は高くなるだろう。 ソフトバンクは14、15日に行われたCSでロッテを2連勝で下し今シリーズに駒を進めているが、初戦は2回(2失点)、2戦目は初回(3失点)に先発が先制点を許している。巨人の上位打線を担う吉川尚輝、松原聖弥、坂本勇人らは、立ち上がりに難を抱える相手先発を初回から徹底的に揺さぶっていきたいところだ。 なお、チームを率いる原辰徳監督は今シリーズにデータ解析や非公開でのサインプレー確認など、1点をもぎ取るための事前準備に精を出していることが伝えられている。指揮官が今日までにどれだけ細部を詰められるかで、打線の働きが決まることは言うまでもない。 序盤に奪った得点を最後まで守り切るためには当然野手の守備も重要な要素となるが、その鍵を握るのは今シリーズに限り特例で採用される“全試合DH制”。ソフトバンク・工藤公康監督の提案を原監督が受け入れたため採用されたこのルールは、一見すると普段DH制を採用していないセ・リーグ側が不利なルールにも見える。だが、巨人はこれにより正捕手・大城卓三をDHに回すと同時に、大城以上の盗塁阻止率を誇る岸田行倫(大城は.340、岸田は.429)を守備起用することが可能となった。 今季のソフトバンクは全12球団中1位のチーム盗塁数(99盗塁)を記録するなど機動力を大きな武器としており、中でも50盗塁で盗塁王に輝いた周東佑京は今シリーズを左右する存在になり得るとみられている。その周東らの“足攻”を岸田で封じる傍ら、今季「.270・9本・41打点」の大城を打撃に集中させることができる点を考えれば、全試合DH制はむしろ巨人側が有利なルールといえるのではないだろうか。 ここまでを総合すると巨人は初回から先行逃げ切りに努め、リードする時間をなるべく長く維持することが打倒ソフトバンクの活路になるといえる。常に相手を劣勢の状況に置いて焦らせ、普段通りの力を封じることができれば十分勝機はあるだろう。逆に、追いかける状況や中継ぎ勝負に持ち込まれてしまうと、救援防御率が12球団で唯一2点台(2.60)のソフトバンクに付け入る隙はなくなってしまうため細心の注意を払いたいところだ。 巨人が勝てば2012年以来8年ぶりの日本一、ソフトバンクが勝てば1965年から1968年の巨人以来の4連覇となる今シリーズ。リーグ王者同士の決戦は、果たしてどちらに軍配が上がるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月20日 20時30分
吉川トレード獲得の西武に「金の無駄」ファン大ブーイング 不振長引く左腕の加入、“大化け”の期待も
今季「58勝58敗4分・勝率.500」でパ・リーグ3位となった西武。20日、その西武が日本ハムの左腕投手・吉川光夫を金銭トレードで獲得したことを発表した。 報道によると、西武は今季を通じて一軍で戦力となった左腕がリリーフの小川龍也しか見当たらず、その小川も16日に受けた左ひじ手術の影響で来季開幕に間に合うか微妙な状況のため吉川に白羽の矢を立てたとのこと。球団の渡辺久信GMは、球団公式サイトを通じ「ライオンズに必要な左の戦力として吉川投手を獲得することになりました。重要な場面で活躍してくれることを期待しています」とコメントしている。 >>西武・松坂、一軍登板ナシでも残留のワケ渡辺GMの計算通り?先例との決定的な差は埋められるのか<< これまで日本ハム(2007-2016,2019-2020)、巨人(2017-2019)でプレーしている32歳の吉川は、先発・リリーフとして通算で「214登板・55勝70敗3ホールド3セーブ・防御率3.91」といった成績を残している左腕。しかし、ここ5年は「79登板・14勝20敗3ホールド3セーブ・防御率4.67」と不振が続いている。 こうした経緯もあってか、吉川のトレードにネット上には「ここ数年まともな成績残してないから期待できない」、「吉川を加え入れたところで焼け石に水なんじゃないか」、「いくらで獲ったのかは分からないけど、金の無駄で終わりそうな予感しかしない」と辛らつな声が多数寄せられている。なお、金銭トレードは一般的に獲得球団が選手の年俸に応じた額を相手球団に支払うとされているため、西武は吉川の今季年俸である3500万円(推定)前後を日本ハムに支払ったものと思われる。 一方、「失敗と決めつけるのは早い、榎田みたいになる可能性もある」、「吉川に期待できないとか言ってる人は榎田のこと忘れちゃったの?」