スポーツ
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スポーツ 2019年05月09日 17時30分
今年は“飛ぶボール”になった? プロ野球・ホームラン量産の謎を関係者が語る
「今年はホームランが出すぎ。ボールを変更したのではないか!?」 プロ野球のペナントレースが始まってまだ2カ月も経っていないが、奇妙なうわさが広まっている。どのチームも例年以上に本塁打が多く出ているため、ボールの材質が変わったのではないか、と。たしかに、本塁打数は増えている。5月7日時点でセ・リーグは201本塁打を記録しており、巨人は32試合で44本塁打と12球団トップ、量産態勢に入っている。ボールに対する疑惑が深まったのも、巨人戦だった。5月2日、岡本和真の放った凡フライが東京ドームの天井に直撃するハプニングも見られた。 「過去、プロ野球公式戦で使用されているボールはバラバラでした。チームごとにメーカーの異なるボールを使っており、国際試合の機会も増えたので、ボールの反発係数をメジャーリーグの使用球、つまり、国際基準に合わせることになったんです。それが、2011年導入の『統一球』です」(スポーツ紙記者) 統一球は「飛ばないボール」とも称された。しかし、導入3年目の13年、ボールの反発係数の誤差をめぐるトラブルも起き、当時は「意図的にホームランを増やそうとしたのでは?」と、NPBと当時のコミッショナーに疑惑がかけられた。 「反発係数の誤差の幅をより小さくし、品質管理を徹底することで12球団は納得しましたが」(前出・同) ホームラン量産の傾向にある今季、12球団は13年と同じ組織的隠ぺいも疑っているのだ。 「NPBと統一球を製造しているメーカーは、完全否定しています。13年に叩かれているので組織的隠ぺいは考えにくい」(球界関係者) 関係各所によるコメントを信じたい。 ホームランは、野球の華。緊迫した投手戦も楽しいが、ホームランが出たほうが球場も盛り上がる。それでも12球団が「ボールが飛ぶこと」にナーバスになるのは、投手の継投策を含めたディフェンス面での作戦に大きな影響が出るからだが、こんな見方もある。 プロ野球の本拠地球場の中で、最も本塁打が出やすいと言われているのが、東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアムだ。外野フェンスまでの距離が他球場よりも短いからである。 ※ ※〇2019年5月7日時点 巨人 防御率3・37 被本塁打34 ヤクルト 3・94 42 DeNA 3・99 29〇2018年シーズン 巨人 防御率3・79 被本塁打144 ヤクルト 4・13 143 DeNA 4・18 149 ※ ※ ”ホームランの出やすい”球場を本拠地としている巨人、ヤクルト、DeNAの成績を前年と比較してみた。今のペースで行けば、巨人は150本強、ヤクルトは170本以上の本塁打を献上してしまう。しかし、3球団ともチーム防御率は良くなっている。データ上では「被本塁打増=大量失点(防御率の悪化)」とは言えないのだ。 組織的隠ぺいも騒がれた13年当時、現役だった元プロ野球投手がこう言う。 「12年と13年で、ボールが違うってことはすぐに分かりました。変化球の曲がり具合が違ったんです。統一球が導入されたときも変化球の曲がり方が異なり、制球力に苦しんだ投手も大勢いました」 ボールを投げる側のピッチャーからこうした苦情は、今のところ出ていない。本塁打量産の真相はナゾだ。ファンのモヤモヤした気持ちも吹っ飛ばすような劇的なホームランが出ればいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年05月09日 17時00分
「美談にするな」巨人・高木の白星にファンから怒り 一方で…?
