スポーツ
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スポーツ 2019年03月16日 06時00分
アジア最大の格闘技団体ONE、3.31両国で昨年ベストバウト、ンサンと長谷川賢が再戦!
アジア最大のワールドスポーツメディア・ONEチャンピオンシップ(ONE)が31日、東京・両国国技館大会『ONE:A NEW ERA-新時代-』を開催し日本初進出を果たす。ONEライト級世界王者のエドゥアルド・フォラヤンと、元同世界王者で日本格闘技界のレジェンド、“跳関十段”青木真也の因縁対決がメインイベントとして発表されている。加えて、世界の格闘技界が今最も注目するONEで、昨年の年間ベストバウトに当たるバウトオブ・ザ・イヤーに輝いた、ミドル級王者、アウンラ・ンサン対長谷川賢の再戦がラインナップされた。今回の試合も、ミドル級のタイトルマッチとして行われ、昨年同様の熱い試合が期待されている。 「長谷川は、ニューヨークでトレーニングを積んでいると聞いています。おそらく、高い集中力を持って取り組んでいるでしょう」と、ンサン。再戦について「私は、長谷川を尊敬しています。一度戦っているので、お互いに長所も短所も分かっていますし、次の試合もエキサイティングなものになるのは間違いありません」と語っている。 長谷川は元DEEPメガトン級王者として活躍。デビューから3年間負けなしという結果も残した強豪選手だ。現在までの戦績は16勝3敗1分。DEEPを主戦場に、RIZINにも参戦していたが昨年5月、ONEと契約。同年6月に「ONE:SPIRIT OF A WARRIOR」の初戦でンサンと対戦し、5Rにンサンの右ストレートを食らいKO負けを喫したが、壮絶な打ち合いにファンは熱狂。これがベストバウトに選ばれた。 「チャンスを逃した部分もありましたし、もっと違う動きをすればよかったと反省している部分はあります。しかし、それらは既に修正できたので、次の試合はより良いものを見せられると思います」と、ンサンはこの試合を振り返っている。 長谷川は現在、ニューヨークでトレーニング漬けの日々を送っているが、ンサンは「長谷川はさらに進化していると思います。それは、素晴らしいことです」とたたえると「ファンに素晴らしい試合を見せることができると思うからです」と続けた。 日本開催については、「もちろん、ミャンマーで試合をするのは大好きです。しかし、その分プレッシャーもあります。だけど、次の試合は日本でやりますから、集中できると思っています。また、日本は武道発祥の地。ずっと、日本で試合がしたいと思っていたので、非常に光栄に感じています」と楽しみにしている様子。 「ヘビー級挑戦の準備はできています。現王者のブランドン・ヴェラは素晴らしい選手なので、挑戦したいとも思っています」 このようにンサンは防衛に成功すれば、階級を上げてONEヘビー級世界王座を狙っていることを明らかにしている、そのためにも長谷川戦は乗り越えなければならない。「トレーニングは万全で非常に集中できています。自分の力を早く試したい。そんなふうに思っています」と意気込んだンサン。しかし長谷川にとってもホームの日本凱旋とあって負けられない。もし連敗するようなことがあれば、今後の格闘技人生にも大きな影響を与えるだろう。 ONEのベストバウトが日本のゲージで楽しめる喜びを噛みしめたい。文 / どら増田写真 / ©︎ONE Championship
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スポーツ 2019年03月15日 21時30分
オリックス、今年の『オリ姫デー』はサクラピンクで京セラのスタンドを埋める!
