スポーツ
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スポーツ 2020年11月24日 17時45分
「間違ってテレ朝に行ってしまうかも」ナイナイ矢部、新サッカー番組開始! カズ、中村俊輔、内田篤人氏からの祝福に「泣きそうです」
スポーツ・チャンネル『DAZN』は24日にオンライン会見を行い、お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之が出演する新番組『やべっちスタジアム』の立ち上げを発表した。 >>全ての画像を見る<< 矢部は2002年からサッカー番組『やべっちF.C.』(テレビ朝日系)のMCを務めていたが、同番組は今年9月27日の放送をもって終了。約18年続いた長寿番組の終了にファンのみならず現役選手・OBからも悲しみの声が寄せられていたが、終了から約3カ月を経てDAZNで新たなサッカー番組がスタートすることとなった。 『大物選手獲得』と銘打って開催されたオンライン会見に登場した矢部は、「こんなに早く新しい番組ができるということで、本当にうれしく思っています」と率直な心境を吐露。その上で、「DAZNさん側も日本サッカーを盛り上げていきたい、応援していきたいということなので、そこの気持ちはガッツリと一致しました。ですので、本当に楽しく日本サッカーを盛り上げていけたらいいなと思っています」と意気込みを語った。 会見では新番組のタイトルと共に番組のロゴマークも発表されたが、オレンジと水色を基調としたロゴを見た矢部は「以前の番組の(ロゴの)カラーでもあるのでかなりなじみがあります。もしかしたら、間違ってテレビ朝日に行ってしまうかもしれません」と笑顔。番組名、ロゴマークの発表と同時に、矢部にはDAZN側から背番号「10」のユニフォームも贈呈された。 また、会見では三浦知良・中村俊輔(共に横浜FC)、槙野智章(浦和)、宇佐美貴史(G大阪)、鄭大世(新潟)、千葉和彦・太田宏介(共に名古屋)、中村憲剛(川崎F)、内田篤人氏(元鹿島他)ら現役選手・OBからの祝福メッセージも紹介。そうそうたるメンバーからのメッセージを受けた矢部は、「前の番組が終わる時も(いろいろな現役選手・OBから)たくさんコメント頂いたんですけど、今回のコメントの方が泣きそうですね」、「プロのサッカー選手がこれだけ気にしてくれてた、待ってたと思うと、今回DAZNさんと一緒に(新番組を)やらせていただくことは本当にありがたいですし、以前よりも進化したサッカー番組を楽しんでいただきたいとより思います」と気持ちを新たにしていた。 さらに、会見後半ではサプライズゲストとしてJリーグ・村井満チェアマンも登場。「多くの選手やサッカー関係者に愛されているやべっちが、世界のサッカーを知っているDAZNとコラボしたら一体どんなことができるのか。すごくわくわくします」と村井チェアマンから期待を寄せられた矢部は、「変に気負わずに今まで通り自分が自然体でサッカーを楽しむというのと、あとは僕の中に常にあったのは“選手ファースト”といいますか、サッカー選手あってこその番組なので、サッカー選手やチームと交流しながら楽しいサッカー番組をお伝えできたらなと思っています」と決意を述べていた。 『やべっちスタジアム』は11月29日の午後11時に初回配信。矢部がMC、タレント・黒木ひかりがアシスタントを務め、解説者として中山雅史(アスルクラロ沼津)、中田浩二氏(元鹿島他)、名波浩氏(元磐田他)の3名が週替わりで出演する予定となっている。取材・文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月24日 15時30分
中日・大野が受賞の沢村賞、該当者なしの可能性もあった? 堀内選考委員長が受賞の裏事情を明かす「ご理解いただきたい」
