批判を受けた同教育委員会は、市立小中学校の給食献立について、外部有識者を交えた検討会を設置し、改善する方針を打ち出した。
ネット上では「小学生だった娘に聞いたら『前から大きさによって1個か2個だった。大きいから普通におなかいっぱいになるよ』とのこと」「大きい小さいの問題じゃないんだわ」「福岡市の給食の唐揚げって、実際はこぶし大の大きさなんだよね。大人だってハンバーグ一つで足りたりするでしょ?」「給食センターで調理をしていますが、から揚げは画像と同じく1個付です」「これならお弁当にした方がいいんじゃないか?」と賛否両論となっている。
ネットでの反応は必ずしも批判だけではない。現場や子どもの声を拾ったものでは1個でも十分という声もある。大人目線で見ると少なく感じるが、実際の子どもたちはどう感じているのか。この手の批判は、当事者を置き去りにしがちになる。「器が大きいため、相対的に小さく見えてしまった。見た目も考えないといけなかった」との発言もある。これはその通りだろう。
同市は2学期から、給食費が無償となる。検討会での議論を踏まえて、どうなるか。世間はしばらく同市の給食に注目している。世間の注目が、いい方に転がればいいのだが。