スポーツ
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スポーツ 2019年03月13日 11時30分
まわし取れぬまま完敗 カド番大関栃ノ心が黒星先行に
12日に行われた大相撲春場所3日目(大阪・エディオンアリーナ大阪)。今場所カド番の栃ノ心(東大関2枚目)は、北勝富士(西小結)の圧力に屈しこれで2連敗。初日の白星から一転、黒星が先行する形となった。 立ち合い左足を踏み込み、右下手を狙った栃ノ心。しかし、この目論見は左おっつけで封じられ、逆に右のど輪で上体を起こされるなど防戦を強いられる展開に。狙いが外れた栃ノ心はたまらず苦し紛れの引きを見せたが、構わず突っ込んでくる相手にはこれも通じず。反撃の「は」の字も出せないまま、最後はなすすべなく土俵外へ。今場所を新小結で迎えた北勝富士に、みすみす三役初勝利を配給してしまった。 今回敗北した北勝富士には、先場所初日の対戦でも土をつけられた。出鼻をくじかれた栃ノ心は、その後4連敗を喫し、5日目から「右大腿四頭筋肉離れ」で無念の休場。カド番のきっかけとなったその“因縁”の相手に、今場所も完敗を喫してしまった。 妙義龍(西前頭2枚目)に敗れた前日と合わせ、これで2連敗となった栃ノ心。序盤から取りこぼしが続いていること、そして横綱・大関陣と相対する後半戦のことを考えると、「まだ場所は始まったばかり」といった悠長なことも言えない情勢となってきている。この日も痛々しいほどのテーピングが巻かれていた、右太ももの状態もまた気がかりだ。 ここまで3日間の取組は、いずれも立ち合いでまわしが取れずに押し込まれ、その後不利な体勢から無理やり引くという内容が続いている。大栄翔(東前頭2枚目)に勝利した初日はたまたま決まったが、これが続くようなら2日目、3日目と同じような展開に陥ることは言うまでもない。 本日4日目に対戦する錦木(東前頭3枚目)は、先場所2日目で敗れた相手。この時は巻き替えから左四つになるも、前に出たところで左上手投げをくらって土俵を割った。今場所の錦木はここまで3連敗と今ひとつだが、手負いの大関が楽観視していい相手では決してない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年03月13日 06時00分
新日本NJC1回戦終了!棚橋、飯伏、オカダらベスト16進出も内藤が脱落!
新日本プロレスとROHから史上最多の32選手が参加している春の最強戦士決定トーナメント『ニュージャパンカップ2019』が8日、後楽園ホールで開幕。9日は愛知・愛知県体育館、10日は兵庫・ベイコム総合体育館、11日は香川・高松市総合体育館第1競技場でそれぞれ4試合、計16試合が行われた。 8日の後楽園大会では、YOSHI-HASHI、タイチ、チェーズ・オーエンズ、石井智宏が勝利。YOSHI-HASHIは中西学を下して「先輩越え」を果たした。オーエンズはIWGP US王者のジュース・ロビンソンに勝利。メインでは先月の後楽園大会で因縁が勃発した石井と永田が大激戦を繰り広げて大盛り上がり。石井が2回戦に駒を進めている。13日の岡山・ジップアリーナ岡山大会で、YOSHI-HASHI対オーエンズ、石井対タイチの2回戦が行われる。 9日の愛知大会では、ランス・アーチャー、NEVER無差別級王者のウィル・オスプレイ、初参加のマイキー・ニコルス、オカダ・カズチカが勝利。オスプレイは巨漢のバッドラック・ファレに勝利を収め、ジュニアヘビーの枠に収まらない力を見せつけた。メインではオカダがマイケル・エルガンに完勝し、声高らかに優勝宣言。14日の奈良・なら100年会館大会の2回戦では、オスプレイ対アーチャー、オカダ対ニコルスという注目の組み合わせが実現する。 1回戦最大の注目とされた10日の尼崎大会では、田口隆祐、棚橋弘至、昨年のNJC覇者のザック・セイバーJr.、飯伏幸太がそれぞれ勝利。デビッド・フィンレーの代役として急遽出場した田口はヘビー級の天山広吉から初勝利。飯伏はメインで登場し、IWGPインターコンチネンタル王者で優勝候補の本命だった内藤哲也を立ち上がれないほどに攻め、最後はカミゴェで勝利。IWGPヘビー級王座との二冠統一を狙っていた内藤の野望は初戦で消えた。 16日の後楽園大会では、棚橋対田口のタグチジャパン対決、昨年の再戦となる飯伏対ザック戦が行われる。飯伏の勢いを考えると準々決勝は棚橋との対戦が有力。