スポーツ
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スポーツ 2021年11月01日 11時00分
日本ハム・新庄劇場の参謀に元メジャーリーグ投手? 共通点も多い“異色”の2人
「新庄劇場」が水面下で動き始めた? 新庄剛志新監督の就任が発表されて以来、日本ハムのファン以外からも「どんな野球を見せてくれ、楽しませてくれるのか?」と期待の声が尽きない。就任会見翌日(10月30日)、新庄監督は「たまにファンが選ぶスタメン試合を検討しています」と自身のツイッターに投稿。ありそうでなかった“ファン投票オーダーの試合”だ。 >>新庄剛志氏、日本ハム電撃復帰“匂わせ”? SNS上での異変に憶測の声、テレビ番組では意味深発言も<< この時点で「明かす」ということは、ほかにも色々と温めているプランもあるのだろう。 その“新庄劇場”の総指揮、脚本、が新庄監督だとすれば、出演者は選手。演出や助監督となるコーチは誰になるのか。一部メディアによれば、球団OBでもある岩本勉氏、現役時代の弟分だった森本稀哲氏の入閣も囁かれていたが…。 「両氏とも、オファーはないと言ってますが(同時点)。本当にあったとしても『ありました』なんて言わないでしょう。たとえオフレコであっても、喋ったら、その時点で、フロント幹部は『ヒミツ(企業秘密)を守れない人なんだ』と判断します」(ベテラン記者) 日本ハムは契約期間の満了などにより、何人かのコーチの退団も発表している。小笠原道大ヘッド兼打撃コーチ、荒木大輔投手コーチらがそうだが、同時に「ひょっとしたら?」と思える“新庄劇場のキーマン”も匂わせていた。 みやざきフェニックス・リーグの残り3試合は、木田優夫コーチが代行――。 原田豊ファーム監督の退任が発表されたのは、新庄監督の就任会見翌日。オリンピック・ブレイクなどにより、今季は一軍と二軍の日程にズレが生じてしまった。二軍は来季に向けた育成のフェニックス・リーグが始まっているが、一軍はこれからクライマックスシリーズ、日本シリーズを行う。プレーオフに進むチームに対して失礼に当たらないよう、今はコーチ人事の発表を控えなければならない。 そんな状況下で、意味シンだったのは、木田優夫ファーム総合兼投手コーチがフェニックス・リーグの試合指揮を執るということ。退任するコーチに指揮権を委ねることはない。木田コーチも“新庄劇場の演出”に加わると見るべきだろう。 「木田コーチは栗山英樹前監督を公私にわたって慕っており、日本ハムコーチになったのもそれが影響していました」(球界関係者) しかし、栗山監督は自身の退任後も木田コーチが球団に残ったとしても、それをとやかく言う人ではない。むしろ、応援するタイプだ。また、木田コーチは新庄監督と“重なる点”も多い。メジャーリーグに挑戦し、帰国後もNPBで現役を続けた。オフはバラエティ番組に招かれるなど、野球以外のところでも才能を発揮してきた。 「一時期、栗山監督が伸び悩んでいた先発候補を短いイニングで交代させる『オープナー』で起用したこともありました。対戦バッターに応じた極端な守備シフトも見せました。これらの采配はメジャーでは当たり前でも、日本では異色なスタイル。その采配には木田コーチの助言も影響していた、と」(前出・同) 木田コーチも「陰で努力をし、野球理論にも詳しい」という。ド派手なパフォーマンスばかりが取り上げられてきた新庄監督と同じだ。新庄監督はどんなコーチ人事を進めていくのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年10月31日 11時00分
広島・堂林、今オフのFA宣言は無い? 出番増へメリット大も動かなそうなワケ、致命的リスクの影響指摘も