元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、23日に自身のブログに投稿。自身が選考委員長を務める沢村賞の選考について苦悩を吐露した。 >>巨人・堀内元監督、横川に「上では勝てない」初先発左腕の課題を指摘、ブレークの鍵はカーブとフォーク?<< 1947年に創設された沢村賞は「登板数(25試合以上)・完投数(10試合以上)・勝利数(15勝以上)・勝率(.600以上)・投球回数(200イニング以上)・奪三振数(150個以上)・防御率(2.50以下)」という7項目の基準をもとに、選考委員会が選んだ先発投手に贈られるタイトル。今年は完投数(10試合)・勝率(.647)・防御率(1.82)をクリアした中日・大野雄大と勝率(.875)・防御率(1.97)をクリアした巨人・菅野智之の一騎打ちと目されていたが、23日に開かれた選考委員会で話し合いの結果、大野の受賞が決定した。 だが、今季の同賞選考について堀内氏は「選考基準をただ単に数字だけで判断したならば 今年も『該当者なし』そうなったかと思う」とコメント。あくまで選考基準にのっとるならば、昨年と同じように該当者なしとする方が自然だったと主張した。なお、同賞は昨年を含め、過去に5回(1971,1980,1984,2000,2019)該当者なしとなった年がある。 結果的には大野が受賞することになったが、堀内氏は「大野くんは素晴らしかった。でも、選考基準7項目中3項目しかクリアしていない そういう見方もできる」と選考基準を半分もクリアしていない点を指摘。その上で、「各選考委員の中で 今年は特別であることを加味して判断していることをどうぞ、ご理解いただきたい」と、今季が本来の143試合ではなく120試合で行われたことを踏まえた上での難しい選考だったとファンに理解を求めた。 1982年から設定された同賞の選考基準は2018年に「沢村賞の基準で定めたクオリティ・スタート(QS/7回以上を投げ自責点3点以内)の達成率を含む」という補助項目が加わった以外は変更されていないが、近年その選考基準が「時代にマッチしていない」という意見も数多く寄せられているという堀内氏。「我々も見直す時期にきている 見直すところはあると思っています」、「いたずらに基準を下げたくはないけれど 時間をかけてでも取り組んでいかなければいけない」と、将来的には選考基準の見直しに着手したいという意向も明かしていた。 今回の投稿を受け、ネット上には「今季は試合数少なかったから本来の基準をクリアしにくくなったのは仕方ない」、「確かに基準は3つしかクリアしてないが、完封も6度記録している大野の受賞には何も文句はない」、「今は投手分業制が一般的だから、完投数や投球回数は時代に見合ってない基準という気はする」、「選考基準の見直しはもちろんだが、時代に左右されない新しい賞の創設もアリなのでは」といった反応が多数寄せられている。 その年で最も優れた先発完投型投手に贈られるタイトルであり、中継ぎ・抑えは選考対象に含まれない沢村賞。現代のプロ野球は投手分業制が定着し先発が6、7回でブルペン陣に後を託すことも珍しくないが、同賞も時代に即した基準への改正を迫られているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年11月24日 11時30分
オリックス育成ドラフト指名、宇田川&佐野の仙台大学コンビと仮契約
オリックスは育成ドラフト3巡目で指名した宇田川優希投手、育成ドラフト5巡目で指名した佐野如一選手外野手(ともに仙台大学)と21日、宮城・仙台市内のホテルで仮契約を締結したと発表した。 両選手を担当した佐藤真一スカウトは、宇田川について「ゆったりしたフォームから角度のあるストレートは150kmを超える。落差の大きなフォークボールでも三振が取れ、今後の伸びしろを大きく感じる投手」と評価し、佐野については「広角打法の中距離ヒッター。走守のレベルが高く、将来的にはレギュラー争いも期待される好素材」とファームで活躍した上で、支配下登録への昇格に期待を寄せている。 宇田川、佐野ともに、支配下ではなく育成指名の場合は「拒否」の可能性も示唆していただけに、入団に至るかどうか注目されていたが、2人ともスッキリと晴れやかな表情を浮かべており、既にプロ入りへ気持ちの切り替えが出来たようだ。 