スポーツ
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スポーツ 2021年03月22日 15時30分
中日・木下の脱臼に「厳しすぎます」球界OBも落胆 投球直後に崩れ落ちて交代、過去には致命傷を負った投手も
21日に行われたオープン戦・中日対日本ハムの一戦。試合は「9-2」で中日が勝利したが、結果以上に話題となったのが中日のプロ5年目・27歳の木下雄介を襲ったアクシデントだった。 「8-2」と中日6点リードで迎えた8回表。この回から4番手のリリーフとして登板した木下は、先頭の清水優心を三ゴロ、続く平沼翔太を空振り三振に打ち取り順調に2アウトを奪う。ところが、その後に迎えた淺間大基に4球目を投じた直後、右腕上腕付近を押さえながら地面にうずくまり動けなくなった。 異変を察知した中日・与田剛監督や球団トレーナーが駆け付けたが、木下は起き上がることができないまま担架に乗せられ負傷退場。その後病院に直行し検査を受けたところ、右肩の脱臼で全治不明と診断されたと試合後に伝えられた。 昨季まで通算で「37登板・0勝0敗1ホールド1セーブ・防御率4.87」という成績を残している木下は、今季はOP戦5試合に登板し防御率「0.00」と好投。与田監督からも抑えの有力候補として名を挙げられていたが、今回の怪我により長期離脱は避けられない状況となっている。 >>中日・高松が二塁塁審と激突! 大量失点のきっかけに「周り見えて無さすぎ」と呆れ声、避けなかった審判にも批判<< 木下のアクシデントを受け、ネット上には「崩れ落ちる姿見た時点で軽症とは思えなかったが脱臼とは」、「脱臼なのに二の腕を押さえてたってことは、直接患部に触れないほどの激痛だったってことか…」、「ここまで結果出してた木下の故障離脱はチーム的にもかなり痛い」といった反応が多数寄せられている。 また、21日に自身のツイッターに投稿した元中日・川上憲伸氏は、「脱臼は投手の立場では厳しすぎます!」とコメント。木下が負った脱臼は今後のキャリアにも響く大怪我になりかねないと懸念している。 「球界では故・森慎二さん(元西武他)、西村健太朗氏(元巨人)、岩隈久志氏(元巨人他)など、脱臼を発症して引退に追い込まれた投手は少なからずいます。なぜ脱臼が起こるか、そして致命傷に至るかという点ですが、森さんは過去にメディアのインタビューで『腰が張ると、股関節の動きも悪くなる。その負担が肩にきたのではないか』と、下半身の張りにより上体のバランスが崩れたことが脱臼を招いたのではとコメント。また、『どうしても「抜ける!」という感覚を拭い去ることができなかった』と故障箇所をかばうことで投球フォームが崩れ、球速や変化量が大きく低下して引退を決断するに至ったとも語っています。木下も今回の故障により、最速155キロの直球や決め球のフォークといった持ち味が失われてしまうことが心配されますね」(野球ライター) 一部では「育成選手への逆戻り(木下は2017年~2018年3月まで育成)も避けられないのでは」という声も挙がっている木下。本人のコメントは現時点(22日午後0時半)ではまだ伝えられていないが、予期せぬ脱臼から復活を果たすことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について川上憲伸氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Kenshink2k2k2
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スポーツ 2021年03月22日 11時30分
オリックス開幕スタメンへ!佐野皓大の成長がオープン戦の収穫か
