スポーツ
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スポーツ 2020年10月20日 11時20分
巨人・岩隈、「カネにうるさいヤツ」非難された過去 ポスティング決裂の裏にあった真相とは
日米通算170勝を挙げた岩隈久志投手(39=巨人)の引退が発表された(10月19日)。「近鉄バファローズのユニフォームを着たことのある現役選手のうちの一人」だ。合併消滅した近鉄、そして楽天の両方で最多勝のタイトルを獲得した右腕の雄姿を「もう一度観たい」と思っていたファンも多かったはず。日本球界に復帰した後は右肩手術の影響を配慮し、リハビリ中心の練習が続いていた。「練習は他選手と離れ、別メニューになるんですが、マジメにやっていました」(関係者) 巨人で勝利投手になることはできなかったが、後悔の念はないようだ。 >>引退の巨人・岩隈に「連絡してくれてありがとう」上原氏ら球界人から労い相次ぐ「また1人近鉄戦士が…」の声も<< 岩隈はオトナと子どもが同居しているようなピッチャーだった。 楽天球団が誕生した2005年、「新規参入の球団」ということで、その様子を取材させてもらった。選手たちが移動する新幹線の中で岩隈を見掛けた時のことだ。彼はチョコレートの入ったお菓子を食べながら、窓の外を眺めていた。ベテラン選手たちはニヤニヤしながら彼の方を見ていて、その目線に気づくと、「あっ、食べます?」とお菓子の箱を差し向けた。 こんな無邪気な野球小僧が、パ・リーグのごっついパワーヒッターたちをきりきり舞いさせていたのだ。 04-05年オフの野球報道は「岩隈一色」になった。 「近鉄、旧オリックスの両選手を楽天側と分配ドラフトで振り分けることになり、岩隈は義父がコーチとなった楽天に行きたいとし、抵抗しました。岩隈の保有権を持ったオリックスに対し、セ各球団も『もめているのなら』と交換トレードを申し込んできました」(ベテラン記者) 10年オフ、ポスティングシステムによる米球界挑戦では、同制度導入以来、初の交渉破綻というハプニングも経験した。破綻の理由は「カネ」。落札した米球団の提示額が低すぎたからだが、その裏には複雑すぎるオトナの事情が絡んでいた。 米球団は最初の交渉で「この金額しか出せない。ダメなら縁がなかったということで」と代理人に伝えた。代理人は国際試合を含めたキャリアを考慮し、「低年俸で契約したら、後に米球界に挑戦する日本人選手にも影響しかねない」と判断した。 当時を知る楽天関係者によれば、「この金額しか出せない」の言葉をそのまま岩隈に伝えたそうだ。岩隈にすれば、「自分は必要とされていないのか?」と不安になる。 「カネが理由でなければ、契約した方がいい」 楽天ナインもそう進言した。 「後に挑戦する日本人選手のために」なる代理人の主張も間違っていない。悩み抜いた末、もう1年待って、海外FA権の行使による挑戦に切り換えた。事情を知らない者からは「カネにうるさいヤツ」と誹謗されたこともあったそうだ。 「岩隈の交渉決裂がポスティグシステムの改定につながったのも事実です」(前出・同) 15年8月、日本人投手としては2人目となるノーヒットノーランも達成している。投球のスピードではなく、緩急で相手打者を翻弄させるのは、成熟したオトナのピッチングだ。同時に、日本人メジャーリーガーの未来や制度改定、国際試合の重責なども背負わされてきた。リハビリに徹した巨人での2年間も野球人生の糧となったはずだ。良い意味で「濃い現役生活」を送ったのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月20日 06時30分
スターダム初参戦!北斗晶提唱アッセンブル11.20上野大会全カード決定!
