スポーツ
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スポーツ 2023年06月08日 11時45分
阪神・岡田監督の打線改造、楽天ブルペンの問題も影響? 中軸の佐藤には不安要素も
前夜とは打って変わっての快勝だ。岡田彰布監督も上機嫌だった。調べてみたら、「4点差」以上をつけての勝利は5月16日の中日戦以来19試合ぶりである。 6月7日、阪神は大幅な打線改造で楽天戦に臨んだ。「3番DH・前川右京、9番左翼・島田海吏」、梅野隆太郎を6番に据え、ノイジーを外した新打線が14安打11得点と爆発した。 “予兆”は「前夜の監督談話」以外にもあった。試合前、屋外のフリー打撃練習の順番が貼り出されるのだが、どの球団も「スタメン出場する選手」から先にケージに入る。前日まで後ろから数えた方が早かった前川の名前が「最初の優先者枠」にあったのだ。 「打ったなあ。見事的中したなあ。全部俺がやってんやけどな(笑)。前川の3番はオレが進言したけどな」 >>阪神・岡田監督、怒りの打線改造? 不振助っ人に苦言連発、試合前の疲労対策も効果薄か<< 近本光司、中野拓夢の「1・2番コンビ」が好調だ。4番・大山悠輔には一発の脅威がある。となれば、対戦投手は「3番バッター」と勝負しなければならない。前夜の岡田監督の言葉を借りれば、「見送ればボール・カウントになる球に手を出していた」ノイジーよりも上り調子の前川を使ったということだが、一歩間違えれば、大敗の可能性を秘めていた。 「9人中6人が左バッターですよ。阪神は控えの外野手陣に右バッターが少ないので」(球界関係者) 楽天の先発は、田中将大。右投手だ。しかし、クローザーの松井裕樹は左腕であり、中継ぎ投手陣に「左がいない」ことで“左偏重の打線”でもイケルと見たそうだ。 さらにまた、こんな情報も聞かれた。 「岡田監督は佐藤輝明の状態を心配していました。同日も三塁打2本と活躍していますが、打球が上がらず、ライナー性のヒットが続いていました。決して悪いことではないんですが、佐藤自身がホームランを欲しがり、バッティングがちょっと強引になっている、と」(前出・同) こうしたチーム状況を聞かされると、この「6月7日の楽天戦」が2023年の阪神にとって、分岐点となったのではないだろうか。 というのは、左の中継ぎ投手がいないことで“大胆な打線改造”ができたわけだが、僅差のゲーム展開、あるいはビハインド状態で試合終盤に突入した場合、左腕クローザー・松井との勝負は避けられない。 岡田監督は「松井を登板させない試合展開」をイメージし、試合序盤で勝負を決めるつもりでいた。しかし、実際は1点の最少リードのまま試合は進み、打者3巡目の5回に追加点を取って、ようやく岡田監督のイメージした「松井を投入させない」展開になった。 「前川が第1、2打席でヒットを放ちましたが、試合序盤の岡田監督はムッとしていました。でも、選手たちが岡田監督の意図を理解し、3巡目以降になんとかしてくれて」(同) 指揮官と選手が一つになった試合でもある。 蛇足になるが、田中の直球に往年のスピードはない。スプリットやスライダーで打ち損じを誘う投球術はさすがであり、阪神打線が序盤戦に苦しんだのはそのせいだ。制球力の高い田中と対戦し、阪神打線は「ボール球に手を出すな!」の岡田監督の言葉を実感したのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年06月07日 19時30分
DeNA・牧の好調、大谷翔平も貢献?「何か盗もうと真剣に…」WBC同僚・近藤が意外な光景明かす