オリックスは21日、オープン戦の全日程を終えた。7勝7敗2分、勝率5割で終えている。▼オリックス3月16日〜21日オープン戦戦績対 東北楽天静岡・草薙球場16日○オリックス(田嶋)5-3(岸)東北楽天●17日●オリックス(竹安)1-13(則本)東北楽天○18日●オリックス(増井)2-7(瀧中)東北楽天○対 阪神大阪・京セラドーム大阪19日●オリックス(山本)1-3(藤浪)阪神〇20日●オリックス(宮城)1-2(青柳)阪神〇21日△オリックス(山岡)1-1(ガンケル)阪神△※(カッコ)内は先発ピッチャー 先発ローテーションは開幕投手の山本由伸以外、中嶋聡監督の口からは最後まで聞くことが出来なかったが、宮城大弥、山岡泰輔、田嶋大樹までは確定と言っていいだろう。ここに19日、ファームで調整登板をした山崎福也が加わるのが濃厚で、残り一枚を増井浩俊、張奕、竹安大知のいずれかが、先発6番手に加わるだろう。クローザーはメジャーからオリックスに復帰した平野佳寿が有力。セットアッパーはタイラー・ヒギンスを中心に、能見篤史、山田修義、漆原大晟、富山凌雅らが繋いでいく。 野手ではサードのポジションがオープン戦の最後まで明確にならなかった。中川圭太、大下誠一郎、福田周平、そしてオープン戦終盤には宗佑磨も争いに加わったが、このポジションだけは不透明だ。高卒2年目の紅林弘太郎がサードも出来るだけに、ショートに安達了一が帰ってくれば紅林がサードを守る可能性もあるだろう。 オープン戦好調だったアダム・ジョーンズが阪神とのオープン戦3連戦に出場しなかったのは気がかりではあるが、オープン戦序盤から中盤にかけては打線にも繋がりがあり、特に1番センターで、足の速い佐野皓大に目処がついたのは大きい。佐野は課題だった左打席でもホームランを放つなど、オープン戦では打率.300をマーク。足だけではないことをアピールしただけに、開幕戦に向けて佐野がチームを引っ張ってくれることを期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2021年03月22日 11時15分
新日本が地震で試合を中断、棚橋弘至「試合中にここまで揺れたのは初めて」
新日本プロレスは20日、春の最強戦士決定トーナメント『ニュージャパンカップ2021』(NJC)宮城・ゼビオアリーナ仙台大会(準決勝戦)他を開催したが、午後6時9分頃、宮城県で最大震度5強の地震があった。気象庁によると、震源地は宮城県沖(牡鹿半島の北東20km付近)で、震源の深さは59km。地震の規模を表すマグニチュードは6.9と推定される。 この地震は、第4試合に行われていた初代IWGP世界ヘビー級王者の飯伏幸太が、棚橋弘至&オカダ・カズチカと豪華トリオを結成し、ジェイ・ホワイト&KENTA&高橋裕二郎のバレットクラブと対戦した試合中に起こったため、約25分間に渡って試合が中断するという前代未聞のハプニングが発生した。KENTAが棚橋を場外戦で痛めつけている際に地震が発生。ここで試合を中断しバレットクラブは花道から控室に戻る。試合前から、二冠統一に異論を唱えているオカダと、飯伏の間にはやや不穏な空気が漂っていたが、棚橋を含めた3人はリングに残り、四方にポーズを決めて、写真撮影に応じたり、棚橋がエアギターを披露するなど観客を和ませた。 安全が確認されると、バレットクラブが現れドリームトリオを急襲する形で試合は再開したが、最後は飯伏がオカダを押しのけるように、裕二郎にカミゴェを決めて3カウント。飯伏に対して冷めた表情のオカダはいち早くリングを去り、ノーコメントで控室に戻っている。 試合後、棚橋は「(地震で)試合中にここまで揺れたのは、初めての経験だった。ああ……来てくれたお客さんの安全が第一だから。まあ、中止もやむなしであるという状況ですが、まあこの判断がね、まあどうだったのかってのは、今日無事ね、興行が終わって、皆さんがしっかり家に帰って判断していただけたらなと……。まあ僕が……やるも地獄やらないも地獄と言うか、苦しい判断でしたけども、まあ……。あのう……本当に先をね、先手を打って言わせてもらうと、ほんとに今日、この大会を開催継続が今後、問題になってくるかもしれない。まあ、即刻中止でよかったかもしれない。もうしっかりね……難しい判断ですが、まあ今日ほんとに、無事に最後まで終わることを祈ります」とコメント。大会は無事メインイベントまで行われた。(どら増田)
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スポーツ 2021年03月22日 11時05分
阪神・矢野監督が藤浪の開幕投手を剥奪か 心配なのは“性格”? 好調が仇のアクシデントに新人の大抜擢も
