スポーツ
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スポーツ 2020年11月29日 11時00分
日シリ惨敗の巨人、原監督はほぼ“無策”だった?「一回りも二回りも大きくならないと」2年連続の悲劇は必然だったのか
「リリーフ戸郷」が王者との戦いで唯一、繰り出した奇策だったのだろうか。 昨年に続いて巨人の4連敗で幕を閉じた、2020年の日本シリーズ。王者ソフトバンクに対し、原ジャイアンツは4得点26失点と、投打にわたり完膚なきまでに打ちのめされての敗北だった。その中で見せた、戸郷翔征のリリーフでの起用は、今後も物議を醸すことになるかもしれない。 初戦、エース菅野智之が打ち込まれ6回で降板となった後、指揮官が2番手としてマウンドに送ったのは戸郷翔征だった。シーズン中は菅野同様、先発として9勝を挙げた右腕がリリーフで、しかもリードを許した場面での登板だった。続く2戦目にも、先制を許した後の2回から、さらには最終戦となった4戦目も、4点を失いビハインドを背負った中で3回から、戸郷の名前がコールされている。 シリーズ前より、手薄な救援陣を支えるべく、フル回転での起用が伝えられていたものの、一度の先発も果たすことなく、劣勢での登板が繰り返された。結果的に3度のリリーフ起用でも勝利に結びつけることは出来なかった。先発陣では3戦目のサンチェスこそ好投を見せたものの、菅野を始め、2戦目の今村、4戦目の畠世周も早々にソフトバンク打線に捕まりゲームを作ることが出来ず、今シリーズも先発陣のコマ不足が明らかだった。 ペナントレース中は幾度となく大胆な采配を揮い、セ5球団を圧倒してきたものの、ソフトバンクに対しては目立った選手変更などを見せることはなかった。快音を放てず、4試合で安打が僅か一本の4番岡本を、最後まで打線の中心に据えたままだったことや、勝負所で相手左ピッチャーに対し、右打者の代打が準備されていなかったことなど、リーグ2連覇の指揮官の手腕は影を潜めていた。 「コーチ、選手、私も含めて、一回りも二回りも大きくならないといけない」 敗戦後、原監督はそうコメントしている。勝機を見出せなかった要因として、迫力を欠いた打線の貧弱さが真っ先に挙げられるが、指揮官の投手起用においても若き背番号13、戸郷翔征に一度の先発の機会も与ることのなかったことに大きな疑問が残った。そう思うファンは決して少なくないだろう。そして大舞台で悲劇は繰り返された。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年11月28日 11時00分
阪神退団の福留、“銭ゲバ”と呼ばれた過去から心配も? 去就注目の大ベテラン、移籍実現への最大の障壁は
これまで中日(1999-2007)、カブス(2008-2011)、インディアンス(2011)、ホワイトソックス(2012)、阪神(2013-)でプレーし、NPBでは「1909試合・.289・281本・1057打点・1909安打」といった成績をマークしている43歳の福留孝介。今季限りで阪神を退団となったが、来季以降の現役続行を表明しているため新天地探しが注目を集めている。 福留は今季「43試合・.154・1本・12打点・12安打」と不振にあえいだが、これまでに古巣の中日を筆頭に複数球団が代打を軸とした起用や、他選手への打撃指導といったメリットを見込み獲得調査を進めていると伝えられている。また、これらの報道では今季年俸約1億3000万円(推定)からどこまで減額に応じられるかも移籍実現に向けたポイントになるとみられている。 今季成績や来年44歳になることを踏まえると、各球団は少なくとも約1億円ダウンの5000万円以下の年俸で獲得を想定しているとみられている福留。ネット上には「これまで相当稼いでるから、多少の減額にはビクともしないだろう」、「年俸はいくらでもいいって気持ちなんじゃないの?」といった声が多いが、一方で一部からは「過去に大揉めしたことある福留が大幅減額に応じるのか?」といったコメントも挙がっている。 