スポーツ
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スポーツ 2019年03月20日 11時40分
ある意味縁起がいい順位?シーズンで意外な健闘を見せるオープン戦11位
24日の最終日まで、早いもので残り4日となったプロ野球オープン戦。同日に予定されている6試合が終われば、いよいよセ・パ同時開幕(29日)が目前となる。 あくまで調整の場との位置づけながら、試合ごとに順位表が更新され続けてもいるオープン戦。最下位、3位といった順位に関しては、その後のシーズンで苦しむという結果になる例も複数存在することから、しばしばメディアで話題になることも多い。 一方、これらの順位の中には、他にも意外な結果をもたらしている順位がある。それは、最下位に次ぐ順位である11位。普通ならばシーズンでも苦しい戦いを強いられそうなところだが、過去10年の該当チームの成績は必ずしもその限りではない。 過去10年間において、該当チームがシーズンBクラスに沈んだのは2011年(ロッテ/6位)、2012年(広島/4位)、2013年(オリックス/5位)、2016年(オリックス/6位)の4回。そのイメージとは裏腹に、“順当に”苦戦を強いられた例は半分以下となっている。 一方、2009年(中日/2位)、2010年(阪神/2位)、2014年(阪神/2位)、2015年(巨人/2位)は、いずれのチームも堂々のAクラス入りを果たしている。また、2014年の阪神は、クライマックスシリーズを勝ち抜き日本シリーズまで駒を進めた。 さらに、2017年(広島/1位)、2018年(広島/1位)に関しては、ご存知の通り、リーグ優勝を成し遂げてもいる。ここまで来ると「意外」という言葉よりは、「なぜ?」という言葉の方がよく当てはまりそうだ。 ちなみに、過去10年間の最下位チームはその全てがBクラスに沈んでおり、その内、2010年(横浜)、2011年(横浜)、2014年(ヤクルト)、2016年(中日)、2018年(阪神)はシーズンでもあえなく最下位に沈んでいる。 順位が1つ違うだけで、縁起のいい順位となっているオープン戦11位。かの森脇浩司氏(元オリックス監督)は自らの著書で「微差は大差」という言葉を用いているが、今回の内容に関しても同じようなことが言えるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年03月20日 11時30分
残るは5日間の春場所 優勝争いの現状は?
15日配信記事でお伝えした、大相撲春場所(大阪・エディオンアリーナ大阪)の序盤戦。そこから中盤戦の5日間も消化し、本日からいよいよ終盤戦へと突入していくことになる。 “平成最後の場所”となる今場所で、優勝を果たすのは一体どの力士なのか。10日目終了時点における、優勝争いの現状を今一度確認していこう。■全勝:白鵬(東横綱) 序盤戦の勢いそのままに、中盤戦でもただ一人全勝をキープし続けた白鵬。“平成最後の優勝”に向け、星の差1つで優勝争いの先頭に立っている。ただ、白鵬は先場所「10連勝→3連敗→休場」でまさかのV逸を喫している。残る終盤戦に向けては、今以上に厳しい相撲を展開し続ける必要もあることは言うまでもない。■1敗:逸ノ城(西前頭4枚目)・碧山(東前頭7枚目) 無敗の横綱に追走するのは、共に平幕の両力士。もちろん、どちらも好調であることは疑いようがないが、9日目(対豪栄道)、10日目(対高安)で大関に連勝した逸ノ城は特に視界良好といえそうだ。なお、この両名は本日11日目に、1敗同士の直接対決が組まれている。勝てば天国、負ければ地獄の生存競争は、同日の目玉取組と言って全く差し支えはないだろう。■2敗:鶴竜(西横綱)・高安(東大関)・豪栄道(西大関)貴景勝(東関脇)・琴奨菊(西前頭8枚目) 過去1年の優勝ラインを考えると、これ以上の負けは許されないともいえるこの5名。特に鶴竜、高安、豪栄道の横綱・大関陣は、求められている役割を果たすために何としても戦線にしがみついていきたいところだ。 ちなみに、現在「8勝2敗」の貴景勝は、ここからあと2勝を積み上げれば“大関当確”と盛んに報じられてもいる。終盤戦は優勝争いと共に、大関獲りの行方に関しても大いに注目を集めることになりそうだ。 以上が、10日目終了時点における優勝争いの現状となっている。果たして、残り5日の終盤戦を勝ち抜き、その手に賜杯を抱く力士は一体誰になるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年03月20日 06時00分
ニュージャパンカップベスト8が決定!棚橋弘至対ザック、CHAOS対決がポイントか?