ソフトバンクの球団公式Twitterが6日に投稿した動画に、同チーム所属のプロ12年目・29歳の近藤健介が登場。動画内での発言が話題となっている。 今回の動画で近藤は同日から3連戦を戦うDeNA所属で、3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で共闘したプロ8年目・29歳の今永昇太、プロ3年目・25歳の牧秀悟の2名について大会中の思い出などを話した。その中で、近藤は今大会を機に牧のイメージが変わったという話を明かした。 牧は2020年ドラフト2位でDeNA入りした強打の内野手で、昨季までに「272試合・.302・46本・158打点」といった数字をマーク。WBCでは「6試合・.200・2本・2打点」と少し安定感を欠いたものの、試合前の円陣・試合中の声出しなどでチームの士気を上げるムードメーカーとして優勝に貢献した。 >>大谷翔平、開幕前に同僚を一喝?「優勝できるわけない」 球界OBも驚愕、栗山監督が明かした日本ハム時代の裏話が話題<< その牧とはこれまで接点はあまりなかったが、大会前の壮行・強化試合中(2月25日~3月7日)に仲良くなり何度か食事にも行ったという近藤。日時は明かさなかったが、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)、宮城大弥(オリックス)を交え4人で食事に行く機会もあったというが、こうした場で話をする中で牧に対し「真面目っすね。ムードメーカー的な感じはありますけど」という印象を抱いたという。 近藤は続けて「打撃練習とか、翔平のを一緒に見てる時も何か盗もうと真剣に見てる」と、グラウンド内でも野球に真摯な姿勢が見受けられたとコメント。「会ってイメージが結構変わった選手の一人かなという印象」、「映像でしか見たことなかったですけど、『ムードメーカーとして面白くワイワイやってるのかな』と思ってましたけど、いざゲームになったり大会始まるとちょっと違う姿が見れた」と、それまでのイメージと違ったと振り返った。 近藤の発言を受け、ネット上には「牧は陽気なお調子者のイメージだったから意外」、「大谷の打撃にヒントを見出そうとする姿勢は向上心があっていい」、「今季打ってるのもこうした経験があってこそなのかも」といった驚きの声が寄せられた。 今季の牧は開幕直後こそ不振に苦しんだもののその後復調し、6月6日終了時点では「51試合・.279・10本(リーグ2位タイ)・36打点(同2位)」と本塁打・打点の2冠を射程に捉えている。大谷を筆頭とした他球団の一流選手とグラウンド内外で過ごした経験をしっかり生かしているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について福岡ソフトバンクホークスの公式Twitterよりhttps://twitter.com/HAWKS_official
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スポーツ 2023年06月07日 15時30分
オリックス・杉本、巨人投手にブチギレ? 死球直後にバット投げ捨て、他球団からも被害相次ぎファン怒り
6日に行われ、オリックスが「2-1」で勝利した巨人戦。「7番・左翼」で先発したプロ8年目・32歳の杉本裕太郎への死球が物議を醸している。 問題となっているのは、両チーム無得点の2回裏2死でのこと。巨人先発・高橋優貴は打席の杉本にカウント「2-2」からスクリューを投じたが、この球はワンバウンドしながら杉本の下半身へ向かう投げミスに。杉本はとっさに体をひねるも避けきれず、左太もも裏付近に球を受けた。 死球を当てた高橋は左手で帽子を取り杉本へ謝罪の意を示す。一方、右手で患部を押さえた杉本は高橋の方をあまり見ずに一塁へ歩き出すと同時に、左手に持っていたバットを左方向に投げ捨てるなどイライラをにじませた。ただ、幸いにも負傷交代などには至らず、7回裏の四球出塁後に代走を送られるまで出場を続けた。 >>巨人・鈴木、死球打者への牽制球にファン激怒「許せない」 ロッテ戦終盤の一場面が物議、敵ベンチに問題アリと指摘も<< 杉本への死球を受けネット上にも「おいおい、高橋はどこに投げてんだ」、「ワンバン死球はさすがに制球酷すぎ」、「杉本も明らかに怒ってるように見える」、「ちょっと前まで痛めてた左足にぶつけたのもムカつく」、「勘弁してくれ、ただでさえ当てられまくってるのに」といった不満の声が相次いだ。 「今季の杉本は7日終了時点で『34試合・.246・9本・18打点』といった数字を残す中、両リーグを通じて最多タイとなる7死球を食らっています。