スポーツ
-
スポーツ 2019年04月21日 18時00分
過酷な移動が続く大相撲地方巡業、“東西力士を入れ替え”が効果あり?
幕内力士の大型化が叫ばれて久しい昨今の角界。1月の初場所では平均166.2キロと、過去最高の体重を記録。また、逸ノ城(226キロ)や魁聖(204キロ)といった面々は、大台の200キロをオーバーしている。 そんな大型力士たちにとって、これはある意味“苦行”なのかもしれない。本場所のない期間に、各地方で行われている巡業のことだ。現在行われている春巡業もみっちりスケジュールが組まれており、参加力士たちは連日過酷な移動を強いられている。 怪我のリスクが高まるのではと疑問視されることも多い地方巡業。2015年には力士会が「休養日の増加」、「東西力士の交代制」、「手当の増額」といった内容を盛り込んだ提案書を提出したが、劇的な改善につながっているとは言いがたいのが現状だ。 巡業には「地方への普及」、「興行収益の確保」といったメリットもあるだけに、協会側が日程を詰めたくなるのも理解できない話ではない。しかし、“過重労働”によるリスクを考慮すると、前述の提案のうちどれか一つだけでも検討してもいいだろう。 最も効果がありそうなのは「東西力士の交代制」だ。当初の案では「片方が稽古、もう片方がイベント参加」とされているが、これを「片方が参加日、もう片方が休養日」にするのはどうか。 1日おきの参加となれば、当然各力士の負担は軽減される。身体のケアに充てる時間も、今以上に確保できるだろう。また、協会側も現行の日数を減らさずに巡業を行うことができる。 もちろん、この案はメリットだけではない。「巡業手当の減額」、「宿泊・移動手段確保の複雑化」、「参加力士の減少による集客力の低下」といったデメリットも考えられる。ただ、こうした事柄を差し引いても、十分に検討する価値はあるのではないだろうか。 以上の案はあくまで外野の意見であり、内部の人間ならもっといいアイデアが出せるはず。協会側が“力士ファースト”の考えで、巡業改革に着手してくれることを期待したい。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2019年04月21日 06時00分
藤浪の不振は予見されていた! メジャー流の“投手乱用指標”で判明
Abuse。直訳すると「乱用」となる。この英単語を使ったメジャーリーグの“投手乱用(酷使)指標”が、日本の野球界でも採用されることになりそうだ。 その投手乱用指標とは、PAPという。「pitcher abuse point」の省略で、投手が1試合で投げた投球数から「100」を引き、それを3乗する。110球投げたら、「110−100」の3乗。1000ポイントとなる。先発投手に関するもので、消耗度を表す数式と捉えてもいいだろう。「松坂大輔、藤浪晋太郎が故障したのは、PAPで理由づけできるんです」(球界関係者) メジャーリーグ、日本球界ともに一流と称される先発投手は年間で3000球前後を投じる。しかし、大きく異なるのはPAPによって弾き出された数値だ。 藤浪を例に挙げてみよう。藤浪が先発登板のみで出場したのは、プロ2年目の2014年から。以後3年分の各投球とPAPは、以下の通り。2014年 2844球 34万8818P2015年 3374球 68万4410P2016年 2948球 56万9740P これに対し、同じく1シーズンで3000球以上を放るメジャーリーグの先発ピッチャーは1ケタ少ない3万台から4万台にとどまっている。藤浪のPAPは突出して多いが、日本の先発投手は20万台から30万台だ。なぜ、こんなに違うのか。メジャーリーグの先発投手は100球のメドに交代する。日本は「先発投手=完投」の美学こそ薄れたが、投球数よりもイニング数で指揮官はリリーフ投手の投入時期を判断する。だから、日本の先発投手は、結果的に100球以上を放る試合が増えていくのだ。「PAPの数字が高いピッチャーは消耗度が激しく、故障するのは時間の問題と捉えられています」(米国人ライター) この先発投手の消耗度を計る指標・PAPに、科学的・医学的根拠はない。