スポーツ
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スポーツ 2019年12月01日 08時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「栗栖正伸」復帰後に覚醒した恐怖の“イス大王”
デビュー以来ずっと前座でくすぶったまま引退した栗栖正伸だが、FMWで復帰すると希代の悪役として覚醒。大仁田厚の敵役として猛威を振るい、さらに古巣の新日本プロレスでは、正規軍相手に名勝負を繰り広げるのだから人生は何が起こるか分からない。※ ※ ※ FMWというと電流爆破などド派手な過激デスマッチばかりで語られがちだが、大仁田厚が「おもちゃ箱をひっくり返したような」と称した草創期も、なかなか味わい深かった。 素人丸出しの女子選手や肩書だけの格闘家、謎の怪奇派レスラーなど、うさん臭い連中も多く、当時のプロレスファンやメディアからの評価は、一度引退している大仁田当人も含めてガラクタ同然であった。 しかし、マニアックなプロレスファンたちは、正統派一色のメジャー団体やスポーツライクなUWFでは飽き足らず、冷やかし半分、まるで見世物小屋へ行くような心持ちで、妖しさに満ちた初期FMWの会場へと足を運んだ。 そんなファンたちのどこか下世話な好奇心に応えるように、FMW側も男女合同興行や異種格闘技でのデスマッチ、格闘家によるバトルロイヤルやタッグリーグ戦など、次々と業界初の試みを展開していった。 また、大仁田自身が堂々と「自分は落ちこぼれで弱い」と言い放ったのも、強さの追求が当然とされてきたプロレス界においては画期的なことであった。 1989年10月、愛知県露橋スポーツセンターでの旗揚げ戦では、大仁田はメインで青柳政司に蹴りまくられてのTKO負け。その試合後には「ファンのみなさん、プロレスを汚してごめんなさい」と涙のマイクパフォーマンスを行っていて、これが後年の大仁田劇場へとつながっていく。 ところが、こうした大仁田の“弱さ”はファンの同情心をくすぐり、それと同時に敵対する相手を実績以上に強大な存在へと格上げすることにもなった。 青柳に続いてライバルとなった栗栖正伸も、そんな一人と言えようか。 相手を半殺しにするまでイスでぶん殴る試合ぶりから、付いたあだ名は“イス大王”。’90年1月7日に開催された「第1回総合格闘技オープントーナメント」(後楽園ホール)なる大会でも、柔道家や空手家、テコンドー、キックの選手らが参加する中、やはり栗栖は相手をイスでバンバン殴りまくって優勝している。「栗栖に言わせると、まともにプロレスができない相手ばかりだったから、イスで殴るしか試合のつくりようがなかったということですが、ともかく、それが栗栖の代名詞となっていきました」(プロレスライター) ’72年に新日本プロレスでデビューした栗栖は、ジャパンプロレスとともに全日本プロレスへ移籍した後、’88年に引退。これは実際のところ、全日からの厄介払いであった。それが復帰したFMWで覚醒したのは、やはり弱い大仁田のおかげとも言えそうだが、一方で栗栖が本来の持ち味をようやく発揮できたとする見方もある。「初の海外遠征となったメキシコではルード(悪役)として大活躍し、関係者からも『客を怒らせるツボを知っている』『狂気じみた本物のルード』などの高評価を得ています」(同)★死力を尽くした橋本戦で男泣き だが、当時の日本においては“悪役の所属選手”という概念自体がなく、また外国人の大型ヒールがたくさんいた時代に、小柄な栗栖では見栄えがしないとの判断もあっただろう。その才能を披露する舞台には恵まれなかった。 そうして新日、全日においては不遇なレスラー生活をすごした栗栖だが、FMWでの活躍によって古巣の新日から改めて声を掛けられる。 そして栗栖は、後藤達俊やヒロ斎藤、スーパー・ストロング・マシンらのユニットであるブロンド・アウトローズの客分として、アニマル浜口らとともに参戦することとなる。