元プロレスラーで現在はタレントとして活躍中の北斗晶が提唱した女子プロレス活性化イベント「アッセンブル」の第2弾興行となる11.20東京・上野恩賜公園野外ステージ大会の全対戦カードが発表された。『Women’s Pro-Wrestling Assemble』2020年11月20日東京・上野恩賜公園野外ステージ17:00開始※第0試合は16:00開始(15:30開場)【全対戦カード】▼第0試合 Up-and-Coming Edition▽マーベラス彩羽匠 vs 桃野美桜▽センダイガールズ金子夏穂 vs 岡優里佳▽PURE-JAKARI vs 大空ちえ※試合順は未定▼OZアカデミータッグマッチアジャコング&米山香織 vs 加藤園子&小林香萌▼PURE-J シングルマッチ中森華子 vs KAZUKI▼シードリングタッグマッチ世志琥&松本浩代 vs 中島安里紗&花穂ノ利※レフェリー:南月たいよう▼センダイガールズタッグマッチ橋本千紘&DASH・チサコ vs 愛海&岡優里佳▼スターダムタッグマッチAZM&上谷沙弥 vs スターライト・キッド&飯田沙耶▼マーベラス 6人タッグマッチ渡辺智子&響&星月芽依 vs彩羽匠&門倉凛&MASHA SLAMOVICH▼T-HEARTS タッグマッチSareee&安納サオリ vs 朱崇花&川畑梨瑚▼Hall of Fame Edition ~特別試合ジャガー横田&長与千種&伊藤薫 vs ダンプ松本&堀田祐美子&KAORU※試合順は当日の抽選で決定する。 今大会はアッセンブルに加盟しているうちの7団体が試合を提供。フリー枠、レジェンド枠を含めた8試合を行う他、第0試合として、マーベラス、センダイガールズ、PURE-Jが1試合ずつ新人選手を起用したシングルマッチを行う。 第1回大会の試合提供を見送ったスターダムが、今回参加することが発表されたことから話題となっていたが、AZM&上谷沙弥 vs スターライト・キッド&飯田沙耶という主力ではなく、若くて勢いのある選手を出して来たのは、アッセンブルが掲げている「若い選手を観て(知って)もらいたい」という趣旨と一致していると言っていいだろう。 この日は、こちらも前回は見送られたレジェンド枠として、ジャガー横田&長与千種&伊藤薫 vs ダンプ松本&堀田祐美子&KAORUというドリームマッチも組まれており、OZアカデミーからはアジャコングも出場する。各団体の選手たちは、こうした女子プロレスの歴史を築いてきたレジェンドたちに試合では食われないような強い気持ちを見せてもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月19日 22時30分
東京女子プロレス11.7TDCホール大会タイトルマッチの前哨戦は坂崎ユカ率いる王者組の勝利!
東京女子プロレスは、年内最大のビッグマッチ『WRESTLE PRINCESS』11.7 TOKYO DOME CITY HALL大会の追加カードを発表した。【追加カード】▼第5代インターナショナル・プリンセス王座決定トーナメント準決勝中島翔子 対 上福ゆき▼第5代インターナショナル・プリンセス王座決定トーナメント準決勝乃蒼ヒカリ 対 舞海魅星▼第5代インターナショナル・プリンセス王座決定トーナメント決勝戦中島翔子対上福ゆきの勝者 対 乃蒼ヒカリ対舞海魅星の勝者【既報カード】▼プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合<王者>坂崎ユカ 対 瑞希<挑戦者=第7回東京プリンセスカップ優勝者>※第7代王者4度目の防衛戦。▼プリンセスタッグ選手権試合<王者組>辰巳リカ&渡辺未詩 対 天満のどか&愛野ユキ<挑戦者組>※第6代王者組5度目の防衛戦。▼シングルマッチハイパーミサヲ 対 赤井沙希※ほか数試合予定。【参戦決定選手】まなせゆうな 17日に開催された『フォールツアー'20~WOMM(レスリング・オブ・マイ・マインド)~』東京・新木場1stRING大会のメインイベントでは、11・7 TDCホールで開催されるプリンセス・オブ・プリンセス選手権、坂崎ユカ対瑞希、プリンセスタッグ選手権、辰巳リカ&渡辺未詩対天満のどか&愛野ユキのダブル前哨戦が30分3本勝負の6人タッグマッチで行われた。1本目は天満が渡辺を、2本目は坂崎が瑞希を、3本目は辰巳が天満を下し、王者トリオが2-1で制しており、挑戦する3選手にとっては、苦しい前哨戦となってしまった。 