メジャーリーグは3万台から4万台に収まっているとはいえ、先発投手の故障はゼロになっていない。だが、米球界は「日本の先発投手は投げ過ぎ」と捉えており、「投手の肩は消耗品」なる解釈をより強く持つようになったという。「藤浪はコントロールが悪いので、1試合で投げる投球数も自ずと増えていきます。不振に陥って今年で4年目、精神的な原因説、技術不足などさまざまな憶測が出ていますが、メジャーリーグのPAPを出し、故障しているのではないかと心配する声も出始めました」(球界関係者) 医学的根拠がないとはいえ、ほかに消耗度を計る指標もない。 このPAPによる藤浪の故障説に重ねて、こんな情報も交錯している。甲子園大会における“投げ過ぎ”だが、投球数制限の採用論を主張する者たちがいる。彼らがPAPを持ち出してくるのではないか、と…。 コリジョン・ルール、リクエスト(映像確認)、投手の二段モーション、メジャーのルール変更や数式に日本の球界は振り回されてきた。今回のPAPを巡って、波乱が起こりそうである。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2019年04月20日 06時00分
幕内は白鵬を抑え貴景勝がトップ、十両の1位は? “平成最後”の「敢闘精神あふれる力士」アンケート
先の春場所における「敢闘精神あふれるアンケート」の投票結果が発表となっている。幕内力士でトップに立ったのは、場所後に新大関へ昇進した貴景勝(東関脇)だった。 賜杯を手にした白鵬(東横綱)が、合計はおろか日別でもトップ3内に一度も登場しなかった幕内の投票結果。一方、十両でも優勝力士である志摩ノ海(東十両筆頭)が、総合トップ3から漏れる結果に。では、その彼を上回ったのはどの力士なのか。3位から順に見ていこう。■隆の勝(東十両13枚目/1位1回・2位3回・3位3回・合計7回) ここ2場所は「4勝11敗→2勝4敗9休」と大幅な負け越しが続いていた隆の勝。春場所も途中までは「5勝4敗」だったが、10日目からは6連勝。結果的に、「11勝4敗」の好成績で場所を終えた。終盤戦5日間において、投票結果に全て登場した隆の勝。土俵内外で“ブースト”がかかった結果、志摩ノ海を僅差でかわしトップ3入りを果たすこととなった。■安美錦(西十両11枚目/1位3回・2位3回・3位1回・合計7回) 内訳の差で2位に選出されたのはベテラン安美錦。初日から4連敗とスタートは最悪だったが、5日目からの5連勝が効き、「8勝7敗」でなんとか勝ち越しを決めた。 関取最年長の40歳が、一日一番を懸命に戦い抜く。前述の投票結果は、その姿に感動・共感したファンがどれだけ多かったかを如実に物語っている。■炎鵬(西十両2枚目/1位7回・2位0回・3位0回・合計7回) 春場所で見事1位に輝いたのは、白鵬の内弟子として知られる小兵力士の炎鵬。7回の登場は全て1位と、他力士と比べて圧倒的な“民意”が集まった。 なお、「8勝7敗」と勝ち越した炎鵬は、来場所の新入幕が有力視されている。幕内には更なる人気力士が多数控えているが、そこでどれだけ票を集められるかも要注目だ。 それぞれ内訳に差はあるが、登場回数は横一線だった今回のトップ3。“平成最後”にふさわしい接戦だったと言えるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2019年04月19日 17時30分
「松本、一緒にやろう」「高木は拒否」元巨人・笠原氏がYoutuberに 毒舌動画が話題
先月26日から、YouTuberとして活動している元巨人・笠原将生氏。その笠原氏が18日にアップした動画が、一部ファンの間で話題となっている。 この日の動画は、笠原氏が「実況パワフルプロ野球2014」で当時の巨人と対戦するという内容の前編。「やるの初めてなんですけど」と語った笠原氏は、試合前の選手登録でまずは自身を先発に据えた。 続けて、ベンチメンバーの選出に入った笠原氏は、野球賭博への関与で共に無期失格処分を受けた福田聡志氏の名を見て「うわっ」と一言。「いるじゃん、一緒になんかした人。この人入れよう」と、福田氏を二軍から一軍へ昇格させた。 さらに、笠原氏はもう一人の失格処分選手である松本竜也氏を発見すると、「うぉーマツリュウおるやん(笑)。