スポーツ
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スポーツ 2022年10月11日 21時15分
中日首脳の総括コメントに「誰のせいだ」と批判 貧打に苦しんだ立浪監督を激励、当事者意識ゼロと物議
11日に中日・大島宇一郎オーナーにシーズン終了の報告を行った立浪和義監督。同日に伝えられた大島オーナーにまつわるコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、立浪監督は大島オーナーへの報告終了後に取材に対応。その中で、「『いろいろ苦労したね』というところから、若い選手、来年につながる希望も見えたシーズンではあった、とおっしゃっていただいた」とオーナーからもらった言葉を明かしたという。 今季の中日は開幕直後の4月下旬に一時2位に浮上するもそれ以降は低迷し、6月末ごろからは一度も最下位を抜け出せないまま終了。チーム防御率(3.28)、先発防御率(3.46)、救援防御率(2.93)がいずれもリーグ2位と投手陣は頑張りを見せた一方、チーム打率(.247/リーグ3位)、得点数(414得点/同6位)、本塁打数(62本/同6位)と深刻な貧打に苦しんだ。 >>中日・立浪監督、京田の処遇に批判「嫌がらせだ」 実戦参加希望も無視? 秋季練習後コメントが物議<< 大島オーナーは苦戦の中でも高橋宏斗(プロ初勝利含め6勝)、岡林勇希(161安打で最多安打獲得)といった若手が台頭した点を最大限評価したようだが、ネット上には「苦労したねじゃねえよ、誰のせいだと思ってるんだ」、「他人事みたいなコメントでムカつく、フロントも最下位の戦犯なんだぞ?」、「球団がちゃんと戦力を整えないからチームが苦しんだことを理解してるのか」といった批判が寄せられた。 中日はリーグ5位に沈んだ昨季もチーム打率(.237/リーグ6位)、得点数(405得点/同6位)、本塁打数(69本/同6位)と打線が低迷。積極的な外部補強を求める声は少なくなかったが、昨オフの補強はガルシア1名のみ。開幕後もレビーラ(育成/現支配下)、後藤駿太(トレード)の2名の補強にとどまっている。 「中日は昨オフR.マルティネス、ビシエド、祖父江大輔といった現有戦力の慰留に努めいずれも成功しましたが、この慰留により予算が圧迫された面はあったのでは。また、現役時代に通算2480安打をマークした立浪監督の実績を元に、外部補強なくとも打線強化は可能という判断に至った可能性も考えられます。ただ、こうした要因を差し引いても納得できていないファンは少なくないようで、『苦労したね』と立浪監督に言葉をかけた大島オーナーに対し貧打の責任を感じていないのか、他人事のように捉えていないかと不満をぶつける声が見られます」(野球ライター) 報告後取材では「来年のドラゴンズにとっては大きなポイントとなる外国人を探すことも了承いただいた」と、大島オーナーから助っ人野手補強の了解を得たことを明かしている立浪監督。昨季とは一転した積極補強は実現するのか、今後の動向には要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月11日 19時30分
元巨人・上原氏、MVP投票「名前出すべき」と苦言 不可解な票多いと宮本氏も指摘、現役時代に泣かされた過去も
野球解説者の上原浩治氏(元巨人他)が10日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。動画内での発言がネット上で話題となっている。 今回の動画で上原氏はゲスト出演した野球解説者・宮本慎也氏(元ヤクルト)と共に、今季のセ・リーグMVPにヤクルト・村上宗隆(.318・56本・134打点/三冠王)を確実視していることや、今季限りで引退した中日・福留孝介への評価などを話した。その中で、宮本氏が「(村上と)違う人に入れた人は投票権なくした方がいいよね。それぐらい圧倒的なMVPでしょ」と語ったことをきっかけに、上原氏はプロ野球記者投票の制度に注文をつけた。 >>『サンモニ』上原浩治氏「関口さんに喝です」ミス連発の関口宏に心配の声も「もう限界かも」<< 球界ではリーグMVP、ベストナイン、ゴールデングラブといったタイトルは、全国の新聞、通信、放送各社に所属し5年以上プロ野球を担当している記者投票で受賞者が決定する。具体的な投票期間は開示されてはいないが、例年11月末~12月に行われる年間表彰式『NPB AWARDS』(今年は11月25日開催)までに投票・集計が行われ、式内で受賞者が発表されている。ただ、匿名で投票理由も開示されないということもあり、「なぜこの選手に票が?」と得票結果がファンをモヤモヤさせるケースは少なくない。 その記者投票について、上原氏は「記者投票はもう名前とか出すべきですよね。MVPだけじゃなくて。なぜ入れたのか(も含め)」と記名投票にするべきではと主張。「アメリカは誰に入れたか、なぜ入れたかを公表するんですよね。そういうのも記者が記者に質問するっていう。僕はそれやった方が真っ当な意見が出ると思うんですよね」と、メジャーでは実名や投票先・理由などは公表されていることも付け加えた。 上原氏の話を受け宮本氏は「関西の方の記者がちょっと違う、とんちんかんな票入る時あるじゃない。『えっ!? ホンマにMVPと思ってんのかな?』っていうのが結構あるんで。そういうのは抜きにして、ね?」とコメント。所属媒体や担当球団に左右されない公平な投票が行われることが望ましいとうなずいた。 この上原氏のコメントを受け、ネット上には「これは本当にそう思う、ふざけてんのかって票入れてる記者はちらほらいるし」、「村上以外はあり得んみたいな風潮はどうかと思うが、記名投票自体は賛成」、「記名投票なら記者は責任もって票を投じるし、ファンとしても納得感が増すしでいいことづくめでは」、「実害被ってる上原が言うとなおのこと説得力があるな」といった同調の声が寄せられた。 記者投票制度にもの申した上原氏は、現役時代の1999年に不明瞭な形でMVP受賞を逃す憂き目に遭っている。同年の上原氏は新人ながら「25登板・20勝4敗・防御率2.09」と大活躍を見せMVP確実とみられていたが、記者投票の結果同賞は「29登板・19勝7敗・防御率2.65」をマークした中日・野口茂樹氏が受賞。当時のファンの間では上原氏は数字では野口氏に勝っていたものの、チームが2位(中日は1位)だったことで票が集まらなかったのではと推測も少なくなかったというが、匿名投票のため真相は闇の中となっている。 記者投票で苦い経験をした立場から制度改革を訴えている上原氏。投票制度が今後変わることは果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2022年10月11日 18時30分
DDT驚異の新人! 正田壮史がK-1ファイター山崎秀晃に出稽古「坂口選手ともっと張り合えるようになりたい」
DDTプロレスの“驚異の新人”正田壮史が『T'sキックボクシングジム』を訪ね、元K-1 WORLD GPスーパーライト級王者の山崎秀晃との合同特訓を公開した。正田は少林寺拳法でインターハイ3位の実績を引っ提げて、今年5月、DDTに入門。得意の打撃だけでなく、持っているプロレスセンスも認められ、8.14東京・後楽園ホール大会で、DDTのアイコンであるHARASHIMA戦でデビューしたことからも、団体の期待の大きさが窺える。 入門からわずか3か月でのデビューは、同団体史上最短だという。飯伏幸太や竹下幸之介より早いのだ。その後、白星には恵まれていないものの、将来のエース候補の一人として、DDTの未来を担う選手であることは間違いない。正田は9.25後楽園大会で、総合格闘技をベースに持つ坂口征夫と8人タッグで対戦したが、10.12後楽園大会では、その坂口とのシングル戦が組まれている。そこで正田は「坂口選手は蹴りがすごかった。もっと張り合えるようになりたい」として、山崎のジムに出稽古に出向いたのだ。 伝統派空手出身の山崎は高校卒業後にキックボクシングを始め、Krushでライト級、スーパーライト級の2階級を制覇。