また、今回高橋からぶつけられた左足は、ふくらはぎ負傷で約3週間(5月4~25日)の離脱をしいられた箇所でもありましたので、本人やファンが怒りをにじませるのも致し方ないといえます。この日の高橋は杉本への死球を含め『2.1回2失点・被安打4・四死球3』と制球を乱したまま早期降板していますが、先発マウンドに上がるのは5月3日・ヤクルト戦以来(登板自体は5月30日・ロッテ戦以来)ということもあり投球感覚をつかむのに苦労した面もあったのでは」(野球ライター) 杉本はプロ入りした2016年から昨季まで通算65本塁打、2021年には本塁打王(32本)のタイトルも獲得しているリーグ屈指の強打者。こうしたタイプの打者に対しては踏み込んで打たれることを防ぎ、外角球で勝負するための布石にすることなどを目的に内角攻めが用いられることが一般的だ。だが杉本は死球が続きかなりフラストレーションがたまっているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年06月07日 11時00分
阪神・岡田監督、怒りの打線改造? 不振助っ人に苦言連発、試合前の疲労対策も効果薄か
試合後、岡田彰布監督が“豹変”した(6月6日)。敵地での東北楽天戦は「1対4」で敗れた。しかし、豹変の理由は敗戦のせいではなかった。 試合後、記者団の質問は、先発・村上頌樹の完投から始まった。調子は決して良くなかった。岡田監督は「完投させてんのに、何も悪うないやんか・」とかばった。しかし、初回の攻撃、一死三塁で打席に立ったノイジーが三振に倒れたシーンに触れた途端、フッと鼻で笑い、 「立っといたら、全部フォアボールやんか。そんなんお前、何十回目よ。おん?」 と、急に怒り出したのだ。 >>阪神戦の塁審、終盤に大誤審? リプレーには“決定的証拠”映る、柘植アウト判定に批判相次ぐ<< さらにこう続けた。 「コンディション? そんなん関係ないよ。そんなん関係ないやんか? そんなんコンディション良かったら、みんな勝てるんか? そんなん関係あらへん。周りがそう思てるだけで、試合は勝つと思てやってるわけやから、そんなもん…」 同日のノイジーは4打数ノーヒット。6月の打率を確認してみたが、0割5分だった。 岡田監督は「ボール球に手を出している。しっかり見極めれば、全て四球で出塁できたのに」という見解だ。 「ノイジーが日本のストライクゾーンに苦しんでいるとは、以前からこばしていました。ノイジー自身は否定していますが、外角のボール球に手を出したり、縦の変化球に苦しんでいる感も見受けられます」(スポーツ紙記者) オープン戦終盤、取材でグラウンドに下りてきた阪神OBに「日本のストライクゾーンに慣れていない」といったことも話していた。 「慣れる」には場数を踏むしかない。岡田監督は3番で使い続けてきたが、この日の様子からして、ガマンの限界のようだ。 もっとも、こんな意見も聞かれた。セ・リーグが交流戦を苦手とする理由にも繋がるのだが、同日はタイト・スケジュールだった。 前日5日の月曜日、雨天中止の影響で千葉ロッテ戦が組み込まれ、その試合が終わったのは、午後11時すぎ。選手が球場を出たのは「午前1時ごろ」(関係者)で、チームは午前10時伊丹空港発の飛行機で仙台入りしていたのだ。 「岡田監督の指示で、屋外での打撃練習はナシになりました。みんな移動でさらに疲れてしまったみたいで」(在阪記者) その“移動ロス”が「コンディション」なる言葉に置き換えられ、岡田監督は「そんなん関係ない!」と怒りながら否定し、「ノイジー個人の問題だ」と言ったわけだ。 「9回に代打で起用された森下翔太も、高めのボール球に手を出して空振り三振に倒れました」(プロ野球解説者) 移動過程が異なり、その違和感がマイナスとなって敗戦に繋がったのだろう。 指揮官の憤りからして、7日の第2ラウンドは「打線改造」となりそうだが、勝敗表を見てみると、2位DeNAも敗れて、ゲーム差は「5.5」のままだが、交流戦だけで見れば、阪神は3勝3敗1分の勝率5割で、DeNA、ヤクルト、中日が「上」にいる。勝負事は何が起きるか分からない。「このあたりで引き締めに掛からないとマズイ」と、岡田監督は思ったのだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年06月06日 18時30分
