スポーツ
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スポーツ 2020年10月21日 20時30分
巨人・阿部、敵選手の選手生命を救う? イップス克服に繋がったアドバイスを大久保元監督が明かす
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が20日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。現在巨人で二軍監督を務める阿部慎之助について言及した。 >>巨人・阿部二軍監督がドラフトで試される?「1位は外野手」上層部の意向に秘められた課題とは<< 今回の動画で大久保氏は、現役時代巨人(2001-2019)一筋で活躍した41歳の阿部をテーマにトーク。その中で、緊張や不安などの理由により自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害“イップス”を巡る、阿部との知られざるエピソードを語った。 現役通算で「2282試合・.284・406本・1285打点・2132安打」といった数字を残し、2012年には首位打者(.340)、打点王(104打点)を獲得するなど強打の捕手として鳴らした阿部。だが、プロ1年目の2001年にはファン・マスコミからの批判が原因でイップスを発症しており、当時同僚だった元巨人・上原浩治氏から精神面の助言を受けるなどして克服したことを過去に明かしている。 動画内で具体的な詳細は明かされていないが、楽天一軍監督を務めていた2015年のチームにイップスに苦しむ若手選手がいたという大久保氏。何とかしてやりたいという思いでイップスの経験がある阿部に電話し、「(イップス克服の)やり方、方法はあるの?ちょっと(若手選手に電話)代わるから教えてやってくれ」と頼んだという。 大久保氏の頼みを快諾した阿部は、その若手選手にイップス克服の方法を伝授。具体的には、「ボールを地面に思い切りたたき付けて、手からボールが離れる状態を思い出させる」、「指を(ボールに)かけて投げる(感覚を養うため)スライダーの練習をする」という2つの方法を若手に教えてくれたという。 阿部から教わった方法を取り入れた結果、その若手選手はイップスを克服することができたという。今回明かした一件も含め、大久保氏は「慎之助には(こういった)優しさもある」と語っていた。 大久保氏はこの他にもプロ入り前の阿部のプレーを見て持った印象や、今シーズンから転身している指導者生活で気をつけるべきことなどについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「リーグは違うけど、ライバルチームの選手に手を差し伸べる姿勢は凄いな」、「スライダー投げろって方法は興味深い、確かに指先の感覚を鍛えるためには理に適ってそう」、「当時の阿部はもう球界のスターだったから、『あの阿部さんが教えてくれたんだから間違いない』って感じでメンタルへの好影響もあったのかな」、「イップスの選手って誰なんだろう、デーブ時代だと銀次とか福田(将儀/2017年限りで退団・引退)にイップスの噂が立ってたけど」といった反応が多数寄せられている。 親身なアドバイスで楽天の若手の選手生命を救った阿部。敵チームの選手とはいえ、同じ境遇の選手を放っておけなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2020年10月21日 17時00分
ロッテ、「今季一番お粗末な負け方」? サヨナラを招いたマーティンのエラー、昨シーズンの二の舞を危惧する声も
20日にメットライフドームで行われたロッテ対西武の一戦。試合は「2-1」で西武が勝利したが、同戦でロッテ・西巻賢二、マーティンの両名が見せたプレーがネット上のロッテファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「1-1」と両チーム同点の9回裏2死二塁で飛び出たプレー。ロッテはこの回から登板していた3番手・益田直也がピンチを招いていたが、ここで打席の西武・山野辺翔を平凡なフライに打ち取る。打球は二塁手と右翼手の間に上がり、二塁手・西巻は左手を挙げアピールしながら落下地点に入ろうとした。 ところが、西巻のアピールに気付かなかったのか、右翼手・マーティンも落下地点に接近し両者は交錯。打球はどちらのグラブにも収まらず地面に落ち、この間に二塁走者が本塁に生還。マーティンにエラーが記録されたこのプレーにより、ロッテは痛恨のサヨナラ負けを喫する結果となった。 