スポーツ
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スポーツ 2019年04月09日 11時30分
首位・ソフトバンクに激震 柳田も離脱で外野陣ほぼ壊滅
相次ぐアクシデントに、絶対的主砲まで巻き込まれてしまった。 7日の試合(対ロッテ)で三盗を決めた後、ベンチに退いていたソフトバンク・柳田悠岐。8日、その主砲が負傷により登録を抹消されたことが、各メディアによって広く報じられている。 報道によると、今回柳田が負った怪我は肉離れの一種である「左半膜様筋腱損傷」で、全治まではおよそ3週間の見通し。また、抹消された柳田に代わり、プロ7年目の真砂勇介が一軍に昇格するとも伝えられている。 「6勝2敗1分・勝率.750」で、7日現在パ・リーグの首位に立つソフトバンク。そのチームで柳田は開幕からここまで全試合で3番を務め、「打率.355・4本塁打・14打点・4盗塁」をマークしていた。2015年以来となるトリプルスリー、そしてその先の「40-40」へ視界良好だっただけに、今回の怪我は悔やんでも悔やみきれないところだろう。 一方、その柳田以上に、痛い展開に追い込まれたといえるのが他の野手陣。ここまで必死に埋め合わせてきた中村晃、ジュリスベル・グラシアル両名の穴に加え、柳田の離脱分までカバーしなければならなくなったからだ。 開幕前に「自律神経失調症」を公表した中村は、現在治療とリハビリの真っただ中。先日リハビリ組に合流したという朗報が伝えられたが、復帰まではまだまだ時間がかかる見通しとなっている。 その中村に代わり、開幕からレフトを務めていたのが来日2年目のグラシアル。7試合で「打率.333・1本塁打・3打点」をマークしていたが、5日の試合(対ロッテ)中に左脇腹を痛め、翌6日に無念の抹消となった。 残る主戦野手である上林誠知を除き、ほぼ壊滅状態となったソフトバンクの外野陣。ネット上では「シーズン終盤に来られるよりは全然マシ」、「逆に若手にとってはこれ以上ないチャンス」、「ホークスの層の厚さを見せてやれ」といったポジティブな論調を展開するファンも散見されるが、現場としては「勘弁してくれよ」の一言に尽きるだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年04月09日 10時20分
新日本退団のKUSHIDAがWWE入りでNXT所属へ! カイリ&イオ王座奪取失敗!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間6日、ニューヨーク市ブルックリンのバークレイズ・センターにて、ファームブランドNXTのビッグマッチ『テイクオーバー:ニューヨーク』を開催した。 WWEは1月末に新日本プロレスを退団した日本人レスラーKUSHIDAとの契約を発表した。KUSHIDAはCOOのトリプル・HとNXTゼネラルマネージャーのウィリアム・リーガルと共に調印式に出席。リーガルGMが「ついにスーパースターKUSHIDAがNXTに所属する」と話せば、トリプルHは「彼がNXTに所属することにとても興奮している。世界的スターの1人だ」とKUSHIDAの契約を喜んだ。 KUSHIDAは「このような機会をありがとう!ベストを尽くします」と英語で意気込みを語ると契約書にサイン。また、この発表に新日本時代の先輩でWWEスーパースターの中邑真輔は「みんな、KUSHIDAがNXTにやってきた!!! ようこそクッシー」とツイッターを更新。新たな日本人NXTスーパースターKUSHIDAの誕生で今後のNXTの展開に注目が集まる。 日本人が公開契約をするのはヒデオ・イタミ(KENTA)以来となるが、ヒデオは日本での興行だったのに対して、KUSHIDAはアメリカのNXTの会場、しかもビッグマッチとあってWWEの期待の高さが窺える。フィン・ベイラー、リコシェら新日本時代にIWGPジュニアヘビー級王座などを巡り、激闘を繰り広げてきただけに、中邑とAJスタイルズのように、新日本マットでの闘いがそのままWWEマットで行われる可能性もあるだろう。軽量級ブランド205Liveに昇格すればすぐにトップを取る実力は十分あるだけに、期待したい。 なお、今大会でNXT女子王座に挑戦したカイリ・セインと紫雷イオは善戦も悲願の王座にあと一歩届かず、シェイナ・ベイズラーが王座防衛に成功している。文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2019年04月09日 06時00分
元新日本“過激な仕掛け人”新間寿氏、ブルーザー・ブロディがWWE殿堂入り!