楽天、自球場のネットでDeNA選手負傷!「謝罪ぐらい出せ」怒りの声も、離脱招いたアクシデントが物議
5日に登録抹消が公示されたDeNAのプロ7年目・31歳の森原康平。同日に球団が抹消の理由を明らかにし、物議を醸している。 報道によると、森原は5月31日に楽天モバイルパークで行われた楽天戦前、一塁ベンチ前でのストレッチ中に撤去作業中のネットが倒れ背中を強打し打撲。DeNA側はすぐに抹消にはせず一軍帯同で様子を見ていたが、回復が思わしくないことから6月5日に抹消したという。また、この件については既に楽天側から謝罪を受けていることも合わせて発表したとのことだ。 今季の森原は開幕からここまで「11登板・1勝0敗2ホールド・防御率4.50」といった数字をマーク。5月14日・阪神戦では「0.0回5失点」と炎上を喫したものの、それ以外の10登板では「10回1失点(自責0)」と非常に安定した投球を見せていた。 >>『サンモニ』中畑氏がDeNA三浦監督を猛批判「そういう選手を外していいのか」落合氏も「いい傾向ではない」<< 森原のアクシデント報道を受け、ネット上には「え? 森原これ大丈夫なの?」などと心配の声が相次いだ。一方、「不手際起こした側の球団が無反応なのは印象悪い」、「第一報の後もダンマリなのはおかしくないか?」、「内々の謝罪だけでいいって考えてるなら無責任すぎるぞ」「公式サイトとかにも謝罪文ぐらい出せよ」といった楽天側への不満も見られた。 「森原のアクシデント発生から今回DeNAが経緯を発表するまで約1週間ありましたが、この間楽天側からの発表・声明は特にナシ。また、DeNA側の発表から一夜明けた6日も、午後3時までにアクシデント関連の発表などは出されていません。DeNA側の発表前の期間については、森原の負傷を明かすとDeNA側のブルペン戦略に影響が出る可能性などがあるため発表ナシとなったのは理解できる面もありますが、DeNA側の発表後も特に言及がないことについては首をかしげているファンも少なくないようです」(野球ライター) 当事者の森原は抹消翌日の6日、自身の公式Twitterに「一部報道にもありますが、 今は1日でも早くファンの皆さまの前に戻れるよう頑張っていきますので、応援のほどよろしくお願いします!」と気丈に投稿している。これ以上故障が長引かないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について森原康平の公式Twitterよりhttps://twitter.com/morihara52
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スポーツ 2023年06月06日 15時30分
阪神・浜地の逆転被弾に「悪夢が蘇る」ソフトBファンからも悲鳴! 山口に屈した昨季最終戦は未だにトラウマ?
5日に行われ、「7-7」の引き分けとなった阪神対ロッテ戦。試合展開を大きく動かしたのが阪神3番手・浜地真澄の被弾だった。 同戦の浜地は「6-4」と阪神2点リードの7回表に登板したが、先頭・友杉篤輝にピッチャー強襲のヒットで出塁されると、続く中村奨吾には四球を与え無死一、二塁のピンチを招く。この後ポランコをショートフライに打ち取り1死を奪うも、後続の山口航輝に7球粘られた末、左翼席に3号3ランをたたき込まれた。 痛恨の逆転弾を被弾した浜地は左手のグラブを外しながらその場にしゃがみ込むと、立ち上がった後も両手を膝につくなどガッカリ。直後、岡田彰布監督は審判に投手交代を告げ、浜地は西純矢に代わって降板となった。 >>阪神戦の塁審、終盤に大誤審? リプレーには“決定的証拠”映る、柘植アウト判定に批判相次ぐ<< 2点リードが1点ビハインドになった山口の一発を受け、ネット上の阪神ファンからは落胆の声が相次いだ。一方、試合に無関係のソフトバンクファンからも「山口逆転3ランって…何か頭痛くなってきた」、「なんとなく見てた試合でトラウマ抉られるとは思わなかったぞ」、「去年優勝逃した悪夢が蘇るような光景だ」と悲鳴が上がった。 