トレンド
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トレンド 2011年02月05日 14時30分
連載ラノベ 夢ごこち(18)
伯父さんと、私と、健太君は、つり橋の前で、立ち止まっていた。今に思えば、橋は短かった気がする。 けど、挿絵がついた本やテレビのほかには、つり橋を見たことがなかった私には、大きく見えた。 伯父さんが、振り向いた。私も、後ろを見た。山に日がさしていて、斜面の緑が一斉になびいた。空は、どこまでも透けて見えそう。 辺りに、人はいなかった。 「よし」 そう口に出した伯父さんは、いつもの声に戻っていた。私は、伯父さんを見上げた。 伯父さんも、私を見ていた。 伯父さんが、いつもよりも優しい声で、言ってきた。 「よし、美雪ちゃん、三人で、いっしょに渡ろう」 伯父さんは、橋の右側でロープをつかんだ。空いたほうの手を、内側を歩かせた健太君とつないだ。私は、伯父さんと健太君から離れて、橋の左側を歩いた。 少し進んだ場所で、ロープをつかみながら、いったん立ち止まった。汗が頭の地肌を伝った。ふきたかったけど、まだ、片手を放すのが怖かった。 健太君は、足もとをじっと見ていた。橋が揺れた。健太君が、足の裏で橋板を踏みつけながら、こらえた。 揺れが収まると、健太君は、半歩、足を前へ進めた。 伯父さんが声を掛けてくれた。 「美雪ちゃん、大丈夫」 体を全部、橋の上に乗せた時は、谷底に転げ落ちるような気になった。けど、手すりになっているロープがあまり揺れないことがわかってからは、それほど、怖くなくなった。 「大丈夫」 答えて、伯父さんを見た。伯父さんは、健太君を見ていた。健太君は、伯父さんに片手を引っ張り上げられるようにした姿勢のまま、その場で足をふんばっていた。 伯父さんが私を見た。 「美雪ちゃん、気をつけて」 あとで聞いた話だと、最初、伯父さんは、二回に分けて、私と健太君をそれぞれ胸に抱き上げて、橋を渡るつもりだったらしい。 けど、「こっち側でも、あっち側でも、子どもを独りにして残しておくわけにいかないから」三人いっしょに渡ることにした。夜に、食卓で、おばあちゃんたちに、そう話していた。(つづく/文・竹内みちまろ/イラスト・ezu.&夜野青)
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トレンド 2011年02月05日 14時00分
うちなんちゅやまとんちゅ〜沖縄身の丈見聞記〜(4)「南の島の一番桜」
寒風吹きすさぶ日本列島。例年以上に冷え込む昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。ちなみに私の故郷はどか雪に埋まりました(全国ニュースで流れました)。 本土から沖縄にやってきた筆者が、歴史や事件の舞台を追いかけ、沖縄の独自文化や日々のカルチャーショックのつれづれを綴っていく『沖縄身の丈見聞記』。 前回(第2、3回)が固いものだったので、今回はちょっと肩の力を抜きまして、皆様に一足早く“春”をお届け致します。 鋭い人はもう気付いたかも知れませんね。 この時期の沖縄の風物詩。日本一早くに咲き、春が近づいてきていると告げる花、寒緋桜です。 …あ、プロ野球のキャンプもそうですが。今年はあちこちから某球団のキャンプに突撃してこいとか、某選手の写メ撮ってきてとか言われてますが、それはそれとして。 寒緋桜(※別名“緋寒桜”)が花を付けるのは1月の下旬頃。旧正月の頃に咲くので、沖縄では“正月桜”とも呼んでいました。 本土の桜に近い白色のものもありますが、大抵は紅梅に似た濃い桃色をしています。花は小さいチューリップのような釣鐘型で、下向きに咲き、また散る時は本土の桜のように花びらが一枚ずつ散っていくのではなく、椿のように花が萼からぽとりと落ちます。ので、花の盛りを過ぎた木の周りには紅色の影が落ちたようになります。 本土の染井吉野よろしく、『散ってこそ華』というのが桜の良さかも知れませんが、寒緋桜のしっとりした佇まいは本土の桜とはまた違う、独特の『淑やかさ』を漂わせているように感じます。 