● レイズ 0-3 ドジャース ○
<現地時間8月3日 ジョージ・M・スタインブレナー・フィールド>
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(31)が現地時間3日のレイズ戦に「1番・指名打者」でフル出場。マルチ安打含む4出塁を記録し、2カード連続の勝ち越しに貢献した。
レイズ先発は3年目右腕ボイル。初回の第1打席はフルカウントから四球を選ぶも、2番ムーキー・ベッツが併殺に打ち取られて先制点には繋がらず。3回表の第2打席はフルカウントから外角高めのスライダーで空振り三振を喫した。
両軍スコアレスの5回表、二死二塁の好機で第3打席を迎えるも、レイズの申告敬遠により勝負を避けられ一塁へ。2番ベッツが中飛に倒れ、この回も無得点に終わった。
1点リードの7回表、2番手右腕エングラートに対する第4打席はカウント1-1から外角のチェンジアップで打ち取られるも、当たり損ないの打球が捕手の前に転がって内野安打。続くベッツへの2球目で二塁への盗塁に成功し、さらにベッツも四球で繋ぐと、3番フレディ・フリーマンへの4球目でダブルスチールを決めてチャンス拡大。フリーマンが右前適時打を放ち、大谷が2点目のホームを踏んだ。
2点リードの9回表、一死一塁での第5打席はツインズから新加入の4番手右腕ジャックスと対戦。フルカウントから外角のチェンジアップに泳がされながらも、右中間へ運んで二塁打。2番ベッツが中犠飛を放ち、ダメ押しの3点目を加えた。
この試合の大谷は3打数2安打、1得点、2四球、1三振、2盗塁の活躍。二刀流出場だった7月30日のレッズ戦では痙攣により緊急降板を余儀なくされるも、8月に入ってからは3試合連続安打と好調をキープ。今季成績は打率.274、38本塁打、15盗塁、OPS.982となっている。
ドジャースは先発の山本由伸が6回途中無失点と好投し、MLB2年目にして初の2桁勝利をマーク。8回裏にはトレード期限で新加入の右腕ブロック・スチュワートが移籍後初登板を果たし、1回無失点でホールドを記録した。3点差の9回裏をブレーク・トライネン、ベン・カスペリアス両右腕の継投で逃げ切り、今カード2度目の完封勝利を収めている。