「ソフトバンクは勝てば優勝だった昨季10月2日のシーズン最終戦・ロッテ戦で、『2-0』と2点リードの6回裏に山口に逆転の16号3ランを被弾。この一発が響いて『3-5』で敗れ、オリックスに優勝をさらわれる結果となりました。今回の阪神対ロッテ戦は同日に試合がなかったこともあり、何気なく中継を観ていたソフトバンクファンも多かったようですが、山口の逆転3ランを見て昨季最終戦の記憶がフラッシュバックしたファンも少なくなかったようです」(野球ライター) 阪神はこの後8回裏に同点に追いつくも、そこからはお互い得点を奪えないまま延長12回引き分けに。試合後の報道では、岡田監督が「勝てなかったやろ。ゲーム展開的にはそりゃ勝ちゲーム、勝ちパターンやろ。そりゃ」と勝てたはずの試合だったと不満をにじませたことが伝えられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年06月06日 11時00分
巨人・原監督、ソフトB戦でブルペンデー実施? 前カード先発の中4日起用も現実味か
「今週一週間、どうにか乗り切れば…」 6月6日のオリックス戦の「予告先発」が発表される前、巨人内部からそんな声も囁かれていた。先発投手陣が「ヤバイ」のだ。オリックス、ソフトバンクとの6連戦を迎えるというのに、先発投手が「3人」も足らなくなってしまったのだ。 「5日、グリフィンと松井颯の2人が一軍登録を抹消されました」(スポーツ紙記者) グリフィンは3日の日本ハム戦で小飛球を飛び込んで捕ろうとし、右腕を痛打した。松井は翌4日の同カードで3回5失点と炎上し、再調整が決まった。 この2人の抹消が公示された頃、巨人ナインは二軍球場で練習をしていたが、そこで囁かれていたのが先発投手の人員不足。5月30日の千葉ロッテ戦で2番手として4回3分の1を投げた高橋優貴の練習光景から、彼が6日のオリックス戦に先発するのは伝わってきた。また、二軍調整中の菅野智之を「9日から始まるソフトバンク戦で先発させる」との情報も聞こえていた。 >>巨人・原監督、満塁で凡退の北村にブチギレ?「歯食いしばってる」指摘も 昇格後初スタメン起用も、ミス続出で愛想尽かしたか<< 高橋、菅野。この2人が先発するとしても、不足分は3人だから、「あと1人」が足らない。 「与えられた場所でしっかり結果を残すことが大事。自分の持っている力を出して…」 練習後、高橋は記者団にそう意気込みを語っていた。 7日は戸郷翔征、8日は山崎伊織、9日には横川凱が投げてくる。6日は高橋で、同10日か11日に菅野が先発するようだが、こんな指摘も聞かれた。 「高橋がキーマンになるかもしれませんよ。菅野がファーム戦に先発したのが4日、先発投手の調整は『中6日』が一般的ですが、10日の先発が濃厚です。12日の月曜日は試合が組まれていないので、11日のソフトバンク戦は、救援陣を総動員するブルペンデーになりそう。高橋も『中4日』でそこに加わってもらうことも十分に考えられます」(球界関係者) また、6日のオリックス戦で好投したら、高橋をそのまま先発ローテーションに固定させてくるだろう。 「今週をどうにか乗り切れば」の声が多く聞かれた理由だが、メンデスの近日中の一軍昇格が予定されており、登録抹消のグリフィンも「大事を取っただけ」(関係者)とのことだからだ。 巨人スタッフたちの「今週を乗り切れば」の気持ちは分かるが、そのスクランブル態勢となる6連戦の舞台は、京セラドーム、PayPayドームだ。雨天中止は見込めないのだ。こういった巡り合わせの悪さに、「今季は運がないなあ~」と思うのだが…。 「オリックスの先発は山本由伸です(6日)。赤マル急上昇中の山下舜平大も8日に先発してくるでしょう」(前出・スポーツ紙記者) 対戦投手との巡り合わせも“最悪”だ。この6連戦を負け越した場合、先発ローテーションを立て直しても手遅れとなる。原巨人、大ピンチだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年06月05日 20時50分
巨人・坂本、「嘘だと思った」プロ初スタメンの衝撃明かす 二軍練習後に一軍直行、大ブレークのきっかけに?