ちなみに早咲きの桜で有名な静岡県の河津桜は、寒緋桜と普通の桜(大島桜)の自然交雑種だそうです。確かに河津桜の方も花が赤みがかっているので、普通の桜よりも寒緋桜の特徴がよく出ているのでしょうね。 今回の記事の写真は、沖縄本島における桜の名所の一つ、今帰仁城跡のものです。史跡内やその周辺では、桜の他にもスミレが顔を出し、ハイビスカスに似た赤い花が咲いていました。 厳しい寒さの日が続いていますが、これらの花々はやがて来る暖かい季節を、私たちに一足先に伝えてくれているような気がします。(※昔は“緋寒桜(ヒカンザクラ)”と呼ばれることが多かったが、“彼岸桜(ヒガンザクラ)”という別種と混同されやすいため、近年では“寒緋桜”と呼ばれるようになったという)(黒松三太夫 山口敏太郎事務所) 参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/
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トレンド 2011年02月05日 13時00分
『相棒』第14話「右京のスーツ」、興奮する右京の変人ぶりに注目
テレビドラマ『相棒』第14話「右京のスーツ」が、2月2日に放送された。今回は新帝都銀行の樋村支店長(津村和幸)の殺害が事件の発端である。樋村が殺害時に着ていたスーツがオーダーメイドであったことに注目した杉下右京(水谷豊)は、スーツを仕立てた「古谷洋服店」を訪ねる。 前回の第13話「通報者」は、神戸尊(及川光博)の熱血が魅力だが、今回は博識な右京の独断場であった。右京のウンチクと観察眼が事件解決の鍵になるという、伝統的な『相棒』のパターンである。 右京の観察眼は犯人にとっては恐ろしい。何気ない会話や道具から、犯人自身も思いつかない綻びを見つける。六代目山口組は警察官と接触しないなど徹底的な警察対策で有名だが、右京のような刑事が存在するならば、それが合理的である。今回の事件も真犯人が右京の要望に応じなければ、捜査は難航した可能性もある。一方で右京の要望に応じた理由も最後に明かされており、それによって真犯人が本質的には悪人ではないという同情を強める。 今回のウンチクの対象はオーダーメイドのスーツである。オーダーメイドはビスポークともいわれる。テーラーが顧客と話をしながら(be spoke)服を仕立てるためである。『相棒』はソムリエなど職人の世界の描写で評価が高いが、今回もテーラーの世界の奥深さを描いた。そのテーラーの世界に興奮する右京の姿にも注目である。 テーラーの世界のウンチクを披露してウキウキする右京に比べると、事件そのものは霞んでしまう。意地悪な見方をすれば、テーラーと右京を絡ませたいために作られた話のように見える。事件そのもののインパクトが弱い一因は、大手不動産会社社長の安藤(森次晃嗣)の秘密が肩透かしであった点にある。 森次はウルトラセブンの仮の姿であるモロボシ・ダン役で有名である。その森次が演じる人物の秘密というからには、「正体はウルトラセブン」クラスのものを期待してしまう。確かに脅迫に使われたネタは恥ずかしいことであるが、誰かに迷惑をかけるものではない。しかも同じようなことをしている男性は結構存在する。脅迫に屈するくらいならば開き直ってもおかしくないレベルである。そこが表向きは偉そうでも、体面を気にする小心さのある不動産会社社長らしいともいえる。 これは変人ぶりを貫く右京とは対照的である。右京はオーダーメイドのスーツに興奮して、神戸に呆れられるが、意に介さない。同じようなマイペースなコダワリは右京の周囲の人物にも見られる。今回は「暇か」でお馴染みの角田六郎課長(山西惇)が、特命係に新調したスーツを自慢しに来る。 安くて良い買い物をしたことが角田課長の自慢だが、右京が作ってもらっているオーダーメイドのスーツは金額の桁が違うと水を差される。それでも角田課長は「俺のは、替えズボンが付いてるのだからな」と、あくまで自分の価値観で反論する。相棒のキャラの濃さを実感した放送であった。(林田力)
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トレンド 2011年02月05日 11時00分