2020年9月にはK-1 WORLD GPスーパーライト級王座を戴冠したK-1ファイター。35歳となる現在でもバリバリの現役で、キックボクシング界のみならず、総合格闘家からの人望も厚く、合同練習もしているという。山崎は「胸を借りるじゃなく、勝負なので、やるからには勝たないといけない」と坂口に勝つ方法を模索すべく、正田の回し蹴りの動きをチェックすると、「重さもありポテンシャルある、もう少しうまく蹴ればキック力が上がる。伸びしろしか感じない」と潜在能力を高く評価。 すると、正田が「蹴りのレパートリーを増やしたいので、掛け蹴りを教えていただきたい」と山崎に掛け蹴りを教えて欲しいと直訴。掛け蹴りとは、伝統派空手の技で、横から蹴っていく独特な技で、山崎の代名詞的な蹴りである。自らの代名詞の伝授を快諾した山崎は、ミットを持ちながら正田に蹴らせることで伝授。特訓後、山崎は「インパクトもあって、体の使い方もしっかりしてる。期待しかない。坂口戦を見届けたい」と来場も示唆するほど、正田という素材に惚れ込んでいた。 坂口相手にK-1ファイター直伝の掛け蹴りが炸裂して、正田が金星を挙げられるのか期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2022年10月11日 15時30分
中日・立浪監督、京田の処遇に批判「嫌がらせだ」 実戦参加希望も無視? 秋季練習後コメントが物議
10日から二軍本拠地・ナゴヤ球場での秋季練習をスタートさせた中日。同日に伝えられた立浪和義監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、立浪監督は初日の練習を見守った後に取材に対応。その中で、秋季練習参加選手の一人であるプロ6年目・28歳の京田陽太について「(京田)本人に任せて練習することになりました」、「もう一回、一から吸収していくつもりでやっていこうと(話した)」と、本人と話し合った上で調整を一任することにしたと説明したという。 京田はプロ1年目の2017年から正遊撃手として台頭したチームの主力だが、今季は「43試合・.172・3本・8打点」と大不振。5月には立浪監督が「戦う顔をしていない」と覇気のなさを問題視し、チームの雰囲気を引き締める意味合いも込めて二軍降格としたことも話題となった。 >>中日・京田に「どういう神経してんだ」数々の問題行動から厳しい声も トレード説浮上でトレンド入り、ファンもアンチも多い?<< 今回の立浪監督のコメントを受け、ネット上には心配の声と共に「それじゃ一体何のために秋季練習に連れてきたのか?」、「そんな雑な扱いするくらいならフェニックスリーグに行かせたらよかったのに」、「志願してたフェニックスに行けず、秋季練習でも放任って…もはや嫌がらせレベルだろ」といった批判も少なからず見られた。 「球界では毎年10月に選手育成を目的とした教育リーグの一つであるフェニックス・リーグが宮崎で行われており、今年も10~31日の日程で開催。リーグの特性上、各球団は若手を中心に派遣チームを編成することが多いですが、シーズン終了後の貴重な実戦の場ということで志願参加する中堅・ベテランも少なくなく、京田も参加志望を明かしたことが9月末に伝えられていました。その希望をかなえず秋季練習への参加とした上、調整も自分任せとした立浪監督に不満を抱いているファンは少なくないようです。立浪監督としては今の京田に必要なのは実戦感覚ではなく、打撃を自分自身で一から見つめ直す時間と判断したのでしょうが…」(野球ライター) 今月末までの予定となっている中日の秋季練習。京田を“ほったらかし”にするという立浪監督の判断は果たして吉と出るのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月11日 11時30分
東京女子ビッグショーでSKE48荒井優希が赤井沙希とのタッグで王座防衛!「ハッピーエンドになったと思う」