お前も入ってこーい!」とこちらも一軍に“抜擢”。今ではもう見ることができない夢の?揃い踏みに、「楽しいこれ」とテンションを上げていた。 一方、唯一失格処分を免れた高木京介投手に対しては、「もう一人いるけどどうしよっかなあ」と不満顔。結局、「コイツ入れよっかなあ、拒否!」と、高木投手を一軍メンバーに加えることはなかった。 球界を騒がせた不祥事を逆手に取った形の笠原氏。しかし、今回の動画は確認時点で「再生回数31491回・高評価1566件・低評価84件」と意外にも視聴者にウケており、コメント欄にも「一緒にやらかした人入れるのは草」、「自虐していくスタイル好き」、「こういう動画を待ってた」といった好意的なコメントが数多く寄せられている。 また、中には「高木をボコボコに打つ動画もアップしてほしい」といったリクエストも。1人だけ生き残った高木投手に対し、どのような“口撃”が飛び出すのか、興味津々の視聴者も多いようだ。 先発させた自身の能力を見て、「クソやんこれ!俺だったら絶対使わんわこんな選手!」と噛みついてもいた笠原氏。なお、試合はその「投手・笠原」が阿部慎之助選手にグランドスラムを被弾するなどし、現在「0-6」の劣勢となっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式YouTubeよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGOKBW_5opgTMC1mJR_fERQ
-
スポーツ 2019年04月19日 17時30分
横綱・白鵬「平成と共に去りぬ」“引退”が囁かれる右腕負傷の重篤さ
「優勝と引き換えに、腕一本、持って行かれた」と苦笑いした白鵬。同じような経緯をたどって引退を余儀なくされた稀勢の里の悲劇が思い起こされる。 春場所千秋楽、鶴竜を右下手投げで破り、42回目の優勝を全勝で飾った横綱白鵬(34)。その際、白鵬も土俵下まで転げ落ち、右腕の付け根あたりを押さえて顔を大きく歪めた。その姿を、2年前の稀勢の里とダブらせ、不吉な思いに駆られたファンも多かったのではないだろうか。 表彰式では重い賜杯や優勝旗を白鵬1人では受け取れず、土俵下にいた朝日山審判委員(元関脇琴錦)らの手を借りた。その様子を見た宮城野部屋関係者の顔面は蒼白だった。「これが命取りにならなければいいが…」 後日、右上腕部の筋肉の一部が断裂していることを明かした上で、次のように説明した。「突っ張りや、まわしを引き付ける動作にはあまり影響ないが、力を入れて力こぶを作るように腕を曲げ、上腕二頭筋を収縮させると違和感がある」 つまり、相撲を取る上で大いに支障があるということだ。手術も考えたというが、それでは回復に時間がかかると断念。とりあえず安静にして様子を見ることにしたという。 千秋楽翌日の一夜明け会見では、コップの水さえ右手では飲めない状態で、「なんとなく稀勢の里の気持ちが分かる」と、ため息をついていた。 3月31日から始まった春巡業には参加しているものの、取組には加わらず、横綱土俵入りだけを行っている。春巡業が関東に近づく今月中盤には、かかりつけの病院で精密検査を受け、場合によっては再生医療を試みる可能性も示唆した。 右と左の違いはあるが、同じ上腕を負傷した稀勢の里が、復帰を急ぐあまり治療に失敗したのは記憶に新しい。その後、稀勢の里は引退に追い込まれているだけに、白鵬が慎重の上にも慎重を期すのは間違いない。 「白鵬にすれば、むしろ、もっけの幸いじゃないですか。今回の優勝が3場所ぶり、その前が5場所ぶりということでも分かるように、年齢的、肉体的に、もう無理はできません。本人は『令和最初の場所も優勝でスタート』と言っていますが、これで胸を張って休める理由ができました。それも1場所だけじゃなく、数場所続けて」(担当記者) 平成最後を全勝優勝で飾った大横綱・白鵬だが、右腕負傷の重篤さが囁かれる中、令和の土俵上にその姿が見られるかどうか、微妙なところにきている。
-
-
スポーツ 2019年04月19日 11時30分
日本ハム金子弌大、古巣オリックスから「初めて投げた神戸」で今シーズン初勝利!
