スポーツ
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スポーツ 2020年12月14日 18時30分
DDT『D王』決勝で竹下幸之介と秋山準の再戦が実現!竹下はリベンジ誓う
DDTプロレス最強決定リーグ戦「D王グランプリ2021」は12日の東京・成増アクトホール大会で公式戦最終日を迎え、Aブロックでは竹下幸之介、Bブロックでは秋山準が勝ち上がった。27日の東京・後楽園ホール大会で決勝戦を行う。 両者は11月3日の東京・大田区体育館大会で初の一騎打ちが実現し、秋山が勝利している。 12日の成増大会では先にBブロック公式戦が行われ、まず得点6の高尾蒼馬が勝俣瞬馬に敗れ脱落。続いて、秋山がDDTUNIVERSAL王者の上野勇希と対戦した。 上野はエルボー連打、きりもみ式プランチャ、ブリザード・スープレックス・ホールドなど果敢に攻め立てるも、BMEは自爆。チャンスとみた秋山はサポーターを外してのヒザ蹴りからエクスプロイダーを見舞うもカウントは2。 ならばとリストクラッチ式エクスプロイダーから、上野を引き起こしてフロント・ネックロックで絞め上げてギブアップを奪い、得点8で公式戦を終えた。 直後に得点7でBブロックトップのKO-D無差別級王者の遠藤哲哉が登場し、秋山が属する「準烈」リーダーの大石真翔と激突。引き分け以上で優勝決定戦進出が決まる遠藤だが、大石の猛攻に苦戦。それでも、サスケスペシャル、ゆりかもめなどで反撃した。 さらに、ハンドスプリング式オーバーヘッドキックから、カナディアン・デストロイヤーを決めるも、足を離さなかった大石が必殺のフジヤマ・ニーロックで切り返した。渾身の力で大石が絞め上げると、遠藤はたまらずギブアップ、不覚を喫した。この結果、秋山の決勝進出が決定。大石は秋山をアシストする形となった。 続けてAブロック公式戦が行われ、得点6の坂口征夫が彰人に、クリス・ブルックスがMAOにそれぞれ敗れ脱落が決定。決勝進出はHARASHIMA対竹下の結果次第となった。得点7のHARASHIMAは引き分け以上でOK、得点6の竹下は勝つしか道はなかった。 HARASHIMAは筋肉を断裂している竹下の左腕に集中砲火を浴びせ、キック連打で攻め立てた。それを耐えた竹下はパワーボム、ザーヒーでダメージを与えると、変型のジャーマン・スープレックス・ホールドを決めて3カウントを奪取。得点を8として、逆転で優勝決定戦進出を決めた。 試合後には秋山がリングに上がった。「11月3日、俺が君に勝って、リベンジのときがきた。頑張れよ。腕をちゃんと治してこい。俺メチャクチャ攻めるから。みんな竹下が勝つのを期待してるかもしれないけど、リベンジはさせない」とキッパリ。 一方、竹下は「11月3日、悔しい気持ちがあったから、あなたの前にもう1回立ちたいから、ここまで上がってきた。2度目の敗北はありません。僕が勝ちます」と勝利宣言した。 バックステージで秋山は「彼は11月3日のリベンジ、そして『D王GP』優勝を狙いにくるでしょう。ファンの方もそれを望んでいるのかもしれないですけど、そうはいかない。あの腕で俺に絶対に勝てない。今日も攻められたみたいだけど、攻め方も何もかも違うというところを分からせてやろうかなと。僕も『D王』という新たな勲章をもらいたいし、そのために出ているので。今日もギリギリのところで大石リーダーが勝ってくれてここまで来たので、彼のためにも優勝したいと思います」と宣言した。 『D王』覇者は、2月14日、神奈川・カルッツかわさき大会で無差別級王者・遠藤に挑戦する権利を得る。秋山は「(『D王』を)獲ったら、今度は僕のリベンジするチャンスだと思うので。やっぱ(遠藤に)負けたままじゃイヤなので。勝ってリベンジしようかなと。