自民党総裁選
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社会 2021年10月01日 12時00分
河野氏敗北は前日には決まっていた?「麻生さんが、小泉さん石破さんが嫌い」元日テレ青山氏が総裁選の背景を分析
9月30日放送の『辛坊治郎ズームそこまで言うか!』(ニッポン放送)に、元日本テレビの政治部記者で、9月からフリーの政治ジャーナリストに転身した青山和弘氏がゲスト出演した。 青山氏は同29日に投開票が行われ、岸田文雄氏が当選した自民党総裁選の裏側について、河野太郎氏の敗北は「前日にはこれは勝つことはないなという感じになっていましたね」と語った。 >>坂上忍「政治家ゲストはすげえ時間取るんで迷惑」発言で物議 河野太郎氏には「ポンって返してくれる」と評価<< 総裁選は、第一回目の投票が岸田氏が256票、河野氏が255票と拮抗していたが、決選投票ではこぞって岸田氏に票が流れた。この動きについて、青山氏は「河野さんは世論の人気があるが、結局勝てない」という「勝ち馬に乗る」流れがあったと解説。そして、「(河野さんは票を)締め付ける力が弱かった。割とふわふわした選挙に弱い若手の票が計算されていた」と背景を語った。 さらに青山氏は、河野氏は麻生太郎氏率いる麻生派の所属議員だが、河野氏の支援に回った石破茂氏、小泉進次郎氏と麻生氏の間にも距離があったと指摘。「麻生さんが小泉さん、石破さんが嫌いなので、あまりこの2人を使うのはやめようとずっと言ってるんですけど、やはり党員票を積み増すには“小石河(連合)”と言われた3人でワッショイとやった方がいいという人たちと意見が合わなくて、足並みが揃わなかった」とも語り、「人気者が集まれば人気が足されることじゃない。議員票という意味ではマイナスになった」と敗因を分析していた。 また、岸田氏の選対本部長を務めた甘利明氏は麻生派議員でもあった。甘利氏の幹事長への起用が伝えられていることには「極めてわかりやすい論功行賞人事」とも語り、「派閥のグリップ(締め付け)が効かなくなった」と選挙戦全体を総括していた。 これには、ネット上で「自民党政治、ドロドロしていてマジで怖いな」「テレビで見てた青山さんが他局のラジオで喋ってるの新鮮」といった声が聞かれた。
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社会 2021年09月30日 13時00分
岸田新総裁へのリプに「干されるぞ」指摘され投稿削除 大阪出身議員との“お好み焼き戦争”が話題
自民党第27代総裁に選出された岸田文雄氏がツイッターにアップしたお好み焼きを巡り、ネット上では自民党のある議員の発言が話題になっている。 岸田氏は、総裁選の投開票が行われた29日夜にツイッターを更新し、「帰宅すると、妻の裕子がお好み焼きを作ってくれていました。インスタライブで私が、『妻の作ってくれるお好み焼きが大好きです』と言っていたからです」とつづり、妻の手作りお好み焼きの写真をアップ。 >>おぎやはぎ小木、岸田新総裁に「全く期待できない」 予想が外れた坂上は「決戦は衆院選」とトーンダウン?<< 岸田氏は広島出身ということもあり、お好み焼きは、豚肉やもやし、キャベツのほか、焼きそばや卵入りのもの。ソースもたっぷりとかかっており、岸田氏は妻お手製のお好み焼きに、「いつも最高に美味しいけど、今日は、一生忘れられない美味しさでした。ありがとう」と感謝をつづっていた。 このツイートに反応した1人が、自民党の大西宏幸衆議院議員(岸田派)。大阪出身の大西議員は岸田氏のツイートに対し、「今日はお疲れ様でした そしておめでとうございます」と労いつつ、「流石の広島焼き 美味しそう」と岸田氏のお好み焼きを「広島焼き」と呼称した。 