スポーツ
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スポーツ 2021年06月07日 17時35分
石川氏から佐野へ…名プレーヤーが背負ったDeNAの「7」を受け継ぐ男のカルマ
「佐野選手らしくチームを引っ張っていってください」5日、横浜スタジアムでのマリーンズ戦後に行われた、昨年ベイスターズを退団した石川雄洋氏が残した言葉だ。 石川氏といえば、2010年から10年間背番号7を背負い、DeNAベイスターズの初代キャプテンを務めた、ファンの記憶に深く刻まれている唯一無二のプレイヤー。その2つの重責を現在継いでいるのが佐野恵太である。 セレモニーの当日も先制打を含むマルチヒット、2打点とチームの勝利に貢献し「チーム全員、いいセレモニーにしたかった。勝利を収めることができて良かった」と安堵の表情を見せた。去年キャプテンを任されることになった2月か3月に「石川さんと話す機会があり『自分らしくやること、自分の言葉で伝えることが大事』と言われたことを鮮明に覚えている」と振り返り「熱い思いでプレーし、成功を収めた選手。しっかりと引き継げるように」と決意。セレモニーの最後にも「『頑張れよ』って言ってもらいました」と感慨深げだった。 石川氏も昨年の佐野のブレイクに「バッティングは素晴らしいものがあったが、(プロ入りして)規定打席に達したこともなく、キャプテンと4番で首位打者。すごいメンタルだと思う」と絶賛。「このままちょっとゆるい雰囲気で頑張ってくれればと思います」と、いい意味で周りを和ませることができる“ユルさ“も武器にチームをまとめてほしいとエールを送っていた。 背番号7は横浜大洋ホエールズ時代、首位打者を獲得した長崎慶一氏、"スーパーマリオ”と親しまれ、ホームラン王1回、打点王2回とタイトルも獲ったカルロス・ポンセ氏、いぶし銀の活躍を見せた宮里太氏、1998優勝メンバーで、マシンガン打線の核、首位打者も獲得した鈴木尚典氏、現在ベイスターズ二軍監督を務める仁志敏久氏、その後石川氏とそうそうたるメンバーが背負った名ナンバー。「改めて背番号に負けないようにしないといけない」と意を新たにしていた佐野恵太の7番の歴史は、どのようなストーリーを描くのか。ファンはその背中を見続ける。 取材・文 ・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年06月07日 15時30分
DeNA・大和に「完全に煽ってる」と批判 相手投手にバットを投げつけ、本人は“うっかり”と釈明も報復のリスクも?
6日に行われたDeNA対ロッテの一戦。「4-3」でDeNAが勝利したこの試合で、DeNAのプロ16年目・33歳の大和が見せたプレーがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 同戦に「8番・遊撃」で先発した大和は、「3-3」と両チーム同点で迎えた9回裏2死二塁の場面で第4打席に入る。打てばサヨナラ、打てなければ引き分けというこの山場で、大和はロッテ守護神・益田直也の2球目を捉えサヨナラタイムリー二塁打を放った。 問題となっているのは、サヨナラ打を放った直後の大和の行動。益田の球を打ち返した大和は、スイングした後に勢いのままバットを左手で大きく放り投げる。投げられたバットは一塁線際を転々とすると、最終的にはマウンド付近まで転がっていった。 >>DeNA・大和「いちいちつっかかってくんな」怒りのインスタ投稿? 原因は道具への“難癖”か、ファンから同情の声も<< 大和のバット投げを受け、ネット上には「喜びたい気持ちは分かるけど余計なことするなよ、当たってたらサヨナラ取り消しのリスクもあったぞ」、「ロッテファンとしては完全に煽ってるようにしか思えなかった、だから現場の選手たちはよりムカついたのでは」、「今日を最後にしばらくロッテとの試合は無いけど、次当たる時に報復受ける可能性も無いとは言えない」といった反応が多数寄せられている。 「大和は試合後のヒーローインタビューで今回のバット投げについて、『打った瞬間絶対(打球が外野を)超えると思ったので、バットを投げちゃいました』と語っています。このコメントを踏まえると、本人は自身の手で試合を決めた喜びから思わずバットを放り投げてしまったのだと思われます。ただ、公認野球規則では『バット全体がフェア地域(またはファウル地域)に飛んで、プレイを企てている野手(打球を処理しようとしている野手だけでなく、送球を受けようとしている野手も含む)を妨害したときには、故意であったか否かの区分なく妨害が宣告される』と定められているため、投げたバットがもしマウンド上の益田に当たっていれば守備妨害でサヨナラ打を取り消されていた可能性は否定できません。また、過度なバット投げなどで喜びを表現することは相手側に侮辱行為と捉えられ、その後に報復死球を受けるリスクもあります。DeNAは6日の試合でレギュラーシーズンでのロッテとの試合は終了しましたが、ポストシーズンや来年のオープン戦で報復を受けるのではと心配しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 6日の試合に勝利したことで、中日と並び交流戦首位タイ(7勝3敗2分・勝率.700)に浮上したDeNA。大和のサヨナラ打は良くも悪くもチームの勢いを表す一打になったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月07日 11時30分
マーベラスを仙女勢がジャック!橋本千紘「世界初6本のベルトを懸ける」GAEAISMは4冠の権利闘争に!
