スポーツ
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スポーツ 2019年03月24日 21時10分
今年もやります! オリックス『関西クラシック』「阪急対南海」「近鉄対西武」あの熱闘が蘇る
オリックス・バファローズが2013年から(2016年を除いて)毎年開催してきた『KANSAI(OSAKA)クラシック』の概要が発表された。かつて関西を本拠地とした「近鉄バファローズ」「阪急ブレーブス」「南海ホークス」が、福岡ソフトバンクホークス協力のもと、京セラドーム大阪で行われる5月17日〜19日の埼玉西武ライオンズ戦、5月28日〜30日のソフトバンク戦の計6試合で復活を遂げる。 ともに、かつて関西を本拠地としたオリックスとソフトバンクの監督・コーチ・選手たちが、復刻ユニフォームを着用し戦いに臨む『KANSAI クラシック2019』。当時を彷彿とさせる映像や音楽、復刻グッズに限定飲食メニュー、さらには伝説のOBの来場など、様々なイベントで球場を盛り上げていく。 昨年は西武も復刻シリーズがあったため、復刻ユニフォームを着用していたが、今年は通常のビジターユニフォームを着用予定だという。西武戦は近鉄バファローズ復刻ユニフォーム(1999年着用ビジターユニフォーム)を着用。ソフトバンク戦では、オリックスが阪急ブレーブス復刻ユニフォーム(1970年〜1971年着用ホームユニフォーム)を、ソフトバンクが南海ホークス復刻ユニフォーム(1970〜71年着用ビジターユニフォーム)を着用する。2013年に球団創立75周年を記念して、ソフトバンク側からの提案で始まった『OSAKAクラシック』は、大阪が本拠地だった近鉄と南海の復刻対決を行ってきた。しかし、今年は近鉄と阪急をシャッフルする形で、近鉄 対 西武、阪急 対 南海という顔合わせが実現する。 毎年ファンには人気の同企画試合だが、ソフトバンクは3日間のビジターゲームにもかかわらず、毎年大量の復刻アイテムを製作しており、力の入れ方が凄まじい。これは福岡ヤフオクドームを訪ねると分かることだが、かつての本拠地から離れていても、南海時代のホークスの歴史をしっかりと伝えようという球団の方針が影響しているものと思われる。これはオリックスも同じで、京セラドーム大阪内には阪急、近鉄、オリックスの歴史を振り返ることができるエリアが設けられており、こうした歴史を重んじる姿勢はもっと評価されるべきことだろう。 オリックスは4月27日〜29日の西武戦(京セラD)で、『ありがとう平成シリーズ』として、オリックス・ブルーウェーブの復刻も決定している。当日は飲食も復刻仕様になる他、毎年評判が高いビジョンを始めとした球場演出にも期待したい。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2019年03月24日 17時30分
ケガのデパート日本ハム・清宮にダブる「晩年の原辰徳」
2月の7、8日、侍ジャパンがメキシコ代表チームと強化試合を行った。若手中心のメンバー構成となったが、ネット裏で囁かれていたのは、「清宮も見たかった」の声。北海道日本ハムの清宮幸太郎(19)は3日のオープン戦で右手の有鉤骨を骨折した。しかし、この怪我はただのアクシデントではないのだ。「原辰徳現巨人監督の“晩年のケース”と酷似しているのです」(ベテラン記者) 話は’86年9月24日にさかのぼる。当時の主砲・原は広島の抑えの切り札、津田恒実投手の剛速球をファールチップした瞬間、苦悶の表情でバッターボックスにうずくまった。バットを握る際、軸手となる左手の有鉤骨を骨折したのだ。「治癒後、打撃フォームを改造しています。後に原は『有鉤骨の骨折で、以降は思うようなスイングができなくなった』と話しています」(同) 有鉤骨骨折とは、小指の下、手の平の鉤状の部分の骨が折れること。スラッガーの選手生命を奪う深刻な怪我と言っていい。 