その上でベルトも手に入るなら、なおさらいいことだし」とDDTの最高峰ベルト奪取を視野に入れている。 一方の竹下は「本当に今までの『D王GP』にないくらい、どの『D王GP』よりも、僕自身厳しいリーグ戦でした。でも、なんとかAブロック勝ち上がって、もう一度、秋山準の目の前に立つことができた。あと決勝まで2週間、この腕を治すことはもちろん、気持ちを高めて決勝に向かいたいと思います」と意気込んだ。 竹下は「2度とあんな思いはしたくないので。負けは負けでも2度目は絶対に許されないと思うので」と続ける。「このリーグ戦を通して、僕のテーマはMAOにも彰人さんにも言われましたけど、『楽しんで』って。楽しんでいるときの僕が一番強い。(秋山と)2回目なのでプレッシャーも正直あるけど、気負いはせず本来の竹下幸之介で勝ちたいと思います」と2年ぶり2度目の優勝と、秋山へのリベンジを果たす覚悟だ。◆DDTプロレス◆『D王グランプリ2021 in NARIMASU!』2020年12月12日東京・成増アクトホール▼第3試合 Bブロック公式リーグ戦(30分1本勝負)<6戦4勝2敗8点>○秋山準(11分51秒 フロント・ネックロック)上野勇希●<6戦3勝3敗6点>▼メインイベント Aブロック公式リーグ戦(30分1本勝負)<6戦2勝2敗1分1不戦勝7点>●HARASHIMA(20分39秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)竹下幸之介○<6戦4勝2敗8点>(どら増田)
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スポーツ 2020年12月14日 17時30分
DeNA・伊藤「悔しかった」シーズンを糧に 2021年は「戦力として貢献」
昨シーズンは84試合に出場し、バッティングでも自己最多の8本塁打と攻守でチームに貢献していた伊藤光。すっかりベイスターズの扇の要に収まったかと思われたが、今シーズンはまさかの30試合出場に留まり、スタメンマスクは僅か20試合。開幕直後から調子は上向かず、7月18日には試合序盤の2回で交代させられると、「伊藤光の時は防御率が悪い」ことを理由に19日には登録抹消された。その日は千葉・鎌ケ谷で行われていたファームでのファイターズ戦にいた高城俊人がバタバタと緊急的に一軍に合流したことからも、ファンの間では「懲罰か」とザワつくような“事件”も勃発した。 負の連鎖にはまり込んでしまった伊藤は、ファーム調整中に足の肉離れも発症。「一言で言うと悔しかったっすね。出来れば2度と同じ事はしたくない悔しいシーズン」と苦しんだ1年となってしまった。 元凶は「開幕ダッシュが上手くいかなかった。試合に勝つことが一番大事なんですが、なかなか勝てずにいい流れに乗れなかった」と分析。オフには「身体作りをしっかりして、結果でしか見られない世界の中でしっかり結果を出す準備を」とリベンジを誓う。 来シーズンは、三浦監督が指揮を取ることとなり、「去年は一軍ピッチングコーチだったので、ピッチャーの状態などよくコミュニケーションを取っていた」とやりやすさを強調。「その頃からよく“攻めろ”という言葉を使っていました。二軍監督の今年も、ピッチャーも野手も同じように気持ちで攻めろと、ひたすら声を掛けていました」と番長野球のめざすところは既にインプット済み。「監督が考えていることを、試合で表現することがキャッチャーの仕事」と捕手としての矜恃を語り、「三浦さんになって初めてのシーズン。戦力としてチームの勝利に貢献できるように、1年間戦えるようにしたい」と気を引き締めた。 苦渋をなめた2020年シーズンはもう終わった。オリックス時代の不遇も体験した伊藤光は、三浦新監督の元で再び輝きを取り戻す。取材・文 /萩原孝弘