と擁護するコメントも複数見受けられた。 「西武がトレードで選手を補強するのは、2018年3月に岡本洋介とのトレードで阪神から獲得した左腕・榎田大樹以来約2年ぶり。榎田もそれまでの5年で計7勝と数字を残していなかったため『意味のないトレード』と疑問視するファンは少なくありませんでしたが、いざふたを開けると榎田は同年キャリアハイの11勝を挙げチームの10年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。西武は阪神に比べ打撃力に秀でているため援護をもらいやすくなったこと、その援護により『多少は打たれても大丈夫』と肩の力を抜いて投げられる機会が増えたことなどが好成績の理由とみられていますが、吉川も榎田と同じように移籍を機に一味違った姿を見せてくれるのではと考えているファンもいるようです」(野球ライター) 2012年に「14勝5敗・防御率1.71」でリーグMVPに輝いた経験を持つ吉川。実績でいえば榎田以上の投手だが、果たして西武移籍をきっかけに復活することはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月20日 17時00分
内川獲得決定的のヤクルトに「完全に味を占めてる」の声 4季連続のソフトB選手補強、理由は“レベル差と球場”にアリ?
今季「41勝69敗10分・勝率.373」でセ・リーグ最下位に沈んだヤクルト。20日、そのヤクルトが今季限りでソフトバンクを退団した内川聖一の獲得が決定的になったと複数メディアが報じた。 報道によると現在、坂口智隆が外野との併用、主砲・村上宗隆が三塁との併用で一塁を守っているヤクルトは、一塁手として実績のある内川を高く評価。12月7日の交渉解禁日を待って即座に交渉に入るというが、出場機会を求めている内川との交渉に支障はないためスムーズに合意に至るとみられている。 これまで横浜(2001-2010)、ソフトバンク(2011-)でプレーしている38歳の内川は、「1977試合・.303・196本・957打点・2171安打」といった通算成績を残している右の好打者。今季はオープン戦・練習試合の打撃不振や本職の一塁で栗原陵矢が台頭した影響で開幕二軍スタートとなり、その後二軍で「.340・1本・17打点・32安打」をマークするも一度も一軍から呼ばれないまま2日に退団が決定。獲得に手を挙げる球団が現れるのか注目を集めていた。 >>ソフトB・内川、退団の原因はバレンティン?ファームで“冷遇”も既に複数球団が興味か<< 内川の獲得報道を受け、ネット上には「まだ正式交渉前の段階だけど、内容見る感じ水面下でそれなりに話はついてそうだな」、「どこが獲得に乗り出すか気になってたけどヤクルトがいったか」、「中山(翔太/24歳)、廣岡(大志/23歳)ら若い右打者が多いし、コーチ的な役割も期待したい」といった反応が多数寄せられている。 同時に、「ヤクルトはソフトバンク選手獲ってくるの好きだな、去年も一昨年も獲ってなかったか?」、「ソフトバンク選手の獲得に完全に味を占めてるな」とのコメントも複数見受けられた。 「ヤクルトがソフトバンクから選手を獲得するのは、山田大樹(2017年オフ/無償トレード/今季限りで戦力外)、五十嵐亮太(2018年オフ/今季限りで引退)、寺原隼人(2018年オフ/昨季限りで引退)、長谷川宙輝(2019年オフ)に続き今回が4季連続5人目。山田、五十嵐は2019年にそれぞれ5勝、45登板を記録し、寺原も同年一軍登板は4試合だったものの2勝をマーク。また、長谷川も今季44登板でブルペン陣を支えるなど、どの選手も移籍後、ある程度の結果は残しています。活躍の理由としては選手層が厚いソフトバンクでもまれるうちにヤクルトでは十分戦力を務めることができるレベルまで実力がついていたこと、両球団の本拠地構造にあまり差がない(PayPayドームは両翼約100m・中堅約122m/神宮球場は両翼約98m・中堅約120m)ためプレースタイルを大きく変える必要がなかったことなどが挙げられますが、こうした成功体験がここ数年続いていることが内川の獲得に乗り出した一因なのかもしれません」(野球ライター) 無事に獲得に至った場合、内川に背番号「2」を与える見込みとも既に伝えられているヤクルト。“5匹目のどじょう”狙いは果たして吉と出るのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月20日 11時15分