2010年のプロ入りから広島でプレーし、昨季までに「668試合・.245・45本・195打点・439安打」といった通算成績を残しているプロ12年目・30歳の堂林翔太。28日、国内FA権を取得したと複数メディアが報じた。 報道によると、堂林は28日に一軍出場選手登録日数が国内FA権の資格取得条件である8年(1160日)に到達。本人は同日のDeNA戦後に「3年目に我慢して使っていただいた野村(謙二郎氏/元広島監督)さんをはじめ、使っていただいた監督、首脳陣の方に感謝しています」と語ったことが伝えられたが、今オフの権利行使の有無については不明となっている。 今季の堂林は開幕直後は一塁、もしくは三塁でのスタメン起用が主だったものの、打率が2割台を切るなど不振にあえぎ、6月下旬に登録抹消されたまま前半戦が終了。後半戦スタート直後に一軍に復帰して以降は一塁に23歳・坂倉将吾、三塁に20歳・林晃汰と若手が台頭した影響で代打・守備固めの起用が中心となっており、成績も27日終了時点で「.194・0本・5打点」と打率1割台から抜け出せていない。 >>広島・堂林は“右打ち”にこだわり過ぎ? 掛布氏が不振の原因を指摘、同じ悩みの選手は指導者時代にも<< 堂林のFA権取得報道を受け、ネット上には「控えが続いてる中で取得か、これはFA宣言されても文句は言えないな」、「去年は活躍したし人的補償もいらないし、復活を見込んで手を挙げる球団はそれなりにありそう」、「来年ポジション奪い返せる保証も無いし、それなら自分を求めてくれる球団を探しに動くのでは」と今オフの権利行使を危惧する声が寄せられている。 一方、それ以上に「今の数字じゃどこも手を挙げない可能性あるのにわざわざ宣言するのか?」、「成績が成績だし、本人も権利行使にはなかなか踏み切れないんじゃないか」、「最悪木村みたいな展開になるリスクもあるから無難に残留だろ」と、権利行使には至らないのではと推測するコメントも複数挙がった。 「堂林は今季は打撃不振にあえいでいますが、昨季は『.279・14本・58打点』と一定の数字を残している選手。また、年俸は球団では上位11位以下の3600万円(推定)のため、FA移籍の際に人的補償が不要なCランク選手でもあります。そのため、若手に役割を奪われつつある環境から抜け出す意味も込めて権利行使に踏み切るのではとみているファンは少なからずいるようです。ただ、FAではいざふたを開けるとどの球団からも声がかからないという展開もなくはない上、元球団が宣言残留を認めなければ行き場がなくなる可能性もあります。広島では2015年オフにFA宣言した木村昇吾がどの球団からも話が来ず、球団も宣言残留を認めない方針だったため一時“セルフ戦力外”状態に陥ったケースが知られています(その後翌年2月に西武にテスト入団)が、こうしたリスクを覚悟してまで堂林が権利を行使することはないのではとみる声は多数挙がっています」(野球ライター) 打撃不振に加え年齢も中堅であることから、今オフに権利行使しても移籍先は見つからないのではという見方が強まっている堂林。FA権は行使しなければそのまま保持しておくことも可能だが、果たして本人はどのような決断を下すのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月30日 17時30分
阪神・中野、盗塁王確実も手放しでは喜べない? チーム躍進を支える裏で目立った深刻な課題とは
1992年の再来。幾度となくそのフレーズが聞こえた今シーズン。優勝こそならなかったものの、阪神タイガースの躍進は見事だった。そして、あの「亀新」フィーバーに揺れた29年前の様々な出来事が掘り起こされ、今季の躍進に重ねられたことも事実だった。 最終盤までのペナントを争うデッドヒート、驚異の新星の登場、安定感を増した投手陣…、外国人選手の奮起・・・。 その中で、「遊撃手の新人・レギュラー定着」も29年前に重なる。1992年、ルーキー久慈照嘉はあのペナントレースで主力として戦い抜き、名遊撃手としての道を歩み始めた。時を経て2021シーズン、ショートのポジションを掴んだのは、こちらも新人で売り出し中の中野拓夢だ。 今季は開幕戦から出場を果たし、シーズン序盤からショートの定位置を手にした。そして、途中からは2番に定着、犠打数もリーグトップを記録するなど、小技での繋ぎでも存在感を放っている。現代野球において、2番打者はスラッガーなどの強打者が幅を利かせている打順。中野はかつて時代の常だった「小技・俊敏さ」を武器とし、近本光司とともに猛虎打線の切り込み役を担っている。 盗塁王(30個)をほぼ手中に収めるなど、1年目でのタイトルホルダーという偉業も目の前だ。さらに、ルーキー豊作と言われる今シーズン、同僚の佐藤輝明や伊藤将司、広島の栗林良吏、DeNAの牧秀悟等とともに、例を見ないほどの激戦の新人王争いとなっているが、中野も十分権利を有している。 