しかし、’90年6月の復帰初戦、両国国技館で待っていたのは満場の観客からの「帰れ!」コールだった。「当時の新日ファンにはインディーなど認めないという意識があり、大仁田相手にキャラ変更しただけの前座レスラーが、主役級の扱いを受けることへの反発は相当に強かった」(同) しかし、栗栖はそんな一種の偏見にもめげず、正規軍相手にイスを振るい続け、ヒール道を貫く姿勢は徐々に新日ファンの心境を変化させていく。 同年8月、後楽園ホールでの橋本真也とのシングル戦。敗れた栗栖は右脚ふくらはぎの筋肉断絶、勝った橋本も左手甲を骨折と、互いに重傷を負う壮絶な喧嘩マッチとなったが、その試合中から栗栖への声援が飛び交い始める。 当時25歳の有望株である橋本を相手に、真っ向勝負を挑む栗栖への最大級の賛辞。試合後、敗者へ向けて万雷の拍手が送られると、さすがの栗栖もこれには男泣きするばかりだった。栗栖正伸***************************************PROFILE●1946年11月15日生まれ。鹿児島県肝属郡出身。身長175㎝、体重100㎏。得意技/イス攻撃、栗栖スペシャル。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年11月30日 17時30分
「悔しさを忘れずに」DeNA・石田、フル回転した選手会長の来季への誓い
「今シーズンも大きな声援を頂き、ありがとうございました。今シーズンは2位という結果に終わってしまいましたが、選手一同悔しさを忘れず、来シーズンはリーグ優勝、そして日本一になるために、日々精進して参りたいと思います」。ファンフェスティバルで、選手会長として今シーズン奮闘した石田健大がファンに贈った言葉。ファンからは「頼んだよ!」などの激励と共に、「石田!一年間お疲れさま。ありがとう」と、労いの言葉も飛んでいた。それほど今シーズンの石田は獅子奮迅の活躍を見せた。 怪我のため5月1日に一軍に合流してきた石田は、23試合登板で防御率1.82と手薄だった中継ぎとしての役割を立派に務め上げると、オールスター後にはスターターに転向。7月20日から8月24日の暑い最中、綺麗なマウンドで3勝、防御率2.76と見事なピッチングを披露した。更にその5日後には、チーム事情から再び中継ぎに配置転換。9月にはオープナーも経験すると、チーム史上初となったホーム横浜スタジアムでのクライマックスシリーズの初戦では、先発投手に指名され、味方のリードを守ってバトンを渡す好投。一人で何役もこなしチームを牽引した。 ファンフェスティバルでのトークショーで、石田は自ら「大車輪でしたね」と振り返り、「中継ぎとして1か月半経って先発になった。ちょうど中継ぎの身体の作り方が分かった頃だったので、ちょっとしんどかった」と、正直に告白し、様々な起用には「監督には何も言えないので“ハイッ”と言った。来年はちょくちょく文句も言いながらやりたい」と、ユーモアを交えながら来季を見据えた。法政大学の先輩でもあるリリーバーの三島一輝も「石田じゃなかったらこのポジションはできない。野球選手として能力が高いから結果が出せる。スゴい」と絶賛していたが、それはファンもチームメイトも同じ思いだろう。 今シーズンは投手陣の故障者、不調が目立ってしまった。その穴をチームとして埋めて行った結果、念願の2位でフィニッシュできた。その中でも貢献度が高かった石田は、来年もチーム状況によってフレキシブルな起用も考えられる。高いポテンシャルと悔しさを武器に、来年も左腕は与えられたポジションで輝き続ける。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2019年11月30日 11時00分
職務放棄、打点0、神のお告げ…阪神ファンを激怒させた「バースの再来」たち