WWEが主催する世界最大のプロレスイベント『レッスルマニア』ウィークの日本時間7日、ニューヨーク市ブルックリンのバークレイズ・センターで『ホール・オブ・フェーム』の記念セレモニーが開催され、殿堂入りの表彰が行われた。 今年新たに殿堂入りしたD-ジェネレーションX、ホンキー・トンク・マン、トリー・ウィルソン、ハーレム・ヒート、ハート・ファウンデーションのブレット・ハート、ブルータス・ビーフケーキ、スー・エイチスン(アルティメット・ウォリアー賞)が登壇。功績を讃えた。同セレモニーはまさにプロレス版のアカデミー賞だ。 今年もレガシー部門は当日発表。元新日本プロレスの営業本部長でWWEの会長を歴任した新間寿氏、日本でも活躍した“超獣”ブルーザー・ブロディ、ジム・バーネット、ルナ・バション、”プレイボーイ”バディ・ローズ、プリモ・カルネラ、プロフェッサー・トール・タナカ、スペシャル・デリバリー・ジョーンズ、ワフー・マクダニエル、ジョー・コーエンが殿堂入りを果たした。 新日本参戦時に新日本とWWEが提携していたことから、WWEマット参戦を口にしていたブロディだが、結局実現せずに終わっていただけに、今回の殿堂入りは日本のファンにとってもうれしいニュースだろう。 また新間氏は、2010年のアントニオ猪木氏、2015年の藤波辰爾、2017年の力道山(故人)、2018年のヒロ・マツダ(故人)に続き、日本人5人目の殿堂入りとなった。 「猪木の片腕」として知られる新間氏は新日本時代、営業本部長としてテレビ朝日との関係を強化。さらにWWE、UWA、カナダのスタンピード・レスリング、ヨーロッパマットとも太いパイプを持ち、当時ジャイアント馬場(故人)率いる全日本プロレスに参画し、世界最高峰だったNWAに対抗する象徴としてIWGPを開催している。猪木氏とプロボクシング世界ヘビー級王者モハメド・アリ(故人)の異種格闘技戦や、いわゆるタイガーマスクのブームは新間氏が仕かけたものだ。 現在のビンス・マクマホンの父親と蜜月関係にあったことから、WWEとは家族ぐるみの付き合いで、WWEの副会長にも就いた。新間氏が新日本を退社し、第1次UWFを設立しても副会長の肩書はしばらく継続していた。そのため、第1次UWFでは新日本にも存在したWWEインターナショナルヘビー級王座をWWEマットで新設し、前田日明が初代王者になるという珍事が起こっている。 新間氏は初代タイガーマスクの殿堂入りを推していたが、自身が先に殿堂入りする形となった。文 / どら増田写真 / ©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2019年04月08日 21時30分
“セ界最遅”で4000勝のDeNA 他5球団の現在地は?
7日に行われた巨人との一戦(横浜スタジアム)を、「5-1」で制したDeNA。この勝利が球団通算4000勝となったことは、各メディアの報道によって既に多くの方がご存知だろう。 4000勝到達が、“セ界最遅”であったことも合わせて報じられているDeNA(4000勝4970敗290分・勝率.446)。では、その先を行く他5球団は、現在までにどれほどの白星を積み上げているのか。通算勝利数の多い球団から順に、その内訳を以下に紹介していきたい(成績は7日終了時点)。 現在のセ・リーグにおいて、最も多くの勝利数を誇るのは巨人(5928勝4230敗323分・勝率.584)。プロ野球黎明期から第一線を走り続ける老舗球団は、白星の数もリーグ断トツ。早ければ今季中にも、史上初となる6000勝到達の瞬間が訪れるかもしれない。 巨人に次ぐ2位につけているのは、ライバル球団である阪神(5254勝4941敗312分・勝率.515)。「674勝」差と大きく水をあけられてはいるものの、十分立派な成績を残していることは間違いない。 その阪神に「36勝」差で肉薄するのが、“第三の”5000勝チームである3位の中日(5218勝4927敗348分・勝率.514)。現在共に「4勝5敗」となっているこの両チームだが、今後の展開によっては順位の変動が起こる可能性も少なくないだろう。 ここからは4000勝台となる4位には、近年隆盛を誇っている広島(広島4302勝4614敗343分・勝率.483)がランクイン。2010年代中盤まではなかなか数字が伸びなかったが、リーグ3連覇の間に合計「259勝」を積み上げるなどここ数年は盛り返してきている。 直近の4000勝到達球団であるヤクルト(4185勝4772敗302分・勝率.467)は、現在のところ5位に位置。ちなみに、現在広島とは「117勝」差がついているが、2015年終了時点では「42勝差」とかなりの接戦を展開していた。 創設から現在に至るまで、各球団が歩んできた歴史が詰まっているともいえる通算勝利数。間もなく始まる令和の時代に、これらの数字はどのような変動を見せていくことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年04月08日 17時30分