一方で、守備面でも高い評価を受けているものの、失策17個と、12球団最多の数字となっている。打球の質も様々であり、幅広くカバーしなければならない遊撃というポジションとは言え、フィールディングの更なる安定度が求められる。 チームはペナントには届かなかったが、戦いはまだ終わっていない。来月6日から始まるポストシーズンでも、打線を牽引する役割が求められる。ペナントレース同様、クリーンアップへの繋ぎや、俊足・巧打でのチャンスメイクがどれだけ見られるかが、頂点へ上り詰めるためのポイントとなるだろう。 歴代、タイガースのショートストップは小技を前面に押し出して活躍するイメージが強い。新しい時代も伝統を受け継ぎ、中野拓夢がその足で、さらに内野の要として、攻守でチームの原動力とならなければならない。そして、29年前とは違う物語のシナリオを、ルーキー中野拓夢も演じる主役の一人だ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2021年10月30日 11時00分
ソフトB・千賀に今オフFA流出の危機? 球団は引き留め画策も心配の声、新天地探しを焦りそうなワケは
2011年のプロ入りからソフトバンクでプレーし、昨季までに「189登板・66勝35敗20ホールド1セーブ・防御率2.69」といった通算成績を残しているプロ11年目・28歳の千賀滉大。25日、球団は今オフに複数年契約を提示する方針と複数メディアが報じた。 >>ソフトB、ベテラン捕手の戦力外に「悪手としか思えない」の声 2年連続Bクラスもあり得る? 外部補強の可能性指摘も<< チームの今季最終戦となった25日・ロッテ戦で10勝目を挙げ、球団記録にあと1年に迫る6年連続2ケタ勝利を達成した千賀。報道によると、球団は19日に国内FA権を取得した千賀を来季以降も必要不可欠な選手と位置づけ、複数年契約を提示し全力で引き留めに努める意向だという。 今季の千賀は両ふくらはぎのコンディション不良により開幕に出遅れると、今季初登板となった4月6日・日本ハム戦では左足首の靭帯を損傷。故障の影響もあり前半戦は「2登板・1勝1敗・防御率10.80」と散々な成績に終わったが、後半戦は「11登板・9勝2敗・防御率1.77」と数字を大きく持ち直してシーズンを終えている。 千賀の引き留め報道を受け、ネット上には「長年安定してるチームのエースだから慰留は当然、球団は最大限の誠意を見せてほしい」、「千賀は来季のリーグ優勝・日本一奪回には欠かせない戦力だから絶対引き留めてくれ」、「年俸は既に4億円(推定)と高額だけど、フロントにはこれからの期待料も込みでお金を弾んでほしい」と引き留め成功を願う声が寄せられている。 一方、「残留することを信じたいが、ずっとポスティングを受け入れてもらってないから出ていかれる展開もあるかもしれない」、「ポス確約してくれる球団が手を挙げれば、残留より移籍を選ぶって説もあり得る」、「ここ数年の状況を考えると出ていかれても文句は言えない状況だしなあ…」と流出を覚悟する声も複数挙がった。 「千賀は2017年3月のWBC出場をきっかけにメジャー志向を抱くようになったことが知られており、同年からは毎年契約更改の席上で球団にMLBへのポスティング移籍を直訴。ただ、球団はこれまで千賀の要求をかたくなに認めず、今後も容認はしない方針だと伝えられています。そのため、しびれを切らした千賀が国内FA権を行使し、来オフのポスティングを容認してくれる球団に移籍する可能性もあるのではと不安を募らせているファンも少なくないようです。なお、千賀は来季順調にプレーすれば海外FA権を取得できるため堂々とMLB移籍へ動くことができますが、今季のような故障離脱があれば取得時期が1年ずれ込むため、海外FAの取得にかかわらず来オフのポスティングを確約する球団がもしあれば魅力的に映るかもしれません」(野球ライター) FAを取得した19日の報道では、行使の可否について「これからしっかり考えていきたい」と明言はしていないことが伝えられている千賀。もし退団ならチームの来季巻き返しは早くも絶望的な状況となるが、今後の交渉は大きな注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月29日 19時30分