11月28日、阪神が来シーズンの新助っ人野手として、米メジャー・エンゼルスをFAとなっていたボーアを獲得したことが複数メディアによって報じられた。 獲得を伝える報道の中で頻繁に用いられていたのが、1983年から1988年にかけて阪神でプレーし、在籍中に2度の三冠王にも輝いた名助っ人・バースを引き合いに出した「バースの再来」、「バース級」という言葉。「バースの再来」というワードは、同日ツイッターでトレンド入りしてもいる。 しかし、その内容を見ると、「また阪神にバースが再来したのか、これで何度目だよ」、「バースの再来って言葉にはロクなイメージがない」、「『バースの再来』はこの世で一番信用してはいけない言葉」といったコメントがずらり。ボーアに対する期待度が低いことが浮き彫りになっている。 ボーアがどのような成績を残すかは、もちろん蓋を開けてみないと分からない。ただ、「バースの再来」、「バース級」と期待されながらそれを大きく裏切り、悪い意味で語り草になってしまっている阪神の助っ人野手は枚挙に暇がない。 期待外れに終わった助っ人として記憶に新しいのが、今シーズン途中の7月7日に入団したソラーテ(元パドレス他)。一軍初出場となった同月26日巨人戦から5試合でサヨナラホームラン1本を含む「.273・3本塁打・6打点」をマークしたことで、「もしかしてバースの再来か!?」と色めき立つ阪神ファンは少なくなかった。 しかし、8月に入ると15試合で「.149・1本・3打点」と不振に陥り、同月19日に二軍落ち。それから、翌月6日に一軍再昇格が決まった際には、モチベーションの問題を理由にまさかの拒否。この“職務放棄”はファンのみならず球団も激怒させたようで、ソラーテは昇格拒否から3日後の9月9日に契約解除となっている。 2012年オフに来日したコンラッド(元ブレーブス他)は、翌2013年のオープン戦では17試合で「.260・3本塁打・12打点」と結果を残し開幕スタメンの座を確保。しかし、シーズンでは24試合で「.175・0本・0打点」とからっきしだった上、同年5月30日の二軍落ち以降は一軍に再昇格することなくそのまま退団。そのため、阪神に野手で入団した助っ人としては、史上初となる打点0を記録してしまった。 ちなみに、2012年11月17日の『日刊スポーツ』(日刊スポーツ新聞社/電子版)には、コンラッドを獲得した経緯について、「中村GM(中村勝広さん/故人)はビデオを見て、2分で獲得を決めたという」と記されている。 阪神ファンのみならず、全プロ野球ファンを唖然とさせたのが、1997年に入団したグリーンウェル(元レッドソックス)。メジャーで「.303・130本塁打・726打点」といった通算成績をマークした強打者に対し、阪神は当時の球団最高額である年俸3億6000万円(推定)を提示するなど、大きな期待をかけていた。 しかし、グリーンウェルは背中痛を理由にシーズン開幕後の4月末まで来日せず、出場7試合目となった5月10日巨人戦では自打球を右足甲に当てて骨折。挙句の果てに、骨折直後「野球を辞めろという神のお告げがあった」という言葉を残しそのまま引退してしまった。肝心の成績も「.231・0本・5打点」と全く振るわなかったことから、今でも“球団史上最低の助っ人外国人”と揶揄されることは珍しくない。 今回獲得したボーアは果たしてバースの再来なのか、それともバースの再来“の再来”なのか。今後も阪神ファンの注目を集めることになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年11月29日 22時30分
スターダム新体制会見で、ジュリアと木村花が大乱闘!12.24対戦決定