「試練」は、まだ続くのか…。開幕投手に選ばれた阪神・藤浪晋太郎投手がアクシデントに見舞われた。 オリックスとのオープン戦中(3月19日)、右手親指を裂傷。翌20日、全体練習に参加し、他選手たちにも怪我の具合を聞かれ、「大丈夫、平気」と返していたが、トレーナーは「けっこう深いんですよね…」と心配そうな表情を浮かべていた。 実際のところ、キャッチボールの途中で患部を見入る場面か何度かあり、26日に迫った開幕戦(対ヤクルト)への影響が懸念されていた。 「試合開始後、すぐのアクシデントでした。1回表、自軍の攻撃中にベンチ前でキャッチボールをしていたんですが、その時に人差し指のツメで親指のところを切ってしまったんです」(関係者) 1回裏途中、トレーナーと福原忍投手コーチに駆け寄った。ユニフォームの一部に血がついていた。藤浪は「あと一週間もあるし」と強がってもいたが、投手出身のプロ野球解説者に「親指の裂傷」について聞いてみた。 「たまに、あるんですよ。ツメで親指を切る投手もいれば、人差し指か、中指の方を切ってしまう時もあります。ボールをリリースする瞬間、ピッチャーは親指と人差し指、中指で『OKサイン』を作るように指を動かします。むしろ、好調な時にありがちな怪我なんです」 >>阪神・藤浪、開幕戦で“悪夢再来”の危機? 意味深な取材対応の裏で露呈した不安要素とは<< 矢野燿大監督は「問題ない」(19日時点)と語っていたが、本当は違うようだ。 「傷口が塞がっていなければ、代役を立てるしかない。頭の中では、もう何人かの候補者がいるらしく、対戦カードや日程表を確認していました」(前出・関係者) 第2節の初戦(30日対広島)の先発が予定されている西勇輝投手は動かせない。となると、秋山拓巳投手か、青柳晃洋投手の起用も考えられる。 「右手は利き腕でもあるので、私生活でも色々なものに触る機会が多くなり、その分、傷口が塞がるのにも時間が掛かります」(前出・同) さらに心配なのが、藤浪の性格だ。全体練習で「大丈夫」を連呼していたように、「痛い」「キツイ」は口に出さないタイプだ。大役を果たそうとする思いは評価するが、ベストピッチングができないのであれば、正直に報告する義務がある。患部をかばいながら投げることになれば、開幕戦の勝敗はもちろんだが、それこそ、チームの士気に影響してくるだろう。 代役を立てるのであれば、その投手の調整にも配慮しなければならない。矢野監督が藤浪の申告を待たずに決断してしまうことも十分に考えられる。 「開幕ローテーション入りするのは、藤浪、西、秋山、青柳、ガンケル、伊藤将。調整の遅れているチェン・ウェインは再調整となります。でも、これは藤浪が怪我をする前日に矢野監督から出た話です。もしこのまま藤浪に開幕投手を務めさせるのなら、別の投手を二軍から昇格させ、伊藤将を開幕戦のロングリリーフで使うかもしれません」(前出・プロ野球解説者) 「今年こそ」と、藤浪の復活に期待していた関係者も多かった。開幕投手の大役を成し遂げ、精神面での成長も期待されていたが…。「持っていない」と言うか、試練はもうしばらく続きそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年03月22日 10時50分
東京女子プリンセス王者、辰巳リカ「伊藤麻希との試合を世界中にアピールする」
東京女子プロレスが3月21日、東京・板橋グリーンホールで「スプリングツアー'21~The Bullet~」を開催。プリンセス・オブ・プリンセス王者の辰巳リカが4月17日に東京・後楽園ホールで行われる伊藤麻希との2度目の防衛戦に向け、王座死守を力強く宣言した。 伊藤は3月7日(日本時間8日)、米フロリダ州ジャクソンビルで開催されたAEWのPPVマッチ「REVOLUTION」に電撃参戦して、米国、日本のファンをアッと驚かせた。帰国後の同18日、オンライン会見を行った伊藤は「AEWに参戦したけど、ここで満足できないし、まだまだ上に行きたい。それで東京女子で一番になりたいと思ったので。4月17日、後楽園大会、辰巳リカの持つベルトに挑戦させろ!」と挑戦表明。伊藤は2月21日、東京・成増アクトホール大会での「第1回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」2回戦(辰巳、渡辺未詩組VS山下実優、伊藤組)で、変型伊藤スペシャルで辰巳からギブアップを奪っており、実績は十分で伊藤の挑戦が決定。 挑戦者となる伊藤は帰国後、2週間の自主隔離期間で自宅待機中のため、3・21板橋大会を欠場したが、王者の辰巳は渡辺との白昼夢で同大会のメインイベントに登場し、山下、舞海魅星組と対戦した。