スポーツ
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スポーツ 2020年07月06日 11時35分
ヤンキース・マー君にトレードの可能性 頭部打球直撃が引き金に? 放出先の有力候補も浮上
単なるアクシデントでは済まないだろう。 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手がキャンプ再開初日(7月4日/現地時間)、頭部に打球が直撃するアクシデントに見舞われた。対戦形式の練習に登板し、打球が田中に向かって一直線で跳ね返ってきたのだ。田中は首をすくめ、グローブを出したが、間に合わなかった。 「チームメイト、スタッフが駆け寄り、騒然となりました。最後は自身の足で歩き、ベンチに下がって行きましたが。病院で精密検査を受け、『異常ナシ』と診断されたものの、大事を取って、いったん開幕ローテーションから外れるのではないかと思われます」(特派記者) 田中は自身のツイッターやインスタグラムで「大丈夫です」とも伝えていたが、メジャーリーグは頭部に関する出場規約が厳しく作られている。その後、「脳震盪」というブーン監督の発表もあっただけに、慎重にならざるを得ないだろう。 「メジャーリーグに移籍して以来、6年連続の2ケタ勝利を収めています。今年は試合数が少ないので、その記録はストップしてしまいそう」(前出・同) 気になるのは、田中の契約だ。今季が7年契約の最終年である。試合数の激減、今回のアクシデントは考慮されるはずだが、最終年が成績ダウンとなれば、来年以降の新たな契約にも影響してくるだろう。減額提示、あるいは、田中サイドが希望する5年前後の長期契約も難しくなってくる。 「契約期間は3年、4000万ドル(約43億円)と更新内容が予想されていました。新型コロナウイルス禍で無観客試合は避けられず、当初の予想よりも低い金額になりそう」(米国人ライター) 田中の最大の武器は、ポストシーズンマッチに強いこと。メジャーリーグでは、ペナントレースの成績がイマイチでも、ポストシーズンマッチで活躍すれば昇給するという。しかし、こちらも一連の新型コロナウイルス禍で通常の交渉となるかどうか、疑問だ。 >>巨人、ウィーラーに続くトレードの可能性コロナ禍で吹く追い風、ソフトBの年俸額も抜き返すか<< また、契約最終年にかける意気込みについて、こんな情報も聞かれた。 「田中はノーワインドアップ投法でしたが、今年からワインドアップ投法に変えています。ボールに勢いを増すためのマイナーチェンジです。春季キャンプが途中で打ち切りとなったため、新しい投球フォームの実戦テストがまだなんです。実は、頭部に打球が直撃した4日が初めて、バッターに対して投げたものなんです」(前出・同) 気の早い話ではあるが、仮にヤンキースが優勝戦線から脱落してしまった場合、今回の出遅れが「トレードの引き金」になるかもしれない。下位低迷のチームが優勝争いを繰り広げているチームに高額年俸の選手や契約最終年の選手を放出するのは、よくあること。田中は「トレード拒否権」を持っているが、フィリーズには元ヤンキース指揮官のジラルディ監督がいる。そのことを指して、「田中の慰留契約が難行すれば、フィリーズに放出。田中もジラルディ監督のいるフィリーズならトレードを受け入れる」との見方も、米国内にはあるという。 打球直撃は大ケガにつながらなかったのは、不幸中の幸い。しかし、調整はもちろん、実戦テストが十分にされないまま、ペナントレース本番を迎えることになるかもしれない。田中にとって、つらいシーズンにならなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月06日 11時00分
オリックス先発6人に目処がついた西武6連戦、鈴木優や榊原翼が台頭!