しかし、広島県民にとって、広島風お好み焼きはあくまで「お好み焼き」。2016年9月には、NHKの「サラメシ」で広島のお好み焼きについて「広島焼き」とテロップを出し、抗議が集まったことも。 ネットからは大西議員に対し、「今後冷や飯不可避」「あーあ、干されるぞ」「これは戦争だ」「広島人に『広島焼き』は閑職に回されるわ。お覚悟を」「絶対言っちゃダメなやつ」といった冗談半分の指摘が集まる事態になった。 大西議員は指摘を受け、当該ツイートを削除し、30日朝に改めて岸田氏のツイートを引用リツイート。「お詫び 広島でのお好みと、大阪でのお好みは基本的な作り方も違うのに地域名を入れた事に心よりお詫びを申し上げます」と謝罪し、「広島文化も大阪文化も弥栄」とつづっていた。 この騒動に、ネットからは「日本平和すぎる」「総理と議員の火種がお好み焼き…」「日本人のお好み焼きへの思い入れ強すぎ!」といった面白がる声も多く集まっていた。記事内の引用について岸田文雄公式ツイッターより https://twitter.com/kishida230大西宏幸公式ツイッターより https://twitter.com/onishi_hiroyuki
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社会 2021年09月30日 12時00分
総裁選、二階派は「勝ち馬に乗った」岸田氏を“許せない”としながらも動いたワケを田崎氏が解説
9月29日放送の『辛坊治郎ズームそこまで言うか!』(ニッポン放送)に、政治評論家の田崎史郎氏が電話でゲスト出演した。そこで岸田文雄氏が当選を果たした自民党総裁選の裏側が語られた。 田崎氏は選挙結果を受け、「岸田さんの国会議員票が多くて、河野さんの議員票が少なかった。この20票から30票から動いているんです」と前提を確認。その背景を田崎氏は「僕は二階派の動きじゃないかなと思いますね。二階派は当初、河野さんに投票する人が多いだろうと思われていたんです。その河野さんに行くべき票が、岸田さん、あるいは高市さんに流れたんじゃないかと思うんです」と分析していた。 >>岸田氏出演で坂上忍に「態度の差が見ていて不快」と批判 『バイキング』、高市氏との扱いの違いに指摘相次ぐ<< 辛坊氏の代打を務める同局の吉田尚記アナウンサーから「選挙を考えると、国民人気の高い河野さんの方がいいんじゃないかと言われていたんですが」と質問されると、田崎氏は「確かに河野さんの人気は高いんですけど、総裁選を行ったことにより自民党の支持自体が広がっている」と説明。これから選挙を戦うにあたり、必ずしも国民人気の高い河野氏を必要としなくなっていったのではないかとも語っていた。 また、これまで岸田氏と二階氏は対立関係にあると言われてきた。この点についても、田崎氏は「(投票日までに)二階さんが岸田さんと会う。二階さんは安倍さんと会う」といった動きがあり、「その中で感情的なものではなく、勝ち馬に乗ることを優先したんじゃないかと思う」とも語っていた。さらに、田崎氏は「二階さんにしてみれば、自分を追い落とした岸田さんを許せないって気分だったんですけど、その感情を優先してしまうと、非主流派になって、ポスト面で冷遇される可能性もある」と指摘していた。 これには、ネット上で「田崎さんの説明、ていねいでわかりやすいわ」「やっぱりキーマンは二階さんだったのか」といった声が聞かれた。
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社会 2021年09月29日 17時00分
おぎやはぎ小木、岸田新総裁に「全く期待できない」 予想が外れた坂上は「決戦は衆院選」とトーンダウン?