原以外にも同箇所を骨折したのは、元巨人・二岡智宏、楽天・今江年晶、日ハム・中田翔、ソフトバンク・松田宣浩、中日・高橋周平など。完全復活した打者もいるが、元近鉄・中村紀洋も後に痛みを慢性化させていたことを明かしている。「日ハムは5日に手術を受けたことは発表しましたが、完治の時期は伝えていません。清宮はバットのグリップエンドを隠すように握ります。これは打ち損じた時、ダイレクトにボールの勢いが伝わってくる。一般的には3カ月くらい掛かりそう。前半戦の復帰は難しい」(球界関係者) 今回の怪我は、晩年の原とダブる…。「自主トレ期間中から右手首を痛めていました。栗山英樹監督にハッパを掛けられ、それが裏目に出てしまったんです。球団は予見できなかったことを悔いていました」(同) 原も当時、バットの軸手となる左手に疲労による痛みを抱えていた。蓄積された疲労、打ち損じのファール…。原は右打者だから左手だが、あとは全く同じだ。 清宮には、同じテツを踏んでほしくない。「バットの先を相手投手に向ける清宮の打撃フォームには、批判的な声も多いんです。これを機にフォーム改造をした方がいいでしょう」(スポーツ紙記者) 栗山監督の喝を受け必死になっても、故障しがちな体が気持ちについていけなかった。フォーム改造は先送りし、将来のために、いっそ今季は治療に専念したほうがいいかもしれない。
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スポーツ 2019年03月24日 11時30分
6回途中7失点KOの西武・多和田、開幕戦で因縁のソフトバンクに勝利できるか【開幕戦見どころパ・リーグ編】
前回の記事では、セ・リーグの3試合について取り上げたプロ野球の開幕戦。今回は残るパ・リーグ3試合の見どころを以下に見ていこう。■ソフトバンク(千賀滉大)対西武(多和田真三郎) 昨年日本一のソフトバンクは、千賀を2年連続で開幕投手に起用。相手が強打の埼玉西武であること、そして、打線が中村晃を欠く見通しとなっていることを考えると、より一層気合の入った投球を披露する必要がありそうだ。 リーグ王者の埼玉西武は、最多勝投手・多和田真三郎が開幕に登場。21日の巨人とのオープン戦では6回途中7失点KOだったが、昨年のCSで味わった屈辱を晴らすため、バックに控える強力打線と力を合わせて出だしから苦手意識を植え付けておきたい。■日本ハム(上沢直之)対オリックス(山岡泰輔) 昨年初めて2ケタ勝利をクリアした上沢を、こちらも初めての開幕投手に指名した日本ハム。昨年まで開幕戦3連敗を喫しているチームに、4年ぶりの白星をもたらしたいところ。もちろん、それには中田翔、近藤健介、大田泰示といった主軸の働きも必要不可欠だ。 金子弌大(現日本ハム)、西勇輝(現阪神)といった主力投手が去ったオリックスは、山岡泰輔が開幕投手に。先の侍ジャパン強化試合(対メキシコ)でお互い4番を張った吉田正尚、ジョーイ・メネセスといった打線と共に、西村徳文新監督の初陣を勝利で飾れるか。■ロッテ(石川歩)対楽天(岸孝之) プロ6年目の石川歩が、初めての大役を務めるロッテ。オープン戦で見せた好投を、そのまま開幕でも続けられるかに注目が集まる。今季から新設された「ホームランラグーン」を、井上晴哉、ブランドン・レアードらがうまく活用できるかも勝負のカギを握りそうだ。 2014年(当時埼玉西武)以来、5年ぶりに岸が開幕マウンドに上がる楽天。怪我で離脱した則本昂大に代わり先陣を切る右腕には、窮地を救う投球を披露することが求められている。打線では浅村栄斗(前埼玉西武)、ジャバリ・ブラッシュ、辰巳涼介といった、新加入組のデビューにも要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年03月24日 06時00分
新日本プロレスが3年振りに新卒採用説明会を実施!約500人の学生が試合に熱狂!