カープ、最下位転落 “丸選手の喪失”だけじゃない、本領を発揮できていない理由は
4連覇を目指す緒方カープがつまづいた。4月7日の阪神戦を落とし、開幕カードの巨人戦から数えて、「3カード連続負け越し」となった。これは2010年以来、9年ぶりの屈辱だ。 試合後、緒方孝市監督(50)が記者会見を拒否したのは既報通りだが、「借金3、単独最下位」はひどすぎる。開幕前、広島を優勝候補に挙げるプロ野球解説者は少なくなかった。つまり、「3番・丸」を失っても、十分に優勝を狙える戦力が整っているわけだ。緒方カープが本領を発揮できないでいる理由は――。 「高信二ヘッドコーチ、東出輝裕打撃コーチが名指しで非難していたのが、5番の松山でした。初回、一死満塁の好機で併殺打。完封勝利の阪神・西勇輝が走者をためた数少ない場面で、もし、初回に得点を挙げていたら、違う展開になっていたというのが、広島首脳陣の見方でした」(スポーツ紙記者) 敗因を個人に押しつけたわけではないが、この証言は意味深い。 松山竜平(33)はこれまでも5番に入ることが多かった。去年までの広島といえば、「タナキクマル」とも称された田中、菊池、丸の1番から3番までが出塁し、ここで得点シーンが作られていた。3番・丸は昨季、97打点を挙げている。 それに対し、今年の広島はまだ打線が固定されていない。同日、3番に入ったのは野間峻祥。野間は丸のようなロングヒッターではなく、俊足を武器とし、出塁率で勝負するタイプだ。 つまり、丸がいなくなって、これまで3人で相手投手にプレッシャーをかけていたのが、4番・鈴木誠也(24)、松山の2人になり、得点力そのものも落ちてしまったというわけだ。鈴木で走者を返し切れなかったときの重責を、5番バッターの松山一人に負わされたかっこうだ。 「丸の人的補償で巨人から引き抜いた長野久義(34)が、まだ本来の当たりを取り戻していません。広島に移籍し、結果を出さなければと頑張っているのは本当ですが」(前出・スポーツ記者) 4月4日の中日戦だった。ヒットが出れば逆転という場面で長野に打席が回ってきた。9回表無死二、三塁。結果は、三振。試合も負けてしまった。 「丸が流出した後、広島球団は若手の育成、長野の獲得でそのマイナス分はなくなったと言い続けてきました。いったん、流出の痛手はあったと認め、打線変更など、そのマイナス分を補う策を講じるべき」(球界関係者) セ・リーグ出身で、緒方監督と同世代のプロ野球解説者がこう言う。 「緒方監督に対し、短期決戦が苦手だと評価する声もあります。クライマックスシリーズ、日本シリーズで負けてきたからです。しかし、長丁場のペナントレースを戦うには長けた指揮官です。不振の選手もけっこう我慢して使うので。その不振だった選手が調子を取り戻してまた活躍する。広島というチームにはそういう強さがある」 名指しで非難された松山だが、広島首脳陣は「次はやってもらわないと」と付け加えていた。一方で、特定の選手に負担を集中させないための打線再編案も出ている。緒方監督にとっては、今後も胃の痛くなる試合ばかりになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年04月08日 17時00分
オリックス榊原翼、守護神の乱調で初勝利を逃す…指揮官「勝ちをつけてあげたかった」
オリックス 5-5 楽天(3回戦)※規定により延長12回引き分け※オリックスの2勝1分け▽7日 京セラドーム大阪 観衆 23,396人 「全てを切り替えて、一番は気持ちなんで…」 登板前日までオリックスの高卒3年目、榊原翼は「気持ち」という言葉を自らに言い聞かせるように毎日口にしていた。今シーズン初登板となった日本ハムとの開幕3連戦で3戦目の開幕が決まっていたが、札幌入りした時から「緊張していました」という。もともと、後先を考えずに投げた方が良い結果をもたらすタイプなのだが、「考えないようにしようと思うことも考えてしまった」結果、4回2/3、110球、5安打、5四死球、3失点というピリッとしない内容だった。 「きょうは野手の方に助けられました」 試合後、本人が話していたように、貧打が続いていた榊原の気持ちを何とか楽にしてあげようと、「チームの起爆剤になれたら」とカード頭に昇格したばかりの西野真弘がライトスタンドに運び先制。西野がベンチに戻ってくるとメジャーではお馴染みのサイレントトリートメントで西野を弄り、いいムードを作っていく。