女子プロレス団体スターダムは28日、都内の門前仲町で『スターダム新体制スタート直前戦略発表記者会見&調印式』を開いた。スターダムは12月1日より、ブシロードグループ傘下の株式会社ブシロードファイト(株式会社キックスロードから社名変更)が運営し、新体制として再スタートする。 会見には木谷高明オーナー、原田克彦社長、ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーと、スペシャルサポーターに就任した元プロレスラーで声優の相羽あいなが出席した。相羽はスターダム2020年のテーマ曲も担当し、来年4.29東京・大田区総合体育館大会ではライブパフォーマンスも行うという。 会見では、新体制のスローガンとして「目指せ!新日本プロレス超え」と、「女子プロレスをもっとメジャーに」の2つを掲げた。木谷オーナーは「あらゆるスポーツが男女半々となりつつあるのが昨今の流れ。世界のマーケットを考えればナンバーワンになる可能性は十分ある」と語り、グループ会社の新日本プロレスを超えてメジャー化するのは決して「夢物語」ではないと力説。 またスペシャルコーチとして、元新日本プロレスで、現在はテレビ解説を務めているミラノ・コレクションA.T.氏の就任を発表。ミラノ氏はAKB48が出演したドラマ『豆腐プロレス』でコーチを務めるなど女子の指導経験もあり、「普通の人が3〜5年かかることを1年でできるような練習をしたい」とコメントしている。木谷オーナーも「ロジックな教え方をしてくれる」と語るなど評価が高い。 新体制第1弾となる12.24東京・後楽園ホール大会ではメインで、ワールド・オブ・スターダム王者の岩谷麻優に、花月が挑戦。ワンダー・オブ・スターダム王者の星輝ありさに、小波が挑戦する。また、葉月の引退試合として、本人の希望で刀羅ナツコとの初シングルが決定した。 会見の最後で、アイスリボンから移籍騒動の末、最終的に円満退団してスターダム入団となったジュリアの入団を正式に発表。ロッシープロデューサーが、スターダムのジャージを渡すと、現在『テラスハウス』に出演している木村花が登場し「あんたのせいで、ウチらも迷惑してる。ハーフは1人しか要らない」とジュリアを罵倒。ジュリアも負けずに『テラスハウス』を引き合いに出し言い返すと、お互いに髪をつかみ合って大乱闘に。これは近年の女子プロレスでは見られないすさまじいものだった。 ロッシープロデューサーは、その場で両者に確認し、12.24後楽園大会でのシングル対決を決定。この一戦は緊張感あふれる危険な闘いになるニオイがプンプンする。この試合は観ておいた方がいい。 12月からはBS日テレ、TOKYO MXでのレギュラー放送も決定した。SNSでの発信も盛んで「まずは知ってもらいたい」という木谷オーナーの考えの下、大プロモーションを展開し、日常的にスターダムが目に入る環境を作っていく。スターダムは新日本を超えるムーブメントを築くことができるのか?12.24後楽園大会から新生スターダムが幕を開ける。(どら増田)
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スポーツ 2019年11月29日 18時00分
ロッテ・三木、吸い終わったタバコをポイ捨て? 同僚・益田が動画公開、路上で喫煙する姿に「モラルなさすぎ」批判噴出
楽天へのFA移籍が決まった鈴木大地の後を受けて来シーズン、チームの選手会長を務めることが21日に発表されたロッテ・益田直也。その益田が28日に自身のインスタグラム・ストーリーズに投稿した動画が、ネット上のファンの間で物議を醸している。 今回ストーリーズに投稿されたのは25秒ほどの動画。29日15時時点では既に削除されているが、前半部分ではチームメイト・三木亮の誕生日を祝うため、平石大河らチームの後輩と共に飲食店で食事をする様子が映し出されており、「みき遅れたけど誕生日おめでとう!」という祝福のコメントも添えられていた。 問題となっているのは、場面が飲食店から益田を含む複数名が夜の路上を歩く場面に切り替わった後半の部分。そこには誕生日を祝ってもらった三木が、画面左奥で歩きながら路上喫煙をする、いわゆる歩きタバコをしている様子が映し出されていた。 また、動画の中では、三木が目の前を歩いていた平沢の顔にタバコの煙を吹きかけ、煙を受けた平沢が思わずのけぞる様子も捉えられていた。 この一連の行為を受け、ネット上のファンは「喫煙は個人の勝手だけど、歩きタバコは周りにも迷惑だから許せない」、「平沢に煙吹きかけて受動喫煙させるとか最悪だな」、「その辺のチンピラみたいなことをプロ野球選手がやるなよ」と三木を批判。 