スポーツ
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スポーツ 2018年12月07日 06時00分
藤波辰爾、初代タイガーマスクがダイナマイト・キッドさん死去を悼む声【追悼コラム】
1980年代から90年代にかけて新日本プロレス、全日本プロレス、米WWE、カナダやヨーロッパのマットで活躍した“爆弾小僧”ダイナマイト・キッドさんが5日に死去したことが関係者の話で分かった。60歳という若さだった。 キッドさんは1979年、国際プロレス(81年に解散)に初来日。ジュニアヘビー級戦線で活躍すると、同年8月に行われた新日本プロレスのカナダ・カルガリー遠征で、藤波辰巳(現・辰爾)が保持していたWWF(現・WWE)ジュニアヘビー級王座に挑戦。そのまま日本での活動拠点を新日本に移籍し、藤波の好敵手として台頭。1981年4月23日には蔵前国技館で、初代タイガーマスク(佐山サトル)のデビュー戦の相手を務め、この試合がキッカケになり、全国でタイガーマスクブームが巻き起こった。 その後、藤波のヘビー級転向もあり、タイガー対キッドは新日本ジュニアの黄金カードに。キッドのツームストンパイルドライバーや、ダイビングヘッドバットはタイガーを大いに苦しめた。フェンスアウトによる反則裁定ながらも、タイガーから唯一シングルで勝利を収めている。このカードはWWEのMSG大会にも直輸入されアメリカのファンを虜にした。 タイガー引退後は、従兄弟のデイビーボーイ・スミスさん(故人)とタッグを結成。ザ・コブラとWWFジュニア王座を争っていたが、1984年11月にスミスさんとともに全日本プロレスに電撃移籍。新日本のシリーズ参戦が発表されていた中での「事件」に激震が走った。この緊急事態に、来日していたWWEのビンス・マクマホンと、全日本のジャイアント馬場社長(故人)は会談を持っている。 キッドさんは全日本マットでも2代目タイガーマスク(故・三沢光晴氏)や小林邦昭、マイティ井上らを相手にしジュニア戦線を活性化させ、NWAインターナショナルジュニア王座を獲得。85年にはスミスさんと「ブリティッシュ・ブルドッグス」としてWWEに本格参戦。WWEは新日本と業務提携していたが、ブルドッグスの全日本参戦は黙認していた。86年4月の『レッスルマニア2』ではWWE世界タッグ王座を獲得するなど、ヘビー級の選手として活躍。しかし、このころ体を大きくするためにステロイドを使用したことが、晩年キッドさんを苦しめたようだ。 88年にWWEを離脱し、全日本マットに本格復帰。90年にはブルドッグスも解散。ジョニー・スミスとのタッグでアジアタッグを獲得するなど、再びタッグ屋として活躍。しかし、88年にカナダで椎間板を損傷した後遺症が年々響いて、カミソリファイターと言われていた技のキレに衰えが見えはじめ、肉体も小さくなってしまった。 91年12月に突然引退表明。「俺はテリー・ファンクにならない」と言っていたが93年に復帰。96年にはみちのくプロレスの両国国技館大会で初代タイガーと、6人タッグながら13年ぶりにリング上で再会した。高速ブレーンバスターなどを披露したが、タイツのサイズが明らかに大きく見え、ファンやマスコミからは心配の声が聞こえていた。 2001年には自伝を発表。ステロイドの使用や椎間板損傷の大怪我、デイビーボーイ・スミスさんとの不仲などを赤裸々に告白する衝撃的な内容だった。その後、新日本時代の名勝負を集めたDVD-BOXの特典映像でインタビュー出演、2016年にはNHK BSプレミアムの『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』では介護施設から車椅子姿で出演し、初代タイガーについて語った。これが日本のファンに見せた最後の姿になってしまった。 リアルライブの取材に対して、かつてのライバルである藤波辰爾と初代タイガーマスクからコメントが寄せられたので記載しておきたい。 