長与千種が代表を務める女子プロレス団体マーベラスが6日、東京・新木場1stRINGで『マーベラス新木場大会』を開催した。 メインイベントでは、『GAEAISM ―Decade of quarter century―』6.13東京・大田区総合体育館大会の前哨戦“Road to GAEAISM”で、マーベラスの門倉凛とセンダイガールズ(仙女)の岩田美香によるシングルマッチが実現。 両者は5.19新木場大会で門倉は桃野美桜を、岩田は橋本千紘をパートナーにタッグ対決。6.13大田区大会では、メインイベントでこの両チームにそれぞれの所属選手「X」を加えた6人で、かつてあった女子プロレス団体GAEA JAPANのタイトルの象徴だったAAAWのシングル、タッグ両タイトルを含む権利を懸けて争うことが決まっている。そんな中、この試合では門倉が必殺の逆うち2連発で岩田からフォール勝ち。試合後、岩田がシングルを要求すると門倉が受諾。今大会のメインイベントで最後の前哨戦として、このカードが組まれた。 先に門倉が入場し、岩田は後入場。岩田がツカツカと門倉に詰め寄り、門倉の握手を拒否していきなり張り手合戦で試合開始のゴングが鳴る。負けられない岩田は強いエルボーや蹴りで序盤は門倉を圧倒。何とかこれを凌いだ門倉はアングルホールドで岩田を捕らえる。ミサイルキック、ダイビングフットスタンプも決まり、岩田も雪崩式ブレーンバスターなどで巻き返したことから、試合は一進一退の攻防へ。最後は変形逆うちを狙った門倉を岩田が丸め込んでカウント3。岩田がリベンジを果たしている。 試合後、橋本が登場し、仙女のシングルとタッグを6.13大田区大会のメインイベントで懸けると宣言。これをGAEAISM実行委員会、仙女代表の里村明衣子も了承したため、当日はAAAWのシングル、タッグのタイトルとともに勝利した団体には6本のベルトが渡ることが決定した。 バックステージで、橋本は「このベルト(仙女シングルとタッグ)を懸けると言えるのは、仙女の里村さんでもチサコさんでも岩田でもなくて、この二つを持ってる自分しかいないと思ったので。ずっと引っかかってたんですよね。自分もチャンピオンだし、チャンピオンでAAAWのベルトを獲りに行くという気持ちもあったんですけど、どうせなら本当に一番強いやつ決めようぜ!って。世界初!6本のベルト(タイトルは4冠)を懸けた闘いに勝って、世界最強の女になろうと思います」と力強く語った。6.13大田区は前代未聞の対抗戦が行われる。◆マーベラス◆『マーベラス新木場大会』2021年6月6日東京・新木場1stRING▼Road to GAEAISM(20分1本勝負)●門倉凛(8分15秒 片エビ固め)岩田美香○※変形逆うちを切り返す。(どら増田)
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スポーツ 2021年06月07日 11時15分
阪神・藤浪、今後の先発起用は絶望的? 球団OBも決断に疑問、矢野監督が突然二軍調整を打ち切ったワケは
「優勝」のため、阪神は藤浪晋太郎投手の未来を変える…。 二軍調整中だった藤浪が一軍マウンドに帰って来たのは、6月4日の福岡ソフトバンク戦だった(甲子園球場)。5点リードの9回最後の1イニングである。復活をめざすエース候補が救援マウンドに送られたことに首を傾げる関係者も少なくなかった。 阪神戦の中継を担当することの多いプロ野球解説者の一人は、 「7回裏、先発の青柳に打順が回ってきました。矢野監督は代打を送らず、青柳を打席に立たせました。この時、点差も開いているし、青柳を完投させるつもりなんだと思いました。中継ぎ投手陣が登板過多なのは分かりますが」 と、投手継投に首を傾げていた。 「一軍に復帰したばかりなので、調整というか、場馴れさせるつもりで投げさせたのでは?」(在阪記者) 藤浪は出塁こそ許したが、ソフトバンク打線をゼロに抑えた。 矢野監督はこのリリーフ登板について、多くを語っていない。しかし、阪神OBによれば、「リリーバー・藤浪」は既定路線であったという。 