史上最多となる32選手が参加した新日本プロレス春の最強戦士決定戦『ニュージャパンカップ2019』(NJC)。17日までに2回戦を終えベスト8が出そろった。 準々決勝は20日のツインメッセ静岡大会で、棚橋弘至とザック・セイバーJr.、SANADAとコルト・カバナがそれぞれ対戦。21日のアクトシティ浜松大会ではオカダ・カズチカ対ウィル・オスプレイ、石井智宏対YOSHI-HASHIのカードとなった。 優勝して憧れのニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン大会で、ジェイ・ホワイトからIWGPヘビー級王座を奪還したい棚橋に、飯伏幸太の「覚悟」をへし折った昨年のNJC覇者ザックが立ちはだかる。 このカードは昨年の決勝カード。棚橋はザックを「ああいうの苦手」と話しており、ザックの絡みつくような関節技の数々に満身創痍の棚橋の身体が悲鳴を上げてしまうのは想像がつく。「棚橋弘至のプロレスに悲壮感はいらない」と断言した棚橋にとって、ダメージを最小限にとどめた上で準決勝に進出できるかどうかは大きなポイントとなる。「頑張ってくれている身体」を信じて、棚橋は苦手なザックを乗り越えていこうという強い気持ちでこの一戦に臨む意向だ。 SANADAはROHの威信をかけて挑むカバナに足元をすくわれないように気をつけていけば準決勝進出は順当なところ。会場人気も上昇中なだけに期待したい。 もうひとつのブロックは、なんと4人全員がCHAOSのメンバーとなった。ジェイ、邪道、外道の離脱でメンバーが手薄となり、現在は本隊と“対等合体”をしているCHAOSだが、この結果を見るとやはり実力者ぞろいだということが分かる。 オカダとオスプレイは1年ぶりのシングル対決。オスプレイの成長と勢いが止まらないだけに、今回の一戦は昨年よりさらにハイレベルな試合になるのは確実。オカダの勝利は決して盤石ではない。また石井とYOSHI-HASHIも前哨戦で激しいチョップ合戦を繰り広げており、今回の対戦もチョップが鍵を握ることになりそう。YOSHI-HASHIがひとつ上に行くには負けられない試合になるだろう。 アオーレ長岡で行われる準決勝、決勝に駒を進める選手は誰になるのか?MSGのメインまであと3試合まで迫ってきた。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年03月19日 22時30分
伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「フリッツ・フォン・エリック」呪われた鉄の爪一家 “悲劇”の正体に迫る!