今シーズン、オリックスから自由契約で日本ハムに移籍した金子弌大投手が18日、ほっともっとフィールド神戸で行われた古巣オリックス戦に登板した。オリックス戦には、3月30日に札幌ドームで行われた開幕2戦目でも登板しているが、5回2失点で試合も引き分けたため、勝敗はついていない。 金子にとって神戸は、2006年4月12日にオリックスでプロデビューを飾ったゆかりのある球場。当時の名称はスカイマークスタジアムだった。 「所々、ボール先行になってしまったんですけど、ある程度ストライクゾーンで勝負することができたと思います。なので、ランナーを出してからも、その後を抑えられました。今日は今までの登板に比べてストレートをしっかり投げられたと思います」 という金子は古巣オリックス打線を相手に、4回1/3までノーヒットピッチング。唯一ヒットを放った後藤駿太以外はタイミングを合わせられなかった。金子は5回を54球、5奪三振、無失点の内容で勝利投手の権利を残したまま降板。打線が好投を続けていた山本由伸を捕まえて4得点。オリックスのホームラン攻勢で1点差まで詰め寄られたが、終盤に突き放し連敗を止めた。金子はオリックスから今シーズン初勝利を挙げたことで、史上18人目となる12球団からの白星を記録している。 拍手を送る古巣オリックスファンからの拍手にも手を振りながら、初めて神戸の“三塁側”ベンチ前でヒーローインタビューに臨んだ金子は「相手がオリックスだったので嬉しいけど、3連敗だけは阻止しようと思って投げました。(オリックス先発の山本は)いいピッチャーだというのは分かっているので、先に点を取られないようにしようと思ってたんですけど、今日それが出来て良かったと思います。初登板がここ(神戸)だったので、平成最後もここで勝利を挙げられて嬉しく思います」と喜びを口にした。 金子は一昨年のオフ、全国放送の地上波番組に出演した際、「プラスワン次世代枠」として山本を紹介しており、「僕より器用。1年目から150キロを普通に出すので期待しています」と当時高卒1年目のルーキーだった山本を紹介しているほど評価が高い。そんな山本と投げ合う日が来るとはこの時は思いもしなかったはずだが、今後は投げ合うことで、山本を始め若いオリックス投手陣にとって高い壁として立ちはだかることだろう。 なお、金子は改めて「先発でも中継ぎでも」と栗山英樹監督の起用法に対してこだわらない姿勢を明らかにしている。文 / どら増田写真 / 垪和さえ
-
スポーツ 2019年04月19日 11時00分
どちらの“器が小さい”? ポルノ新藤の“丸ポーズ”批判に巨人ファンが「嫉妬するな」と激怒
大のカープファンとして知られるポルノグラフィティ・新藤晴一が、巨人・丸佳浩選手に対してぶつけた「苦言」が物議を醸し、ネット上で激しい議論が繰り広げられている。 事の発端は、4月17日の巨人対広島戦で丸選手がホームランを放ったあと、ベンチに戻って喜びを分かち合う際、頭の上に両手で「丸」を作り喜びを表現したこと。これを見ていた広島東洋カープファンの新藤が自身のTwitterで、 「『○!首カクカク』とちょっとおちゃらけたパフォは、古巣に対してどうなんだろうか?」「嫌いになりたくないのよ。嫉妬なんでしょうか」「大田(泰示・日本ハム)は、ジャイアン(原文ママ)戦勝利の時、お立ち台でお決まりパフォーマンスを促されていた時、勘弁してください、と言ってた」 などと苦言を呈したのだ。 これを巨人の親会社であるスポーツ報知が取り上げ、「賛否両論」などと大々的に報道。ツイートが拡散されると巨人ファンが激怒し、新藤に対し「器が小さい」「こういう意見がプロ野球をダメにする」「心が狭すぎる」「腹立つなら見るな」「最下位だから嫉妬しているんだろ」と続々と批判の声を上げる。 中には、批判を発展させ「ポルノグラフィティの曲も嫌いになった」「そもそもポルノグラフィティってなんなんだよ」と、新藤やポルノグラフィティへの誹謗中傷とも取れる発言をする巨人ファンとみられるネットユーザーも散見された。 一方、カープファンからは「わかる」「あれはない」という同調の声や、他方で「気持ちはわかるけどもう放っておいたほうがいい」「言っても仕方ない」と諌める意見も。