両軍、一進一退の攻防が続いたが、10分過ぎ、舞海がミラマーレで腕を絞め上げ、串刺しラリアットを辰巳に叩き込むも、体勢を立て直した辰巳は渡辺との連係技・白昼夢エタニティを決めて山下を場外に排除。辰巳が舞海に串刺しヒップアタック連発を見舞うもカウントは2。舞海がラリアットで反撃するも、辰巳がヒップアタックを連発。トップロープに上った辰巳はミサイルヒップからドラゴンバックブリーカー、スリーパー、ドラゴンスリーパーと畳みかけ、最後は胴絞め式ドラゴンスリーパーで舞海からタップを奪った。 辰巳は「完全勝利だ!今日も調子がよかったですけど、4月17日、後楽園ホール大会、私の次のベルトの防衛戦の相手が決まりました。その相手はにっくき伊藤麻希のわけなんですけど、彼女は今海外に行って、Twitterも乗っ取りに遭って、話題をかっさらっているんですけど、待ってください!ここはどこなんですか?ここは東京でしょ?トーキョー・イン・ジャパン!私たちは東京女子プロレスなわけなんですよ!だから後楽園で東京女子プロレスらしい、私と伊藤麻希の試合を世界中にアピールするから、皆さんどうか無理をせず、応援に来てください」とホームリングである東京女子のリングで王座を防衛することを力強く誓った。(どら増田)
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スポーツ 2021年03月21日 11時00分
ヤクルト・奥川、先発ローテ入りは望み薄?「納得がいかない」上々デビューのライバルと明暗を分けたワケは
未来の「エース候補」のさらなる成長は見られるか。 3月14日の対中日ドラゴンズ戦で、東京ヤクルトスワローズの奥川恭伸が先発のマウンドに登った。オープン戦2度目の登板となったこの日、ローテーション入りへ期待も大きい19歳の投球内容に注目が集まるも、本拠地で課題が露呈した。 直球、変化球とも鋭いキレが感じられ、三振を奪うフィニッシュとなったスライダーやフォークのコントロールも絶妙だった。だが、ドラゴンズ打線に狙われる場面が目に付いた。 初回には先頭の大島洋平に初球を引っ張られ、いきなり出塁を許す。さらに平田良介にはライトスタンドへ運ばれ、高橋周平には2安打を打たれる等、打ち込まれる場面が目立っている。また、全体的にピッチングの組み立てにも幅が見られず、球数も増え、投球リズムもスムーズさを欠いた。同じくレギュラー定着を狙う根尾昂との対戦では、球威で勝りながらも粘られ、打ち取るまでに12球を擁した。確実に「仕留める」ためには、やはり投げ分けが求められる。 試合後、奥川自身も「悔いが残り納得がいかない」と、ピッチング内容への悔しさを隠さなかった。秘められている投手としての高いスキルと共に、19歳らしい力強さを発揮するためには、打者の身体の近目に投げ込む「勇気」が必要なのは言うまでもない。 また、千葉ロッテの佐々木朗希が12日の中日戦でプロ入り後、実戦初登板を果たしている。1回を無得点に抑え、奥川は「さすがだな」とライバルの好投も意識していることが伝えられている。2018年、同じくドラフト1位でプロ入りした「逸材」と「怪物」に対し、二人の成長曲線を重ねながら見守るファンも数えきれないはずだ。 14日の先発マウンドは前回登板から中6日を置いての登板だった。高津監督も「しっかり感じ取ってほしい」と一軍マウンドでの手ごたえを掴むことへの期待を語っていて、シーズンを見据えての登板間隔だったことは明らか。結果こそ納得の行くものではなかったが、4つの三振を奪うなどそのポテンシャルも見せつけている。開幕ローテ入りへはクリアすべき課題はまだまだ多いものの、プロ2シーズン目は始まったばかり。奥川恭伸は指揮官の期待、ファンの注目を一身に背負いながら、確実に成長を続けている。(佐藤文孝)
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スポーツ 2021年03月20日 17時00分
OP戦大不振の日本ハム・清宮、なぜ栗山監督は二軍に落とさない? “英才教育”の裏にあるチーム10年来の課題とは
