スポーツ
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スポーツ 2019年04月03日 22時30分
新日本がマイケル・エルガンと金光輝明の退団を発表。エルガンは世界で争奪戦か?
新日本プロレスは所属選手だったマイケル・エルガンと、金光輝明との契約が3月31日で終了したと発表した。 エルガンは2015年7月に新日本プロレス『G1クライマックス25』で初来日して以降、パワフルなファイトと愛嬌あるキャラクターでファンに愛される存在に。棚橋弘至とタッグを結成するなど、新日本本隊の助っ人外国人選手として活躍した。2016年3月3日には、新日本プロレスと複数年契約を結んだことを大田区大会のリング上で発表し、新日本へ入団。ヘビー級の強豪外国人選手として、数々の選手と好勝負を繰り広げた。 同年6月にはケニー・オメガからIWGPインターコンチネンタル王座を奪取。かつて新日本マットで大暴れしたクラッシャー・バンバン・ビガロや、スコット・ノートンを彷彿とさせるパワーでファンの度肝を抜いた。ちなみに翌年1月の東京ドーム大会では、時間差バトルロイヤルでノートンと同じリングに立っている。 エルガンは新日本との話し合いの末、新日本を退団することとなったという。最後に参戦した『ニュージャパンカップ2019』では1回戦でオカダ・カズチカに激闘の末敗退している。フリーとなったエルガンを世界の団体は放っておくわけもなく、WWEやAEWなど複数の団体が争奪戦を繰り広げるとみられる。新日本で肉体改造に成功し、テクニックにも磨きをかけたエルガンの次なるステージに期待したい。 また本格復帰へ向けて治療やリハビリに専念していた金光も退団という運びとなった。金光は大学時代に、アマレスリングのグレコローマンスタイルの全国大会で活躍した実績を持つ。2014年12月、新日本の入門テストを受けて合格。翌年、大学卒業とともに入団した。2016年1月3日に行われたディファ有明大会(大プロレス祭り)で、田中翔(現SHO)を相手にデビュー。端正な顔立ちで人気を集めていたが、同年11月に頚椎を損傷、長期欠場を余儀なくされた。昨年12月に復帰戦を行ったものの、本格復帰はかなわなかった。 金光は「今まで応援してくださったファンの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。ただこういう形で終わりを告げるのは自分としては不甲斐なく、申し訳ないというのが正直な気持ちです。これからは無期限武者修行という気持ちで、新日本プロレスの名に恥じぬよう別の道を歩み、精進致します。今後とも応援よろしくお願い致します」とコメント。今後は別の道を進むと明らかにしている。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年04月03日 20時30分
「MSGのリングに立って何を感じるか?」藤波辰爾が新日本の後輩達に熱いエール!
新日本プロレス初となるマディソン・スクエア・ガーデン会(MSG=アメリカ・ニューヨーク、日本時間7日)まで、1週間を切った。日本の団体が世界最大のプロレス団体WWEのホーム・MSGで興行を行うというのは、5年前までは考えられなかったこと。80年代、90年代からのファンにとっては、今でも考えられないぐらいだろう。しかし今のファンからは「アメリカでやるならいつも通り、両国(国技館)でやってほしかった」という声が少なくない。 新日本は毎年4月に両国でビッグマッチを開催しており、「4月の両国は“何か”が起こる」と人気が高かった。このように今のファンには「MSG」というワード自体がイマイチピンと来ていないようだ。 前シリーズ『ニュージャパンカップ2019』では、棚橋弘至が2回戦で田口隆祐をドラゴンスープレックスで勝利を収める場面があった。 試合後、棚橋は「決まり手は、ドラゴンスープレックス。マディソン・スクエア・ガーデンの歴史を勉強して、藤波辰爾選手が初めてドラゴンスープレックスを出した場所。それから何十年経って、ドラゴンスープレックスで帰るのも粋だなと。“カムバック・サーモン”ってあるじゃないですか。海に出た鮭が戻ってくる。“カムバック・ドラゴン”!」とコメントしている。 新日本のOB、藤波辰爾は1978年1月23日にMSGで、カルロス・ホセ・エストラーダが保持するWWWF(WWE)ジュニアヘビー級王座に挑戦。初披露のドラゴンスープレックスで王座を奪取し、その後スター街道を歩み始めた。棚橋はこれを意識したと明かしたのだ。