先週は千葉・ZOZOマリンスタジアムで、千葉ロッテを相手に同一カード6連敗を喫したオリックスだが、そのまま関東に残り、今週は埼玉・メットライフドームで埼玉西武との6連戦を行った。<オリックス戦績 6.30〜7.5>対 埼玉西武ライオンズ(埼玉・メットライフドーム)▽6月30日●オリックス(アルバース)2-3(高橋光)埼玉西武○▽7月1日○オリックス(鈴木優)6-0(今井)埼玉西武●▽7月2日●オリックス(山崎福)5-9(本田)埼玉西武○▽7月3日△オリックス(榊原)4-4(ニール)埼玉西武△▽7月4日○オリックス(田嶋)4-3(松本)埼玉西武●▽7月5日 ○オリックス(山本)8-5(與座)埼玉西武●※オリックスの3勝2敗1分。今季通算は15試合4勝10敗1分け。※(カッコ)内は先発 今週はダブルエースの筆頭だった山岡泰輔が離脱したことにより、開幕ローテーション入りを果たした6人のピッチャーのうち、3人が登録を抹消されてしまった先発ローテーションの再編が課題となっていたが、鈴木優、山崎福也、榊原翼がいずれも来週に繋がるピッチングを披露。鈴木優は高卒6年目にして、プロ初勝利を5回ノーヒットのピッチングで手に入れた。これで先発6枚がひとまず固まったのは、大きな収穫と言っていいだろう。 しかし、中継ぎ陣に関しては引き続き不安を拭えない。敗れた試合はいずれもリリーバーが打たれて失点をしており、クローザーのディクソンは調子が上がって来て、セットアッパーとして加わったヒギンスも好調をキープしているが、その他の選手は不安定。7回まで投げられる先発が山本、田嶋しかいないのが現状なだけに、ここは早急に再整備する必要がある。ファームで復活した近藤大亮の昇格を待ちたい。 野手は守備に難があったジョーンズを、思い切って指名打者にしたのは良かったのではないだろうか。吉田正尚、T-岡田といった和製大砲の2人が好調で、ジョーンズ、ロドリゲスにも当たりが出て来た。安達了一が全試合出場出来れば良いのだが、そこはチームでカバーしていくしかない。ただ、控え選手が弱いのが気になるところ。怖さを感じる代打の切り札は、近年のオリックスに欠けているピースの一つであり、ファームで調整中の選手から突き抜けた選手が出てくれば出場チャンスはある。 オリックスは7日から本拠地、大阪・京セラドーム大阪に戻り、北海道日本ハムと福岡ソフトバンクを相手に6連戦ずつ対戦する。この12試合で、どこまで借金を返すことが出来るのかが鍵になるのは間違いない。西武6連戦で勝ち越して本拠地に戻れたことは追い風になり、ここからの巻き返しに期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年07月05日 11時00分
西武投手をオリックスコーチが突き飛ばす! 止まらない死球に監督も「恥ずかしい」、大乱闘が勃発した記憶に新しい警告試合
6月19日に開幕した今シーズンのプロ野球。開幕から7月2日までの全71試合で計50個が記録されるなど死球が続出しており、6月28日の広島対中日戦では死球の応酬で警告試合が宣告される一幕もあった。 >>広島対中日戦、死球の応酬で警告試合に「何当てとんじゃボケコラァ!」一触即発の険悪ムードにファンもピリピリ<< 同戦では6回裏に、広島先発・森下暢仁の投球が中日・大島洋平の背中に直撃。その後7回裏には、中日の2番手・三ツ間卓也が広島・會澤翼の左ひじに投球をぶつけてしまう。相次ぐ死球を受けた審判団は報復合戦につながる恐れがあるとして、會澤への死球直後に両リーグ通じて今シーズン初となる警告試合を宣告。これ以降死球を当てた投手は問答無用で退場になるという状況になった。 その後死球は出ず「10-3」で広島の勝利に終わったが、ネット上には「大怪我や乱闘に繋がらなくてよかった」、「宣告後に何事も無かったのは幸いだったな」といった安堵の声もあったこの試合。昨シーズンには死球を巡り大乱闘が勃発し、その後も退場者が続出した波乱の警告試合があった。 2019年8月13日に行われた西武対オリックスの一戦。この日西武先発の齊藤大将が、1回表にオリックス・福田周平、3回表に後藤駿太にそれぞれ死球を当ててしまう。