スポーツ
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スポーツ 2019年03月29日 21時40分
アジアから世界一へ! 格闘技団体ONEチャトリCEO「将来的には日本で12大会やりたい」
31日に日本初となる『ONE:A NEW ERA-新時代-』を両国国技館で開催するアジア最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップ(ONE)の公開記者発表会が28日、都内のホテルで行われた。 会見では31日の大会に出場するONEの契約選手、全20選手が登壇した他、チャトリ・シットヨートン会長兼CEO、秦“アンディ”英之ジャパン代表もスピーチを行った。会場には海外メディアをはじめ、国内のマスコミ、そして国内外の関係者、ファンが多数詰めかけ、100名を超え会場に入りきらないほどの盛況ぶり。特にアジア圏のマスコミが多く見られた。国際色豊かな雰囲気の中、タイ人と日本人のハーフであるチャトリCEOが、ONEの現状と将来のビジョンについて、英語に時おり日本語を混ぜながら熱弁した。 「来年は4大会。将来的には12大会やりたい。価値観、ストーリー、ヒーロー。この全てを使って私たちのヒーローを応援してもらいたい」 今大会はあくまでも日本進出の布石でしかない。東京オリンピックで日本が注目される来年は4大会を予定しているが、「東京以外の街でやることもある」と地方開催にも意欲的だ。 というのもONEはアメリカのプロレス団体WWEや、総合格闘技団体UFCのように、ライブ収益ではなく、放映権料を中心に売り上げを伸ばしている。これに関しては「世界一のNFLを超えたい」と鼻息も荒い。今大会もテレビ東京、AbemaTV、そして電通が完全にバックアップ。広報面ではサニーサイドアップが協力するなど、盤石な体制を敷いている。JRや東京メトロの駅構内や車内で流している電子広告は、代理店による仕掛け。このように各開催国でさまざまな巨大企業とパートナーシップを結びながら、わずか7年で世界に通用する団体になったのだからすごい。 「私たちは地球上で最大の団体を目指す。今回の大会は史上最高の大会になるが、これはまだ始まりにすぎない。憎悪に打ち勝ち、新しい時代を築いていく」 今大会のタイトルを『A NEW ERA-新時代-』とし、武道の国である日本を選んだ意味について、チャトリCEOはこのように話した。 日本では修斗、パンクラスと提携を結んだがこれに関しては「ここ20年、日本の格闘技が縮小されたのは悲しかった。でもしっかりとしたリーダーシップと投資があればまた成長する。われわれはアマチュアにも投資します」と強調。「修斗とパンクラスの王者がONEで闘うことができるのはいいこと。今、十分な環境を得られる格闘技団体は世界でUFCとONEだけ。ONEはUFCに引けを取らない報酬をプロ選手に払うことができます。単なる契約ではありません。私たちはファミリーだと思ってます」と契約した選手は責任を持って起用していく方針を明らかにした。 WWEが選手をスーパースターと呼ぶように、ONEでは選手をヒーローと呼ぶ。チャトリCEO自身も34年間トレーニングをし続けていることもあり、「ビジネスマンとしてではなく、ヒーローたちの価値観を大切にしたい」という。現在はアメリカでの開催も交渉中だそうで、そんなチャトリCEOの方向性を理解したヒーローたちは、口をそろえたかのように、ONEへの感謝の言葉を口にしていたのが印象的だった。 31日の両国大会でついにベールを脱ぐONEチャンピオンシップ。日本の団体が単なる黒船だと思っていたら痛い思いをするかもしれない。この団体には大和魂がある。第三極としてスタイルを確立すれば日本のマーケットでもトップを獲る可能性は十分にある。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年03月29日 17時40分
オープン戦防御率トップのオリックス東明大貴、3年ぶりに札幌開幕シリーズ先発!