「今年の『オリ姫デー』は楽しみにしててください!」 春季キャンプでオリックスの湊通夫球団社長から、今シーズンのファンサービスやイベントの話を聞くと、こんな言葉が飛び出してきた。2014年辺りから京セラドーム大阪にカメラ女子が増えたことを受けた球団は、当時から現在に至るまで全国的なブームとなっている広島の『カープ女子』に倣って、女性のオリックスファンを『オリ姫』『オリ嬢』『猛牛女子』など乱立していた中から、『オリ姫』に統一し、ブランド化させた。『カープ女子』はファン発信の名称であり、球団発信で女性ファンのコピーを考えたのはオリックスが初。以降、他球団も女性ファンのコピーを考えたり、女性ファン向けの企画試合を行うようになった。 オリックスでは、2015年4月29日に最初の『Bsオリ姫デー』を開催。この日、一躍シンデレラボーイになったのが、ヒーローになった当時ルーキーの西野真弘。西野は今でも「僕にとってオリ姫デーは思い入れのあるイベント」と話している。同5月には広島戦で2回目のオリ姫デーを開催。ポスターはお好み焼きをバックにオリ姫とカープ女子が対峙し、試合中にはオリ姫とカープによる綱引き対決が行われるなど大いに盛り上がった。監督、コーチ、選手が着用したキャップやユニフォームのゴールド部分をピンクに変えたユニフォームも評判が良く、同8月にはスピンオフ企画として男性ファン向けの企画試合『Bsオリ達デー』を開催。こちらも盛況で、オリ達もブランド化されている。 オリ姫向けのグッズにも力を入れ、オリ姫はもちろん他球団の女性ファンにも「カワイイ」と評価が高く、お土産に買って行く姿も見られた。2016年にはオリ姫、オリ達ともに日程を拡大。賛否を呼んだチェック柄のユニフォームが話題となり、現在でもこのユニフォームを着用して来場しているファンは少なくない。対決シリーズも定番化し、オリ姫ブランドが完全に確立された1年だったと言えるだろう。2017年からは日程の都合もあり、規模を縮小。ユニフォームは「大阪といえば」と言わんばかりの豹柄に。昨年は3日間開催され、チームが一体となるつながりや結束を表す幾何学的なアクションラインパターンを使ったユニフォームを着用した。チェック柄で攻めるところまで攻めた影響か、ここ2年間は大人しいイメージだった。 5年目となる今年のオリ姫デーは6月1日の日本ハム戦1試合のみ。「オリ姫のオリ姫によるオリ姫のため」をテーマに、今シーズンのキャッチフレーズ「Be Aggressive」から野球を楽しむ“積極的”なオリ姫をコンセプトに、ワンランク上の野球観戦術が楽しめる1日になるという。今年は球団公式マスコットで、12球団のマスコットの中でも上位の人気を誇るバファローベルが「オリ姫大使」に就任、『Bsオリ姫デー2019』をファンとともに盛り上げていく。 当日、女性ファン先着来場10,000名にデサント社製Bsオリ姫オリジナルユニフォームが配布されるが、このユニフォームが斬新で画期的。バファローズの本拠地、京セラドーム大阪のある大阪市と同西区の花「サクラ」を連想させる色鮮やかなピンクに、“織姫”にちなみ「天の川」をイメージしたデザインが採用された。今年は選手が着用しないとのことだが、スタンドの約3分の1をピンクに染めて、6月の京セラのスタンドに桜を咲かせることで、選手にはオリ姫を魅了するようなプレーを見せてもらいたいという狙いがある。その他にも、企画チケットをはじめ、女性ファン向けの企画を多々用意しているようで、今後さらなる発表が待たれるところだ。 5年目のオリ姫デーはサクラパワーで全力で勝利を掴んでもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / ©︎オリックス・バファローズ
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スポーツ 2019年03月15日 17時30分
“右打者キラー”の阪神・藤浪に突きつけられたラストチャンスとは