2日中日戦に登板し、久しぶりの白星を挙げた巨人・高木京介。その左腕の活躍が、ファンの賛否両論を呼んでいる。 高木は先発テイラー・ヤングマンの後を受け、五回表一死一、二塁の場面で登板。高橋周平を三球三振に斬って取ると、続く阿部寿樹も左飛に打ち取り火消しに成功。その裏に味方打線が一挙5点を挙げ、2点ビハインドをひっくり返したことにより、高木に勝利投手の権利が転がり込んできた。 その後、七回一死まで投げた高木は、「2回無失点・被安打1・3奪三振」と好投。チームが「9−3」で勝利を収めたことにより、2015年10月3日DeNA戦以来1307日ぶりとなる白星を掴むこととなった。 野球賭博への関与により1年間の失格処分(2016年3月)を受け、1年後に育成から出直していた高木。この活躍を受けたファンからは「育成からここまでよく這いあがった」「今日の出来が続くなら勝ちパターンもアリかも」「感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張って」といった声が寄せられ、「どん底からの復活」「苦難を乗り越え再始動」といった見出しで報道するメディアも散見された。 一方、今回の件に関しては、「どのツラ下げて帰って来たんだコイツ」「そもそも復活してほしくなかった」「高木が活躍しても何も嬉しくない、今からでも引退してほしい」といった批判も多数。また、「自業自得を美談にするな」「自分から落ちたのに復活って表現はおかしい」と、報道への違和感を訴えるコメントもあった。 高木は共に野球賭博に関与した笠原将生氏、福田聡志氏、松本竜也氏が無期限失格処分となった中、1人だけ前述した“温情裁定”を受けている。他3名と比べて悪質性が低いことが理由とされているが、「やったことは同じ」と同様の処分を望む声は今も少なくない。 巨人ファンのみならず、全てのプロ野球ファンを裏切った高木の不祥事。それが未だに暗い影を落としていることが、皮肉にも自身の白星によって浮き彫りとなっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年05月09日 11時40分
「斬新でいいじゃん」DeNA・スペシャルユニフォームがお披露目 テーマは宇宙…?
横浜DeNAベイスターズは、7月30日〜8月1日の対ヤクルトスワローズ戦を「YOKOHAMA STAR NIGHT 2019」と題して開催する。選手が着用し、観客にプレゼントされるスペシャルユニフォームのデザインが発表された。今年のテーマは「宇宙への航海」。発表会も横浜市内の「はまぎん こども宇宙科学館」で行われるこだわりようだった。 5月6日のイベントにはラミレス監督の他、同期入団の右腕、三嶋一輝と井納翔一が参加。三嶋は「スターナイトのユニフォームはルーキーのころから着ているので楽しみ」と語り、不思議な言動から”ハマの宇宙人”の異名を取る井納は「宇宙のワードに縁を感じた」とコメントし、会場の爆笑を誘っていた。 ユニフォームのデザインは、前後ともうず巻く宇宙空間をイメージした斬新なもので、胸には”Y”の文字を単体で配置。これは先に発表された「GIRLS FESTIVAL」のユニフォームと同様で既視感もあり、スッキリとした印象だ。ネットでは今シーズンの低迷もあってか「暗黒に吸い込まれるようだ」、「ビミョーなデザイン」などと辛らつな意見も見られたが、「斬新でいいじゃん」、「スタートレックのように突き進め」と、ベイスターズファンらしい、前向きなコメントも目についた。 STAR NIGHTはDeNA買収後の2012年から行われている夏の一大イベント。年々認知度は増し、近年はチケット争奪戦も過熱している。 しかしSTAR NIGHTの成績はというと、通算7勝12敗1引き分けと大幅な負け越し。しかも去年はジャイアンツに屈辱的な3タテを食らい、結果的にCS進出を逃す元凶と言っても過言ではない”真夏の夜の悪夢”のような3連戦になってしまった。派手なイベントは勝ってこそ、より盛り上がりを見せるもの。ラミレス監督も「今年は3戦全て勝ち、例年以上に盛り上がるイベントに」と高らかに宣言した。プレミアムチケットを手にしたファンのためにも、STAR NIGHT初の3連勝を有言実行してもらいたい。文 / 萩原孝弘写真 / 横浜DeNAベイスターズ
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スポーツ 2019年05月08日 22時30分
棚橋弘至が6.5両国大会でジェイ・ホワイトを相手に復帰戦!ジュースを狙う男は誰だ?