今季までのプロ22年間で、報道されている金額だけを見ても約75億円以上の年俸を受け取っている福留。どれだけ所属球団に評価されてきたかを如実に物語っているといえるが、過去にはその年俸を巡り球団側と“銭闘劇”を繰り広げたことがある。 騒動が起こったのは、中日時代の2006年オフの契約更改。当時プロ8年目・29歳の福留は、同年太ももの故障もあり16試合を欠場しながらも「.351・31本・104打点・174安打」で自身2度目の首位打者を獲得。この成績を中日側も評価し、オフの契約更改では前年から約1億2500万円アップとなる年俸約3億8000万円(同)を提示した。 ところが、交渉前から「評価は言葉ではなく金額」と大幅アップを暗に求めていた福留は、球団側の提示を受け入れずサインを保留。当時の報道によると4億円を希望していたという福留は、「言葉が出ませんでした。あ然とした」、「これ以上の成績を求められても僕自身苦しい。一番いいと思った年。その評価としてはちょっと低いと思う」、「『球団としては精いっぱい』と言われたが、いくら言葉で最大限の評価をしたと言われてもね」と公然と球団を批判した。 ただ、球団側も故障で16試合を欠場していることや、既に年俸約3億9000万円(同)で契約更改していた守護神・岩瀬仁紀を超える金額は出せないことを理由に譲歩せず。その後、複数回の再交渉を経て、既に春季キャンプが始まっていた翌2007年2月下旬にようやく年俸約3億8500万円(同)で両者合意に至った。 それまでの言動に加え合意後も「ユニホームを着て野球をしたいのでサインしました」と不服そうなコメントを口にした福留に対し、当時のファンは「4億近い年俸でも不満ってどれだけ銭ゲバなんだ」、「あんだけ好き勝手言っておいて結局500万しか上積みなかったのはダサい」と猛バッシング。なお、福留がそれまで2004年オフ、2005年オフと2年続けて契約更改でゴネていたこともバッシングが強まった要因とみられている。 こうした経緯があるだけに一部ファンから新天地探しが難航するのではと心配されている福留だが、どうしても現役を続けたいのであれば年俸の大幅減額は避けて通れないことは濃厚。昨季限りで阪神を退団しその後ロッテに入団した鳥谷敬は、年俸が前年の約4億円(同)から実に約3億8400万円ダウンとなる約1600万円(同)となっているため、福留も鳥谷と同程度の金額となることを覚悟しなければいけないかもしれない。 前述した通算成績をはじめ、実績・経験については申し分ない福留。かつて銭ゲバとまで呼ばれた年俸面のこだわりをどれだけ捨てられるかが移籍実現を左右するのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月27日 21時30分
中日、契約更改で保留が続出している事情 球団代表も苦悩を吐露? ファンから「楽天みたいに資料出せ」の声も
今季「60勝55敗5分・勝率.522」でセ・リーグ3位となり、2012年以来8年ぶりとなるAクラス入りを果たした中日。その中日の契約更改で保留選手が続出していることがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<< 中日は26日、来季に向けた契約更改をスタートさせたが、その初日に今季正捕手として「88試合・.267・6本・32打点・67安打」とキャリアハイの試合出場数を記録した木下拓哉が保留。報道によると、木下は今季年俸1200万円(推定)から増額提示を受けたとのことだが、納得できなかったのか「もう一度家でじっくり考えさせてください」と一度持ち帰って考えることを決断したという。 さらに、翌27日には「14登板・8勝2敗・防御率2.64」と自己最多の白星をマークした先発・福谷浩司、「53登板・5勝5敗25ホールド2セーブ・防御率3.55」で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得したリリーフ・福敬登の両名も増額提示を保留。今季年俸1800万円(同)の福谷は「他のチームの契約更改の結果込みで考えたい」、同2500万円(同)の福は「提示額と僕の思っていた額に多少の開きはありました」とそれぞれ保留の理由を明かしたことが伝えられている。 