29日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で自民党総裁選について特集。1回目の投票で岸田文雄前政調会長がトップとなった瞬間、番組の空気が変化し、視聴者の間で話題になっている。 前評判では、1回目の投票は河野太郎行革担当大臣が1位となるとみられていた自民党総裁選。一方、岸田氏と高市早苗前総務相は総裁選を前に、どちらかが決選投票に進んだ場合、両陣営で協力することで一致。河野氏が1位となった場合でも、決選投票では岸田氏か高市氏が1位となる可能性が高かった。 >>岸田氏出演で坂上忍に「態度の差が見ていて不快」と批判 『バイキング』、高市氏との扱いの違いに指摘相次ぐ<< 『バイキング』でも1回目の投票では河野氏が1位となると予想。その上で、岸田陣営と高市陣営の決選投票での協力について、坂上は「まだ結果は出てないんですけど、河野さんが1位、岸田さんが2位になって決選投票になりました。そのときに、1位の人が勝てないって現象が起こるわけですよね」と不満げ。しかし、河野氏の1位獲得を確信していた様子だった。 しかし、ふたを開けてみると、1回目の投票結果は河野氏が255票だったのに対し、岸田氏が256票でトップに。この結果にスタジオはざわつき、坂上自身はなにもコメントせず。決選投票が始まってから、「決選投票でどれだけの数が岸田さんに流れるかっていうのは国民見てるわけですよ」と指摘。「そうすると、派閥の力学の働き方が『まだこういうことになってるんだ』っていうのは、やっぱりそういうものも含めて、立憲(民主党)の枝野(幸男)代表も言ってましたけど、決戦は衆院選なんだっていうことだと僕も思うんですけどもね」とコメント。 また、スタジオに出演していたおぎやはぎの小木博明も岸田政権の人選について、「岸田さんの意見は出ず、上のキングメーカーの人たちの意見がそのままやる(反映される)って感じで。全く期待できません」とバッサリ斬った。 この一連の流れにネット上からは、「『バイキング』急にお通夜になって笑った」「気に入らない結果だからって明らかに下げるの引く」「叩くところが派閥しかないのか」「派閥云々は苦し紛れに出た言葉としか思えない」「予想大外れについてはなにも言わないのか」といった声が集まっていた。 予想が外れ空気が一変した『バイキング』。その変わりように視聴者も驚いた様子だった。
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社会 2021年09月29日 12時00分
小沢一郎氏、緊急事態宣言の全面解除は「イメージ優先の選挙対策。政治的演出が主眼」とバッサリ
小沢一郎衆議院議員が9月28日のツイッターで、政府が全国的に出されている緊急事態宣言を全面的に解除する方針を批判した(アカウントは事務所名義)。小沢氏は「緊急事態宣言解除。ところが、飲食店規制は引き続き蔓延防止並み。どこが全面解除なのか。要はイメージ優先の選挙対策。政治的演出が主眼」とバッサリと切り捨てた。 >>小沢一郎議員、菅総理に「責任を認めない人間に総理の資格はない」コロナ感染者急増受け批判<< 今回は緊急事態宣言とともに、まん延防止等重点措置も解除となるが、飲食店の酒類提供に関しては、引き続き自治体単位での制限が課される見込みが報じられている。小沢氏としては、単に「全面解除」をパフォーマンス的にアピールしているだけではないかと言いたいのだろう。これには、ネット上で「明確な基準を作るのが最優先。ご都合主義の宣言解除。いつまで場当たりが続くのか」「ずっと同じ事の繰り返しで多くの国民が犠牲になっています。空気感染には触れず飲食店虐めはやめて下さい」「実態は各自治体にまん防申請禁止のお達しが出ているとのこと。上っ面だけの対策」といった共感の声が相次いだ。 さらに、小沢氏は続けて「依然市中の無料検査体制はなく、臨時の医療施設等も整備できていない。第6波が来れば、また同じことを繰り返すだけ。楽観的コロナ対策は、いい加減止めるべき」とも提言している。こちらにも、ネット上では「第6波は決して仮定ではない。必ず来ると考えるべき。今、臨時病棟や検査拡充をやっておかなければ、また同じ繰り返しになる」といった共感の声がある一方で、「無料検査体制の整備」については「結果に対して強制力ある措置を取れるわけじゃないし、安易に間違えた免罪符が横行するのが普通かしら?」といった慎重な立場に付く意見も聞かれた。記事内の引用について小沢一郎氏のツイッターより https://twitter.com/ozawa_jimusho