新日本プロレスのアメリカMSG大会(現地時間4月6日)以降、欠場を続けていた棚橋弘至が6.5両国国技館大会で復帰し、ジェイ・ホワイトと対戦することが決定した。 棚橋はMSG大会でザック・セイバーJr.のブリティッシュヘビー級王座に挑戦したがザックの関節技地獄の前にタップアウト。憧れの舞台だったMSGで勝利を飾ることはできなかった。帰国後、左ヒジの負傷で『レスリングどんたく』シリーズの欠場を発表。棚橋のSNSには治療に励む姿がアップされていたが、5月4日の福岡に来場するとリング上から「左のヒジを手術しました。先日ギブスも取れて、抜糸もしました」とファンに報告。さらに「6月5日、両国で復帰します!IWGPのベルトを狙います!」と復帰を明言した。 すると、ジェイ・ホワイトが外道とともにリングに上がり、棚橋に「ベルトは持っていないが、俺こそがチャンピオンなんだ!オマエは挑戦者の列の後ろに並んでおけ!」と怒鳴り散らして暴行。棚橋の左ヒジへのイス攻撃はヤングライオンたちに阻止され未遂に終わったが、「タナハシ、次は俺だ!」と棚橋との対戦をアピールした。 ジェイは今年の2.11大阪大会で棚橋をブレードランナーで沈め、IWGPヘビー級王座を初戴冠。その後、4.6MSG大会でオカダ・カズチカに同王座を奪われ“二カ月天下”に終わったジェイだが、棚橋を相手に連勝してオカダと再び戦おうと主張したいのではないだろうか。対する棚橋は2.11大阪のリベンジを果たし、9度目の王座獲りに向けて再スタートを切りたいところ。その直後には6.9大阪城ホール大会という上半期最大のビッグマッチも控えているだけに、このカードが両国で組まれたというのは興味深い。 「TIME’S UP おまえは終わりだ」 「2019年6月5日」 そんな謎のメッセージが場内ビジョンに映されたのは、5.3福岡大会の第5試合の終了直後。IWGP USヘビー級王者のジュース・ロビンソンが、6人タッグでチェーズ・オーエンズを仕留め、場内の歓声に応えていると突然場内が暗転。そして、ビジョンに映像が流れ始めたのだ。 バーで革ジャンを着た男が、店内のテレビに映るジュースの試合を見ながら、ナイフでカウンターに傷をつける。次の瞬間、画面には「TIME’S UP おまえは終わりだ」という文字が。男が席を立つと、最後に「2019年6月5日」という日時が出て映像は終了した。翌日の5.4福岡大会でも同じ映像が流れた。ジュースは「あのビデオはなんなんだ?6月5日とごていねいに日にちまで明かしてくれている。その日は『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.』の決勝だったよな。『終わりだ』と言われて、俺が『その通りだ』と答えるとでも思ってるのか?」と怒りをあらわに。 さらに「この赤い革のセクシーな“パーツ”(IWGP USヘビーベルト)は、俺の腰が一番似合ってるんだ。ナゴヤ(4.20名古屋大会)でファレを相手に防衛した後、俺は『(防衛戦の)4番手は誰だ?』と言った。相手が誰であってもケツに蹴りをブチ込んで、世界で最高のIWGP USヘビー級チャンピオンになってみせる!」と迎撃すると宣言している。6.5両国大会では、思わぬ選手がジュースを狙ってくるかもしれない。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月08日 17時30分
ラミレス監督「私が変わらないといけない…」意味深発言と連敗の原因