苦しいピッチングが続いた榊原だが、キャッチャーの若月健矢や、西野の叱咤激励もあり0点で乗り切ると、4回には若月のセーフティースクイズ、後藤駿太の2点タイムリーで5点差に。5回、榊原は浅村栄斗に犠牲フライを打たれ1失点するが、6回を96球、3安打、5四球、1失点で勝利投手の権利を得たまま勝利の方程式に託して降板。 「初回は前回の反省を活かして、大事に入ることが出来ました。ただ、四球が多く、リズムの悪い投球になってしまった事は反省点だと思います。4回以降、コーチにアドバイスを頂きながら、自分の投球が出来る様になっていったと思います。野手の方々に助けて頂きながら、なんとか最少失点で抑えることが出来た所は良かったです」 降板後、このように話した榊原は、ベンチから大きな声を出しながらチームを応援。オリックスは7回の吉田一将が1失点するも、“8回の男の子”澤田圭佑は無失点に抑え、3点差のセーブシチュエーションで“守護神”増井浩俊が登場。ファンも3連勝を確信していたが、この日の増井は開幕2戦目以来の大乱調で、楽天打線に一気に捕まり、まさかまさかの同点に追いつかれてしまう。増井は何とか同点止まりでこの回のマウンドを降りると、榊原に「ゴメン」とひと言謝罪をして、ベンチ裏へ。試合は延長戦に入ったが、3連敗阻止に向けてフル稼働した楽天のリリーフ陣を打ち崩せず、試合は延長12回引き分けで終了。オリックスは勝ちゲームを落とす結果になってしまった。 「榊原に勝ちをつけてさせてあげたかった。でも、ウチの勝ちパターンで行ったので、増井を責めるわけにはいかない。でも、引き分けはもったいない。(延長戦になり、キャッチャーが一軍公式戦プロ初マスクの銀次になって)西浦のところで仕掛けたんですけどね。その後もランナーが出たら走らせるつもりだった。勝てなかったのは悔しい」 西村徳文監督は信頼して託している「勝ちパターン」で勝てなかったのは仕方ないとしながらも、最終的に5点差の試合を追いつかれてしまった結果については悔しさを滲ませていた。オリックスは9日からロッテ、西武との関東6連戦に臨む。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2019年04月08日 12時00分
“外国人差別”の声も 張本勲氏、オウンゴールにしたキーパーに「客と話してたんじゃないの?」発言で批判
7日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がオランダサッカー1部リーグ・アヤックス対エメン戦で、バックパスをゴールに入れてしまったゴールキーパーに対し、苦言を呈したことが物議を醸している。 サッカーの扱いが野球と比較すると軽い『サンデーモーニング』にしては珍しく、この日は海外サッカーを取り上げる。オランダ1部リーグのアヤックス対エメン戦で、アヤックスの選手がゴールキーパーにバックパスをしたところ、キーパーのアンドレ・オナナ選手が反応できず、オウンゴールとなってしまった様子を放送した。 これに怒ったのが張本氏。「喝だ!」と叫ぶと、怪訝そうな顔をしながら、「有名なチームですよ。まあ勝ってたんだけど。5対0で勝ってましたからね。キーパーは隣のお客さんと話してたんじゃないの?」 と発言。大きくリードしていたため、オナナ選手が気を抜き、「隣の客と話していた」という独自見解を披露する。もちろん、半分冗談ではあると思うのだが。 ところが、普段から張本氏がサッカーを語ることにイラ立ちをつのらせているファンからは「そんなはずはない」「アヤックスのレギュラーゴール・キーパーになるのは大変。そのあたりのことを理解しているのか」「張本に何がわかる」などの批判が。 また、サッカーマニアからは「キーパーは枠外で受けようと待っていた。それを枠内に蹴ってしまった選手のミス。キーパーを責めるのはお門違い」という指摘も飛び出す。さらに、普段はあまり海外サッカーを取り上げないにもかかわらず、「ミス」だけを切り取って放映したことについても、「印象操作だ」「外国人差別だ」などと批判の声が噴出することになった。 スポーツコーナー以外では、ヘイトスピーチなど外国人差別、とくに中国・韓国への批判について、とりわけ過剰に反応する『サンデーモーニング』だが、アメリカ・メジャーリーグや海外サッカーなど、欧米のスポーツについては、恣意的にミスしているシーンを取り上げ、張本氏に「喝」と言わせている。 そのような番組方針も、一部のスポーツファンから「外国人差別」と批判されていることを、番組は認識するべきだ。
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スポーツ 2019年04月08日 11時55分
【DeNA】上は大谷翔平だけ!“進撃の巨人”国吉佑樹が161キロをマーク!