「昨季も藤浪はリリーフ登板で復活のきっかけを掴みました。岩崎、岩貞、スアレスなど勝ちパターンで使ってきたリリーフ投手たちが疲れてきたので、それを補うためにも『リリーフで使え』の声は出ていたんです」 >>阪神・岩崎の炎上で矢野監督に批判、球界OBからも「1回休養させるべき」と指摘 本人も方針転換を示唆「考えていく必要がある」<< 「リリーバー・藤浪」の進言があったことは、複数の阪神OBが証言している。 昨季後半、160キロ超えの剛球を投げ込んでくるリリーバーぶりは、確かに脅威だった。登板過多の救援陣を救う“切り札”とも言えそうだ。矢野監督はこれからも救援で起用していく旨も明かしていたそうだが、ここに至るまでの経緯を聞いてみると、「これでいいのか?」の疑問も感じた。 「二軍調整中は、全て本人にその内容を任せていました。実戦でもセットポジション、ノーワインドアップをテストするなど試行錯誤していました」(球界関係者) 技術的な話になるが、左足の上げ方も変えるなどしていたそうだ。投手出身のプロ野球解説者、対戦チームの二軍コーチはその様子を見て、「9年もプロの世界でやってきて、投球フォームで悩んでいるっておかしくないか?」と首を傾げていたという。 「藤浪のノーコン病について、一つの仮説が出たんです。変化球を多く投げると、投球フォームそのものが崩れていき、直球を投げる時の制球力まで失っていく、と」(前出・同) 先発登板すれば、複数の変化球を使わなければならない。1イニングしか投げない救援登板であれば、直球中心のピッチングができる。つまり、先発投手が務まらないと判断され、リリーフで起用されたのだ。 「変化球を多く投げて投球フォームが崩れるのなら、時間を掛けて再構築すればいいんです。でも、ライバル巨人は菅野、メルセデスが帰ってきて、山口俊の復帰も確実視されています。追撃されるという焦りもあり、藤浪を二軍調整させている余裕がなかったんです」(前出・同) リリーバー・藤浪は好投してくれるだろう。失うものも大きそうだが。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月07日 10時50分
SKE48荒井優希がさいたまスーパーアリーナにレスラーとして出場!敗戦も次戦はシングルマッチに決定
CyberFight傘下の4団体(DDTプロレス、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレス)による合同興行「CyberFight Festival 2021」が6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催され、SKE48荒井優希が本格的なプロレスデビュー2戦目に臨んだが、“天敵”伊藤麻希の前に再び屈した。 この日の第5試合で荒井は、乃蒼ヒカリ、瑞希と組み、急きょ結成された「さいたま伊藤リスペクト軍団2021」の伊藤、上福ゆき、小橋マリカと対戦。有観客では初試合となった荒井は、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナを意識するかのように、上福にボディスラム、エルボー連打を繰り出し、伊藤には初公開のビッグブーツを見舞うも決定打は与えられず。10分過ぎ、伊藤がフライング・ビッグヘッドを自爆すると、荒井は必殺のFinally(カカト落とし)を叩き込むもカウントは2。2発目をカットされた荒井はスクールボーイで伊藤を丸め込むもフォールは奪えず。伊藤はDDT、フライング・ビッグヘッドとつなぎ、伊藤パニッシュで絞り上げると、荒井はたまらずギブアップし、2戦目も黒星を喫している。 バックステージで、荒井は「瑞希さんとヒカリさんがサポートしてくださったり、いろんなことを教えてくださって。東京女子の環境がすごくいいとこで助かってる部分があるなと感じました。初めての有観客で拍手とか届いて、皆さんの応援を聞いて力が沸いたんですけど勝利までは届かなくて。まだまだだなって部分が多いんですけど、2回目ということで、これからに期待してくださるとうれしいです」とコメント。 