3月26日のセ・パ同時開幕に向け、各球団がオープン戦を戦っている。楽天・田中将大、阪神・佐藤輝明といった選手が注目を集める一方、思うような結果が出ずに苦しんでいる選手もいる。その1人が日本ハムのプロ4年目・21歳の清宮幸太郎だ。 2017年ドラフトで7球団による競合の末、日本ハムから1位指名を受け入団した清宮。高校通算111本塁打(歴代1位)という実績もあり多くのプロ野球ファンから期待を集めたが、翌2018年から昨季までの通算成績は「230試合・.198・21本・73打点・126安打」と今一つの数字にとどまっている。 また、現在行われているOP戦でも、15日終了時点で「8試合・.188・0本・2打点・3安打」と本塁打はゼロ。そのため、一部ファンからは「打率1割、ホームラン0の清宮を使い続ける意味はあるのか」、「二軍に落として鍛え直した方がいい」といった、栗山英樹監督への不満も挙がっている。 >>日本ハム・清宮に「緊張感が足りない」批判噴出 ユニ忘れに気付かずキャンプイン、今季の活躍を怪しむ声も<< ただ、こうした論調は「96試合・.190・7本・22打点・43安打」に沈んだ昨季にもあったが、それでも栗山監督は清宮を二軍には落とさず一軍で使い続けている。なぜ一軍起用に固執するのかは様々な理由が考えられるが、チームが長らく悩まされている“強打者不足”も一因との見方もある。 「現在チームで一番の強打者といえるのは、2011年から昨季まで10年連続で2ケタ本塁打以上を記録し、この間20本塁打を8回、30本塁打も2回クリアしているプロ14年目・31歳の中田翔。ただ、その中田を除くとこの10年間で20本以上をクリアした生え抜き選手は、2014年の陽岱鋼(25本/現巨人)、2016年の大谷翔平(22本/現エンゼルス)の2名しかいません。生え抜きの強打者が育たない状況をチームはこれまでホフパワー(2011-2013/通算31本)、アブレイユ(2013-2014/同32本)、レアード(2015-2018/同131本)といった助っ人を獲得することでカバーしてきましたが、一昨年は王柏融が3本、昨年は王が2本、ビヤヌエバが4本とその方法も難しくなってきている状況です」(野球ライター) こうした状況の中チームに入団した清宮はプロ1年目から3年連続で7本塁打をマークしているが、これはチーム内では「8位タイ→4位→3位」の本塁打数。そのため、栗山監督が清宮を一軍で起用する背景には、中田しか計算できる強打者がいない現状を早く脱したいという危機感があるのではないだろうか。 実際、栗山監督は15日放送の『GET SPORTS』(テレビ朝日系)に出演した際、「ホームランの数が少なすぎる。長打がないと点が入らない」と現状を嘆いた一方で、「そうした選手を作らなきゃいけないという責任がある」とも述べている。栗山監督は清宮が“そうした選手”になれると踏んで、一軍固定を続けることで成長を促しているのかもしれない。 また、栗山監督は昨季清宮を二軍に落とすよう何度も周囲から言われたというが、「今無難に戦って順位を少しでも上げる考え方は一切ない」と、目先の勝利を求めることはせずに一軍固定を貫いたことも明かしている。 苦労の3年間を過ごすうちに同世代ではヤクルト・村上宗隆(同期間で65本)が台頭し、3倍以上の本数差をつけられている。過去3年の経験を糧に、今季栗山監督に“恩返し”を果たすことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月20日 11時00分
関脇・照ノ富士、優勝どころか大関復帰にも暗雲? 好調の裏で問題視される取り口に八角理事長も苦言「修正しないと」
東京・両国国技館で14日から開催されている大相撲3月場所。横綱・鶴竜が初日から休場し、もう1人の横綱・白鵬も3日目から途中休場する中、ファンの注目を最も集めている力士が関脇・照ノ富士だ。 照ノ富士は両ひざの故障や内臓疾患の影響で一時は大関から序二段まで番付を下げたが、そこから番付を戻し再入幕した2020年7月場所で優勝(13勝2敗)。また、同年11月場所は小結で13勝、2021年1月場所では関脇で11勝をマークし三役で2場所連続2ケタをクリア(13勝→11勝)しているため、今場所は9勝以上で“三役で直近3場所33勝以上”という大関昇進目安を満たす状況となっている。 >>関脇・照ノ富士、医者から余命宣告を受けていた?「2年近くで死にますよ」 大関から序二段転落の真相を明かし驚きの声<< 19日の6日目終了時点では5勝1敗で、優勝争いトップタイにつけている照ノ富士。