ベイスターズの国吉佑樹が6日のジャイアンツ戦で、日本プロ野球界で日本人として5人目の160キロ越えを記録し、横浜スタジアムに衝撃が走った。ベイスターズでは、マーク・クルーンが2005年当時に記録した161キロにも並んだ。 過去160キロ以上の"マイル越え"をマークした日本人は、160キロの阪神・藤浪晋太郎、161キロのソフトバンク・千賀滉大、同じく161キロの当時ヤクルト・由規、そして165キロの大谷翔平しかいない大記録である。 10年目の今季はオープン戦からストレートが走り、今までの自己最速だった156キロを3月16日に157キロを出して超えて見せると、19日には158キロ、21日には159キロと立て続けに自己最速を更新していった。そして、6日の5回、打者ゲレーロに対する5球目の外角に外れたストレートが、161キロを記録。「スタンドが沸いていたので、どうしたのかな」と思った時に最速が計測されていたと振り返っていた。オフシーズンは、ベイスターズが戦略的パートナーシップ契約を結んだオーストラリアン・ベースボールリーグの強豪チーム"キャンベラ・キャバルリー”で武者修行。家族と離れ、単身赴任で野球に打ち込んだ。実戦の中で鍛錬を重ね、フィジカルトレーニングで鍛え上げた結果、身体は一回り大きくなった。球速の大幅アップは、その結果の賜物だ。 ストレートだけではなく、110キロ台のカーブに、フォークも146キロで鋭く落ちるなど、他のボールもクオリティーが高い。何よりコントロールで苦しまなくなったことで、精神的に余裕が生まれている。力と技で押さえ込むスタイルは、まさに"マウンドを制圧する"との形容が相応しい。 今後、スピードについては「バッターと勝負する中で更新出来ればいいな」と、笑顔で語る身長196cmの大器はスター性も十分。「何年かくすぶっていた思いを、結果で返す」と、久々のヒーローインタビューで宣言した10年目の国吉の完全覚醒は、ベイスターズ投手陣の強烈なストロングポイントになる。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年04月08日 11時30分
楽天・銀次、木村拓也さんの命日に10年ぶりに捕手で出場し引き分けに貢献 盗塁を刺すなど活躍し称賛殺到
7日に行われたオリックス・バファローズ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、内野手登録の銀次がキャッチャーとして出場。その奮闘ぶりが称賛された。 出場のきっかけは、3点ビハインドの9回表、平石洋介監督がスタメンの嶋基宏に代わって守備に入っていた足立祐一に代打を出したこと。選手総動員で逆転への執念を見せると、イーグルス打線が奮起。オリックスの抑え投手増井浩俊から3点をもぎ取った。 しかし、同点止まりだったため、その裏から守る必要が生まれる。楽天は一軍捕手2人体制で、緊急時の捕手起用に備えていた岡島豪郎も二軍という状況で、用兵が注目された。 9回裏に出てきたのは、捕手としてプロ入りし、後に内野手に転向した銀次。捕手としての出場はなんと10年ぶりで、1軍でマスクをかぶるのは初めて。「変化球が捕れるのか」「盗塁が刺せるのか」など不安満載だったが、そこは「元捕手」の銀次。ほぼ違和感のないキャッチングを見せた上、9回裏には、盗塁を試みた西浦颯大を素早いスローイングでアウトにしてみせた。 試合は同点のまま延長戦に入り、結局引き分け。銀次は捕手として4イニング出場し、投手とともにオリックス打線を無失点に抑えた。9回表攻撃開始時に3点差をつけられ、しかも捕手を使い切ってしまった状態を考えると、勝ちに等しい引き分けと言える。 そんな銀次の頑張りをプロ野球ファンは「凄い」「緊急時に補充ができる選手はすごい」「ほぼ違和感なかった」など、称賛の声を上げる。その勢いは凄まじく、「キャッチャー銀次」がTwitterのトレンド上位に入るほどだった。 