内外野の間に上がったフライの捕球は前進して落下地点に入ることができる外野手が基本的には優先されるが、実際にどちらが捕るかは声や動作でのアピールによる部分が大きい。今回の場合は西巻が先にアピールしていたが、マーティンは落下地点に入るまで終始上空を見ていたため西巻に気付かなかった可能性は高い。 このサヨナラ落球を受け、ネット上には「今季一番お粗末な負け方、9回表に追いついたのが完全に無駄になった」、「記録はマーティンのエラーだが、打球を背走し過ぎた西巻にも責任はある」、「深追いした西巻もアピールに気付かなかったマーティンもどっちも猛省しろ」といった反応が多数寄せられている。 一方、「昨シーズンも同じような負け方したのがフラッシュバックした」、「去年みたいにここから失速しそうで心配でしかない」といったコメントも複数見受けられた。 >>ロッテ、密かに本拠地マウンドを改造?敵投手が見せた違和感はV争いにも影響か<< 「今回サヨナラ落球が物議を醸しているロッテですが、実は昨シーズンの9月15日に同球場で行われた対西武戦でも同様の形でサヨナラ負けを喫しています。この時は『5-5』で迎えた延長11回2死から木村文紀が放った左中間への打球を、左翼・加藤翔平、中堅・荻野貴司が交錯しどちらも捕れず(記録は加藤のエラー)。打球が転がる間に木村が一気に本塁に生還しサヨナラを許しました。当時のロッテは試合前時点で3位につけていましたが、同戦から同月24日の最終戦まで『3勝5敗』と失速。この結果、同期間に『6勝3敗』をマークした4位楽天に抜かれCS進出を逃す結果となっています」(野球ライター) 試合後、井口資仁監督も「最後は声の連係。しっかりとやっていかなければならない」とため息をついた今回のプレー。2位ロッテは同戦の敗戦により首位ソフトバンクと6.5ゲーム差、3位の西武・楽天とは5ゲーム差となったが、痛恨のミスから失速した昨年の二の舞は防げるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月21日 11時30分
新日本11.7大阪で今年4度目の対戦!内藤哲也対EVILのIWGP二冠戦他、シングル6試合が決定!
新日本プロレスは、次回のビッグマッチ『POWER STRUGGLE 』11.7大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)大会の全対戦カードを発表した。 メインイベントでは、18日に行われた『G1クライマックス30』最終戦でEVILがIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル王者、内藤哲也に挑戦表明。内藤は「あとは新日本が決めること」と団体に丸投げしていたIWGP二冠戦が正式に決定した。今年に入り、両者が二冠を懸けて対戦するのは3度目。G1の公式戦でも対戦していることから、今年4度目の対戦となる。対戦成績はG1でEVILが勝利を収めたため、EVILが2勝1敗と勝ち越している。内藤としてはここで勝って、勝敗をイーブンにするだけではなく、来年1.4、1.5東京ドーム2連戦をIWGP二冠王者として迎えたいところだろう。 セミファイナルでは、飯伏幸太が所有している東京ドームIWGP二冠王座挑戦権利証にジェイ・ホワイトが挑戦。第4試合では、KENTAが所有しているIWGP USヘビー級王座挑戦権利証に、KENTAの挑発を受けた棚橋弘至が挑戦する。浮上するチャンスを窺っていた棚橋にとっては、願ってもないチャンスが到来だ。第3試合では、ウィル・オスプレイに裏切られたオカダ・カズチカが、オスプレイと新ユニットTHE EMPIREを結成したグレート-O-カーンとシングルで対戦する。O-カーンの真価が問われる試合になるのは間違いない。 また、NEVER無差別級チャンピオン鈴木みのると鷹木信悟による因縁のシングルが第2試合で観られるというのは贅沢だ。対戦する度に激しさを増す2人なだけに、勝敗より内容に注目したい試合である。オープニングマッチでは、『KOPW2020』保持者の矢野通が、ザック・セイバーJr.と対決。矢野は「ザック、テメーには借りがあるんだ!『KOPW』懸けて、テメーとやってやってもいいんだぞ!俺がなぁ、とっておきのルールで、オマエを成敗してやる、この野郎!」と面白いルールを考えている様子。ルール発表が待たれるところだ。 全試合がシングルマッチとなった今回の大阪決戦。勝者が東京ドーム大会の目玉カードに抜擢されるのは言うまでもない。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月21日 11時00分