「突然の訃報に接し深い悲しみでいっぱいです。同じ時代に全力を尽くしたキッド選手との試合は私にとって誇りです。キッド選手の人生とファイトに敬意を表します。心からご冥福をお祈りいたします。2018年12月6日 藤波辰爾」 「私にとって偉大なライバルであります、トミーが亡くなって、悲しみに暮れています。現状は知っていたので、覚悟はしておりましたが、今はただやすらかに眠っていただきたい。 2018年12月5日 初代タイガーマスク」 きょう6日に後楽園ホールで開催する初代タイガーマスクプロデュース『原点回帰プロレス』では、休憩明けに追悼のテンカウントゴングを含めたセレモニーを行うという。 またツイッターでは、遠縁にあたるデイビーボーイ・スミスJr.が「“ダイナマイト・キッド”ことトム・ビリントンが亡くなったという知らせに深い悲しみを感じている」と追悼した。 スミスJr.は「去年の6月イギリスで、最後にダイナマイトな一枚が撮れて本当に良かった。ダイナマイト・キッドは俺や多くのレスラーにインスピレーションを与え、変化をもたらしてくれたんだ」と感謝。「我々は今日もプロレスをしている。この舞台で彼は高く飛び、そしてどんな試合でも用いる全てを見せてくれた。全てに感謝します。そしてまた1人家族を失ったことが悲しいです。ゆっくり休んでくださいDyno」とキッドさんとのツーショット写真を投稿した。 新日本、全日本でともにジュニアヘビー級戦線を盛り上げた小林邦昭さんも「タイガー ダイナマイト 良きライバルに巡り会えた私は幸せでした。ダイナマイト キッド永遠なれ」と投稿した。 クリス・ベノワ(ベンワー・故人)をはじめ、キッドさんの影響を受けたプロレスラーは多い。きっとこれからも“あのころ”のキッドさんを目指すレスラーが続々と現れるはずだ。そんな選手を見るたびに私たちは、ダイナマイト・キッドという小さく偉大なプロレスラーを思い出すだろう。キッドさんがプロレス界に残した功績は大きい。合掌取材・文 / どら増田写真 / ©︎リアルジャパンプロレス 、どら増田
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スポーツ 2018年12月06日 21時30分
TLCルールでスマックダウン王座挑戦のアスカ、アメリカンドリームを掴み取れ!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間5日、テキサス州オースティンのフランク・アーウィン・センターで、主力ブランドのスマックダウンを開催した。ロウとのブランド対抗戦が行われた先月のPPV『サバイバーシリーズ』でスマックダウン勢は全敗という結果に終わったが、闘いは再びブランド内の抗争に戻っている。 オープニングでは、次回PPV『TLC』(日本時間の17日)で行われるスマックダウン女子選手権試合(TLCトリプルスレットマッチ)の調印式が行われた。ここで挑戦者のアスカとシャーロット・フレアー、そしてチャンピオンのベッキー・リンチが大舌戦を展開した。 シャーロットは「私は竹刀一本でロンダをやっつけた。でもベッキーはナイアのパンチ一発で怪我。TLCではどうなるのかしら?」と王者を挑発。アスカも「ベッキーはシャーロットを倒してるけど、私を倒したことはない。私だったらロンダに勝てたのに」と続けて挑発した。しかし、ベッキーは「2人ともロンダにも、私にも勝てない」と返しサインをすると、先にリングを降りた。2人の挑発には乗らないということなのだろうか。 そこにマンディ・ローズ&ソーニャ・デビルが登場し、アスカとシャーロットを罵倒。すると、ペイジGMは敵対しているアスカとシャーロットに「2人がタッグを組んでマンディ&ソーニャと闘うように」と強引にカードを決めてしまう。最初は困惑していた2人だが、試合が始まればプロとしての務めを果たすべく、中盤までは挑戦者タッグが優位に試合を進めていた。 それもそのはず。