東京女子プロレスがビッグショー『WRESTLE PRINCESS III』10.9TOKYO DOME CITY HAL(TDCホール)大会を開催した。セミファイナルでは、プリンセスタッグ王者の赤井沙希&荒井優希(SKE48)が、イギリスの団体EVEから来日したリア・オライリー&ナイトシェイドを相手に同王座2度目の防衛戦を行った。 “令和のAA砲”にとっては、初の外国人選手チームとの対戦となったが、荒井は外国人選手との対戦も初めて。イギリスチームとは体格差もあり、序盤はパワーに押されていた。しかし、身長では負けていないパートナーの赤井がナイトシェイドに串刺しビッグブーツ、ダイビング・ボディアタックを見舞うなど応戦。赤井が奮闘中に蘇生した荒井は、オライリーにドロップキック3連発からサソリ固めを決める。さらに、荒井がナイトシェイドにエルボーを連打し気合を見せると、“令和のAA砲”はオライリーに連携技、ダブル新人賞を叩き込んで場外に排除。ここを勝機と見た荒井は、ナイトシェイドにビッグブーツから必殺技Finallyと畳み掛けてカウント3。荒井が自らの手でチームの王座防衛に成功を掴んでいる。 EVEは日本マットでも活躍中の日本人レスラー優宇も所属しており、先日はマーベラスのAAAWシングル王者、彩羽匠がイギリスマットに参戦するなど、日本との交流が活発化しているだけに、今後も刺客が送られて来るかもしれない。 バックステージで赤井は「日本の選手よりパワーも大きさも重さもありましたし、未知なとこもあったんですけど、一個一個階段をお互いに上がってるなって感じます。自分のことで精いっぱいだったので、あまり試合中に助けに入れなかったんですけど、それでも優希ちゃんは頼もしくて。最後もやられた分、ちゃんとやり返せた」と荒井とのタッグに自信を深めた様子。 荒井は「今まで東京女子の選手としかほとんど絡んだことがなかったんで、見ないような技が急に出てきたり、まだまだ経験値として浅かったんだなって感じました。でもベルトは今ここにあるということで、ハッピーエンドになったと思う。いい経験だと思って、これからもっと強くなっていきたいと思います」と続けた。 最後に、赤井は「まだ次、誰が挑戦してくるか分からないですけど、自分たちの予定では、クリスマス、年越し、正月を一緒に過ごして、初詣して、バレンタインはこのベルト同士を交換したいなって思います」と今後も長期政権を築いていくことを誓っている。次期挑戦チームにも注目したい。◆東京女子プロレス◆『WRESTLE PRINCESS III』2022年10月9日東京・TOKYO DOME CITY HALL(TDCホール)観衆 1007人(札止め)▼プリンセスタッグ選手権試合(30分1本勝負)<王者組>赤井沙希&○荒井優希(16分57秒 片エビ固め)リア・オライリー&ナイトシェイド●<挑戦者組>※Finally※第10代王者組が2度目の防衛に成功。(どら増田)
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スポーツ 2022年10月11日 11時00分
ソフトB、ドラ1公表は巨人への牽制? 下馬評とは異なる指名戦略を打ち出したワケ
例年よりも少し早めの「1位指名選手」の公表、そして、四軍制の導入。10月10日、福岡ソフトバンクホークスの永井智浩・編成育成本部本部長兼スカウト育成部部長が、オンラインでの会見を開いた。 そこで語られたのが、チームの近未来像。愛知県・私立誉高校のイヒネ・イツア内野手を1位入札すると明言した。 「ナンバーワンの評価を集めた。ドラフト1位というのは、その年の一番良い素材に行きたい」 永井部長はそう称賛した。 >>ソフトB・藤本監督、ロッテへの発言に「馬鹿にしてるのか」ファン激怒 決戦前コメント、オリ山本は打てないと決めつけ批判<< イツアはナイジェリア出身の両親を持ち、高校で急成長した大型遊撃手だ。 「ソフトバンクの正遊撃手は今宮健太です。その後釜ということでしょう。でも、今季は投手陣のやり繰りに困ることも多かったので、即戦力投手を指名すると思いました。