第5代インターナショナル・プリンセス王座決定トーナメントも、好勝負が続いていることから、TDCホール大会も大いに期待出来るだろう。◆東京女子プロレス◆『フォールツアー'20~WOMM(レスリング・オブ・マイ・マインド)~』2020年10月17日東京・新木場1stRING▼メインイベント(30分3本勝負)○坂崎ユカ&辰巳リカ&渡辺未詩(2-1)瑞希&天満のどか&愛野ユキ●①●渡辺(10分3秒 体固め)天満○※爆れつブルドッグ②○坂崎(5分14秒 片エビ固め)瑞希●※マジカル魔法少女スプラッシュ③○辰巳(5分22秒 片エビ固め)天満●※ミサイルヒップ※坂崎組の勝利
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スポーツ 2020年10月19日 20時30分
西武・東尾元監督、福本氏からの“衝撃の指摘”明かす 自身の投球が劇的変化? ノムさん・梨田元監督も対策に苦労か
元西武で野球解説者の石毛宏典氏が18日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元西武監督で野球解説者の東尾修氏がゲスト出演。元阪急・福本豊氏について言及した。 >>元西武・石毛氏に球団マネージャーが激怒「どうするんだこれ!」“一流の勲章”を巡る修羅場を暴露<< 今回の動画で、東尾氏は自身の現役時代にいい打者だと感じた選手をテーマにトーク。その中で福本氏の名前を挙げ、現役時代の知られざるやりとりや対策を明かした。 現役時代は阪急一筋でプレーし、NPB歴代1位となる通算1065盗塁を記録した盗塁のスペシャリストだった福本氏。動画で具体的な時期は明かしていないが、その福本氏も交えたある会食の席で、東尾氏は「なんで福本さんはそんな簡単に盗塁できるんですか?」と聞いたという。 すると、福本氏は「お前分かるやないか、ホームに放る時は」と、東尾氏にはクセがあり盗塁を試みやすいと回答。東尾氏によると、当時の自身は塁上に走者を置いている時は「ホームに投げようか、牽制しようか」と常に考えていたというが、そこから投球動作に移る際、本塁側にわずかに体が傾いていたとのこと。自身でも気づかないようなこのクセを福本氏は見抜き、盗塁・帰塁の判断に活かしていたという。 福本氏の言葉を受けて東尾氏は、翌年の春季キャンプで福本氏の対策に着手。チームのキャンプ地に派遣されていた審判にブルペンに立ってもらい、牽制の際にどれくらい体や肩を動かせばボークになるのかを細かくチェックしてもらったという。東尾氏いわく、この取り組みはボークに該当しない鋭い牽制を身に染み込ませると同時に、審判に「東尾の牽制はボークじゃない」という意識を植え付ける狙いもあったという。 これ以外にも、福本氏が二塁上にいる場面を想定し、スライディングで帰塁する走者の足を狙って牽制球を投げる練習も重ねていたという東尾氏。実際に福本氏を刺せたかどうかは明言していないが、福本氏への対抗心で牽制技術を磨いたことは自身にとって「財産」になったと語っていた。 東尾氏はこの他にも自身の配球に影響を与えたという打者や、若い打者を打席に迎えた際に必ず行っていたルーティーンについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「本人も気づいてないクセを見抜くって洞察力が凄いな」、「お酒も入ってたのかもしれないけど、敵投手相手に企業秘密を簡単に教えるのはびっくり」、「盗塁させないために審判も味方につけようとしたのは東尾さんの執念を感じる」、「ノムさんとかが対策講じたのは有名だけど東尾さんの話は初めて聞いた」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に阪急(1969-1988)でプレーした72歳の福本氏と、西武(1969-1988/前身球団含む)で活躍した70歳の東尾氏。両者は1969年から1988年にかけパ・リーグでしのぎを削り、引退後東尾氏は監督として西武(1995-2001)を指揮。一方、福本氏はオリックス(1989-1991)、阪神(1998-1999)でコーチを務めたものの監督経験はなく、阪神コーチ退任後は現在に至るまで野球解説者として精力的に活動している。 