今年もダメか…。復活を目指す藤浪晋太郎(24)が3月12日のオープン戦(対中日)に先発登板したが、矢野燿大監督(50)をガッカリさせてしまった。 4イニングを投げ、被安打ゼロ、失点1(自責ゼロ)。数字だけを見れば、「好投」ということになるが、四死球4、暴投2。71球も投じる不甲斐なさだった。その後、藤浪の二軍降格が決定している。 しかし、今回の二軍落ちはこれまでとは、中身がちょっと違うようだ。 「これまでの二軍調整には『お目付け役』みたいな人がついていたんです。二軍コーチの誰かが付き、制球難克服のためのアドバイスもしてきたんですが、今回は、基本的に一人でやることになりそう」(球界関係者) 昨季までは、藤浪のお目付け役の中に矢野監督も入っていた。二軍指揮官として、彼が目指す方向などを聞いていた。また、捕手出身の指揮官としても、「藤浪の魅力はスピードボール。真っすぐ中心の投球を続けるべき」などの助言も送っていたそうだ。 今回、二軍調整の期間は無期限。完全復活するまで昇格はないという。本人が「トコトンまでやってみたい」と矢野監督に直訴したそうだが、“お一人サマ”の調整で本当に復活できるのかどうか、疑問だ。 投手出身のプロ野球解説者がこう言う。 「前回のオープン戦登板(3月2日)での藤浪は投球内容も良かった。でも、キャンプ終盤で投球フォームをスリークオーターに変えました。こんな時期にやる? 2日時点ではスリークオーターで結果を出したとか、前向きな報道がありましたが、12日の自滅は予見されていました。迷っているから、キャンプ終盤になって投球フォームを変えるんです」 それを裏付けるような証言もある。12日、中日は「全員左バッター」という変則打線で臨んでいる。中日の与田剛監督らは「藤浪対策」と言っていたが、さらに詳しく聞くと、 「だって、ぶつけられたら、大変でしょ? 開幕戦は今月の29日。こんな時期にぶつけられて怪我でもさせられたら…」 と、返ってきた。藤浪は右バッターにぶつけてしまうことが多い。“付焼き刀”の不安定な新投球フォームの巻き添えを食らったら、たまったものではないと、中日サイドは見ていたわけだ。 今後の藤浪について、こんな声も聞かれた。 「ナンヤカンヤ言っても、ドラフト1位で指名した選手。チームの看板選手である以上、無下にはできません」(在阪記者) 一部メディアにあるトレード放出は考えにくいというわけだ。 とはいえ、「お一人サマ」で投球フォームのことを考え、練習して復活できるのだろうか。まあ、二軍の他選手が練習パートナーを務めてくれるだろうが、復活までかなりの時間を要するはず。 「復活のめどがつかなければ、経営陣、編成部も『今後のこと』を考え始めると思います。ドラフト1位の看板選手を育てられないのは、球団の恥です」(前出・プロ野球解説者) ひょっとしたら、藤浪は球団のメンツに縛られ、永遠の二軍暮らしなんてことにならないか? 藤浪の今回の二軍降格は、プロ野球人生を大きく左右するものになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年03月15日 11時40分
序盤戦が終了した大相撲春場所 ここまでの全勝力士は?
14日に行われた5日目の取組を以って、早くも序盤戦が終了した大相撲春場所(大阪・エディオンアリーナ大阪)。“平成最後の優勝”をかけ、各力士は連日熱戦を繰り広げている。 ここまで5日間の戦いでは、合わせて4名の力士が全勝をキープ。今回は本日から始まる中盤戦を前に、改めて好調の4名を確認していこう。■白鵬(東横綱) 先場所は10連勝で優勝争いを牽引するも、そこからまさかの3連敗を喫した白鵬。その後、途中休場を余儀なくされた角界の第一人者は、目前で賜杯を逃した悔しさを晴らすかのように星取表を白く染め上げている。“平成最後の本場所”ということで、いつもとは気合の入り方も違うのかもしれない。■豪栄道(西大関) 大阪・寝屋川市出身のご当地力士として、府民の期待を一手に背負う豪栄道。その応援を追い風に、ここまでは連勝を継続中。特に5日目の正代(西前頭3枚目)戦は、文句の付けようがない素晴らしい相撲内容であった。ちなみに、豪栄道が初日から負けなしの5連勝をマークしたのは、平成29年九州場所以来となっている。