日本ハム・新庄新監督、ファンの期待は采配だけじゃない?「ボロカスに言って」現役時代のバトル再現はあるか
2012年から今季までチームを率いた栗山英樹監督の退任を16日に発表していた日本ハム。29日、新監督に球団OBの新庄剛志氏が就任することを発表した。 球団公式サイトはこの日、「本日10月29日(金)、新庄剛志氏(49)の次期監督就任が決まりましたので、お知らせいたします」と新庄氏の新監督就任を発表。また、本人も発表直後に自身のツイッターに投稿し、「たった今北海道日本ハムファイターズの監督に就任する事が決まりました。プロ野球の存在意義はそこの街に住む人達の暮らしが少しだけ彩られたり、単調な生活を少しだけ豊かにする事に他なりません その裏側に誰を笑顔にするのかを常に心に秘めて 新庄剛志らしく突き進んで生きます!」と抱負を述べている。 現在49歳の新庄氏は現役時代に阪神(1990-2000)、ニューヨーク・メッツ(2001,2003)、サンフランシスコ・ジャイアンツ(2002)、日本ハム(2004-2006)でプレーし2006年限りで現役を引退したが、2019年11月に自身の公式インスタグラムで現役復帰を宣言。約1年間トレーニングを行い2020年12月のトライアウトに参加したが、NPB球団から声はかからず現役復帰を断念した。ただ、トライアウト後は詳細こそ明かさなかったものの、出演したTV番組などではたびたび次の構想実現へ動いていることを示唆していた。 >>新庄剛志氏、日本ハム電撃復帰“匂わせ”? SNS上での異変に憶測の声、テレビ番組では意味深発言も<< そんな中、新庄氏は10月18日に自身のツイッターに「日本に戻ってきた理由がここにある」と投稿すると同時に、ツイッターのヘッダー画像を現在建設途中の日本ハム新球場『エスコンフィールド北海道』(2023年3月開業予定)と思われる写真に変更。これを受けネット上では、日本ハムに何らかの形で復帰するのではとの見方が浮上した。また、この直後から新庄氏が日本ハム次期監督に有力視されている、または内定しているという内容の報道が複数伝えられるようになり、29日になって球団から正式に監督就任が発表された。 これから監督生活がスタートすることになった新庄氏に対し、ネット上にはグラウンド内の采配はもちろん、グラウンド外での振る舞いについても期待の声が数多く寄せられている。その中では「現役の時みたいに敵のことをボロカスに言ってほしい」、「ノムさんと演じたようなバトルが見れたら面白い」と、過激な言動への期待も少なからず挙がっている。 「新庄氏は現役最終年となった2006年に、同年から楽天監督に就任していた阪神時代の恩師・野村克也さんとお互いをののしり合う舌戦をしばしば展開。本人は後年にパ・リーグを盛り上げたいという思いの元、野村さんに水面下で話をつけた上でわざとバトルを演じたことを明かしていますが、リーグ屈指の知名度を誇る両者の対立は当時大きな話題に。この影響もあったのか、同年のリーグ全体の入場者数は『852万9281人』と、前年の『825万2042人』から約28万人増加しました。そのため、当時を知るファンを中心に、新庄氏が他球団の選手・首脳陣に因縁をつけ再びリーグを盛り上げてくれることを期待する声は少なからず挙がっています」(野球ライター) 29日には自身のインスタのストーリーに「さぁ~暴れてもいいですか!?」と投稿してもいる新庄氏。采配だけでなく、口でも大暴れすることを期待しているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について北海道日本ハムファイターズの公式サイトよりhttps://sp.fighters.co.jp/新庄剛志氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/shinjo_freedom新庄剛志氏の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shinjo.freedom
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スポーツ 2021年10月29日 18時50分