ちなみにこの試合は、来年1月に引退を表明している獣神サンダー・ライガーがプロレスラーを志すきっかけになった試合でもある。 MSGとはどんな会場なのか?新日本が初進出する感想も含めて藤波に聞いてみた。 「新日本がMSGでやるというのは大きい。日本の歴史を塗り替えていく。新日本が世界にMSGから発信する。あそこに立つのは夢ですからね。(後輩たちが)それを経験できるのは素晴らしいこと」 藤波が新日本を離れてから13年の月日が経つが、現在でも「新日本の試合はテレビで見ている」そう。新日本がMSGに進出するという話になると、まるで自分のことのようにうれしそうな表情を見せていた。 藤波は「あそこで何を感じるか。レスラーとしての質が問われるところ。『何だ、東京ドームの方が大きいじゃない』と思うか?何かを感じるか?そこは問われると思う。MSGというのはマンハッタンのど真ん中にあって、歌手のレディー・ガガもMSGに立つのが夢だったと話していた。アメリカの真ん中に自分が立ってるんだと、すごく感じるものがあったし、あの経験があったからWWEの殿堂入りもできた」と振り返る。 「俺はニューヨークのジェイ・スタジアムでもやってるから、初めて東京ドームでやった時にも特に驚かなかったんだけど、やっぱMSGは特別なところ」と強調。「チケットも売れたというし、新日本の選手も大きな自信と経験になるんじゃないかな。伝統ある会場だから、何かを感じてくれたらいいよね」そう藤波は選手に呼びかけた。 藤波は軽量級部門のパイオニアとして活躍。NWA世界ヘビー級王座を獲得したことなどが評価され、2015年にWWE殿堂入りを果たしている。26日には自身が主宰する団体ドラディションの後楽園ホール大会で、新日本からライガーを招聘し、越中詩郎とトリオを結成するなど、今でも健在だ。藤波は新日本の後輩たちに「何かを感じてほしい」「自信と経験になる」と熱いエールを送った。 MSGでスターダムにのし上がった藤波の言葉には説得力がある。新日本の選手が、MSGで何を感じるのか?それは日本に“凱旋”した時に分かるはずだ。新日本のMSG大会はリアルタイムで世界配信される他、7日の朝8時30分からCSのテレ朝チャンネル2で生中継される。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年04月03日 20時00分
西武・ニールにファンから「色々言ってごめんなさい!」 “ハズレ外国人”が“救世主”に変身した理由
2日にメットライフドームで行われた西武対ロッテの試合で、西武の新外国人投手・ニールが来日初勝利を挙げた。 初登板初先発となったこの日は2回に一死から三連打を浴びて満塁のピンチを作ったが、藤岡裕大をセカンドゴロ、藤原恭大を三球三振に抑えて無失点にしのいだ。さらに3回は三者凡退、4回も一死から四球で走者を出すも、続くバルガスを併殺打に打ち取るなど好投を見せ、5回1/3を投げて2失点に抑えた。 しかし、試合前のニールの評価は決して高いものではなかったようだ。 「ニールはアメリカでは与四球の少なさで知られた投手です。2016年は70回を投げて与四球が6しかありませんでした。ただ、球質が軽いのか長打を浴びる場面がたびたびあった。活躍できるのかという不安の声は、入団直後から挙がっていました」(球界関係者)オープン戦では2試合、9回を投げて2本塁打を浴びる結果となり不安が的中。四球も4と自慢の制球力にもかげりを見せ、“ハズレ外国人”ではないかと西武ファンから心配する声も挙がっていた。 さらに3月26日に行われたDeNAとの二軍戦で、オープン戦絶不調だった倉本寿彦に3ラン本塁打を打たれた後は「ソフトバンクと違って、西武は外国人が本当に外れる」「もう今年はダメだな」と開幕前からファンの諦めの声すら挙がっていた。 それだけに今回の好投に対して、「嬉しい誤算」「今日からニール推しになります!」「色々言ってごめんなさい、ニール!」と、ファンからの感謝のコメントがインターネット上にあふれた。 しかし問題となるのは、今後安定して勝ち星を重ねられるかどうか。一度の勝利だけで終わってしまっては意味がない。しかし、前出の関係者は今後も活躍する可能性は高いのではないかと語る。 「ニールは191cmの長身から、速いツーシームを積極的にストライクゾーンに投げ下ろしていました。速く角度があり、しかも微妙に手元で動く。日本人打者が特に苦手とするやっかいな球と言えます。このツーシームが冴えて、ロッテ戦では内野ゴロを量産してアウトを稼ぐことができました。ゴロを打たせられれば長打のリスクも減りますから、課題も克服できそうです」(前出・球界関係者) この試合で11の内野ゴロを打たせたニール。内海哲也、榎田大樹、松本航と先発投手陣に怪我人が相次いでいるだけに、救世主としての活躍が今後も期待される。