阪神・ボーア、減額してまでNPBに残りたい理由 意味深な二軍降格は球団の“親心”だったのか
第一希望が叶わなかったので、せめて他球団に…。阪神との再契約に失敗したジャスティン・ボーア内野手が日本球界でのプレー続行を希望し、働きかけていくことが分かった。 >>阪神・ボーア、球団史に残る助っ人だった?「本当に切っていいのか」1年での放出に疑問の声相次ぐ<< 「第一希望は阪神残留だったそうです。阪神側は再契約の意思がないことを伝えており、だったら、どこでもいいから、日本国内の球団と契約したいと」(在阪記者) ボーアの成績は2割4分3厘、本塁打17、打点45。推定260万ドル(約2億7000万円)の高額年俸もネックとなりそうだが、関係者によれば、ボーア側は「減額OK」だという。2019年はメジャーリーグ・エンゼルスに在籍していたはず。親日家ではあったが、「減額までして残りたい」という気持ちは理解できないが…。 「メジャーリーグ各球団はコロナ禍により、経営状況が苦しいんです。今オフは都市部の一部球団しか、大物選手と契約できないと伝えられています。そんな米球界の事情も影響しているんでしょう」(米国人ライター) シカゴ・カブスが経営難を理由にダルビッシュ有の放出を検討しているとのニュースもある。「チームの顔」でもあった先発左腕のジョン・レスター投手を手放し、敏腕のゼネラルマネージャーとして知られるセオ・エプスタイン氏も解雇した。理由は「給料を払い続けることができないから」。こうした米球界の厳しい状況が、日本残留を希望させたのだろう。 「来日1年目の今季は、変化球の多い日本独自の配球に苦しみました。来季はしっかり対応できると判断されれば」(前出・在阪記者) もっとも、同じNPB経験者の助っ人なら、DeNAのホセ・ロペスもいる。DeNAは再契約しないが、来日8年が経過したため、来季から“日本人選手扱い”となる。 「ボーアは米球界時代から左投手が苦手でした。その辺もネックになるでしょう」(前出・同) また、前出の関係者によれば、ボーアは10月上旬から阪神サイドと「来季」についての話し合いを始めていたそうだ。当然、チーム残留が第一希望であり、減額OKの意思も伝えていたはず。しかし、10月22日にボーアは一軍登録を抹消され、そのままシーズン終了を迎えてしまった。チームは中日との2位争いを繰り広げていたのに、だ。 「2位争いの最中だったので、チームは来季のために若手を起用する機会が激減してしまいました。負けられない試合が続く中で、長打力のあるボーアを二軍に落としたわけですから、残留交渉以外の理由があったのではないかと他球団は首を傾げていました」(プロ野球解説者) 「次のステージに進みやすく」という球団の判断だと思われるが、今後の交渉に影響してくるかもしれない。福留、能見、上本らもそうだが、ボーアが“トラの難敵”になる危険性も頭の片隅に入れておいた方が良さそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月19日 20時30分
巨人、直江・山下の自由契約は大補強の布石?「人的逃れの可能性もある」今オフ5人目の“育成落ち”に憶測飛び交う
2018年のドラフトでそれぞれ支配下3位、育成1位の指名を受け巨人に入団した直江大輔と山下航汰。19日、巨人が共にプロ2年目・20歳の両者に自由契約を通告したと複数メディアが報じた。 直江は今季一軍で3試合に登板(0勝0敗・防御率3.00)し、山下も一軍出場はないものの昨年7月に支配下契約を結び、昨季ファームで首位打者を獲得するなどどちらもチームの有望株である両名。しかし、直江は10月中旬に椎間板ヘルニアの影響で腰を手術、山下は開幕前の5月下旬に右手有鈎骨を骨折しておりどちらも現在はリハビリ中だった。 報道によると、巨人は育成選手として両名と再契約する方針であるとのこと。育成契約を受け入れれば来季は二・三軍でじっくり治療させ、万全の状態に戻るめどがつけば再び支配下契約に戻すとみられている。 