中日・与田監督、続投は決定事項ではない?「細かいことは言えない」祖父江起用の裏にある“誤算”とは
この日の与田ドラゴンズは、勝ってもナゾだらけだった。先発・福谷が好投し、福、祖父江の継投策で快勝。6回終了時にリードしていた試合は、これで34連勝となった(10月20日)。 「6回終了時の連勝は、勝ちパターンの継投策である『福-祖父江-R・マルティネス』が安定しているからです。2位浮上の勝因でもあります」(プロ野球解説者) 先発・福谷からバトンタッチした福が8回を抑えた。9回表の守備についた時点で、スコアは6対1。与田剛監督は勝利の方程式に従って、いつもの通り、福の次に投げる祖父江をコールした。「若手に投げさせて、祖父江を休ませても良かったのでは?」の声もあった。試合後、与田監督は「戦略はいろいろあるので、細かいことは言えない」(代表取材)とはぐらかしたが、ブルペンでは見過ごすことのできない事態が起きていたのだ。 >>中日・福谷が好投にも関わらず号泣!降板直後の姿にファン驚愕「意識高すぎる」、与田監督は「よく頑張ってくれた」<< ナゴヤドームでは、試合開始前、スターティングメンバーの発表の後に同日の出場登録選手の名前がセンターバックスクリーンに映し出される。 その登録選手名の中に、R・マルティネスの名前は確かにあったのだが、ブルペンにその姿はなかった。 「リリーバーの中には試合開始から終了までベンチに座らないで、ブルペンで待機するタイプもいますが。登板がないと分かれば、リリーバーはベンチに帰ります。ベンチにもR・マルティネスの姿は見られませんでした」(スポーツ紙記者) 試合後の代表質問で与田監督はそのこともぶつけられたが、「特にリリースするほどの話は…」と一蹴しただけ。9回最後のマウンドを担うR・マルティネスに何かあったのなら、勝利の方程式はもちろん、終盤戦に来てもつれてきた2位争いも厳しくなる。 「2位とは言え、首位巨人とのゲーム差は10ゲーム以上離されています。3位阪神、4位DeNAとは接戦が続いていて、でも、2位浮上が与田監督の続投を確実にしたとも伝えられています」(地元紙記者) 3年契約の2年目。前日19日、球団首脳陣が「期待している」と一部メディアの前で発言。8年ぶりのAクラス入り、2位浮上が評価され、「来季も続投。安泰」と取材陣は解釈したが、セットアッパー・祖父江で9回を締めた20日の試合前、加藤宏幸球団代表がこう言い直している。 「考えてはいるが、決定ではない」 続投宣言からトーンダウンしたようなコメントだ。続投は決定事項ではなかったようだ。プロ野球界の監督任期は「あって、ないようなもの」。今のところ、中日OBたちの間にアヤシイ動きはない。 「監督の続投を発表した途端、チームが浮足立って連敗するケースもあるので、加藤代表が配慮したのかもしれません」(前出・同) 前カードの対広島戦(10月16~18日)を見たプロ野球解説者によれば、「(16、17日に登板した時の)R・マルティネスの調子はよくなかった」という。疲労からか、直球にいつものスピードがなかったそうだ。 R・マルティネスの“欠場”は何だったのか。守護神を欠くようなことになったら、加藤代表の「決定ではない」の言葉が、後にクローズアップされることになるかもしれない。 今オフ、中日にはエース・大野雄大のFA慰留という重要案件が控えている。根尾、石川のスター候補を育てることも必須事項である。Aクラス入りだけでは安泰とはいかないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月20日 22時30分
新日本『G1』覇者、飯伏幸太がIWGP二冠挑戦権利証行使を表明!「内藤哲也じゃないとダメ」
新日本プロレスは19日、『G1クライマックス30』一夜明け会見を行った。会見には史上3人目の連覇を達成した飯伏幸太が出席。菅林直樹会長から、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル王座への挑戦権利証を渡された。 飯伏は「昨日は本当に自分の中で絶対に、『逃げない。負けない。諦めない』を言い続けてきて、それがホントに実現した最高の記念日だったと思います。ちょっと疲れてますけど、非常に嬉しかったですね。あとは、やっぱり2連覇できたっていうことが自分の中で一番良かったかなと。これはずっと言い続けてきたので。ボクが一つだけまだまだ言い続けていることがあるんですけど、去年、同じこの場で話をしたIWGPインターコンチネンタルとIWGPヘビー級、この2つのベルトを内藤哲也から獲りたいと。これは必ず成し遂げたいです。だから、内藤さん、必ずベルトを持っておいてもらって、ボクが挑戦しますよ。