阪神首脳陣の決断に「外すのはそっちじゃない」の声 日シリ進出に早くも暗雲? サンズのCS構想外に反発相次ぐワケは
今季を「77勝56敗10分・勝率.579」とセ・リーグ2位で終え、11月6日から3位巨人とのクライマックスシリーズ(CS)・ファーストステージが予定される2位阪神。10月29日、来日2年目・34歳のサンズをCSの戦力構想から外したと複数メディアが報じた。 >>阪神・糸原の痛恨ミスに「V逸の戦犯」猛批判 「糸原のせいじゃない」他選手の不甲斐なさから反論も<< シーズン最終戦となった26日終了時点では、マルテ、ロハスの両打者を一軍起用していた阪神首脳陣。報道によると、首脳陣はCSでも同様の態勢で臨むといい、メンバー外となったサンズには今後帰国するかどうかの意思を確認する方向だという。 今季のサンズは前半戦に「.273・17本・50打点」といった成績を残しチームの首位ターンに貢献したが、後半戦は「.189・3本・15打点」と大きく調子を落とし10月2日に二軍落ち。降格後は10月11日から宮崎で行われているフェニックスリーグに同行し、28日までに「.250・1本・9打点」という数字をマークしている。 サンズのCS構想外を受け、ネット上には「助っ人枠には限りがあるし、半月以上一軍にいなかったサンズがメンバー漏れするのは妥当」、「フェニックスの成績がめちゃくちゃいいって訳でも無いしなあ」、「3割、4割打ってるなら話は違うだろうけど、2割中盤なら呼ばれないのは仕方ない」と納得する声が寄せられている。 一方、「何でサンズが外れてマルテが入るんだ、外すのはそっちじゃないだろ」、「ロハスがメンバー入りするのは分かる、でもマルテが入るのは納得できない」、「今現在のマルテとサンズ、どっちが怖くないかっていたら自分は絶対マルテだと思うんだけど」といった否定的なコメントも複数挙がった。 「今回サンズよりも優先されたマルテ、ロハスですが、ロハスは10月の成績が『.294・2本・5打点』と3割近くの打率をマークするなど好調。一方、マルテは同じ月に『.189・3本・8打点』と、舞台の差はあれどサンズと比較して約6分打率が低くなっています。首脳陣はサンズのフェニックス成績、マルテの現状の調子を比較してマルテの方が起用に値すると判断してサンズをメンバー外にしたものと思われますが、明らかに不振のマルテを使うよりはサンズを使う方がよっぽどマシなのではないかと人選に疑問を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) 数試合で決着がつく短期決戦のポストシーズンは、選手の調子の見極めが結果を左右する最重要ポイントとされている。首脳陣が不振選手に固執した結果チームが惨敗を喫したケースも少なくないが、不振のマルテを優先した阪神首脳陣の判断も裏目に出てしまうのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月29日 15時30分
広島・大瀬良の投球に怒りの声「失望した」 “長嶋超え”かかる牧への四球に批判、大差リードでも勝負を避けたワケは
28日に行われた広島対DeNAの一戦。「7-0」で広島が勝利したこの試合で、広島のプロ8年目・30歳の大瀬良大地が見せた投球がネット上で物議を醸している。 >>広島・鈴木のポスティング報道に「気が変わったのか」驚きの声 『ジャンク』での過去発言が話題に、ファンは巨人入りを覚悟していた?<< 問題となっているのは、「7-0」と広島7点リードの9回表の大瀬良の投球。完封をかけて最終回のマウンドに上がった大瀬良は、森敬斗を一ゴロ、佐野恵太を左飛に打ち取り2死を奪ったところで牧秀悟を迎える。ここまで2安打を放っていた牧はこの打席もヒットなら今季15回目の1試合3安打以上、いわゆる猛打賞達成となり、長嶋茂雄氏(巨人終身名誉監督/1958年)が保持するシーズン猛打賞新人歴代最多記録(14回)の更新が実現していた状況だった。 ところが、大瀬良は長嶋氏超えがかかる牧に対し一つもストライクを投じずに四球を与える。敬遠気味の投球を受けた牧は、一塁に歩く際に眉間にしわを寄せ悔しそうな表情を浮かべていた。 