■逸ノ城(西前頭4枚目) 2場所連続で「6勝9敗」と負け越し、番付も「西関脇→西前頭筆頭→西前頭4枚目」と下落した逸ノ城。その2場所の遅れを取り戻そうと、今場所はここまで危なげなく星を積み重ねている。4日目の隠岐の海(東前頭6枚目)戦のように、立ち合いからしっかりと相手を捕まえることができれば、今後も星を伸ばすことは十分に可能だろう。■琴奨菊(西前頭8枚目) 平成29年初場所で大関から陥落し、その後はエレベーターのように番付を行ったり来たりしている琴奨菊。初優勝を果たした平成28年初場所以来となる5連勝を足掛かりに、あの躍進を再現したいところだろう。それが決して夢物語でないことは、同じく30代中盤の玉鷲(西関脇)が先場所証明している。 その先に待つ賜杯に向け、まずは先頭に立っている以上の4名。これから始まる中盤戦では、一体どのような展開が待ち受けているだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年03月14日 17時10分
中日・根尾昂、二軍で実績なく一軍の試合に強行出場し疑問の声 「客寄せパンダにされている」と批判も
13日・ナゴヤドームで行われたプロ野球オープン戦・中日ドラゴンズ対阪神タイガース戦にドラフト1位の新人・根尾昂が出場。その起用方法に疑問の声が相次いでいる。 根尾は12日に行われたウエスタン・リーグ春季教育リーグ・ソフトバンク戦で7打席目にして初ヒットを放つと、電撃的に1軍昇格が決まる。そして13日の阪神戦で途中7回からショートに入り、8回に打席へと向かった。 阪神の石崎剛を相手に、根尾は追い込まれた挙げ句、鋭いチェンジアップに対応できず空振り三振。ほろ苦いデビューとなった。なお、根尾は14日の試合にも出場する予定だ。 自主トレでの故障もあり、現在のところ前評判通りの結果を残していない根尾。同じ高卒ルーキーの広島・小園海斗や同じ大阪桐蔭のロッテ・藤原恭大がオープン戦で活躍している現状で、「大丈夫なのか」「即戦力ではなかったのか」という声も聞こえてくる。中日では藤王康晴(引退)や堂上直倫など、高い期待を受けた地元出身のドラフト1位指名選手が活躍できないというジンクスもあるだけに、不安の声があるのも当然だ。 スポーツライターは根尾の出場についてこう語る。 「本来ならじっくりと二軍調整するべきですが、地元メディアの期待は凄まじく、本拠地オープン戦の客寄せにされた感がある。特に、今の中日は松坂が離脱し、客を呼べる選手が根尾しかいない。『雰囲気に慣れさせる』と言ってますが、要は営業的な判断でしょう。特に名古屋圏のメディアは、ドラゴンズの話題を欲しがりますから。 二軍で大して打ててないにもかかわらず、試合に出すのは営業的には良いでしょうが、下で(結果を)出しているのにもかかわらず、上に上がれない選手は面白くないと思います」(スポーツライター) さらに、根尾の今後について前出のスポーツライターはこう見る。 「実力は高いものがありますが、カメラを常に向けられることにストレスを感じているかもしれません。13日のスポーツニュースでは、球場入りからテレビカメラを向けられ、試合後には高卒ルーキーにもかかわらずインタビューを受けていて、心が休まる暇がない。 さらに、ドラゴンズの宣伝活動にも起用されていて、既に広告塔の役割もやらされている。性格の真面目な根尾だけに断れないのでしょうが、客寄せパンダではなく、プレーに集中したいと思っていることでしょう。 育成の上手い日本ハムが吉田輝星を過度に持ち上げず、じっくり二軍で育てているのとは実に対照的。そもそも高卒ルーキーをメディアに引っ張り回して注目選手にするのは、営業的には正しいのでしょうが、選手育成にはデメリットしかありません。野球に集中させてもらえない中日に指名されたことを後悔しているかもしれませんよ」(スポーツライター) その能力は誰もが認めている根尾。才能を摘まないよう、じっくりと育ててほしいのだが…。取材・文 櫻井哲夫
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スポーツ 2019年03月14日 11時30分
「苦しい状況であっても…」元巨人監督・堀内恒夫氏が炭谷銀仁朗に喝