実現すれば昨年の『G1クライマックス28』決勝の再戦。飯伏にとってはリベンジのチャンスだが、ここで勝った方がマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)大会のメインイベント、ジェイ・ホワイトとのIWGPヘビー級選手権試合に大きく近づく。 11日の愛知大会では、コルト・カバナが真壁刀義を撃破。矢野通はデイビーボーイ・スミスJr.を、鈴木みのるは小島聡をそれぞれ破り、メインではSANADAが後藤洋央紀からウンディングボディプレスで勝利。小島の敗戦で第3世代は4選手が全て1回戦で涙を飲んだ。 17日の後楽園大会で行われる2回戦は、矢野対カバナ、SANADA対みのるというこれまた好カード。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは内藤、EVILが1回戦で脱落しており、SANADAは意地でも負けられないところ。最近実績を残せていないみのるも存在感をアピールしたいところだろう。 「MSGでメインに出たら一流選手って言わせてもらうから」 これは棚橋のコメント。既にIWGPヘビー級王者としてジェイのメイン出場が決定している。シングルとしては3人目となるジャイアント馬場、キラー・カーンに続くMSGのメイン出場者は誰になるのか?それを阻む外国人選手が現れるのか?2回戦の結果に注目が集まる。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年03月12日 23時00分
錦織圭 絶不調で格下相手に連敗 世界一・大坂なおみに学ぶべき事
錦織圭は、大坂なおみのような頂点に立てない? 男子テニス世界6位の錦織圭(29)が、2月27日にUAEで行われたドバイ選手権2回戦で、同77位の格下相手に惨敗。錦織は、先月中旬のABN・AMROワールド準決勝でも同68位の選手に敗れており、スランプ説が囁かれている。 「ランキングがすべてではありませんが、錦織はABN・AMROの試合後、『相手に合わせたテニスをしてしまった。大事なところで相手のプレーがよかった』と、惨敗を認めるコメントを残しました」(特派記者) そのスランプ脱出策として、アジア勢として初の世界1位となった“大坂なおみ化”を勧める声がある。「大坂がサーシャ・バイン氏とのコーチ契約を解消したことは、世界中に発信されました。日本では、共に世界を獲ったサーシャ氏とのコンビ解消に否定的な声が多いようですが、海外では『仕方ない』という見方が一般的。選手が次のステージを目指すとき、スタッフを入れ替えるのは当然のことですから」(同) 日本とは逆に、世界1位に導いたコーチを切った勇気が評価されている。この大坂のような“ドライさ”が、錦織には欠けているというのだ。 事実、錦織を支えるマイケル・チャンコーチとの関係は、すでに5年が経過し、いまだ頂点に立てていない。「チャンコーチを迎え、錦織がまず取り組んだのはスタミナ面の強化。長期戦を苦手とする弱点克服のためでした」(専門誌記者) 今年30歳になる錦織はベテランの域に入るため、「スタミナ強化」は、もう必要ないはずだ。新しいコーチを迎え、これまでにはなかった視点でトレーニングをしたほうがステップアップできそうだが…。「チャンコーチと出会って飛躍的に成長した錦織は恩義を感じており、おいそれと切れないのです」(同) 性格的には錦織のほうが日本人らしく、好感は持てるものの、プロとしてはマイナス。批判覚悟で決断した大坂のほうが“男らしい”といえるかもしれない。 恩義を貫く錦織に残された道は、勝利のみである。
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スポーツ 2019年03月12日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ローラン・ボック」幻想が作り上げた“欧州最強の男”