令和元年、最も「奇策」を弄(ろう)する指揮官は、横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス監督(44)かもしれない。 9番に野手を入れた変則打順は有名だが、17年のクライマックスシリーズ、日本シリーズで先発投手を救援マウンドに送って試合の主導権を奪い返した采配は、プロ野球OBの間でも評判になっている。そんなラミレス采配が“改元”した今季、空回りを続けている。 「10連敗の後、連勝したんですが、そのまた、連敗のドロ沼(5月3日から)にはまってしまい…。DeNA戦を取材するメディアの人数が増え始めたのが気になります」(プロ野球解説者) 「取材記者の人数が増えた」ということは、メディア各社も“最悪の事態”を念頭に置いているわけだ。シーズン途中での進退問題に発展しなければいいのだが…。 前述のプロ野球解説者が、低迷するチーム事情をこう分析していた。 「宮崎の打撃不振が大きい。ラミレス監督は宮崎の打順こそ下げましたが、スタメンからは外していません。宮崎に代わる好打の内野手もいませんので」 内野手は不足気味のようだが、外野手は“飽和状態”だ。たとえば、ソトは内野手登録だが、守備に難があるため二塁ではなく、外野で起用されることが多い。その場合、神里か梶谷のいずれかを外さなければならない。かといって、宮崎に本来のアタリが出ていない以上、チームトップ・タイの打点を稼ぐソトは絶対に外せない。こうした内野手と外野手のアンバランスな人数構成を指して、こんな指摘も聞かれた。 「外野手の筒香、梶谷は、もともと内野手でスタートした選手。打撃優先で外野にコンバートしたため、外野手の人数も増えていったんです」(ベテラン記者) ベイスターズは低迷していた時期が長い。その時代、結果を急ぐあまり、数年先を見越した「投手、捕手、内野手、外野手」のバランスを無視したドラフト指名を続け、そこに打撃優先のコンバートも重なった。そのツケが出たわけだ。 こうした「負の遺産」について聞かされると、今季の低迷はラミレス監督のせいばかりではないことは分かる。ただ、昨季最終戦後の南場智子オーナーとのやり取りが、ちょっと気になる。 ラミレス監督の続投は、昨季最終戦後に発表された。その最終戦に南場オーナーが駆け付け、直接、ラミレス監督に続投を要請したのだ。オーナーとの会談を経て、ラミレス監督が記者団の前に現れたのだが、こんな発言もしていた。「私自身が変わらないといけない」と…。 通訳を介してだが、南場オーナーの励ましに感動したとも話していた。 「昨季、ラミレス監督とコーチ陣の関係性がうまく行っていないように見えました。ラミレス監督はデータを重視しており、それを根拠に打順を変更したりしていました。コーチと意見が分かれたときは絶対に譲らない頑固な一面もあって…」(球界関係者) ラミレス監督は会談で、ワンマン采配に関して叱責されると思っていたよう。逆にオーナーから励まされ、コーチ陣からの進言にも耳を傾けなければならないと悟ったそうだ。それが「変わらなければならない」発言の意味だが、チームが低迷している今、コーチ陣がどんな進言をしているのか、懸念する声もないわけではない。試合中、ラミレス監督のそばにいるのは、通訳だけだ。 コーチ陣は進言しても聞き入れてもらえないと思い、諦めてしまったのか…。 ラミレス体制を支持するファンも多いだけに、前半戦の今のうちにチームを建て直すべきだろう。DeNAの敗因はグラウンドではなく、ベンチ内にあるのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年05月08日 11時30分
「痛いのに無理させるから…」ソフトバンク・上林が骨折、首脳陣を批判するファンも?