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スポーツ 2019年04月03日 17時40分
オリックス、満員御礼の本拠地開幕戦も勝てず!リーグ唯一の未勝利で単独最下位…
オリックス 4-11 ソフトバンク(1回戦)※オリックスの1敗。▽2日 京セラドーム大阪 観衆 36,104人(満員御礼) 「ホーム開幕戦でしたし、本当は勝つのが一番なんですけど、こういう試合でももっと内容のある試合をしないと失礼ですよね」 オープン戦の期待感もあり、今年は火曜日の本拠地開幕戦にもかかわらず、札止めである36,146人には42人届かなかったが、36,104人ものファンが京セラドーム大阪に詰めかけた。しかし、結果は惨敗スタート。シーズン初勝利を超満員の本拠地で決められなかったことについて、西村徳文監督は「失礼」と申し訳なさそうな表情を浮かべた。 オリックスは昨年の前半戦に田嶋大樹とともに勝ち頭だったアルバースが先発したが、序盤から失点を重ねてしまい5回で7失点の大乱調。その裏に3点差まで詰め寄る反撃を見せるも、未勝利のオリックスとは逆に全勝のソフトバンク打線は攻撃の手を緩めず、オリックスはサードのルーキー頓宮裕真の二つのエラーを含む3失策も相まって11失点。これでは試合にならない。 「アルバースは“らしくない”投球。本来の姿じゃなかった。タイミングも外すことが出来てなかった。3点差まで行ったけど、エラーもあって踏ん張ることが出来なかったですね。頓宮も使われてるわけですから、二つもエラーをするとああいう失点になる。エラーの原因はある。(4番と7番で打線が止まってしまうが?)開幕してからそうですね。そこは辛抱して、早く(調子を)上げられるようにこちらもしないといけない。明日からもう1回締めていかないと…」 西村監督はこのように試合を振り返った。とはいえ、1番の福田周平、2番の西浦颯大、3番のメネセスは開幕から好調をキープ。6番の小田裕也も悪くない。最終回には代打で出場した西村オリックスの“隠し球”佐野皓大が、9球粘ってプロ初安打をライト前へ放っている。 「若いやつが引っ張っていかなきゃいけない」 会見の最後に指揮官は若い力のさらなる飛躍に期待を込めた。3日の先発は若い力の象徴である20歳の“神童”山本由伸。チームは“神童”に今シーズン初勝利を託す。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2019年04月03日 17時30分
東邦優勝の陰で「やっぱり、今年もそうなったか…」関係者が囁く大会のジンクスとは
平成最後のセンバツも、やっぱりダメだった。この問題の解決は、令和の時代まで持ち越された。 4月3日、第91回選抜高等学校野球大会(以下=センバツ)の決勝戦が行われた。習志野は野球の伝統校だが、センバツの決勝進出は初、東邦は平成元年以来、30年ぶりのファイナルステージ進出となった。その東邦が勝ち上がっていく過程で、こんな声もささやかれていた。「やっぱり、今大会もそうなったか」――。センバツのジンクスに関する声だ。「習志野は明豊に勝っての決勝進出となりました。明豊は昨秋の神宮大会覇者の札幌大谷に勝っています。札幌大谷が敗れたとき、取材陣がざわつきました」(スポーツ紙記者) 習志野も神宮の準優勝校・星稜に勝利している。 センバツ大会では、前年の地区秋季大会、そして、秋の全国大会ともいえる明治神宮野球大会の結果を参考に出場校を決定する。神宮大会を踏まえれば、同大会の優勝校、準優勝校がセンバツで上位進出してもおかしくはない。しかし、どういうわけか、神宮大会の優勝校、準優勝校がセンバツで苦戦しているのだ。神宮優勝校が翌年春のセンバツを制したケースは、01年の報徳学園以降はない。 神宮優勝校がセンバツで勝てない理由が問われているのだ。春夏甲子園の出場経験を持つ関東圏の強豪私立校指導者が、こう言う。 「『ひと冬、越えて』ということかな。どの学校も冬場の基礎体力トレーニングを重要視している。ピッチャーは下半身を鍛え、直球の速度も増し、見違えるほどの成長を見せます。冬場の練習でチーム全体の力も変わってくるので」 また、「打撃力」をセンバツのポイントに挙げる声も聞かれた。それは「センバツは投手力で勝つ」傾向を逆手の取った対策である。