更改開始から2日で保留選手が3名出たことを受け、ネット上には「この3人は全員今季頑張ったから球団に物申す権利はある」、「球団がコロナを口実にあえて低い金額を提示してる可能性もある、納得するまで徹底的に戦えばいい」といった理解の声が寄せられる一方、「球団もコロナで苦しいんだから変にゴネるなよ」、「年俸上がるだけまだマシだと思うけどなあ」との反発も複数見受けられた。 一方、一部からは「楽天みたいに経営資料出せばいいのでは」、「楽天のやり方を踏襲すれば球団も苦しいことを選手に納得してもらえるんじゃないか」と他球団である楽天を絡めたコメントも挙がっている。 「楽天は中日と同じく26日から契約更改を開始していますが、交渉の際に今年の収支など球団の経営状況を開示することを安部井寛チーム統括本部長が明言。詳しい数字を交えて選手に理解を求めていることが功を奏しているのか、ここまでは1人の保留もなくスムーズに更改が進んでいます。中日も加藤宏幸球団代表が『今年は経営が厳しい』と収益悪化の影響で例年のような昇給はできないと明かしていますが、今回保留した3名は交渉後のコメントを見る限り球団の懐事情が厳しいこと自体は理解しているようですので、楽天と同様のやり方で丁寧に説明すれば納得してもらえる可能性も上がるのではと考えているファンは多いようです」(野球ライター) ここまで3名が保留したことで、今後も彼らの後に続く選手が複数出てくるのではとみられている中日。選手側から理解を得るには、より丁寧な説明に終始するほかないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月27日 20時30分
FA宣言のDeNA梶谷・井納に「どうせ巨人行き」早くも諦めの声? 行使選手はほぼ移籍も、過去には予想外の展開が
今季「.323・19本・53打点・140安打」をマークしたプロ14年目・32歳の梶谷隆幸と、「6勝7敗・防御率3.94」といった数字を残したプロ8年目・34歳の井納翔一。27日、共にDeNAに所属するこの両名がそろって国内FA権行使を表明したと複数メディアが報じた。 報道によると、両名はこの日それぞれ横浜市内の球団事務所を訪れ、FA権利行使に必要な申請書類を球団側に提出したとのこと。また、梶谷が「他球団の評価も聞きたいというところで宣言しました」、井納が「35歳で(FA権を)持っていてもしょうがないという部分もありますし、三原(一晃)球団代表に宣言残留を許可していただいたので」とそれぞれ行使の理由を語ったことも伝えられている。 今季終了直後からFA宣言すれば複数球団による争奪戦になるとみられていた中、他球団の権利保有選手に先んじて権利を行使した両名。これまでに梶谷は巨人、井納は巨人、ヤクルトが本格的に獲得調査を進めていると伝えられているが、DeNA側はマネーゲームに応じない意向のため慰留失敗を予想する見方は強い。 >>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<< 今回の一件を受け、ネット上には「先陣を切って表明なんてどちらも出ていく気マンマンにしか見えない」、「どうせ2人とも大金くれる巨人行きだろ、さようなら」、「もうこの2人は出ていくものとみなして来季の編成を進めた方がいい」といったDeNAファンからの批判や諦めの声が多数寄せられている。 一方、「まだ行使しただけで宣言残留も認められてるのに諦めが早い」、「三浦(大輔)新監督みたいに残る可能性もあるだろ」と批判に対し苦言を呈するファンも複数見受けられた。 「国内・海外問わずFAは宣言選手が移籍に至るケースが圧倒的で、ここ5年も宣言した30名中23名が移籍。移籍しなかった7名のうち5名は残留を前提とした宣言、残り2名はメジャー移籍を断念した結果の残留ですが、これを除けばFA選手が元の球団に残留したケースはありません。こうした背景に加え、他の権利保有選手がまだ悩んでいる中で真っ先にFA宣言したこともあり、梶谷・井納は“移籍確定”と決めつけているファンは多いようです。