先月17日ロッテ戦で死球を受け、打撲と診断されていたソフトバンク・上林誠知。6日、その負傷が打撲ではなく骨折だったことが広く報じられた。 報道によると、上林は福岡市内の病院でCT検査を受けた結果、「右第4中手骨掌側剥離骨折」と診断。即座に登録抹消はされず、今後は状態を見ながら練習や試合に臨む見通しとなっている。 外野陣に離脱者が相次いでいたこともあり、上林は負傷発覚後も出場を継続。しかし、痛みが引かなかった影響からか、3日楽天戦以降は打席にも入っていなかった。また、死球を受けた先月17日終了時点で「打率.217・3本塁打・11打点・13安打」だった打撃成績は、6日終了時点で「打率.196・4本塁打・13打点・19安打」。どの部門もほとんど数字が伸びておらず、打率に至っては1割台まで落ち込んでいた。 今回の一件を受けたネット上には、「やっぱり骨折だったのか」「無理をさせずに一度抹消した方がいい」といった反応が寄せられている。また、中には「痛いのに無理させるからこうなる」「試合に出たいと言っても止めるのが首脳陣の仕事」といった批判も見られた。 当初軽傷とみられていた怪我が、実は重傷だったという事例は少なくない。例えば、右手首に炎症を抱えながら今春のキャンプを過ごした日本ハム・清宮幸太郎は、その後オープン戦で右手有鉤骨の骨折が判明。2か月が経過した現在も、復帰に向けたリハビリを強いられている。 また、無理を押しての出場が、成績に影響を及ぼすケースもある。先月21日日本ハム戦の試合前にコーチと激突し左目下を10針縫ったロッテ・中村奨吾は、前日終了時点で「打率.281・5本塁打・12打点・18安打」と好調。しかし、6日終了時点では「打率.223・7本塁打・17打点・25安打」と、打率を大幅に落としてしまっている。 今回骨折をした上林は、キャンプ中に腰の張り、開幕直前に背中の張りに見舞われてもいる。これ以上の負傷を防ぐため、首脳陣には適切な判断が求められているといえそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年05月07日 22時30分
KNOCK OUT平成最後の大会で小野寺力プロデューサーの退任発表!20日に新体制会見!
ブシロードグループのキックスロードが運営するキックイベントKNOCK OUTが4月29日、記者会見を開き、2016年の設立時からプロデューサーを務めていた小野寺力氏の退任を発表した。 この日、KNOCK OUTは平成最後のビッグマッチ「KNOCK OUT 2019 SPRING『THE FUTURE IS IN THE RING』」をベルサール高田馬場で開催。イベント終了後、小野寺氏はキックスロードの原田克彦社長とともに会見に臨んだ。 小野寺氏は「2年ちょっとですが僕なりに精いっぱいやってきました。僕の力量ではここまでかなというのがあります。でも前身のNO KICK NO LIFE時代から、閉鎖的だった各団体が交わらないというのを打ち破って、王者同士が戦うコンセプトは自分なりにできたと思っています」と回顧。 「王者同士の試合が当たり前になって、これまでの流れはぶっ壊せたと思います。決してネガティブなことではなく、これからもKNOCK OUTはキックボクシング界に新しい風を起こして突き進んで行くと信じています」と期待を寄せた。 原田社長は「小野寺プロデューサー(に)は、2016年12月のKNOCK OUT旗揚げから多大なる尽力をいただき、今のキック界の盛り上がりの先駆けとなる流れを作っていただきました。小野寺プロデューサーには大変感謝しております。今後について検討協議を重ねた結果、KNOCK OUTは新しい体制のもと継続していくこととなりました」と報告した。 今後については「8月18日に大田区総合体育館で『K.O CLIMAX 2019』という大会を予定しております。こちらは新体制の詳細とともに、今月20日に記者会見を開き、発表を行います」とした。8月、KNOCK OUTが新体制のもと再始動する。 “神童”那須川天心を世に出した大会としても知られるKNOCK OUTだが、昨年末から動員力にかげりが見え始め、2月の大田区大会では空席が目立つなど、天心に続くスターの育成が急務とされていた。“スター候補”である石井一成や、小林愛三は「令和のKNOCK OUTも引っ張っていく」と口にしている。20日の会見ではどんな発表があるのか注目される。なお、小野寺氏は今後について明らかにしていない。こちらの行方も注目されるところだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月07日 17時50分