仮契約終了後、宇田川は「仮契約が無事終わりほっとしています。セールスポイントでもあるストレートと落差のあるフォークでしっかりとアピールして、1日も早く支配下になり、1年目から一軍で投げたいと思っています。同世代の山本由伸投手など、いいピッチャーがたくさんいるので、超えられるように日々成長していきたいです。佐野如一と二人で一軍で活躍できるように頑張ります!」と1日も早く支配下登録され、一軍のマウンドに立つと宣言。 佐野は「仮契約を終えて、早くオリックスのユニフォームを着てプレーしたいという気持ちになりました。自分はバッティングやリーダーシップを評価していただいていると思うので、初日からしっかりとアピールしていきたいと思います。吉田正尚選手を始め、素晴らしい選手がたくさんいるので、見て、聞いてレベルアップしていきたいです。宇田川と二人で切磋琢磨して頑張っていきます!」と語り、チームの主砲である吉田正尚の名を出して、どんどんアピールしていきたいという。 宇田川は背番号013、佐野は015が与えられた。今年の大下誠一郎を始め、一昨年、榊原翼が支配下登録されてから、育成の選手が支配下登録される確率は高くなった。オリックスは福良淳一GM体制のもと育成に力を入れているだけに、ファームで実績を残せば仙大コンビが一軍で揃って活躍する日も遅くはないだろう。 支配下で指名されなかった悔しさを糧にして、大活躍することを期待したい。(どら増田 / 写真は球団提供)
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スポーツ 2020年11月24日 11時00分
巨人、2年連続ストレート負けの可能性大? DH制対策だけじゃない、反攻に不可欠なパ・リーグ流打撃とは
巨人は球団史上ワーストの屈辱を喫し、立ち直ることができるのか…。日本シリーズ第2戦で福岡ソフトバンクホークスの打線が爆発し、日本シリーズ球団タイ、歴代3位となる13得点を叩き出し、力の差をまざまざと見せつけた。 >>巨人、直江・山下の自由契約は大補強の布石?「人的逃れの可能性もある」今オフ5人目の“育成落ち”に憶測飛び交う<< 原辰徳監督が1分にも満たない“怒りの声”を上げ、一方的に会見を打ち切ったのは既報通り(11月22日)。現在、巨人はシリーズ通算7連敗中(2013年第7戦~)、セ・リーグ覇者の意地を見せるには、“パ・リーグを模倣する”しかない。 「直前でのルール変更には驚きました。指名打者制(以下=DH)の申し出があれば、セ・リーグも同ルールを導入すべきというのが原監督の考えですから、受け入れると思われましたが、直前の変更ですからね。そこで、戦略の練り直しが必要になったのかもしれませんね」(ベテラン記者) 巨人側に同情する声も聞かれた。 今年の日本シリーズは全試合DH制と変更された。85年以来、35年ぶりだという。 「DHで起用された選手の差が、そのまま得点力に表れています」(前出・同) ソフトバンクのDHは、デスパイネだ。今季は新型コロナウイルスの影響で大幅に来日が遅れ、その後も両ヒザの痛みで2度の登録抹消もあった。絶不調だったシーズンの憂さ晴らしをするように、第2戦ではシリーズ史上21人目となる満塁ホームランを放つなど計6打点の大活躍であった。 対する巨人のDHは、ベテランの亀井善行。2試合を終え、ノーヒットだ。 「セ・リーグはDH制の野球をやっていません。選手の感覚だと、守備に就かないので、試合のリズムが掴めないようです」(球界関係者) DH、攻撃陣の差はそれだけが原因ではないようだ。セ、パ両リーグを経験した元投手のプロ野球解説者によれば、「配球」に関する考え方が大きく異なるという。 「セ・リーグのバッターは配球を読もうとするんです。パ・リーグは相手バッテリーの配球も考えますが、直球が来たらフルスイングという意識が徹底されています。巨人打線も相手投手の直球に力負けしないスイングをしなければ、第3戦目以降もアブナイ」 力負けしないフルスイング。パ・リーグ流の打撃ができなければ、2年連続ストレート負けの可能性がある。 