直江、山下の育成落ちを受け、ネット上には「一旦育成落ちさせるってそんなに故障が重いのか」、「見通しが不透明な選手に支配下枠割くのは割に合わないし、育成で様子見るのは妥当」、「2人とも万全なら十分支配下レベルの選手だから焦らずに治療を続けて欲しい」といった反応が寄せられている。 一方、「今後の補強に備えて支配下枠を空けたかったのでは」、「FA補強に向けた人的逃れの可能性もある」との憶測も飛び交っている。 >>巨人、今オフの狙いは投手と強打の外野手?「国内FA市場にも参戦するつもり」決戦の裏で外部補強は進行中か<< 「今オフの巨人はこれまでに鍬原拓也、堀田賢慎、高木京介を育成落ちさせており、今回の直江、山下を含めると5人目。彼らを育成に落とした分、支配下枠には空きが出ますので、来季に向けてどのポジションの選手を何人補強するかといった戦力整備の計算は立てやすくなります。また、育成選手はFA選手を獲得する際に生じる場合がある人的補償の対象ではないため、支配下28名のみを守るプロテクトリストの作成も容易に。これらの点を踏まえ、巨人がここから積極補強に打って出るのではと予想しているファンも多いようですね」(野球ライター) 今季「67勝45敗8分・勝率.598」でセ・リーグ2連覇を達成したが、助っ人補強、FA補強には積極的に参戦するとみられている今オフの巨人。今回の直江、山下を含めた5名もの育成落ちは、ストーブリーグに向けた布石なのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月19日 19時30分
「坂本の時代が来る」元中日・井端氏が感じたのはプロ2年目? 2000本達成のはるか前に見せていた片りんとは
元巨人で野球解説者の井端弘和氏が18日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。自身を驚かせたという巨人・坂本勇人の打撃を明かした。 今回の動画で井端氏は8日のヤクルト戦で通算2000本安打を達成した坂本について、思い出話や今後期待することなどをテーマにトーク。その中で、自身が驚いたという若手時代の坂本のバッティングを明かした。 >>巨人・坂本、昨シリーズの“悪夢”再び?藤川引退の裏でスタメンを外れたワケ<< 2006年のドラフトで1位指名を受け巨人(2007-)に入団し、今シーズンを含め「1785試合・.292・242本・865打点・2003安打」といった成績をマークしている31歳の坂本。数字だけを見ると強打の選手という印象が先行するが、井端氏は「出始めの頃は変化球を(体が)泳ぎながら前で引っ掛けて、サード、ショートへの内野安打が多いバッター」というイメージの方が強かったという。 坂本がプロ入りした当時の井端氏は中日の遊撃レギュラーを務めていたが、巨人との試合では“走り打ち”でヒットをもぎ取ってくる坂本に度々驚かされたという井端氏。そのため、三塁レギュラーの森野将彦と共に、「坂本が泳ぎながら打つのは(一塁到達まで)めちゃくちゃ速いから(送球には)気をつけないかんな」と常に警戒していたという。 普通のバッターは体を泳がせてゴロを打つと走り出しが遅いというが、坂本は「泳ぎ出した時点で一歩目を踏み出していた」と明確な違いを見せていたという井端氏。坂本がプロ2年目・19歳の2008年に行われたオールスターで初めてまともに喋る機会があったというが、その時点で既に「ここからは坂本の時代がくるな」という予感があったと語っていた。 井端氏はこの他にも自身が巨人に移籍した2014年にあった坂本とのエピソードや、今後さらに成績を積み上げていくために大切なことなどについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「色んな選手の打球捌いてゴールデングラブも複数回獲ってる井端を驚かせるのは凄いな」、「確かに若い時は俊足巧打って感じの選手だったから、今みたいにホームラン量産する選手になるとは思わなかった」、「同じグラウンドにいる選手もなんか一味違う奴が出てきたなって思ってたんだな」、「足でヒット稼いだことが早くからのレギュラー定着、そして31歳での2000本達成に繋がった一因なのは間違いないだろうね」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に中日(1998-2013)、巨人(2014-2015)で活躍した45歳の井端氏と、巨人(2007-)一筋でプレーしている坂本。