4日放送の『Going! Sports&News』(日本テレビ系)に、巨人のプロ17年目・34歳の坂本勇人がVTRで登場。番組内での発言が話題となっている。 番組では4日の巨人対日本ハム戦試合前、番組キャスターのKAT-TUN・亀梨和也が坂本を取材。坂本は5月31日・ロッテ戦で2000試合出場に到達した遊撃守備へのこだわりなどを話した。 注目が集まったのは、亀梨からの質問「遊撃で2000試合以上に出場している中で一番印象に残っている試合は?」への回答。坂本は「1試合目のスタメンですかね。1年目(の)」、「その時のことはめちゃくちゃ覚えてる」と、プロ初スタメンに抜擢された2007年9月2日・横浜(現DeNA)戦を挙げた。 >>巨人・原監督、満塁で凡退の北村にブチギレ?「歯食いしばってる」指摘も 昇格後初スタメン起用も、ミス続出で愛想尽かしたか<< 当時プロ1年目・18歳の坂本は同戦で「8番・遊撃」で先発スタメンに名を連ねたが、本人によると同戦前までは二軍選手として二軍本拠地・ジャイアンツ球場で練習を行っていたという。 その練習後に車で移動している最中、坂本は同行していた球団マネジャーから「今日(一軍で)スタメンだから」と一軍昇格・スタメン抜擢を告げられる。ただ、話を聞いた瞬間は「いやいや何言ってんすか」と全く信じていなかったという。 ところがこの後、車が一軍の試合会場・横浜スタジアムに移動したこと、そこで自身の名前が入っているオーダーを確認したことなどからスタメン抜擢が本当の話だと認識したという坂本。「ほんまにスタメンで『えっ!?』みたいな。本当にうそだと思ったので、というのを未だに覚えている」と笑い交じりに振り返った。 坂本の発言を受け、ネット上には「プロ初先発がそんなに予想外だったのは意外」、「確かに二軍練習終わりに一軍戦出ろは信じられないかも」、「ファンとしても高卒ルーキーがいきなり出てきたからビックリしたわ」、「遊撃に穴が空いてたわけでもないしなあ」といった驚きの声が寄せられた。 「坂本がプロ入りした2007年当時の巨人は、前年までに20本塁打を3度クリアしていた二岡智宏(現巨人二軍監督)が遊撃レギュラーに君臨。二岡は2007年も『139試合・.295・20本・83打点』と順当に成績を残しており、どうしても坂本を抜擢しないといけないような状況ではありませんでした。それでも首脳陣はこの年二軍で5本塁打を放つなど爪痕を残していた坂本の打力を買いスタメン起用の場を与えましたが、坂本としてはうそをつかれていると思わず疑うほどの衝撃があったようですね」(野球ライター) 初スタメンの試合は2打数無安打と快音残せず途中交代となったが、成績以上に起用されたこと自体が強く印象に残っている様子の坂本。抜擢の影響もあったのか、この後の坂本は2007年9月6日・中日戦でプロ初安打・初打点を記録、2008年3月28日・ヤクルト戦で10代での開幕スタメン入り(8番・二塁/球団では1994年の松井秀喜以来)、同年4月6日・阪神戦でプロ初本塁打を満塁弾で記録とまたたく間に頭角を現している。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年06月05日 19時30分
侍ジャパン・栗山監督「誰が守れんだ!」コーチに詰め寄り? WBC決勝、ヌートバー“ぶっつけ左翼起用”の裏話明かす
4日放送の『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)に、2日に退任会見を行った侍ジャパン・栗山英樹監督がVTR出演。WBCで共に戦ったヌートバー(セントルイス・カージナルス)にまつわる発言が話題となっている。 番組では3月22日のWBC決勝・アメリカ戦で実況を務めたテレビ朝日・清水俊輔アナウンサーを聞き手に、栗山監督が同戦の舞台裏などを語った。その中で、最終回の守備でヌートバーに突然左翼を任せた経緯を明かした。 今大会の栗山監督はヌートバーを中堅レギュラーとして初戦から準決勝・メキシコ戦まで先発起用しており、試合途中で右翼・左翼に動かすこともなかった。ただ、決勝・アメリカ戦では「3-2」と1点リードの9回表に左翼・吉田正尚(ボストン・レッドソックス)を下げ牧原大成(ソフトバンク)を中堅として途中起用。同時に、それまで中堅に就いていたヌートバーを大会で初めて左翼に動かした。 >>大谷翔平、開幕前に同僚を一喝?「優勝できるわけない」 球界OBも驚愕、栗山監督が明かした日本ハム時代の裏話が話題<< 大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)の抑え起用とともに守備でも勝負手を打った栗山監督だが、まず牧原を守備固めに送った理由について「同点になったら正尚に回る。