また、全試合DH制となった85年の日本シリーズと言えば、「バース、掛布、岡田」の超強力打線で阪神が日本一に輝いている。当時、吉田義男監督が不慣れなDHを託したバッターは、ベテランの弘田澄男だった。全試合、2番DHで出場したが、22打数3安打。打撃優先のDHとしては物足りない数字だが、1番・真弓が出塁すると、犠打に徹した。しかし、1球ごとにバント、バスターなど、バットの構え方を変えて、相手バッテリーを混乱させていた。 投手が打席に立つセ・リーグでは、バントの成功率が勝敗を分ける。こちらは、「いつも通りの野球をやれば、セ・リーグもパ・リーグも関係ない」ということを証明した。 僅差のゲーム展開に持ち込み、中継ぎ陣を投入し、逃げ切る原野球だ。そのいつも通りのスタイルに持ち込むには、打線が先制点を取らなければならない。パ・リーグ流のフルスイングを徹底させなければ、セ・リーグ覇者の面目も丸潰れだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月23日 22時30分
楽天、石井一久GM兼監督誕生!「愛されながら強いチームを作る」
東北楽天は、2021年シーズンの新スタッフを発表。今シーズン、チームの指揮を執った三木肇監督が二軍監督に配置転換され、石井一久取締役ゼネラルマネージャーが、新監督を兼務することを決定した。 立花陽三代表取締役社長は「2021シーズン、東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍監督に、石井一久さんに就任していただくことが決まりましたことをご報告いたします。石井さんは約2年2か月間にわたりゼネラルマネージャーとしてチームを牽引していただきました。来シーズンからはユニフォームを着て、チームを強く成長させていただけたらと考えています。また、今シーズン一軍監督を務めていただいた三木監督には二軍監督として、2021シーズンチームを牽引いただければと思っています」と石井新監督に決定した経緯を説明。 石井新監督は「立花社長から(監督就任の)話を受けて、しっかりやっていこうと思っています。GMに就任した時から、私の使命はこのチームを常勝チームにすること、また骨太のチームにすることが大事だと肝に銘じてやってきたので、監督になってもそのスタンスは変わらずやっていきたいと思います。また、楽天イーグルスが東北の皆さんに愛されるだけではなく、愛されながら強いチームを作ることが最終的な私の使命だと思っていますので、しっかり覚悟を持って取り組んでいきたいと思います。物事の変化をもたらすときに、勇気や覚悟を持つことはすごく大事なことなので、何を言われようがブレずに邁進していくことが大事だと考えています。このことを、この場で決意表明としてお話したいと思っています。短期的な勝利ももちろん大事ですが、中期的にも底力をつけて、『あの時があったから今がある』と皆さんに言ってもらえるような、魅力的なチームにしていきたいと思っています」と初めて監督に就任する意気込みについて語った。 石井新監督は引き続き取締役兼GMを兼務することになるため、故・星野仙一元監督に続いて、全権を任された監督となる。監督就任1年目にして2位争いを演じたが、結果的に4位となった三木肇前監督は「今シーズンは監督として自分のめざしていた野球がなかなかできなかったことを心残りに思うと同時に、ファンの皆様の期待にお応えできず、大変申し訳なく思っております。来シーズンは二軍監督として、将来のイーグルスを背負っていく若い選手やコーチ達の育成など、さまざまなテーマに力を注いでいきたいと思います。チームのために頑張りたいと思います」と今後は二軍監督として、石井新監督とともに参加したドラフト会議で指名した選手を始め、若い選手たちを一軍に送り込む重要な役割を果たして行くことになりそうだ。 石井新監督は、1973年9月9日生まれの47歳。千葉県出身。1991年、東京学館浦安高からドラフト1位でヤクルトに入団。先発左腕として2001年まで活躍すると、2002年から2004年まで、メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースで活躍。2005年にニューヨーク・メッツに移籍すると、2006年に帰国。古巣の東京ヤクルトに再入団。2008年には埼玉西武に移り、2013年に現役を引退した。 楽天には2018年9月から取締役GMに就任し、編成面などで深く関わっている。(どら増田 / 画像は球団提供)