また、三木は平沢に煙を吹きかける直前、一瞬足元に目線を落とし、その後右足を強く踏み出すようなしぐさをしていたが、これにファンからは「もしかして三木は吸い終わったタバコポイ捨てした?」、「動画内でははっきり映ってないけど、もしポイ捨てしてるとしたらモラルなさすぎ」、「歩きタバコして他人に煙吹きかけて、その上ポイ捨てまでしてたら救いようがないぞ」とタバコのポイ捨てを疑う声が複数あった。 一方、今回の一件については「SNSにアップした益田がおかしい、上げなければこうやって気づかれることもなかったのに」、「益田はインスタ更新する時何も考えてなかったのか」、「チームの先輩としても、選手会長としても自覚が足りない」と、動画をアップした益田にも苦言が寄せられている。文 / 柴田雅人記事内の引用について益田直也の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/naoya1189
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スポーツ 2019年11月29日 18時00分
五輪まであと8カ月…女子レスリング“現場復帰”“内部告発”で波乱含み
全日本女子レスリングの元ヘッドコーチ・栄和人氏の現場復帰が決まった。伊調馨に対するパワーハラスメント問題で代表・強化部長の辞任に追い込まれたのは昨年4月。その後、至学館大学レスリング部の監督も解任されていたが、実際はそうではなかったという。「昨年12月、愛知県のスポーツ振興財団の要職に迎えられ、それを機に至学館大にも顔を出していました。国内大会でもスタンドから選手たちを見守り、今年8月のアジア選手権では現地入りもしていました。これは中央アジアのカザフスタンで開催された大会ですが、渡航費はすべて自費だったと聞いています」(スポーツ協会担当記者) 奇しくも、栄氏の退任以降、女子レスリングの低迷も始まり、先のアジア選手権では「初の金メダルなし」となった。栄氏の現場復帰は、東京五輪に向けての打開策とも言えそうだ。「目下、代表コーチを務めているのが、栄氏が寵愛する吉田沙保里です。今の彼女はタレントですが、東京五輪が近づくにつれ、コーチ業に重点を置いていくのでしょう。栄氏と再びタッグを組み、指導者として再スタートすることになりました」(同・記者) そこで気になるのは、吉田とライバル関係にあった伊調馨の出方だ。今年9月、世界選手権で敗れ、東京五輪出場の可能性は低くなった。伊調は今後についての明言を避けたが、「選手・指導者としてレスリングの発展に」とも語っていた。吉田と伊調の教え子たちが頂点を争う“シーズン2”が始まったと言っていい。「伊調の五輪の夢を絶った川井梨紗子は、吉田にとって至学館大の後輩で、つまり栄氏の指導を受けています。そんな川井は伊調を尊敬しており、その思いから『勝ちたい』とぶつかっていきました」(関係者) そんなさなかの11月27日、またぞろ騒動が起きた。川井が、出身地である石川県のレスリング協会で会長を務める下池新悟氏を、女性選手を見下す発言をしたとして批判したのだ。「その発言とは、石川県庁での県スポーツ特別賞の贈呈式後の取材で下池氏が『石川県には五輪内定者が2人いる。しかし残念ながら女だ』などと述べたものです。川井は他にも、長年にわたる“嫌がらせ”を訴えました」(スポーツ紙記者) 五輪まであと8カ月だというのに、女子レスリングは波乱含みだ。
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スポーツ 2019年11月29日 17時00分
元中日・亀澤、“パワハラ生配信”を謝罪も「間違ったことは1ミリもなく」発言が“先輩擁護”と批判