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スポーツ 2020年12月14日 15時30分
巨人惨敗の日本シリーズ「ウチが出た方が勝てた」? 中日・大島の“毒舌”が物議、「それは無い」阪神・藤川は即否定
13日放送の『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞 2020』(フジテレビ系)に、中日・大島洋平がリモートでゲスト出演。番組内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 今回の番組に大島はソフトバンク・松田宣浩、日本ハムの中田翔・杉谷拳士、ヤクルト・村上宗隆と共にリモート出演。スタジオ出演した巨人・元木大介一軍ヘッドコーチ、阪神・藤川球児と共に、今シーズンや過去の珍プレー好プレーを振り返った。 問題となっているのは、番組冒頭でソフトバンクが巨人を4連勝で下した日本シリーズの話題が挙がった際の発言。番組MCの中居から「(巨人4連敗は)セ・リーグの他の選手もそういう(悔しい)思いなの?」と話を振られた大島は、「ウチ(中日)が出た方が勝てたんじゃないか」とコメント。これを聞いた元木コーチは苦笑いでうなだれ、藤川が「元木さん、それは無いです」とフォローしていた。 >>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<< 大島のコメントを受け、ネット上には「中日は2位どころか3位なのによくそんなこと言えたな」、「巨人に負け越してるくせに何を偉そうに」、「その巨人に優勝許した自分達が情けないって意味で言ったんだろうけど、ちょっと言い方が悪いな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「後半戦の勝敗を考えるとあながち間違いじゃない」、「後半の巨人は苦戦してたし、CSがあったら中日が日シリにでてたような気もする」、「短期決戦はなによりも勢いが大事だからなあ…2017年のDeNAみたいな快進撃もあり得たかもしれない」とのコメントも複数見受けられた。 「今シーズンの中日は8年ぶりのAクラスとなる3位に入りましたが、首位巨人とは8.5ゲーム差で直接対決も『10勝12敗2分』と負け越し。ただ、120試合制で行われた今季の後半60試合を見ると中日は『34勝25敗1分』で、『31勝24敗5分』だった巨人に1ゲーム差の首位と勢いを見せています。中日は巨人に比べチーム打率(中日.252・巨人.255)、得点数(中日429得点・巨人532得点)、防御率(中日3.84・巨人3.34)、盗塁数(中日33個・巨人80個)と様々な指標で劣っているのですが、短期決戦はこうしたデータ以上に勢いが重要。2017年シーズンで首位広島に14.5ゲーム差をつけられた3位DeNAがCSを勝ち上がり、その後の日本シリーズでもソフトバンク相手に2勝を挙げたのがその好例です。今年はセ・リーグのみCSが行われなかったため巨人がそのままシリーズに進みましたが、仮にCSが行われ中日がシリーズに勝ち上がっていれば、日本一はともかく1勝ぐらいはできた可能性もゼロではないと考えるファンもいるようです」(野球ライター) スタジオの笑いは誘ったが、ネット上のファンの間では議論を呼んだ大島のコメント。ソフトバンクに4タテを食らった巨人の情けなさ、そしてその巨人にリーグ優勝を許した自分たちのふがいなさから出たものだったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月14日 11時35分
ヤクルト入りの内川、控え起用は避けられないか 高津監督はショートの“日替わり覚悟”も漏らす?