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スポーツ 2020年11月23日 17時30分
DeNA、久しぶりの大型左腕を指名! 地元横浜高校・松本に馳せる夢
今永昇太、東克樹と故障者が出ているものの、今シーズンもローテーションで濱口遥大が、中継ぎでは石田健大、エドウィン・エスコバーと砂田毅樹が、ルーキーの坂本裕哉も4勝をマークし左腕が奮闘しているベイスターズ。 今年のドラフトでも、3位・松本隆之介、5位・池谷蒼大、6位・高田琢登と3人の左腕を指名した。その中でも188センチの体躯を誇る松本はスケールの大きさを感じさせる。現在ベイスターズ所属の左腕は外国人を除けば180センチが一番大きく、170センチ台の小柄ながら、ボールのキレで勝負するタイプが多いだけに、異質なタイプの松本は目立つ存在になりそうだ。 先日行われた横浜高校での指名挨拶では「真っ直ぐで押して行って、相手を圧倒するピッチングが持ち味。日本を代表するような投手になりたい」と最速152キロをマークするストレートを武器にバッターを“制圧”することが目標と明かしていた。 同席した吉田孝司顧問兼球団代表補佐も「真っ直ぐが速く放れるのは強み。フォームも綺麗で素晴らしく、ピッチングセンスもある。スケールの大きなピッチャーになってくれそうな気がする」と期待。また、練習を見終えた後、「クルマまで来てくれて『ありがとうございました』と言ってくれた」とその人間性も評価していた。 ベイスターズで活躍した先発左腕と言えば、球団唯一の100勝を挙げた野村弘樹氏を筆頭に、岡本透氏、土肥義弘氏らが活躍したが、大型左腕となると那須野巧氏、吉見祐治氏らしか思い浮かばない。また、いま現在も高卒は3人だけで、25歳未満は櫻井周斗だけとの構成となっており、吉田顧問も「高卒で左ピッチャーを育てたい。先発として井川慶のようになって」と、メジャー級の活躍に思いを馳せる。 名門・横浜高校から地元の球団へ進む松本隆之介。長身から投げ下ろす、角度ある自慢のストレートを、慣れ親しんだ横浜スタジアムのマウンドでのお披露目を心待ちしたい。取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年11月23日 17時00分
日本ハム投手が球団フロントに激怒「低すぎるよ!」 球界が変わるきっかけに? 賛否を呼んだ“セカンドバッグ投げつけ事件”
オフシーズンの球界において、ファンの注目を広く集めるトピックの1つである契約更改。今年もオリックス、ソフトバンク、DeNAといった球団が更改をスタートさせるなど、各球団で大金が動く時期に入ってきた。 >>日本ハム・西川のMLB挑戦に高木氏が「絶対やめといた方がいい」元盗塁王が抱える致命的な弱点とは<< 昨年は「3勝4敗・3ホールド1セーブ・防御率3.11」といった数字を残していた中日・祖父江大輔が球団からのダウン提示を不服として保留し、カブス・ダルビッシュ有が自身の公式ツイッターを通じ中日に苦言を呈したことが大きな話題となった契約更改。更改日までに事前交渉を行うことが一般化している現在の球界では珍しい“銭闘劇”だった。 ただ、今とは違いぶっつけ本番の交渉が主流だった一昔前の球界では、年俸額を巡り選手と球団がもめるのは日常茶飯事。その中でも特に有名なのが、1991年オフに起こった“セカンドバック投げ事件”だ。 事件が起こったのは、日本ハムが契約更改を行っていた1991年12月2日。この日は同年に先発として「10勝6敗・防御率3.16」をマークしたエース・西崎幸広、守護神として「4勝8敗18セーブ・防御率4.04」といった数字を残した武田一浩が揃って球団との交渉へ。