「東尾氏が対策に力を入れた福本氏ですが、足を封じるために策を講じた選手は他にもいます。南海で長らく選手兼任監督を務めた野村克也さんは1秒でも早く二塁に送球するため、投手に足をほとんど上げずに投げさせる“すり足クイック”を考案。これが球界でクイック投法が一般化したきっかけとも言われています。また、近鉄・日本ハム・楽天で監督を務めた梨田昌孝氏は近鉄でプレーしていた現役時代、福本氏が塁に出た際は右足を半歩下げて構え、送球動作に移しやすくしていたことを明かしています」(野球ライター) プロ21年間で「697登板・251勝247敗・防御率3.50」といった通算成績を残した東尾氏。このような成績を残せたのも、福本氏の盗塁阻止に執念を燃やした賜物であるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2020年10月19日 19時45分
引退の巨人・岩隈に「連絡してくれてありがとう」上原氏ら球界人から労い相次ぐ 「また1人近鉄戦士が…」の声も
これまで近鉄(2000-2004)、楽天(2005-2011)、マリナーズ(2012-2017)、巨人(2019-)と日米4球団でプレーしてきたプロ21年目・39歳の岩隈久志。19日、その岩隈が今シーズン限りで現役を引退することを巨人が発表した。 日米通算で「376登板・170勝108敗・防御率3.31」といった成績を残し、沢村賞(2008)、最多勝(2004,2008)、最優秀防御率(2008)、最高勝率(2004,2008)と数々のタイトルを獲得した岩隈。だが、NPBに復帰し巨人に入団した2019年以降は右肩の故障や右鼠径ヘルニアの影響で、現在に至るまで一軍登板がなかった。 その岩隈の引退発表を受け、複数の選手・OBが自身のSNSを通じてコメントしている。同じく今シーズン限りでの引退を表明している阪神・藤川球児は、19日に自身の公式ツイッターに「先程、本人と連絡も取れて同じ年に引退で…本当に深い縁を感じます」、「2人で、引退後楽しい毎日を過ごそうねと話しました」と投稿。岩隈から直接引退の連絡をもらったことや、引退後についても会話を交わしたことを明かしている。 >>引退の阪神・藤川に「やっぱり…」川上氏がシーズン前の“予兆”を告白プロ22年目の決断にファン・OBから惜別相次ぐ<< 自身が引退する2019年5月20日まで共に巨人でプレーした上原浩治氏は、19日に自身の公式ツイッターに投稿。「知ってる選手、一緒に戦った選手たちが段々と居なくなるのは寂しい」と率直な思いを吐露しつつ、「前もって連絡してくれてありがとうね ゆっくり休んでな」とねぎらっている。 2005年から2008年にかけ楽天で同僚だった一場靖弘氏は、19日に自身の公式ユーチューブチャンネルのツイッターアカウントに「楽天創設期、共に投げ合い、岩隈さんの存在が投手陣の支えでもありました」、「残りの野球人生をいろんな想いもあるかと思いますが、思いきり楽しんでください」と投稿。同僚だった時代を振り返りつつ、最後まで野球を楽しんでほしいとエールを送った。 岩隈の引退については、ネット上にも「引退って聞いてびっくりした、右肩の故障さえ無ければ日米200勝達成できたかもしれないのに…」、「復活を願ってただけに悲しい、今まで本当にお疲れ様でした」、「巨人では投げられなかったけど、過去の活躍が色あせることは無い」、「引退試合とかやるなら、最後に一球だけでいいから一軍で投げる姿が見たい」といった反応が多数寄せられている。 同時に、「岩隈の引退でまた1人近鉄戦士がグラウンドを去ることに…」、「近鉄経験者はこれで何人だ?もう1人、2人ぐらいしかいないか?」などと、2004年限りで消滅した近鉄を絡めたコメントも複数見受けられた。なお、岩隈の引退により、近鉄への在籍経験を持つ現役選手はヤクルトの近藤一樹、坂口智隆の2名のみとなっている。 現時点で引退試合やセレモニーが行われるかは不明だが、23日に引退会見に臨む予定と伝えられている岩隈。会見の席上でどのような言葉を口にするのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について藤川球児の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/kyuji22fujikawa上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara一場YouTubeチャンネルのツイッターアカウントよりhttps://twitter.com/Dokun99795981
