その一方で、あまりにもリアルなSEXロボットが登場し始めたため、アメリカでは『チャイルドSEXロボット』を禁止する法案も通っているのだ。
「チャイルドSEXロボットとは、その名の通り容姿が少女のロボットです。いわばロリコン向けで、小児性愛者の性犯罪が増えるのでは、と懸念されているのです」(前出・AIに詳しいテクニカルライター)
実際、SEXロボットを危険視する声は多い。
「少子化への加速も心配されています。世の男性がSEXロボットにハマって、人間の女性と付き合うよりも楽しいとなれば、子作りをしなくなります」(同)
大いに起こりそうな問題だ。女性を口説くために、デートに誘う必要もなければ、手痛く振られることもない。もっといえば、
「SEXだって、人間の女性が相手だと何かと気を遣わないといけない。そういうのが面倒な男性にすれば、最初から自分好みに設定できるロボットのほうが、体の相性も合うはず」(同)
今後は若者の初体験の相手が、SEXロボットになる可能性も高い。さらに、恐ろしいのはコレだ。
「ロボットの暴走です。AI搭載だけに、何らかの要因で感情が爆発。SEX中に相手を負傷させたり、最悪の場合、殺人を起こしたりする危険性もある…AIが人類を滅ぼすなんて話もあるぐらいですからね」(前出・夕刊紙記者)
学者の間ではSEXロボットに対して、こうした批判的な意見があるようだ。しかし、メリットもある。
「性犯罪の増加どころか、抑止になるという考えもあります。日頃、女性と接する機会のない男性が、欲求不満を抱えてレイプや痴漢などの性犯罪に走ることがあります。しかし、SEXロボットで性的な欲求を満たされれば、そうした犯罪行動も起こさないのでは?」(風俗関係者)
孤独な男性の人生を、充実させるという側面もある。
「SEXパートナーがいなくても、ともに暮らして、会話もして、性生活だって楽しめるのです。性欲を満たす以上の幸福を与えてくれるとも言えますよ」(同)
実に有難い限りだが、1つ現実的な問題がある。
「価格です。イギリスのアダルトショップのサイトを調べたところ、日本円にして、1体50〜60万円。まだまだSEXロボットは高額なんですよね」(同)
簡単には購入できないが、これも時間の問題だ。
「ロボットは今後、我々の生活にもっと入り込んでくるので、価格は安くなりますよ。SEX専用のロボットなら、それこそ数万円程度になる可能性もあります」(前出・AIに詳しいテクニカルライター)
ロボットと人間が共存する時代の到来は、そう遠くはない。そして、今ではこんな予測もあるのだ。
「AIやロボットに詳しいロンドン大学のデヴィット・レヴィ博士は、将来的には人間とロボットの結婚も“合法になる”と語っていますよ」(同)
理想のパートナーと出会うためにも、我々シニア世代は健康で長生きしないといけませんね!