そもそも、センバツは3月下旬に始まるが、1、2月の寒い時期は実戦練習の機会も限られている。そのため、打撃陣の調整が遅れ、「投高打低」の大会となる。「冬場は打撃練習に時間を割いて好投手に対抗する力を養う。同時に右方向への打撃(進塁打)を徹底させ、1点を確実に積み上げていく意識を植えつけるんです」(関西圏の指導者) 打撃練習を重視する指導者は増えているようだ。 だが、これらの指導者の声は「対策」であって、神宮大会の覇者がセンバツで苦しんでいる理由にはならない。 前年秋よりもさらにさかのぼって、夏の甲子園大会の地方予選について考えてみた。都道府県の予選で敗れた高校は、夏休みから新体制がスタートする。1、2年生による新体制となり、夏休み中から練習が始まる。代表校が甲子園で戦う最中に、新チームは練習をし、他校とも試合するのだ。甲子園に出場した高校は、早くて8月下旬、9月から始動する。その約1カ月の差が、神宮大会につながる秋季大会の勝敗にも影響しているのではないだろうか。 どの学校にも勝つチャンスはある、前歴は関係ない。それが、学生スポーツである。(スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2019年04月03日 12時00分
近隣住民からの苦情も 選抜高校野球決勝に進出の習志野高校、「応援がうるさい」と批判され物議
2日、春の選抜高校野球大会の準決勝が行われ、習志野高校(千葉)が明豊高校(大分)に勝利し、決勝に進出。そんな同校に一部ファンが批判を浴びせ、物議を醸している。 習志野高校が批判を受けているのは、選手ではなく応援団だ。1回戦から全国トップレベルの吹奏楽部が甲子園に駆けつけ、同校のオリジナル曲「レッツゴー習志野」や、高須クリニックのCM曲として有名なSOFFet with Tokyo Junkastic Bandの「Beautiful Smile〜NO MUSIC, NO LIFE〜」や、アフリカンシンフォニーなどを「美爆音」で演奏。さらに、応援に駆けつけた生徒たちも大声を張り上げ、まさに「大応援」を繰り広げていた。 これまでにも甲子園では同様の応援をしてきた習志野だが、今回はなぜかその応援に一部から批判が殺到。2回戦の星稜高校との試合で近隣住民から「応援がうるさい」と苦情が入ったニュースが報道されると、「確かにうるさい」「あんなうるさい応援っておかしくない?」「応援がうるさいから嫌い」「あれは野球の応援ではない」など、一部のファンが批判の声を挙げたのだ。 習志野高校は批判を受け、準々決勝から大太鼓を3つ体制から1つに変更するなどの対応を取ったが、批判は相変わらずで、「学校外の人間に苦痛を与え続けるな」「高校野球が近隣住民にかけている迷惑を考えろ」「相手校の選手もあれを聞かなければならない。不公平だ」など批判を浴びせ続けている。 一方で、別の高校野球ファンからは「何でも批判する精神はおかしい」「たかが3時間程度の応援、それくらい我慢できないの?」「阪神のほうがうるさい。関東の高校を差別している」「高校野球は特別なんだから我慢しろよ」など、習志野を擁護する高校野球ファンも多い。 「鳴り物応援は球場周辺住民の理解があって成立するものです。近隣に住宅の多い球場では鳴り物応援禁止という球場も多く、プロでは楽天生命パーク宮城や、かつての藤井寺球場はトランペットなどの応援は一切禁止でした。また、球場によっては大太鼓だけ禁止など、条件を設けているところもあります。 当然、甲子園も近隣住民への配慮は必要です。高校野球だから許されるということはありません。しかし、それは主催者である高野連が事前に近隣住民から許可を得ておくべきであり、習志野高校だけが『うるさい』と批判されるのはおかしい。理解が得られないのであれば、トランペットや太鼓の数などに上限を設定するべきでしょう。そうでなければ、ドーム球場でやったほうが良いと思います」(野球関係者) 長年、「派手な応援は名物」と考えられてきた高校野球。しかし、屋外球場である以上、近隣住民から「うるさい」と批判が来ることは、当然とも言える。 平成最後の選抜高校野球は、「サイン盗み」「握手拒否」「応援の騒音」など、様々なシーンが物議を醸すことになった。高校野球ファンが「美徳」「名物」と信仰してきたことが、一般人には「歪み」と感じることが多く、受け入れられなくなっているということだろう。文・櫻井哲夫
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スポーツ 2019年04月03日 11時46分