静岡はB級グルメの宝庫
以下、あまり知られていないと思われるが、いかがでしょう。 まず、もつカレー、をご存知だろうか。 「清水市周辺で戦後からある食べ物なんですけどね。カレーもつ、とも言い、同じものです。つまり、ご飯のおかずというより、もつ煮込み自体をお父さんが酒の肴にするようなもの。B-1グランプリにも出ているんですが…」(商工会関係者談) 清水市では、もつと言ったらカレーもつが出てくるらしいので、世界は広い(笑)。 「商品として以前から缶詰はあったんです。近年様々な店が商品開発に余念がないみたいですね」(フードライター) 次に、いわゆる紙・パルプの工場が立ち並び、私鉄ローカル線が走ることでも人気の富士市吉原が、TVチャンピオンとタッグを組んで開発したご当地グルメが、『つけナポリタン』だ。 これは、つけ麺のイタリアン版。個人的に飲み屋街の印象が強かった現地吉原も、多くのB級グルメの例に漏れず現在では、居酒屋から喫茶〜レストランまで公式にざっと30軒の店がその味にしのぎを削っている。 つけナポリタン…ルールはつけ汁がトマトベースであること。それに、鶏がらやブイヨンといったWスープにすること。 新鮮な野菜類やフランク・ベーコンなどオーソドックスな具のつけ汁を売りにしている店もあれば、豚の角煮や牛すじの入っている店もある。 いっぽう麺も、プレーン〜味のついたパスタ(ナポリタンそのもののこともある。)、さらには富士宮焼きそばの麺を使用している店もあり、まさに百花繚乱。 静岡グルメ、まだまだある。
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トレンド 2011年02月05日 08時00分
新たな癒しの可能性を感じさせる音系アプリ 「立体録音部」
デイリーポータルZで人気を博した「立体録音部」をiPhoneアプリにしたらこんな感じ…というわけで作られたのがこの「立体録音部」(http://itunes.apple.com/jp/app/id375998101)だ。 どんなアプリなのかというと「身近な音をヘッドフォンでじっくり聞いてみよう!」というもの。バイノーラル録音によって収録された臨場感たっぷりの音源は、フリスクを振る音やひぐらしの鳴く音、携帯バイブの音など21種類。なんてことない音なのだけど、立体感のある録音をヘッドフォンで聞いてみると、なんとなくヒーリングCDを聞いているような気もしてくる不思議だ。 「なんでこの音なの?」とか、ツッコミどころもあるけども(笑)、この「ちょっと不思議な癒し感」は試してみる「価値アリ」だ。(谷りんご)
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トレンド 2011年02月04日 16時30分
恐怖の楳図ワールド!
渋谷PARCOにて開催中の“天才生誕75周年記念 楳図かずお恐怖漫画展 「楳恐-うめこわ-」”に行って来たのら〜! 土曜日のPM2時から楳図しぇんしぇいのサプライズがあるから、会場は長蛇の列でチビったのら〜! てなわけで。 楳図かずお先生大好きの私は、はりきって行ってまいりました。 入場すると受付で懐中電灯を渡されました。 そして、薄暗い会場内を照らしながら歩き回るという、ちょっとしたお化け屋敷スタイル。 中は至る所に楳図先生の漫画・キャラクター・モチーフ等が展示されていました。 私の怪談の原点となった楳図作品。 『恐怖』『おろち』『漂流教室』『洗礼』等々…。 どれも昔、夢中になって読んだ漫画です。本当に懐かしい。 まさに楳図ワールド炸裂です! 楳図先生の描かれる恐怖はバリエーションに富んでおりました。 『恐怖』は、仮面、怪物、怨念、美醜、呪い、虫、恐怖の実験、病院、等々をモチーフに人間の恐怖心理の全てが描かれております。 舞台の都高校では、殺人が起こったり、お化けや妖怪が出没と事件だらけの日常でした。 生徒達はエキサイティングな高校生活を送っていて実に羨ましいと思いました。 都高校が存在すれば本当に入学してみたいです。 楳図作品の恐怖に感動と興奮がありました。 