ただ、DeNAは今オフ新たに就任した三浦新監督が、現役・横浜時代の2008年オフに阪神への移籍を悩んだ末にチームに残留した経緯がありますので、12年前の残留劇の再現に望みをかけているファンも少なくありません」(野球ライター) 梶谷・井納は両名ともチームの主力であるため、今後の残留交渉では三浦新監督が直接説得にあたる可能性は濃厚。12年前の自身と同じように、両名をチームに引き留めることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月27日 17時00分
DeNA・ラミレス前監督、セ・パの決定的な差をズバリ指摘 ダルビッシュも同意見の主張に反響「確かに巨人は体つき小さく見えた」
今季限りで退任したDeNA・ラミレス前監督が、26日放送の『ニュースウオッチ9』(NHK総合)にVTR出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の放送でラミレス前監督は、今年の日本シリーズでソフトBが巨人を4タテできた理由について自身の見解を披露。工藤公康監督の采配に一貫性が見られたことと共に、セ・パの選手は根本的にパワーが違うことを理由に挙げた。 >>「よろこんでー、ゲッツ」元DeNAラミレス監督、ユーチューバーに!「ラミちゃんねる」開設、大物ゲスト対談やダウン症の子供の支援活動など発信予定<< ラミレス前監督はまず、「パ・リーグでは150キロを投げられる投手が(1チームに)7~9人いるのが当たり前で、打者も素晴らしい投手と(シーズン中に何度も)対戦し慣れている」とコメント。現在のパはどの球団も150キロ超えの速球を投げる投手を10人近く抱えており、その投手たちと日々戦う打者陣も力負けしないように筋肉量を増やしスイングスピードを上げることなどで対抗していると指摘した。 一方、自らも今季まで身を置いていたセは「150キロを投げられるのは3~5人くらい」とのこと。パに比べて人数が少ないため交流戦・日本シリーズではジリ貧になる上、対戦機会の少なさから打者陣が力をつける速度も鈍っていると指摘した。 また、ラミレス前監督は「セの先発は150キロ投げられる投手が『7回まで投げなければ』と145キロくらいでペース配分してしまっているが、パの投手は『今日はいけるところまでいく』というスタイルで初回から155キロのボールを投げている」と、セの先発は効率よく長いイニングを投げることにとらわれ過ぎているとも指摘。こうした肉体的・精神的な差が、今シリーズの明暗も分けたと語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「確かに今シリーズ見てると巨人の選手はなんか体つきが小さく見えた」、「フィジカル差が大きいっていうのはダルビッシュも同じこと言ってたな」、「交流戦でセが全く勝ててないのもこれが一番の理由なのかな」、「ドラフト戦略から抜本的に見直さないと差は埋められないのかもしれない」、「パのようにイニング気にせず150キロバンバン投げれる投手が増えるように、そして打者がその球を多く見れる機会が増えるようにはDH制の導入しかないのでは」といった反応が多数寄せられている。 カブス・ダルビッシュ有も26日に自身の公式ツイッターに投稿し、「才能ある選手も多いけど、とにかくフィジカル差は感じます」とソフトバンクと巨人の差について説明している。2005年から始まった交流戦ではセ側が「966勝1102敗60分」、同年から今季までの日本シリーズでもセ側が「3勝13敗」とどちらもセが惨敗していることを踏まえると数年では埋まらないほど差は広がっていると言えるが、セ6球団は来季以降どのような対策をとっていくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2020年11月27日 11時05分
日シリわずか“4得点”の巨人、DH適応のキーマンは松井氏?「巨人のことは気になっていた」来春キャンプでの臨時コーチはあるか