イツア君は1位でなくても指名できるとも言われていましたが」 パ・リーグに詳しいプロ野球解説者がそう言う。 しかし、1位指名選手を巡る各球団の駆け引きはもう始まっているのだ。 「愛知県の有望球児なので、中日が狙っているとの情報もあります。去年、イツア君の一学年上の先輩投手、川嵜陽仁が巨人に育成枠で指名されています。その絡みで、巨人がかなり早い段階からイツア君を見ていた、と」(在阪球団スタッフ) 遊撃手・坂本勇人の後継者として、巨人も上位指名を考えていたのかもしれない。 前出のプロ野球解説者の「1位でなくても」発言だが、それは現時点でのイツアの正当な評価だろう。だが、ソフトバンクには1位指名しなければならない理由があった。 今さらだが、ドラフト会議の2位以下の指名は下位チームからの完全ウェーバー制となる。2位指名はパ・リーグ最下位の日本ハムから始まり、2番目がセ・リーグ最下位の中日。セ4位の巨人は6番目、パ2位のソフトバンクは9番目だから、イツアは残っていないだろう。 「即戦力投手の補強を諦めて、というよりも『育成のチーム』の方針を貫いたのかもしれません」(前出・同) 今オフはエース・千賀滉大のメジャーリーグ移籍も囁かれている。「四軍構想」は第2、第3の千賀を育てるためだが、こんな指摘も聞かれた。 「育成枠でもいいからプロに行きたいと話す球児もいますが、『進学か、社会人に進んで支配下での指名を待つ』と考える高校生も少なくありません。三軍よりも厳しい四軍となれば…」(ベテラン記者) 昨年、育成14選手を指名した。史上最多であり、さらに3人の外国人選手とも育成契約を交わした。40人近い育成選手が必死になっていたが、今季、支配下登録70人に昇格した選手は4人だけだ。 永井部長は「去年と同じくらい」と今年も育成選手の大量指名を示唆していたが、「四軍よりも進学」と言い出す球児が本当に出てきそうだ。中日、巨人との駆け引きも興味深いが、ソフトバンクは2チーム分の選手を抱える“大帝国”となる。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月11日 10時50分
GHCナショナル王者・船木誠勝、次期挑戦者の桜庭和志と完全決着ルールで対戦へ「かなり進化しているなと思いました」
プロレスリング・ノアが『STAR NAVIGATION 2022』10.7東京・後楽園ホール大会を開催した。第6試合では、8人タッグマッチ、杉浦貴&小島聡&丸藤正道&桜庭和志と、拳王&船木誠勝&中嶋勝彦&征矢学の金剛が激突。 試合は10.30東京・有明アリーナ大会でGHCナショナル王者の船木に挑戦する桜庭にとって前哨戦となったが、9.25愛知県体育館大会でGHCタッグ王座を奪取した杉浦&小島の首を狙う拳王&勝彦が杉浦を狙い撃ち。勝彦のランニングローキックから右ハイでKO状態に追い込むと、最後はヴァーティカル・スパイクで仕留めている。 試合後、拳王&勝彦はGHCタッグ王座獲りを宣言。船木は桜庭に「3カウントなし、KO、ギブアップのみ」の完全決着ルールを提案し、桜庭もこれを受諾した。 バックステージで勝彦は「リング上で言った通り、タカ&サトシ、あの2人、オッサンにGHCの大切なベルトを渡しても老けてくだけだ。俺と拳王であのベルトを若返らせてやるよ」と言うと、拳王も「若返らせてやる。タカ&サトシ?中嶋はな、リング上で『俳優か』って言ったけど、『俳優か』じゃねえだろ。あんなのな、『欧米か』だろ。なんだよ、タカ&サトシ。調子こいてな。そして、小島。俺がGHCのベルトを引っぺがしたけど、またGHCのベルト持ってるのか。一度言ってやるぞ。テメーにGHCのベルトは似合わない。だから、俺と中嶋でGHCタッグ必ず獲ってやるからな。いいか、テメーら、クソヤローども。次のGHCタッグチャンピオンになる拳王…俺について来い」と改めてタイトル奪取を宣言。 船木は「久しぶりに試合そっちのけでたくさん桜庭と絡んでしまいましたけど、やっぱり今までいろんな選手とやりましたけども、一味違うなと再確認させられました。