昨年は7試合に登板し、1勝4敗ながらも防御率が2.27と、一昨年の右肘クリーニング手術を挟んで不調が続いていた中、復調の兆しを見せていたオリックス6年目の東明大貴が、オープン戦に3試合登板、2勝0敗、防御率0.96の好成績を残し、防御率はオープン戦トップで終えた。 2015年に10勝を挙げた右腕は、2016年に札幌ドームで行われた日本ハムとの開幕シリーズに先発し、自身にとってはその年唯一となる勝利を収めている。その後、制球に苦しみ、翌年にクリーニング手術を受けるなど、なかなか勝ち星に恵まれなかったが、昨年終盤に見せた好投が今年のキャンプ、オープン戦と続いており、東明の持ち味である“攻め”のピッチングも戻ってきた。30日の開幕2戦目には、3年ぶりに札幌での開催シリーズに先発をする予定だ。「自分がミスをするのが嫌。ストライクゾーンに投げるのは基本線」 23日のオープン戦(阪神戦)では、6回2/3を7安打2失点ながら無四球だった。オープン戦3試合でも与えた四球は2と少ない。東明にとってのミスとは四球のことを指す。際どい球よりもストライクゾーンで勝負しているだけに、攻めているイメージを相手チームにも与えるだけではなく、登板した試合はテンポ良く進んでいる。「今のところはいい感じになればいいなと思ってます。カーブを多く投げました。良かったです」 この日はカーブでカウントも取れていた。今シーズンの東明にとっては大きな武器になるかもしれない。日本ハム打線相手にも効果的に使うだろう。「基本的に全部0とか、ヒットを打たれないようにするのは難しい。打たれることは必ずある。でも、打たれるより抑えた方がいいので。球数は気にしないです。それより、バッターが3巡目になると初回のようにはいかないので、そこは考えて投げたい」 久々に球数が100球を超えたが、問題はなかった。ピッチャーは「打たれなくない」という思いから、際どい球を投げることで四球による出塁を許し、ピンチを作りがちだが、東明は打たれてもいいから「点差が離れていれば追いつかれないように、同点かビハインドの時は最小失点に抑えればいい」という考えを持って投げられているのは強い。ここ3年間苦悩した結果、このようなピッチングスタイルに行き着いたのなら、今年はかなりやってくれる予感がする。チームが一気に若返ったことで、開幕ローテの日本人投手の中では最年長となった。対する日本ハムの先発は、一緒に海外で自主トレをともにしたこともあり、昨年までオリックスのエースだった金子弌大だ。東明にとっては完全復活をアピールする最高の舞台。このチャンスをしっかりと掴んでもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2019年03月29日 17時30分
今季から新天地の巨人・丸佳浩 達成すれば史上初となる記録とは
原辰徳監督が4年ぶりに復帰したのに合わせ、数々の選手を新たに補強した巨人。その中でも特に期待されている選手と言えば、3連覇中の広島からFAで加入した丸佳浩だろう。 走攻守を兼ね備えたハイレベルな外野手として、広島のリーグ3連覇に貢献してきた丸。リーグ優勝から5年、日本一からは7年遠ざかっている“球界の盟主”にとっては、これ以上ないくらいに心強い新戦力であることは間違いない。 また、丸は2017年(打率.308・23本塁打・92打点)、2018年(打率.306・39本塁打・97打点)と、2年連続でMVPを獲得してもいる。仮に今季もMVPを獲得するような活躍を披露するならば、チームが栄冠を勝ち取る可能性もグッと高まるだろう。 一方、3年連続のMVPは、丸本人にとっても大きな栄冠となる。なぜなら、これまでのプロ野球史において、チームをまたいで3年連続MVPを達成した選手はただの一人もいないからだ。 過去の歴史を振り返ると、3年連続でMVPを獲得した選手は2人いる。1人は、“史上最高のサブマリン投手”と称される山田久志(元阪急/1976年〜1978年)、そして、もう1人は、先日惜しまれながらユニフォームを脱いだイチロー(元オリックス/1994年〜1996年)である。 “3年連続MVP”に限れば、達成すれば史上3人目となる丸。ただ、この両名の偉業は、どちらも同一チームで達成されたもの。所属が変わった選手がこれを達成するとなれば、誰も成し遂げていない大記録が生まれることになるのだ。 改めて言うまでもないことだが、MVPを獲得するには自身、チーム共に出色の成績が求められる。丸が好成績を収めるだけではダメだし、チームが優勝するだけでもダメ。それ故、達成にはかなり高いハードルが課せられていると言わざるを得ない。 ただ、FAで巨人から三顧の礼で迎えられたのは、そのような活躍ぶりを期待されてのことであるのもまた事実。果たして、“心機一転”のシーズンに臨む丸は“今まで通り”のプレーで、史上初の記録を手繰り寄せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年03月29日 11時30分