新日本プロレス『2020年度新卒採用説明会』▽18日 東京・後楽園ホール 観衆 約500人 平日の朝10時30分、格闘技の聖地である後楽園ホールビルの1階に、エレベーターを待つスーツ姿の学生が長蛇の列を作っていた。ブシロードグループの新日本プロレス株式会社は、3年ぶりの新卒採用説明会を18日、東京・後楽園ホールで開いた。新日本は16、17日と同所で興行を開催しており、3日間会場を押さえていたということになる。 まず通常の大会のように、『ザ・スコアー』が流れた後に、バロン山崎がナレーションを務めるオープニング映像が流れ大いに盛り上がった。続いてタカラトミーをV字回復させた手腕を買われて、昨年就任したハロルド・ジョージ・メイ代表取締役社長兼CEOがリングに登壇。パワーポイントを後楽園ホールのスクリーンに映しながら、流暢な日本語で業務内容や今後の可能性について説明した。 3年前の説明会は学生たちが新日本を“知らない”前提で構成されていたが、この日のメイ社長は「みなさんもご存知のように」と新日本を“知っている”ことを前提に話していたのが特徴的だった。これは3年前の説明会に来場した学生のほとんどがプロレスファンだったことに加え、この3年間で新日本プロレスというブランドが広まっているという感触をメイ社長自身が感じ取っているからだろう。メイ社長は最後に「みなさんと一緒にプロレスの歴史を作っていきたい」と熱いラブコールを送っていた。関係者の話によると参加者は「3年前より多かった」という。 メイ社長と入れ替わる形で、棚橋弘至がサプライズで登場。棚橋は3年前も学生にエールを送っていたが、今回は少し長めに持論を展開すると「新日本を退団したKUSHIDAは『何をしてきたかじゃなく、これから何をしていくか』と言っていました。企業も『この人材は会社で何をしてくれるか』」を見ていると思うので、面接のときには笑顔と声のトーン、自分の志を伝えていただきたいと思います」とメッセージ。 「どれだけ偉大な過去でも未来は作れない。未来を作れるのは現在。僕は若い外国人選手に“You Are Future”、キミは未来なんだって伝えてるんですけど、ここに来ているみなさんもFuture。大変ですけど、心から応援しています。新日本プロレスに入ってくれたあかつきには、すばらしいものを一緒に作り上げていきましょう」と熱いエールを送った。最後は「会場のみなさん、愛してま〜す!」と学生と大合唱して棚橋は退場した。 後半は純粋に新日本のプロレスを楽しんでもらおうと、2試合のスペシャルマッチが組まれた。第1試合は学生と世代が近いヤングライオン(若手)の海野翔太&成田蓮対辻陽太&上村優也という好カードで会場を温めると、第2試合では、ロッキー・ロメロ&YOH&SHOのロッポンギ3Kが、金丸義信&エル・デスペラード&TAKAみちのくの鈴木軍と6人タッグマッチを敢行。鈴木軍はいつもと変わらぬ暴走ファイトを展開。これには「就活」を忘れて学生たちも大熱狂。他の新卒採用説明会では間違いなく見られない光景である。試合はロッポンギ3Kが勝利を収め、大きな歓声を浴びていた。 エンディングではロッキーが「英語を覚えてください」と英語で話すと、YOHが「今の話した言葉、入社試験に出るので」と笑いを取った。続けて「ホント今日はこの場で試合ができて、新日本プロレスを見せられて、ボクたちも誇りに思ってます。それで新日本プロレスをもっと届けいから、もっと広めたくて、もっとみんなと繋がっていたいから。だからさ、俺たちと一緒に新日本プロレスの未来をつくっていきます!」と宣言。 「きょうの会社説明会を見て、受けて、『新日本プロレスに入りたいな』と思った人?」と呼びかけると、学生が一斉に挙手。「オッ! オーケー、じゃあ、約束だよ。そんなにみんなに、明日も、いい風が吹きますように!」と学生たちにエールを送ると、最後は客席に出向き学生たちとハイタッチを交わしながら、新卒採用説明会は幕を閉じた。 参加者からは「説明が分かりやすかった」「興味を持った」「新日本を作る側に回ってみたい」という前向きな意見が多かった。新日本も年々規模が大きくなっているため、選手に限らずスタッフにも若い人材が必要な時期に差しかかっている。それだけに今回の新卒採用説明会を有意義なものにしたいという狙いがあったのは確かだ。日本のプロレス・格闘技団体でここまで大きい説明会を開けるのは新日本だけ。アメリカのWWEに次ぐ世界第2位の団体力を内外にアピールする意味でも効果はあっただろう。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年03月23日 18時00分
CG開幕戦 広島が粉砕する巨人・丸佳浩の「弱点」