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社会 2021年09月26日 07時00分
疑惑の学歴も共通? 小泉進次郎議員と父・純一郎氏、親子の類似点
このところ存在感を増しているのが、小泉進次郎衆議院議員だろう。小泉氏は現在、環境大臣を務めているが、菅義偉内閣総理大臣に総裁選への不出馬を進言。その後の会見で涙を流し、話題となった。 そんな進次郎氏は、父で元総理の純一郎氏と似ていると指摘する声がある。もちろん親子であるため、顔つきのほか、声や喋り方が似ているのは当然だ。だが、それ以外の要素も似ているのである。 >>“水と油”でドレッシング? コロナ禍で目立っていない小泉進次郎議員の「迷言」集<< 進次郎氏は2009年の衆院選で、28歳で初当選を果たす。2019年には38歳の若さで環境大臣として初入閣を果たした。父の純一郎氏は30歳だった1972年の選挙で初当選。初入閣は88年の厚生大臣(当時)まで待たなければならないものの、議員デビューの年齢は近い。 さらに、学歴に関しても2人は似ている。 進次郎氏は2004年に関東学院大学を卒業後、アメリカの名門、コロンビア大学の大学院へ入学し、政治学を学んでいる。この経歴の裏側を、8月に『週刊新潮』(新潮社)ならびに同誌のウェブサイト「デイリー新潮」が報じた。記事によれば、大学院に進学するにあたり、進次郎氏の成績は足りなかったものの、条件付き合格となり、TOFELのスコアが600点に達するまではコロンビア大学内の語学講座で英語を学んだ。この背景には、「総理大臣経験者の息子」という将来性が加味されたのではないかと記事では伝えられている。 父の純一郎氏も2年間の浪人の末に慶應義塾大学へ入学。だが、勉強には熱心に打ち込まず、留年を経験。その後、イギリスのユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンへ留学。この経歴についても、実際は聴講生扱のため取得単位はゼロであり、本人は約2年間留学していたと主張するも、実際の在籍期間は約9か月であったと『週刊ポスト』(小学館)が報じている。 こうして見ると、父と息子はどこか似たような経歴を辿っているように見える。何より、進次郎氏は「迷フレーズ」連発など、父親に勝るとも劣らない「変人」ぶりを発揮しているだけに、大物となる可能性も十分ありそうだ。
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社会 2021年09月25日 07時00分
河野太郎氏追及の杉村太蔵、過去には片山さつき議員と激論「触らないで欲しい」とたしなめられたことも
自民党総裁選の報道で、タレントで実業家の杉村太蔵元衆議院議員の河野太郎氏への追及が話題となっている。杉村は15日放送の『大下容子ワイド! スクランブル』(テレビ朝日系)で、河野氏に直接「僕が一番心配しているのは、河野さんは、役人を怒鳴るでしょ?自分の立場の弱い人をガンガン責め立てるでしょ?言葉で。これは河野総理、総裁が誕生した時に一番心配していること」と追及。パワハラ報道などを踏まえた鋭いツッコミを入れた。 >>河野大臣が明かした“ワクチン交差接種”に「言語道断」とキッパリ TVでもおなじみ北村教授、厳しい指摘を連発<< 杉村と言えば、正義感の強さで知られ、過去にも片山さつき参議院議員と大激論を繰り広げている。2012年6月3日放送の『サンデージャポン』(TBS系)に片山氏が出演。この時、お笑い芸人次長課長の河本準一の母親と、キングコング梶原雄太の母親の生活保護受給が問題となっていた。芸人として十分な知名度も収入もある身内を持ちながら生活保護を受給しており、「不公平ではないか」といった批判が集まっていた。 片山氏は河本の名前を自身のブログなどで挙げていたため、番組では杉村が、片山氏が進める生活保護の見直しは認めながらも、「なんで個人攻撃なんですか?」と食いかかった。片山氏はすでに報道で河本の名前は挙がっていたと反論。ヒートアップした杉村が片山氏に詰め寄ろうとして、「触らないで欲しい」とたしなめられる場面も。 