2人は今年4月の年間最大のPPV『レッスルマニア』でタイトルを懸けて闘っているのだ。新日本プロレスで例えるなら、棚橋弘至とオカダ・カズチカの合体に近いかもしれない。普通に試合をすれば勝てるチームはいないだろう。しかし…試合終盤、シャーロットが場外のマンディに放ったつもりのビックブーツがアスカに誤爆。これに対してアスカもスライディングキックをシャーロットに放ってしまいドリームチームは空中分解。最後はソーニャがシャーロットからフォール勝ちを奪った。 リングサイドからアスカ&シャーロットの敗戦を見守ったベッキーはベルトを掲げ、2人を見下ろした。敗れはしたもののタイトルマッチは、テーブル、ラダー、チェアーの3アイテムが使える上、3人が同時に闘うトリプルスレットルール。今回の試合で2人はイヤイヤながらタッグを結成し、最後は誤爆から空中分解してしまったが、お互いに認めているだけのことはあり、試合の中盤まではタッグチームとして成立していた。今回この2人がタッグを組んで感覚を掴むことができたことだろう。 日本人女子選手として2人目の快挙を目指すアスカとしては、王者の立場でシャーロットと再戦したい。シャーロットを利用しつつ王者のベッキーから直接勝利を収め、シャーロットの挑戦を受け、さらにはロウ女子王者のロンダ・ラウジーとのドリームマッチを行いたいところだろう。 今年最後に日本人がアメリカンドリームを掴み取る瞬間が見られることを期待したい。文 / どら増田写真 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年12月06日 17時55分
砂田毅樹、チーム最多70登板で年俸も70%UP!「一番下から夢を!」
<12月5日 ベイスターズ球団事務所> ベイスターズの砂田毅樹が契約更改を行った。中継ぎに本格的に転向した2年目の今年は、勝っている場面、負けている場面関係なく70試合に登板。一年を通じてチームに貢献し、今季4,200万円からの約70%アップ、推定7,200万円でサインした。 球団もチームで1番の登板数を高く評価し、「育成からここまで頑張ってくれた」とねぎらいの言葉をかけられたことを明かし、「一年間投げられた。僅差の場面ではほぼ失敗しなかった」ことを自分でも評価した。「来季は負けてる場面でも100%のピッチングが出来るように頑張る」と更なる高みを目指している。 今季好調だった秘訣のひとつが「打者の考えが分かるようになってきた」ことを明かした。「中継ぎ2年間で身についた。緊迫した場面で投げることによって、後半わかってきた」と、極限のしびれる場面での経験が、砂田を大きくしているようだ。 来季に向け「まずは身体を休める」ことに重点を置く。その上で「三嶋(一輝)さんや(山崎)康晃さんのような、ここで三振を取れるボール」の習得に力を入れるプランを持つ。今年も投げていた「フォークボールの制球力を磨き直す」ことで、ウイニングショットとして使えるボールにしたい考えだ。 去年のドラフト1位でエリート街道を歩んできた同い年の東克樹は新人王に輝くなど、大活躍を見せた。それについては、「純粋にうれしい。同じ左なので抑え方など勉強になる。いい感じで切磋琢磨している」と相乗効果を感じている。 片や砂田は北海道出身ながら、高校は秋田の明桜高校に進学。甲子園の出場経験もなく、育成から這い上がってきた苦労人。「一番下からここまで来れると、ちょっとずつ証明できたかな。(自分の姿を見て)夢を与えられたらいい」とちょっぴり照れたようにコメントした。ラスカル好きのイケメン鉄腕左腕は、スケールアップして来季もブルペンでフル回転する覚悟だ。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年12月06日 17時42分
金子、ハンコック 連日の投手補強に成功した日本ハム ネット上でこんな声も…