プロレスはこれを報じるメディアとの共同作業で成り立っている側面がある。単に「勝った、負けた」というだけなら、他の格闘競技と変わらない。「だったら権威のあるボクシングや柔道の方がいい」ということにもなるだろう。 だからといって誰にも分かりやすい演出に偏れば、闘いの部分が薄れてしまう。そんなジレンマを解消しつつ、ファンとの橋渡しをするのがプロレスマスコミの役割というわけだ。 盛りまくった経歴でその選手がいかに強豪であるかを伝え、聞き取れないマイクパフォーマンスを超訳して因縁ストーリーを紡ぎ出す。予期せぬトラブルが起きたときには何か別の理由を持ち出してきて、選手や団体の尻ぬぐいもする。 そうしたプロレスマスコミの働きが見事にハマったものの一つが、1978年11月に開催されたアントニオ猪木の欧州遠征シリーズであった。 '76年のモハメド・アリとの世紀の一戦により、全世界の興行関係者に名前を知られることとなった猪木。そのネームバリューでひと儲けしようという各国プロモーターたちから、ひっきりなしに参戦を要請する声が届いたという。 そんな中の1人がローラン・ボックであった。 14歳からレスリングを始めたボックは、'68年のメキシコシティオリンピックにレスリング・グレコローマンスタイルの西ドイツ代表として出場。その後、プロレスラーに転向すると、'74年にはジョージ・ゴーディエンコと、プロレスの“暗黙の了解”を破るシュートマッチを繰り広げている。「ゴーディエンコはウクライナ系のカナダ人。共産主義者の集会に参加したことで“赤狩り”の対象とされ、アメリカマットで表舞台に立つことはなかったが、陰の実力者として一目おかれる存在でした。ボック戦はプロモーターがその実力を試すために、ゴーディエンコをけしかけたものといわれています」(プロレスライター) 結果はボックの敗退となったが、一方のゴーディエンコもボックの攻めにより足首を骨折している。その後もボックは西ドイツを中心に活動。'78年には国際プロレスへの来日経験もあるダニー・リンチ戦で、相手のラフ攻撃に業を煮やし、その脚をへし折って引退に追い込んでいる。 この頃からプロモーター業も手掛け、猪木を招聘したツアーでは選手兼プロモーターとして自ら猪木と対戦した。 「当時の猪木が、この西ドイツやパキスタン(アクラム・ペールワン戦)などマイナーな土地へ遠征したのは、アリ戦での負債があってのこと。きっと先方から破格の提示があったのでしょう」(同) ボック主催のヨーロッパ遠征が23日間で20戦(別にエキシビションマッチ1試合)、6カ国を渡り歩くというハードスケジュールになったのも、猪木への高額ファイトマネーを回収するためだと推察される。 試合はすべてシングルマッチ。猪木にとってその多くが慣れないラウンド制で、さらにリングも硬いマットで受け身が取りづらい。対戦相手もウィリアム・ルスカやオットー・ワンツ以外は初手合いで、その中にはアマレスの強豪やボクサーとの異種格闘技戦も含まれていた。★猪木の黒歴史をマスコミが粉飾 ローマ五輪金メダリスト、ウィルフレッド・ディートリッヒは特に厳しい相手だったようで、この対戦で投げられまくって猪木の体がボロボロになったと、のちに新間寿氏が証言している(結果は猪木の1勝1分)。 こうした悪条件のもとで、猪木はボックとの“欧州世界選手権決勝戦”を迎えた。地元のボックに花を持たせなければならないという不慣れなミッションを課せられたことも災いしたか、猪木はまったく精彩を欠き、ボックの一方的なペースのまま10R判定で敗れることとなった。 「金目当てで出かけて、しょっぱい試合をしただけ」とも揶揄されるこの欧州ツアーは、猪木の黒歴史ともなりかねなかったが、プロレスマスコミはこれを見事にカバーしてみせた。 いわく〈ボックは猪木潰しのために欧州の強豪を集結させた〉〈ハードスケジュールは猪木を消耗させるための謀略〉〈ボックにハメられた敗戦は“シュツットガルトの惨劇”だ〉という当時の報道である。 実はこのボック戦の後もツアーは続き、猪木も普通に参戦しているわけで、日本で伝えられるような策謀などなかったことは明白なのだが、猪木の汚点としないために、プロレスマスコミはさまざまな理由を並べ立てたのだった。 その結果、プロレス慣れしていない不器用なシューターであったボックを“謎めいた強豪ライバル”にまで仕立て上げたのだから、まさに一石二鳥であったと言えようか。ローラン・ボック***************************************PROFILE●1944年8月3日生まれ、旧西ドイツ・バーデン=ヴェルテンベルク州出身。身長194㎝、体重120㎏。得意技/ダブルアーム・スープレックス、ボディスラム。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年03月12日 21時10分
「初めてほめました」篠塚辰樹が61秒KO葬!那須川会長、TEPPEN勢全勝を解説!