星稜高の監督、習志野高の「サイン盗み」を主張も高野連は黙殺 抗議について処分も示唆し批判殺到
横浜高校の「握手拒否」問題で、高校野球ファンが球児にバッシングを浴びせている最中の28日、今度は習志野高校のあるプレーを巡り、星稜高校・習志野高校・高野連に批判が殺到している。 甲子園ではこの日2回戦が行われ、第3試合で習志野高校(千葉)と星稜高校(石川)が対戦。1回戦で強豪・履正社高校を相手に17奪三振と好投した星稜・奥川恭伸投手のピッチングに注目が集まっていた。 試合は星稜が先制するも、4回に習志野が同点に追いつくが、その際、星稜の捕手が「セカンドランナーがサインを盗んでいる」と審判にアピールする場面があった。さらに、同じイニングで星稜・林監督からも抗議が入り、審判団は直ちに集まり対応を協議することになる。 結局、試合はセカンドランナーへの警告のみで進み、調子を崩した奥川はこの回1失点。その後、好投するも終盤に失点を許し、ホームランを打たれるなどして敗退した。 この敗戦に激昂したのが、星稜・林監督。習志野・小林徹監督の部屋を訪れると、サイン盗みの件について、「フェアじゃない」と猛抗議したのだ。その剣幕は凄まじいものだったようで、「証拠はある。映像をここで見せてもいい」と収まらず、最終的に関係者が引き離したそうである。 これを受けた高野連は、審判副委員長と審判幹事が試合後に会見。4回にアピールを受けて審判4人が協議した内容について、「サイン盗みがあったと判断するに至らなかった。走者に紛らわしい仕草をするなと伝えた」などと話し、「サイン盗みはなかった」との見方を示す。また、林監督が試合前から「習志野高校がサイン盗みをしていると審判に伝えた」と話していることについても、明確に否定した。 今後、この件について検証する可能性は「現段階ではない」とのこと。そして、林監督については、高野連の竹中雅彦事務局長が「監督が試合後抗議するのは前代未聞」として、林監督に対し処分を行う可能性も示唆したという。一方、林監督は「1回戦の日章学園戦からやっていた」「ビデオに証拠を取ってある。誰が見てもわかる」「対策によるサインミスでパスボールに繋がった。フェアじゃない」と話し、憤りを見せている。 この件を受けた高校野球ファンは「習志野はサイン盗みなんかしていない」「高校野球の球児は清廉潔白。そんな事するはずがない」と林監督に批判を浴びせる。一方で、「林監督があそこまで怒るということは絶対にやっている」「少なくとも検証するべき」「なぜ不問とするのか」などと、習志野高校の球児や監督、そして高野連に批判を浴びせるファンも多い。なお、両校の選手は試合後握手をしており、こちらについては「美しい」「気持ちいい」と様式美を賛美するファンが続出した。 今回の件について、高野連は「審判団が疑わしい行為はない」と判断しており、それが最終結論だと話している。そして、竹中事務局長は「フェアプレーの徹底を呼びかける」とあくまでも性善説に立ち、林監督の「証拠がある」という主張には耳を貸さず、目を背け、抗議したことに対し処分を加える模様だ。 セカンドランナーが捕手のサインを解読し、バッターにサインを送ることは非紳士的行為とされており、高校野球では昭和の時代は許されていたものの、現在は禁止となっている。しかし、今回の習志野や24日の横浜高校、さらには秀岳館高校がサイン盗みの嫌疑をかけられ、甲子園で注意を受けたことがある。 林監督が「証拠がある」と言っている以上、高野連としてはその主張に耳を貸し、検証するべきではないかと思われる。しかし、竹中事務局長や審判部は「ない」と頑なに主張しており、「健全な精神を持った高校球児がそんな汚いプレーはしない」「疑いたくない」という、「臭いものに蓋」論を採用している模様だ。 「グレー」とするよりもしっかりと検証し、再発防止策を講じるべきだと思われるが、高野連はそんな気はさらさらないようだ。汚いプレーがあっても、礼に始まり握手で終われば、全て美談で片がつくと考えているのだろう。あくまでも性善説に立ち、監督の主張に耳を貸さず、「事なかれ主義」を貫く対応には、呆れるばかりだ。文・櫻井哲夫