こっちの打撃でKOか、桜庭のサブミッションでギブアップ、もしくは落とされるかもしれない。そのルールでいいと。3カウントとか、場外カウントなしで、それでちょっと今回は勝負したいと思います。もう1回だけ福岡で試合がありますんで。だいぶ関節技が進化してましたので、もうちょっとだけ調べたいですね。じゃないと、なかなか簡単には捕まらないと思いました。そのぐらいこの何年間、4年…8年ぐらいですかね。かなり進化しているなと思いました。いろんな若い選手と多分やっているんでしょう。そういう意味で、自分の知らない入り方とか、そういうのもたくさんやってました。その辺はもう1回だけ体で知っておきたいです。その上で有明で勝負します」と最後の前哨戦でしっかり今の桜庭を見極めておきたいようだ。◆プロレスリング・ノア◆『STAR NAVIGATION 2022』2022年10月7日東京・後楽園ホール観衆 625人▼8人タッグマッチ(45分1本勝負)●杉浦貴&小島聡&丸藤正道&桜庭和志(22分30秒 片エビ固め)拳王&船木誠勝&中嶋勝彦○&征矢学※ヴァーティカル・スパイク(どら増田 / 写真©︎NOAH)
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スポーツ 2022年10月10日 11時00分
大相撲、危険な“暴力相撲”が増加? 力士の首が折れかけた一番も、今場所も物議醸す取組頻発
9月11〜25日にかけて行われた大相撲9月場所。「13勝2敗」をマークした平幕・玉鷲が、年6場所制定着(1958年)以降では史上最年長となる37歳10カ月での優勝を果たす結果となった。 横綱・照ノ富士(5勝5敗5休)、大関の御嶽海(4勝11敗)、正代(4勝11敗)ら上位陣が誤算だったこともあり、玉鷲、高安(11勝4敗)、北勝富士(10勝5敗)ら平幕力士が優勝争いの中心だった今場所。下位力士の奮闘はファンを大いに盛り上げる中、一部からは「今場所はやけに取り口が荒い力士が目につくな」といったコメントも見られた。 相撲では力士の勝敗はそっちのけで取り口が荒く、危険と内容面が問題視される取組は少なからずある。先場所は大関・貴景勝が平幕・琴ノ若相手に顔面張り手・ダメ押しを見せた一番が話題となったが、今場所もこうした物議を醸す取組があった。 >>大相撲、大関・貴景勝に「みっともない」「失望した」批判相次ぐ 格下相手に顔面張り手・ダメ押し連発、過去対戦の仕返しか<< 4日目の大関・貴景勝対平幕・琴ノ若戦では、貴景勝が見せた攻めが物議を醸した。貴景勝は立ち合いもろ手突きで琴ノ若に圧力をかけると、左に動きながら顔面に張り手を一発見舞う。さらに、その後も5回以上顔面張り手を連発した。 これで琴ノ若の体勢がぐらついた隙に懐に潜りこむと、最後は右のど輪で土俵下に押し出し勝利した貴景勝。先場所に続き琴ノ若相手に暴力相撲を見せたが、本人は取組について「あんまり覚えてない」と詳細は語らなかったという。 6日目の十両・天空海対十両・炎鵬戦では、天空海のつっかけが物議を醸した。立ち合い腰を下ろした両名は天空海が左手、炎鵬が右手を突き呼吸を合わせようとしたが、天空海は炎鵬が左手を地面に置こうと動かした瞬間に立つ。行司は即座に待ったをかけたが、その時点で既に炎鵬の目前まで踏み込んでいた天空海は、勢いのまま思い切りもろ手突きを見舞った。 ほぼ棒立ちの状態で突かれた炎鵬は、転倒こそしなかったものの土俵下まで後退。炎鵬が土俵上に戻った後、天空海は正面の勝負審判に頭を下げ、つっかけたことを謝罪した。だが炎鵬がバランスを崩し転倒・故障というリスクも低くはなかったといえる。 10日目の十両・千代の国対炎鵬戦では、千代の国が極めて危険な取り口を見せたとしてファンの怒りを買った。千代の国は立ち合いから炎鵬の顔面に張り手やかちあげを連発と荒い相撲を見せると、体勢が崩れた炎鵬をはたこうとする。ただ、炎鵬ははたきに乗じて前に突っ込み、逆に千代の国を土俵外に押し出そうとした。 