厚労省は29日、公式X(旧Twitter)に「健康保険証に関する重要なお知らせ」を投稿。「後期高齢者医療制度と国民健康保険にご加入の方は、今年8月1日以降順次、現行の健康保険証が使えなくなります。有効期限をご確認のうえ、失効後は #マイナ保険証か資格確認書をご利用ください。詳細はお住まいの自治体から送られてくる情報をご確認ください」としている。
マイナ保険証のメリットについて、救急搬送時にも病院でより適切な処置が可能なこと、急な入院や手術でも高額支払いが不要になることなどが挙げられる。しかし、今年6月末時点で、30.64%の利用率にとどまっているのが現状だ。そのため、75歳以上の後期高齢者医療制度の加入者全員に、資格確認書が送付される。マイナ保険証を持たない国保の加入者には、期限が切れる前に資格確認書が届けられる予定だ。マイナ保険証の利用が困難な人には、申請によって交付される。なお、期限が切れた従来の保険証を提示した場合でも、2026年の3月末までは保険診療が受けられる。
ネット上では、「なぜこれほどマイナ保険証にこだわるんですか?」「こう言われてもまだまだ浸透してないから『資格確認書ってなに?』って受付でなるんだろうな」「メディアを通じてきちんと説明してほしい。慌てる人も多いと思います」といった声が上がっている。
十分に知れ渡っているとは言い難いマイナ保険証への移行。しばらくの間は混乱を招きそうだ。