同年の年俸は西崎が約6000万円(推定)、武田は約3100万円(同)だったが、両名とも大幅アップを予想していたという。 ところが、先に交渉を終えた西崎は会見場に姿を現すなり、持っていたセカンドバッグを椅子にたたきつけ怒りをあらわに。その後の会見では冷静な口調ではあったが、「ちょっと(球団の)評価が低すぎます、はっきり言わせてもらいます」、「今年は一歩も引かない」と納得するまでサインはしない旨を口にした。 現在ならこれだけで一大ニュースになってもおかしくない西崎の怒りだが、その後交渉を終え会見場に現れた武田は西崎以上に大荒れ。こちらは持っていたセカンドバッグを部屋の窓に思い切り投げつけると、「ほんと頭くる!」と自身が座る椅子に蹴りをお見舞い。その後の会見でも「(提示年俸が)低すぎるよ!」、「2年抑えやってあんだけしか上がんないんじゃ、もうリリーフなんかやる価値ない」と球団を公然と批判した。 球団が提示してきた具体的な金額については定かではないが、エースと抑えが公の場で球団に牙をむいたとあり各メディアもこの騒動を広く報道。当時のファンの間でも「日本ハムはケチすぎる」、「2人とも威張れる成績じゃないのに」と賛否両論を呼んだという。なお、1991年シーズン当時、日本ハムの最高年俸は助っ人・デイエットの約7000万円(同)と言われていた。 結局その後の交渉の末、西崎は年俸約7200万円(同)、武田は約5000万円(同)で契約更改となったが、この騒動を受け一部球団はこのようなもめごとは選手や球団のイメージダウンにつながりかねないと危機感を抱いたとのこと。また、こうした球団が対策として事前交渉を取り入れたことが、現在まで続いているという見方もされている。 現在は年俸については球団とスムーズに交渉を終え、残った時間は球場設備や翌シーズンに向けた補強戦略などについて要望する選手が多いという契約更改。“セカンドバッグ投げつけ事件”のような大騒動が今後起こることはもうないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月23日 11時00分
ヤクルト・山田、残留決断は巨人の影響か 懸念は成績以外にも? 球界トップ選手の獲得から“降りた”ワケは
東京ヤクルトスワローズが今季、国内フリーエージェント権(以下=FA)を取得した山田哲人内野手の残留をめざし、「7年総額45億円」という超破格の条件提示をしたという。実質エースの小川泰弘、クローザーの石山泰稚の両投手も国内FA権を取得しており、この3人の流出阻止がチームの命運を決めると言っても過言ではない。 特に、山田の流出は痛い。今季は成績不振だったが、トリプルスリー(打率3割、本塁打30、盗塁30)を3度も決めたスラッガーである。FA権を行使すれば、ソフトバンクなど複数の球団が獲得に名乗りを上げるのは必至。しかし、ここに来て、山田獲得の最有力候補と見られていた巨人が「降りた」との情報も出始めた。 「今年のドラフトですよ。二遊間を守れる高校生内野手を支配下と育成で1人ずつ指名しました。山田の定位置であるセカンドにしても、原辰徳監督は終盤戦で吉川尚輝をほぼ固定してしました」(ベテラン記者) 原巨人では内野の若手が順調に育っている。何よりも、チームの内情が大きい。主将・坂本勇人の存在だ。阿部慎之助二軍監督が引退し、名実ともに「チームの顔」となったが、その坂本の推定年俸は5億円プラス出来高。来季はその5億円で交わした5年契約の3年目であり、山田を獲るとなれば、現推定年俸の5億円以上を提示しなければならない。つまり、坂本よりも外様の山田の方が「上」になってしまうのだ。 「年俸による上下関係って、けっこう大事なんですよ。18-19年オフに丸佳浩をFA獲得する際、坂本よりも上にしてはならない、でも、広島に残留するよりも高額でなければ誠意は伝わりませんし…」(球界関係者) ヤクルトは山田に対し、「宣言残留」も認めている。山田が他球団の評価(提示額)を聞いた後、さらに上乗せする準備があるというわけだ。