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スポーツ 2019年03月29日 06時30分
本誌スクープ イチローがオリックス球団オーナー就任へ①
背番号と同じ51歳までの現役を希望していたメジャーリーグ、シアトル・マリナーズのイチローが、3月21日、7年ぶりの日本凱旋となったアスレチックスとの日本開幕第2戦試合後、引退を表明。当然、第二の人生は監督業と思われたが、明確に否定した。「監督は絶対に無理。人望がない。それぐらいの判断能力はある」 引退会見でクールに自己分析してみせたイチローは、さらに、「日本ではアマチュアとプロの壁が特殊な形で存在している。そこに興味がある」と言及。もっと高いレベルで野球改革に取り組む考えを明かした。 監督にならない理由は、それだけではない。メジャーリーグの有名選手は、引退後あくせく働くようなことはせず、自分で生きがいを見つけて暮らすことがほとんど、という事実も影響しているだろう。「米国で監督やコーチをやる可能性はゼロです。メジャーの監督の報酬は1〜3年目が80万ドル程度、コーチは20〜50万ドル程度がほとんど。金銭面でもメリットが少ないからか、メジャーでスター選手が監督をやることは、ほとんどありません。今後はとりあえずマリナーズの会長付特別補佐の肩書に戻り、球団の歴史の面での顔になると、米国では予想されています。メジャーはオールドタイマーズ・デー(OB選手の顔見世イベント)や歴史に関連したファンサービス・イベントがしょっちゅうあるので、けっこう出番はあるはず。会長特別補佐は名誉職なので、サラリーは推定で5万ドルくらいでしょう」(メジャーリーグ評論家・友成那智氏) そんなイチローについて、菅義偉官房長官は、国民栄誉賞授与を検討していることを示唆。球界で国民栄誉賞を受賞したのは王貞治氏、衣笠祥雄氏、長嶋茂雄氏、松井秀喜氏の4人のみ。イチローは2001年と’04年、非公式に同賞の打診を受けていたが、「現役」であることを理由に辞退していた。 しかし、今回の引退でその垣根が取れ、政府は7月の参院選挙へ向けて授与を目論んでいるのだ。「国民栄誉賞を背負ってしまうと、切った、張ったの世界を生きる監督はさらに難しくなります。球団が、成績不振を理由に即解雇とはいかないからです。だから、イチローも監督への転身をきっぱり否定したのです。しかし、現場を離れて、フロントサイドに回れば支障はありません。今回、受諾する方向なのは、そのためです」(スポーツ紙デスク) そんなイチローについて、熱い視線を送るのがオリックスの宮内義彦オーナー(83)だ。3月13日、宮内オーナーが大阪市内で開かれた球団の激励パーティーでの「冥土の土産」発言が“鍵”となる――。「私も相当、年になりました。冥土の土産がないままに閻魔さんに会うのは非常にまずい。早いこと土産を作ってほしい。個人的に少し焦っている」(宮内氏) 当初、日本開幕戦を最後に引退するイチローを監督もしくは選手として迎えるためのラブコールとみられていたこの発言。だが、イチローが監督転身を明確に否定したことで、新たな展開が透けて見えてきたのだ。「宮内オーナーは“球団トップ”として獲得する方向に転じたのです。それも、GMレベルを飛び越して、自分の後釜となるオーナーに。日本プロ野球初となる、ユニホーム出身組の球団オーナーとなれば、プライドが高いイチローの面子も十二分に保てます。彼の性格を知り尽くしている、宮内氏らしい選択と言えるでしょう」(前出・デスク)(明日に続く)
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スポーツ 2019年03月29日 06時00分
過去10年のプロ野球開幕戦 各球団の勝敗は?【セ・リーグ編】