ここで、東京女子・甲田哲也代表が次戦(6月17日、東京・後楽園ホール)がシングル戦になることを発表すると、荒井は「苦しい時に助けがないんで心配。今のままでは瞬殺でやられてしまうので、できることを増やします。見ててください」と自身に言い聞かせていた。一方、伊藤は「今日は楽勝。みなさんのおかげで勝てたので、もっと上に行きましょう。さいたまスーパーアリーナなんかじゃ満足してられない。もっと上に、世界に羽ばたいていかないと・・・」と発言するも、上福と小橋は離反し、軍団は1試合で空中分解してしまうハプニングが発生。今後が見逃せなくなっている。◆サイバーファイト◆『CyberFight Festival 2021』2021年6月6日埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ観衆 4800人(超満員)▼東京女子プロレス提供試合(20分1本勝負)乃蒼ヒカリ&瑞希&●荒井優希(13分02秒 伊藤パニッシュ)伊藤麻希○&上福ゆき&小橋マリカ(どら増田)
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スポーツ 2021年06月06日 11時00分
阪神野手がタックルで敵捕手を病院送りに! 球界の歴史を変えた衝撃プレー、中日の痛恨ドローの元凶?
2日に行われた中日対ロッテの一戦。「2-2」で両チーム引き分けとなったが、試合結果以上に話題となったのが最終盤で起こったクロスプレーだった。 問題となったのは、「2-0」と中日2点リードで迎えた9回表に起こったプレー。この回中日は4番手・又吉克樹が2死二、三塁のピンチを招くと、ここで打席の角中勝也にセンター前ヒットを打たれ三塁走者の生還を許す。ただ、打球を処理した中堅・大島洋平が同点を狙いヘッドスライディングで本塁へ突入した二走・中村奨吾を好返球で刺し、試合は「2-1」で中日が勝利したと思われた。 ところが、ロッテ・井口資仁監督がリクエストを要求しリプレー検証が行われた結果、審判団は捕手・木下拓哉が中村の走路を妨害していたとして、コリジョンルール(捕手と走者の衝突を防ぐための規則)を適用しアウトからセーフへ判定を覆す。思わぬ形で同点に追いつかれた中日はこれ以上の失点こそ許さなかったものの、9回裏に得点を奪えず引き分けに終わった。 >>中日・京田に「常軌を逸してる」ファンドン引き ボールボーイに防具を投げつけ、死球の怒りは2週間前に伏線アリ?<< 試合結果を覆したコリジョンルールの適用を受け、ネット上には「木下は左足でベース塞いでたように見えたしこの判断は正しい」、「捕手もいっぱいいっぱいのプレーなのに厳しすぎないか?」と賛否の声が寄せられた。一方、「こんなルールを作らせたマートンが全ての元凶」、「文句言ってる中日ファンはマートンを恨めよ」といったコメントも見られた。 コメントで挙がっているマートンは阪神(2010-2015)でプレーし、「832試合・.310・77本・417打点・1020安打」といった数字を残した助っ人。今回話題となっているコリジョンルールは、このマートンのプレーが導入のきっかけとなっている。 2013年5月12日に行われた阪神対ヤクルト戦。「0-1」と阪神1点ビハインドで迎えた4回表1死一、三塁、打席の藤井彰人が中飛を打ち上げると、三塁走者のマートンは本塁にタッチアップ。タイミングはアウトだったが、マートンは構わず捕手・田中雅彦に覆いかぶさるような形で衝突した。 田中はボールを落とさずマートンをアウトにしたが、衝突後、地面にうずくまったまましばらく立ち上がれず、その裏に打席に立った後に途中交代。同戦で解説を務めていた元捕手の達川光男氏(元広島)は「今のマートン(に)はふざけるな(と言いたい)、あんなことしちゃダメですよ」、「あんなボールを落とさせるような、そんなスライディングしちゃダメです。スポーツマンシップに則ってないです」とマートンを厳しく批判した。 「4-2」で阪神が勝利した試合後、マートンは「捕手をケガさせようと思ってやったわけじゃない」と釈明。