率.583 2本 9点、三冠王の巨人・ゲレーロに「俺の知ってるゲレーロじゃない」と逆に困惑するファンも
“打ち出の小槌”とは、まさにこのことなのだろうか。 セ・リーグ本塁打王(35本、2017年)の実績を引っ提げ、昨シーズン中日から巨人へ移籍したゲレーロ。そのキューバ産助っ人が、2年目のシーズンでロケットスタートを見せている。 開幕3連戦(先月29日〜31日/対広島)の1戦目は、スタメンではなく代打で起用されたゲレーロ。9回2死一、二塁の場面で四球をもぎ取るも、チームの勝利には繋がらなかった。しかし、「6番・レフト」でスタメン出場した2戦目は、先制打を含む「4打数3安打4打点」をマークし、チームの今季初勝利に貢献。勢いそのまま迎えた3戦目には、今季第1号となる2ランを打ち込み連勝に導いた。さらに、開幕2カード目となった2日の試合(対阪神)も、「4打数3安打3打点」と大暴れ。3回に今季2号となる3ラン、5回にフェンス直撃の二塁打、7回にライト前ヒットをそれぞれ放った。現在のシーズン成績は「打率.583(12-7) 2本塁打 9打点」と、打撃3部門全てでリーグ1位の数字となっているゲレーロ。この活躍を受け、ネット上には「6番でここまで打てるのは素晴らしい」、「原監督の指導も効いてるのかも」「怪我とか無ければ今シーズンは相当打ちそう」、「このまま好調をキープし続けてほしい」といった期待の声が寄せられている。 一方、中には「俺の知ってるゲレーロじゃないぞ」、「嬉しいけど、さすがに勢いがおかしすぎる」、「同姓同名の別人連れてきた?」、「去年の不振は一体なんだったんだ…」といったコメントも。昨シーズンは「打率.244 15本塁打 40打点」とからっきしだったゲレーロの変貌ぶりに、困惑を覚えたファンも少なからずいるようだ。 とにもかくにも、ここまでは文句の付けようがない活躍を続けているゲレーロ。シーズンはまだまだ先が長いが、果たしてこの好調は一種の“確変”なのか。それとも昨シーズンの不振を乗り越えた、新たなる姿なのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年04月02日 23時00分
長嶋茂雄4880日視察ルポ 私が入手した「本当の病状」①
ミスターの姿がどこにもない――。“ミスタープロ野球”長嶋茂雄・巨人終身名誉監督(83)の緊急入院(昨年7月)からおよそ9カ月。ペナントレースが開幕する中、長嶋不在は野球ファンはおろか国民の気持ちに大きな影を落としている。 長嶋が公の場に姿を見せたのは、昨年6月の東京ドームでの試合観戦が最後となっている。7月上旬に胆石の治療のために緊急入院し、昨年末に退院していることは周知の通りだが、以前のように外に出かけてリハビリをすることもなくなってしまった。 例年であれば巨人の宮崎キャンプに駆け付け、「勝とう! 勝つ、勝つ、勝つ〜!」と拳を振り上げながら檄を飛ばすことが恒例となっていたが、今年は視察に訪れた山口寿一オーナーによるメッセージの代読のみ。 2月20日の自身の誕生日をすぎ、3月になっても状況は変わっていない。脳梗塞で倒れた15年目の区切りの日となる3月4日(2004年)も動きは全くなく、3月7日に大阪で開かれた関西燦燦会の会合でも、やはり山口オーナーが登場し、ミスターの病状をこう明かしただけだった。「胆石に関しては相当改善して、大きな手術とかは必要なくなった」。「入院がずいぶん長引いたので、さすがの長嶋さんも足腰が弱っている。リハビリが整ってくれば、東京ドームに来てもらえるものだと思っています。いつの時期になるか、今はハッキリしない」。 この3月末に開催予定の燦燦会総会への出席も難しそうだが、4月に入れば公式戦を観戦する予定が入っているという。つまり、「病状は順調に回復しており、体力が戻れば大丈夫」ということだ。 だが現状を見る限り、筆者はそこまで楽観視することができないでいる。特に気がかりなのは、昨年末に退院してから、一度も外出してのリハビリを行っていないという点だ。 ミスターが脳梗塞で倒れて以降、筆者は4880日(3月20日時点)にわたってリハビリを追い続けてきた。雨の日も風の日も暑い日も雪の日も、必ず決まった時間に歩いてリハビリを止めようとしなかったミスターの壮絶な姿は、何度か本誌でもレポートした通りだ。最初は近所でのゆっくりとした散歩から始まり、徐々に強度を上げていく姿はまさに静かなる奇跡。都内の公園に出かけての早歩きや素振りを行うなど、順調な回復ぶりだった。 