去就が注目されていたベテラン・内川聖一内野手の東京ヤクルト入りが正式に発表されたのは、12月11日だった。背番号「7」、1ケタを渡したのはこれまでの実績に対してはもちろんだが、期待の大きさでもあるようだ。 しかし、高津臣吾監督は内川加入によって、レギュラー選手のコンバートも検討しなければならない。チーム内での競争意識が高まればいいのだが…。 「内川は右の代打としてだけではなく、スタメンでも使おうとしています。守備に就くとしたら、一塁か外野ということに」(プロ野球解説者) 一塁には村上宗隆がいる。サードもできるが、スローイングや守備範囲のことを考えると、動かしたくないというのがホンネだろう。まして、ヤクルトは投手力に不安要素がある。エラーによる失点は少しでも防ぎたいはず。しかし、山田哲人、青木宣親、村上、内川と続く打線が編成されれば、対戦投手は脅威に感じるはず。やはり、内川をスタメンで使いたいところだが、こんな指摘もある。 「内川の外野? それは考えにくい。外野で使う予定の外国人選手を獲得したので」(ベテラン記者) ヤクルトが発表した新外国人選手だが(同3日)、前パイレーツのホセ・オスナ選手と前インディアンスのドミンゴ・サンタナ選手。前アストロズのリリーバー、サイ・スニード(登録名はサイスニード)も獲得しているが、オスナの守備位置は一塁か、三塁。サンタナは外野手だ。 ヤクルトの外野には青木、ベテランの雄平、レギュラー定着を果たした山崎晃大朗もいて、坂口智隆、塩見泰隆らが控えている。基本的に、外国人選手は「スタメンで使うこと」を前提に獲得している。オスナも一塁か、三塁で起用するとなれば、村上、内川の3人でスタメンを争うことになる。 「選手層が厚くなったのはプラスです。『一塁・村上、三塁・オスナ』でスタートさせ、外野を含め、レギュラー選手に何かあったら、内川に代わるという布陣になると思います。ただ、内川はヤル気満々なので、やはりスタメンで起用すべきですが」(前出・プロ野球解説者) >>ソフトB・内川、退団の原因はバレンティン?ファームで“冷遇”も既に複数球団が興味か<< “飽和状態”なのは本当だが、高津監督はショートのポジションに関しては「競争」と“消極的な発言”をしていた。廣岡大志、西浦直亨、新人の元山飛優(東北福祉大)の3人を争わせ、「日替わり」も覚悟しているような口ぶりだった。 他ポジションはハイレベルな競争が期待できそうだが、ショートは違う。守備の重要どころであり、レギュラーを固定できないのはマイナスでしかない。 メジャーリーグを取材する米国人ライターがこう言う。 「オスナは『ユーティリティ・プレーヤー』で通っており、ショートも、外野も守れます。守備の巧い選手ではありませんが、強肩です」 メジャーリーグでは、複数のポジションをこなせる選手が重宝される。特に控え選手は「どこでも守れます!」とアピールしてくる。オスナもその一人、だが、テストしてみる価値はありそうだ。 「一塁・内川、三塁・村上、遊撃・オスナ」の布陣が可能なら、新打線はかなりの破壊力も期待できそうだ。 チーム合流後、内川はショートの定位置争や、新外国人選手の状態も注視しながら、ノックを受けることになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月14日 10時55分
新日本オカダ・カズチカがバレクラの暴走に言及!「離れていったファンを引き戻す」
来年1.4東京・東京ドーム大会でオカダ・カズチカは、CHAOSを脱退しオカダと決別、新ユニットTHE EMPIREを作ったウィル・オスプレイと対戦する。オスプレイ、グレート-O-カーン、ビー・プレストリー、ジェフ・コブとの抗争を繰り広げているオカダだが、8月の東京・明治神宮野球場大会では新タイトル『KOPW2020』を自らの発案で設立し、その時、オカダは「今のIWGPには興味がない」と語り、バレットクラブの度重なる介入により荒れた展開となってしまうIWGP戦線から一時撤退する意向を明らかにしている。 しかし、IWGPヘビー級王座の最多防衛記録を保持しているオカダにとって、愛着がないわけがなく、THE EMPIREのラフ殺法を食らった際、「クソッ。いろんな意味で久しぶりだね。新日本プロレスもウィル・オスプレイも、なんならプロレスというものも。まあまあ、オスカッター、強烈だけども、やられた分はしっかりとやり返したいと思います。