「この度、北海道日本ハムファイターズは、前シカゴ・カブスのジャスティン・ハンコック投手と契約合意に達しましたので、お知らせいたします」。 元オリックス・金子千尋との契約合意を4日に発表し、多くのプロ野球ファンから驚きを集めた日本ハム。その沢村賞右腕の電撃獲得から一夜が明けた5日、今度はメジャーリーガーの獲得を発表した。 アメリカ出身の28歳であるハンコックは、「身長193センチ・体重83キロ」の長身右腕。最速158キロの直球とスライダーを武器に、初めてのメジャー昇格を果たした今季は「10試合登板・0勝0敗・防御率1.46」という成績を残している。 「北海道に日本一をもたらすため、貢献できるように頑張ります」と意気込むハンコックを、チームを率いる栗山英樹監督も「信頼を置いている我々の駐米スカウト陣が、素材の素晴らしさからこの数年で何度も名前を挙げていた選手」と高く評価。一方、気になる起用法については、まずは中継ぎとして起用する旨のコメントを発表してもいる。 3年ぶりのリーグ優勝、そして日本一奪回に向け、2日連続で積極的な動きを見せた日本ハム。今回の一件を受けたネット上には「金子に続いてよさげな投手をとってきたな」、「スペックだけ見ると期待できそう」、「他ファンだけど積極的に補強してて羨ましい」といった期待のコメントが数多く寄せられている。 一方、中には「ハンコック取ったってことはマルティネス退団濃厚やん」、「マルティネス出ていく前提の補強にも感じる」、「これでマルティネスも残留なら自信もって補強といえるんだけど…」といった声も。金子、ハンコックと続いた獲得劇を、額面通りに受け止められないファンも少なくないようだ。 今季、「25試合登板・10勝11敗・防御率3.51」の成績を残したニック・マルティネスは、現在残留交渉が難航していると各所で報じられている。連日の投手補強は、裏を返せば実力者の残留が厳しくなったということなのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月06日 12時30分
“被害者”から“加害者”へ…付け人暴行の貴ノ岩が働いた3方向への裏切り
「何でだよ…勘弁してくれよ…」。恐らく、ほとんどの相撲ファンがこのような気持ちを抱いたに違いない。付け人に暴力を振るっていたことが5日に明らかとなった、平幕貴ノ岩の件である。 日本相撲協会が発表し、各メディアによって大きく報じられているこの衝撃の一報。報道によると、忘れ物をした付け人が言い訳したことを理由に蛮行に及んだ貴ノ岩には、当面の処分として、冬巡業の休場と千賀ノ浦部屋での謹慎が言い渡されたという。 協会による調査はまだ初期の段階ということで、今回の一件がこれからどのような顛末となるのかはまだ分からない。ただ、“被害者”だった貴ノ岩が“加害者”になったということが本当に事実なのであれば、元貴乃花親方・協会・相撲ファンの3方向に対して裏切り行為を働いてしまったと言わざるを得ない。 昨年10月に端を発した日馬富士(元横綱)による暴行騒動の中で、元貴乃花親方は賛否両論の中、様々な形で奔走。結果的に職を辞することとなったが、暴力を受けた貴ノ岩を思う気持ちは最後まで変わらなかっただろう。しかし、あろうことかその愛弟子が暴力をふるう側に回ってしまったことで、一連の行動は全て“形無し”となった。 多大なダメージを受けたのは、今年10月に『暴力決別宣言』を発表し、暴力撲滅を掲げていた協会側も同様。「大相撲においては、指導名目その他、いかなる目的の、いかなる暴力も許さない」という文言から始まる決意の宣言文は、僅か2か月で何の説得力も無い“死文”と化してしまった。 前述の騒動で日馬富士が引退に追い込まれたことを考えると、これから貴ノ岩に下される処分が同様のものとなる可能性は否定できない。角界に後足で砂をかけ、なおかつ自らも土俵を去るということになれば、いよいよ愛想を尽かす相撲ファンが出てきてもおかしくはない。どのような手を打っても再発し続け、遂に被害者にも転移した「暴力」の二文字。角界に深く根付く“大病”は、もはや完治の余地がないのだろうか。文 /柴田雅人