必殺のアイアンクローを武器にトップヒールとして一世を風靡したフリッツ・フォン・エリック。その一方、地元のダラスではベビーフェイスとしてリングに上がり、プロモーターとしても大成功。富と名誉を手にして“エリック王国”を築いたが、その息子たちは次々と不幸な死を遂げた…。※ ※ ※ オカルトめいたエピソードの多いプロレス界だが、その大半は演出のため大げさに話を盛ったものである。 キラー・コワルスキーの“耳そぎ事件”などはその代表的な例だろう。コワルスキーのダイビング・ニードロップで左耳をそぎ落とされた相手選手が、そのショックで自殺した…というのだが、事実は微妙に異なる。シューズのひもが引っかかって耳がそげたアクシデントは実際に起きたものの、試合後、コワルスキーは病院に駆けつけ、相手選手も笑顔で見舞いに応じていたという。自殺は耳そぎ事件が原因ではなく、プライベートの問題に起因したものであったと、のちに関係者が明かしている。 しかし、コワルスキーはこの事故をきっかけに、それまで“ターザン”コワルスキーなどと名乗っていたリングネームを“キラー”に改めている。さらにコワルスキーは、若き日のアントニオ猪木も憧れたといわれる肉体美を誇っていたが、あえてその筋肉を落として妖しいムードを漂わせることで、トップヒールに上り詰めている。 そうしたオカルト系の逸話の中でも、極めつけと言えるのが“エリック家の呪い”だろう。“鉄の爪”としてその名を全米に轟かせたフリッツ・フォン・エリックは、6人の息子のうち5人を亡くしている。なお、エリック家の長男は6歳のとき、池にはまったところに高圧電線が触れて感電死しているため、プロレスラーとしてはケビン、デビッド、ケリー、マイク、クリスの5兄弟。そのうちケビン以外の4人が早世しており、これをプロレス的演出と同列に語っては不謹慎かもしれない。しかし、その裏側にただならぬ暗部が見え隠れするのも事実なのだ。 この中で最初に亡くなったのはデビッドで25歳のときのこと。1984年2月、全日本プロレス参戦のため来日した際、宿泊先の都内ホテルで急死している。公表された死因は急性胃腸炎だが、真相はステロイド剤の多用による内臓疾患だったとする説が、当時から根強くささやかれていた。 同年5月、エリック一家のホームタウン・テキサス州ダラスで行われたデビッドの追悼興行において、弟ケリーはリック・フレアーを下してNWA世界王座を戴冠。父親のフリッツ以来の悲願を達成する。 「もともとはデビッドが新王者に内定していたそうで、ケリーの王座はいわばデビッドへの香典のようなものでした。それもあってケリーは、1カ月弱の短命王者に終わります」(プロレスライター) そのケリーは’86年、オートバイ事故により右足切断の重傷を負う。’87年に奇跡の復活を果たしたものの、同年にマイクが精神安定剤の過剰摂取により、23歳で服毒死する。 さらに’91年には、末弟のクリスがピストル自殺。デビュー1年目の21歳であったが、身長165センチとレスラーとしては小柄なことを苦にしており、日常的にステロイド剤を使用していたといわれている。 ’93年にはケリーが33歳でピストル自殺。ドラッグ使用で有罪が確定したことを苦にしてのことだった。 「彼らの父であるフリッツは、デビッドがNWA王者として世界を回り、地元ダラスはケビンやケリーらが守るというような形を夢見ていたそうですが、それを果たすどころか最悪の結末となりました」(同)★王国繁栄のため犠牲となった!? フリッツ自身は’97年、68歳のときに肺がんで亡くなっている。晩年には妻と離婚し、かつて情熱を燃やしたプロレスビジネスからも身を引いていたという。こうして見ると、エリック兄弟の死に共通するのは、呪いではなくドラッグであったことが分かる。 プロレスに限らずスポーツ界全般において、ステロイド系の筋肉増強剤がごく普通に使われていた時代ではあったが、兄弟そろって肉体や精神を害するほどまで、いわば薬漬けになっていたというのはさすがに異様であろう。 実際は社会問題として追及されてしかるべきもので、これを“呪い”や“悲劇”と形容するのは、スキャンダル隠しのための演出とも言えなくはない。 「噂レベルではありますが、フリッツは英才教育と称して、息子たちがプロレス入りする前から心身ともにしごき上げ、さらには体を大きくするため筋肉増強剤を使用させていたとの話も聞きます」(同) ダラス地区のプロモーターとして、息子たちを地元スターに育て上げようという情熱が、ひとかたならぬものであったことは想像に難くない。 ただし、唯一の生き残りであるケビンは後年のインタビューで、「そうした父親からのプレッシャーはなかった」と、答えていることは付記しておく。 ケビンの2人の息子たち、ロスとマーシャルは日本のプロレスリング・ノアでデビューしたが、現在はアメリカの地域団体で地道にプロレスラーを続けているようだ。フリッツ・フォン・エリック***************************************PROFILE●1929年8月16日〜1997年9月10日。アメリカ合衆国テキサス州出身。身長193㎝、体重125㎏。得意技/アイアンクロー。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年03月19日 21時10分
カート・アングルが引退試合の相手を指名!ブロック・レスナーが登場!