両者は2007年から2013年にかけ敵同士、2014年から2015年にかけては同僚としてセ・リーグで戦っている。 プロ野球史上2番目の若さとなる31歳10カ月で通算2000本安打を達成したことで、NPBでは過去に張本勲氏しか達成者がいない通算3000本安打、そしてその張本氏が持つ日本記録「3085安打」の更新を期待されている坂本。球史に名を残しつつある名打者は、プロ入り当初から大器の片りんをのぞかせていたようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2020年11月19日 17時30分
DeNA・三浦新監督が横浜ジャック!「皆さんの力を貸してください」の言葉にファン歓喜
「ファンの方と一緒に戦い、一緒に感動し、一緒に喜びたいと思ってますので、皆さんの力を貸してください」。17日に行われた監督就任会見で、三浦大輔新監督がファンに向けて送ったメッセージ。会見は球団オフィシャルYouTubeとTwitterでも生配信されたことで、タイムリーにファンも呼応し、“番長監督”との共闘を誓った。 17日の三浦監督誕生に合わせて、横浜駅や横浜スタジアムの最寄り駅では大々的に新背番号81を背負った姿に「横浜愛、三浦新監督」の文字の入った広告が掲げられ、ファンに周知。SNS上でも歓迎の投稿が相次ぎ、Twitterでもトレンド入りするなど、改めて人気の高さが浮き彫りになった形だ。 三浦大輔と言えば、言わずと知れたベイスターズ生え抜きのスーパースター。まだ横浜大洋ホエールズ時代の1991年、奈良・高田商からドラフト6位で入団。翌年に大洋のエース・遠藤一彦氏の引退試合、更にホエールズの最終戦でもあった試合でデビューしたことは、偶然ながら時代の継承者としての意味合いを感じてしまう。1998年には念願のエースナンバー18番を手にし、38年振りの日本一に貢献。2008年オフにはFA宣言したが、ファン感謝デーでのファンの「行かないで」の言葉と「強いところを倒して優勝」とのポリシーを貫き残留し、より一層ファンの心を掴んだ。2016年の引退試合では、チケットを求めるファンが横浜スタジアムの周りを囲むフィーバー状態となった際、サプライズで「ありがとうございます」とファンにアナウンスする心遣いも。それからも、引退試合で発した「これからも三浦大輔はずっと横浜です!」の言葉通り、球団アドバイザー、一軍ピッチングコーチ、ファーム監督を経ての監督就任。ベイスターズファンにとって特別すぎる存在が、遂に指揮を執ることとなった。 めざすはズバリ「優勝だけ」と言い切った“ハマの永遠番長”。ファンの圧倒的な後押しを受け、1998年以来のペナントを狙う。 取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年11月19日 17時00分
FA残留のヤクルト・山田に「不良債権になりそう」懸念の声? 歴史的な長期契約を手放しで喜べないワケは
2010年ドラフト1位でヤクルトに入団し、今シーズンまでのプロ10年で「1058試合・.293・214本・635打点・1153安打・176盗塁」といった数字を残しているヤクルトの28歳・山田哲人。19日、その山田が今季取得した国内FA権を行使せず残留する見通しとなったことを複数メディアが報じた。 報道によると今季終盤から山田と交渉を重ねてきた球団は、「7年総額35億円+出来高」という大型契約を提示すると同時に、宣言残留も認める方針を伝えたとのこと。これを受けた山田は熟考を重ね、今季終了後も球団と複数回話し合いの場を持った上で18日に契約に合意したという。 山田は前述の成績をはじめ本塁打王1回(2015)、盗塁王3回(2015-2016,2018)、リーグMVP1回(2015)、トリプルスリー3回(2015-2016,2018)といった実績を残している球界トップクラスの二塁手。今オフのFA市場で最大の目玉とされ、以前から巨人、ソフトバンクといった球団が獲得に名乗りを上げることも確実視されていたため、FA権を行使するか否かは大きな注目を集めていた。 >>ソフトバンクのヤクルト山田FA獲得、「“刺激”としては年俸が高すぎる」?