そして、「あれは阿部慎之助が『溶け込めるように』と考えてやらせているポーズ。丸はやりたくないと思う」「やらされている」という見方を示すネットユーザーもいた。 さらに、野球にさほど興味のないポルノグラフィティのファンは、「一ファンの意見なんだから批判するほうがおかしい」「何言おうと自由でしょ」「なぜ晴一さんの意見をニュースにして晒し上げたのか」と憤りの声を上げている。 「ホームラン後のポーズは、かつてソフトバンクやロッテに在籍したフリオ・ズレータの『パナマウンガ』や、現DeNAラミレス監督の『ゲッツ』などが有名で、現役では西武の山川穂高や、ソフトバンクの松田宣浩などが派手なパフォーマンスを見せています。 しかし、あのようなポーズについて『相手選手への礼節を欠いている』というように感じる人がいることもまた事実。以前、阪神タイガースがホームランを打ったあと、選手全員で客席を指差す『グラティ』というポーズをやっていたことがありますが、OBや相手投手などから苦言が入り、封印されています。 丸がパフォーマンスをすることはもちろん自由ですが、それを見て不愉快に思うこともごく自然なことで、自由なはずです。本来FA移籍した選手にブーイングを浴びせるのも、拍手で出迎えるのも個人の自由でしょう。 それを『温かく迎える』ことが正しいとし、ブーイングや不満を表明した有名人に批判を寄せ、黙らせようとする行為のほうが異常に思えます」(野球ライター) 「丸ポーズ」を称賛することはもちろん、批判することも「言論の自由」なはずだが、巨人ファンはそれを許すことが出来なかったようだ。記事内の引用について新藤晴一の公式twitterよりhttps://twitter.com/blackcaster
-
スポーツ 2019年04月18日 22時00分
新日本プロレスが名古屋でビッグマッチ開催! メインは飯伏幸太の初防衛戦
新日本プロレスが久々に名古屋で春のビッグマッチ『SENGOKU LORD in NAGOYA』(20日、愛知県体育館=ドルフィンズアリーナ)を開催する。 新日本は過去に同体育館をはじめ、日本ガイシホール(名古屋レインボーホール)、ナゴヤドームでもビッグマッチを開催。近年は1年に3回前後、愛知県体育館大会をシリーズに組み込んできた。今回は高い動員力を維持してビッグマッチ開催につなげた形だ。 メインイベントでは、日本時間7日のマディソン・スクエア・ガーデン(MSG、米ニューヨーク)大会で内藤哲也を破り、IWGPインターコンチネンタル王座を獲得した飯伏幸太が登場。MSGのバックステージで逆指名したザック・セイバーJr.と初防衛戦を行う。 ザックはMSGで飯伏が「神」とあがめる棚橋弘至を破っているが、左肘を痛めた棚橋はそのまま無期限の欠場をしいられ、飯伏自身も2年連続で『ニュージャパンカップ』でザックにギブアップ負けを喫している。今回の一戦は「神の仇打ち」と自身の「リベンジ」という2つのテーマを掲げた闘いとなる。連日行われている前哨戦ではザックが優位に立つ。飯伏が「邪魔でしかない」と話していたザックのマネージャー、TAKAみちのくの策士ぶりにも磨きがかかっているだけに、まさかの3連敗をしてしまう可能性も決して低くはない。棚橋同様、飯伏にとっては「苦手」なタイプなのは間違いないだろう。飯伏は久々となる名古屋のビッグマッチをハッピーエンドで終わらせることができるのか?関節技対策に注目したい。 セミファイナルでは、IWGP USヘビー級選手権試合、チャンピオンのジュース・ロビンソンに、バレットクラブのバッドラック・ファレが挑戦する。 この2人はお互いに新日本の留学生だった共通点がある。時期は違うが、ファレは新日本の先輩だ。新日本で育った外国人対決はジェイ・ホワイトや、デビッド・フィンレーの間でも行われているが、後輩のチャンピオンに挑戦するファレの気持ちは複雑だろう。ましてやバレットクラブでも後輩のジェイがリーダー格を務めている。ファレとしてはシングルプレイヤーとして結果を出しておきたいところだ。 ノンタイトルマッチではオカダ・カズチカや棚橋弘至から何度も勝利を収めているファレだが、シングルのタイトルには不思議と縁がない。平成最後のタイトル挑戦で、シングル初戴冠となるのか?それともまだまだ成長が止まらないジュースが防衛するのか?大和魂を持った外国人対決に期待が高まる。 来年1月の東京ドーム大会での引退を表明している獣神サンダー・ライガーは第2試合に出場。愛知県体育館でライガーがあと何回見られるか分からない。名古屋のファンは見逃してはならないだろう。今年の春は名古屋がアツイ!取材・文・写真 / どら増田