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スポーツ 2020年10月19日 17時30分
DeNA、首位ジャイアンツに意地の連勝! エスコバー&パットンに“野球の神様”から贈られたような白星
「オトコハダマッテナゲルダケ」。セ・リーグ首位独走中のジャイアンツ相手に痛快な連勝を飾った18日、流れを変える好投で今シーズン初勝利を挙げ、お立ち台に上がったエドウィン・エスコバーがマイクに向かって発したお馴染みのフレーズ。16日にも鮮やかな逆転勝ちでスペンサー・パットンに今シーズン3勝目が付き、ラミレス監督が「今シーズンベストな勝利」と評した両ゲームで、奇しくもフル回転でチームを救う両助っ人に白星が付くこととなった。 エスコバーは今シーズン51試合に登板し、1勝3敗15ホールド、防御率1.98。特に横浜スタジアムでは、24試合で失点は1だが自責点は0で、防御率は0.00をキープ中と驚異の活躍。 パットンも今シーズン49試合登板で3勝2敗15ホールド、防御率は4.37だが、これは9月3日の東京ドームでの先発の大炎上が響いての数字。勝ち星の付いた16日には失点してしまったが、それまでは16試合連続無失点が続いていた。 ベイスターズは103試合を消化しているので、2人とも約半数に登板。昨年71試合登板の三嶋一輝が、今までの絶対的クローザー・山崎康晃の不調で抑えに回ったことからも、両助っ人のありがたみはさらに増している。外国人枠の問題で最近は交互にベンチ入りすることが多いが、それでもセ・リーグ登板数1位2位を独占していることは特筆ものだろう。 両助っ人は2017年最初からパットンが、エスコバーは同年途中からベイスターズに入団し、共に大車輪の活躍でブルペン陣を支え続けている頼れる存在。ラミレス監督のマシンガン継投の根幹となっていると言っても過言ではない。 16日のパットンは手痛い失点をしてしまったが味方が逆転。18日のエスコバーは0ー5のビハインドで1イニングを投げ、やはり味方が大逆転。まさか野球の神様がこれまでの労いでの勝ち星をプレゼントしてくれた訳ではなかろうが、そう感じさせてもおかしくないようなチームへの献身を、両鉄腕は常にしてくれているのである。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年10月19日 17時00分
楽天・下妻に「センターのいいプレーを台無しに」達川元監督が苦言 失点を招いた守備への批判に「まともに防いだら反則」と反発も
元広島監督で野球解説者の達川光男氏が、18日未明放送の『S☆1』(TBS系)にVTRで出演。楽天のプロ8年目捕手・26歳の下妻貴寛に苦言を呈した。 今回の放送で達川氏は、同日に行われ楽天が「4-11」で敗れた楽天対ソフトバンク戦について解説。その中で、同戦に「9番・捕手」でスタメン出場した下妻のプレーに物申した。 >>楽天・内田は「バントはさせないし作戦も出したくない」?知られざる育成計画を大久保氏が告白、星野監督が納得したワケは<< 達川氏が問題視したのは、両チーム無得点の3回裏2死二塁の場面で飛び出たプレー。打席のソフトバンク・周東佑京が中前打を放つと、二塁走者・川瀬晃は一気に本塁に突入。中堅・小郷裕哉からの返球を本塁前で捕球した下妻はタッチに行ったもののセーフとなり、その後のリクエスト検証でも判定は覆らなかった。 この場面について、達川氏は「タッチが悪い、下妻は(プレーが)甘いよね」と下妻のプレーをバッサリ。続けて、「捕手が追いタッチになるのは絶対分かるんだから工夫せなアカンよね。もうちょっと三塁寄りにポジションをとらないといけない」と、本塁前では三塁側に位置取りをして捕球・タッチをするべきだったと苦言を呈した。 また、達川氏は「あれだけのセンターのいいプレーを台無しにしちゃダメだ」ともコメント。小郷の返球は素晴らしかったが、下妻の守備がそれを台無しにしたとも指摘していた。 