世界最大のプロレス団体WWEは19日、イリノイ州シカゴのオールステート・アリーナで主力ブランドのロウを開催した。世界最大のプロレスイベント『レッスルマニア』での引退試合を発表したカート・アングルが最後の対戦相手に因縁のバロン・コービンを指名した。 リングに登場したアングルは「闘いたい相手は多いが、倒したい相手はGMとしての俺を苦しめたバロン・コービンだけだ。あいつからタップアウトを奪うこと以上に幸せなことはない」とコービンを名指し。続けてチャド・ゲーブルと対戦したアングルはアンクル・ロックで勝利すると、試合後にはコービンがステージに登場した。「お前からGMの仕事を奪ってとても気分が良かったよ。引退試合では圧倒して恥をかかせてやる」とコービンは不敵に笑った。 カート・アングルは米代表としてアトランタ五輪のレスリングフリースタイルで金メダルを獲得。超エリートレスラーとして1998年にWWEと契約、2000年代初期にかけてスティーブ・オースチン、ザ・ロックらとともにWWEの黄金時代を築いた。 数々のタイトルを獲得して、2006年にTNAへ電撃移籍。2007年にはTNAとの提携ルートから新日本プロレスへの初参戦が実現。しかし同年6月にアントニオ猪木氏が主宰するIGFにも参戦し、当時“剥奪”されたはずのIWGPヘビー級選手権試合を行い“王者”のブロック・レスナーから勝利を収め、新日本“非公認”の王者に。ベルト(3代目)をTNAに持ち帰って、ファンの前でも披露している。 2008年にはこの3代目ベルトを賭けて新日本に来日し、永田裕志を相手に防衛に成功するも、“公式”の王者である中邑真輔との“統一戦”に敗れ、IWGPヘビー級王者騒動は終結した。2017年、WWEに復帰し殿堂入りを果たすと、現場復帰。ロウのGMとして活躍していたが、今回リングを降りる決断をした。 『レッスルマニア』でセス・ロリンズ戦を控えるユニバーサル王者ブロック・レスナーは、ロウのオープニングに姿を現した。 ともに入場したマネージャーのポール・ヘイマンが「レスナーはAJスタイルズやダニエル・ブライアン、フィン・ベイラーにも勝っている。そしてセス・ロリンズは今夜ザ・シールド因縁の相手ドリュー・マッキンタイアと対戦するみたいだな」と王者レスナーを称賛してロリンズに言及すると、マッキンタイアがステージに登場した。 マッキンタイアは「レッスルマニアの新しい対戦相手を探しておけ。今夜、俺がロリンズを倒すからレッスルマニアには間に合わないぞ」とレスナーに忠告すると、今度は突然背後からロリンズがマッキンタイアを襲撃。持っていたパイプ椅子で滅多打ちにすると、ロリンズは続けてレスナーにも襲いかかろうとしたが、レスナーは余裕の表情で場外に回避。両者はにらみあったが、レスナーはベルトを掲げてロリンズを挑発しながらそのままその場を後にした。 さらにロリンズはザ・シールドの敵討ちとしてマッキンタイアとメイン戦で激突。実力者同士らしく熱戦を展開した。しかし試合途中にロリンズが必勝パターンに持ち込むと、突如ステージにレスナーが登場。これに気を取られたロリンズはマッキンタイアのクレイモアを食らってしまいまさかの3カウント。レッスルマニアを前にロリンズとレスナーはさらにその因縁を深めた。 白血病からの克服を完全アピールするためにも、ロリンズにとってレスナーは超えなければいけない相手。『レッスルマニア35』は日本時間4月8日に開催される。文 / どら増田写真 / ©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2019年03月19日 17時30分
絶不調で開幕に臨むイチロー 3度目の“逆転劇”はあるのか?