RISE『RISE WORLD SERIES 2019 1st Round』▽10日 大田区総合体育館 観衆 4,200人(超満員札止め) “神童”那須川天心(TARGET/Cygames)の復活劇で話題となった今大会だが、天心の父、那須川弘幸氏が会長を務めるTEAM TEPPEN勢も、天心を含む4選手が全勝と好結果。大田区総合体育館でもTEPPEN旋風を巻き起こしていた。 「天心の試合まではあいつがMVP!」 那須川会長にこう言わしめたのは、天心と同い年で元A級プロボクサーの篠塚辰樹だ。辰樹は今大会、フェザー級からスーパーフェザー級に階級を上げ、同級6位の瑠夏(新潟誠道館)と対戦。戦前から「1分以内で倒す」と完勝宣言していたが、1Rから辰樹は得意のパンチを浴びせた。辰樹のパンチは「速くて見えない」とTEPPENの選手も話しており、瑠夏もランカーとしての意地を見せたかったが、畳み込まれるとついていけない。辰樹はラッシュからの飛び膝蹴りなどで主導権を握らせず、最後の右ストレートに瑠夏は立ち上がることができなかった。1分1秒KO、まさに完勝である。 「1分1秒?1分以内で倒せなかったかぁ…。もっと早く感じたんですけどね。でも会場の盛り上がりがすごかったですね。入場の方が長かったんじゃないですか?カッコ良かった?カッコ良かったですね。分かってます(笑)きょうは朝まで飲みますよ!」 笑顔でこのように語った辰樹は、汗ひとつかいていない様子。試合後は、マイクを「持たせてもらえなかった」と苦笑い。もしマイクを渡されていたなら「K-1もRISEも面白い」と言う予定だった。キックボクシング興行戦争となったこの日、「K-1」の名前も出し、キックの面白さをアピールしたかったという。 今大会本戦の第1試合で最高の仕事をやってのけた辰樹に、めったにほめない那須川会長は「あいつを初めてほめましたよ。ああいう試合をしていくことで、お客さんの気持ちも成長させていくんです。ハートはいいやつですからね。このままやってもらえれば」と合格点をつけた。辰樹は「まだフェザー級でも2試合はやらなきゃいけない。狂犬(森本義久)とチャンピオンの工藤(政英)。工藤さんにはリベンジしてベルトを獲らないと」と年内に因縁がある狂犬と決着をつけた上で、デビュー後、唯一の黒星をつけられている工藤からベルトを奪取すると誓っている。 本戦前のオープニングファイト第2試合では、天心、辰樹と同い年の須田翔貴が出場。スーパーライト級6位のランカー、遠山翔太(MONSTAR GYM)と対戦した。翔貴は右拳を骨折していたこともあり、事実上パンチが使えない状況の中、ローキック一本で試合を支配。KOこそできなかったものの、遠山を寄せ付けない試合運びで判定勝ちを収めた。 「3Rやることがなかったので良かった。『一発打ったら手術』と言われたんですけど、一発だけ思わず打ってしまったら、痛かったんで(苦笑)。次はもっと上のランカーとやりたい。怪我を治して無敗のままベルトを獲ります!」 改めて田丸辰が保持しているRISEスーパーフライ級のベルトに狙いを定めた翔貴。田丸も「翔貴君とはやらなきゃいけないと思ってます」と話しているが、田丸は年内に階級を上げるプランもある。時間はないが、那須川会長は「あの状態で3Rやったことに価値がある。7月にまたランカーとやって、ベルトに挑戦するまで一戦一戦やっていけばいい」と焦らずにタイトルに挑戦させる意向だ。 RISEライト級王者“キック界の王子様”白鳥大珠は、-61kg世界トーナメント1回戦に出場。ブラジルのヘクター・サンチアゴと対戦した。ゴージャスな“レインメーカー”スタイルにガウンを戻した白鳥は、“カネの雨”ではなく“マシュマロの雨”を降らせながら入場。会場からも「王子!」という声援が飛ぶなどキャラクターは浸透してきた。 試合は序盤は白鳥ペースだったものの、2Rからサンチアゴが自分の距離で勝負をするようになり、白鳥が前蹴りで突き放すもなかなか距離をつかめない。身長差も影響したのか3Rが終わり判定はドローに。ここで「お前何やってんだ!根性見せろ!」と那須川会長が叫んだ。