ただ、田中がこのプレーで左鎖骨を骨折し登録を抹消され、ヤクルトファンからは「なんてことをしてくれたんだ」と批判が噴出した。 ところが、マートンはその後も2013年6月22日・DeNA戦で高城俊人に、2015年5月13日・ヤクルト戦で西田明央にそれぞれ本塁上でタックルをお見舞いするなど危険なプレーを連発。このこともあり、同年7月の12球団監督会議でヤクルト・真中満監督、ロッテ・伊東勤監督らが、本塁上でのクロスプレーに明確な規定を定めるべきではないかと問題提起。選手会も同様の要望を出していたこと、前年にMLBでコリジョンルールが導入されていたこともあり、翌2016年からNPBでも同ルールが導入され現在に至っている。 危険なプレーでNPBの歴史を変えたマートンだが、普段は非常に真面目な性格でファンサービスにも積極的なことで知られた助っ人だった。そのため、当時は「なぜ試合になると性格が豹変するのか」と疑問を抱くファンも少なくはなかった。 2日の試合ではコリジョンルールにより勝ちを逃した中日だが、同ルールがなければ木下と中村が本塁上で正面衝突していた可能性もある。そのため、中日ファンの一部からは「白星と引き換えにお互いの怪我が防げたと考えよう」と前向きに捉える声も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月05日 11時00分
清田解雇のロッテに「お祓いに行った方がいい」の声 球界史上最悪の凶悪事件も、頻発するスキャンダルにファン騒然
2010年のプロ入りからロッテ(2010-2021)でプレーし、昨季まで「919試合・.258・58本・333打点」といった数字を残していたプロ12年目・35歳の清田育宏。その清田が度重なる不倫など球団ルールに反した行動をとっていたとして、5月23日に球団から契約を解除されたことはプロ野球ファンの間で大きな話題となった。 解雇後の清田は同月28日に自由契約選手としてNPBから公示されたが、今月2日時点でNPBや独立球団が獲得を検討しているというようなことは伝えられていない。ネット上には「これからもオファーは無いだろう」と厳しい声が挙がっているが、その一方で「なんでロッテ関連の不祥事はこうもヤバい内容ばかりなのか」というロッテファンの嘆きも複数寄せられている。 >>「もう一度不倫したら野球をやめる」ロッテ・清田、過去に問題になった“パズドラ不倫”とは【芸能界“ドロ沼”不倫ファイル】<< 清田だけでなく、ロッテは過去にも現役選手・OBが不祥事でファンを騒然とさせたことがある。その筆頭といえるのが、球界史上最悪ともいわれる不祥事を起こした小川博だ。 小川はロッテ一筋で現役(1985-1992)、指導者(1993-1999)生活を送り2000年から球団フロントに転身していたが、離婚による慰謝料やギャンブルでふくれ上がった借金を理由に2002年に解雇。解雇後は運送会社でのアルバイトなどを経て2003年1月から産業廃棄物処理会社で働いていたが、同年4月に自己破産し、その後も複数の消費者金融から金を借りていたという。 2004年11月18日、当日返済に必要だった3万円を肩代わりしてもらうため勤務先の会長宅を尋ねた小川。留守の会長に代わって応対、小川の依頼を拒否した家政婦の女性を突き飛ばして気絶させ、会長宅にあった現金175万円を強奪した。さらに、事の発覚を恐れ、気絶した女性を会長宅近くの川に投げ捨て水死させた。凶行から約1カ月後の2004年12月21日に強盗殺人の疑いで埼玉県警に逮捕された小川は、2006年に無期懲役の判決が確定。2021年現在も服役している。 小川の事件から約14年後の2018年、当時の記憶も薄れつつあった中、ロッテファンに新たな衝撃が走る。同年6月23日、2010年のプロ入りからチームでプレーしていた大嶺翔太が、個人で抱えていた金銭トラブルを理由に退団し現役引退したことが球団から発表される。さらにその後、大嶺は知人のスポーツライターから現金約40万円を脅し取ろうとしたとして、翌2019年2月13日に恐喝未遂の疑いで警視庁巣鴨署に逮捕された。 