『恐怖』の“奪われた心臓”の心臓摘出や『洗礼』の脳味噌交換手術のように、意識のあるまま恐怖と苦痛を存分に体感しながら手術されるというシチュエーションに妙にエキサイトしたのを覚えています。 『洗礼』の主人公、少女さくら。彼女の片目だけを包帯で隠すというヘアスタイルは斬新でした。 そして、ロングヘアのカツラを取り、坊主頭に十文字に刻まれた脳の手術跡を見せて脅かす場面が衝撃的でした。 不老不死の超能力美少女『おろち』は永遠の憧れです。 エネルギッシュギャグ『まことちゃん』 下品だから読むなと大人たちに言われたけれど、汚物とエロとハードなギャグが大好きでした。 まことちゃんが怖いと言ってた人がいましたが、今になって何だかわかるような気がします。 まことちゃんの顔というのは、ざんぎり頭に目をむいてい青鼻垂らして大口あけて時々奇声を発する。 確かにあれは怖いかも、狂気すら感じます。笑いと恐怖は同類なんです。 また楳図漫画については、また別の機会にじっくりと論じてみたいと思います。 そして、待ちに待ったサプライズ! 突然、楳図先生が現われて驚かせて頂きました。 ただ、一緒に写真は撮れませんでした。ぐぶ〜 (場内撮影禁止です) でも、憧れの先生のお顔が拝見出来ただけでも感激。 いつか楳図先生と恐怖について語ってみたいなと思いました。 「楳恐-うめこわ-」2/14のバレンタインデーまで開催中。 楳図ファンはぜひ足を運ばれてみてください。(怪談作家 呪淋陀(じゅりんだ)山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2011年02月04日 15時35分
神社にコスプレイヤー出現? いや、本物の巫女アイドルなのだ
彼女たちは、清く・清楚で美しく・人の幸せを願うために結成された『かぐや』という巫女ユニットの3人。コスプレっぽく見えても、有名神社で研修を受けた本物なのである。 活動の内容も、普通のタレントとは少し違う。交通安全や映画のヒット祈願のために歌い舞い、神社の公式行事にも参加するというから、本当に幅広い。 当然、2月3日の節分の日には豆まきに参加。東京・赤坂にある日枝神社で、唐突に登場した遊助や(すべての行事が終わってから一曲熱唱した)、八百長問題が発覚したばかりで浮かない顔をした親方や現役力士らに混じって、元気いっぱい豆を撒いてくれた。 「みなさんに幸せがいっぱい訪れるように豆をまきました」(よう子) 「日本の伝統文化を大切にしたいというユニットなので、こうした豆まきに参加できてうれしいです」(ユウナ) 「伝統ある儀式に参加できて幸せでした。みなさんのたくさんの笑顔を見れて幸せでした」(弥生) と豆まきを楽しんだ様子の3人。今年は神社で行われる大きなイベントに参加する予定があるということで、これからの活躍が楽しみである。
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トレンド 2011年02月04日 14時30分
昼ドラ並みのドロドロ展開を見せるフジ月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』
フジテレビの月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』第3話「男の答え」が、1月31日に放送された。私立明綾学園高等学校の教師・柏木修二(三浦春馬)は、同僚教師の上村夏実(戸田恵梨香)という婚約者がいながら、生徒の佐伯ひかり(武井咲)と関係を持ってしまう。 ドラマの予告映像では、ひかりが「あなたたちの愛は本物ですか?」と問いかけており、相手を誘惑してカップルの幸福を破壊する存在という先入観を抱かせるものであった。これまでの放送でも、ひかりの小悪魔的な不気味さが強調されていた。 しかし、ひかりの悲しみや苦しみが今回の放送で明らかになり、ひかりにも感情移入しやすくなった。ひかりは、これまで自分を欠陥品と否定し、責め続けてきた。それが修二のナメクジの話を聞き、自分を肯定してくれる人に出会ったと感じる。しかも、夜の街で修二に偶然出会う。そこに純粋な少女が運命を感じてしまうことは自然である。 今回は第2話「女の闘い」に続く第3話「男の答え」ということで、修二の毅然とした答えが示される。