これに奮起した白鳥は気迫でエキストララウンドを乗り切り、判定勝ち。準決勝に駒を進めた。7.21エディオンアリーナ大阪で行われる準決勝は、大雅を破ったタイのラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者、セクサン・オー・クワンムアンと対戦する。 白鳥は「南米の選手とやるのは初めてでしたが、強かったです。相手に付き合っちゃうのは昔から自分の悪い癖。何とか乗り越えたという感じ。きょうに限らずチャンピオンは誰にも負けられない。セクサンはタイのMVPを獲った選手。今のままでは危ない」と次戦に向けて危機感を募らせた。 昨年11月から重要な試合を4試合行っており「さすがに疲れました。今月はジムに行きません(笑)」としばらくは休養し、7月の準決勝に備えるつもりだ。「このトーナメントは賞金以上に『世界一』という称号が与えられるのが大きい。もっと自分を持った方がいい。自分を持って攻めていきます。マシュマロはホワイトデーなんで。今後もいろいろと考えていきたい。今夜ですか?お酒を飲む気持ちにはなれないので、1人部屋の隅でアップルジュースを飲みます(笑)」最後は王子スマイルを取り戻して前を向いた。 那須川会長は「大珠は実は怪我もあって追い込みが足りなかった。最後はスタミナ切れ。上を狙いに行ってたので、パンチとヒザでボディに行けと。絶対引くなと。あれで引いてたら負けてましたね」と白鳥の試合を振り返った。 白鳥や辰樹、翔貴の頑張りが他のTEPPEN勢はもちろん、天心の刺激にもなる。それだけに那須川会長の期待も高い。この日出場した選手は7.21大阪大会への出場が有力。北松戸で発生したTEPPEN旋風が、この夏、ミナミの街に吹き荒れる。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2019年03月12日 18時10分
中居正広の番組で紹介された“世界で3番目に稼ぐスポーツ選手”が逮捕 原因は日本でも問題の「悪質なファン」?
11日にテレビ朝日で放送された「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!〜世界で稼いでいるスポーツランキング〜」で、3位にランクインした総合格闘家のコナー・マクレガーが、強盗と器物損壊で逮捕されたとFox Newsが報じた。 記事によると、月曜の午後5時頃、アメリカ・マイアミ州、フォンテンブロー・マイアミビーチホテルの外で、22歳のファンの男性がマクレガーの写真を撮ろうとしたところ、マクレガーは男性の手を叩き、落ちた携帯を何度か踏み付けた上に持ち去ったという。被害者は携帯には1000ドルの価値があると警察に伝え、その後、強盗と器物損壊容疑で逮捕されることとなった。 マクレガーは30歳のアイルランド人で、世界最高峰のMMA(総合格闘技)団体“UFC”で史上初の二階級同時王者となるなどの実力者。2017年8月にはプロボクシングデビューを果たし、いきなり、“史上初無敗のまま5階級制覇した男”で、昨年2018年の大晦日に日本で那須川天心と戦ったことも記憶に新しいフロイト・メイウェザー・Jrと対戦した。10ラウンドでTKO負けしたものの、ファイトマネーで3000万ドルを手にした。11日の番組では、一年間に108億9000万円を稼いだと放送されていた。ちなみにメイウェザーはぶっちぎりランキング1位の313億5000万円だった。 元々マクレガーは気性の荒いことで知られ、2018年4月にはニューヨークで、遺恨のあった総合格闘家のハビブ・ヌルマゴメドフ達の乗っていたバスに向け、台車を投げつけウィンドガラスを破壊。バスに乗っていたUFCの2選手に怪我を負わせ、次大会を欠場に追い込んでしまう事件を起こしていた。刑事裁判でバスの弁償と公共への奉仕活動及び、「怒り」に対するカウンセリングを命じられていたが、残念ながら今回の事件の抑止力とはならなかったようだ。 今回の事件の発端はファンの写真撮影。今のところ詳細は明らかにされていないので、被害者のマナーが問題なのかマクレガーの問題なのかは不明だが、日本でも松坂大輔投手の腕をファンが引っ張り怪我をさせるなど、ファンのマナーが問われている。“プレーヤーとファン”の距離感は、全世界的な問題になっているようだ。文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年03月12日 17時00分