内藤哲也じゃないとダメですね」と、あくまで内藤哲也からタイトルを奪取したい意向を明らかにした。 菅林会長が、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル王座挑戦権利証を手に現れると、飯伏は権利証の行使を明言。菅林会長が権利証にサインし、飯伏に贈呈されると、優勝会見中にジェイ・ホワイトが乱入し、権利証への挑戦表明し、飯伏がこれを受諾したことについて、「ボクは“そのまま”ですね。いつでもやってあげますよ。別に彼に対して、昨日も言ったようにレスラーとしてはリスペクトしてるし、いつでも何回でも闘っても負ける気はしないです。まあ、2回負けてますけどやりますよ」と改めてジェイとの対戦を受諾。 この発言を受けて、新日本は次回のビッグマッチ『POWER STRUGGLE 』11.7大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)大会で、飯伏とジェイによる権利証戦の開催を決定した。この日は、内藤もEVILとIWGP二冠戦が決定していることから、この2試合の勝者がIWGP二冠を懸けて1.4または1.5東京ドーム大会で対戦することになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月20日 21時30分
巨人・原監督、寿司屋でスカウト?「巨人に来いよ!」前田氏が明かしたロッテ時代の衝撃エピソードとは
元フジテレビアナウンサーでフリーの田中大貴アナが19日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元巨人で野球解説者の前田幸長氏がゲスト出演。巨人・原辰徳監督について言及した。 今回の動画で前田氏は、今季の巨人の戦いぶりや日本シリーズの展望などをテーマにトーク。その中で現役時代にあったという原監督との知られざるエピソードを明かした。 >>巨人・原監督、上層部から前代未聞の評価?「明日のことで頭がいっぱい」本人はノーコメントも立場は安泰か<< ロッテでプレーしていた1992年に、自身初めてオールスターに選出された前田氏。宮城球場(現楽天生命パーク)で行われた第3戦を終えロッテの先輩・河本育之と寿司屋に繰り出したところ、偶然巨人・駒田徳広と食事に来ていた当時現役の原監督に出くわしたという。 店に入った瞬間に原監督、駒田の両名に気づき、「こんにちは、ロッテの前田です」と挨拶した前田氏。その後少し会話を交わしたというが、その中で原監督が突然「巨人はいいぞ!前田、巨人に来いよ!」と言ってきたという。 当時はまだプロ4年目・21歳の若手だったため、原監督の言葉はほとんど冗談だと思ったという前田氏。先輩の河本がいる手前「ぜひ!」とも言いづらい雰囲気だったため、「ありがとうございます」と返すにとどめたという。 その後、ロッテ(1989-1995)、中日(1996-2001)でプレーを続けた前田氏は、2001年シーズン中にFA権を取得し同年オフに宣言。すると、同時期に長嶋茂雄氏の後任として巨人監督に就任した原監督は前田の獲得に乗り出し、「前田、一緒にやろうか」と直接交渉。約10年越しの“再勧誘”を受け、前田氏は巨人へのFA移籍を決断したという。 翌2002年から退団する2007年までに240試合に登板するなど、ブルペンの一角として原監督に重用された前田氏。寿司屋での原監督の発言は「(冗談では)なかったんですね」と振り返っていた。 前田氏はこの他にも巨人・菅野智之のすごさや、巨人所属当時に感じた原監督への印象などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「選手時代に言われた冗談が現実になるなんてすごい話だ」、「10年越しに一緒にやろうって言われたら誰でも心に響くだろうな」、「原監督は前田のどこを評価してたのか気になるな」といった反応が多数寄せられている。 「今回登場した50歳の前田氏はロッテ、中日、巨人でプレーし、プロ19年で『595登板・78勝110敗12ホールド9セーブ・防御率4.17』といった成績を残した投手。140キロ台のストレートとナックルボールを武器に、ロッテ時代から先発・リリーフのどちらもこなしていました。動画内では原監督が前田氏を巨人に勧誘した理由については触れられていないですが、もしかしたら原監督は現役時代から幅広い役割を務められる前田氏の使い勝手の良さに着目していたのかもしれません」(野球ライター) リリーフ整備に定評のある監督として知られ、今シーズンも中川皓太、デラロサを中心とした勝ちパターンを構築している原監督。それだけに、柔軟な起用ができる前田氏は魅力的に映ったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田中大貴アナの公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC95Lxy4H7OA0w-bVzIvFyzg