シリーズ大敗のダメージを払拭するカギは、ニューヨークにありそうだ。巨人はNPB史上初となる2年連続4連敗の屈辱を喫した。原辰徳監督は帰京の途に就いた11月26日、過密日程を戦い抜いた選手たちの体調管理も心配していた。他に言いたいことがあったはず。あえて、そこに触れなかったのではないだろうか。 原監督が記者団とも議論したかったのは、指名打者制(以下=DH)のこと。「セ・リーグにもDH制を」と同制度の導入を訴えてきたのに、攻撃力アップとはならなかったからだ。しかし、そのDH制を知る手掛かりは、“元同僚”が持っていた。ゴジラこと、松井秀喜氏だ。 >>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<< 「松井氏が“世界”の頂点を極めた時は、DHでした。DHを経験したのはヤンキース移籍後です」(球界関係者) 奇しくも、原監督がシリーズ決戦の地を離れた同日、松井氏はビジネスマン向けの講習会に出演し、経営者とのオンライン対談を繰り広げていた。 「やはり、巨人のことは気になっていたみたいです。古巣のナインたちの悔しさを代弁し、失敗も後の経験値となると伝えていました」(スポーツ紙記者) 松井氏のDH出場。2009年ワールドシリーズでMVPに選ばれた第6戦、彼は「5番・DH」で出場した。シリーズ記録となる1試合6打点の大活躍を収めたのは有名だが、シーズン中は主に左翼の守備に就くことの方が多かった。同シリーズで松井氏がDHで出場したのは第6戦だけだ。 不慣れなDHをこなすコツを、松井氏は知っている。 「セ・リーグのレギュラー選手たちは守備に就くことで試合の流れというか、リズムを掴むようです。DHは守備に就く時間をベンチで過ごすので、集中力が持続できないそうです」(前出・同) メジャーリーグでは「専任」としてDHを使うほか、いつもは守備に就くレギュラー選手を休ませる目的で使うこともある。いわば「半休」という形式で松井氏もDHを経験したわけだが、メジャーリーグのDHはベンチで休んでいるだけではない。 「ベンチ裏の映像ルームに行き、自身が打席に立った時の映像を確かめています。変化球を放られた場合、打席での印象を映像で確かめ、次打席に活かそうとしています」(米国人ライター) 今年の日本シリーズでDHを務めた亀井、ウィーラーは、主にベンチ裏の素振りエリアでバットを振っていた。「次打席に活かすための工夫」は同じだが、こんな声も聞かれた。「目の準備」だ。 「球場の照明設備は明るいLEDに変わっており、ベンチ内やその裏の素振りエリアに長くいると、グラウンドに出た瞬間、『眩しい』という印象を受けます」(前出・球界関係者) ワールドシリーズ第6戦での松井氏はベンチ最前列に陣取っていた。味方投手に声を掛けるためもあったが、明るいグラウンドに目を合わせていたようだ。 松井氏に近い関係者の話では、古巣を思う気持ちは強いという。しかし同時に、自身が表に出ることで余計な注目を浴び、現役選手に迷惑を掛けたくないとも思っているそうだ。巨人との距離ができてしまったのはそのせいだ。DHで頂点を極めた松井氏に連絡を取れば、惜しみなくその極意を教えてくれるはず。屈辱的大敗からのスタートとなる来年2月、松井氏の「臨時コーチ」をもう一度検討しても良いのでは…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月26日 19時30分
広島、スコット残留はソフトBの影響? クビ予想を裏切る“延命”に驚きの声、「本腰入れて育成するのか」と憶測も