シーズン最初の試合ということで、毎年大きな注目を集めるプロ野球開幕戦。そんな“ハレの日”に各球団はどのような勝ち負けを記録してきたのか、過去10年を対象に以下に見ていこう(前身球団の成績を含む)。■広島総合成績:4勝6敗球団別成績:ヤ0勝1敗 巨1勝1敗 D0勝1敗 中3勝1敗 神0勝2敗 シーズンでは強さを発揮する近年の広島だが、開幕戦を見ると意外にも2つの負け越し。3連覇を果たした2016〜2018シーズンも、1勝2敗と黒星が先行している。■ヤクルト 総合成績:5勝5敗 球団別成績:広1勝0敗 巨1勝3敗 D3勝0敗 中0勝0敗 神0勝2敗 過去10年の成績が、全くの五分となっているヤクルト。最初の3年はあえなく3連敗を喫したが、その後は5勝2敗と一気に借金を完済している。■巨人:7勝3敗 総合成績:7勝3敗 球団別成績:広1勝1敗 ヤ3勝1敗 D1勝0敗 中1勝0敗 神1勝1敗 2013〜2017年にかけて、全球団で唯一となる5連勝をマークした巨人。10年で4度のリーグ優勝を誇るシーズンと同様、開幕戦も好結果を残している。■DeNA総合成績:3勝6敗1分球団別成績:広1勝0敗 ヤ0勝3敗 巨0勝1敗 中2勝1敗 神0勝1敗1分 2012年の現体制移行後、低迷期から息を吹き返しつつあるDeNA。ただ、開幕戦に限れば、前身の横浜時代は1勝2敗、球団名変更からは2勝4敗1分と苦戦が続いている。■中日総合成績:3勝7敗球団別成績:広1勝3敗 ヤ0勝0敗 巨0勝1敗 D1勝2敗 神1勝1敗 全6球団の中で最下位と、開幕戦に相性の悪い中日。球団別に見ても、唯一他球団に対する勝ち越しがないチームとなっている。■阪神 総合成績:7勝2敗1分 球団別成績:広2勝0敗 ヤ2勝0敗 巨1勝1敗 デ1勝0敗1分 中1勝1敗 前半5年は4勝1分と、開幕戦はかなりの好相性だった阪神。後半5年も3勝2敗と、その強さは衰えていない。 広島対巨人、阪神対ヤクルト、DeNA対中日となっている今年の開幕戦。果たして、勝利を収めるのはいったいどの球団なのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年03月28日 21時30分
いよいよ開幕一軍選手が発表! オリックスの期待選手は“足のスペシャリスト”佐野皓大
NPBは29日に開幕するプロ野球公式戦に向けて、全12球団の開幕一軍登録選手を28日に公示した。 敵地、札幌ドームに乗り込んで日本ハムとの開幕3連戦に臨むオリックスの開幕一軍登録選手は次の通り。【投手】山崎福也、山岡泰輔、吉田一将、増井浩俊、近藤大亮、東明大貴、比嘉幹貴、齋藤綱記、澤田圭祐、榊原翼、岩本輝【捕手】伏見寅威、若月健矢、山崎勝己【内野手】安達了一、福田周平、大城滉二、マレーロ、メネセス、鈴木昴平、頓宮裕真【外野手】西浦颯大、後藤駿太、吉田正尚、小田裕也、T-岡田、佐野皓大 オリックスは札幌での試合に備えて29人のうち27人を登録。開幕投手の山岡、2戦目登板予定の東明、3戦目登板予定の榊原もメンバーに入った。4月2日からのソフトバンクとの3連戦(京セラドーム大阪)で先発予定のアルバース、山本由伸、松葉貴大は一軍に帯同するが、先発当日までは登録しない予定。よって1選手のみどこかのタイミングで、入れ替わりでファームに降格することになる。 注目選手は左腕の齋藤、野手ではスタメン起用が濃厚なルーキーの頓宮、そして高卒2年目の西浦に期待が高まるところだが、ここでは昨年、投手から野手に転向した高卒5年目の佐野を取り上げたい。 「走ることに関しては自信がついてきました。いいアピールができたと思います」 今年のキャンプでは一軍に呼ばれ、西村徳文監督から“足のスペシャリスト”として期待をされた佐野は、キャンプ中から失敗を恐れずにとにかく走った。キャンプではアウトになることも多かったが、オープン戦では10回中、7回の盗塁を決めている。それだけではない。足を生かすためスイッチヒッターに転向したのだが、打撃の方でも打率.385(13-5)、出塁率は.467を記録。オープン戦は14試合に出場している。 「チームで一番の盗塁数になりたいんです。そのためには1年間一軍にいなきゃダメですね」 2014年に大分高から投手としてドラフト3位で入団したが、野手に転向した昨年はファームで72試合に出場した。今年はチームも若く生まれ変わり、佐野にとっては大きなチャンスが訪れた。佐野が一塁にいれば、高い確率で得点圏に塁を進めることができるだろう。相手チームにとって嫌な存在になってもらいたい。チームスローガンであるアグレッシブさを最も表現できる可能性を秘めている佐野。今年は飛躍の年になることに期待したい。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2019年03月28日 17時30分
センバツ甲子園「平成最後」優勝校はここだ!