東京ドームを舞台に、18日に行われたシアトル・マリナーズ対巨人の一戦。「9番・ライト」で先発出場したイチローは、前日に続き3打数ノーヒット。24打席連続ノーヒットとトンネルを抜け出せないまま、オークランド・アスレチックスとの開幕戦(20日・東京ドーム)を迎えることとなった。 先頭打者で迎えた3回表の第1打席は、今月支配下登録されたばかりの坂本工宜にバットを折られてファーストゴロ。1死二、三塁のチャンスで回ってきた4回表の第2打席では、戸根千明が投じた6球目のスライダーに見逃し三振を喫した。 7回表の第3打席でも、桜井俊貴の前にセンターフライに倒れ、裏の守備からベンチに退いたイチロー。守備では“レーザービーム”と称される強肩で球場を沸かせる場面もあったが、バットでは最後まで快音を響かせることはできなかった。 試合後の報道では、スコット・サーバイス監督が開幕戦でのスタメン起用を示唆したと伝えられているイチロー。状態が状態なだけに、ネット上からは「これじゃ開幕戦も厳しそう」、「やっぱり1年のブランクは大きいのか」、「これ以上打てないイチローは見たくない」といった不安の声が数多く挙がっている。 ただ、今現在の状態が絶不調でも、開幕戦の結果がどうなるかはまだ分からない。百戦錬磨のプレイヤーであるイチローは、これまでも度々逆境を跳ね返してきたからだ。 今から遡ること11年前の2008年。この時のイチローはオープン戦で26打席連続ノーヒットと不振にあえいだが、シーズンでは「打率.310・6本塁打・42打点・213安打」と出色の成績を残している。 また、翌年のWBCではそれまで「打率.211」と苦しむ中、韓国との決勝では4安打をマーク。最後の4安打目が日本に何をもたらしたのかは、今さらここで語る必要もないだろう。 追い込まれれば追い込まれるほど、自らの真価を証明してきたイチロー。翌日に迫った開幕戦で、3度目の“逆転劇”を演じることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年03月19日 11時30分
「高野連の圧力」の声も 新潟県高野連が再考要請を受け『球数制限』の撤回を発表、波紋広がる
新潟県高等学校野球連盟(以下・新潟県高野連)は18日、春季大会から独自に導入予定だった投手の球数制限について、「撤回する」と発表。再考の圧力を掛ける形となった日本高等学校野球連盟(以下・高野連)に批判が殺到している。 昨年12月、投手に対する負担軽減などを目的に、新潟県高野連が、1試合100球に達した場合、投球することができないというルールの導入を決定。先進的な取り組みとして注目されていた。 ところが、これに待ったをかけたのが、親玉の高野連。2月20日の理事会で、「勝敗に影響を及ぼす規則については全国で足並みを揃えるべきだ」として、再考を要請。事実上、圧力を掛けたことになる。 新潟県高野連の対応が注目されていたが、18日になり「撤回」を発表。新潟県高野連会長は「我々の取り組みを受け入れてもらえなかったのは残念」と心境を語った。やはり親分の圧力には、逆らえなかったようだ。 なお、高野連は4月から「投手の障害予防に関する有識者会議」を開き、そこに新潟県高野連会長も参加。医師や元プロ野球選手などを交えて、議論していく予定なのだという。高野連の竹中雅彦事務局長は撤回を受け、「こちらの考えや意向を理解していただいた」と安堵の声を上げた。 高校野球ビジネスの恩恵を受ける新聞社を中心に、「今後話し合っていく」「いろいろな問題をクリアしてから」などと美談のように語られているが、ネットユーザーはそうは取らなかった様子。「結局は圧力じゃねえか」「期限もなしにただ話し合って批判を交わしたいだけ」と批判が殺到している。 さらに、「スタンドプレーを許さない姿勢が許せない」「全国の指導者が全く異議を唱えないのは圧力が掛かっているからではないか」「そりゃ高野連に楯突いたら仕事失っちゃうもんね」など、高野連の「圧力を掛けてやめさせる」というやり方についても非難殺到状態だ。 「新潟県の打ち出した球数制限は実に先進的であり、かつ春季大会という夏や春の甲子園とは直接的に関わりを持たない大会で、『テストケース』としてもってこいだった。『圧力』を掛けてやめさせるよりも、本来ならテストとして、『どうなるか』を見てみるべきだったのではないか。今回の対応は、勝手に球数制限を考えた新潟県高野連に、高野連がメンツを潰されまいと無下にしたとしか思えません。ひどい対応です」 本当に選手の体調よりも、メンツや『勝負の公平性』だけにこだわった措置だとすれば、ひどい対応といわれても致し方ないだろう。文・櫻井哲夫
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スポーツ 2019年03月19日 06時00分
棚橋弘至がMSGを感じるアノ技で『パパわる』対決を制す!飯伏幸太がザックに完敗!