ヤクルト IT大手「ミクシィ」強力タッグで構築する巨人包囲網
球団設立50周年を迎えた東京ヤクルトスワローズが、IT大手のミクシィ(本社=東京都渋谷区)と今季のトップスポンサー契約を締結し、一躍、球界の台風の目に躍り出た。これにより今季のスワローズには、ユニホームの右胸とヘルメット、神宮球場内に「XFLAG(エックスフラッグ)」のロゴが貼られる。 XFLAGはスマホRPG「モンスターストライク」などのエンターテインメント事業を手掛けるミクシィ社のロゴで、これまでのヤクルトのイメージを一新。2月19日に契約締結を発表したミクシィの木村弘毅社長は、次のように語った。「渋谷・青山周辺が日々様変わりする中で、本拠地を近くに構える両社が手を結ぶことに大きな価値を感じています」 同社はネットやゲームで培った技術力と連動して、様々な強化支援をしていく方針も明らかにした。 手本としているのが、横浜DeNAだ。こちらはIT企業の持つマーケティング力、企画力、技術力をプロ野球に取り入れ、観客動員を経営参画前の2倍近くに伸ばした実績がある。さらに独自の情報分析システムを取り入れ、「セ・リーグのお荷物」と言われたベイスターズをクライマックスシリーズ常連のチームにバージョンアップさせた。 「画期的なのは、データ分析部門をこれまで野球と縁がなかった若手のITエキスパートを集めて組織化したことです。スコアラーからリアルタイムに届く情報をパソコンで多角的に解析し、統計に裏打ちされた対処法を現場に届ける。これはプロ野球OBの感覚に頼る伝統球団の旧態依然とした対策とは対極の手法です。昨オフ、巨人は相変わらずの大砲主義で40億円を補強に費やしたのとは、明らかに時代感覚のズレを感じます」(スポーツ紙デスク) 補強ではなくハイテク化に力を注ぐヤクルトは、トリプルスリーを3回達成した山田哲人、メジャーから復帰して2年目を迎える青木宣親、さらにかつてシーズン60本塁打を放ったバレンティンのバットに磨きをかける目論みなのだ。 プロ野球界はIT企業を親会社に持つソフトバンク、楽天、横浜DeNAが新風を巻き起こしており、横の連携を強めている。そこにミクシィを通してヤクルトも参戦。情報の共有化を進めることで、巨人包囲網が完成するというわけだ。 ミクシィはJリーグ・FC東京や渋谷区をホームタウンに活動する3人制プロバスケットボールチーム「TOKYO DIME」ともスポンサー契約を結んでおり、連携して巨人人気に挑むという構図だ。 広島とともに、手強い相手が浮上した。
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スポーツ 2019年03月12日 11時45分
中日・根尾も松坂の二の舞に? ファンの悪質行為がテレビに映り込み怒りの声「もう出待ちなんか排除しろ」
早期の一軍昇格を目指し、現在は二軍でアピールの日々を過ごしている中日・根尾昂。連日注目を集めているそのルーキーに、一部ファンが悪質行為を働いたことがネット上を中心に波紋を広げている。 今回発端となっているのは、とあるファンがツイッター上に投稿した4枚の写真。地元局の番組のスクリーンショットと思われるこれらの写真には、球場から引き上げる根尾とそれを迎える出待ちファンが写し出されている。 球団関係者先導の元、バスへ向かっていく根尾。すると、一瞬の隙を狙った一部ファンが、規制線から身を乗り出して根尾の右腕に接触。また、写真内ではこの他にも数名が、根尾に接触を試みるため腕を伸ばしていた。 選手の商売道具である身体に、一部ファンが何のためらいもなく接触したという今回の一件。これを受けたネット上には、「触りに行く奴は一体何考えてんだ」、「非常識としか言いようがない」、「もう出待ちなんか排除しろ」といった怒りのコメントが数多く寄せられている。 