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スポーツ 2018年12月06日 06時00分
来季年俸は清宮以下!斎藤佑樹が生き残るには…
清宮、斎藤佑樹、吉田輝星の順番…。 北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎内野手(19)が初の契約更改に臨み(11月29日)、300万円増の来季年俸1800万円(推定)で契約した。これで、日ハムの看板選手の年俸ランキングも決定した。斎藤佑樹(30)は230万円ダウンの1600万円、ドラフト1位指名の吉田輝星投手(17=金足農)は、1000万円で仮契約している(11月15日)。「甲子園を沸かせた吉田クンが初年度年俸上限の1500万円に届かなかったのは、ちょっと驚きました。斎藤に関しては『甘い』というのが正直な感想です。30歳になった大卒投手が勝ち星ゼロ、シーズンの大半を二軍で過ごしたわけですから」(プロ野球解説者) 吉田が仮契約を交わした直後、交渉を担当した大渕隆スカウト部長は「1番に指名したわけではないし、球団として『足りない部分がある』という評価は金額にあらわれている」と、厳しいコメントを発していた。ドラフト会議では1回目の入札抽選に失敗、2度目の入札で指名したのは事実だが、晴れの席で“喝を入れる”のは異例である。 負けん気の強い吉田の性格を知ったうえでの発言だが、こんな見方もされていた。「吉田クンが上限の1500万円で仮契約していたら、斎藤よりも『上』になる可能性がありました。斎藤の下がり幅は周囲が予想していたよりもはるかに小さいし、球団が配慮したんじゃないかなあ…」(球界関係者) 夏の甲子園を沸かせたスター同士、斎藤の予告先発が告知された試合はたしかに観客動員数も多い。先にプロの世界を経験してきた斎藤のメンツも考慮されたのかもしれない。「来年も勝ち星ゼロとなると、日ハムも決断するんじゃないかな? あと2、3年早ければ、トレードに応じる球団もあったと思いますが、もうどこも獲らないでしょう」(前出・同) おそらく、契約更改の密室で“キツイ通達”をされていたはずだ。公の場で喝を入れられた吉田のほうが期待されているのだろう。 しかし、吉田がエースに成長するには斎藤のサポートも必要になるという。「吉田が夏の甲子園で881球も投じた時、連投、投げ過ぎの経験者として、斎藤にもマイクが向けられました。投げ過ぎによるリスクだけではなく、プラスに転じる部分など、マスコミ嫌いの斎藤があんなに饒舌になったのは初めて」(スポーツ紙記者) 吉田も成長できなければ、プロの世界では通用しないだろう。その意味では斎藤は失敗したかもしれないが、話を聞けば参考になる部分も多いはずだ。また、斎藤は故障も経験している。その点についても、こんな見方がされている。「今年の清宮は小さな故障を繰り返していました。休むほどではないが、どこかを痛めてそこをかばっているうちに別のところを痛めてしまうような…。こんな言い方は難だが、早実は練習量の多い学校ではありません。プロ入り前から体力面が懸念されていましたが、それは的中したと言っていい」(前出・関係者) 努力と無理は紙一重だ。早実の先輩として、斎藤から清宮に伝えられるものがあるのではないだろうか。「斎藤ですが、今から先発ローテーション入りして2ケタ勝利しろなんて言っても、無理。二軍ではリリーフもやっているが、中継ぎでいいからチームに貢献できれば周りの評価も変わってくる」(前出・プロ野球解説者) 斎藤の危機的状況は変わらないが、現役継続が許された意義も考えてもらいたい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年12月05日 21時30分
「俺の生き方を見てほしい」ジャイアント馬場追善興行に愛弟子の大仁田厚参戦!