元巨人監督の堀内恒夫氏が13日、自身のブログを更新。同日のオープン戦(対ソフトバンク)でマスクを被った炭谷銀仁朗に対し、愛情交じりの喝を入れている。 先発・高橋優貴とバッテリーを組むも、4回3失点とピリッとしなかったこの日の試合。「高橋優貴が投げたところまでしか見ていないんだけれども」という堀内氏は、炭谷に対し「高橋優貴のいいところはなんだい?」と問いかけた。 「変化球だよね。今の高橋はまっすぐで抑えられるピッチャーではないよ。まっすぐを上手く使って変化球で勝負してやらないと コントロールも良くなかったしね」と、自身でその答えを述べた堀内氏。その後、「入団したばかりで経験がないんだから そういう時こそ本人が少しでも自信を持って投げられるように工夫してやらないと」と炭谷に指摘した。 「苦しい状況であってもどんと構えて 若いピッチャーの良さを少しでも引き出してやろうとするのがベテランキャッチャーに求めるところだよ」とさらにアドバイスを重ねた堀内氏。最後は「頼んだよ、炭谷!」と、エールを送って記事を締めくくった。 今月4日に続き、再びブログで炭谷に物申した堀内氏。これを受けたネット上には「自分も全く同じこと思ってた」、「いや今日変化球多くなかった?」、「オープン戦は色々試してもいいと思うけどなあ」といった様々なコメントが寄せられている。 同日のオープン戦では「2打数2安打」、さらには2つの盗塁を阻止するなど、リード面以外では結果を残している炭谷。ただ、堀内氏は「年俸1.5億円(推定)・3年契約」という条件でチームに入団したFA戦士に対して、まだまだ多くのものを求めているようだ。 小林誠司、大城卓三といった選手と共に、正捕手争いを展開している炭谷。堀内氏から喝ではなく“あっぱれ”をもらうには、言うまでもなくこの争いを勝ち抜くことが第一。残り6試合となったチームのオープン戦で、信頼に足るだけの結果を出すことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年03月14日 06時00分
中邑真輔、ルセフとタッグ継続もニュー・デイが襲撃!アスカはソーニャに完勝!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間13日、オハイオ州デイトンのナッター・センターで主力ブランドのスマックダウンを開催した。PPV『ファストレーン』直後の大会とあって、次回PPV世界最大のプロレスイベント『レッスルマニア35』に向け、ファンの関心が高まっていた。 『ファストレーン』でニュー・デイに敗れた“テーマなきタッグ”中邑真輔&ルセフが、引き続きタッグを継続。この日はザ・バーと組んでハーディ・ボーイズ&リコシェ&アリスター・ブラックとの豪華8人タッグ戦に臨んだ。 中邑はブラックと打撃の応酬を見せると、ルセフはジェフ・ハーディを捕まえるなど、ここ数週間組み続けてきた成果を見せた。しかし、試合中盤に8人全員が入り乱れると、突如ニュー・デイが乱入して試合は反則裁定に。これに怒った中邑組は反撃を試みたが、ニュー・デイが返り討ち。最後は中邑がウッズのスライディング・ニー、ルセフがトラブル・イン・パラダイスをそれぞれ食らい、バックステージへ引き上げた。襲撃の応酬となった中邑&ルセフとニュー・デイが『レッスルマニア35』に向けて本格抗争に発展しそうだ。テーマなきタッグに、テーマが生まれたのかもしれない。 『ファストレーン』で王座防衛を果たし、『レッスルマニア35』での対戦相手を募っているスマックダウン女子王者のアスカは、ソーニャ・デビル(with マンディ・ローズ)と対戦した。 アスカは蹴りの応酬を制したが、ソーニャはアスカの攻撃をかわしてスピアーを炸裂させた。しかし、『ファストレーン』と同じく顔面への平手打ちで形勢を逆転させると、エルボー連打でソーニャを場外に追いやり、繰り出したスライディング・ニーがマンディにズバリと直撃。これでマンディがソーニャを妨害することとなり、アスカはその隙にハイキックからのアスカロックを決めると、ソーニャはたまらずギブアップした。 