今オフ中日を戦力外となり、来シーズンは今年7月創設の沖縄の球団「琉球ブルーオーシャンズ」への加入が決まっている亀澤恭平。その亀澤が28日に自身のインスタグラムを更新し、25日に配信したインスタライブが波紋を広げている件について謝罪した。 亀澤は同日に行われた、中日野手の送別会の様子を自身のアカウント上でライブ配信。この中で、38歳のベテラン・藤井淳志が後輩2名に対し“プロ野球は部活じゃない”、“時代が時代ならしばきたい”、“今のお前たちはこの世界に残ってはいけない人たち”などと説教をする場面があったが、この様子が一部視聴者の間で「これパワハラじゃない?」、「後輩のためを思って言ってるんだろうけど、ちょっと言い方がきつくないか」、「自分も部下がいるから、説教すること自体は分からん話でもないが…」と物議を醸していた。 また、ライブ配信から3日後の28日には、この一件を『東スポWeb』(東京スポーツ新聞社)が報道。記事によると、今回の一件は加藤宏幸球団代表の耳にも入っているといい、来春キャンプではインスタを含めたSNSに関する研修を行うことも検討されているという。 このような経緯を受けてか、亀澤は自身のインスタ投稿内で「この度このようなことが起こってしまいファンの皆様の一部に、不快な気持ちをさせた事を、心からお詫びいたします」と今回のライブ配信について謝罪。 続けて、「藤井さんの事を、バッシングしてる方がいますが、先輩がいう事に、間違った事は1ミリもなく、誰も言えない事を、先陣をきって発言された事に、僕も含め、後輩たちは感謝しています」と藤井を擁護した。 また、「今までも、普段言わない事を、みんなの前でいう事で、さらなるチームの結束を強めてきました。それは、シーズン中でも変わらず一緒です」、「最後には、先輩達を筆頭に来年のチーム優勝を目指して、頑張っていこうと、みんな気持ちひとつになれた会でした」と今回の送別会が有意義なものだったと強調。 最後には再度、「不快な気持ちになった方は、すいませんでした」と謝罪の言葉をつづっていた。 亀澤の謝罪投稿を受け、ネット上には「お偉いさんとかにめちゃくちゃ怒られたんだろうな」、「亀澤が謝ることじゃないと思うけどなあ」、「球団は来春ではなく今すぐSNS研修をやった方がいい」といったコメントが多数。 同時に、「内部事情は知らないけど、藤井の発言に1ミリも間違いがないとは到底思えない」、「なんで藤井を擁護するんだ?一般企業なら訴えられてもおかしくない発言だぞ?」、「こんなのがまかり通ってるから7年連続Bクラスなんだよ」といった批判や呆れも多数寄せられている。文 / 柴田雅人記事内の引用について亀澤恭平の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/kamezawa.kyohei.53/
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スポーツ 2019年11月29日 11時38分
FA2勝のロッテも大きな代償? 楽天が狙う石井GMゆかりの選手、流出なら因縁の激化は必至か
今オフのFA勝者となった千葉ロッテマリーンズに“激震”が走る。 「現役の選手会長である鈴木大地(30)の退団はショックでしたが、フリーエージョント市場で美馬学(33)、福田秀平(30)を獲得しました。美馬、福田は他球団も狙っていたので、その争奪戦に勝ったのは大きい」(チーム関係者) 確かに、福田がロッテ入りを表明した直後、交渉を続けてきた中日が「トレードを考えなければ」と“追い詰められたようなコメント”も出していた。争奪戦を制し、チームの雰囲気も上々のようだが、この後が真の戦いである。人的補償のプロテクト名簿作りだ。 「美馬は人的補償の発生するBランク選手です。福田は発生しませんが、鈴木大地が楽天に行き、美馬が千葉ロッテに移籍することとなり、両球団は人的補償を巡って、すでに駆け引きを始めています」(スポーツ紙記者) 今さらだが、プロテクト名簿とはFA選手を獲得したチームが、旧在籍チームに対する“選手補填”のようなもの。28人までをプロテクトし、旧在籍チームはその名簿に記載されていない選手から引き抜くことができる。 