『ジャイアント馬場没20年追善興行〜王者の魂〜』(来年2月19日、東京・両国国技館)の実行委は、全日本プロレス時代、馬場さんの最初の付き人を務め、今年ボランティアレスラーとして7度目の復帰を果たした“邪道”大仁田厚が参戦すると発表した。 大仁田は「馬場さんの弟子として、馬場さんから教わったプロレスでハードコアというジャンルを作りました。俺の教わったプロレス、俺の生き方を馬場さんに見てほしい」とハードコアルールでの対戦を実行委に直訴。検討した結果、「馬場さんへの思いは人それぞれ。大仁田選手が馬場さんにハードコアルールの試合を見せたいというのであれば、それも馬場さんへの追善になるのでは」という結論に至ったという。 規制が厳しい両国国技館で大仁田がどこまで暴れることができるのかは未知数。それでも元気な姿を天国の馬場さん、妻・元子さんに見せてもらいたい。なお、対戦相手は後日発表されるとのこと。大仁田は年末年始に渋谷東急本店で開催される『ジャイアント馬場展』でトークショーを行うことも決定している。 また元子さんが社長を務めていた時代、武藤敬司、小島聡とともに新日本プロレスから全日本へ移籍したケンドー・カシンの参戦も決定。“トラブルメーカー”のカシンは勝手に「実行委のメンバー」と名乗っている。これに対して実行委は「一部報道でカシン選手が実行委員会を名乗っているとのことですが、そのような事実はございません」と完全否定。一筋縄ではいかない選手なだけに、当日まで大仁田とは違った意味で実行委の頭を悩ませる可能性は高い。逆にファンにとっては楽しみのひとつになるだろう。 さらに、元子さんが社長時代に全日本に上がっていたTARU、土方隆司、相島勇人の参戦も決定。プロレスオールスター戦の要素に『全日本プロレス オールタイムベスト』のようなテイストが加わりそうだ。馬場さんや元子さんにささげる良い大会になるはずだ。さらなる発表に注目したい。取材・文 / どら増田写真 / ©︎H.J.T.Production
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スポーツ 2018年12月05日 17時55分
オリックス球団統合後1期生の金子千尋、日本ハムが獲得!開幕3連戦で古巣と対戦か?
オリックスを退団し自由契約となっていた金子千尋が、日本ハムに入団することが4日、球団から発表された。楽天をはじめ複数球団による争奪戦が予想されてたいた中、日本ハムは金子が2日に自由契約として公示されると、速攻で交渉に乗り出しわずか2日で金子の獲得を発表できたのは、どこよりも早く交渉に乗り出した球団の「誠意」と、条件面(金銭以外のものと思われる)、そして「早く決めたい」という金子の気持ちが最初の交渉で一致したのは間違いないだろう。 札幌ドームのマウンドは「硬い」ため、苦手とする投手が多い中、金子は「硬め」のマウンドを好んでおり、プレーをする環境面も決め手の一つになったのかもしれない。 オリックスが近鉄と球団統合し、2005年にオリックス・バファローズとして初めて臨んだドラフトで1位(自由枠)で入団した金子は、2008年から4年連続で二桁勝利。2010年には17勝、2013年は15勝、2014年は16勝と、オリックスのエースとして、チームの顔を担ってきた。しかし、FA残留した2015年から制球面で悩むようになり、2011年から2点台をキープし、2014年には1.98を記録した防御率が、2015年から今シーズンまでは4年連続で3点台に。今年は日程の都合もあり、6度務めた開幕投手を西勇輝に譲り、シーズンに臨んだが、不調続きで8月14日には首から背中への張りから登録抹消。そのままシーズンが終わり、4勝7敗、防御率3.87、出場も17試合と、2012年の9試合に続く不本意な結果に終わった。FA残留した2015年から4年契約が今シーズンで終了。この4年間の成績は30勝30敗の5割。オリックス球団は野球協約の減額制限(1億円超は40%)を超える金額を提示され、金子は自由契約を申し出た。 日本ハムへの入団合意が発表されると、SNS上ではオリックスファンから金子に対する労いの声やエールのような言葉が送られる中、ショックを受けるなど退団を惜しむ声も多数見受けられる。金子が最後にオリックスファンの前に姿を見せたのは、先月25日に京セラドーム大阪で行われたファン感謝デー『Bsファンフェスタ2018』だった。その時には既に本人の中で自由契約を選択する意思は固まっており、エンディングで球場を一周した際には、スタンドのファンに最後まで手を振る姿が印象的だった。 金子は「オリックス・バファローズ1期生」としての誇りを持っていただけに、出来ることなら残留したかったのは間違いない。