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スポーツ 2020年10月20日 20時30分
巨人・岩隈に「オリックスでやりたいならやっていい」 田尾元監督が告白、当時は明かされなかった楽天入りの秘話とは
元楽天で野球解説者の田尾安志氏が19日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。2005年の楽天監督時代に共に戦った巨人・岩隈久志について言及した。 今回の動画で田尾氏は、同日に引退を発表した岩隈との思い出をテーマにトーク。その中で、岩隈が2004年オフに消滅した近鉄から楽天に移籍した際の裏話を明かした。 >>巨人・岩隈、「カネにうるさいヤツ」非難された過去ポスティング決裂の裏にあった真相とは<< 2004年オフの新規参入にあたり、近鉄と合併したオリックスと「分配ドラフト」を行った楽天。このドラフトはオリックスがプロテクトした25名以外の選手からまず20人を楽天が獲得し、その後オリックス、楽天の順番で交互に選手を指名していくというものだった。田尾氏によると、近鉄のエースだった岩隈はプロテクト枠の25人の中に入っていたため、本来ならオリックスに行くはずだったという。 ところが、どういうわけか岩隈が「オリックスのユニフォームは着たくない」と拒んだためオリックス入りは難航。田尾氏は楽天監督就任にあたり岩隈の義父に当たる広橋公寿氏を一軍守備走塁コーチとして招へいしていたが、その広橋コーチからも「(岩隈は)オリックス側と7、8回はミーティングをした」と伝えられたという。 この事態を受け、岩隈が義父の広橋コーチに気を遣って楽天を希望しているのではと心配したという田尾氏。広橋コーチを通じて「岩隈を獲りたいからではなく、広橋というコーチが優秀だから僕は(広橋にコーチを)お願いしたんだ。だからそういうこと(義父が楽天にいること)は気にせず、オリックスでやりたいならやっていいんだよ」と岩隈に伝えたが、それでも本人の意思が変わらなかったため楽天に入団することになったという。 なぜ岩隈が最後までオリックスを拒んだのかは分からず、その後も本人に聞いてはいないという田尾氏。ただ、創設当時の楽天は先発ローテも満足に組めないほど選手層が薄かったため、「結果としては、楽天のユニフォームを着てくれたことは非常にありがたかった」と岩隈に感謝していた。 田尾氏はこの他にも2005年シーズンに岩隈が登板した中で印象に残っている試合や、引退を受けての自身の思いなどを動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「オリックスを拒否したことは知ってたけど、監督・コーチの間でそんな話をしてるのは知らなかった」、「何でそこまでオリックス拒否の意思が強かったんだろうか」、「岩隈は広橋さんがコーチに招かれる前からオリックス行きたくないって言ってたから、義父の存在以外の理由がある気がするけどなあ」、「近鉄はオリックスに吸収合併される形で消滅したから、なかなか気持ちの整理もつかなかったのかも」、「引退したら時間できるだろうから、ゲストで呼んでその辺りのこと聞いてみてほしいな」といった反応が多数寄せられている。 オリックスとの交渉が難航したことで、当時は中日、巨人、阪神も獲得を模索していた岩隈。当時からはおよそ15年が経つが、オリックスを拒み楽天入りした理由を知りたいと考えているファンは今でも多いようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年10月20日 17時30分
ヤクルトが12.6ファン感謝デー開催!「スワローズファンで良かったと思えるようなイベントに」