後藤への死球直後にはオリックス・西村徳文監督がベンチから出てくるなど、少々きな臭い雰囲気が漂っていた。 そんな中、4回表に事件が勃発する。この回からマウンドに上がった西武2番手・森脇亮介が、2死満塁で打席に立った若月健矢の左ひじに投球を直撃させてしまう。森脇に詰め寄ろうとする若月を審判や西武捕手・森友哉が制止したが、その間にオリックス・佐竹学コーチが森脇に突進し両手で胸を突いた。 これを見た両軍ベンチが佐竹コーチの元に殺到したことで、マウンド付近で押し合いへし合いの大乱闘が勃発し球場は騒然。乱闘が沈静化した後に審判団は暴力行為による佐竹コーチの退場、そして同戦の警告試合を宣告して試合を再開した。 しかし、騒ぎはここでは終わらず、直後の4回裏にオリックス・田嶋大樹が森に死球を与え退場処分に。また、9回表には西武・平良海馬が福田に死球を与えて退場となり、本塁付近で両軍がにらみ合う事態に。同戦は「11-4」で西武が勝利したが、死球をきっかけに3人の退場者を出す大荒れの試合となった。 同戦後の報道では、西武・辻発彦監督が「4つも当てて恥ずかしいし申し訳ない」、オリックス・西村監督が「当てられたことに関してはここでしゃべるつもりはない」と語ったことが伝えられている。勝った方も負けた方も、非常に後味の悪い心境だったようだ。 冒頭の広島対中日の警告試合では広島ベンチから「何当てとんじゃボケコラァ!」とヤジが飛んだが、乱闘や退場といった事態にはつながっていない。波紋を呼ぶようなことが起こらなかったことは、非常に幸運なことだったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月05日 08時00分
一度は使ってみたいプロレスの言霊 「つまらない話を聞くなよ。止まるわけないだろう!」発言者・馳浩
プロレス中継の中でも屈指の名場面として今も語り継がれるのが、1987年に放送された馳浩と山田邦子の絡みであろう。若手の馳に凄まれた山田がすっかりひるんでしまった様子を見て、「やっぱりプロレスラーは凄いんだ」「人気者だからってプロレスを舐めるな」と留飲を下げたファンは多かった。 かつてアントニオ猪木は「プロレスに市民権を」と熱く語っていた。一部のプロレスファンだけが熱中するものではなく、広く一般からその価値を認められたいという意味である。 ひるがえって令和のプロレス界を見てみると、会場には若い女性が集まり、テレビのバラエティー番組ではレスラーたちが人気タレントと並んで出演している。こうした状況をもって「市民権を得た」とも言えそうだが、では、これが猪木の望んだプロレス界の理想なのか? おそらく「決してそうではない」と昭和のファンは反発するだろう。★プロレスファンが抱く選民思想 新日本プロレスの旗揚げ当初に掲げた“キング・オブ・スポーツ”の言葉通り、プロレスがあらゆるスポーツの頂点に立ち、万人から尊敬を集めるような存在になることこそが、猪木の悲願でありロマンであった。 だが、当時は他のスポーツやエンターテインメントと同列どころか、「ずっと価値の低いもの」とする声が主流だったために、まずは“市民権”という言葉を使ったのである。 世間から低く見られた理由とは、言うまでもなく八百長の問題であった。「なぜ、ロープに振った相手が戻ってくるのか」「相手の攻撃をあえて受けるのはなぜか」「そもそも勝敗は最初から決まっているのではないか」といった批判や疑問は、力道山の時代から幾度となく繰り返されてきたが、プロレス側から明確な回答がなされることはなかった。 世間的には「厳格なルールが定められ、それにのっとって真剣に行われる」のが、まっとうな競技であると理解されている。そうした価値基準からすれば、反則が当たり前でパフォーマンスも過剰、余計なものが盛られまくったプロレスは、まったくもって「くだらない」ということになる。 これに対して、のちの直木賞作家である村松友視は、デビュー作となった『私、プロレスの味方です』において「余計なものがあるから素晴らしいのだ」との視点を提示した。 決まり事や常識を超えたところに人間性の発露があり、そこに感動が生まれるというプロレスの捉え方は、それまで世間一般からはもちろんのこと、家族や友人からも「プロレスなんてくだらない」とさげすまれてきたファンにとって、大きな心の支えとなった。 