今回の放送を受け、ネット上には「達川が厳しく言ってるけどごもっともだと思う」、「返球的にはアウトのタイミングだった、下妻がもう少し詰めてタッチに行けていれば…」、「こういう細かいプレーができない捕手は使ってほしくない」といった反応が多数寄せられている。 一方、「あれ以上三塁側に体寄せたらコリジョンに引っかかるだろ」、「まともに防いだら反則になるから多少の追いタッチは仕方ない面もある」、「走路塞いだらコリジョンでセーフにされるし、規則ギリギリのプレーだったのでは?」といった反発も複数見受けられた。 「球界では2016年から走者と捕手の衝突を防ぐためコリジョンルールが採用されていますが、このルールについて公認野球規則では『捕手が、ボールを持たずに本塁をブロックするか(または実際に送球を守備しようとしていないとき)、および得点しようとしている走者の走塁を邪魔するか、阻害した場合』規則違反で走者はセーフになると定められています。今回のプレーは下妻の捕球とランナーの突入が同タイミングだったため、あらかじめ三塁側にポジションを取っていたら規則に引っかかっていたのではないかと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) この試合に敗れ、4位西武に0.5ゲーム差まで迫られた3位楽天。Aクラス死守へ向けては、今回のようなもったいないプレーを1つでも減らせるかも鍵となりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月19日 11時30分
新日本、EVILが内藤哲也をKO!「(挑戦を)受けるか受けないかはお前に委ねてやるよ」
新日本プロレスは18日、最強戦士決定戦『G1クライマックス30』優勝決定戦を東京・両国国技館で開催した。 内紛が囁かれているバレットクラブ内において、結託説があるEVIL&高橋裕二郎が、内藤哲也&BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとセミファイナルで対戦した。EVIL組のセコンドには、マネージャーのディック東郷が付く。 Bブロック公式戦ではIWGP二冠王者の内藤に勝利を収めているEVILだが、先発は内藤と裕二郎。2人はかつてのパートナーという因縁がある。しかし、これはEVILの作戦で、すぐにEVILが襲撃して裕二郎に加勢する。ロスインゴ勢を分断したバレットクラブは、場外で東郷がBUSHIを襲撃するなど、相変わらずのやりたい放題。 ダメージが強いBUSHIの分まで奮闘する内藤。蘇生したBUSHIはミサイルキックから、トペ・スイシーダで体重差のあるEVILに突っ込んでいく。しかし、東郷がレフェリーを引きつけている間に、バレットクラブは連携で形勢を逆転。EVILはBUSHIをラリアットで吹っ飛ばすと、ダークネスフォールズからScorpion Deathlockでギブアップ勝ち。ゴングが鳴らされても技を解かないEVIL。内藤が詰め寄ると、背後から東郷がスポイラーズチョーカーで内藤の首を絞め落とし、EVILは内藤に決め技・EVILでKO。二本のベルトを持ったEVILが倒れた内藤の前に立ちはだかった。 試合後、東郷は「おいっ!内藤!今月でレンタル期間、終わりだよ」と以前、内藤がEVILに放った言葉をお返し。EVILは「受けるか受けないかはお前に委ねてやるよ」と余裕のコメント。内藤はフラフラになりながらも、「(公式戦で)俺に土をつけた選手に、俺とのタイトルマッチを主張する権利は十分にありますよ。後は新日本次第」と会社の判断に任せるとしながらも、EVILの挑戦には前向きな発言をしている。 次期シリーズでは、ビッグマッチ『POWER STRUGGLE 』11.7大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)大会を控えているだけに、今後の展開に注目したい。◆新日本プロレス◆『G1クライマックス30』2020年10月18日東京・両国国技館 観衆 2928人▼タッグマッチ(30分1本勝負)内藤哲也&●BUSHI(14分14秒 Scorpion Deathlock)EVIL○&高橋裕二郎(どら増田)
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スポーツ 2020年10月19日 11時20分
巨人・小林、今オフの放出説が再燃か V目前での二軍落ち、ドラフト会議にもある噂が?