なおも個人攻撃を追及する杉村に、片山氏は「それを決めるのはあなたじゃない」と冷静に反論するが、杉村の怒りは収まらない。「あなたは単に目立ちたかっただけなんだよ。これが大して名前のない人だったら出さないよ。実名出したら注目されることがわかってやっている」と畳み掛ける。 今回の杉村の河野氏への追及で、過去の片山氏とのバトルを思い出したネット民も多いようで、「杉村太蔵はああ見えて正論が言えるし、正義感のあるやつだからな。生活保護不正受給問題で個人攻撃をする片山さつきにブチ切れて怒鳴りつけた杉村太蔵は男前だと思ったわ」といった声も聞かれた。一方で、「あの時はただうるさかっただけだけど、今回は冷静にツッコんでいたので安心して見られた」といった声も聞かれた。
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社会 2021年09月24日 12時00分
小沢一郎氏「安倍・菅政権は立憲民主主義を破壊した」憲法軽視の菅政権を猛批判
小沢一郎衆議院議員が9月23日のツイッターで、菅義偉政権を猛批判した(アカウントは事務所名義)。 立憲民主党を始めとする野党は、コロナ対策の臨時国会の開催を求めてきた。対する政府は、菅総理の後任を選出する臨時国会の招集を決めた。国会は開催されるものの、目的が異なるとして野党は批判のトーンを強めている。 >>小沢一郎議員、菅総理に「責任を認めない人間に総理の資格はない」コロナ感染者急増受け批判<< 小沢氏は「『憲法なんてお飾り。総理の利益こそ全てに優先する。法はそのために如何様にも解釈される』。安倍・菅政権は9年かけて立憲民主主義を破壊した」と猛批判した。続けて、「破滅か再生か。この国は今、岐路にある。選ぶのは国民」と問いかけている。 これには、ネット上で「これって断罪されないの?」「安倍、麻生、二階の意向に全員が動く、信じがたい党です、今回の自民総裁選で再確認できた」「自民党では日本は守れません」といった声が相次いだ。 その一方で、「選ぶのは国民ですが、早く選ばれる野党を創って下さい」といった野党の存在感の無さを指摘する声や、「その国民が全然信用できないってきてるので、結構不安」といった慎重な立場についた意見も聞かれた。 小沢氏は同日の別ツイートでは、実刑判決を受け控訴した河井克行被告と有罪判決が確定した妻の案里元参議院議員の大規模買収を巡り、自民党本部が両名に提供した1億5千万円が買収に使われなかったと発表された報道にも言及。こちらにも、「そもそも虚偽、隠蔽、改ざんばかりの自民党の根拠なき一方的な宣言を一体誰が信じるのか。幕引きを図りたいだけ。自民党は変わらない。絶対に。政権を代えないと、日本は腐敗の海に沈没する」と怒りのトーンを滲ませている。 総選挙を前にして、小沢氏の政権交代への意欲はより一層強まっていると言えそうだ。記事内の引用について小沢一郎氏のツイッターより https://twitter.com/ozawa_jimusho
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社会 2021年09月23日 19時00分
総裁選で多額の現金が飛び交う? エリート対叩き上げの熾烈な競争となった、昭和の名総裁選
9月29日に投開票が行われる自民党総裁選へ注目が集まっている。現職の菅義偉総理大臣が不出馬を表明し、近年稀に見る激戦となる見込みだ。 激戦を繰り広げた総裁選は、昭和にも存在した。特に、1972年7月5日に行われた総裁選は、田中角栄氏と福田赳夫氏が熾烈なデッドヒートを繰り広げ、各一文字を取って「角福戦争」と呼ばれた。 >>『サンモニ』毎日新聞・与良氏、菅首相に「国民をナメてる」「嘲笑の対象」発言で「不愉快」の声も<< この選挙には田中氏、福田氏のほか大平正芳氏、三木武夫氏が出馬。田中氏が当選を果たすが、ほかの3人も後に首相を経験する大物が揃う選挙となった。 この選挙では票集めのため、「実弾」と呼ばれる現金が飛び交ったと言われる。特に、当初は有利とされていた福田氏陣営を田中氏が切り崩すために使われた。 だが、田中氏陣営は安泰ではなかったようだ。大下英治『田中角栄秘録』(イースト・プレス)によれば、投票日の朝にホテルで行われた出陣式では198人の議員が来たものの、実際には156票しか集まらなかったという。