新日本プロレス『ニュージャパンカップ2019』▽16日 東京・後楽園ホール 観衆 1,738人(札止め) 『ニュージャパンカップ』(NJC)は、16日の後楽園大会からベスト16による2回戦が幕を開けた。 優勝者にはアメリカROHとの合同興行『G1 SUPERCARD』(日本時間4月7日、ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン=MSG)のメインイベントで、ジェイ・ホワイトのIWGPヘビー級王座への挑戦権が与えられる。 セミファイナルでは棚橋弘至と田口隆祐によるタグチジャパン同門対決が実現。両者は昨年、棚橋が主演した映画『パパはわるものチャンピオン』で共演。棚橋が演じたヒールレスラー、ゴキブリマスクのパートナーのギンバエマスクを田口は熱演した。ヘビー級とジュニアヘビー級の違いはあるものの、田口は棚橋を常にサポートしている大切な存在だ。負傷欠場したデビッド・フィンレーの代役としてNJCに追加エントリーされた田口だが、1回戦でヘビー級のベテラン天山広吉を撃破、棚橋のことも熟知しているだけに侮れない選手である。 試合開始から棚橋コールと田口コールが入り乱れる中、田口は得意のヒップアタックで自分の距離を作っていくと、オーマイ&ガーアンクルで棚橋のウィークポイントである足に狙いを定める。それが無理と見るやタイガー・スープレックス・ホールドまで駆使し、試合中にはギンバエマスクのポーズなどで棚橋の心を揺さぶったが、最後は棚橋のドラゴン・スープレックス・ホールドに返すことができず3カウント。準々決勝進出を決めた棚橋は、コーナーでゴキブリマスクのポーズを披露した。最後は健闘した田口とグータッチ。田口にも大きな拍手が送られた。 棚橋は試合後に田口との“縁”を口にした。「いくつもの偶然が重なって、デビッド・フィンレーがケガをして田口が代わりに出た。代わりって言い方は失礼だね。そして、田口が天山選手を下してきた。すごい確率で棚橋対田口の一戦が今日あったんだと思う。試合中はあまり触れないようにしてたけど、田口がこうやってくるから」と、ギンバエマスクの手をモミモミするジェスチャーをしてみせた。 「とにかく2回戦突破。決まり手は、ドラゴンスープレックス。マディソン・スクエア・ガーデンの歴史を勉強して、藤波辰爾選手が初めてドラゴンスープレックスを出した場所。それから何十年経って、ドラゴンスープレックスで帰るのも粋だなと。“カムバック・サーモン”ってあるじゃないですか。海に出た鮭が戻ってくる。“カムバック・ドラゴン”!まあ、この場合、鷹木信悟選手じゃないけどね」と冗舌だった。 試合後の棚橋はMSGに“ゆかり”があるドラゴン・スープレックス・ホールドで、“ジュニア”の田口から3カウントを奪ったことに満足していたようだった。かねてから藤波辰爾のドラゴン殺法の継承を明言している棚橋にとって、MSGからスター街道を歩んだ藤波の存在は意識しないわけがない。「歴史を勉強して」と付け加えたのはリアルタイムで見ていないから、という意味が込められているのだろう。MSGでジェイへのリベンジと平成最後のNJC優勝を誓っている棚橋がまた一歩前進した。 メインイベントは今シリーズから復帰を果たし、完全復活をアピールしたい飯伏幸太が登場。1回戦で優勝候補の内藤哲也を破って、2回戦に駒を進めた飯伏だが、対戦相手は昨年のNJCで敗れているザック・セイバーJr.。両者は目まぐるしい攻防を繰り広げるが、昨年と同じく飯伏がラッシュをかけようとすると、蛇のように絡みつかれ動きを止められてしまう。最後はカミゴェをかわされ、身動きが取れない関節技、オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デスにたまらずギブアップ。飯伏は2回戦で脱落し、ザックが2年連続NJC優勝へ前進。まさかの展開にファンはしばらく呆然としていた。 「クソッ!いやぁ…終わりましたね。終わりました。ひとつ目の目標だった…一番近い目標だった『ニュージャパンカップ』。優勝したらIWGPヘビー級。いちばん最短な自分にとっていちばん大切なトーナメント。自分の手で…意思で…タップしてしまいました。自分の中ではあそこから粘って、自分の身体が耐えられるとは思わなかったですね。ホント数少ないギブアップ負けですけど、『気持ちでどうにかなる』とかじゃなかったと思います。分かんないです。それを理由にしてるだけかもしれないし…」 試合後の飯伏は倒れ込みながらコメントしたが、さすがに2回戦負け、しかも2年連続の完敗劇にショックを隠せない様子。しかし、ここで止まっている暇はない。 「でも、まだまだこんなところじゃ終わらないですよ。もう切り替えないと。ただこれは絶対、自分の中で持っておくんで、ザックとはまたいつか絶対、リベンジしたいです。やりますよ。やってやります!」 立ち上がった飯伏の目はギラつきを取り戻していた。飯伏が気づいた「覚悟」を見せる闘いは始まったばかり。6.9大阪城ホール大会や、『G1クライマックス29』と大きな大会やシリーズが控えている。期待していきたい。 この日の結果を受けて、棚橋とザックによる昨年のNJC決勝カードが準々決勝で実現。2人は3.21アクトシティ浜松大会で対戦する。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年03月18日 21時30分