坂本が5億円だから、現在5億円の山田に対し、ダウン提示で交渉するわけにはいかないだろう。 「今季の山田を見ると、気になるところがあります。今季、盗塁を12回試みて成功したのは、8回。昨季は36回仕掛けて、成功は33回。試合数が減ったことや体調不良もあったとは思いますが、脚力のダウンが山田の魅力を半減させてしまいました」(プロ野球解説者) 昨年オフ、原巨人はFA交渉に失敗し、美馬学、鈴木大地は他球団を選択した。「FA=巨人行きが前提」というこれまでの常識も通用しなくなってきた。 また、FA移籍の経験者の中には「移籍することによる精神的疲労」を挙げる声もないわけではない。 投手部門で注目されていた中日・大野雄大は早々に残留を表明した。結局、山田も19日に残留を表明しているが、FA行使に踏み切らなかったのは巨人の低評価を聞かされたからかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月23日 10時00分
オリックス中嶋聡新監督「しんどい思いするのでも明るくいきたい」
オリックスは、西村徳文前監督の退任に伴い、今シーズン途中から監督代行としてチームの指揮を執ってきた中嶋聡氏が正式に監督に就任すると発表した。 中嶋新監督は1969年3月27日生まれの51歳。秋田県出身。87年に鷹巣農林高から阪急にドラフト3位で入団。97年まで阪急・オリックスに正捕手として在籍し、98年に西武へ移籍。松坂大輔のデビュー戦のマスクを被った。2003年には横浜、04年には北海道日本ハムに移籍。日本ハムでは07年からコーチも兼任し15年、46歳まで現役を続けて、最後の阪急戦士となった。 引退後は日本ハムのチーム統括本部・GM特別補佐に就任。メジャーリーグのサンディエゴ・パドレスにコーチ留学、マイナーリーグを巡回し、スカウト活動も行った。18年に一軍バッテリー兼作戦コーチとして現場復帰すると、19年には21年ぶりに古巣オリックスの二軍監督として復帰。来シーズンからプロデビューした球団で監督を務める。 中嶋新監督は「正直、荷が重いと思いますし、不安もたくさんありますが、このチームをどうにか強くしたい、このチームで勝ちたいという気持ちで受けさせていただきました。勝てるチームにするということは簡単なことではないです。何からというよりも根本的なところから、基礎の基礎からやっていきたい。そこに特効薬というものはないと思っていますので、それがいつか実を結んでくれたらと思います」と2年連続最下位のチームの再建を誓った。 チームに足りないものについて「バッティングのところでいうと勝負強さがほしいですよね。ピッチャーだったら一球の重みというところをもっと知ってほしい。そういったところが足りないので、どうやったら底上げできるのかを考えていきたいです。今年、途中からでしたが一軍を経験してみて、自分のチームの力を把握することはもちろんですが、相手チームの戦い方、力を測ることができたということは収穫だと思います」と今年の課題と収穫を口にした。 どういうチームにしたいか、との問いには「やはり勝てるチームにしていきたいです。そこに向かって全力でやる選手を使っていきたいと思っています。このオフをどういう悔しい思いで過ごすかが大事です。そこを選手自身で考える力が必要ですし、そういったことを伝えていきたいと思います」とした。 選手とのコミュニケーションについても言及。「同じしんどい思いをするのでも明るくいきたい。そういう点でも元気よくというところはやっていきたいと思います。来年こそ、ファンのみなさんと共にいい思いをしたい。その過程をみなさんには見ていただきたいと思います」とファンに呼びかけた。 球団ではシーズン終盤から新体制への移行に向けた準備や調査を進めている。今年秋季キャンプはないが、秋季練習で新体制が本格的に始動している。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月23日 06時30分
伝説の女子プロ団体GAEAが来年4.29大田区総合体育館で復活!