一見すると大関復帰、そして優勝へ向け順調のように見えるが、ここまでの取組の中ではある問題点が浮き彫りとなっているという見方がある。 「数字だけを見れば勝ち越し4つと見栄えはいい照ノ富士ですが、ここまで6番の取組内容を見ると、立ち合いから相手を圧倒したのは寄り倒しで勝利した3日目・大栄翔戦のみ。その他の5番はいずれも懐に入ってきた相手の圧力に耐える展開をしいられており、勝った4番も全て強引な投げや吊りを敢行した末の勝利でした。照ノ富士は2018年6月に手術を受けるなど両ひざに爆弾を抱えている力士ですが、このままの取り口だと中盤・後半で膝の故障を再発させてしまう可能性も否定できません」(相撲ライター) 相撲では一般的に相手の圧力に耐える際は相手側の体重が自分側にかかるため、攻め込んでいる時に比べて膝への負担が大きいとされている。さらに、投げ技や吊り技も相手を抱える性質上、膝に相応の力を入れる必要があるため、ここまでの照ノ富士は古傷を痛めるリスクが高い相撲を取り続けているといえるだろう。 また、黒星を喫した18日の5日目・阿武咲戦後には、八角理事長(元横綱・北勝海)が「差されて寄られて、膝が危ないよね。その辺を修正しないと」と照ノ富士に指摘したことも伝えられている。6日目までの取り口は元横綱の目にも危なっかしく映っていることがうかがえる。 仮に故障が発生すると今場所での大関復帰、優勝が水泡に帰すだけでなく、序二段から着々と戻してきた番付も再び転落の一途をたどることが予想される。こうした展開を避けるためにも、今場所残りの9日間は立ち合いからまわしを取って前に出る相撲を取る必要があるといえるだろう。 なお、ここまでの照ノ富士に対してはネット上にも「見た目には豪快だけど、膝のことを考えると手放しでは喜べない」、「初日から両ひざテーピングでガチガチだし、負担のツケが後半戦に回ってきたら怖い」、「投げ、吊りができる力があるなら、まわしさえ取れればもっと楽に相撲が取れるはず」といった声が多数寄せられている。これも多くのファンが照ノ富士に怪我なく場所を終えるよう願っている証だろう。 場所前には「やっと近づいてきた。今場所で決めておかないと」と、場所後の大関復帰に向け強い意欲を見せたことが伝えられている照ノ富士。2017年9月場所以来となる返り咲きは、どれだけ膝に負担をかけないかにも左右されそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月19日 19時30分
元横浜・高木氏、DeNA・高城に過激な言葉で警告?「冗談でも言っちゃダメ」ファン猛批判の“NG発言”のワケは
元横浜で野球解説者の高木豊氏が18日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 今回の動画で高木氏は、今季中にFA権を取得する選手たちについて複数の名を挙げながらトーク。2012年から2013年にかけコーチとして所属したDeNAでは、三塁手・宮崎敏郎やリリーフ・山崎康晃に流出の可能性があると推測した。 問題となっているのは、同球団の捕手でプロ10年目・27歳の高城俊人に対する発言。高城は今季順当にいけば国内FA権を取得する見込みだが、高木氏は「(FAしようと手を)挙げたら俺が殺す」と過激な言葉を口に。 続けて、「だってDeNAに助けてもらったわけじゃない」、「(だから)挙げたら『何調子こいてんだ』っていうことになるよね」と、これまで世話になっているDeNAを裏切るべきではないと主張した。 >>DeNA、前巨人・宮國の獲得はダメ元?「問題の解決になってない」ファンが疑問の緊急補強を敢行したワケは<< 今回の動画を受け、ネット上には「何てこと言ってるんだ、冗談でも言っちゃダメな言葉だぞ」、「気持ちは分からなくも無いが『殺す』は言い過ぎ、『怒る』ぐらいに留めておくべきだった」、「DeNAを裏切るなっていう主張は理解できるけど言い草がちょっと過激じゃない?」といった反応が多数寄せられている。 「2011年ドラフトで2位指名を受けDeNAに入団した高城は、翌2012年から2018年7月まで同球団でプレーした後にオリックスにトレードで移籍。オリックスでは一軍出場5試合とほとんど出場機会がないまま2019年限りで戦力外となりましたが、同年オフにDeNAから声をかけられ復帰した経緯があります。