大瀬良の投球を受け、ネット上には「あからさまに牧の記録更新を阻止してて失望した」、「この日唯一の楽しみだった牧の長嶋超えがこんな形で潰されてムカつく」、「7点リード、しかも2死の状況で敬遠くさい四球なんて本当に白ける」と非難の声が寄せられている。 一方、「同僚の状況考えたら歩かせるのはおかしなことではない」、「栗林の新人王かかってるんだから逃げ気味になるのは仕方ないことじゃないか?」、「下手に勝負いって牧に記録作られたら記者投票に影響する可能性もあるだろ」と非難への反論も複数挙がった。 「今季のセ・リーグは牧と広島守護神・栗林良吏が新人王争いを展開していますが、28日に全日程を終えた牧は『137試合・.314・22本・71打点』で史上4人目の新人3割20本、残り2試合の栗林は『51登板・0勝1敗35セーブ・防御率0.72』で史上3人目の新人30セーブをそれぞれクリア。双方ともに素晴らしい結果を残しているため、オフの記者投票で受賞者に選ばれるのがどちらになるかは全く分からない状況です。今回大瀬良が牧に四球を与えた詳しい意図は不明ですが、一部ファンの間では新人王争いの状況を踏まえて、牧に得票につながるような好材料を与えたくなかったのではという見方もされています。なお、球界では同僚とタイトルを争う打者を相手にした投手が、自らやベンチの意向で四球を与え勝負を避けることは珍しいことではありません」(野球ライター) 新人王は「海外のプロ野球リーグに参加した経験がない」、「支配下選手に初めて登録されてから5年以内」、「打者として前年までの一軍打席数が60打席以内」、「投手として前年までの一軍登板イニング数が30イニング以内」という条件を満たす選手のみが有資格者となり、一度逃すと二度と受賞できなくなるタイトル。今年は牧と栗林が競っているタイトル争いに、大瀬良の四球はどこまで影響を及ぼすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月29日 11時00分
ソフトB・大竹、監督交代を機にトレード放出へ? 消化試合登板の裏にあるフロントの思惑とは
10月29日、福岡ソフトバンクホークスが藤本博史二軍監督の一軍監督就任を正式発表する。南海時代も知る“ホークス一筋のオトコ”がどんな再建ビジョンを描いているのか――。その第一声にオールドファンも注目しているが、初仕事は「チーム改造のトレード」となりそうだ。 >>ソフトB、ベテラン捕手の戦力外に「悪手としか思えない」の声 2年連続Bクラスもあり得る? 外部補強の可能性指摘も<< 「10月半ばに入ると、ソフトバンクは完全な“消化試合”状態となってしまいました。優勝争いはもちろん、Aクラス入りは絶望的となり、タイトル争いをしている選手もいないので、緊張感もなく…」(プロ野球解説者) Bクラスが確定すると、若手選手をテストするのが一般的だ。 ソフトバンクも“テスト起用”を行っていた。その一例が、好左腕・大竹耕太郎の一軍昇格だ(15日)。実際に登板のチャンスをもらったのは24日の楽天戦だったが、他球団の関係者の反応が意味シンだ。 「シーズンの中盤とか、もっと早い時期に大竹を(一軍で)使ってくると思ったんだけどね」 どういう意味かと言ういうと、大竹はファームで8勝(2位)を挙げ、防御率も3・28(4位)と結果を残していた。先発要員として、「いつでも一軍で投げられる」といった感じだったが、24日の登板は約7か月ぶり。開幕5戦目の3月31日のオリックス戦以来である。 「大竹は2018年途中に支配下登録されましたが、チャンスに恵まれませんでした。一軍定着はできませんでしたが、先発ローテーションの苦しい時に昇格し、チームを救う、そんな起用も多かったです」(ライバル球団スタッフ) 首位戦線への追撃も可能だった時期に昇格が叶わなかったとなれば、消化試合で登板させた理由は、2つのうちのいずれか。来季に向けての調整か、他球団へのアピールだ。 「チーム編成上、ウチではチャンスがないが、まだ投げられますよという、他球団の編成スタッフに向けてのアピールですよ。楽天戦での登板をそう解釈した関係者は少なくありません」(前出・同) また、ソフトバンクは川原弘之、渡邉雄大といった左の救援タイプにも「戦力外」を通告している。左のリリーバーは需要が多い。おそらく、今年のトライアウトでは注目投手となるだろう。