今季「52勝56敗12分・勝率.481」でセ・リーグ5位に沈んだ広島。26日、その広島が助っ人右腕・スコットの残留を発表しネット上の広島ファンの間で物議を醸している。 >>マエケン、巨人・坂本への“不義理”エピソードを明かす「うわっ!やらかした!」NPB時代に目の前で犯した失態とは<< 2019年12月に単年契約・年俸約5700万円(推定)で広島に入団した28歳のスコットは、加入当初守護神としての役割が期待されていたリリーフ右腕。しかし、今季は「7登板・0勝3敗・防御率15.75」とほとんど結果を残せずに終わったため、ファンの間では今オフのクビを予想する声が多数を占めていた。 だが。球団はこの日、スコットと新たに1年契約を結んだことを公式サイト上で発表。同時に、今季新加入で「99試合・.266・11本・34打点・84安打」をマークした31歳のピレラ、「10登板・0勝7敗・防御率6.10」と今季未勝利だった2016年沢村賞左腕・36歳のジョンソンの両名をクビにしたことも発表している。 大不振に終わったスコットの残留を受け、ネット上には「全くいいところがなかったのになぜクビを切らないのか」、「成績的にはピレラ、ジョンソンに比べて大分劣ってるのに」、「防御率15点台のスコットを残すより新助っ人を獲る方が希望はあると思うが…」といった反応が多数寄せられている。 一方、「助っ人も育成してるソフトバンクの影響では、今や主力のモイネロもそうだし」、「スコットは本腰入れて育成する方針なのかも、まあソフトバンクもやってることだからいいことなのでは」とのコメントも複数見受けられた。 「今季パ・リーグ優勝、日本一を達成したソフトバンクは救援防御率が12球団唯一の2点台(2.60)と強固なブルペン陣を擁する球団ですが、その中心であるモイネロは2017年に育成選手として獲得し自前で育て上げた助っ人です。また、現在も2019年5月に獲得した元MLBドラフト1位のスチュワートを主に先発として二、三軍で育成中と、将来の主力となり得る助っ人の育成に余念がありません。広島もこのソフトバンクのやり方にならい、時間をかけてスコットを育成する方針なのではないかと考えているファンは少なくないようですね」(野球ライター) 一昔前までは全盛期を過ぎたメジャーリーガーやマイナーでくすぶっている中堅を大金で獲得し、結果が出なければ1年でクビにするパターンが多数だった球界の助っ人運用。広島もドミニカに設けているカープアカデミー出身の助っ人を除いては、単年でリリースするケースは少なくなかった。ただ、今後は20歳代の若手助っ人を低年俸で獲得し、数年かけて育成していくスタイルが主流となるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月26日 17時30分
DeNA、期待のドラ1入江&2位牧の仮契約に三浦新監督も登場! 投打の即戦力がめざす「開幕一軍」
ベイスターズにドラフト1位指名された明治大学の入江大生投手が19日、同ドラフト2位の中央大学の牧秀悟内野手が23日、それぞれ仮契約を行った。 ドラフト1位で一本釣りされた入江は、ドラフト当時を振り返り、「まさか自分が1位指名してもらえると思っていなかったので、率直にうれしい気持ちでした」と率直な気持ちを吐露。仮契約を終え、「本日改めてプロ野球選手にまた1歩近づいたので、強い自覚と責任を感じました。非常に身が引き締まる思いです」と勝負モードに切り替えた。「自分のセールスポイントは、伸びのあるストレートと縦の変化なので、全面に出していきたいと思います」とスケールの大きいピッチングでプロの世界でも生き抜く覚悟を示し、「新人王をめざし、将来は三浦監督のようなファンの皆様に応援される選手になりたいです」と新監督を目標に定めた。 2位指名の牧は「本日、無事に仮契約を終え、プロ野球選手になるんだなと実感が湧いてきました」と第一声。「自分のセールスポイントはバッティングです。率を残すところと、チャンスでのバッティングが持ち味だと思っています。将来的には右打者で日本を代表する打者になりたいです」との目標を口にした。 いずれも仮契約の際には、17日に正式就任したばかりの三浦大輔新監督が同席するサプライズで2人ともビックリしていたが、球団としても監督からも期待の高さが表れる事柄だった。 背番号は入江が大魔神・佐々木主浩氏が背負っていた22番に、牧は今シーズン史上初のMLBとNPBで各1000本安打を達成し、6年間ベイスターズを支え続けたホセ・ロペスの2番に決定。強いストレートと縦変化で勝負する入江と、クラッチヒッターの牧のプレースタイルに、背番号も合致しているように見える。 ドラフト会議終了時に「右では一番良いピッチャー」、「補強ポイントに合致し、2位指名できたことはラッキー」と三原一晃球団代表がコメントしていたように、球団として会心の指名だった即戦力候補の2人。「優勝しかない」就任1年目でペナント奪取をめざす三浦ベイスターズにとって、投打共に強力な武器が加わった。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年11月26日 17時00分