原巨人の開幕戦は、やはり波乱含みとなりそうだ。 広島からフリーエージェント宣言した丸佳浩外野手(29)を強奪した巨人は、マツダスタジアムで開幕戦を迎える。その広島には、人的補償で長野久義外野手(34)が流出…。この対決の図式はオフシーズンから囁かれていたが、広島サイドは丸の“完璧な攻略法”を完成させているという。 巨人のユニホームを着たその丸がマツダスタジアムに帰って来たのは、3月5日のオープン戦だった。 「その日、丸は別行動でした。チームは13時の試合開始に先駆けて8時半頃にバスで宿舎を出発しましたが、丸だけタクシーで球場に先乗りしました。緒方孝市監督(50)やかつての仲間たちに挨拶するためです。驚いたのは、試合前に大ブーイングが起きると思いきや、全然…。拍手も聞かれたという報道もありましたが、記者席からの印象で言うと、一巨人選手が打席に立ったくらいの無反応ぶりでした」(スポーツ紙記者) 丸は後ろめたさを感じている。移籍が決定した当初、丸グッズはネット上で大暴落し、「赤い雑巾」と揶揄された。先の“現象”は時間の経過とともに広島ファンも容認するようになったのか? ある球界関係者によると、それこそ「丸封じの自信の表れ」だという。 「広島側から漏れてきた話ですが、丸は巨人移籍後、キャンプ中も菊池涼介や田中広輔などの元同僚と連絡を取り合っていたそうです。長野とは意識して必要最低限に抑えているようですが」 チームと別行動を取ってまで挨拶したということは、「自分には知らされていない情報が交錯している」と察したからだろうか。 「丸が菊池たちにこぼしていた話があるんです。一番苦手なピッチャーは誰か、と。丸は巨人の菅野智之を挙げ、その菅野と対戦しなくなっただけでも気が楽になったと思っています」(同) 昨季の両者の対戦成績は、16打数5安打で3割1分3厘。しかし、’17年は11打数ヒットなし。変化球が多彩で、スピンの掛かった直球の威力と制球力もバツグンの菅野が苦手だというのもうなずける話だ。 しかし、’18年にその菅野から3割以上の打率を残した要因というのが興味深い。先の関係者によれば、丸は「外れてダメもと」の心境、つまりヤマカンで決め打ちをしていたというのだ。 「カーブがくると決めたら、その準備だけする。当たれば御の字、外れたら空振り。丸のヤマカンに根拠があるのかどうか…」(同) ここに広島は狙いを定めた。古巣の広島は丸の性格を熟知している。丸がどんな配球を予測するのかを改めて整理し、攻略法をより綿密なものに作り替えた。オープン戦はそのテスト期間と見るべきだ。 「昨季の日本シリーズで対戦した元ソフトバンクヘッドコーチの達川光男氏が広島のローカルTV局で『丸攻略法』を事細かに解説しました。走者がいない場面でもクイックモーションを使うとフルスイングできなくなる点、直球待ちの状況に追い込むと縦の変化球に対応できなくなる点を指摘していました」(前出・記者) 当然、広島スコアラー陣も25打数4安打(1割6分)と封じ込まれた昨季日本シリーズでの丸について分析を終えている。対菅野でヤマカン打ちしていた性格もそうだが、広島は丸攻略法を何パターンも作り上げたようだ。 先乗りして、緒方監督らに挨拶した5日のオープン戦は、2打数無安打、2三振1四球。結果論だが、2三振を喫した相手がともに「左投手」というのも気になる点だ。相手は2投手とも、格下だ。やはり、広島は丸攻略法を完成させたと見るべきだろう。 巨人サイドからは、こんな情報も聞かれた。「8日のオリックス戦で、巨人の原辰徳監督(63)は丸の打順を2番から3番に変えました。そこで丸は4打数2安打。原監督はひと安心でしょうが、不慣れな2番で臨んだから広島戦で打てなかったのか、どんな丸攻略法を広島側が意図したのか、明確になっていません」(ベテラン記者) そもそも、巨人が丸のFA獲得を決めた背景には、4年連続で負け越したカープ戦を「なんとかしたい」との思いもあった。左のスラッガー、1年を通じてセンターを任せられる外野手も求めていたが、何よりも、“広島戦の相性の悪さ”を克服したかったわけだ。 「広島と巨人はデータ分析の中身が違うんですよ。巨人にはトラックマンなど最新式の分析マシンもあり、解析も事細かにされています。広島は昔ながらの方法、ボールに「○、×、△」の印を付け、それを言い当てながらティー打撃をやったりする。相手投手のボールを見極めるため、どんなに優れたデータ解析表よりも個々の選手の力次第ということ」(ベテラン記者) 近年、巨人は練習量の多いチームと言われている。それでも広島に勝てないのは、練習の方法か、優れたデータの使い方が間違っているからだろう。 「広島は丸の抜けたセンターに野間峻祥を入れ、打撃面では長野でカバーするつもりでした。野間の打撃が奮わず、長野は広いマツダスタジアムの外野守備に適応できない場面も見受けられます。長野は頭上を越える打球の追い方が苦手みたいです。狭い東京ドームでは大丈夫でしたが、広いマツダでは苦労しそう」(同) 4連覇を目指す上で、厳しい戦いを強いられそうな広島。巨人だけじゃなく、順調な仕上がりを見せているヤクルトも不気味な存在といえる。 ともあれ、広島は丸の攻略に強い自信を秘めていることは間違いない。
