○ レッズ 5-2 ドジャース ●
<現地時間7月30日 グレートアメリカン・ボールパーク>
ロサンゼルス・ドジャースが中地区3位レッズとの敵地3連戦をスイープならず。大谷翔平投手(31)は「2番・投手兼指名打者」で先発出場するも、4回途中で緊急降板。打者としては2試合連続のノーヒットに終わった。
中8日で敵地マウンドに上がった大谷は初回、昨季チームメイトの1番ラックスに二塁打を浴びてピンチを背負った。2番マクレーンからスイーパーで空振り三振を奪うも、3番デラクルーズの中前適時打で先制点を献上。4番ヘイズを空振り三振、5番マルテを遊ゴロと後続を断ったが、2試合続けて先制を許す立ち上がりとなった。
2回裏は2三振を奪いながら二死一、二塁とピンチを招いたものの、1番ラックスを二ゴロに打ち取って追加点は許さず。3回裏は2番マクレーンからの好打順をわずか8球で三者凡退に打ち取った。
ドジャースは4回表、フレディ・フリーマンの11号2ランでスコア2対1と逆転。援護を貰った大谷は今季初めて4イニング目に続投するも、先頭打者マルテに三塁強襲の内野安打を許すと、2球連続の暴投を喫するなど6番スティーブンソンにストレートの四球を与えた。続く7番スティアにもボールが2球続いたところでデーブ・ロバーツ監督がマウンドに向かって投手交代。脚の痙攣による降板と球団から発表された。
後を受けた左腕アンソニー・バンダが大谷の残した三塁走者を生還させ、試合は振り出しに。同点の8回裏、3番手右腕エメ・シーハンが二死一、二塁とピンチを招き、7番スティアにあわや本塁打というセンター後方への大飛球を浴びた。中堅手ジェームズ・アウトマンがフェンスに沿いながらジャンピングキャッチを試みたが、惜しくもグラブで打球を弾いて2点適時三塁打。これが決勝打となり、連勝が「2」でストップした。
大谷は先発投手として3回0/3、今季最多の51球を投げて5被安打、1四球、4奪三振、2失点という投球。ここまで7登板で計11イニングを投げ、防御率2.40を記録している。また、痙攣後も指名打者として出場を続けたものの、5打数無安打、1三振。打撃成績は打率.270、38本塁打、OPS.980となっている。