東京ヤクルトスワローズは、12月6日に『東京ヤクルトスワローズファン感謝DAY2020』を開催すると発表した。 例年であれば、11月の下旬に開催されてきたファン感謝デーだが、今年は同時期に日本シリーズがズレ込んだ関係もあり、異例の12月開催となった。ファンの間からは開催を危ぶむ声も出ていただけに、これは吉報と言っていいだろう。 会場は本拠地である明治神宮野球場と、オンライン神宮タウンによるダブルステージで開催するという。球団は「苦しいシーズンを共に乗り越えたファンの皆様に感謝の気持ちを伝える1日に」をテーマに掲げており、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初予定していた開幕よりも約3か月遅れでプロ野球が開幕。無観客試合や収容人数を制限した中でのプロ野球開催という苦しいシーズンを共に戦い抜いてくれたファンに対して、感謝の気持ちを伝えるべく開催を決断したとのこと。 今年は明治神宮野球場での開催に加え、球場や周辺施設をオンライン会場で再現。自宅でもまるで明治神宮野球場にいるかのような体験を提供するという。スマートフォン、パソコン等のデバイスとインターネット環境があれば、誰でも参加出来るというのが特徴で、グッズ購入(ファン感謝デー限定グッズを含む) が出来たり、オンラインファンミーティングやオリジナル映像コンテンツの配信を見ることが出来る。 家にいながら、選手とファンがオンライン上で会話が出来たり、オンライン神宮タウンでしか見られない、選手へのインタビュー企画、球場グルメを自宅でも楽しめるデリバリーサービスの提供、例年神宮球場で開催している「神宮からあげ祭」のオンライン版「オンライン神宮からあげ祭」の開催など、斬新な企画が目白押しだ。 明治神宮野球場では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、政府や東京都からの発表とガイドラインに基づき、人数制限を設けた上で開催する。そのため、事前にチケット購入が必要とのこと。ファン感謝デーの球団担当者は「未曾有の事態を共に乗り越えてくれたスワローズファンの皆様が『スワローズを応援していてよかった』と思っていただけるようなイべントにしていきます。球団としても新しいチャレンジをファンの皆様と共に楽しみたいと考えております」と、今年の意気込みについて語った。 今後の新型コロナウイルス感染状況により、内容の変更や、中止の可能性もあるとのことだが、今年は春季キャンプの前半を除けば、ファンと選手が触れ合える場がなかっただけに、ヤクルト球団の新たな試みに期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月20日 17時00分
阪神・藤浪、162キロ達成の理由は“左足”にアリ? 歴史的な投球をOBが称賛、佐藤氏は「膝を地面から垂直方向でなく…」と分析
19日に行われた阪神対ヤクルトの一戦。試合は「1-1」で両チーム引き分けとなったが、試合結果以上に話題となったのが阪神・藤浪晋太郎の「162キロ」だった。 同戦の7回表に3番手として登板した藤浪は、中村悠平、西浦直亨、松本友から三者連続三振を奪い1イニングをピシャリ。このうち、3人目の松本に投じた2球目で自己最速、そして球団史上最速となる162キロをマークした。 球速が電光掲示板に表示された直後、甲子園球場のスタンドから大きなどよめきが起こった藤浪の162キロ。試合後、本人は「いいボールだったと思います。腕を振りに行ったボールでしたし、出たこと自体はいいと思う」と手応えを口にしている。 >>阪神・藤浪に「来年先発に戻って」片岡氏が先発再転向を主張「後ろの投手はクイックや…」リリーフの弊害を指摘も賛否<< 藤浪の162キロについて、複数の球界OBが出演するTV番組やメディア上で分析している。同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演した元横浜・齊藤明雄氏は、番組内で「普段より(右腕を)トップの位置から振り下ろすまでの力、力感(が抜けており)、体に腕が巻き付く投げ方をしていた」とコメント。右腕の力をいい意味で抜き、体に巻き付くほどしならせて振ったことで球に伝わる力が大きくなったのではと推測した。 元阪急・佐藤義則氏は、20日の『デイリースポーツ』(株式会社デイリースポーツ/電子版)の記事内で「左足を上げる時、膝を地面から垂直方向でなく、軸足(右足)よりもさらに右、左腰をひねるような感じで中堅方向へ上げている」と、左足をひねりながら上げ着地させるまでのタメを作ったことで上半身に力が十分に伝わったと指摘。また、「工夫や鍛錬で、さらにスピードを上げられる可能性がある」と、今後の取り組み次第ではさらに球速は伸びるとの見方も示した。 両氏の分析を受け、ネット上には「確かに映像見返したら振り終わりの右腕が軸足の後ろまで到達してた」、「左足を上げる時膝から下を後ろに曲げてたけど、あれで遠心力が加わって球速が増したってことか」、「今のフォームは上半身と下半身が噛み合った理想的なフォームなのかな、昨日はフォークも150キロ近く出てたし」といった反応が多数寄せられている。 「2012年ドラフトで1位指名を受け阪神に入団した26歳の藤浪は、翌2013年から2015年まで3年連続で2ケタ勝利をマーク。