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スポーツ 2019年03月23日 11時30分
開幕戦3勝1敗の巨人・菅野、昨季完封を果たしたマツダスタジアムのマウンドへ【開幕戦見どころセ・リーグ編】
今月29日に、いよいよ開幕を迎えるプロ野球。今回はセ・リーグの開幕3試合について、以下にその見どころを確認していこう。■広島(大瀬良大地)対巨人(菅野智之) 4連覇を狙うホームの広島は、大瀬良大地が初の開幕投手を務めることが濃厚。昨年最多勝、最高勝率を獲得した右のエースを、鈴木誠也を筆頭とした打線がどのように援護するかが勝負のカギとなりそうだ。場合によっては、ルーキー・小園海斗の一軍デビューも実現するかもしれない。 一方の巨人は、絶対的エース・菅野智之を2年連続5度目の開幕マウンドへ。今季から再び指揮を執る伯父・原辰徳の“初白星”を、自らの手でもたらしたいところ。昨季10月4日には、マツダスタジアムで完封勝利を果たしたが、この日はどのような投球を見せるのか。打線では、今季からチームに加入した丸佳浩(前広島)が、古巣相手にどのようなプレーを見せるかに注目が集まりそうだ。■阪神(ランディ・メッセンジャー)対ヤクルト(小川泰弘) チームの大黒柱であるメッセンジャーが、5年連続6度目の大役を担う阪神。昨年最下位に終わった雪辱を晴らすべく、景気のいいスタートを切りたいところ。メッセンジャーは開幕戦の成績が3勝1敗と優秀で、今年も白星に期待が懸かる。ここまで好アピールが続いている近本光司、木浪聖也のルーキーコンビが、スタメンに割って入れるかも要注目だ。 “ライアン”小川を3年ぶり4度目の開幕投手に起用したヤクルトは、村上宗隆、塩見泰隆といった若手が既存メンバーに割って入るように台頭。彼らが勢いそのままに結果を出すことができれば、勝利がグッと近づくことは間違いない。■DeNA(今永昇太)対中日(笠原祥太郎) プロ4年目の今永を、初めての開幕投手に抜擢したDeNA。筒香嘉智、宮崎敏郎、ホセ・ロペス、ネフタリ・ソトといった強打者たちには、自らのバットで重圧のかかる左腕を早々に援護することが求められそうだ。 開幕投手が空回りしないようにカバーする必要があるのは、プロ3年目の笠原を立てる中日も同じ。昨年好成績のダヤン・ビシエド、平田良介、ソイロ・アルモンテといった主力は、いい意味で“変わらない”姿を見せることができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年03月23日 06時00分
新日本NJC、棚橋対SANADA、オカダ対石井が準決勝!MSGのメインまであと3試合
新日本プロレス春の最強戦士決定トーナメント『ニュージャパンカップ2019』(NJC)は準々決勝を消化した。20日のツインメッセ静岡別館大会でオカダ・カズチカ対ウィル・オスプレイ、石井智宏対YOSHI-HASHIを開催。21日のアクトシティ浜松大会で、棚橋弘至対ザック・セイバーJr.、SANADA対コルト・カバナがそれぞれ行われた。 史上最多となる32選手が参加した今年のNJC。勝てばアメリカROHとの合同興行、『G1 SUPERCARD』のメインイベントで、ジェイ・ホワイトのIWGPヘビー級王座への挑戦権が与えられるとあって、1回戦から激闘続き。ファンの間からはNJC史上最高の大会という声も聞こえている。 CHAOS同門対決が並んだ20日の静岡大会では、石井智宏を相手にYOSHI-HASHIが今年1月の復帰以降ベストとも言えるファイトを展開。石井との打撃合戦にも引けを取らなかった。最後は垂直落下式ブレーンバスターで敗れはしたものの、今後につながる闘いを見せたと言ってもいいだろう。 メインではオカダとオスプレイが約1年ぶりのシングル対決。1年前はオカダがIWGPヘビー級王者、オスプレイはIWGPジュニアヘビー級王者だった。あれから1年が経ち、オカダはベルトを失い、オスプレイはNEVER無差別級王者としてオカダの前に立った。 オカダはジュニアに専念していたころと体重はあまり変わらないが、ヘビー級選手を次々に撃破し続けているオスプレイを相手に大苦戦。甘く見ていたわけではないだろうが、昨年の対戦時よりも“あわや”と思わせる場面も多く、オスプレイの急成長ぶりが際立っていた。試合はレインメーカーでオカダが勝利を収めたが、試合後はオスプレイに「早くヘビー級に来い!」とラブコール。次に対戦する時は違うシチュエーションになるかもしれない。 