特に同級生の近藤一樹がヤクルトにトレードされたことで、球団統合時からオリックスにいるのは金子だけになってしまったことから、「このチームで優勝したい」という気持ちは強かった。ファンサービスにしても春季キャンプではバレンタインデーにチョコレートを配ったり、ホテルで何百枚ものサインをするなど、常に平等にすることを心がけていた。そして2014年にはMVPを始め、沢村賞、ベストナインなどタイトルを総ナメにする活躍を見せており、チームの功労者に対してファンから惜しむ声が出るのは当然のことである。しかし、金子は「若返り」の方針を打ち出しているオリックスから“卒業”する決断をした。「戦力として必要とされているのは嬉しい」 ファンフェス終了後、楽天が獲得に興味を示していることに対してこのように話していた金子は、真っ先に「必要」の意思を伝えてくれた日本ハムを新天地に選んだ。来年3月29日から開幕する来シーズンの日本ハムは、開幕カードは札幌ドームでのオリックス3連戦が発表されている。“劇場型”の栗山英樹監督がこの3連戦で金子を登板させる可能性は高い。生涯オリックスと思われた金子の退団、そして日本ハム入団はパ・リーグの野球がさらに面白くなる起爆剤になり得るだけに、新天地での金子千尋の活躍を大いに期待したい。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年12月05日 17時45分
川口能活と楢崎正剛 二人から溢れた眩い笑顔
12月2日、ギオンスタジアムのピッチ上に二人のゴールキーパーの笑顔があった。川口能活(相模原FC)と楢崎正剛(名古屋グランパス)。 この日を最後に現役を退く、川口の引退セレモニーのサプライズゲストとして楢崎が花束の贈呈に訪れた。歩み寄った両者はしばらくの間、言葉を交わす。満面の笑みの二人は何度も握手し、肩を抱き合った。 「ライバル視された中でも僕は追いかけるだけだった」という楢崎に対し、「楢崎正剛は特別な選手。彼がいなければこの年までサッカーを続けられなかった」。 リスペクトの気持ちを贈り合う二人の言葉。当人同士のみならず、サッカーファンにとっても幸せな時間が流れていた。■若くして世界の舞台を踏む 年齢では一つ違いの両者、プロ入り後すぐ、共に所属クラブでのレギュラーとして頭角を現す。 そして、早くから日本代表にも選出された。ワールドカップ、そしてオリンピックの舞台にも立った川口、楢崎の歩みは、Jリーグ発足以降の日本サッカーの歴史を映し出していると言っても大げさではないだろう。そんな二人の関係を、多くのサッカーファンがライバルとして捉えることも自然な流れだったかもしれない。特に1998年まで行われてきた、楢崎が所属していた横浜フリューゲルスと川口の横浜マリノス(ともに当時)の「横浜ダービー」は、両雄がゴールマウスに立つことで異様な雰囲気と緊張感が生まれたことを覚えている。 初出場から3大会に渡り二人がゴールマウスを守ったワールドカップでも、十二分に存在感を示した。初のW杯となったフランスでは川口が果敢に世界に挑み、楢崎は日韓大会、自国でのピッチ上で日本を初勝利に導く。そして、ドイツ大会でも川口が日本代表を鼓舞し奮い立たせ、楢崎も動じることなくチームを支えた。■尊敬の念に包まれたライバルにファンも プレイスタイルも去ることながら、最も対照的だったのはその表情か。 十代のころよりピッチ上においては穏やかな笑顔と、闘志を全身で表現し声を荒げることも少なくなかった川口に対し、ビッグセーブや失点時でさえもポーカーフェイスを崩さなかった印象の強い楢崎。ファンにとって様々な面で興味が尽きなかった。 二人の偉大なGKはかつてのインタビューでも、互いについて「正剛がいなかったらもっと早く現役を辞めていたかもしれない」、「(川口は)ライバルというよりお手本」と言葉を残している。比較され続けながらも、いつの時代でも同様の感情を抱き、そしてリスペクトの気持ちも持ちつづけていたことは明らかだ。 セレモニーで川口から「まだ続けて下さい」と言葉をかけられた楢崎は、来年も現役続行の意思を表明しており、他クラブへの移籍も囁かれている。日本サッカーを支え、引っ張り、世界の舞台に押し上げた二人のゴールキーパーがこれからどのような歩みで進んでいくのか、まだまだ目が離せない。彼らの笑顔からそんな思いが浮かんだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2018年12月05日 06時00分
2カ月前に完売!「オリックスファン代表として」K-1皇治が武尊に地元大阪で挑戦!