まだスイッチ入ったところだから、東京ドームに向けて。俺の目的はオスプレイを倒す」とオスプレイに制裁発言した上で、「それがメインだけれども、もう一つ俺がしないといけないと思ってるのは、やっぱり今年の新日本プロレスのメインの戦い、IWGPの戦い。IWGPの戦いは……(ここで棚橋弘至が辻陽太の肩を借りながらコメントブースにやって来て、床に倒れ込む。オカダはそれを見て一度コメントを止めるが、棚橋が手で『続けろ』とジェスチャーをしたため)まあIWGPの戦いは、それでいろいろ不満も溜まっている人もいると思うし、『こんなの新日本プロレスじゃないよ』って、『こんな新日本プロレスならいいよ』って思って、離れていってしまったファンの人もいるかもしれない。でも、そういう人たちをしっかり引き戻すことができるのは、僕だったり、まあずっと何年かIWGP戦線で戦ってきた人なんじゃないかなと思います」と語ると、防衛記録2位の棚橋を指差しながら退場した。 バレットクラブの介入プロレスについては、今年1.5ドーム大会のKENTAに始まり、ジェイ・ホワイトのマネージャー外道、自粛明け後にはバレットクラブ入りを果たしたEVILのマネージャーのディック東郷、G.o.Dのマネージャー邪道がレフェリーを不在にした上で、試合に介入する場面が増えており、ファンのフラストレーションが溜まっているのは事実。オカダの発言はここに一石を投じたものと思われる。 棚橋はオーカーンとの対戦が決定的。オカダと棚橋がTHE EMPIREを粉砕した時、IWGP戦線の立て直しに踏み込んで行くのか注目したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年12月13日 11時00分
巨人入り決定のDeNA・井納、リリーフ起用なら一巻の終わり? 過去10年で1名のみ、成功例乏しい“Cランク投手”が活躍するカギは
2012年ドラフトで3位指名を受けDeNAに入団し、今季まで「168登板・50勝60敗・防御率3.94」といった数字を残しているプロ8年目・34歳の井納翔一。今季終了後の11月27日に国内FA権を行使したため、その去就に多くのファンが注目している。 権利行使直後に巨人、ヤクルトの2球団が獲得に手を挙げた井納は、6日にそれぞれの球団と交渉。報道によると、ヤクルトは2年総額2億円規模の条件と背番号「15」、巨人は年俸1億円規模の複数年契約と背番号「21」と互角の条件を提示したと伝えられている。 >>DeNA・三浦監督、FAの梶谷・井納は引き留めない?巨人へのダブル流出は決定的、狙いは人的補償か<< 実績はもちろん人的補償が不要なCランク選手ということもあり、ネット上には獲得成功を願うヤクルトファン、巨人ファンの声が多数寄せられている井納。ただ、過去10年の間に他球団にFA移籍したCランク選手を見ると、実は活躍した選手はそれほど多くない。 2011年オフに西武からオリックスに移籍した許銘傑は、西武でプレーした12年間で「263登板・49勝46敗29ホールド1セーブ・防御率4.13」といった成績を残したリリーフ投手。当然オリックスでも勝ちパターンの一角としての活躍が期待されたが、いざ迎えた2012年は開幕直後から打ち込まれる場面が目立ち2度の二軍落ちも経験。結局、同年は「37登板・0勝3敗10ホールド1セーブ・防御率5.29」と不振に終わり、さらに翌2013年は一軍登板が1試合のみと全くいいところがなかったためこの年限りで戦力外となった。 プロ入りした2005年から2013年まで中日で「186登板・61勝51敗16ホールド1セーブ・防御率3.57」といった数字をマークした中田賢一は、同年オフにソフトバンクに移籍。翌2014年は「25登板・11勝7敗・防御率4,34」と2ケタ勝利をクリアし、その後も2015年から2018年までは毎年20試合前後に登板するなど先発の一角としてチームに貢献した。 だが、2019年に一軍登板が1試合のみと不振に陥ると、球団は同年オフに中田を無償トレードで阪神に放出。阪神1年目の今季は3試合登板で未勝利に終わるなど思うような成績は残せていない。 2015年オフに中日から阪神に移籍した高橋聡文は、前年まで中日で14年プレーし「401登板・17勝14敗99ホールド1セーブ・防御率3.38」を記録したリリーフ。阪神加入後の2年間はいずれも50試合以上に登板し、2017年は防御率「1.70」と活躍を見せた。