また、中には「そもそも触れるような距離なのがおかしい」、「規制するならもっと距離開けとけよ」、「松坂の一件から何も学んでない」といった球団側への批判も。選手を守るための管理体制に、甘さを感じている人も少なくないようだ。 先月12日配信記事でも取り上げたが、中日はキャンプ中に看板選手の一人である松坂大輔を、一部の過剰接触によって“破壊”された。これにより無用な怪我を負ってしまった松坂は、現在も戦線離脱を強いられている。 不幸中の幸いで、今回の根尾は松坂の二の舞にはならずに済んだ。しかし、あの悲劇からわずか1か月での“再発”は、到底見過ごしていいものではないだろう。 「二度あることは三度ある」とはよく言うが、このまま何も手を打たなければ、近い将来再び誰かが被害を被ってしまうことは想像に難くない。そのような事態が起こる前に、球団側はより踏み込んだ対応を取ってもいいのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年03月12日 06時00分
「タイトルは私のもんや!」アスカ、レッスルマニアに繋がる防衛!中邑また敗戦!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間11日、オハイオ州クリーブランドのクイッケン・ローンズ・アリーナでPPV『ファストレーン』を開催した。世界最大のプロレスイベント『レッスルマニア35』(日本時間4月8日)前最後のPPVとあって、注目度が高かった今大会。日本人スーパースターのアスカと中邑真輔が出場した。 スマックダウン女子王者として『レッスルマニア35』に出場したいアスカは、マンディー・ローズ(withソーニャ・デビル)とのタイトル戦を行った。 アスカはスマックダウンから因縁があるマンディを相手に序盤から気合い十分。マンディもの卍固めなどに苦しめられるも、実力に勝るアスカは平手打ちで形勢を逆転させると、ミサイルキックからのハイキック。さらにヒップアタック、スライディングニーとアスカ定番のコンビネーションで、一方的にマンディを攻撃。デビルが介入したがこれも通じず、回し蹴りでマンディを沈めて3カウントを奪った。 マンディを相手に完勝、防衛に成功したアスカは「マンディに負けるわけない言うたやろ。タイトルは私のもんや。次は誰やねん。誰でも来たらいいわ。絶対に勝つから」とおなじみの大阪弁でまくしたてた。レッスルマニアでのタイトルマッチに向かって、次の挑戦者を待ち望んでいるようだった。 なお、アスカは6月28、29の両日、両国国技館で開催される『WWE Live Tokyo』東京公演へ、ロウ勢とともに凱旋することが発表されている。こちらにも注目していきたい。 テーマなきタッグを組み続けながらも、負けが続いている中邑真輔&ルセフは、キックオフファイト(第0試合)に出場、ニュー・デイのビックE&エグゼビア・ウッズと対戦した。 序盤、中邑はルセフとクイックタッチを繰り返しながら、ウッズに集中攻撃を仕掛けると、交代したビックEにもかかと落としやコーナーからのジャンピングニーで攻め込んだ。 しかし、続けて中邑が狙ったキンシャサが不発に終わったあたりから潮目が変わってしまい、逆にウッズのバックスタバーでピンチに陥った。しかし、これをセコンドのラナが介入して回避。今度は反撃とばかりに中邑&ルセフがウッズのトペ・コンヒーロをキャッチして床に叩き付け、さらにルセフがアコレードで締め上げてウッズを追い詰めた。しかし、最後はルセフがビッグE&ウッズにアップアップダウンダウンを決められて3カウントを奪われた。 中邑&ルセフはいつまで組み続けるのか?昨年ステータスを上げた『レッスルマニア』で中邑はどんな闘いを見せるのか?今週のスマックダウンから見逃せない。文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2019年03月11日 21時10分
阪神、オープン戦勝ち星ナシでも決断できない矢野監督のつらい事情