ところが、昨年6月頃から遠出する回数が減り、近所の軽い散歩だけになるなどルーティンが崩れ始める。リハビリでも早歩きの最中に男性介護士の肩を借りたり、時折、ストップしてうずくまる姿を見せるようになったのもこの頃だ。 最後にミスターの姿を見たのは昨年6月30日、都内の自然教育園での散歩で、翌日からはパッタリとリハビリは行われなくなってしまった。恥ずかしながら筆者が緊急入院を知ったのは『女性セブン』のスクープ記事だった。 それでも気を取り直し、リハビリ先から入院中の病院に通い続けた。極秘入院だったこともあって、当初は危篤の情報も流れたが、筆者の取材の結論は「危篤ではない。元気だ」。長嶋家にごく近しい人物からも「長嶋さんは『外の空気を吸いたい。歩きたい』と言っています。必ず歩きますよ」と聞いていた。 だからこそ、昨年末に退院した際にはすぐにリハビリの再開を確信し、12月14日の朝に東京・田園調布の長嶋宅を訪れた。 だが、筆者の見立ては甘かった。長嶋宅前に立った私の姿を見て、長嶋さんの現役時代から専属運転手を務めているI氏が駆け寄ってきた。この前日、ミスターはI氏の運転するセンチュリーに乗って都内の病院から退院している。 「退院おめでとうございます。よかったですね」 筆者はI氏に笑顔で告げた。親しく言葉を交わすような関係ではないが、ミスターのリハビリ視察も、迷惑が掛からないように遠巻きに見ている筆者の顔は知っているはずだった。 しかし、この日のI氏の表情はこわばったままで、怒りを抑えるような声で私にこう言い放った。 「警察に通報しますよ! もうこの付近をウロウロしないでください」 I氏の真剣な表情からは、現在のミスターが立ち向かっている状況の困難さが垣間見えるようだった。(明日に続く)
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スポーツ 2019年04月02日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「大木金太郎」“韓国の猛虎”波瀾万丈の頭突き人生
頭突きを武器に日韓で活躍した大木金太郎(キム・イル)。日本プロレスや国際プロレスのエースとしては成功しなかったが、再評価されてしかるべきレスラーの1人であろう。※ ※ ※ 1960年代あたりまでの生まれなら、頭突きのことを「チョーパン」と呼んだ記憶があるのではないか。 朝鮮パンチを略してチョーパン。今となっては真偽は不明だが、朝鮮学校のヤンチャな学生がケンカの際に頭突きを得意としたことで、この呼び名が広まっていったといわれている。 朝鮮半島出身者=頭突きというイメージは、かなり古くからあったようで、大木金太郎は’59年、日本プロレスに入門すると、力道山から直々に「おまえは韓国人だから頭を鍛えなさい」と言われ、以降、それを得意技とするようになった。 頭を鍛えるといっても筋トレでどうにかなるものでなし、ただひたすら額を壁や柱に叩きつけるのみ。頭突きの威力を高めるのと同時に、「自分が痛みに耐えられるようになる」ための特訓を積み重ねた。 そうするうちに、鉄柱に額からぶつかっていっても平気になったというのだから、常人には想像を絶するものがある。 「大木は後年、交通事故に遭ってそのとき頭蓋骨に食い込んだガラス片は手術でも取り除けず、以後は頭突きをするたびに流血するようになりました。さすがに大木自身も痛かったでしょうが、それでも頭突きを続けられたのは若い頃からの特訓のたまものでしょう」(プロレスライター) そうした頭突き一筋のスタイルを支えたのが、大木の信念とド根性だ。 力道山を尊崇し、日本に密入国したのはすでに30歳を間近に控えた頃で、日プロ入門後に20歳そこそこの馬場正平(ジャイアント馬場)やまだ10代だった猪木寛至(アントニオ猪木)とともに「若手三羽烏」としてしごかれたことは、肉体的にも相当な負担であったことだろう。それを耐え抜いた大木の精神力は並大抵のものではない。 力道山の死後には二代目力道山襲名の話も持ち上がったが、これを提案した豊登の失脚により立ち消えとなる。目標を失った大木は、韓国へ帰国して大韓プロレスを旗揚げし、一定の成功を収めたが、運命は大木の安定を許さなかった。 アントニオ猪木の東京プロレスへの参加により、日プロの選手層が薄くなったことで、その代役として大木が呼び戻されたものの、猪木の復帰により三番手以下に格下げられる。その後、猪木と馬場が立て続けに退団したことで、ようやくエースの座が巡ってきたが、頭突き一辺倒の試合ぶりは馬場や猪木に比べると華に欠け、ついには団体崩壊となる。 