来季の戦力となる可能性を秘めた左腕を切り捨てたことで、 「ソフトバンクは今オフ、大掛かりな選手の入れ換えをやる」 と見る他球団の関係者は少なくない。 藤本新監督の人柄を知るプロ野球解説者がこう続ける。 「選手に対し、なんとかしてやりたいという強い親心を持っています。優しい性格なので、チームの世代交代のためとは言え、ベテランや中堅をバッサリ切るなんてことはできないでしょう。フロントが新監督に代わって容赦なく…」 ソフトバンクは選手層の厚いチームである。ベテラン、中堅を“整理”しなければ、世代交代は進められない。新監督は着任と同時に、トレード申込みの対応に追われそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年10月28日 19時30分
日本ハム・小笠原ヘッド、追い出された?「新庄が来るからでは」退団発表に憶測の声、現役時代の関係性が尾を引いたか
2020年から日本ハム一軍ヘッド兼打撃コーチを務めている小笠原道大ヘッド。28日、球団が今季限りでの退団を発表した。 >>日本ハム、新庄監督内定で清宮と心中覚悟か 稲葉GMも苦悩は必至? 二軍で目立った致命的課題とは<< 球団公式サイトはこの日、「本日10月28日(木)、小笠原道大ヘッドコーチ兼打撃コーチが契約満了に伴いレギュラーシーズン終了をもって退団することが決まりましたので、お知らせいたします」と小笠原ヘッドの退団を発表。ただ、退団に至った理由や本人のコメントは掲載されていない。 小笠原ヘッドは現役時代に日本ハム(1997-2006)、巨人(2007-2013)、中日(2014-2015)でプレーし「1992試合・.310・378本・1169打点・2120安打」といった通算成績を残した後、中日二軍監督(2016-2019)を経て2019年オフに打撃強化を期待され日本ハム入り。ただ、日本ハムは2019年のチーム打率が「.251」だったが、小笠原ヘッド就任初年度の2020年は「.249」とわずかに低下。2年目の今季はまだ2試合を残すものの「.231」と前年からの大幅下落は確実な状況となっている。 小笠原ヘッドの退団を受け、ネット上には「結果が出てない以上チームを去るのは当然だな」、「ヘッド来てから打撃力は上がるどころか下がってるからなあ…」、「現役時代の実績は物凄いから期待してたんだが、それを指導する能力は十分じゃなかったのかな」と、成績不振を踏まえて納得する声が寄せられている。 一方、「成績はもちろん、新庄が来るから退団することにもなったのでは」、「性格が真逆の新庄が来るから、変に関係がこじれる前に球団から追い出されたってことか?」、「小笠原と新庄は現役の時不仲とも言われてたし、フロントはチームの雰囲気が乱れることを嫌ったのかもしれん」と、球団OBの新庄剛志氏の名を絡めたコメントも複数挙がった。 「日本ハムは次期監督に新庄氏が内定しており近日中に正式発表すると伝えられていますが、その新庄氏と小笠原ヘッドは2004~2006年にかけ日本ハムで共にプレーした間柄。ただ、新庄氏は言動が派手でパフォーマンス好き、小笠原ヘッドは寡黙でストイックと正反対のタイプであることから、当時はしばしばファンやメディアの間で不仲説が浮上。後年の報道によると球場では雑談程度の話をすることはあったものの、プライベートでの付き合いはほとんどなかったそうです。こうした背景もあってか、小笠原ヘッドは成績不振に加え、新庄氏が次期監督に就任することも影響して退団に至ったのではと勘繰る声も散見されます」(野球ライター) 今季は一部週刊誌から中田翔(現巨人)と折り合いが悪かったとも伝えられている小笠原コーチ。そのこともあってか、一部からは「元々チーム内で孤立していた面もあるのでは」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について北海道日本ハムファイターズの公式サイトよりhttps://www.fighters.co.jp/
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スポーツ 2021年10月28日 18時30分
今シーズンも敵将が宙を舞った! 過去に9回の横浜スタジアムは胴上げの聖地なのか?