しかし、その言説は平易な文章とは裏腹に、芸術論的な小難しい理屈を多分に含んだものであり、これをアンチの人々が積極的に受け入れたわけではない。そのため、熱心なファンたちは「分かる者だけ分かればいい」「プロレスを楽しめる我々こそが高尚で、分からない世間は低俗」というような一種の選民思想を抱くようになった。★大きな反発を生んだ新路線 プロレスファンのマニア化が進む中、別のアプローチでメジャー化を図ろうとしたのが、1987年4月に放送開始した『ギブUPまで待てない!! ワールドプロレスリング』であった。 当時、好感度ナンバーワンの山田邦子をMCに迎えて、それまでのプロレス中継『ワールドプロレスリング』を“プロレス+バラエティー”の名のもとにリニューアル。しかし、この方針は“選民”であるプロレスファンに受け入れられず、むしろ「何も知らない奴らがプロレスを玩具にしている」と大きな反感を買うことになる。 それを象徴したのが、海外遠征中に途中帰国し、同番組に出演した馳浩である。山田の「血なんかはすぐに止まるものなんですか?」との質問に、「つまらない話を聞くなよ!」と語気強く応じ、さらに馳は「止まるわけないだろう!」と続けた。これを受けて萎縮する山田…。 まだ若手にすぎなかった馳が、当代きっての人気タレントに堂々と反論してその軽口を封じたことに、ファンはこぞって喝采を送ることとなった。プロレス界を取り巻く空気を見事にすくい上げた、万事配慮の行き届いた馳ならではの名言であったが、一方で「やはりレスラーは乱暴で口の利き方を知らない」との批判も起こったという。 結局、テコ入れは大失敗に終わり、テレビ朝日はバラエティー路線から撤退。『ギブUP〜』はわずか半年で終了して元の『ワールドプロレスリング』に戻ったものの、悪循環から視聴率は振るわず、その後のプロレス中継は夕方枠、さらには深夜枠へと追いやられることになる。馳浩***************************************PROFILE●1961年5月5日生まれ。富山県小矢部市出身。身長183㎝、体重105㎏。得意技/ノーザンライト・スープレックス、裏投げ、ジャイアント・スイング。文・脇本深八
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スポーツ 2020年07月04日 11時00分
阪神・青柳の症状はイチローも苦しんだイップス?「野球人生のスランプ」1日1000球投げ克服した選手も
6月19日に開幕し、連日熱戦が繰り広げられている今シーズンのプロ野球。多くのファンがチームの勝敗や選手のプレーについてネット上に反応を寄せているが、中には心配の声が寄せられた選手もいる。その1人が阪神・青柳晃洋だ。 >>阪神・青柳、一塁へのバウンド送球を連発!「ずっと送球が定まってない」“イップス”への心配相次ぐ<< 青柳に心配が集まったのは、6月30日に行われた対中日戦でのこと。同戦に先発した青柳は6回1失点の好投を見せたが、3回裏に2度も一塁へバウンド送球をしてしまう。投手のプレーとしてはあまりにも不自然な送球であったため、ネット上には「何だ今の送球、青柳どうしちゃったんだ?」、「1イニングに2度もバウンド送球を投げるのはおかしい、もしかしてイップスじゃないのか?」といった心配の声が多数寄せられた。 青柳はプロ入り当初から送球難に悩まされている投手だが、同戦後の報道でバウンド送球は送球難克服へ向けた意図的なプレーだったと伝えられている。緊張や不安、もしくは何らかの理由により自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害『イップス』のような症状に苦労していることがうかがえるが、過去にはイップスに苦しんだ時期を乗り越え克服に成功した選手がいる。 横浜(2001-2010)、ソフトバンク(2011-)でプレーしている内川聖一は、プロ3年目の2003年にイップスを発症したと過去の報道などで伝えられている。プロ入り後の内川は主に二塁を務めていたが、先輩選手に囲まれて試合や練習を行う中で緊張や不安をため込んだことがイップスにつながったといわれている。 