千葉ロッテの名簿作成について、こんな冗談も飛び交っている。 「28人もいらない。名簿入りさせる28人を探すほうが大変」 選手層の厚いチームではないが…。 その名簿作成を巡る駆け引きは、FA交渉そのものよりもファンの関心が強い。昨年オフ、巨人は他球団のドラフト指名を辞退してまで入団した内海哲也、長野久義を引き抜かれ、ファンを騒然とさせた。 どうも、千葉ロッテも大きな代償を被りそうなのだ。 「楽天の本命は、涌井(秀章=33)のようです」(球界関係者) 涌井が「名簿漏れ」する可能性は少なくない。まず、涌井の推定年俸は2億2000万円(一部では2億円)。チームトップの高給取りだ。昨季の巨人の悲劇は別として、「高額年俸のベテランには手を出さない」という傾向もあり、「主力選手をあえて名簿から外して若手をガードする」作戦もある。 「17年オフ、海外FA権を行使して涌井はメジャーリーグに移籍しようとしましたが、失敗に終わりました。16年シーズンに10勝したのを最後に、2ケタ勝利から遠ざかっています。井口監督も、厳しい評価を下しています」(前出・スポーツ紙記者) 一方、楽天サイドだが、涌井を高く評価しているという。石井一久GMが西武で現役生活を終えており、その関係で若手時代の涌井も知っている。楽天からは「球種も豊富。ピッチングに対する考え方をちょっと変えれば」と、再生にも自信を見せていた。 「涌井はゴールデングラブ賞を4度も受賞した『チームの顔』ですよ。勝敗以外のところでの影響力が強い選手です。引き抜かれたとなると、チームの雰囲気も一変します」(前出・同) 巨人の二の舞を踏んでしまいそうだ。もっとも、千葉ロッテも、鈴木喪失による人的補償を楽天側に求めるつもり。「打てる外野手」を狙うそうだが、こんな情報も聞かれた。楽天は人的補償を求めようとし、最後に「誰もいらない」と言い返す、と…。屈辱以外の何物でない。今オフのFA補強を経て、両球団は因縁を深めつつある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年11月29日 11時31分
オリックス育成D3位、大阪桐蔭の中田唯斗と仮契約/岡崎大輔と育成契約
オリックスは育成ドラフト3順目で指名した大阪桐蔭高校の中田唯斗投手と28日、大阪市内で仮契約を締結した。背番号は「003」。 仮契約後、会見に臨んだ中田は「仮契約を終えて、プロとしての実感が湧いてくるとともに、頑張らなければという思いが強くなりました。先輩方のいいところを学び、一日も早く支配下選手になれるように頑張ります。一軍の舞台で活躍できるように、結果を求めて、今からしっかりと準備していきたいと思います」と謙虚な思いを口にした。 大阪桐蔭のOBである谷口悦司スカウトは「角度のあるストレートと、独特な軌道を描くスライダーが持ち味。ホームベースを縦、横、奥行きと大きく使える球種、球質があり身体にも馬力がある。緊張した場面でも力が発揮できるタイプで、打者に向かっていく強気な投球スタイルが魅力的な投手」と中田を評価。今年大阪桐蔭のエースを務めただけに、最速146キロの速球は磨けば武器になりそうだ。 また、高卒プロ3年目で戦力外通告を受けていた岡崎大輔内野手が、来シーズンは育成契約を結ぶことが球団から正式に発表された。背番号は「120」。岡崎はルーキーイヤーの終盤に一軍昇格し、プロ初ヒットを放つなど将来が有望視されたが、昨年と今年は二軍暮らし。チームは内野手が過多な状況であることから、育成からの再出発は厳しい道ではあるが、キャプテン気質の持ち主なだけに、チームにとっては必要な戦力だ。岡崎は今月高知で開催された秋季キャンプにも参加。「頑張ります」と練習に励んでいた。まだまだ若いだけに、伸びしろも十分にある。岡崎の巻き返しに期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2019年11月28日 22時30分
大晦日W-1大阪大会で、W-1王者・稲葉がGHC王者・清宮とタッグ結成、大仁田も参戦!