ただ、その後の2年間は計16登板と成績が大幅に落ち込み、2019年限りで現役を引退している。 2007年から2016年までソフトバンク一筋でプレーした森福允彦は、同年オフにFA宣言し巨人入り。ソフトバンク時代に「384登板・16勝14敗125ホールド18セーブ・防御率2.45」という成績を残していたため加入当初は期待も高かったが、翌2016年は「30登板・1勝3敗6ホールド・防御率3.05」と微妙な成績に。その後2018年は2登板、2019年は7登板にとどまったことから同年オフに戦力外通告を受けそのまま引退している。 加入後長期にわたって活躍したのは中田のみとなっているここ10年のCランク投手だが、中田以外の3名は全員リリーフであるため、移籍前球団でのプレーでたまっていた勤続疲労が移籍先でさらに蓄積され低迷を招いたという見方ができる。井納は先発・リリーフどちらもこなせる選手だが、移籍先では先発の座をつかみにいった方がいいかもしれない。 また、唯一の活躍例である中田は2016年に右前腕を痛めたこと以外は目立った故障がなかった。井納は2018年シーズン終盤に右ひじのクリーニング手術を受けているため、同箇所の故障を再発させないようコンディション管理に気を配ることも重要だ。 巨人有利とする報道も複数あった中、12日に巨人入り決定と報じられた井納。来季35歳を迎えるベテラン右腕は、果たしてどれだけの成績を残すのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月12日 11時00分
広島・森下、新人王確実も油断は禁物? 先輩エースも苦しんだ“2年目のジンクス”を回避するカギは
背番号18を背負う者として、堂々たる投げっぷりを披露した1年だった。 広島カープ森下暢仁は今季、10勝3敗、防御率1.91と、文句の付けようがない成績で1年目を終えた。シーズンを通して先発ローテーションを守り、規定投球回を投げ抜くなど、広島投手陣を牽引する立場にまで成長している。 シーズン終盤からは、中日の大野雄大と防御率トップを争う展開も繰り広げられている。球界を代表する左腕とペナントレースの最終盤まで僅差の争いを演じ続けるなど、ルーキーイヤーとは思えない程の逞しいマウンド姿を強くアピールした1年となった。 さらに、もう一つ注目を集め続けたのが新人王争いだ。巨人の戸郷翔征と激しく競い合い、最終的に白星を始め、殆どの投手成績で上回っている。17日に発表される新人王が確実視されており、一生に一度のタイトルを手中に収めていると言って良いだろう。 新人王獲得となれば、カープでは2014年の大瀬良大地以来となり、現在の大黒柱・大瀬良と同様の存在となれることへ想像が膨らむも、決して簡単な道のりではない。大瀬良とて、2年目以降は不振により中継ぎへの配置転換や、怪我にも苦しんだ経験を乗り越えた上で広島のエースにまで登り詰めてきた。いわゆる「2年目のジンクス」を乗り越え、ルーキーイヤーの勢いを翌年も継続するためには更なる努力が必要なのはもちろん、強いメンタルも求められる。来季は大瀬良と共に、カープのペナント奪還への原動力として飛躍への期待は大きい。 今シーズンオフには、森下にとって初の契約更改も行われている。 12月8日、球団新人では最高額となる推定4300万円で更改した。「ローテーションをしっかり守ったところを評価して頂いた」とコメント、さらには来季へ向け、「開幕で投げたい気持ちはある」と開幕投手への意気込みも語っている。 ペナントレース終盤、防御率タイトル争いを演じながらも、最後は「防御率1点台を維持したい」と数字に対して強いこだわりを見せている。歴代のルーキー以上に心身ともに頼もしさを感じさせてきた背番号18、森下暢仁ならば、来季の開幕マウンドに立つことも決して不可能ではないだろう。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年12月11日 21時30分
阪神・原口、大記録達成に許可をとっていた? 律儀な行動に大先輩も驚愕「言ってからすぐにやったな」