21日の浜松大会では、鈴木みのるの厳しい関節技をしのいで準々決勝に進出したSANADAが、矢野通との頭脳合戦を制したコルト・カバナと対戦。カバナのトリッキーな動きに翻弄されそうになったSANADAだが、みのる戦が自信になったのか終始落ち着いたファイトスタイルで、最後はSkull Endでカバナにギブアップ勝ち。危なげなく準決勝への進出を決めた。 メインでは棚橋が「苦手」と公言するザックと対戦。1回戦でEVIL、2回戦で飯伏幸太を破ったザックは試合の序盤から主導権を棚橋に渡さない。棚橋はザックを挑発しながら“ワンチャン”を狙う作戦に。最後はザックの一瞬の隙をついて張り手から、リバースのツイスト&シャウトを決めると、すかさずジャパニーズ・レッグロール・クラッチ・ホールドでカウント3。ザックも得意とする丸め込みで勝利を収めた。試合後ザックは大荒れ。棚橋はエアギターを披露すると、浜松のファンにNJC優勝とMSGでの王座奪回を約束して大会を締めた。 準決勝は23日、決勝は24日に新潟・アオーレ長岡でそれぞれ行われる。オカダ対石井、棚橋対SANADAともに激戦が必至だが、棚橋にとって長岡は鬼門。SANADA戦を突破すれば棚橋が優位。棚橋が準決勝で敗れると、SANADAにまだ負けたことがないオカダが、ジェイに最高の舞台でリベンジを果たす可能性が高い。MSG決勝に向けて長岡2連戦も見逃せない。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年03月23日 06時00分
巨人・原監督が「人事権完全掌握」期待の大型助っ人・ビヤヌエバも容赦なく二軍落ちか
原辰徳監督(60)の決断がチームの引き締めにつながればいいのだが…。 3月29日のプロ野球ペナントレース開幕戦を前に、200万ドルの助っ人、クリスチャン・ビヤヌエバ(27)を二軍に降格させるとの情報が飛び交っている。 ビヤヌエバは本塁打、打点、出場試合数などに応じた出来高契約も交わしており、活躍すれば総額300万ドルをゲットすることになるという。約3億3600万円。過去、プロ野球界において、破格の年俸で迎え入れた外国人選手はオープン戦で打てなくても一軍でスタートさせるもの。しかし、原監督はそれを許さないというのだ。 「米パドレスでは4番も務め、期待されていました。米メディアのなかには『ビヤヌエバを引き止めないパドレスはどうかしている』との論調もあったくらい。まあ、変化球の多い日本の野球スタイルにまだ慣れていないようですね」(プロ野球解説者) オープン戦の成績だが、1割6分7厘。ヒット6本、打点2ではたしかに物足りない(3月20日時点)。 一軍の試合に出場させ、日本の投手に適応させていく起用法もある。ビヤヌエバの二軍降格がこのまま決まったとすれば、原監督がいつになく、厳しい態度で開幕を迎えることになる。その理由は久しく優勝から遠ざかっているせいだけではないようだ。 「原監督は3度目の指揮官就任を引き受ける条件として、選手に関する人事権の完全掌握を訴えました。前政権でゼネラルマネージャー(GM)と衝突することもあったので」(スポーツ紙記者) 前GMの鹿取義隆氏は原監督の帰還と同時に退いた。現在、巨人のGM職は空席だ。ということは、巨人は原監督からの人事権掌握のお願いを聞き入れたわけだ。 18―19年オフの巨人の大型補強だが、丸、炭谷、中島、岩隈らの獲得は原監督の要望だったという。厳密にいえば、丸のFA交渉に関しては前任の高橋由伸氏の時代から調査を進め、最終的に原監督もゴーサインを出したそうだ。しかし、ビヤヌエバに関しては少し事情が異なる。 先のプロ野球解説者によれば、原監督は外国人選手の獲得に“慎重”だったという。 「渉外担当者がどんな綿密に調査をしても、日本球界に適応できない選手が出ます。外国人選手についている代理人の売り込みをそのまま信じ、痛い目に遭った球団も少なくありません。原監督も過去、何度も期待外れに終わった外国人選手を見てきました」 過去、日本に来た外国人選手の中にはレギュラーを保証させた者もいた。ビヤヌエバに関しては「二軍落ち」の情報も出回っているので、そこまで厚かましい契約にはなっていないはず。 「原監督は300万ドルの助っ人も容赦なく二軍落ちさせ、フロントに人事権掌握を再アピールするつもりなんでしょう。シーズンに入ってからも、トレード、緊急で外国人選手を獲得しなければならない場面も出てくるでしょう。そのとき、自分の知らないところで話が進むのがイヤなんです」(前出・同) 優勝すれば、実力主義の徹底、原イズムが勝因として挙げられるはず。しかし、結果が伴わなかった場合、全ては原監督の責任となる。開幕の相手は覇者・広島だ。敵地・マツダスタジアムで黒星スタートとなった場合は、ちょっと心配である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年03月22日 20時00分