大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発 「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も
25日に行われた日本シリーズ第4戦・ソフトバンク戦に「1-4」で敗れ、今シリーズ4連敗で終戦となった巨人。敗戦から一夜明けた26日、今オフの大補強を狙っていることを複数メディアが報じた。 >>ロッテ・澤村、トレードの原因はプロ2年目にあった?「どうしたのこの体」川口元コーチが投球を狂わせた誤算を明かす<< 報道で名前が挙がっているのは、FA権を保持するDeNA・梶谷隆幸(Bランク)、井納翔一(Cランク)、ヤクルト・小川泰弘(Bランク)、西武・増田達至(Bランク)、日本ハム・西川遥輝(Aランク)の5名に、助っ人のDeNA・ソトを加えた計6名。ポジションは梶谷、西川の両名が外野手、井納、小川、増田の3名が投手。残るソトは内野手登録だが外野も守れるため、巨人は外野手、投手を今オフの補強ポイントと位置付けているようだ。 巨人は今季終了時点で支配下枠が69名(上限70名)だったが、ドラフト指名選手(7名)、戦力外・引退選手(13名)を差し引きすると現在は63名。FA補強に関し、A・Bランク選手の獲得は原則2名までという条件があるものの、枠を考えればどの選手も獲得に向け支障はないといえる。 大補強策の浮上を受け、ネット上には「日シリであれだけ惨敗したんだから補強するのは当然」、「どの選手も魅力的だけど、先発・リリーフ両方できる井納が一番欲しい」といった賛同の声が寄せられる一方、「外部補強で一気に強くなると思ってるなら短絡的すぎる」、「外から獲っても場当たり的な効果しか望めない、どうせ金使うならソフトバンクみたいに育成に投資した方がいい」と反発も少なくない。 同時に、「獲得を狙うのは自由だが、そもそも今の巨人に来てくれるのか?」、「去年1人も補強できなかったから今年も厳しい気がする」といったコメントも複数見受けられた。 「今シリーズで巨人を負かしたソフトバンクは十数年前から支配下の若手や育成選手を鍛え上げる環境の整備に力を入れており、現在でも三軍の運営費だけで年間約3億円のコストをかけていると言われています。その投資が直近5年で4度、10年では7度の日本一という結果につながっているので、巨人もソフトバンクにならい育成面に資金を注ぐ方を優先させるべきではと考えているファンは多いようです。実際、ネット上には『太田(龍)や横川(凱)みたいな有望株を本腰入れて育てた方がいい』、『今季の松原(聖弥)みたいな選手を安定して輩出する環境作りに励んだ方が長期的にはメリット』と、選手の具体名を挙げたコメントも散見されます。また、巨人は毎オフ積極的にFA補強を敢行する球団としておなじみですが、昨オフは楽天・美馬学(現ロッテ)、ロッテ・鈴木大地(現楽天)の獲得に失敗。一昔前とは違いどの選手からも憧れを持たれるような球団ではなくなってきている上、日シリの惨敗によるイメージダウンも必至なため、今オフも手を挙げたところで入団してくれる選手はいないのではとの見方も根強いようですね」(野球ライター) 今シリーズでソフトバンクに敗れたことで、それまで7年(1974-1980,1982-1988)だった球団史上最長ブランクを更新する8年連続日本一なしとなった巨人。復権に向けては、外部補強以外の部分も求められているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月26日 11時30分
ヤクルト元エース尾花高夫氏が二軍投手コーチで23シーズン振りに古巣復帰!