元阪神で野球解説者の桧山進次郎氏が、10日放送の『ラジオで虎バン』(ABCラジオ)に生出演。阪神・原口文仁からもらった粋な連絡を明かした。 番組では今シーズンの阪神の名シーンを実際のラジオ中継音声と共に振り返る企画として、10月24日の巨人戦で代打の原口が巨人・菅野智之から決勝タイムリーを放ったシーンを紹介。紹介後に桧山氏は原口の勝負強さなどについて語ったが、その話の流れで自身が持つシーズン代打安打の球団記録(23本)を巡り、2年前のシーズン中に原口から連絡があったことについて語った。 原口は2018年シーズンに代打で4割超えの打率をマークするなど安打を量産していたが、桧山氏の記録まであと1本に迫っていた9月14日のヤクルト戦でファールを打った際に左手の小指を骨折し同月21日に登録抹消。10月5日中日戦の試合前に再登録されたが、当時は怪我の影響でこれ以上記録を伸ばすことは難しいのではとの見方が大半だった。 自身も原口の怪我の状態を心配していたという桧山氏だが、その桧山氏に中日戦前に突然阪神・藤川球児から電話が。「何かあったのかな」と不思議に思いながら電話に出ると、藤川は「原口が今日(一軍に)上がってきて、桧山さんに話があるということなので代わりますね」と言ってきたという。 その直後に藤川は原口と電話を代わったが、そこで原口は「(桧山さんの)記録に挑戦させていただきます」、「怪我(の痛み)はまだちょっと残ってますけど何とか頑張ります」と桧山氏の記録に挑戦すると報告。桧山氏はまさかの“許可取り”に驚きつつも、「わざわざそんな(報告をしてくれて)ありがとう。せっかくだから超えてくれよ、頑張れよ!」と原口を激励したという。 原口はその後迎えた試合で8回裏に代打で安打を記録し、見事桧山氏と並ぶ球団タイ記録を樹立。復帰後初打席で快音を響かせた原口に、桧山氏は「おお!こいつ言ってからすぐにやったなあ!」と再び驚かされたと語っていた。 >>阪神・原口、“2度目”のミラクルにファン驚愕!「あんな打球は初めて見た」イレギュラーな軌道を描くワケは<< 今回の放送を受け、ネット上には「記録達成の裏でそんなやりとりがあったなんて初めて聞いた」、「記録保持者に丁寧に連絡するなんて律儀だな」、「藤川は稲尾(和久)さんの登板記録超える時に直接連絡したらしいしその影響もあったのかな」、「報告したその日に打つっていう有言実行ぶりもまたかっこいいな」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に阪神一筋(1992-2013)で活躍した51歳の桧山氏と、プロ入りから現在まで阪神(2010-)でプレーする28歳の原口。両者は2010年から2013年にかけ共に阪神でプレーしている。 その後新記録樹立こそならなかったものの、シーズン代打安打数は現在も桧山氏と並んで球団タイ記録となっている原口。球界には先人の記録に並ぶ、または更新する際に記録保持者に連絡しなければならないという慣例があるわけではないが、それでも大先輩に裏で筋を通していたというエピソードに驚いたファンは多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月11日 19時00分
元巨人・清原氏のTwitter開設に「止めといた方がいい」心配も YouTubeに続くネット進出で危惧されるリスクとは
2016年2月に覚せい剤取締法違反で逮捕・起訴(同年5月に懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決)され、2020年6月15日に執行猶予期間を終えた元巨人・清原和博氏。11日、自身の公式Twitterを開設し話題となっている。 同日正午までに開設された清原氏のアカウントは本名の「清原和博」名義で、アイコンは西武時代のユニホーム姿、ヘッダーは巨人時代のユニホーム姿を捉えた写真をそれぞれ使用。プロフィール欄では、本人とスタッフの共用アカウントであることが説明されている。 また、同日正午に自身のTwitterに初投稿した清原氏は「YouTubeチャンネル『清ちゃんスポーツ』を、明日の21時から始めます」と、12日午後9時に自身の公式YouTubeチャンネルを開設することも発表している。 >>清原和博氏を西武コーチが殴打!「八重歯が唇を貫通した」“鬼軍曹”の逆鱗に触れた怠慢エピソードを明かす<< 清原のSNSデビューを受け、ネット上には「いつかやってくれないかなと思ってたから嬉しい」、「YouTube開設は数日前にニュースになってたけどTwitterまで始めるとは」、「現役時代の裏話はもちろん、今の球界についても積極的に語ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「メンタル弱いのにネット進出は止めといた方がいい」、「悪質な誹謗中傷に悩んだりすることにならなければいいが…」、「TwitterもYouTubeもスタッフがちゃんとコメント管理しないと大変なことになりそう」と懸念するコメントも複数見受けられた。 