巨人 長嶋茂雄より難解な原監督「意味不明」若大将語録
17試合を終えた時点で2ケタ勝利に到達するなど、順調にペナント争いを続けている第3期原巨人。 「4月20日の阪神戦は投手戦となりました。試合を決定づけたのは今季初スタメンの伏兵・石川慎吾の2ランでした。試合後、原辰徳監督(60)は、石川の起用が吉村禎章一軍打撃総合コーチの推薦だったことを明かすなど、周囲をヨイショしていました。そういう発言が出るのは、チームの雰囲気がとてもいい証拠と言えます」(スポーツ紙記者) チームが好調だからか、自身も“絶口調”の原監督。「原語録」というべきか、独特の言い回しで、チーム内はおろか、取材陣が混乱することもあるという。ひょっとしたら“通訳”が必要かもしれない。 そんな原語録に最近、こんなものがあった。 14日のヤクルト戦を6対11で落とした試合後、投手陣の不甲斐なさを指し、次のようにコメントした。「私も含めて担当コーチというものが“焼きごて”を入れるくらいのね、反省をしないといけない」 焼き印や溶接をする際に使う工具を例に出したわけだが、戸惑った取材陣も少なくなかったという。「厳しくお灸を据える必要がある」との意味だろうが、焼きごてを例に出すところが、原監督独特の感性とも言えそうだ。 独特の感性と言えば、3度目の就任会見でも「戦う集団」とは思えないような言葉を用いていた。「“のびのび”の言葉には、ちょっとビックリでした。チームは4年連続で優勝を逃し、切羽詰まっているはずなので」(ベテラン記者) 約30分の就任会見の中で、6度も「のびのび」を使った原監督。そういえば、初めて監督に就任した時も“ジャイアンツ愛”なる言葉を用いている。“愛”は戦う集団には相応しくない言葉だが、ミスマッチだった分、ファンにインパクトを与えたのも事実である。 「原監督は『この言葉を使おう』みたいなことを考えているかもしれません。これは、グラウンド外で交遊のあった故・星野仙一氏の影響だという指摘もあれば、東海大学時代からの兄貴分で、国際武道大学野球部・岩井美樹監督の受け売りだとも言われています。岩井監督は大学代表の指揮官も務めた指導者で、広島に移籍した長野久義も代表チームで薫陶を受けましたが、原監督の発するコメントとは異なる部分も多いそうです。原監督は独特の言い回しを用い、岩井監督は教育者らしい人生訓がある、と」(球界関係者) ならば原監督が独自に編み出したものと見ていいだろう。過去の監督時代には、こんな発言もあった。「(’07年、試合相手の)中日の先発の予想を右投手とスポーツ新聞で報じており、その対策をしたオーダーだったが結局違った。この試合は敗れ、CSも敗退と…」「背伸びをしたって、たかが知れている。背伸びをしたまま生活したら、つまずくだけ」「長いペナントレースを制せたのは、自己犠牲をしてくれた選手のおかげです」 クスッと笑えるところが、原監督らしい。 また、昨年10月、就任直後の昨年秋季キャンプでは、「野球ができない状況であれば、社会人的に言うならば職場放棄である」と、選手たちを前に言っている。要するに、「怪我をするな」の意味だが、社会人経験のない選手たちを前に「一般社会」を例に出しても、分からないだろう。 同様に、昨年11月12日、元木大介内野守備兼打撃コーチをほめる時も、独特の言い回しを用いた。「(元木には)目と鼻がたくさんついている。一つのボールで一体感が出てきたような気がするね」 かつて、長嶋茂雄終身名誉監督がユニホームを着ていた頃もそうだった。「おもしろ発言」が飛び出し、選手もそれにつられて、厳しさの中にも明るさが生まれたのだった。 しかし、原監督がそんな長嶋采配を意識しているのかといえば、少し違う。「長嶋監督の時代には“通訳”がいました。腹心のコーチたちが、長嶋氏が何か発言すると、噛み砕いて説明していたのです。原監督には、そういう意味での通訳はいません」(前出・ベテラン記者) 先の“のびのび”発言だが、「選手に向けてのメッセージだったのではないか」と振り返る声も聞かれた。過去10年の采配で、通算7度のリーグ優勝と、日本一3回。当然、4季連続で優勝を逃し、’19年は何がなんでも優勝しなければならない。その重圧に対し、「のびのびやろう」という、原監督なりの配慮だったとも思われる。 さらにいえば、現選手のほとんどが前監督時代を知っている。そのことを指して、こんな声も聞かれた。