すると、千代の国は炎鵬の体を先に地面に落としたかったのか、押し出されて土俵下に落ちる際に、炎鵬の首に左足をかけのしかかろうとする。足はすぐに外れ先に土俵下に転落した千代の国が負けとなったが、炎鵬の首に足をかけたまま転落したなら命に関わる大惨事となった可能性もゼロではなかっただろう。 「今場所、問題視された暴力相撲の数はここ数年でいうと特段多いわけではありませんが、一昔前に比べると増加傾向にあることは否めないのでは。角界では事前に勝敗を打ち合わせ最低限の動きで取組を終わらせる、いわゆる八百長相撲が一部力士の間で行われていた時代もありましたが、20名以上の力士・親方が角界を去る事態となった2011年の大相撲八百長問題を機に撲滅に至ったとされています。その影響もあり、力士たちは白星を得るためには常に全力を出す、いわゆるガチンコ相撲を行う以外にないわけですが、こうした時代の流れも荒い取組が増えてきている要因の一つでしょう」(相撲ライター) 相撲は闘志や気合いといったメンタル的な部分も勝敗を左右する大事な要素の一つだが、あまり前面に出し過ぎるのも考えものといえそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月09日 11時00分
阪神・西、今オフのFA退団は避けられない? 流出予想相次ぐワケ、因縁の岡田氏“襲来”で向かう新天地は
矢野燿大監督がキャンプイン前日に今季限りでの退任を表明し、長らく次期監督が誰になるのか注目を集めた阪神。9月27日に報じられた野球解説者・岡田彰布氏(元阪神監督)の内定は大きな話題となった。 岡田氏は第一次政権(2004-2008)中の2005年にリーグ優勝を果たした実績を持つ一方で、セットアッパー・久保田智之を90登板(2007/プロ野球記録)させるなどリリーフ酷使も目立った監督。内定報道を受けネット上には賛否の声が寄せられたが、中には「因縁の岡田が新監督なら西はFAで出ていくのでは」と、今季海外FA権を取得したプロ14年目・31歳の西勇輝の去就に影響するのではという心配も少なからず見られた。 >>阪神助っ人に岡田元監督が酷評!「ボロクソ言われるのも当然」致命的弱点指摘にファン納得、獲得自体がミスと指摘も<< 「西と岡田氏は2010~2012年にかけオリックスで監督、選手の間柄でしたが、岡田氏は2011年7月7日・楽天戦で初回3失点を喫した西を準備不足と問題視し、試合中にもかかわらずブルペン投球を命じるなど在任中は厳しい姿勢。また、西が2018年オフに阪神入りした際も『去年は10勝13敗なんやろ。10勝って13負けるんだったら3勝0敗の投手の方がええやろ』と酷評するなどさほど実力を評価していない節が見受けられます。一部報道では西もこうした姿勢は快く思っていないと伝えられていることもあり、岡田氏が就任するならFA権を行使しチームを出ていくという予想が強まっているのでは」(野球ライター) 西はオリックス(2009-2018)、阪神(2019-)でプレーしたこれまでのキャリアで、「303登板・110勝96敗1ホールド1セーブ・防御率3.13」といった通算成績をマーク。今季も「23登板・9勝9敗・防御率2.18」と勝敗こそ五分だが安定感は健在。権利行使の判断はまだ明らかにしていないが、仮に宣言なら複数球団が獲得に動くことは濃厚だ。 今季5年ぶりにBクラスに転落した巨人は、チーム防御率がリーグ最下位(3.70)と投手力のもろさを露呈。また、西には今季「4試合・1勝2敗・防御率0.90」と、1試合に1点取れるかというレベルで抑え込まれている。弱点のテコ入れはもちろん、“天敵”を1人つぶせるメリットもあるため、好条件で引き抜きを図ったとしても不思議ではないだろう。 新庄剛志監督が興味を示したことが伝えられている日本ハムも有力候補の一つ。同監督は8月15日に応じた取材の中で新球場へ移転する来季に向け安定感のある投手を補強したいと明かしたが、話の流れで「西くんとか、おっ!岩崎(優/阪神)くんも? 結構いますね」と西の名前を出している。