矢野燿大監督(50)からの課題は、選手にとって難しすぎたか…。 3月10日、本拠地・甲子園球場で迎えた原巨人との一戦も落とし、矢野阪神はいまだオープン戦勝ち星ナシ。引き分けを挟んで6連敗となってしまった。「敗因? 打てないからですよ。『あと1本』が出ないんです」(在阪記者) 9回裏、新人の木浪の長打が出て1点を返した。「一矢を報いた」と報じたメディアもあったが、ファンはガックリと肩を落として帰って行ったように見えた。 昨年もオープン戦から貧打を露呈し、ペナントレース本番も“その通り”になってしまった。「新任監督なので、応援していこう」との雰囲気もあり、関西圏ではチームへのバッシングは出ていない。しかし、2ケタ得点を挙げるような快勝を見せなければ、ファンが「今年もダメか!?」と、ため息をつくのも時間の問題だ。「矢野監督は新人の木浪(聖也=24)を本当に『開幕・遊撃手』で使うかもしれません。当初、ショートはベテランの鳥谷、北條との争いと見られていましたが、高打率を残しているのは、木浪だけ。チームの起爆剤になるような明るい材料も少ないだけに、その可能性は高い」(プロ野球解説者) もう一人の新人をめぐる情報も聞かれた。ドラ1ルーキーの近本光司外野手(24)についてだ。日本を代表する強肩捕手、甲斐キャノンの異名を持つソフトバンク・甲斐拓也捕手から二盗を決めてみせた。その盗塁センスとスピードから、「少しくらい打てなくても使うべきだ」とスタメン起用を勧める声も多いが、打率はあまり高くない。近本は中谷、高山、江越らとセンターのレギュラー争いを繰り広げているが、他候補も打撃で結果を残していない。こうした低レベルな中堅手争いを見て 「(二塁手候補の)上本(博紀=32)を外野にコンバートしたら?」 との提案もOB内から出始めた。 面白い案ではある。上本が外野に行けば、打撃に定評のある糸原を二塁で固定できる。 矢野監督はもうしばらくは様子を見るそうだが、“決断”があるかもしれない。上本はもともと、どこでも守れるユーティリティー・プレーヤーだ。 「オープン戦に突入して、守備位置を動かすということは、キャンプで積み上げてきたものを全否定することになります。チームの状態が上がらなければ、矢野監督も考えるでしょう」(前出・同) 修正を急ぐことは悪いことではない。しかし、積み上げてきたものを否定するのは、自身の掲げたチームビジョンを捨てることにもなりかねない。矢野監督が即断できないのは、このあたりにも事情がありそうだ。 「阪神の今年のキャンプは練習量が少ない。ライバル球団のスコアラー、取材者はそんな印象を抱きました。厳密に言うと、練習はしているんですが、選手に迷いがあるというか…」(ベテラン記者) 一般的に、プロ野球のキャンプは午後3時すぎに終わる。といっても、それは全体練習の話であって、その後、投手、野手に分かれての別メニュー練習を始めるか、選手が自主的に決めたメニューにしたがっての練習が続けられる。終了するのは午後6時ごろ。毎日ではないが、午後7時すぎまで練習する選手も少なくない。 矢野監督は今春キャンプで「自主性を重んじる方針」を掲げた。しかし、金本体制で徹底的に鍛えられ、かつ首脳陣が課した多くの練習メニューをこなしてきたため、阪神の中堅・若手は、「自分たちで考えてやってみろ」と言われても戸惑っていたのだ。 「全体練習終了後も、いろいろと練習はしていました。でも、何をやっていいのか分からず、『とりあえず』みたいな雰囲気でした。鳥谷、福留、糸井、能見、藤川はともかく、他の選手は…」(前出・同) プロ選手ならば、一人で練習し、ペナントレース本番に向けた調整をして当然だが、近年の阪神はそういうキャンプをこなしていなかった。矢野監督の「自主性」は勇気のいる決断だった。方針を少し変えるとしたら、矢野監督にとって、それはつらい決断となる。 阪神のチーム再建にはまだまだ長い時間がかかりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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