それを聞いた夏実は「修二はやっぱり修二だ。だから好きなんだよ」と覚悟を決める。夏実の決意によって乗り越えられるかに思われたが、修二はひかりを探しに行ってしまう。 番組紹介には「教師という職業を舞台に、“試される愛”をスリリングに描きだす」とある。次々と試練が降りかかる展開に視聴者は惹きつけられるが、そもそも修二がハッキリしていれば泥沼に陥ることはなかった。一番の問題は修二の優柔不断である。カッコつけた優しさは周囲を傷つけることになる。タイトルは『大切なことはすべて君が教えてくれた』であるが、修二が何を学ぶのか、「君」が夏実なのか、ひかりなのか先が読めない。 次回は2月7日放送の第4話「暴露」である。秘密が暴露され、一層の修羅場になると予想される。月9なのに昼ドラのような展開に目が離せない。(林田力)
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トレンド 2011年02月04日 14時00分
男性グループDIAMOND☆DOGSが、バレンタインの季節に送る華麗な歌とダンス。『SEOUL Fantasy』博品館劇場
ダンスシーンのフロントランナーとして数々の舞台で活躍している、6名のダンサーと2名のボーカリリストによる男性グループDIAMOND☆DOGS。彼らによるバレンタインにぴったりなゴージャスでロマンティックなエンターティメントショー。この季節の銀座の博品館劇場においては初めてのステージは、メンバーのTAKAが音楽を監督。四季とその狭間の晩春・晩夏・晩秋の“7つの季節”をテーマにした歌とダンスで寒い冬も心温かに。■期間:2011年2月13日(日)〜20日(日)■STAFF:構成・演出:D☆D音楽監督:TAKA振付:D☆D/SHOW-HEY■出演:DIAMOND☆DOGS(東山義久、森新吾、小寺利光、中塚皓平、和田泰右、咲山類、TAKA)Musician:蛇石徹(Bass)、井上順乃介(Drums)、山下健吾(Keyboard)、 三輪達宏(Guitar)■お問合せ:博品館劇場
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トレンド 2011年02月04日 13時30分
【連載】「ミカエル・コバタの沖縄あれこれ」第6回 沖縄物産店・わしたショップ
ハイサイ! 2月になってプロ野球のキャンプも始まりましたね。今年から読売巨人軍も半分は沖縄でキャンプを張ることになったため、合計10球団が沖縄県下でやるんですね。冬も温暖な沖縄は、1年を通して屋外スポーツをするには適した環境にあるようです。 さて、今回は全国各地でチェーン展開する沖縄物産店のわしたショップを取り上げたいと思います。同店はおもに食品、お土産品を中心に沖縄ならではの商品を販売しています。本店は那覇随一の繁華街、国際通りの入口にあって、とても便利です。ここに行けば、大方の物は揃います。直営店は本店の他、那覇空港店、東京・銀座、札幌、名古屋、福岡の6店舗。特約店(フランチャイズ店)として、日暮里、上野、川崎、イーアス札幌、静岡、大阪、神戸、長崎・佐世保の8店舗があります。沖縄発の店が全国主要都市で営業しているのは珍しいですね。 実は国際通り本店より、東京・銀座店の方が品揃えがいいのですよ。食品、お土産品のみならず、沖縄関連のCD、書籍、酒なども充実しています。人気のアイスクリーム、BLUE SEALも食べられます。ハッキリいって、わざわざ沖縄まで行かなくても、銀座店に行けば大体の物は買えます。ただ、やはり輸送費がかかりますので、沖縄で買うよりおおむね若干高めです。 東京には多くの都道府県のアンテナショップがありますが、同店の人気は高いようです。その理由のひとつがポイントカード。ポイントを貯めると、割引券がもらえますので、リピートにつながっているようです。 本当は地元沖縄で買うのがいちばんですが、沖縄物産がほしくなったら、ぜひ各地のわしたショップに足を運んでみてください。つかの間の沖縄気分も味わえます。通信販売もやっています。(旅人:ミカエル・コバタ)●わしたショップhttp://www.washita.co.jp/