「原監督は阿部慎之助にもバントのサインを出したことがあります。采配は管理野球ですよ。その厳しさを和らげる目的もあったのではないでしょうか」(前出・球界関係者) 管理野球は“のびのび”とは真逆。“焼きごて”はユーモアに近い。大量失点を許した投手陣に、もっと怒りたかったのだが、「まだその時期ではない」と我慢して出たものかもしれない。 いずれにせよ、相反する「のびのび路線」で管理野球を徹底させるのが第3期政権だとすれば、ますます通訳が必要になりそうだ。 「今回、GM制が排除され、原監督の一存で選手補強が決まります。ヘタに独走しなければいいのですが」(前出・スポーツ紙記者) 原語録に、選手を怒鳴りつけない心境も隠されているのなら、興味深い。こちらも要注目だ。
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スポーツ 2019年05月07日 17時40分
阪神“平成の負の遺産”を矢野監督は払拭できるか? カギとなるのはドラフトと…
改元による特集企画が各業界で行われている。プロ野球セ・リーグの平成時代を振り返ってみると、改めて分かったことがある。「強いチーム」を作るには長い歳月が必要だ。巨人 2263勝1839敗80分け中日 2104勝1996敗86分けヤクルト 2049勝2969敗81分け広島 2026勝2077敗85分け阪神 1978勝2132敗78分けDeNA 1838勝2274敗76分け これは、平成の通算成績である。勝利数トップの巨人が12回のリーグ優勝を果たしており、ヤクルト6回、中日5回、広島4回、阪神2回、DeNAは1回。これだけだと、「勝利数=優勝」という単純なデータだが、セ・パ両リーグの個人打撃成績を重ねてみると、意外な結果が出た。安打 金本(2539)石井琢(2432)立浪(2405)本塁打 金本(476)ローズ(464)清原(434)打点 金本(1521)中村紀(1348)小久保(1304)盗塁 赤星(381)荒木(378)松井稼(363) 途中で移籍した選手もいるため、選手の稼いだ数字が最終在籍チームに貢献したことにはならないが、安打、本塁打、打点、盗塁のトップは“阪神選手”だ。「なぜ、阪神は勝てないのか」「2回しか優勝できなかったのか」と思ってしまう。だが、近年のプロ野球界で、重要視されている中継ぎ投手の「ホールドポイント(=HP)」と「ホールド」について見てみると、ひとつの仮説に辿り着くことができる。1 宮西尚生338HP/305ホールド2 山口鉄也324HP/273ホールド3 浅尾拓也232HP/200ホールド4 マシソン191HP/166ホールド4 藤川球児191HP/140ホールド6 五十嵐亮太187HP/159ホールド7 青山浩二180HP/147ホールド8 平野佳寿169HP/139ホールド9 高橋聡文167HP/141ホールド10 増井浩俊166HP/140ホールド セットアッパー10傑の中に、阪神投手は2人。9位・高橋は16年から移籍した投手で、阪神では挙げたホールド数は42。ホールド数の大半はプロ野球人生をスタートさせた中日で稼いだものとなる。これに対し、平成で12回のリーグ優勝を誇る巨人は山口鉄也を育て、そこに助っ人のマシソンを加えるリリーフ陣を編成してきた。 かつて、阪神にも「JFK」という鉄壁のリリーフトリオがいた。彼らが奮闘した時代にリーグ優勝もしているが、3投手の中で今も現役なのは藤川だけで、それに代わる生え抜きのセットアッパーが育っていない。 チームの中心は「4番、エース、クローザー」であり、投手継投策が完全に定着した近年、強いセットアッパーも重要どころとされている。しかし、阪神はこのチームの中核を外国人選手や途中加入の選手に託すシーズンが多かった。平成の本塁打、打点、安打の3部門トップである元主砲・金本知憲も、途中加入だ。 令和元年の今シーズンも、エースがメッセンジャーで、クローザーがドリスだ。エース候補だった藤浪晋太郎はドロ沼の大スランプを抜け出せていない。矢野燿大監督が我慢しながら、大山悠輔を4番で使い続けているのは、数年後を見越してのことだろう。 チームの中核を生え抜き選手で固めたチームは強い。阪神にとって、平成はドラフトと育成の両方で失敗した時代とも言えそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年05月07日 17時00分
「不振の象徴は外角の…」巨人・岡本和真の苦悩 その原因は?