第91回選抜高校野球大会が3月23日に開幕する。平成最後のセンバツは、「春は投手戦」の定説をブチ壊す大会となるかもしれない。 初日、いきなり星稜(石川)対履正社(大阪)という強豪対決で幕を開ける。 「履正社は昨秋の大阪府大会決勝で大阪桐蔭に勝ちました。近年、桐蔭に水を空けられていましたが、実力は互角。対する星稜は、昨夏の甲子園大会中から『平成31年の主役』と位置づけられていました」(スポーツライター・美山和也氏) 履正社の注目左腕・清水大成は140キロ台中盤の速球を武器に、スライダーなどを織り交ぜてくる。選手層の厚いチームではあるが、星稜を推す声の方がやや多い。 「昨夏の甲子園では2年生中心のチームでした。主軸が3年生となる今年にかける意気込みは強く、エースの奥川恭伸はドラフト1位候補の右腕です。昨秋の公式戦の防御率がなんと0・60。今春が3季連続の甲子園マウンドで、一発勝負のトーナメントの怖さも知る。遊撃手の内山壮真もドラフト上位候補です」(同) だが、両強豪校には「弱点」があった。 履正社は昨秋、新チームをスタートさせて以降の公式戦10試合で、盗塁がわずか2。星稜は秋の公式戦でチーム打率が2割8分6厘。この数値は出場校32校のうち31位。内山以外にも全国レベルの野手はいるが、なぜか打てないのだ。 履正社の清水は冬場に相当量の走り込みをした。初日、いきなりドラ1候補が消えるかもしれない。 ほかに前評判が高い投手として、横浜(神奈川)のサウスポー・及川雅貴、右投げでは東邦(愛知)の石川昂弥、習志野(千葉)の飯塚脩人などが挙げられる。 及川は公式戦41回1/3で59奪三振をマークしたが、横浜にはもう1人、プロ注目左腕がいる。2年生左腕・松本隆之介だ。 例年通り、「春は投手戦」の流れになれば横浜有利だが、異例の打撃戦になりそうな理由とは? 「各校は冬場の室内練習場で、ティー打撃などのバッティング練習に時間を割く傾向が強まっていた。ゆえに実戦不足が投手有利のセンバツ大会の歴史となっていた。ただ、センバツの選考材料となる秋季大会でチーム打率3割以上なんてザラなんです」(専門誌記者) 確かに今大会、チーム打率3割を超える学校は、打率1位から順に、東邦(3割8分6厘)、智弁和歌山(3割8分3厘)、明豊(大分、3割7分5厘)、札幌大谷(北海道、3割5分8厘)、八戸学院光星(青森、3割5分7厘)など、32校中27校にのぼるのだ。つまり、好投手を持つ学校も苦戦を強いられるのは必至か。 また、高校野球の歴史を変えた学校も出場する。チーム打率4位の札幌大谷だ。 同校は初出場。興味深いのは、春、夏合わせて過去一度も甲子園の土を踏んでいない学校であるにもかかわらず、昨秋の明治神宮野球大会を制していることだ。これは史上初の快挙。 その勝因も型破りだった。 「札幌大谷は中高一貫校で、他校と異なるのは、中学の野球部は軟球ではなく硬式なんです。これまで硬式クラブチームが参加する全国大会に出場していました。中高一貫の強みとは、他校が3年でチームを完成させるのに対し、6年を費やせることです」(前出・美山氏) 北海道代表校が神宮大会を制したのは、田中将大投手のいた’05年の駒大苫小牧以来。また、札幌大谷は田中夫人の里田まいさんの母校でもある。 「社会人のクラブチームで活躍した選手を中学、高校の指導者に迎えており、レベルの高い野球が教えられています。里田がいた当時は女子校で、共学になって野球部も創設され、10年目の今年、ついに甲子園出場となりました」(関係者) 神宮大会決勝戦の相手は、星稜だった。“6年計画”と“田中夫妻”の絡みで、台風の目になりそうだ。 