でも正尚を切ってまで僕は牧原を入れる(判断をした)」とコメント。延長は考えず必ず9回表で試合を終わらせるという強い決意で、今大会で「.409・2本・13打点」と絶好調だった吉田を代える決断を下したという。 同監督は続けて、ヌートバーの左翼起用について「左翼できるのは分かってたんですけど、ずっとやってないじゃないですか」とぶっつけ本番のような形になることは認識していたと説明。 それだけに「最終確認何回もしました。『守るんだったら3人(近藤健介、牧原、ヌートバー)、誰が一番守れるんだマサ!』とかって(清水雅治)コーチに言って」、「ヌートバーの左翼、ちょっともう一回(本人に)確認してくれって裏でやってて」と本当に大丈夫なのか直前までコーチ陣らと話し合いを重ねたというが、栗山監督いわく当の本人は「『OK!』みたいな。自信持って、なんか感じ分かるんですよ」と自信・やる気満々だったという。 栗山監督の発言を受け、ネット上には「そんな覚悟で守備交代決めてたとは」、「それまでやってない布陣が選択肢に入る時点ですごくないか」、「ギリギリまで采配の是非を見極めてたのは初耳」、「俺行けますって断言できるヌートバーも肝据わりすぎだろ」といった驚きの声が寄せられた。 ヌートバーは幼少期から侍ジャパン、日本代表に憧れていた日系2世の外野手で、夢がかなった今大会は3月9日の初戦・中国戦で足を痛めながらも栗山監督に強行出場を直訴するなど並々ならぬ気合いを随所ににじませていた。それだけに、決勝での左翼起用も本人としては「NO」の選択肢はなく、栗山監督も安心して送り出せたようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年06月05日 17時50分
DeNA、新“代打の神様”楠本が明かす勝負強さの秘訣 グラウンド内外で支えるスタッフにも感謝
「絶対に打つんだと強い気持ちを持って打席へ向かいました。打った瞬間、ファールにならないと分かったのでよかったです」4点のビハインドで8回まで進んだ4日のライオンズ戦で、試合を振り出しに戻す殊勲打を放った楠本泰史は、興奮気味にコメントした。 その後チームはこの回一気に逆転し、三浦ベイスターズは見事な白星を手にすることに成功。ヒーローとしてお立ち台に上がった楠本は「1球だったんですけどここに立たせていただいてうれしく思ってます」と謙遜しながら「スタジアム全体がすごいイケイケムードでしたし、打てるなっていう気持ちにさせてもらいながら打席に立つことができました」とナインを後押しするファンに感謝した。 今シーズン通算打率は.196と2割にも満たないが、得点圏打率となると.389に跳ね上がる。また代打に限ると打率は.318と高い数字をマーク。4日の試合でも、三浦大輔監督が5番でスタメン起用したスラッガー、ネフタリ・ソトに代えて楠本を打席に送ったことからも、ここぞの場面での信頼がうかがえる。 また指揮官が「よく準備をしてくれている」と称えていることを裏付けるように「アナリストの方と(石井)琢朗さんと(鈴木)尚典さんと話して、初球から狙ったボールが来たら思い切って行こうと思って打席に立ちました」と、初球から迷わずスイングできるよう、事前に頭を整理してから勝負の場に臨んでいると明かした。 無類の勝負強さについては「毎日練習を手伝っていただいている裏方さんもいますし、試合前にたくさん、こうピッチャーが来たらこうやって打ちに行くっていうアナリストさんのおかげでもあるので、ほんとにたくさんの人に支えられながら、いい打席を送れてるなと思います」と周囲のアドバイスを力に変えているようだ。 現在キャプテンとしてバリバリのスタメンとして活躍している佐野恵太も、代打の切り札からその座をつかんだ。天才的な感性と、巧みなバットコントロールが魅力の楠本泰史も、そのルートを着々と歩んでいるように見える。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
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大相撲、豊昇龍の悪あがきに「相手壊す気か」と批判 無理な足取りで転倒させ物議、解説は先場所故障の影響指摘
2023年03月17日 20時30分
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大相撲、天空海の相撲に「嫌がらせか」と批判 無防備な相手に猛突進、危険な立ち合い相次ぐワケは
2023年03月17日 19時30分