送球難からなかなか二塁のレギュラーをつかめず、2007年ごろからは二塁ではなく外野手・一塁手として起用されることが多くなった内川。ただ、このコンバートにより近距離での送球が減ったことが幸いし内川はイップスを克服。2011年からプレーするソフトバンクでも守備は安定しており、昨シーズンには一塁手として自身初のゴールデングラブ賞を受賞してもいる。 現役時代に日本ハム(1990-2005)で活躍した岩本勉氏は、プロ3年目の1993年にイップスを発症。小学生の頃からイップスを持っていたという岩本氏は、二軍での守備練習時に先輩内野手が舌打ちをしながら岩本氏のプレーに文句をつけ続けたことで、精神的負担がかかり悪化したと過去のインタビューなどで告白している。 制球難で思うように球が投げられなくなった岩本氏は、発症直後から投球動作を体に染み込ませるため1日1000球にも及ぶネットスローを敢行。また、1993年オフの秋季キャンプで当時のコーチからアドバイスを受け、サイドスローに転向したことも功を奏しイップスを克服。その後2005年で引退するまでに、「63勝3セーブ・防御率4.44・885奪三振」をマークした。 オリックス(1992-2000)、マリナーズ(2001-2012,2018-2019)、ヤンキース(2012-2014)、マーリンズ(2015-2017)で活躍したあのイチローも、2016年3月15日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)の中で過去にイップスを患い送球難に陥っていたことを告白している。イチローによると、イップスは高校2年生だった1990年から1997年ごろまで続いたといい、発症当時は「一番の野球人生のスランプ」と思い悩んでいたという。 どのように克服したかについてだが、イチローは「センスです。これは努力ではどうにもならない」と口にしている。克服できた理由については、自分自身にも分からないようだ。 以上の3名を見ると、イップスの発症には精神的・心理的不安、克服には環境の変化や自信の積み重ねが関係していると推測される。青柳も仮に送球難がイップスによるものだったとしても、原因に沿って対処すれば克服できそうだ。 特に参考となりそうなのは、ネットスローでの投げ込み、サイドスロー転向を機に克服した岩本氏の例。青柳はもともとサイドスローの投手だが、投球時にはそこまですっぽ抜けたような球は見られない。この投球時の動きを応用し、守備時にも横から腕を振って投げるようにすれば送球が安定する可能性はあるのではないだろうか。 昨シーズンは2ケタ勝利目前の9勝を挙げるなど、阪神の先発をけん引する存在として成長しつつある青柳。自身を悩ませる送球難が、1日でも早く解消されることを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月03日 19時30分
元ロッテ・里崎氏、阪神首脳陣に「大山を出そう」 スタメン固定を提案、「よく言ってくれた」賛同の声相次ぐ
元ロッテで野球解説者の里崎智也氏が3日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での阪神についての発言に、ネット上の阪神ファンから賛同の声が相次いでいる。 今回の動画で里崎氏は、6月30日~7月2日の各球団の戦いぶりをそれぞれ解説。この期間の阪神は中日相手に3連敗を喫しているが、里崎氏は自身が気になった選手やプレーについて解説した。 話題となっているのは、今後の阪神の課題についての発言。里崎氏は3連敗を喫する中で浮上した課題として「MBS(マルテ、ボーア、サンズ)砲をどうするか」と指摘。この3名の3連戦中の打率は、マルテが「.182」、ボーアが「.200」、サンズが「.200」といずれも低打率だった。 里崎氏は「あの3人はもう(スタメンに)並べない方がいい」と同時起用に苦言を呈した上で、「マルテ、ボーアのどちらかを引っ込めて大山を出そう」と提案。大山悠輔はここまで主に代打として打率「.250」をマークしている選手だが、里崎氏は「それが阪神の一番の起爆剤なような気がしてならない。