「イメージできるだろ?」SANADAが鈴木みのるとの激戦制し、NJC優勝を予言!
新日本プロレス『ニュージャパンカップ2019』▽17日 東京・後楽園ホール 観衆 1,739人(札止め) 中身の濃い28分45秒だった。現時点では今年のニュージャパンカップのベストバウトかもしれない。 内藤哲也、EVILが敗退し、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンでは唯一の2回戦進出者となったSANADA。対戦相手は、最近ロスインゴ勢に分が悪い鈴木軍のボス・鈴木みのる。みのるにとってもザック・セイバーJr.が準々決勝に進出しているが、このあたりで自身も結果を残して存在感と発言権を高めたいところ。みのるのセコンドはザックのマネージャー・TAKAみちのくが務めた。 両者は序盤から手足を取り合うテクニック合戦を披露。目まぐるしい展開に後楽園ホールに集まったファンの目が釘付けになった。力で劣るみのるは、スリーパーホールド、腕ひしぎ逆十字固め、ヒールホールドといった得意の関節技を駆使して、フィニッシュホールドのゴッチ式パイルドライバーを狙う。しかし、いつにも増して大きなSANADAコールが背中を押したのか、SANADAはこれらの関節技を何とかしのいでいく。場外戦ではみのるが主導権を握っていたが、壮絶なエルボー合戦でもSANADAが優位に立った。 試合終盤になるとSANADAが必殺技Skull Endを放ち、みのるがスリーパーや、足を取っての関節技で切り返すという展開に。両者とも何度も落ちかけたが、なかなか目が死なないのが遠目から見ても分かった。しかし、Skull Endでみのるの動きが止まった一瞬の隙を突いて、勝機と見たSANADAは自ら技を解きコーナー最上段へ。この日3度目のトライとなるラウンディング・ボディプレスが決まりカウント3。大激戦に場内の歓声はしばらく鳴りやまなかった。 「みなさんに伝えたいことがあります。実は…マディソン・スクエア・ガーデンが好きです。ただ、いちばん好きなのはここ後楽園ホールです。後楽園ホール!シー、ユー、ネクストタイム!」 新日本参戦以降、SANADAのマイク姿はメインで勝ったときにしか見られない。新日本の中でも“レア度”が高い。インタビューブースも素通りするのが基本なのだが、武藤敬司の弟子なだけに言葉もハッキリと発していた。決してできないわけではないのだろうが…。SANADAも内藤のように思っていることを口に出す日が来るだろう。 「イメージできるだろ?長岡の決勝で、メインに勝って、マイクを握る姿を…」 バックステージでも珍しくコメントを出したSANADAは、報道陣を通じて優勝を予言していた。この日、矢野通を破って準々決勝に駒を進めたROHのコルド・ガパナと、3.21アクトシティ浜松で準々決勝を戦う。SANADAにとっては得意なタイプの選手と思われるが、ROH勢最後の一人としては負けられない。地方のファンには、後楽園の熱を「イメージ」しながら今後の展開を見守ってもらいたい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年03月18日 21時20分
「交換すると給料天引きになる」J2選手が明かした、J1との“ユニフォーム格差”とは
17日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に、元日本代表の松井大輔(横浜FC)とチームメイトの南雄太が出演。“勝負服”であるユニフォームの観点から、現在の主戦場であるJ2とJ1の違いについて語った。 「優勝賞金3億円・年間分配金3.5億円・平均収入40億円」のJ1に対し、「優勝賞金2000万円・年間分配金1.5億円・平均収入14億円」となっているJ2。この現状が影響しているのか、松井が所属するチームでは、ユニフォームが「2枚しか支給されない」という。 「J1だと半袖と長袖があるんですけど、J2だと半袖2枚だけ」と、その内訳についても詳細を語った松井。中にインナーを着たくないとの理由から、気温が低い時は、半袖に手袋をして試合に臨むという。 ただでさえ枚数が少ない上、「交換すると給料天引きになる」ともいうチームのユニフォーム。松井は「(J1は)枚数が違う、いっぱいあるし、もらえるのもある」と、J1との待遇格差を嘆いていた。一方、「キーパーも同じです」と同調した南は、「古くなったモデルが新しくなると、(所属チームでは)1枚はもらえて、もう1枚は下部組織の子たちに回す」と発言。支出を少しでも減らすため、ユニフォームも“節約”していることを明かした。 