26日に行われたスワローズとの最終戦。ベイスターズが勝てばスワローズの優勝は持ち越しになるが、スワローズ勝利で2位のタイガースが敗れると、目の前で歓喜の瞬間をホームグラウンドで見せつけられるというシチュエーション。胴上げ阻止に向け復帰後抜群の安定感を誇るエース・今永昇太をマウンドに送り込んだが、まさかの乱調で3回5失点KO。打線もスワローズの小刻みな必勝リレーの前に1点しか奪えず完敗した。 この時点ではマジック対象チームのタイガースはまだ試合中のため、スワローズの優勝はまだ確定しておらず、横浜スタジアムでは甲子園の試合を流す異例の状況。興味のないベイスターズファンは帰路についてもおかしくなかったが、この日はホーム最終戦。試合後にイベントを楽しみにしていたファンは、席を立つに立てなくなってしまった。結果はタイガースの敗戦でスワローズ優勝が決定し、両チームのファンが見守る中、高津臣吾監督がマウンド付近で5回宙を舞った。 横浜スタジアムでのセ・リーグ優勝は、1978年の開設以来今回で9回目。ブレイクダウンしていくと、田尾安志氏の5打席連続敬遠で物議を醸した1982年のドラゴンズに始まり、エース・北別府学氏を含む4本柱とルーキー・小早川毅彦氏らが活躍した84年カープ、日本シリーズで3連敗から大逆転日本一を果たした89年ジャイアンツ、マシンガン打線&大魔神で圧倒した98年ベイスターズ、若松勉監督の「ファンのみなさま、おめでとうございます」発言が飛び出した2001年スワローズ、落合博満監督最終年となった11年ドラゴンズ、菅野智之&阿部慎之助が無双した14年ジャイアンツ、3度目の原辰徳政権でいきなり結果を出した19年ジャイアンツ、そして今年のスワローズとなっている。例外ながら東京オリンピックでもソフトボールと野球が金メダルを獲得しており、合わせて今年3度目の胴上げ球場でもある。 屋外球場のため雨天中止分の試合が10月に組み込まれることを加味しても、最近はかなりの頻度で優勝が決定している横浜スタジアム。しかもベイスターズの優勝は一度だけで、ほぼ引き立て役となっている。人がいいと言われるベイスターズファンも、敵チームファンに「おめでとう」と言い続けるのももう限界だろう。来年こそ番長監督が歓喜の輪の中心にいることをファンは祈っている。取材・文 ・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ
自主練習中止を発表のロッテ、ファンサービスは「可能な限り」継続!
2020年04月14日 17時30分
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スポーツ
元巨人・堀内氏「なんちゅうことをしてるのか」ブログで怒り 医療関係者への“コロナ差別”に苦言、共感の声
2020年04月14日 17時00分
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レイズ・筒香にスタメン落ちの危機? メジャー生活で悪影響かもしれない、サポートチームの正体とは
2020年04月14日 11時35分
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スポーツ
ロッテも今シーズンの地方球場開催の取りやめを発表!
2020年04月14日 11時00分
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スポーツ
DDTが無観客試合の配信を断念!高木社長「今はできることをやっていく」
2020年04月14日 06時30分
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新日本・全日本・WWF合同興行『日米レスリングサミット』から30年!プロレス界が変わった日
2020年04月13日 22時30分
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スポーツ
イチロー氏から「人間性に問題がある!」 テレビ中継に映りブログにも批判、元巨人・上原氏が“無礼”の真相を告白
2020年04月13日 20時50分
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ダルビッシュに「張本のこと好きすぎ」の声 4番起用で遂にヒット、プロスピで能力集中強化に反響
2020年04月13日 18時30分
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侍でもベイスターズでも絶対エースに! DeNA・今永の現在進行形の取り組み
2020年04月13日 17時30分
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グラブ叩き付け激怒「おどりゃあ!」は照れ隠しだった? 下柳剛氏、阪神時代に起きた“秀太事件”の裏側を告白
2020年04月13日 17時00分
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DeNA砂田投手「公園で遊んでる方々自粛して」ランニングなども批判で賛否 「健康維持のため必要」大臣発言も
2020年04月13日 12時35分
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張本氏、大相撲夏場所「止めたほうがいい」「相撲協会は貯蓄が多い」発言に賛否の声
2020年04月13日 12時00分
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今季のセリーグは巨人・DeNAの2強? 有力視される「6.19」開幕が両チームに追い風となるワケ
2020年04月13日 11時30分
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元大洋、ヤクルト監督の関根潤三氏をハム・荒木2軍監督ら、かつての教え子たちが追悼コメント
2020年04月13日 11時00分
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巨人・モタ、今季不振ならクビの危機? 育成入団から支配下を勝ち取った助っ人野手、ほとんどが3シーズン以内でお払い箱に
2020年04月12日 17時00分
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中日・石川、大胆起用の必要はなし? 開幕スタメンに抜擢された高卒新人野手、揃って1年目に大苦戦
2020年04月12日 11時00分
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プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ザ・ロード・ウォリアーズ」世界三大タッグ王座をすべて制した“暴走戦士”
2020年04月12日 08時00分
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白鵬、5月場所の延期・中止を歓迎? 「古傷を治す時間を与えてもらった」日程変更が“不幸中の幸い”となり得る力士は他にも
2020年04月11日 11時00分
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甲子園がどよめいた! 大谷翔平の豪速球を受けたDeNA伊藤、率直な感想を明かす 「一般人には想像できない」ファンも驚き
2020年04月10日 18時55分