東京ヤクルトは25日、今シーズンまで東北楽天で一軍投手チーフコーチを務めていた伊藤智仁氏が一軍投手コーチに、現役時代は1980年代にエースを務めていた尾花高夫氏が二軍投手コーチにそれぞれ就任したと発表した。 伊藤コーチは花園高から三菱自動車京都を経て、1992年のドラフト1位でヤクルトに入団。150キロを超えるストレートと、高速スライダーを武器に新人王を獲得する活躍を見せたが、登板過多による故障により、1994年から2年間は一軍登板が出来ず、1997年にカムバック賞を受賞する復活劇を遂げるも、2003年の引退まで肘痛、肩痛との闘いが続いた。プロ野球史上最高のピッチャーという呼び声も高く、引退後はヤクルトで投手コーチを務めた後、独立リーグ富山GRNサンダーバーズ監督を経て、2018年11月から楽天へ。古巣へは4シーズン振りの復帰となる。 尾花コーチはPL学園、新日本製鐵堺を経て1977年のドラフト4位でヤクルトに入団。1982年から1985年まで4年連続二桁勝利を挙げるなど、80年代にヤクルトのエースとして活躍した。1991年シーズンを以って引退。引退後はプロ野球解説者として親近感溢れる語り口で、人気解説者の1人だった。1994年11月に千葉ロッテで指導者として現場復帰。1996年からは古巣ヤクルトに復帰し、故・野村克也元監督のもとID野球を学ぶ。1997年にはリーグ優勝と日本一に貢献。1998年11月から福岡ダイエー(現ソフトバンク)へ。王貞治元監督のもと、在籍7年間でチームを5度のレギュラーシーズン最高勝率、3度のパリーグ優勝及び日本シリーズ進出、2度の日本一に輝いている。単身赴任だったこともあり、2005年シーズン限りで退団すると、王元監督の仲介により、巨人へ移籍。2009年まで崩壊していた巨人の投手陣を立て直し、リーグ3連覇に貢献した。 2009年11月に横浜(現DeNA)の監督に就任。2年間、監督を務めると、2013年に巨人に復帰。2018年からは編成本部アドバイザーとして裏方に回り、2019年には秋田県・明桜高校の総監督兼投手コーチに就任。来シーズンより23シーズン振りにプロ生活をスタートさせたヤクルトに復帰し、2年連続最下位の古巣の再建に尽力する。 現役時代を知るファンにとっては嬉しい2人の復帰となっただろう。(どら増田)
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2018年07月26日 15時00分
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新日本G1、Bブロック飯伏の連勝を止めた“日大レスリング部出身”矢野の悪質タックル!
2018年07月25日 18時30分
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スポーツ
伊調馨vs吉田沙保里 階級刷新で激突する遺恨バトルの行方
2018年07月25日 18時00分
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スポーツ
金本監督が決断!FA補強で弾き出されるあのベテラン
2018年07月25日 17時30分
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スポーツ
ファンの胸を打つ力投 ロッテのプロ4年目・岩下大輝がプロ初登板
2018年07月25日 14時00分
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スポーツ
4連敗のオリックス、借金生活突入に福良監督「ズルズルいくわけにはいかない!」
2018年07月25日 11時30分
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スポーツ
女子バレー、監督・中田久美も元日本代表・大山加奈も絶賛する“若手選手”に注目
2018年07月25日 06時00分
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スポーツ
新日本G1、Aブロック序盤はオカダが笑顔の巻き返し!みのるが連勝のジェイを制裁!
2018年07月24日 21時15分
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スポーツ
同時日本一なら史上初?共に首位を走るカープとサンフレッチェ
2018年07月24日 17時30分
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スポーツ
勝ち星・内容で高いハードル 9月場所の御嶽海が臨む大関取り
2018年07月24日 17時20分
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スポーツ
登坂絵莉「東京2020で2連覇目指す」 松島幸太朗らと五輪への決意語る
2018年07月24日 11時50分
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スポーツ
【DeNA】苦手タイガースにまたも負け越しも…期待したい強力打線復活!
2018年07月24日 06時10分
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スポーツ
16球団構想再燃?ロッテ入場者100万人突破でも消えない買収説
2018年07月23日 17時30分
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スポーツ
オリックス担当記者が分析、福良監督が12球団最多試合登板の吉田一を気遣うチーム事情
2018年07月23日 17時20分
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スポーツ
「T・A」合体! 高橋大輔“復帰”に浅田真央“解説”でエール
2018年07月23日 12時00分
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スポーツ
乾貴士「岡崎とベッドで寄せ合って寝た」大迫勇也とロシアW杯について語る
2018年07月23日 11時30分
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スポーツ
「マサさんも呼びたかった」武藤敬司プロレスマスターズ次回はの目玉はBATT復活!
2018年07月22日 21時45分
特集
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
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2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
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2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
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2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分