「週末に地域のゴミ拾い活動を続けてきた熊本西は、震災被害を受けたほか、練習試合中の部員の死亡事故などを乗り換えて21世紀枠で選ばれました。地元幼稚園に行って野球を教えるなどの活動もしており、地元市民は同校を本当に応援しています」(前出・記者) その熊本西とぶつかるのが、名将・高嶋仁氏が退任した智弁和歌山だ。後任は高嶋氏の教え子で、かつて阪神などで捕手として活躍した元プロ野球選手の中谷仁監督。 打撃のチームカラーは変わらないが、中谷監督はやはり捕手の育成にも時間を割いてきた。打ちまくって突き放すスタイルに「僅差で逃げきる」野球も見られそうだ。 「京都の名門・龍谷大平安は昨秋の公式戦10試合で失策14を記録したのが気になります。平日、守備練習だけで2時間も費やした日もありました」(同) 龍谷大平安を率いる、春夏18回目となる原田英彦監督は新年最初の練習で、「挑戦 日本一」を掲げた。名将の執念にも注目だ。 「習志野は10年ぶり4度目の出場。エースの飯塚は好投手ですが、先発完投のペース配分ができません。左腕、アンダースローで試合中盤までつなぎ、最後に剛速球の飯塚を出すスタイル。打撃のチームが多い中、僅差の展開に持ち込めれば…」(前出・美山氏) 福岡の筑陽学園は昨秋、サヨナラ勝ちと2度の延長戦を経験。豪打と粘り強さを併せ持つダークホースだ。広島の広陵は昨秋広島大会と中国大会で優勝している。 平成最後のセンバツは、歴史を変える激戦の連続となりそうだ。
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スポーツ 2019年03月28日 17時30分
開幕直前情報! 原巨人は「9回に大炎上する」?
大型補強に成功したのに、ピッチャーが足らない…。原巨人はクローザー不在のまま、シーズン・インすることになった。 新星・原巨人が補強ポイントに挙げていたのはリリーフ陣だった。昨年は71敗を喫したが、うち20敗はリリーフ投手についている。チーム防御率は3.79だが、リリーフ投手だけで計算してみると、4.12となる。試合の最後をしめくくるクローザーの貢献度を表すセーブポイントだが、チーム全体でも「21」と少ない。一方完投試合数は「21」と多く、他のセ・リーグ5球団にいたっては2ケタにも到達していない。 「投手の『先発・中継ぎ・クローザー』の分業化が完全に確立しているのに、先発投手の完投数が21を記録したのは、首脳陣がリリーフ陣に不安を抱えているから、先発投手に無理をさせてきた証拠みたいなもの」(スポーツ紙記者) 18−19年オフ、巨人は元マリナーズのライアン・クックを獲得。メジャーでも救援専門に投げてきたが、「日本の柔らかいマウンドに慣れていないのでは? 制球力がイマイチ」と、評価はあまり高くない。 「でも、現有戦力の中でクローザーを務められそうなのは、クック。一抹の不安があるけど」(前出・同) 一軍登録の外国人選手枠の問題もある。一軍登録できるのは4人まで。当確なのは先発ローテーションの一角・メルセデスと外野手のゲレーロだけ。5番を予定して獲得したビヤヌエバ、先発タイプのヤングマンもいて、育成選手枠からはい上がってきたアダメス、マルティネスを含めた5人が「残り2席」を争う。6月には、実績十分のマシソンも合流する。 こうした外国人選手の状況を考えれば、日本人投手の中からもクローザーを選んでおいたほうが良さそうだ。 「クローザー経験のある澤村は、原監督がダメ出しをしました。先発に再転向です。監督自らが通達したので、またクローザーに戻すとは考えにくい」(プロ野球解説者) 高卒3年目の大江、ほかにも桜井、鍬原の名前も挙がっているが、彼らはクローザー未経験者だ。 