今の流れを変えられるのは大山じゃないかな(と思う)」とスタメンに固定すべきと主張した。 >>阪神・矢野監督、金本前監督と同じ末路に? 100敗ペースの大不振、迷走采配は選手にも悪影響か<< 今回の動画を受け、ネット上には「里崎よく言ってくれた、首脳陣が考え変えるまでもっと言ってやってくれ」、「確かに他チームのファンからしても、阪神が何で大山を使わないのかは謎でしかない」、「マルテはまだ打ってる方だからいいけど、ボーアとサンズのどちらかは外して大山を使った方が絶対にいい影響がある」、「そもそも実績のある大山を開幕から控え扱いにしてるのが不満、わざと負けにいってるとしか思えないから首脳陣は早く目を覚ませ」といった賛同の声が多数寄せられている。 「里崎氏がスタメン固定すべきと主張した大山は、昨シーズン一塁手、三塁手として全試合に出場し、チームトップの14本塁打をマークした主力選手。しかし、今シーズンは首脳陣が大山とポジションが被る助っ人たちを優先的に起用しているため、開幕からここまで控え扱いが続きまともに使われてはいません。これで助っ人たちが本塁打を量産していたら話は違ったでしょうが、2日終了時点でMBS砲の3名はそれぞれ1本ずつしか本塁打を打てていません。多くのファンが『大山を使った方がよっぽどいい』と考えるのも無理はないでしょう」(野球ライター) 首脳陣はここまでMBSの3名を積極起用しているが、チームは2日終了時点で「2勝10敗・勝率.200」と断トツの最下位に沈んでいる。里崎氏の発言に賛同が集まったのは、それだけ首脳陣に不満を抱くファンが多いことの裏返しなのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww
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スポーツ 2020年07月03日 18時00分
女子卓球界に新星!? 石川佳純の妹が“東京五輪後”の主役に躍り出るかも…
来年に延期された東京オリンピックの女子卓球シングルス・団体の代表に内定している石川佳純。新型コロナウイルスの影響で試合などは行われていないものの、メディアに登場する機会の多い人気アスリートだが、これからは佳純よりその妹・梨良に、日本中が注目するかもしれない。「昨年7月のワールドツアー、オーストラリア・オープンなどで、梨良は常に姉に帯同していました。当時の佳純はスランプで、精神的にも滅入っていたのです。そんな姉に代わり、近い将来、梨良が日本女子卓球界の主役に躍り出るかもと期待されています」(テレビ局スポーツ局員) 梨良はアイドル顔負けの美貌の持ち主で、根強いファンがいることは伝えられていた。しかし、評価が高い理由は、単にかわいいからではない。「梨良は青山学院大の女子卓球部員で、プロのTリーグにも参戦しています。青学大は駅伝などスポーツでも有名ですが、卓球部はあまり強くありませんでした。その卓球部を3部から1部に押し上げたのが梨良なのです」(同) 青学大の卓球部に監督はいない。顧問はいるが、技術指導はしない。そうなると、部員たちのレベルアップは難しい。バイトを掛け持ちする部員もいるという、ややのんびりした空気が漂う中、梨良は1人で黙々と練習していたという。 短い時間で効率よくレベルアップすることを常に考え、その姿に部員たちがけん引されていったそうだ。 実際、青学大1部リーグ優勝の立役者となった梨良。五輪出場の目標もあったはずだが、姉を引き立てることを優先させてきた。「佳純は東京五輪後、第一線から退くとウワサされています。妹が自分の目標に専念するのはその後でしょう」(大学関係者) 卒業後は就職するため、今季限りで引退することを明言したという梨良。しかし、これまで「姉妹愛」「母校愛」を優先させてきただけに、第一線で活躍する彼女をぜひとも見てみたい。
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スポーツ 2020年07月03日 16時30分
広島・佐々岡監督に「二軍に落とせ」クレーム殺到 元巨人・斎藤氏も危惧、炎上続く新助っ人の代役は