武藤敬司が主宰するプロレス団体WRESTLE-1(W-1)が、12月31日に大阪・エディオンアリーナ大阪で開催するビッグマッチ『WONDER CARNIVAL』の全対戦カードを発表した。 今大会には、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、ドラゴンゲート、プロレスリングZERO1、ランズエンドプロレスリングなど、フリー選手も含め団体所属外の選手が大挙として参戦する。首都圏では格闘技や年越しプロレスで盛り上がる大晦日だが、大阪のファンには待ちに待った大晦日のビッグマッチ開催となる。 メインイベントでは、W-1チャンピオンシップ王者の稲葉大樹が、GHCヘビー級王者の清宮海斗とチャンピオンタッグを結成。芦野祥太郎&中嶋勝彦の越境タッグと対戦する。清宮は「業界1位になるためにはやらなきゃいけない相手がいる」とも話しており、試合後に、稲葉とどんな展開が待っているのか注目だ。セミファイナルでは、武藤敬司が、ゼウス、望月成晃とトリオを結成し、近藤修司、諏訪魔、ボディガーと対戦。諏訪魔は15日に東京・大田区総合体育館で開催された『ザ・デストロイヤーメモリアル』で、「一番殴りたいのは武藤敬司」と、かつての師匠を名指ししており、この2人の緊張感溢れる攻防に期待したい。 他に注目したいのは、“邪道”大仁田厚の参戦だろう。大仁田は、田中将斗、レザー・フェイスとのトリオで、征矢学、大森隆男、AKIRAと、ストリートファイト・テキサストルネード・バンクハウス・電流爆破マッチで対戦する。大仁田は武藤敬司との約20年ぶりの再戦に向けて、大晦日という最高の舞台で爪痕を残したいところ。また、来年は海外で活動することを明言している黒潮“イケメン”二郎が、国内最後のリングとして古巣を選んだのも注目だ。 バラエティに富んだ全11試合で、大阪のプロレス闘い納めを行う。(どら増田)
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WBC“山本ジャパン”の目玉は松坂も認めたアノ男!
2012年10月08日 17時59分
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チラつく朝青龍の“影” 協会に蔓延する日馬富士の悪評
2012年10月07日 11時00分
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ダルビッシュ終戦も誇れる成績
2012年10月06日 17時59分
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斎藤佑樹ダメダメ! 消化試合で炎上しクライマックスは失格
2012年10月06日 17時59分
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松坂大輔 バレンタイン監督解任で“クビ”に向け拍車
2012年10月05日 15時30分
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年寄株買い上げで揺れる相撲協会
2012年10月05日 11時00分
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引退インタビュー 広島・石井琢朗「スーパーカー・トリオが原点」となった鉄人秘話(2)
2012年10月05日 11時00分
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引退インタビュー 広島・石井琢朗「スーパーカー・トリオが原点」となった鉄人秘話(1)
2012年10月04日 19時00分
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松坂との直接対決は黒田に軍配! ヤンキースが地区優勝果たす
2012年10月04日 15時30分
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“黒い疑惑”で中日に戻れない立浪がWBCの打撃コーチに就任へ
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福原愛の登場にオフィス街が「かわいい〜」とうっとり!
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西岡剛 ツインズを自由契約で阪神入りへ前進
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阪神大損! 城島引退の損得勘定
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ダルビッシュ痛っ! 寝違え? で松坂超えはならず
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大阪が『金本引退』に意外な反応! アニキとタテジマ球団の不思議な関係(後編)
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