15年前に解散した女子プロレス団体GAEA JAPANの一夜復活興行の運営を務めるGAEAISM PROJECT運営事務局は、新型コロナウィルス感染拡大防止の為、4月15日に開催予定だった東京・後楽園ホール大会の代替興行として、GAEAISM 2021年⼤会の⽇時と会場が決定したと発表した。 2021年の4月29日に東京・大田区総合体育館で開催する。GAEAでは4月の後楽園大会のチケット購入者に対して、返金には応じているが、「そのまま持っていて欲しい」と1年後の延期を明言しており、「GAEAISMのチケットを⼤切にお持ち頂いている全てのお客様にご⼊場頂くことを第⼀に、ソーシャルディスタンスに配慮した空間で安⼼してご観戦いただける会場を選りすぐり、最終的に⼤⽥区体育館⼤会を決定いたしました」と、ソーシャルディスタンス仕様の後楽園では入り切らないと判断したようだ。 メインイベントでは、GAEA1期生、里村明衣子の愛弟子であるセンダイガールズの橋本千紘と、GAEAの創設者、長与千種の弟子であるマーベラス彩羽匠によるGAEA ISMを継承した注目のシングルマッチが発表されているが、先日、彩羽が全治10か月の重傷で長期欠場に突入しており、このカードが実現するかどうかは分からないが、この大会に向けて、GAEAの⾎を⾊濃く継ぐセンダイガールズとマーベラスの両団体で『Road to GAEAISM』が開催されることも決定している。 事務局は「横浜、川崎、代々⽊、有明…当時のビッグマッチを彷彿させる GAEA の世界観を新たに構築し、安全・安⼼頂ける環境で⼤会をお楽しみいただけるよう、選⼿・スタッフ⼀同、⼼より皆様をお迎えできればと思います」とも話しており、今見ても新鮮に見えるGAEAのビッグマッチならではのセットや演出も期待して良さそうだ。 センダイガールズ11.29後楽園大会、マーベラス11.30東京・新⽊場1stRING大会の東京⼤会2連戦より、両団体のリングで『Road to GAEAISM』と銘打った試合を開催。関係者によると、GAEAの⾎を⾊濃く継ぐ両団体によるISM闘争、その集⼤成となる来年4.29GAEAISM ⼤⽥区⼤会まで、両団体のリングで繰り広げていくことにより、GAEAの名の下、両団体に「少しでも還元したい」という。 最近では、元女子プロレスラーでタレントの北斗晶が、女子プロレスの新プロジェクト、アッセンブルを提唱し、第1回に続き第2回大会もチケットが完売する盛況ぶりだった。センダイガールズもマーベラスもアッセンブルに加盟しており、北斗は引退試合をGAEAマットで行ったという縁もある。ここのラインも今後、絡むことはあるのか注視したいところ。 コロナ禍に苦しんだプロレス界だったが、かつてブームを作ったブランドの復活は想像以上に効果があるのかもしれない。(どら増田)
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2018年07月17日 13時00分
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スポーツ
張本氏、松坂大輔に「みじめだね」 選んだファンにも怒り「本当のファンじゃない」
2018年07月17日 12時40分
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追悼・マサ斎藤さん、28年前の闘強導夢で成し遂げた日本人プロレスラー2人目の快挙
2018年07月17日 10時55分
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WWEが8.31大阪公演の第1弾カードを発表!ノア参戦、ヒデオ・イタミの参戦は?
2018年07月16日 17時30分
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スポーツ
超過密スケジュール 金本監督は藤浪を信用できるか?
2018年07月16日 17時10分
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スポーツ
全裸写真流出に窃盗…巨人選手に不祥事が続く理由とは?
2018年07月16日 17時00分
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スポーツ
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「佐々木健介」北斗晶との結婚で真の一流選手に覚醒
2018年07月16日 15時00分
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スポーツ
雨が多かったプロ野球前半戦 各球団の中止回数は?
2018年07月16日 06時50分
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スポーツ
真壁刀義がスタイルを継承した“超獣”ブルーザー・ブロディ刺殺事件から30年!
2018年07月15日 21時15分
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スポーツ
残るはラスト2試合のW杯 大手ブックメーカーの予想は?
2018年07月14日 06時50分
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【DeNA】「逆輸入左腕」中後はラミレス式マシンガン継投の救世主になれるのか!?
2018年07月14日 06時45分
特集
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分