つまり、40人以上の造反者が出たことになる。そのため、2位の福田氏が150票を獲得し、わずか6票差まで迫られてしまう。さらに田中氏は、次の首相候補と目していた大平氏の名誉ために、自身の票を10票回していた。数名の裏切りが出れば負けていたことになり、まさに薄氷を踏む戦いであったと言えるだろう。 この当時、議員たちの間では、二派閥から金をもらうことを「ニッカ」、三派閥からもらうのは「サントリー」、さらにあちこちから金をもらいながら誰に投票したかは不明な様子を「オールドパー」と呼ぶ、ウイスキーの名前に絡んだ隠語も存在したとされる。田中氏の側から金を貰いながらも投票しなかった議員も存在したのだろう。 156票を獲得した1位の田中氏、150票を獲得した2位の福田氏の決選投票となったが、結果は田中氏282票、福田氏190票と圧倒的な差がついた。結果を受け、福田氏は「総理・総裁は推されてなるもので、手練手管の限りを尽くしてかき分けてなるものではない。いずれ近い将来、日本国がこの福田赳夫を必要とする時が必ずやってくる」と言葉を残した。暗に田中氏のやり方を批判していると言える。さらに、2年後に田中氏に金脈問題が起こると、福田氏は批判の急先鋒に立つ。三木内閣を挟み、福田氏は1976年に首相に就任し、雪辱を晴らした。 元より、田中氏と福田氏は対照的な人物だった。大学を出ていない田中氏に対し、福田氏は東京帝国大学(現・東京大学)を卒業後、大蔵省の官僚を経て政治家となった絵に描いたようなエリートコースを歩んでいた。それぞれの政治家に付けられたあだ名が、「コンピューター付きブルドーザー」(田中氏)、「黄門様(政界のご意見番であるため)」(福田氏)であることを見れば、2人の対照性は一目瞭然だろう。エリートの福田氏を、叩き上げの田中氏が破ったことは、大きな衝撃だったのだ。
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社会 2021年09月23日 10時00分
野田聖子氏、夫の疑惑だけじゃない黒歴史? 過去にはいじめ加害者報道も
自民党総裁選の第四の候補者として注目を集めているのが野田聖子氏だ。岸田文雄氏、高市早苗氏、河野太郎氏に続き、告示日前日となる16日に出馬を表明した。 野田氏と言えば、夫が元暴力団員とされる疑惑が報じられている。これに対し、野田氏は20日に行われた地方議員とのオンライン会談では「夫を信じている。歯を食いしばって頑張りたい」と事実関係を否定するコメントを出している。 >>古舘伊知郎、野田聖子氏に「勝てるわけない、と思っている人多い」総裁選巡り後藤謙次氏と議論<< これだけ見ると健気なイメージもあるが、野田氏自身、過去にいじめ加害疑惑が報じられたことも。『FRIDAY』(講談社)2007年2月2日号では「野田聖子『イジメっ子』伝説」として、高校時代のいじめ疑惑が報じられている。 野田氏は田園調布雙葉高等学校を中退後、アメリカに渡り現地のハイスクールを卒業している。名門女子校を中途退学しての渡米は唐突な印象を受ける。 当時の野田氏は、やんちゃなキャラクターであり、気に入らないクラスメイトのスカートを縛り上げ、「茶巾寿司」のようにしていたとも伝えられるが、真相は定かではない。当人としては軽いイタズラ心的なノリだったのかもしれないが、いじめの加害は、後々まで被害者の精神に影響を及ぼす深刻な問題だと言えるだろう。 野田氏は高校中退の理由として、岐阜大学の田中伸准教授のホームページに掲載された学生主体によるインタビューでは「すごくアットホームな学校だったのですが、たぶん私は他の人よりもエンジンがでかくて、そういう安定調和の中に居づらくなってしまって、今の学校が悪いわけじゃないけどなんか物足りないっていう中で親と相談して、だったら当時はまだあまり身近でなかったアメリカに留学したらどうだという話になりました」と語っている。 野田氏は政治家になって以降も、2005年に郵政民営化法案に反対票を投じ造反するなど、意思を貫き通す強気な印象も受ける。そうして見ると、野田氏の気質は高校時代からあまり変わっていないのかもしれない。記事内の引用について田中伸氏のホームページより https://www.nobolta.com/
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