試合後、ソーニャとマンディの間で不穏な空気に。これを見たアスカは「仲良しちゃうの?私のパートナー、このタイトルしかおらへんのじゃ。いつでも誰でもええからかかってこいや!おらぁ!」と、ベルトを手に大阪弁で声高らかに勝利をアピールした。 スマックダウンの強豪女子勢は、ロウ女子王者のロンダ・ラウジーに矛先が向けられており、アスカのライバルが不在の状況が続いている。日本時間4月8日に開催される『レッスルマニア35』でアスカの対角線上に立つのは誰になるのだろうか?文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2019年03月13日 21時10分
ユーミンに刺激!藤波辰爾が語る「生涯ネバーギブアップ」の真意とライバルたち
プロレスラー藤波辰爾が主宰する団体・ドラディションが12日、巣鴨のプロレスショップ闘道館で『ドラディション2019 NEVER ENDING DREAM TOUR IN TOKYO』(4月26日、後楽園ホール)の全対戦カード発表会見を行った。 メインイベントでは藤波の師匠で、参院議員の“燃える闘魂”アントニオ猪木氏と藤波による“対決”が決定している。藤波は、詳細はまだ決まっていないとしながらも「1988年8月8日、横浜文化体育館で僕とやった60分フルタイムドローの試合について聞いてみたい。猪木さんは過去を振り返るのは嫌いな人だけど、あえてぶつけてみたい」とコメント。例年8月8日にはファンがこの試合を記念したイベントを開いており、藤波も顔を出すことがあるという。いずれそこに猪木氏を連れていきたいと話していた藤波だが、今大会でその野望を果たしたい考えだ。 試合では越中詩郎、獣神サンダー・ライガーとのドラゴンボンバーズが復活。藤原喜明&ヒロ斎藤&ブラック・タイガーと対戦する。 ドラゴンボンバーズは1990年9月、腰痛で長期欠場していた藤波が、越中、ライガー、飯塚孝之(高史・引退)、ブラック・キャット(故人)、練習生の南海流、高見州とともに立ち上げた新日本内のユニット。巨大資金をバックにメガネスーパーが設立した新興団体SWSのショックに揺れる中、相撲の部屋別制度を参考に、日本マット界を活性化させようと藤波が作ったものだ。 結果的に自然消滅してしまったが、当時の藤波は全日本プロレスのエース、ジャンボ鶴田(故人)と復帰後に対戦する機運が高まっていただけに、注目された。藤波は当時のことを「ジャンボとやりたい気持ちが(ドラゴンボンバーズ設立につながって)ないと言うと嘘になる」と振り返り、鶴田さんの存在が影響していたと認めた。 越中は「平成2年に結成したドラゴンボンバーズを平成最後に復活させるなんて、藤波さんも粋なこと考えるね。ライガー選手と組むのも久しぶりだし、自分もまだまだ元気なところを見せますよ」と抱負。ライガーは「プロレスラーになるきっかけが藤波さんでした。その藤波さんと元ドラゴンボンバーズの越中さんとのタッグマッチ!相手が誰であれ負ける気がしません。ぜひ会場で応援よろしくお願いいたします!」とメッセージを寄せた。 「僕が新日本プロレスを辞めたのが平成6年ですから。あれから13年経ってドラディションのリングに新日本の選手が上がることになりました。ライガーとはいろんなところで組んでますが、自分の団体は初めて。ドラディションに新日本の選手に上がってもらいたいと思っていたので、喜びを感じている。好意を無駄にしないように、恩返しをしていきたい」 “古巣”新日本にオファーを出したのは年明けで、まだライガーの引退は明らかになっていなかった。先日の引退発表会見を見たという藤波は「早々にリングを降りると聞いてビックリしたけど、このタイミングで組めるのは意味深い。自分のリングでライガーと組めるのは思い入れが強いですね」と感慨深げに語った。藤波は現在も新日本の試合をテレビ中継で見ているそうで、新日本からオファーが来た場合は「断る理由はない」と即答した。 「生涯ネバーギブアップ」 4.21大阪南港ATCホール Cホール大会では永遠のライバル長州力と6人タッグで激突する。おそらく大阪では最後の対戦になるだろう。