自身の息子が、同じキーパーとして下部組織に在籍している南。振り分けに都合がよかったのか、「息子がそれをもらって家に帰って来た」ことがあることも明かし、スタジオを笑いに包んでいた。 チームによって多少の違いはあるものの、J1とは“ユニフォーム格差”が生じているJ2。今回の放送を受けたネット上には、「交換で天引きはシビアすぎ」、「観客もスポンサーも違うし、これぐらいの格差は仕方ない気もする」、「こういうのも昇格へのモチベーションになるのかな」といったコメントが寄せられている。 シーズン末に展開される昇降格争いが、毎年熾烈なものとなっているJリーグ。今回番組で取り上げられたカテゴリー間の格差もまた、激闘を生む一要因となっているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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興毅 王者内藤をKO宣言
2009年09月25日 15時00分
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新日本プロレス 内紛ぼっ発
2009年09月25日 15時00分
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虎が吠える 佐山サトル見参!!(4) プロレスの教えと環境を崩すな
2009年09月25日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス 曙が力道山にベルト奪取を報告
2009年09月25日 15時00分
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スポーツ
戦極 金網王者が戦極殴り込み
2009年09月25日 15時00分
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スポーツ
戦極 泉浩 デビュー戦惨敗
2009年09月24日 15時00分
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スポーツ
戦極 瀧本 勝ったけど内容不満
2009年09月24日 15時00分
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全日本プロレス 曙 初王座に珍事
2009年09月24日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス 高山 小島を恥辱刑予告
2009年09月24日 15時00分
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全日本プロレス 船木 河野を破り6連勝
2009年09月24日 15時00分
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スポーツ
大毅の歌パフォーマンスの謎
2009年09月24日 15時00分
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スポーツ
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元世界S・フェザー級王者 沼田義明さん
2009年09月24日 15時00分
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バンカーショット編 砂の質と量がコースで違ってもOK
2009年09月24日 15時00分
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ノア 秋山 三沢さん追悼興行で難題に挑む
2009年09月19日 15時00分
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風香 せんとくんに嫉妬
2009年09月19日 15時00分
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スポーツ
松ちゃんと共演したマスクマンは?
2009年09月19日 15時00分
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DREAM 川尻 魔裟斗になる!!
2009年09月19日 15時00分
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K-1 京太郎 武蔵を継ぐ!!
2009年09月19日 15時00分
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戦極 川村 復讐の鬼になる
2009年09月19日 15時00分