しかし、7勝に終わった翌2016年から成績が低迷し、昨シーズンはプロ入り後初の未勝利に終わりました。この不振からの脱却に向け、2019年オフの秋季キャンプや翌年の春季キャンプでは山本昌臨時コーチの指導のもと、手首の立て方などを矯正。また、オフ期間には投球フォームの動作解析も行うなど様々な取り組みを行いました。162キロ達成には、こうした取り組みも活きているのかもしれません」(野球ライター) 試合後、矢野監督も「どんどん速い球を投げて勝負していってもらえたら」と評価した藤浪。NPB記録は日本ハム・大谷翔平(現エンゼルス)が2016年のポストシーズンにマークした165キロだが、この記録に肩を並べる日も近いのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月20日 11時30分
オリックス張奕の好投で“宿敵”西武に3年ぶりの勝ち越し!
先週のオリックスは1勝しか出来ず、接戦をモノに出来なかったゲームが多く、借金を「21」に増やしてしまった。<オリックス戦績 10月13日〜18日>対福岡ソフトバンク大阪・京セラドーム大阪10月13日●オリックス(山本)0-2(笠谷)福岡ソフトバンク○10月14日●オリックス(山崎福)0-4(千賀)福岡ソフトバンク○10月15日●オリックス(田嶋)4-9(石川)福岡ソフトバンク○対埼玉西武埼玉・メットライフドーム10月16日●オリックス(山岡)1-2(今井)埼玉西武○10月17日○オリックス(張)4-1(十亀)埼玉西武●10月18日●オリックス(宮城)2-3(松本)埼玉西武○(カッコ)内は先発投手。 103試合38勝59敗6分、首位の福岡ソフトバンクとは21ゲーム差、5位の北海道日本ハムとは7ゲーム差の最下位。 1勝しか出来なかったが、その1勝は3年ぶりに西武戦のカード勝ち越しを決める大きな1勝となった。この勝利に貢献したのは、先発で6回を無失点に抑えた張奕だ。張は「とにかく打者一人一人に集中して投げていこうとマウンドに上がっていました。前回の登板でチームにも迷惑をかけていたので、なんとかゲームを作ることができてよかったですし、しっかりと次に繋がるピッチングができたと思います」とピッチング内容を振り返っており、前回登板が初回途中に危険球退場となっていただけに、汚名を返上したと言っていいだろう。 19日現在、残り試合が17試合のため、借金でシーズンを終えるのは確定しているが、楽天、日本ハムには勝ち越していることから、3チームを相手にカード勝ち越しをする可能性は残されている。ソフトバンク、西武との公式戦は終了。苦手としているロッテとは4試合残しているものの、貯金が1つある楽天とは6試合、貯金が2つある日本ハムとは7試合もあるので、ここで来年に繋がる試合を見せてもらいたい。(どら増田)
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2018年05月18日 17時50分
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スポーツ
4位転落の阪神タイガース…戦犯ロサリオにファンが大ブーイング
2018年05月18日 17時45分
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スポーツ
背に腹は代えられない?横綱・白鵬が“批判覚悟”の張り手を解禁し始めた理由
2018年05月18日 17時30分
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スポーツ
「二刀流」大谷翔平の市場価格が370億円に急上昇!
2018年05月18日 12時00分
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スポーツ
J2新潟 巻き返しを支えるベテランたち
2018年05月18日 06時30分
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スポーツ
WWE日本公演にアスカの凱旋&ダニエル・ブライアンの来日が決定!
2018年05月17日 21時10分
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スポーツ
清宮幸太郎が習得した「エルボー&ラリアット」合体打法
2018年05月17日 20時30分
特集
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分