退団直後に取材を受けたことをきっかけに被害者から総額200万円超の借金を重ね、返済のめどが立っていないのにさらに現金を要求し続けたという大嶺。逮捕の報道では「恐喝をした認識はない」と容疑を否認していることが伝えられたが、その後起訴されたかどうかについては続報がないため不明となっている。 さらに直近では、2020年にチームに加入した新助っ人・ジャクソンが、同年7月8日に自ら契約解除を申し入れ翌9日に退団、翌10日に大麻取締法違反の疑いで逮捕されるという騒動が起こっている。ジャクソンの薬物使用について情報提供を受けた広島県警が同月7日千葉市内の自宅を捜索したところ、液体状の大麻が入った容器数本を発見。これを受けて、同月10日に広島市内でジャクソンを逮捕したと伝えられた。 その後、同年8月4日に証拠不十分のため不起訴となったジャクソンは母国アメリカに帰国。2021年現在はサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結びプレーしている。 2019年の大嶺の逮捕から今回の清田まで、3年連続で選手・OBのスキャンダルに見舞われているロッテ。一部からは「呪われてるとしか思えないから、球団関係者はお祓いに行った方がいい」という声も挙がっているが、今後も不祥事が続くようなら真剣に検討する必要がありそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月04日 19時30分
巨人・長嶋監督が優勝目前なのにクビを覚悟? 村田氏も「初めて聞いた」と驚愕、槙原氏が“10.8決戦”の秘話を明かし反響
野球解説者の槙原寛己氏が3日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の動画で槙原氏は野球解説者の村田真一氏(元巨人)をゲストに招き、勝った方が優勝の大一番『10.8決戦』(1994年10月8日・巨人対中日戦)をテーマにトーク。巨人が「6-3」で勝利し優勝を果たした同戦でバッテリーを組んだ両氏は、試合中にバッテリー間で交わした会話などを明かした。 その中で、槙原氏は「長嶋さんあの時(負けたら)辞表を出すって言ってたらしい」、「負けたら辞める、(球団に)進退伺をするつもりで(いたらしい)」と発言。当時の長嶋茂雄監督(現巨人終身名誉監督)が、辞表を用意して同戦に臨んでいたことを告白した。 これを聞いた村田氏は「初めて聞いた。負けたら(辞めてたの)?」と驚きつつも、「腹くくってたからあんなに笑顔だったのかな?」と口にする。村田氏によると、試合前の長嶋監督はなぜか終始笑顔で、自身にも「村田! 来たな! 楽しみ!」と気さくに声をかけてきたとのこと。これを受けた村田氏は心の中で「どこが楽しみ(なのか)?」、「この人なんでこんなに余裕があるんだろう」と疑問を抱いていたという。 村田氏が話を終えた後、槙原氏は長嶋監督の次女であるフリーキャスター・長島三奈さんから過去に聞いたという裏話も披露。それによると、三奈さんは同戦が行われた日に巨人チームと同じホテルに泊まっていたため、試合後に長嶋監督と会話を交わしたとのこと。その際、長嶋監督は「俺たちすごいことやったな」とかなり喜びをあらわにしていたという。 >>巨人・長嶋監督が元木に「うるせえんだ馬鹿野郎!」 試合前に暴言を吐かれた? 槙原氏が現役時代の珍事件を暴露<< 今回の動画を受け、ネット上には「長嶋監督が退路を断って試合に臨んでたのは知らなかった」、「クビをかけてたから普段はしないような采配をしてたのか」、「それだけ決死の覚悟で挑んだんだから、勝った時は想像できないほど嬉しかったんだろうな」といった反応が多数寄せられている。 「長嶋監督は『10.8決戦』に臨むにあたり、同年12勝を挙げた槙原氏を中1日で先発に起用。また、試合では槙原氏が2回に追いつかれた直後に、同14勝の斎藤雅樹氏(現野球解説者)をこちらも中1日で投入。さらに、3点リードの7回裏からは同14勝の桑田真澄氏(現巨人一軍投手チーフコーチ補佐)を中2日で起用と、同年チームを牽引し“先発3本柱”と称された3名をフル投入する継投策を仕掛けました。