重圧の中、若き主砲がもがいている。 昨年、3割30本100打点をクリアし、大ブレイクを果たした巨人の岡本和真。今季も4番としての活躍が期待されるも、思うようなパフォーマンスを発揮できていない。背番号25は今、大きな壁の前に立ちすくんでいるようにも見える。 今季、GWを終えた時点で特に気になるのが三振数だ。その数はここまで試合数を上回る36個、打数のおよそ30%に当たる。さらに深刻なのはその内容で、大振りな面が特徴ではあるとはいえ、今季は外角のボール球で仕留められるケースが多い。 10得点で大勝した5月6日のDeNA戦。岡本は2三振を記録していて、2打席目はインサイドを攻められた後、外のボール球をたて続けに空振りし三振、第4打席には近めのボールに手が出ずフルカウント後、外の際どいコースを見逃し。不振を象徴するような三振を喫し、いつもの無表情のまま首を傾げていた。 昨季も三振の数はトップのヤクルト・バレンティンと一つ差の120個だったが、大きく上回るペースの今季序盤の岡本。今後、さらに厳しくなっていくであろう内・外角の攻めに対する見極めが、「2年目のジンクス」打破の大きなポイントとなるだろう。 岡本のみならず、2019シーズンは、パリーグでも昨年24本塁打と飛躍を遂げた千葉ロッテの井上晴哉、パ新人王の楽天の田中和基も成績が上向いて来ておらず、いずれも2年目のジンクスに苦しんでいる。開幕から一か月余りが過ぎ、チームの顔として多くの視線を一身に集め続けているこの時期、どれだけ復調出来るか。プロ野球選手としてのキャリアの分岐点を迎えていると言えるのではないだろうか。 原監督は昨年の就任直後、「4番を競わせることは無い」と語った通り、開幕以後4番の座から岡本を動かすことなく5月を迎えた。だが、チームは首位と好調の中、代名詞とも言える本塁打は先月19日の7号を最後に沈黙のままだ。若き主砲の苦悩は続いている。(佐藤文孝)
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スポーツ
国際球問題の真相
2010年02月15日 13時00分
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スポーツ
契約保留者続出の余波? 城島加入で阪神分裂も…
2010年02月15日 12時00分
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スポーツ
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元阪神タイガース・源五郎丸洋さん
2010年02月13日 12時30分
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スポーツ
宙ぶらりんの高橋尚成
2010年02月13日 12時00分
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スポーツ
オーナー陣営は困惑! ドラフト改定で二軍FA制度も導入か…
2010年02月12日 14時00分
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スポーツ
あのイチローの好敵手がメジャー失格の烙印!?
2010年02月11日 13時30分
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スポーツ
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元広島東洋カープ・外木場義郎さん
2010年02月10日 13時00分
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スポーツ
前途多難な2010年日本プロ野球界!
2010年02月09日 16時30分
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スポーツ
プロ野球お財布事情 ドラフト&新戦力の偵察も経費節減へ!
2010年02月09日 14時30分
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スポーツ
朝青龍 プロ格闘家転身はありえない!?
2010年02月09日 13時30分
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スポーツ
春のジャンボ・宝くじの新外国人選手
2010年02月09日 12時30分
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スポーツ
甲子園大会のスター候補はジャイアンツ出身!?
2010年02月08日 12時30分