-
スポーツ 2019年04月18日 21時30分
KUSHIDAのNXTデビューが5.2に決定! カイリ・セインはNXTラストマッチに敗れる
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間18日、ファームブランドNXTを世界配信した。 先日、公式サイトWWE.comで公開契約を行ったKUSHIDAのNXTデビュー戦が、同5月2日にWWEネットワークを通じて世界配信されることが明らかになった。 WWEは同5日、今年1月限りで新日本プロレスを退団したKUSHIDAのWWE入りを発表。同日のNXT年間最大のビッグマッチ『NXTテイクオーバー:ニューヨーク』ではKUSHIDAをWWEユニバース(ファン)に紹介。COOのトリプルHは「彼がNXTに所属することにとても興奮している。世界的スターの一人だ」とKUSHIDAを称賛。新日本時代の先輩にあたる日本人スーパースター中邑真輔も「みんな、KUSHIDAがNXTにやってきた。ようこそクッシー!」と歓迎した。 KUSHIDAは「ライフ、国、トレーニング、すべてを変えていい状況だ。“KUSHIDAができる”ということをWWEユニバースに証明したい」とコメントしている。WWEのプロモーション写真を見ると新日本時代と変わらないキャラクターになりそう。デビュー戦に注目だ。 スマックダウンへの昇格が決まった“海賊姫”カイリ・セインは、シェイナ・ベイズラーのNXT女子王座に挑戦した。 試合はカイリのフライング・カブキ・エルボーが場外バリケードに誤爆してしまい右腕を負傷すると、シェイナがその右腕を関節技で集中攻撃。これを見かねたレフェリーが試合を止めてドクターチェックすると、心配した盟友の紫雷イオもリングサイドに駆けつけた。 シェイナはお構いなしにカイリを強引に捕まえ試合を強制続行させると、たまらずイオがシェイナを突き飛ばして試合はカイリの反則負けとなった。シェイナをにらみつけて対峙するイオだったが、セコンドのマリナ・シェファーとジェサミン・デュークに捕まると、シェイナは倒れ込んだカイリの右腕を踏みつけた。シェイナは痛すぎる“餞別”を与え、バックステージへ引き揚げた。 この非道な行為にイオは「ふざけるな!絶対に許さないぞ」と仇打ちを宣言。アスカもカイリもNXT女子王座を戴冠してスマックダウンへ昇格しているだけに、イオにとっても同王座の獲得は必須。NXTでイオの実力が発揮されるのか期待したい。文 / どら増田写真 / 舩橋諄
-
-
スポーツ 2019年04月18日 20時50分
サッカー久保建英が“古巣”FCバルセロナに復帰とスペインで報道される
サッカーJリーグFC東京に所属するFW久保建英が欧州に移籍するウワサが出ている。久保はバルセロナの下部組織に所属してプレーをしていた逸材。しかし、2014年にバルセロナが国際サッカー連盟(FIFA)が原則禁止とする「18歳未満の外国人選手の獲得」に抵触したことで制裁を受け、久保はスペイン国内での試合出場が禁止となり、翌15年に帰国した。それ以降はFC東京でプレーを続け、17年にトップチーム昇格。昨シーズン途中からは期限付き移籍で横浜F・マリノスでプレーしていた。今シーズンからFC東京に復帰し、レギュラーポジションをつかみつつある。 日本代表も期待される逸材が移籍すると報道したのはスペインの『マルカ』紙で、スペイン一部リーグのレアル・マドリードとフランス一部のパリ・サンジェルマンが久保の代理人に問い合わせをしたと報じた。また、同じスペインの『ムンド・デポルティボ』紙が、久保が18歳となる今年6月にバルセロナへ復帰することで基本合意したと報じている。 これを受けて4月14日にFC東京の大金直樹社長が緊急会見を開き、「クラブとして、事実ではないと言いますか、『内定』という表現になっていますけど、例えばバルセロナと契約行為があったとか、そういったことはございません。