新生K-1にとって、初の大阪でのビッグマッチ『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜K-1ライト級世界最強決定トーナメント〜』が8日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で行われる。メインイベントでは、K-1のエース武尊との対戦をずっとアピールしてきた皇治が地元で、武尊のK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座に挑戦する。 このカードが発表されるまでチケットは7割強売れていたが、発表されると一瞬にして完売してしまった。エディオンアリーナ大阪は、新日本プロレスが定期的に興行を行い札止めにしているが、大阪で6000人というキャパシティを埋めるのは、かつてのK-1やPRIDEでも大変だった。地元でプロモーションしていた皇治は「だから京セラドームでと言ったんや」とうれしい悲鳴を上げている。 そんな皇治だが、今年京セラドーム大阪で行われたオリックス戦にもたびたび顔を出し、9月1日の対埼玉西武戦では、始球式も行っている。そう、皇治はオリックスファンなのだ。T-岡田や安達了一とはゴルフをするほどの仲だという。始球式後は「たけぽん(武尊)は甲子園で始球式をやったから、あいつは阪神ファン。俺は正真正銘のオリックスファン。この試合はオリックス対阪神の代理戦争ですよ!」「今の格闘技界で大阪でやるなら皇治対武尊しかないでしょう」と皇治は意気込んでいた。 その後、リアルライブの取材にも応じた皇治は「ファンのために闘います。K-1のリングで格闘技界を盛り上げたい。そのためにはリスクも背負わなきゃいけないと思っています」と強調。「昔のK-1はここ(京セラドーム大阪)でやって、お客さんもたくさん入れていた。きょう始球式をやってみて、俺もここで試合をやりたいという気持ちがさらに高まりました。そのためにも12.8エディオンアリーナ大阪大会は必ず成功させます。同じオリックスファンの方にも興味をもらえたらうれしいですね」と目を輝かせていた。 調印式ではお互いに挑発し合っていた皇治と武尊。武尊が感情を出すのは珍しく、現時点では皇治のペースで進んでいるように見える。当日も皇治のファンが会場の大半を占める。アウェーでエース武尊がどのような戦いを見せるのだろうか。そして皇治はどんな対策を考えているのか。K-1年内最後のビッグマッチにミナミの夜が酔いしれるのは間違いない。取材・文・写真 / どら増田
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戦極 五味隆典5・10修斗で再起戦
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スポーツ
全日本プロレス 全日プロ本隊が高山包囲網
2009年03月18日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス ライセンス導入へ
2009年03月18日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス みのると諏訪魔が一触即発
2009年03月18日 15時00分
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スポーツ
戦極 ヨークがトンプソンあざ笑う
2009年03月18日 15時00分
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スポーツ
メジャースカウトが注目している侍ジャパンの“ポスティングトリオ”
2009年03月17日 15時00分
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スポーツ
ボクシング 帝拳ジム4人目の世界王者を狙う佐藤が絶倫パワーで王座奪取を誓う
2009年03月17日 15時00分
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スポーツ
ZERO1 曙が“ホーム”で至宝挑戦誓う
2009年03月17日 15時00分
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スポーツ
WBC 侍ジャパン快勝6-0松坂キューバ打線を完封
2009年03月16日 15時00分
特集
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分