こうした状況を見ると、「何で、オフに日本人のクローザーを獲得しなかったの?」と聞きたくなってしまう。他のポジションは戦力が重複しているのに、だ。 「原監督は第一期政権で先発投手だった河原純一を抑えにコンバートしています。だれかコンバートを狙っている選手がいるのではないか」(前出・同) その通りだとしても、オープン戦で一度もテストしないままペナントレース本番に突入することは考えられない。 やはり、外国人選手の登録枠の問題で他の助っ人が使えなくなることも承知の上で、クックで行くのか。クックが日本の柔らかいマウンドに慣れるまでは、「救援陣が炎上、逆転負け」なんてことになりそうだ。何のための大型補強だったのか…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年03月28日 11時40分
“東京・神奈川は握手禁止”? 再び横浜高校に猛バッシング 高校野球ファンが注目していた2試合
27日、春の選抜高校野球大会一回戦に、国士舘高校(東京)と桐蔭学園高校(神奈川)が登場。いずれも敗戦となり、「試合後の握手論」と「横浜高校叩き」が再燃した。 国士舘は第一試合に登場し、明石商業と対戦。相手投手に抑え込まれ、1-7で敗戦した。一方、昨年秋の関東大会王者で16年ぶりの出場となる桐蔭学園は、初出場の啓新高校(福井)と対戦。序盤に啓新が3点を取り、桐蔭学園も2点を返し追いすがるが、チャンスで一本が出ず、初戦敗退となった。 そんな高校球児の挙動を注目していたのが、横浜高校が24日に明豊高校に大敗後、「握手をしなかったのはけしからん」と声を上げた一部の高校野球ファンたちだ。その際、「東京都・神奈川の高野連では握手を禁止している」と擁護するファンがいただけに、真偽に注目していたのだ。 国士舘・桐蔭学園とも、試合後の整列で相手校の選手と握手したことを確認すると、Twitter上では「国士舘も桐蔭学園も握手してますよね、横浜高校ってやっぱり最悪」「東京神奈川が握手しないって言ったやつ息している?wwww」「横浜高校が駄々っ子だったことが証明された」などと、再び横浜高校への攻撃を開始。その様子はまさに「鬼の首を取った」と言わんばかりのものだった。 一方で、冷静な見方をする人からは、「叩かれているから握手しろと言ったのだろう」「ここで握手をしないと何を言われるかわからない」などと、「圧力」を指摘する声が。そして、「やっぱり握手するのが見ていて気持ち良い」「試合後握手して称え合うのが高校野球の良さだよね」「握手している姿って美しいよね」と「握手文化」を称賛する声が上がった。 野球関係者はこう語る。 「横浜高校のときにもお話しましたが、握手をしなければいけないというルールはありません。仮に断ったとしても、それはそれで許さるべきで、批判をするのは筋違いです。 しかし、現在はネット世論を無視できない世の中。少子化の中でどこも生徒確保に躍起ですから、悪評は立てられたくない。甲子園に出る目的も、学校の宣伝ですからね。恐らく、学校側から指導があったのでしょう。 高校野球ファンが勝手に作った美徳や作法を球児に押し付け、それに背くと罪がなくとも人格を否定するまで叩く。そういう人たちに支えられているのですから、仕方がありません。監督には不要な批判から生徒を守る義務があります」 どうやら、高校野球には「試合後握手をしなければならない」「握手を求められて断る行為は許されない」「握手しない高校はSNSで叩かれる」という文化ができたようだ。
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