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侍ジャパン・吉田、一部客の座席乗り出しにも動じず? WBCイタリア戦、試合中盤の“守備妨害”が物議
2023年03月17日 16時05分
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長嶋一茂、WBCは「言いたくないけどお金儲け」対戦相手の変更背景をズバリ
2023年03月17日 12時20分
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WBC、アメリカ監督は栗山監督と似た者同士? 決勝「大谷対トラウト」は実現なるか
2023年03月17日 11時05分
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WBCでも活躍の佐々木朗希選手、今度は『から揚げ弁当』差し入れ! 子どもたちの前にサプライズ登場、練習風景を描いた新CM完成
2023年03月17日 00時00分
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村上宗隆、大谷翔平に「怒ってる」? ダルビッシュがWBC直前の練習裏話明かす「そこまで意識してたとは」驚きの声も
2023年03月16日 19時30分
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DeNA・三浦監督、オープン戦最下位にも動じず「準備をしている段階」 チーム内競争も継続中か
2023年03月16日 17時35分
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WBC、試合終盤のストライク判定に誤審疑惑? オーストラリア打者は苦笑、ベンチも頭抱え呆然
2023年03月16日 16時15分
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女性の家に行き「便座の裏見ます」元日本代表・槙野にドン引きの声「モラハラ夫」の指摘も
2023年03月16日 13時25分
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スポーツ
ノア清宮海斗が振り返る2.21東京ドーム大会でのオカダ・カズチカ戦「オカダ選手は東京ドーム全体を見ていた」
2023年03月16日 11時10分
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スポーツ
侍ジャパン・栗山監督、骨折・源田をイタリア戦で起用? 敵監督も負傷状況に注視か
2023年03月16日 11時00分
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「阪神・青柳は僕を恨んでいる」元DeNA選手がドラフト裏話を暴露 ドラ5指名予定が突然白紙、運命の分かれ目に驚きの声
2023年03月15日 20時30分
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スターダム新人のHANAKOにデビュー前からDDM舞華が勧誘!「DDM入らない?」
2023年03月15日 17時30分
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日本ハム・清宮の牽制死に「明らかな怠慢」呆れ声 新庄監督の苦言も響かず? 満塁チャンスでミス犯し物議
2023年03月15日 15時30分
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日本ハム・新庄監督、新球場に苦笑のワケは天然芝だけじゃない? 失点も招いた予想外の問題は
2023年03月15日 11時45分
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全日本に乗り込む拳王がGHCタッグ王座と世界タッグ王座の統一タイトルを提案「GHC世界タッグ選手権だ」
2023年03月15日 11時30分
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秋山準が“驚異の新人”正田壮史を一蹴も正田「今日でちょっとは秋山さんにこっちを向いてもらえたかな」
2023年03月15日 11時10分
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大相撲、貴景勝戦前のヤジに場内ドン引き?「邪魔するなら帰れ!」一部客の行動に批判、取組にも影響か
2023年03月14日 20時30分