池田氏の見解が物議、「福岡に来るわけない」の声も<< 山田の残留報道を受け、ネット上には「絶対出ていくって覚悟してたから残留は本当に嬉しい」、「球団はよく頑張って誠意を見せてくれた、この調子で他のFA勢(小川泰弘、石山泰稚)の引き留めも全力を挙げてほしい」、「7年後は35歳だから、生涯ヤクルトもかなり濃厚な形になったな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「7年はさすがにリスクが大きい、不良債権になりそう」、「成功例がほとんどない7年契約はギャンブル過ぎないか」と懸念の声も複数見受けられた。 「今回山田が結んだ7年契約は、ソフトバンク・松中信彦(2006-2012/総額45億円規模)、楽天・則本昂大(2019-2025/総額21億円規模)、ソフトバンク・柳田悠岐(2020-2026/2020-2023は年俸5億7000万円からの変動制、2024-2026の契約内容は2023オフに決定)と並び日本人選手としては歴代最長タイの長期契約。ただ、松中は7年間で計109本塁打と金額と全く釣り合わない成績に終わり、則本は今季までの2年で計10勝と早くも先行きに暗雲。また、今季『.342・29本・86打点』と好成績だった柳田も現在32歳のため、契約後半の成績下落は避けられないのではと危惧されています。球団がリスク承知で7年契約を提示したことが山田への大きな誠意となったのは確かでしょうが、実際に契約に見合った成績を残せるか疑問に思っているファンもいるようです」(野球ライター) 過去の7年契約選手の中で松中は4年目終了後のオフに球団が5年目以降の条件を見直せる内容だったため減俸されているが、則本は7年全て、柳田も最初の4年間は年俸が出来高などで増えることはあっても減ることはない契約内容だと伝えられている。今回の山田も途中で契約を見直す条項があるとは伝えられていないため、契約期間中に年俸が減ることはないとみられる。 今季は「.254・12本・52打点」と、初めて規定打席に到達した2014年以降ではキャリアワーストの成績で終わっている山田。長期契約がスタートする来季、契約に見合った成績を残すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月19日 11時30分
オリックス、育成D4位の釣寿生と仮契約「打てて勝てるキャッチャーに」
オリックスは18日、兵庫・神戸市内で育成ドラフト4巡目で指名した釣寿生(つりじゅい)捕手と、仮契約を締結した。 釣は京都国際高校の1年時から代打で夏の大会に出場。同秋の近畿大会は出場なく初戦敗退で終え、2年時の春から6番打者で正捕手を務める。府大会準決勝での龍谷大平安戦では、先制打と犠牲フライを記録。続く、夏の予選で決勝戦初進出を果たしたが、立命館宇治高に4打数無安打、2-3でサヨナラ負けを喫している。2年時の秋から編成された新しいチームから5番に抜擢され、敗者復活決勝戦の洛星高戦でレフトへのソロ、2次戦初戦の京学戦でバックスクリーンへの2ランを放っている。3年時、夏の府大会は京都成章に7回0-2で敗れ3回戦で敗退。本人も3打数無安打だった。全2戦で捕手として出場したが、6打数で2塁打1本、0打点と不発のまま高校での野球生活を終えているが、オリックスの入団テストを受けており、福良淳一GM、下山真二スカウトも注目していたことから、育成ドラフト4位で指名されている。 下山スカウトは「背筋力260kg。桁外れな規格外のパワーが魅力。181センチ、87キロと生まれ持った体の強さと、タフな心を持つ強肩強打の大型捕手」と獲得理由を説明しており、福良GMも「釣は体も強い、捕手としての能力も高い。支配下でもおかしくないという評価」と話していることから、キャッチャーが手薄なチーム事情もあって、ファームで結果を残せば支配下登録は遅くないかもしれない。 釣は「仮契約を終え、プロ野球選手になったという実感が増しました。これから気を引き締めて、しっかり練習していい準備をしていきたいと思います。座右の銘の“気合”の通り、苦しい時も根性を見せて乗り越えていきます!誰よりも早く支配下選手になって、打てるキャッチャー、勝てるキャッチャーになれるように頑張ります!」と語り、好リードが出来た上で、打てるキャッチャーを目標に掲げていた。 背番号は014が与えられている。(どら増田)
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