行き場を失った大木は、なし崩し的に全日本プロレスに入団するが、冷遇を不服として退団。ちょうどその頃に、国際プロレスを退団したストロング小林が猪木と名勝負を繰り広げたのを受けて、大木はターゲットを猪木に定める。★猪木と因縁対決激闘の末の涙! 大木はまず内容証明郵便で挑戦状を送りつけるが、当初、猪木はこれを無視することになる。 「これは猪木というよりも、日プロから新日本プロレスへ参加した坂口征二の意向によるもの。坂口にしてみれば日プロ崩壊直前、新日との合併話に猛反対して潰した大木が、何を今さらというわけです」(同) 猪木としても同じ釜の飯を食った先輩とでは、やりづらさはあっただろうし、後のない大木が何をやってくるか分からないという怖さもあったろう。 しかし、大木は猪木の自宅や宿泊先のホテルにまで押しかけて対戦を直訴。結局、猪木が根負けする格好で試合が組まれたが、大木は「勝利ではなく頭突きで猪木を破壊することが目的」と豪語した。 「ガチとアングルが微妙に混じり合った、のちの小川直也vs橋本真也みたいな状況だったようです」(同) 試合当日、大木は必殺の「原爆頭突き」に懸ける思いから、キノコ雲の絵柄をあしらったガウンで入場。猪木が徹底してこれを封じ込めようとする緊張感あふれる攻防が続く中、ついに頭突きが炸裂する。 防戦一方となり「猪木危うし」の空気が流れるが、中腰で立ち上がった猪木は「もっと打ってこい」と挑発のポーズをとってみせた。 「そのとき額からツーッと一筋の血が流れたのは、プロレス史上屈指の名場面。猪木のものまねで『来い! コノヤロー』とやるのは、これが元ネタです」(同) 大木は挑発に応じて頭突きを連発するが、これを耐え続ける猪木の形相に一瞬ひるんだところに、猪木のナックルパートが炸裂。乱打戦の中、バックドロップを決めた猪木が勝利を収め、激闘に感極まった両者は抱き合って涙を流した。 以後も大木は坂口との因縁マッチなどで、新日に活況をもたらすことになる。これに焦った馬場が、大木を全日に引き抜いたことで抗争は終結したが、それがなければ日本における大木の立ち位置は、また異なっていたに違いない。大木金太郎***************************************PROFILE●1929年2月24日〜2006年10月26日。大韓民国(日本統治時代の朝鮮)出身。身長185㎝、体重120㎏。得意技/頭突き。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年04月02日 22時00分
東京五輪で“期待される”卓球「韓国&北朝鮮」合同チームの大ゲンカ
韓国が来る東京五輪に向け、北朝鮮との合同チームで挑む方向で国際オリンピック委員会(IOC)を交えた三者会談が進められていた。 「バスケットボール、ホッケー、カヌー、そして、卓球の女子の4競技がその対象とされていました。バスケとバレーは合意できました」(スポーツ協会詰め記者) ところが、韓国の競技協会が代表候補に面談し、北朝鮮との合同チームについて聞いたところ、「ノーサンキュー」の声が多いことが分かった。NGを突き付けたのは卓球である。 「卓球には団体戦があります。ダブルスで南北合同チームとなった場合、息が合うかどうか分かりません。イデオロギーでNGを出したのではなく、即席チームでは勝てないというのが理由のようです」(同・記者) 卓球の南北合同チームというと、1991年の世界選手権で女子団体は優勝している。今もそうだが、当時から中国が圧倒的な強さを誇っていた時代だ。また、昨年の世界選手権団体戦でも、やはり女子は合同チームを結成している。 「91年の優勝があるので、政府関係者は南北の合同チームになれば好結果が出ると簡単に思っているようです。昨年も米朝首脳会談の流れがあり、合同チームに好意的な声が世界中から上がりました」(特派記者) 韓国政府は卓球の合同チーム結成に向け、水面下でもう一度働きかけるという。政治的な狙いも含まれてのことだろう。 「昨年の世界選手権では、現地入りしてから合同チームの結成が発表されました。東京五輪での卓球の合同チームは見送られるとの見方は支配的ですが、サプライズで急変ということも十分に考えられます」(前出・同) プロレスのタッグ戦では、息が合わずに仲間割れし、相手チームを無視して「仲間同士で場外乱闘へ」なんてシーンもある。 仲間割れはプロレスの醍醐味であり、専売特許だ。しかし、韓国が政治的謀略で卓球・合同チームを強行した場合、プロレス顔負けの場外乱闘が見られるかもしれない。