「引退おめでとうございます」は失礼じゃない? イチロー引退会見で不当に叩かれた記者質問
21日深夜にイチローの引退記者会見が開かれた。約80分の長い質疑応答の中で、何人もの記者がイチローに質問を投げかけたが、既にイチローが答えた内容を、再び聞いてしまう一幕があった。それに対してイチローは「さっき言いましたよね?」と返答。この流れをきっかけに、会見を観ていたファンが即座に反応するなど、ファンからの「ツッコミ」が相次ぐ展開となった。 インターネット上では「イチローにばっさり斬られたな」「記者のクオリティが低すぎる」「猛省すべき」と同じ質問をした記者への批判が相次いだ。 また、イチローがとある記者に「聞いてます?」と尋ねた時は、「記者がリアクションを取らなかったり、イチローの方を見ないでパソコンを見ていたりしたんだろう」と、会見場の様子を考える人もいた。 このような記者への不満があふれ始めると「イチロー記者会見の戦犯リスト」を作り、一部の記者の質問をさらす人も現れた。その中には「イチローにTシャツの質問をした記者」や、「『声が小さい』とイチローに言われた記者」、「『引退おめでとうございます』と言った人」などが含まれていた。 こういった記者に対し、インターネット上では「何考えてるんだ」「イチローに失礼」「記者が目立とうとしているように見える」と、さらなる批判が渦巻いた。 しかし、「『声が小さい』と言われた記者の人は、イチローをプロ入り当時から取材していて付き合いが長い。イチロー流のジョークなのでは」と反論する声も挙がった。さらに、日本では違和感があるが、メジャーリーグでは「引退おめでとうございます」という言葉を投げかけるのは、ごく普通に行われていることだという。実際、ヤンキースの公式ツイッターを見ても『おめでとう Ichiro』と書かれている。これを受けてファンは、「批判している人は、さすがにメジャーを知らなさすぎる」「質問した人はアナウンサーで、MLB中継を長年務めている人だし、自然に出てきた言葉では」と、批判した人を逆に批判する流れも生まれた。 イチローの引退を受けて、千葉ロッテのブランドン・マン投手は「イチロー、おめでとうございます」とツイートしている。野球ファンの中には「引退おめでとうございます」という文化を見聞きして知っている人はある程度いたようだ。 イチローほどの選手になると、野球に詳しくない人も注目する。それだけに、イチローや野球の文化に詳しい人が誤解されて叩かれてしまった今回の記者会見。日米の野球文化の違いなど、考えさせられる結末となった。
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スポーツ 2019年03月22日 17時00分
「矢野辞めろ」最下位・阪神のファンから早くも批判の声、他球団ファンからは「矢野かわいそう」
21日行われたプロ野球オープン戦、千葉ロッテマリーンズ対阪神タイガースで、阪神は3対0で完敗。3月21日現在最下位に喘ぎ、一部ファンから早くも不満の声が上がっている。 矢野燿大新監督の下、始動したタイガースだが、オープン戦に入ると、投打ともに全く機能せず敗戦続きで、スタートから1分けを挟み6連敗を記録。阪神と同じく最下位候補として評論家から名前が上がっている中日ドラゴンズに連勝したものの、その後も調子が上がらず、負けが込んでいる状況だ。 オープン戦には、福留孝介・糸井嘉男・鳥谷敬といったベテランの野手が出場していないため、楽観視する声もあるが、北條史也や高山俊、板山祐太郎などの若手が活躍できず、改めて育成能力のなさを露呈している状況。社会人野球のHONDAで揉まれてきた木浪聖也のほうが、プロで飯を食ってきた選手よりも打撃・守備ともレベルが高いのだから、目も当てられない。お得意の「大物選手の強奪」も不発だっただけに、置かれている状況はかなり厳しい。 そんな矢野燿大監督を悩ませているのが、熱狂的阪神ファンの存在。既にツイッター上では、一部ネットユーザーが「矢野辞めろ、金本のほうがマシ」という声を上げており、シーズンに入ってもこの状況ならば、激しいバッシングが予想される。昨年オフ、監督オファーを受けた矢野監督は、前任の金本知憲氏が現役時代ヒーロー扱いされていながら、ファンや在阪メディアから「ボロクソ」に言われていた光景を目にしており、受諾を数日間悩んだことはご存知の通りだ。 もちろん、ネットを見ることは殆ど無いだろうが、負けが込めば甲子園のファンから厳しい野次を浴びせられることが予想される。「それも含めた年俸」という声もあるが、闘志が削がれてしまうことは間違いない。良識ある阪神ファンからは「まだオープン戦」「長い目で見ないとチームがダメになる」という声も上がっているのだが。他球団のファンからも「矢野監督かわいそう」「阪神ファンって酷いね」と同情の声が上がっている。 「阪神の今の戦力ではAクラスも難しい。福留・糸井は1シーズン持たないことが予想されるうえ、それに代わるような選手もいません。投手陣も藤浪がダメで、頼れるのはメッセンジャーと西勇輝くらいのもの。抑えも不安があるし、中日との最下位争いが有力です。 矢野監督としては、負けが込んででも若い選手を我慢して使い育成したいでしょうが、ファンや在阪マスコミが許してくれるかどうか…。金本監督と同じ末路を歩まないか心配ですね」(野球ライター) オープン戦から「矢野辞めろ」はさすがに酷すぎる。少々長い目でチームを見ることも大切だ。文・櫻井哲夫