交渉そのものも現時点ではありません」「(久保の)代理人が誰なのか知りませんし、私の中では代理人がいないという理解です。これはクラブとしての理解でもあります」と報道を完全否定。久保と今後のことについても「話してない」ともコメントした。 そんな中、5月にポーランドで開催されるU-20W杯に向けて合宿中のU-20日本代表の影山雅永監督は、今回選考から漏れた久保について「僕自身は来てもらいたかったですけど、協会とクラブで話し合ったときに『今回はノー』ということだった。僕は手元に与えられた選手でベストを尽くすということだけですね」と話している。 日本代表の森保一監督は6月に開催される南米選手権に参加するメンバーについて「協会の方で影山監督と話し合いながら、どのようにチーム作りを進めていくのか。選手の今の状況などについては情報交換し協力し合っています。(U-20W杯や南米選手権など)同時進行で大会があるので、選手をどうするのか、というところは話し合ってやっていきたいです」と語った。 今年6月で18歳になる久保は欧州への移籍が可能になるため、バルセロナ復帰が既定路線といわれている。しかしU-20はもちろん、東京五輪代表やA代表にも招集が期待されている。だが、バルセロナに復帰すればクラブ優先で代表に呼ぶことは難しくなるだろう。 サッカーの契約は突然決まることが珍しくない。わずか1日で移籍に合意することもあれば、移籍直前で破談になるのも当たり前の世界だ。果たして久保は、今シーズンが終了するとき、どこのユニフォームを着ているのだろうか。
-
スポーツ
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元野球選手・山本和行さん
2009年11月18日 15時00分
-
スポーツ
W杯まであと7カ月 本紙特派員が見た南アの恐怖
2009年11月17日 15時00分
-
スポーツ
来季ドラフトで巨人が再び“笑撃”のドラマ!?
2009年11月17日 15時00分
-
スポーツ
全日プロ最強タッグ戦直前情報 高山 鉄人28号に変身
2009年11月17日 15時00分
-
スポーツ
新日本 中邑 金網総合の猛者・岡見と“合体”
2009年11月17日 15時00分
-
スポーツ
坂口 パンクラス魂で修斗と対抗戦
2009年11月17日 15時00分
-
スポーツ
全日本 TARU 裏切り者小島&ゾディアックに制裁誓う
2009年11月17日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 青木 大みそか出場狙う
2009年11月17日 15時00分
-
スポーツ
悪の革命女戦士「レボルシオン・アマンドラ」が女子プロレスを引っかき回す
2009年11月17日 15時00分
-
スポーツ
今週末は名古屋、大阪で注目の女子プロ大会あり
2009年11月17日 15時00分
-
スポーツ
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元女子テニス・佐藤直子さん
2009年11月17日 15時00分
-
スポーツ
新日本 長州 IWGP王者・中邑に痛烈忠告
2009年11月16日 15時00分
-
スポーツ
内藤VS亀田の勝利の女神
2009年11月16日 15時00分
-
スポーツ
全日本 武藤 挑戦者は最強タッグ戦で決める
2009年11月16日 15時00分
-
スポーツ
OZアカデミー 尾崎がKAORUを制裁
2009年11月16日 15時00分
-
スポーツ
DDT 飯伏 “Jカップ”に首ったけ
2009年11月16日 15時00分
-
スポーツ
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元ボクサー・勇利アルバチャコフさん
2009年11月16日 15時00分
-
スポーツ
城島阪神入団で内部紛争勃発か!?
2009年11月14日 15時00分
-
スポーツ
全日本プロレス 「世界最強タッグ決定リーグ戦09」開幕 船木が優勝を宣誓
2009年11月14日 15時00分