高木氏もこうした経緯を踏まえてコーチ時代の教え子でもある高城にFA権を行使すべきではないと主張したのだと思いますが、『殺す』は冗談でも言い過ぎではないかと考えているファンも少なくないようです。なお、高城は現時点(19日午後5時半)では、FAについて何らかのコメントをしたとは特に伝えられていません」(野球ライター) 高城はDeNA復帰1年目の昨季、「23試合・.190・3本・5打点・8安打」といった数字にとどまっている。そのため、一部からは「この成績だと買い手もつかないだろうしFAは考えにくい」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2021年03月19日 13時40分
前阪神・伊藤に「バカにしてるのか」阪神ファン激怒 古巣の新ユニをSNSで酷評? 他球団ファンが驚く“過剰反応”のワケは
昨季限りで阪神を戦力外となり、今年1月から四国IL・愛媛に選手兼野手コーチとして所属している31歳の伊藤隼太。自身の公式ツイッターに投稿した内容が、ネット上の阪神ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは18日に投稿された内容。伊藤はこの日発表された古巣・阪神のサードユニフォームについて伝える記事のリンクを引用。その上で、「このユニホームはちょっと、、、w」、「皆さんはどう思いますか?」とコメントした。 阪神のサードユニフォームは2013年から続いている特別イベント「ウル虎の夏」(今年は7月9~14日開催)で着用されるもので、今年は黄色の虎柄を基調に前面に虎の顔が大きくプリントされたデザインとなっている。同様のデザインは過去にはなかったため、伊藤自身は少し派手だという印象を抱いたようだ。 >>阪神捕手が敵打者に粋な計らいも批判「プロとしてどうなのか」 上田氏が明かした予想外の“忖度”、自身も困惑?<< ただ、この投稿を受けネット上には「『ちょっと、、、w』って言い方はなんだ、バカにしてるのか」、「頑張ってユニ作った人たちに失礼では?」、「お前が着ることはないんだから口を出すな」と、阪神ファンからの苦言や批判が多数寄せられている。 一方、「ちょろっとユニについて言っただけなのに過剰反応し過ぎじゃないか?」、「もう退団してるのにここまで叩くって、どんだけ阪神ファンは伊藤のこと嫌いなんだ」、「期待外れに終わったからといって何でもかんでも叩いていいわけじゃないだろ」といった他球団ファンのコメントも複数見受けられた。 「今回物議を醸している伊藤は2011年ドラフトで1位指名を受け阪神に入団しましたが、翌2012年から昨季まで『365試合・.240・10本・59打点・154安打』とほとんど結果を残せないまま戦力外となった選手。そのため、今回の投稿に対しても『お前が言えた立場か』と嫌悪感を抱いている阪神ファンは少なくないようです。一方、他球団ファンの間には既に阪神を去っている伊藤の一コメントにバッシングを浴びせるのはどうなのかという見方もあるようです」(野球ライター) 自身の投稿が物議を醸していることについて、19日午後3時までにツイッターで特に言及してはいない伊藤。今後何らかのコメントを表明することはあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について伊藤隼太の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/itohayata0508
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中居正広の番組で紹介された“世界で3番目に稼ぐスポーツ選手”が逮捕 原因は日本でも問題の「悪質なファン」?
2019年03月12日 18時10分
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ヤクルト IT大手「ミクシィ」強力タッグで構築する巨人包囲網
2019年03月12日 17時00分
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中日・根尾も松坂の二の舞に? ファンの悪質行為がテレビに映り込み怒りの声「もう出待ちなんか排除しろ」