2日に行われた広島対ヤクルトの一戦。この試合に登板した広島の助っ人投手・スコットの投球が、ネット上の広島ファンの怒りを買っている。 「5-5」と両チーム同点で迎えた9回裏、5番手としてマウンドに上がったスコット。この回を無失点で抑えれば、延長戦に持ち込むことができる状況だった。 ところが、スコットは先頭の坂口智隆に四球、山田哲人、青木宣親にそれぞれヒットを打たれ無死満塁の大ピンチを招くと、最後は村上宗隆にサヨナラ満塁ホームランを被弾。1アウトも取れないまま4失点を喫し、チームに「5-9」のサヨナラ負けを呼び込んでしまった。 スコットが1アウトも取れずにサヨナラを許したのは、先頭打者から4連打を浴び2点を失った6月21日・対DeNA戦以来早くも今季2度目。試合後の報道では、広島・佐々岡真司監督が「やられ方がやられ方なので、考えないといけないかもしれない」とスコットを配置転換する可能性を示唆したことが伝えられている。 >>広島・スコット、ボーア以上に「使えない」?新人を裏切る大炎上、MLB大物選手の獲得はあるか<< 今回の投球を受け、ネット上には「2週間足らずで2度炎上とか話にならない」、「先頭四球でそこからガタガタっていうのは典型的なダメ投手」、「抑えの適性が無さすぎる、佐々岡監督はすぐに配置転換した方がいい」、「『いけないかも』じゃないよ、手遅れになる前に二軍に落とせ」、「こんだけ酷い内容なのにどこに考える要素があるんだ」といった、スコットの配置転換や二軍落ちを求める声が強まっている。 また、同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)で今回の一戦を解説した元巨人・斎藤雅樹氏も、「抑えというのは勝敗に直結するのでそうは我慢してられない」、「広島はちょっと整えないと、ズルズルいってしまいそうな気がする」と、早めに手を打たなければ致命傷になるのではと危惧している。 「今シーズンから来日し練習試合では3試合無失点と好調だったスコットですが、開幕後は既に2敗と喫し防御率も21点台と大不振。状態が良くないことは明白なため、佐々岡監督に決断を求める声が強まるのも無理はないでしょう。もし配置転換に踏み切った場合、代役は昨シーズン抑えを務めたフランスアになるとみられますが、フランスアも防御率が5点台と安定感を欠く状況。そのため、ファンの間ではチームが3連覇を達成した2016~2018年の正守護神である中崎翔太や、現在二軍調整中の新助っ人・DJ.ジョンソンを推す声も高まっています」(野球ライター) 試合前時点では3位だったが、敗戦によりヤクルト、中日に抜かれ一気に5位転落となった広島。本日3日から始まる阪神との3連戦で、佐々岡監督が新たな継投策を披露することはあるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月03日 11時40分
阪神・矢野監督、金本前監督と同じ末路に? 100敗ペースの大不振、迷走采配は選手にも悪影響か
矢野阪神が中日戦に3連敗し、12球団最速で「10敗」に到達した(7月2日)。ここまで2勝10敗。計算上だが、120試合制だから、このまま行けばシーズン100敗の屈辱ということになるが…。 「4番を予定していたジャスティン・ボーアの不振が痛い。でも、連敗はボーア一人の責任ではありません。矢野燿大監督が思い詰めるようなことにならなければいいのですが」(在阪記者) 前任の金本知憲氏も就任3年目に「さらに3年契約を交わした」という一報が出た後に、“辞任”となった。契約途中での退団となった理由は、成績不振に尽きるが、この続投から辞任に急転した当時の流れが、今の矢野監督に重なりつつある。 「昨秋のドラフト会議ですよ。阪神は本拠地の甲子園、つまり、春夏の甲子園大会で活躍した高校球児ばかりを指名し、『自分トコの庭でスカウト活動をしたな(笑)』と他球団も苦笑いしていました。次年度の戦力補強を捨て、将来への投資をしました。ある意味、補強ゼロとも言えるドラフト指名でした」(ライバル球団スタッフ) 他球団の目には、矢野監督には長期的な視野に立って、チームの基盤作りをしてもらうと映っていた。育成と勝利の両立は難しい。 >>阪神・ボーアに「今すぐ二軍に落とせ」ファン激怒相手に救われた“怠慢走塁”、矢野監督のカミナリは必至?<< しかし、19-20年オフの間、ボーア以外にもジェリー・サンズ外野手、ジョン・エドワーズ投手らも獲得し、新加入の外国人選手は計5人、投手のガルシア、呂彦青、内野手のマルテの残留も決め、球団史上最多となる“助っ人8人体制”を編成した。 「ドラフト指名した高校生たちは二軍で育成、一軍の戦力補強は外国人選手。フロントは矢野監督に『勝利』を要求したんです」(前出・同) 2日の中日戦、2点ビハインドで迎えた9回表だった。ベテラン福留がチャンスを広げ、無死一、二塁。続く近本に「送りバント」のサインが出たが決められず、矢野監督はヒッティングのサインを出し直した。しかし、力のない打球がショート頭上に上がり、追い上げムードにも水を差してしまった。あと、1本のヒットが出ない…。 「自分が試合を決めなければと、ヘンに固くなっている選手が多い」(ベテラン記者) 矢野監督はここまで12試合で9通りの打線を作っている。「打線を固定し、我慢しろ」という指摘するプロ野球解説者は多い。矢野監督はレギュラーを固定しないことで、選手に「出場のチャンスあり」と発奮材料を与えている。解説者たち、矢野監督のどちらも正論だが、先日に失敗した選手、ヒットを打てなかった選手がベンチスタートとなっている。「ミスをしたら使ってもらえない」と、矢野監督の温情をはき違えている選手もいるのではないだろうか。 阪神フロントもチーム再建を長く待つつもりはない。「優勝の圧力」が矢野監督に重くのしかかりつつあるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月03日 11時00分
新日本NJCオカダ・カズチカが“先輩”石森太二を倒して準決勝進出!
新日本プロレスは2日、32選手が参加しているトーナメント『ニュージャパンカップ2020』(NJC)の準々決勝を、動画配信サービス新日本プロレスワールドで世界生配信した。 セミファイナルでは、オカダ・カズチカとジュニアヘビー級の石森太二による無差別級対決が実現。この2人は闘龍門時代の先輩と後輩の関係で、オカダが13期生、石森が9期生。石森が4期先輩にあたる。 30センチ近い身長差がある両者だが、身長で劣る石森が顔面をかきむしって奇襲を仕掛ける。だが、オカダはカウンターのフロントハイキックで石森を吹っ飛ばすと、セントーンアトミコ、エルボースタンプ、低空ランニングフロントキックと立体的な技で石森を追い込んでいく。 しかし、ここで花道から外道が登場。オカダは外道に意識が行ってしまい背後から石森が攻撃。チンロック、ギロチンドロップ、ロープを利用した投げっぱなしジャーマン、スリーパーホールドなどを繰り出し、オカダを苦しめる。ランニングバックエルボー3連発など力技で石森を突き放そうとするオカダだが、ハンドスプリングエルボーからYes Lockで締め上げられ、石森の意地から逃れられない。 オカダがリバースバックブリーカーを決めたところで、外道が再び登場。ここからは外道のインサイドワークに振り回される展開となり、石森はさらにYes Lockでオカダを締め上げるが、これを凌いだオカダはスクリュー式のツームストンパイルドライバーから、変型コブラクラッチへ。石森はレフェリーのシャツを掴んで巻き込むと、外道がまたまた乱入。しかし、オカダはドロップキックで排除。石森にもドロップキックを見舞い、変型コブラクラッチをガッチリ極めて、ギブアップ勝ちを収めた。 試合後、オカダは「本音言えば2人でやりたかったね。本当に昔から知ってる先輩なんで」とコメント。石森も「俺的にはルーツは一緒で面白いし、きょうで最初で最後の対戦とは思ってねぇから」と再戦をアピールした。オカダは3日の準決勝で高橋ヒロムと対戦する。新日本プロレス『ニュージャパンカップ2020』2020年7月2日配信会場非公表(無観客試合)▼トーナメント準々決勝○オカダ・カズチカ(16分52秒 変形コブラクラッチ)石森太二●(どら増田)
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