6.26後楽園大会で長州のファイナルマッチの相手に逆指名されている藤波の胸中は「複雑」だという。「長州は自分を変えてくれた。そういう人間がリングを去るのは寂しい。前田も同じ。彼ももうひと花咲かせることができる」と、前田日明氏の復帰も諦めていない。 先日、藤波は同い年のシンガー・ソングライター松任谷由実(ユーミン)の日本武道館公演を訪れ「刺激を受けた」という。ユーミンの最新ツアーのパンフレットには、藤波からのメッセージが掲載されている。 「『もう藤波いいじゃないか?』という声もあると思うけど、ユーミンがああやって頑張っているのを見ると、俺もまだまだ負けられないというか、パワーをもらえますよね。僕が試合をすることで『同世代にパワーを与えられたら』と思うし、ネバーギブアップの気持ちを持って、プロレスをもっと広めていきたい」。最後は藤波の代名詞である「ネバーギブアップ」という言葉が飛び出した。 生涯現役を貫く藤波は、生涯ネバーギブアップの精神で「ゴールデンタイムでやっていたあのころ」を過ごした一人としてプロレスを広めていく。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年03月13日 17時30分
日本相撲協会の「?」な改革“ヒゲ、刺青禁止令”に周囲困惑
大相撲の横綱白鵬(33)は3月5日、二所ノ関一門の連合稽古を訪れ、春場所で大関とりに挑む貴景勝(22)と初場所で初優勝を飾った玉鷲(34)の両関脇を相手に、貴景勝とは連続18番取って17勝1敗、玉鷲には11番取って全勝。計28勝1敗と綱の貫禄をみせつけた。 そんな中、相撲人気に水を差すように日本相撲協会は明らかに「?」な改革を進めることを打ち出した。 2月の理事会で、ゲン担ぎのために過度にヒゲや爪を伸ばすこと、刺青を入れたりすることを禁じる条文を追加し、明文化したのだ。 「ひざや肘などに巻くサポーターの色も、目立たない肌色にすることを求めています。違反した場合、当該力士は執行部か審判部に呼ばれ、厳しく注意されるそうです」(担当記者) 先月末に開かれた力士会に出席した後、このことを質問された尾車事業部長(元大関琴風)は、次のように胸を張った。 「土俵は神聖。お客さんが見て、気持ちいい気分になってもらわなければいけない」 しかし、「こんな細かいことに気を配るより、相撲協会にはもっと力を入れてやらなければいけないことが山のようにある」との声も上がっている。 「最優先なのが暴力問題です。協会は、先月も日本スポーツ法学会理事の棚村政行氏を講師に招いて研修会を開くなどしていますが、いかにも泥縄式。この直前、鳴戸部屋の三段目力士が弟弟子に暴行して、引退に追い込まれたばかりですから」(前出・担当記者) 力士の暴行事件は、ちょうど1年前の貴ノ富士(当時貴公俊)以降だけでも3件起こっている。そのほか、現役力士が禁止されている車の運転をした揚げ句、事故を起こしたケースも2件あった。 「最も重要な取組の問題もある。白鵬が立ち合いで相手の顔を張り飛ばす“張り差し”はかなり少なくなったが、ゼロにはなってない。十両以降の立ち合いの『待った』も相変わらず多い」(協会関係者) 現役時代によく無精ヒゲを伸ばしていた親方は、こう嘆息する。 「長々と伸ばすのはどうかと思うが、少々のヒゲぐらい認めてもいいんじゃないの。どれもこれもツルンとしたニヤケ顔より、取組に集中してヒゲが伸びた力士たちのほうが迫力あるでしょう。お客さんも、それほど不快には思わないはずだ。相撲協会のお偉方は、力士たちを紳士と勘違いしているんじゃないか」 そんなことより、谷町や大相撲ファンは「もっと、迫力ある面白い相撲」を見たいはずだ。まずは、春場所に大関昇進をかける貴景勝に注目したい。
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スポーツ 2019年03月13日 17時30分
ロッテ・永野将司が「広場恐怖症」を公表 ファンや同じ病気で苦しむ人から激励相次ぐ