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ハッスル 小路 RGを鉄拳制裁予告
2009年10月22日 15時00分
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戦極 郷野 相手はラーメン!?
2009年10月22日 15時00分
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女子プロレスラーの風香引退 タレント転向か!?
2009年10月21日 15時00分
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UFC 秋山成勲はまるで中田英のよう…
2009年10月21日 15時00分
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スポーツ
ZERO1 王者・田中将斗「昔の俺じゃない」
2009年10月21日 15時00分
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スポーツ
ハッスル“仕切り直し戦”
2009年10月21日 15時00分
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スポーツ
K-1MAX 武田26日に長渕と“タッグ”
2009年10月21日 15時00分
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スポーツ
サッカーW杯まであと8か月 元川悦子の緊急マル秘ルポ W杯に縁遠い男俊輔が甦るとき岡田ジャパンが躍る
2009年10月21日 15時00分
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スポーツ
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元メジャーリーガーマック鈴木
2009年10月21日 15時00分
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スポーツ
ノムさん横浜入りへ
2009年10月20日 15時00分
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スポーツ
再デビューから駆け上がった異色ボクサー・大久保雅史に迫る
2009年10月20日 15時00分
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スポーツ
ボクシング 興毅が危ない!! フィリピンには内藤より怖い敵が
2009年10月20日 15時00分
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スポーツ
朝青どうにも止まらない
2009年10月20日 15時00分
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スポーツ
初代虎の一番弟子・桜木 世界パンクラチオン奪取
2009年10月20日 15時00分
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スポーツ
K-1 小比類巻 魔裟斗戦に背水の陣
2009年10月20日 15時00分
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スポーツ
DREAM 桜庭 金網戦に出撃
2009年10月20日 15時00分
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スポーツ
A・小林 女子プロに飲み逃げされた
2009年10月20日 15時00分
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スポーツ
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元五輪体操選手・西川大輔さん
2009年10月20日 15時00分
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スポーツ
宮里藍 中学時代の同級生と同棲中!?
2009年10月19日 15時00分