奇しくも4月7日は、巨人時代同じように捕手を使い切り、経験者ということで、キャッチャーに入った木村拓也さんの命日だっただけに、「木村さんもきっと見ていた」「木村さんも銀次の苦労を称賛しているはず」など、亡くなった木村さんを思い出す声もあった。 3点差ながら、捕手を使い切ってでも同点に追いつこうと代打を出した平石監督と、それに応えたイーグルスの選手たち。そして、緊急事態でほとんど練習していないであろう状態にもかかわらず捕手に入り、盗塁を刺すなど期待値以上の活躍を見せた銀次。その頑張りは素晴らしいの一言だ。 一方、オリックスは抑えの増井が炎上したうえ、急造捕手がマスクをかぶっているにもかかわらず、相手の隙をつくことが出来ず、負けに等しい敗戦に。開幕から好調で現在2位の楽天と、千葉ロッテと同率最下位に喘ぐオリックスの差がはっきりと出た。 引き分けに終わったものの、チームの団結と執念を感じさせた東北楽天ゴールデンイーグルス。今後の浮上を予感させるような試合内容だった。文・櫻井哲夫
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スポーツ 2019年04月07日 17時30分
大関復帰を狙う栃ノ心 成功なら14年ぶりの出来事に?
1月場所で「0勝5敗10休」に終わり、2度目のカド番に追い込まれていた大関栃ノ心。翌3月場所は「7勝8敗」とわずかに勝ち越しに届かず、在位5場所(ワースト1位タイ)で大関の座を失ってしまった。 千秋楽で敗れた貴景勝と入れ替わるように、関脇へ陥落した栃ノ心。昇進場所(昨年7月場所)から相次いだ怪我が、その相撲を狂わせた主な原因であることは想像に難くない。 関脇で臨む来場所は、2ケタをクリアすれば1場所での大関復帰が可能となっている。もちろん、当人はそれを強く心に期しているだろうし、ファンの多くも華麗な復活劇を願っていることだろう。 ただ、一口に2ケタといっても、実際にそのような成績を収めるのは至難の業である。なぜなら、関脇陥落力士の大関復帰は、約14年間に渡って成し遂げられていないからだ。 栃ノ心の前に陥落を味わった照ノ富士(2017年11月場所)は、「0勝5敗10休」と1勝も挙げられないまま復帰に失敗。その前の琴奨菊(2017年3月場所)は、「9勝6敗」とわずかに2ケタに届かなかった。 琴欧洲(2014年1月場所)、把瑠都(2013年1月場所)の両名は、共に「8勝7敗」と勝ち越しが精いっぱい。また、千代大海(2010年1月場所)は初日から3連敗を喫した後、現役引退を表明している(4日目は不戦敗)。 以上の5名を遡った上で、ようやく登場するのが大関復帰の直近例である栃東(2005年1月場所)。「3勝3敗9休」の前場所から一転、この場所は「11勝4敗」の好成績を残し大関の座を取り戻した。なお、栃東は「0勝0敗15休」に終わった2004年5月場所でも関脇に陥落しているが、この時も翌場所「10勝5敗」で復帰を果たしている。 精彩を欠いて大関陥落を喫した力士が、翌場所で2ケタを挙げるほど復調するのは難しい。怪我に泣かされてきた栃ノ心にとっては、なおさらハードルが高いことだろう。果たして、31歳のジョージア人力士は、14年ぶりとなる大関復帰を現実のものとすることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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一発!大化けあるぞ 超“カタブツ”レスラー井上亘を直撃
2009年10月28日 15時00分
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「ビバ!メヒコ メキシコ通信局」日本襲撃が待たれる英雄W・ゲレーロ
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K-1MAX 魔裟斗 大みそか右往左往
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