その後には「トライしてほしいってことは(球団に)言いたい」、「(資金が)足りなかったら俺が出すしかない」と並々ならぬ熱意を見せていたことを踏まえると、争奪戦覚悟で獲得に乗り出してくる可能性も十分だ。 岡田氏就任の正式発表は5日19時時点ではまだだが、レギュラーシーズン終了後の見込みと伝えられており、西が権利行使可否を決めるタイミングもこの発表の後になるとみられている。今季で4年8億円の契約が満了する西に対しては阪神側も当然慰留に努めると思われるが、権利行使の可否を含め今後も動向は注目されそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月08日 11時00分
9月場所で変化頻発し物議も、貴景勝に批判が集中?「応援する気失せた」明暗分けた原因は番付以外にも
9月11~25日にかけ行われた大相撲9月場所。玉鷲(13勝2敗/優勝)、高安(11勝4敗)、北勝富士(10勝5敗)といった平幕力士がし烈な優勝争いを繰り広げる終盤戦、ネット上で物議を醸したのが“立ち合い変化”だった。 今場所では12日目の大関・貴景勝(7勝4敗)対北勝富士戦(9勝2敗)で貴景勝が左に変化しながらのたたきを見せ、ぶちかましを狙った北勝富士は成すすべなく敗戦。貴景勝は勝ち越し、北勝富士は優勝争いトップタイがかかる大一番だっただけに、まさかの展開に場内はどよめきに包まれた。 これだけにはとどまらず、翌13日目は関脇・若隆景(8勝4敗)が貴景勝(8勝4敗)相手に立ち合い左に変わり、バタリと落ちた貴景勝は5敗目で優勝の可能性が消滅。また、千秋楽にも小結・豊昇龍(7勝7敗)が立ち合い右に動き、体勢が崩れた平幕・遠藤(7勝7敗)を押し倒しで下すという一番があった。 >>元横綱・朝青龍氏が甥・豊昇龍に激怒!「バカやろ」「若いのに恥ずかしい」 千秋楽で勝ち越しも、逃げ腰の相撲にファンも失望<< 立ち合い変化は決まれば相手の体勢を大きく崩すことが可能だが、成功・失敗にかかわらず早期決着であっけない相撲になることが多いことなどからあまり好まれない戦法の一つ。前述の3名に対しても、ネット上のファンからは少なからず批判や苦言が寄せられた。 ただ、この3名の中では貴景勝への批判が際立って多く、若隆景に変化を食らった13日目に至っては「若隆景、よくぞ貴景勝にお仕置きしてくれた!」、「昨日くだらない相撲したからだよ、自業自得だ」と“被害者”であるにもかかわらずバッシングが噴出。一部からは「なんか貴景勝に当たり強い人多すぎない?」と疑問の声も少なからず上がった。 「立ち合い変化は意表を突いた動きで相手を揺さぶる奇襲であるという特性上、格下が格上相手に仕掛けた場合、格上が格下相手に繰り出した場合では後者の方が厳しい見方をされます。貴景勝は今場所物議を醸した3名の中では最も番付が高い上、変化を食らわせた相手も平幕中位とかなり格下だったことから批判が集中したのでは。この他には、場所の序盤でファンの好感度を下げるような取組があったことも影響している可能性も考えられます」(相撲ライター) 貴景勝は今場所4日目に平幕・琴ノ若と対戦した際、立ち合いから5回以上顔面張り手を連発した後、最後は右のど輪で土俵下に押し出すという荒い取り口で勝利。琴ノ若相手には7月場所の対戦でも顔面張り手やダメ押しを繰り出していたこともあり、ネット上では「相手を痛めつけたいだけにしか見えない」、「取り口が暴力的すぎて今後応援する気が失せた」と問題視されたが、これも終盤の注文相撲への批判を強めた一因といえそうだ。 9月場所は「10勝5敗」と一応2ケタ勝利はクリアしたものの、「2ケタがやっとで取り口も汚い大関なんて到底認められらない」という厳しい意見も寄せられている貴景勝。次の11月場所(同月13~27日)では、ファンの評価を覆すような相撲を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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