「現役時代の清原氏は身長188センチ、体重104キロと筋骨隆々な肉体を持っていたことに加え、死球を投じた相手投手への威圧的な振る舞いなどから“球界の番長”と呼ばれていた選手。しかし、本人も過去のインタビューなどで筋トレに励んだのは自分の心の弱さを隠すためだったと明かすなど、実は繊細な心の持ち主であったことが知られています。その清原氏がネット進出により目にすることが増えると予想されるアンチコメントでストレスをため、その結果再び薬物に手を出すという事態を危惧しているファンも少なくないようです」(野球ライター) ネット進出自体は好意的にみる声が多い中、悪質なネットユーザーによる悪影響が危惧されている清原氏。今まで以上に周囲のサポートが求められているといえるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について清原和博氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/kiyohara3_5_114
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スポーツ 2020年12月11日 17時00分
巨人の梶谷・井納両獲りに他球団ファン大ブーイング ヤクルトファンも激怒? 過去にもあった“強奪劇”の末路は
これまでDeNA(2013-)でプレーし、今季終了後の先月27日に国内FA権を行使していたプロ8年目・34歳の井納翔一。11日、巨人がその井納の獲得を確実にしたことを複数メディアが報じた。 権利行使直後に巨人、ヤクルトの2球団が獲得に手を挙げ、6日にそれぞれの球団と交渉していた井納。どちらの球団も年俸1億円規模の複数年契約を提示したとみられていたが、報道によると井納は10日までにヤクルト側に断りの連絡を入れ、その後巨人側へ入団の意思を伝えたという。 巨人は前日10日にDeNA・梶谷隆幸の獲得が決定的と伝えられており、これで同一チームからのダブル補強が実現。手薄な外野手、先発陣の底上げはもちろん、ここ3年で「35勝38敗」と負け越しているDeNAの戦力をそぐことも狙いとみられている。 >>元横浜・駒田氏、巨人と“喧嘩別れ”の真相を明かす「黙って横浜へ行け」決断を後押しした意外な人物とは<< 今回のダブル獲得を受けネット上には補強成功を喜ぶ巨人ファンの声が多数寄せられているが、一方で他球団ファンからは「投打の主力を同時に引き抜くとは、これでますます巨人が嫌いになった」、「移籍は選手の自由だが2人も引き抜かれるのはやっぱり腹立つ」、「どうせ獲るなら(日本シリーズで)8タテ食らったソフトバンクの選手を狙えよ」といった反応が多数寄せられている。 一方、「ラミレス、グライシンガーを両方引き抜かれたあの時のウチと同じだ」、「13年前の強奪劇は結果につながらなかったから今回も二の舞になればいい」と憤るヤクルトファンのコメントも複数見受けられた。 「巨人はリーグ優勝したもののCSで中日に敗れた2007年オフ、ヤクルトから主砲のラミレス、助っ人エースのグライシンガーを同時獲得。横浜から引き抜いた守護神・クルーンを含めた“助っ人トリプル補強”を敢行しましたが当時のファンからは大ひんしゅくを買い、中日・落合博満監督(当時)も『巨人の選手だって「なんでだろう」と思っている選手はいるはず』と疑問を呈していました。なお、同一リーグ相手の大補強を敢行した結果翌2008年の巨人はリーグ2連覇を果たしましたが、日本シリーズでは西武に敗れ日本一はなりませんでした。そのため、今回のダブル補強も同じ末路をたどるのではと予想しているファンも少なくないようです」(野球ライター) 外野は丸佳浩以外レギュラーが不在、先発はエース・菅野智之がポスティングでのMLB移籍模索中というチーム事情を考えると理にはかなっている巨人のダブル補強。批判も多い戦力底上げは果たして吉と出るのだろうか。文 / 柴田雅人
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