また、攻撃面でも3回表に、それまで一度も犠打を記録したことのなかった松井秀喜氏(現ヤンキースGM特別アドバイザー)に犠打を決めさせ勝ち越し点に結びつけるなど異例の作戦をとっています。負けたら全てを失うと覚悟を決めたことが、このような執念の采配を振るうことを可能にしたのかもしれません」(野球ライター) 後年、長嶋監督は“10.8決戦”について「敗者になれば地獄へ落とされる怖さがあった」と振り返ったことが伝えられている。グラウンドでは選手だけでなく、監督も想像できないほどの重圧と戦っていたようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について槙原寛己氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCU77bY7q28jGPYlDn089gfg
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スポーツ 2021年06月04日 18時30分
巨人・小林、突然の一軍帰還はトレードへの伏線? 原監督の不自然な起用法に憶測飛び交う「他球団にチェックさせたかったのか」
3日に行われた巨人対西武の一戦。「4-4」で両チーム引き分けに終わったこの試合で、巨人・原辰徳監督が見せた采配がネット上の巨人ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「4-2」と巨人2点リードの9回表の捕手交代。巨人はこの日スタメンマスクの炭谷銀仁朗が2回に1号2ランを放つと、8回表まで5投手をリードし2失点に抑えるなど攻守で結果を残す。しかし、原監督は8回裏の炭谷の打席でスモークを代打に送り、9回には前日に一軍に昇格していた小林誠司を炭谷に代わる捕手として起用した。 すると、チームはこの回2死満塁のピンチに陥ると、ここで打席の栗山巧にセンターに抜ける2点タイムリーを打たれてしまう。土壇場で同点に追いつかれた巨人は、その裏に勝ち越し点は奪えず引き分けに終わる結果となった。 原監督の小林起用を受け、ネット上には「原監督の謎の交代のせいで白星が逃げたという他ない」、「攻守で好調だった炭谷をなんで交代させたのか、そのままフル出場ではダメだったのか」、「畠(世周)が打たれたのは、試合勘の無い小林が出したサインのせいだ」、「炭谷を代えるにしても、小林よりは主戦捕手の大城(卓三)を使うべきだったと思う」といった苦言や批判が多数寄せられている。 一方、「わざわざ小林を起用したってことは、何か使いたい理由があったのか」、「もしかしてトレードを進めるための伏線だったりして…」、「トレード狙ってる他球団に現状をチェックさせたかったのか?」、「菅野(智之)がもうじき復帰するらしいから、復帰登板で組ませるために小林の試合勘を養わせようとしたのでは」などと理由を推測するコメントも複数見受けられた。 >>巨人・小林、交流戦後にトレード移籍? 有力候補はロッテ・楽天か、高木氏が二軍暮らしの不自然さ指摘も賛否<< 「今季開幕一軍でスタートした小林は4月7日に二軍降格となりましたが、この際に元木大介一軍ヘッドコーチは『打撃とかをもう少し上げてこないとスタメンで使えない』と、打撃で結果を残さなければ一軍復帰は厳しいという旨を語っていました。ところが、小林はその後二軍で打率『.115』とサッパリだったにもかかわらず、2日に一軍に昇格し3日の試合出場に至っています。明確な結果が出ていないまま突然一軍に呼び戻された経緯もあってか、巨人には水面下で小林トレードの打診が来ており、原監督は相手球団に現在の状態を確認させるために小林を一軍復帰させ、起用したのではと考えているファンは少なからずいるようです。一方、チームは右ひじ違和感で5月8日から一軍離脱中のエース・菅野智之が、6日・日本ハム戦で一軍復帰予定とも伝えられています。そのため、2017年に菅野と共に最優秀バッテリー賞を受賞した経験も持つ小林に同戦で先発マスクを被らせるため、あらかじめ一軍での試合に慣らしておく狙いがあったのではという見方も少なくありません」(野球ライター) 試合後、原監督が小林起用の理由について何か語ったとは特に伝えられていない。ファンの間で物議を醸している交代策は果たして何が狙いだったのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月04日 15時30分