千葉ロッテマリーンズの永野将司投手が12日、自身のツイッターで「広場恐怖症」を患っていることを公表。ファンから激励の声が相次いでいる。 永野は飛行機や新幹線などの長距離移動時に、動悸や恐怖心を訴えてしまう症状を九州国際大学時代から抱えており、社会人野球のHonda野球部時代に医師から「広場恐怖症」と診断されたそう。 ロッテ球団はそれを承知の上で指名・獲得し、長距離移動は各駅停車の新幹線を用いるなどして対応してきた。しかし、今春の石垣島キャンプでは空港まで行ったものの、症状が強く出たため参加断念していた。 球団は病気を公表していなかったが、永野の希望で発表という形に。その理由について、永野は自身のツイッターで「年々症状が悪化して今年はキャンプにも参加できず」「ファンに心配をかけ、ご迷惑をおかけして、いずれバレると思い公表しました」と説明。さらに、「芸能人の皆さんが公表しているので、僕も受け止めてモヤモヤを取ろうとおもいました」と強い決意を持って公にしたこと明かした。 永野の決断に、ファンは「頑張ってほしい」「病気に負けるな」と応援の声が殺到。さらに、今回の件で初めてこの病気を知った人からは「自分もそうかもしれない」「似たような経験がある」との声が。そして、同じ病気を抱える人々からは「理解されてほしい」「止まない雨はない。乗り越えてほしい」と励ましの声が挙がった。 永野は九州国際大学の4年時にトミー・ジョン手術を受け、内定を取り消されてしまったことがある苦労人。就職浪人を経験した後、剛球に目をつけた社会人野球の強豪Hondaから声がかかり入部し、最速154キロのストレートで注目を浴びた。 新人だった昨年は4試合の登板に留まったが、自責点はなし。150キロを超える左腕投手は貴重で、ストレートで空振りが取れる投手なだけに、活躍が期待されている。 永野が明かした広場恐怖症とはどういうものなのか。家族が症状を抱えていたという人に話を聞いてみた。 「私の妻が広場恐怖症で、治療を続けています。症状の最初は、一緒に電車に乗った際、『皆が私を見ている』とおかしなことを言い始めたこと。そのうち、『気分が悪い』と訴え、青白い顔に。途中駅で降りタクシーで帰ることにしました。それがトラウマになったのか、電車に乗ることに異常な恐怖心を覚え、病院に通い現在に至ります。 投薬治療をしていますが、風邪や骨折のように飲めば治るってわけでもありません。現状、電車の移動は控え、車に切り替えています」 病気を公表し向き合う決意をした永野。球団のバックアップの下、今後は関東や仙台での登板から始めていくという。12日の試合では1回を無失点に抑えており、その実力は高いものがある。ゆっくりと治療しながら、元気な姿を見せてもらいたい。取材・文・櫻井哲夫記事内の引用について永野将司の公式ツイッターより https://twitter.com/0302xoxo1
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風香 長野美香にラブコール
2009年09月15日 15時00分
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スポーツ
「時代」を彩った男と女 元東映フライヤーズ投手尾崎行雄編 29歳で引退した元凶はボウリングの“剛球”
2009年09月14日 15時00分
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スポーツ
女子プロ 三田英津子の引退と“東洋の猛女たち”ラスカチョの軌跡
2009年09月14日 15時00分
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スポーツ
全日本 KIYOSHIとグレート・ムタ“毒霧狂演”
2009年09月14日 15時00分
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スポーツ
全日本 みのる146秒の“船木KO予告”
2009年09月14日 15時00分
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スポーツ
新日本 「辞めちまぇ!」中邑にブーイングの嵐
2009年09月14日 15時00分