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スポーツ
中邑11・3来てくれ!!
2009年10月01日 15時00分
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格闘技界斜め斬り・三者三様 中邑が猪木に宣戦布告
2009年10月01日 15時00分
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奇妙なジンクスに悩む?諸見里しのぶ
2009年10月01日 15時00分
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曙 みのるにスッキリ勝つぞ
2009年10月01日 15時00分
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新日本プロレス 大谷 10・12IWGP防衛戦 橋本魂で獲る
2009年10月01日 15時00分
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みちのくプロレス社長に復帰したサスケインタビュー
2009年09月30日 15時00分
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「時代」を彩った男と女・あの人は今 バレーボール選手・大友(現山本)愛さん
2009年09月30日 15時00分
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新日本プロレス 蝶野 王者・中邑に喝
2009年09月30日 15時00分
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スポーツ
「ビバ!メヒコ メキシコ通信局」史上初 日本選手4人が大暴れ
2009年09月30日 15時00分
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全日本プロレス 小島 三冠王が吠えた!!
2009年09月30日 15時00分
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ハッスル RIKI軍決起
2009年09月30日 15時00分
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NEO 女子プロと競輪 異色コラボで熱闘
2009年09月30日 15時00分
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DREAM 所 2大王者のパワー注入
2009年09月30日 15時00分
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KONISHIKIが新日参戦
2009年09月29日 15時00分
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亀父マル禁パンチ
2009年09月29日 15時00分
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V24朝青もう“やんちゃ”
2009年09月29日 15時00分
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角界でいま、ちょっと面白い話が!!
2009年09月29日 15時00分
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大日本プロレス コスプレデスマッチで呼吸困難
2009年09月29日 15時00分
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大日本プロレス 正統派・関本&岡林 BJW王座初防衛
2009年09月29日 15時00分