阪神・岩崎の炎上で矢野監督に批判、球界OBからも「1回休養させるべき」と指摘 本人も方針転換を示唆「考えていく必要がある」
3日に行われた阪神対オリックスの一戦。「7-3」でオリックスが勝利したが、試合結果以上に話題となったのが阪神のプロ8年目・29歳の岩崎優の背信投球だった。 「3-3」と両チーム同点で迎えた8回表、ここまで「7回100球3失点・被安打8」と粘投していた先発・アルカンタラに代わり2番手として登板した岩崎。しかし、1死からT-岡田にヒットで出塁を許すと、続く紅林弘太郎に4球目を捉えられ4号2ランを被弾。この一発で勝ち越しを許したチームは、その後得点を奪えないまま試合に敗れた。 岩崎は3、4月の防御率が「0.79」と開幕直後は好調だったが、5月は「4.50」、6月は「9.00」と月を追うごとに失点が増加。また、5月25日から開催中の交流戦では3日の試合前時点で5試合に登板し、そのうち2登板で失点を喫するなど背信投球が目立っていた。 3日の試合でも点を取られた岩崎に対し、ネット上には「今日も打たれるんじゃないかと思ったら案の定打たれた」、「交流戦6登板で3敗目は異常、何回同じ失敗を繰り返すんだ」、「登板過多(51試合中27試合に登板)でガタが来ているんじゃないか?」といった反応が多数寄せられている。 一方、「平然と使い続ける矢野監督も悪い、不調が続いてるんだからちょっとは考えろよ」、「固執して起用してるとチームも本人も壊れてしまうぞ」、「岩崎は一旦勝ちパターンから外して、小林(慶祐/防御率2.93)や齋藤(友貴哉/同0.00)を代役で使う方がよっぽどマシだと思う」と、チームを率いる矢野燿大監督への苦言や批判も複数見受けられた。 >>阪神・中野は「プレーに誠実さが無い」谷沢氏ら球界OBが苦言 矢野監督もため息のミス連発、ライバル復帰後は立場を失う?<< 「岩崎は2019年に『48登板・33勝0敗26ホールド・防御率1.01』、2020年に『41登板・5勝2敗17ホールド2セーブ・防御率1.82』と、矢野政権下ではセットアッパーとして結果を残している投手。今季も4月までは安定感抜群だったため、矢野監督は多少不調でも岩崎への信頼は変えず、3日の試合でもマウンドに送り出したのかもしれません。ただ、背信投球の頻発を受けてファンだけでなく、複数の球界OBも起用法を考え直した方がいいのではとコメントしています。3日の試合で解説を務めた狩野恵輔氏(元阪神)は、岩崎の被弾直後に『僕は1回休養させるべきだなと思います』、『(岩崎は)自分でも明らかにボールが行ってないとか思ってると思うんですよね』とベンチ外や二軍降格といった策をとるべきだと主張。また、同日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演した平松政次氏(元大洋・横浜)は、番組内で『ヤクルトの石山(泰稚)みたいに5回、6回くらいの楽なところで投げさせていけば(いいんじゃないか)』と、不振で守護神から外れた石山のように配置転換を行えばいいと指摘しています」(野球ライター) 試合後、矢野監督は「今までの貯金というのは優がチームを引っ張ってやってくれたところがある」と岩崎をかばった一方で、「こちらの使い方というのは考えていく必要がある」と今後の起用法に含みを持たせたことが伝えられている。一部からは「交流戦期間中はもう使わない方がいいのでは」という声も挙がっているが、果たして今後どのような起用法を見せるのだろうか。文 / 柴田雅人
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