逆転負けを喫したDeNA戦の試合前(10月18日)、巨人に関する“衝撃的な情報”が飛び込んできた。小林誠司捕手の出場登録が抹消され、代わって岸田行倫が一軍に昇格する、と――。 原辰徳監督は「もう一つ、本来の小林に戻っていなかった」(代表取材)と説明していたが、ルールでは10月28日まで一軍再登録することはできない。試合前の優勝マジックナンバーは「8」。小林は一軍メンバーとして、優勝・胴上げの輪からも弾き出されたことになる。 「大城、炭谷が各投手と息の合ったところを見せ、小林が故障で離脱していたペナントレース前半、岸田も『第3捕手』として奮闘していました」(スポーツ紙記者) 小林の故障が癒えて、再登録されたのは9月18日。復帰後の打撃成績は0割5分6厘であり、守備で貢献してきたとは言え、代打起用も可能な岸田の方が戦力になるのかもしれない。今後の小林のモチベーションを懸念する声も多く聞かれた。 プロ野球OBが“選手心理”をこう語っていた。 「怪我でチームを長く離れ、それだけでも疎外感みたいなものを持ってしまうのに、優勝目前での二軍落ちですからね。精神的にこたえたと思います」 また、10月26日のドラフト会議で「巨人が捕手を指名する」との情報も交錯している。こうした状況を考えると、一時期、噂になった放出説まで再燃してきそうである。 >>“被害者”は巨人・中川だけじゃない?直後に大炎上したベテランも、リリーフカーを巡る珍事が起こるワケは<< もっとも、今回の降格を前向きに捉える声もあった。 「日本シリーズですよ。ペナントレースの終了間際になっての二軍調整と言えば、それしかないでしょう」(球界関係者) パ・リーグは混戦状態が続いていたが、福岡ソフトバンクがそれを抜け出しつつある。2年続けて福岡ソフトバンクと戦うことになれば、マークしなければならないのは、盗塁王のタイトル獲得も濃厚になってきた周東佑京だ。 奇しくも、小林の登録が抹消された日、周東は5多数4安打と大当たりで、同日だけで3盗塁をマークしている。特に3打席目に放った三塁打だが、「普通の打者なら、二塁打」というライト線のゴロヒットだった。チームは今季最多の11得点を挙げたが、大量得点は周東の足が相手チームを攪乱させた結果とも言える。この駿足を封じ込めなければ、昨年の「日本シリーズ4連敗」のリベンジはない。 「巨人の一軍捕手の中で一番肩が強いのは、小林。シリーズ対策のための再調整だということがきちんと伝わっていればいいんですが」(前出・同) 昭和40年代の巨人を知る年長のプロ野球解説者や関係者によれば、故・川上哲治監督はパ・リーグ優勝チームの対策を講じるため、正捕手だった森昌彦(現・祇晶)氏をベンチから外し、スコアラー同様、視察に行かせたこともあったそうだ。 打撃好調の大城、若手投手を巧みにリードする炭谷、成長株の岸田。今季、故障で全く良いところがなかった小林にとって、日本シリーズは“ラストチャンス”となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月18日 17時00分
“被害者”は巨人・中川だけじゃない? 直後に大炎上したベテランも、リリーフカーを巡る珍事が起こるワケは
3日に行われた巨人対阪神の一戦。試合は「7-4」で巨人が勝利したが、試合結果以上に話題になったのが巨人・中川皓太を巡る珍事だった。 珍しい事態が起こったのは、「7-4」と巨人3点リードの9回裏2死の場面。この回、巨人は5番手・堀岡隼人が3失点、6番手・宮国椋丞が1失点と阪神に追い上げられていたため、原辰徳監督は守護神・デラロサの投入を決断。ところが、場内にデラロサの名前がコールされる中、リリーフカーで現れたのはなぜかデラロサではなく中川。リリーフカーから降りた中川はマウンドに上がることなくそのままベンチ裏へと下がり、その後再度リリーフカーでデラロサが登場した。 デラロサが無失点で抑え勝利した試合後、原監督は「僕と宮本(和知投手チーフコーチ)の間では意思疎通はできていたんだけど、その次に送った人が『中川』って言ったみたい」とベンチの伝達ミスが珍事の原因だったとコメント。同時に、「中川に罪はない。ベンチが悪い」と予期せぬ事態に巻き込まれた中川をかばった。 >>巨人・原監督「来なくていいよ!」森野氏の挨拶に激怒?“塩対応”の裏に隠された真意は<< コールされていない投手がリリーフカーで登場したという今回の一件。ネット上には「リリーフカーが別人乗せて登場なんて初めて見た」、「過去にこんな例他にあるのか?」といった驚きの反応が多数寄せられているが、リリーフカーが関係する珍事は実は以前にも何度か起こっている。 今回の一件と同じく別人がリリーフカーで登場したのが、2011年4月27日のロッテ対オリックス戦。7回裏無死満塁のピンチでオリックスは小林雅英を起用するも、福間納コーチがブルペンに交代選手の名前を伝え間違えたことで、小林ではなく吉野誠がリリーフカーで登場。吉野はリリーフカーから降りてベンチに下がり、本来乗るはずだった小林はベンチ裏から走ってマウンドへ上がった。なお、この珍事が影響したのか、登板後の小林は押し出し四球を与えた上、3点三塁打を浴びるなど散々な投球だった。 別人がリリーフカーで登場後、車から降りずに乗ったままブルペンまで引き返す事態が起こったのが2012年8月30日のロッテ対楽天戦の7回表。この回が始まる前、ロッテは先発・小野晋吾が続投し投球練習を行っていたが、ブルペンに小野の続投が伝わっておらず南昌輝がリリーフカーで登場。投手交代が告げられていないためマウンドに上がることはできない南は、リリーフカーに乗ったままブルペンへ帰還。結局、その後試合が終わるまで南は起用されていない。 2013年9月26日阪神対DeNA戦では、DeNA側の采配が阪神側の珍事を引き起こしている。8回表一、三塁、打者は松本啓二朗という場面で阪神は松田遼馬に代え加藤康介を起用するとブルペンに連絡していたが、松本に代打が送られたため一転して松田は続投。ところが、連絡役の中西清起コーチがブルペン側への連絡を失念していたため、起用が取り消された加藤を乗せたリリーフカーが一度右翼から登場し、その後バックで引き返すという事態が起こっている。 中川の件も他の3件も、原因はベンチ側の伝達ミスで起きたリリーフカーを巡る珍事。巻き込まれた選手の投球に悪影響が及ぶ可能性もあるため、巨人首脳陣は今後同じことが起きないよう気を配る必要があるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ
チーム史上初の記録的快投 ソフトバンク・モイネロが「3者連続3球三振」を達成
2018年05月17日 17時30分
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スポーツ
日本ハム 清宮幸太郎「早期一軍昇格」に隠された裏密約
2018年05月17日 12時00分
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スポーツ
ネット暴走「日大ラクビー部最低だな」 日大アメフト部とは無関係の団体に“お門違い”の批判
2018年05月17日 11時50分
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スポーツ
ロッテ謎の魚が「台湾への旅」を終了、いよいよ本拠地マリンに出没か?
2018年05月17日 06時45分
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スポーツ
清宮の一軍定着を知らせる「球界の慣例」
2018年05月17日 06時30分
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スポーツ
日本公演直前のPPVで、中邑真輔がWWE王座にアスカがSD女子王座に挑戦!
2018年05月16日 21時45分
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グラン浜田の実娘、プロレスラー浜田文子が覚せい剤で逮捕!
2018年05月16日 21時10分
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【DeNA】ラミレス監督、息子と同じ障がい児のためにボランティア活動 ラミちゃんスタンプ発売
2018年05月16日 17時45分
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探すのも楽しみ方の1つ?NHK大相撲中継に映り込む有名人たち
2018年05月16日 17時30分
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貴乃花親方 「女人禁制問題」を尻目に我が道を進む夏場所
2018年05月16日 12時00分
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梅雨シーズンに開催のプロ野球交流戦。今年も大雨強行必至!ゆとりある日程作りを!
2018年05月16日 06時45分
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「サブロ〜」でお馴染みウグイス嬢、ロッテ谷保恵美さんが担当試合1700試合達成へ!
2018年05月16日 06時30分
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また1つ結果を残したエンゼルス・大谷 “1試合での二刀流”を待ちきれないファンも?
2018年05月15日 17時45分
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1軍の厳しさに直面する日本ハム・清宮 今後はどうなる?
2018年05月15日 17時30分
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オリックス担当記者が分析、痛すぎた楽天3連敗…西&山岡に勝ち星を!
2018年05月15日 06時40分
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【DeNA】”ドット柄ユニフォーム”がハマスタをジャック!熱を増す「YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL」
2018年05月15日 06時30分
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松坂「故障降板」で高橋監督が選択したベテラン排除の采配
2018年05月15日 06時10分
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那須川天心が提唱したRIZIN世界キックトーナメントが実現!堀口恭司戦実現か?
2018年05月14日 21時45分
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土俵下の親方も感心?貴乃花部屋所属の3力士がファンから高評価
2018年05月14日 17時45分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
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2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
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2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
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2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分