2019年03月12日 11時45分
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「タイトルは私のもんや!」アスカ、レッスルマニアに繋がる防衛!中邑また敗戦!
2019年03月12日 06時00分
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阪神、オープン戦勝ち星ナシでも決断できない矢野監督のつらい事情
2019年03月11日 21時10分
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怠慢走塁で懲罰交代、DeNAドラフト2位・伊藤裕季也がSNSで謝罪 OBも激励し称賛集まる
2019年03月11日 17時30分
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巨人 いびつな捕手4人で浮上する日ハム・斎藤佑と緊急トレード
2019年03月11日 17時00分
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那須川天心、復活の“天心キック”でKO勝ち!「キック界いつか一緒になれたら…」
2019年03月11日 17時00分
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張本氏、怪我が相次ぐ野球選手を「走り込み不足」とバッサリ 視聴者の反応は真っ二つに
2019年03月11日 12時00分
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スポーツ
上位陣はほぼ安泰 “平成最後の本場所”大相撲春場所が開幕
2019年03月11日 11時30分
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スポーツ
開幕迫る2019年のプロ野球 現在の日本一オッズは?
2019年03月11日 06時00分
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スポーツ
育成のベイスターズ!去年の京山将弥に続け!2年目阪口晧亮にかかる大きな期待
2019年03月10日 17時30分
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スポーツ
栃ノ心が入る可能性も?大相撲・大関の通算在位場所数ワースト3
2019年03月10日 13時00分
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スポーツ
桑田真澄氏、高野連にメスを入れる? スポーツ庁参与就任でルール変更あるか
2019年03月10日 06時00分
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スポーツ
1位には2名?大相撲・大関の通算在位場所数トップ3
2019年03月09日 13時00分
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スポーツ
「モチベーションは維持できている」那須川天心、メイウェザー戦から3.10再起戦へ!
2019年03月09日 06時00分
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スポーツ
元ソフトバンク・攝津氏の引退、キムタクとの意外な関係が話題に
2019年03月09日 06時00分
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スポーツ
新日本NJC、デビッド・フィンレーの代替選手は“69代王者”にこだわる田口隆祐!
2019年03月08日 21時10分
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スポーツ
オリックス安達、武田らが、3.10再起戦のK-1皇治にエール!合同自主トレで刺激!
2019年03月08日 17時30分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分